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ヒグマとの戦い(ヤマケイ文庫)

¥990 税込

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著者:西村 武重
発行元:山と渓谷社
240ページ
文庫判 148mm × 105mm

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  出版社紹介文より
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大正から昭和にかけて猟銃を携え北海道の原野を駆けめぐった、ある狩人の若き日の冒険譚!
狩猟の隠れた名著を未公開写真も収録して文庫で復刊。


100年前の祖父は山野を縦横無尽に駆け巡り、狩猟に釣り、温泉開発、鉱山発掘などフロンティアマンとしてその時代を生きていた。
100年前の根室原野を駆け巡った祖父の冒険談の楽しさが伝わると幸いです。
(「祖父・西村武重について/西村穣」より)

私の叔父(北海道石狩郡当別村)が狩猟家であったので、私の家(札幌郡篠路村)へ訪れると、大きなガンやカモ、ウサギなどをおみやげに時々持って来た。私は大人になったら狩人になろうと思った。
私は、明治四十四年より今日に至るまでほとんど一生を、未開の森林渓谷を探して、狩猟と釣りに費やしたようなもので、最早人生の終着駅にあり気息奄々たる老爺となってしまった。この本にあるものは大正から昭和にかけての若き時代の思い出の昔話である。
(「まえがき」より)

【目次】
◆祖父・西村武重について 西村穣
◆まえがき

◆ヒグマとの戦い その1
風連原野のヒグマ/牧場のギャング/茶内林野のヒグマ/養老牛のヒグマ/ケネカ川の大ヒグマ

◆カクレ原野とガンピ原
キネズミを追って/キツネに化かされたか?/カクレ原野の一夜/アマッポーとヒグマ/ヒグマとの死闘/篠路村の浪さん/ウサギの止め足/
キツネ狩り/再びキツネ狩り/ピヨッペの砂金山

◆アイヌの狩猟
酋長榛幸太郎/さんけ爺々/老アイヌの昔話

◆ヒグマとの戦い その2
千島エトロフ島のヒグマ/エトロフ島へ/指臼の硫黄山/ヒグマの襲来/硫黄鉱調査/東海岸を探る/再びヒグマが……/
ヒグマを倒す/紗那神社/美しい未亡人/島との別れ

◆尾岱沼と野付岬
野付半島のガン/カワウソと狂女

◆養老牛温泉を中心として
原野移住/養老の滝/ヤマベ釣り/カムイヌプリの猛吹雪

◆あとがき
◆解説 服部文祥

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