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驚嘆!セルフビルド建築 沢田マンションの冒険(ちくま文庫)
¥1,320
SOLD OUT
著者:加賀谷哲朗 発行元:筑摩書房 308ページ 文庫判 148mm × 105mm *********************** 出版社紹介文より *********************** 他に類を見ない巨大セルフビルド建築、沢田マンション。日本版サグラダファミリアとも称されるこの建物がどのように継ぎ足しながら作られ、いかに住民に使いこなされてきたのか。4階に釣堀、5階に水田が広がり、屋上の自家製クレーン、謎の地下室、お座敷バスまである建築物の魅力に迫る。住民主催の沢マン祭りなどコミュニティとしての魅力も! 【目次】 01 沢田マンションという建築物(沢田マンションのココがすごい!沢田嘉農さんって何者?) 02 沢田マンションの歩き方―沢マンを読み解く13のキイワード(構築のシンボル沢マン柱ガイド 世界に繋がる角出し建築 ほか) 03 沢田マンションに暮らす人々と生活(沢マンEXPO開催!受け継がれる沢マン文化 ほか) 04 沢田マンション図面集成(南立面図平面図 ほか) *********************** 店主コメント *********************** 「沢田マンション」は高知県に存在するセルフビルドの集合住宅。入居者がいる中でも増改築をくりかえしたという、まさに日本のサグラダファミリア。オーナー家族が独学で造り上げた常識外れの建築物を、著者が建築家の目線でわかりやすく解説します。 オーナーの思いつきによって生み出された構造が、空間や住民たちに与えるプラスの効果が面白いです。さらには考現学的、あるいはトマソン的な味わい深さまで含んでいる。「沢マン」の魅力が余すところなく紹介された一冊です。
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深澤直人のアトリエ
¥3,850
SOLD OUT
著者:深澤直人 発行元:平凡社 184ページ 215mm × 152mm ハードカバー(クロス装) *********************** 出版社紹介文より *********************** 世界的に著名なプロダクトデザイナー・深澤直人。2021年に、自らが設計を主導した自宅兼アトリエでの生活を綴ったエッセイ。
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グラフィック・ビートルズ
¥3,960
SOLD OUT
著者:松田行正 発行元:Book&Design 296ページ 170mm × 115mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** ビートルズのアルバム11 枚のジャケット・デザインを1 章ずつ解説。デザインの「革新性」を20 世紀デザイン史の中に位置付け、「デザインの歴史探偵」を名乗るデザイナーの松田行正が検証します。 表紙に付けられたA1 判大のパロジャケ・コレクション・ポスター(CD180 点以上、書籍34 冊を掲載)も圧巻。書籍でしか味わえない造本の魅力が満載です。 ※上記のポスターは折りたたまれた状態で表紙に貼られています(写真2枚目)
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民具のデザイン図鑑
¥2,420
SOLD OUT
編集: 武蔵野美術大学民俗資料室 監修: 加藤 幸治 発行元:誠文堂新光社 192ページ 210mm × 148mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** ■民具からデザインのヒントを見つける 特定の設計者がいない、人々の暮らしから生まれる民具の造形には、身体性や生活の現場において理にかなった造形やデザインのアイデアが秘められています。 民具の分類としては衣・食・住など「用途別」による分類・整理が一般的ですが、本書では形態、機能、素材、意味などに注目し、民具がもつ豊かなデザインの世界をあらためて問い直します。 「小さな森で身を包む」「つくろいの造形」「布で情景を描く」などのトピックを立て、ビジュアルを豊富に用いながら、用途の枠を超えて民具の魅力を横断的に読み解きます。 収録する民具は、武蔵野美術大学民俗資料室が収蔵するおよそ9万点のコレクションから精選。本コレクションは、民俗学者・宮本常一の指導により収集が始まり、生活用具、郷土玩具、信仰資料など、国内有数の収蔵品を誇ります。 *********************** 店主コメント *********************** 日本の民具のデザインには当時のライフスタイルが投影されています。 藁や竹で編まれた幾何学的模様もさることながら、ページをめくっているうちに民具を形作る曲線の素晴らしさに気付きました。これを手作業で作っていたというのだから感服してしまいます。
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FAR COAST
¥4,400
SOLD OUT
著者:YUNOSUKE 発行元:EDIT BY BODY 225mm × 160mm × 16mm *********************** 店主コメント *********************** 書籍やCDジャケット、広告や店舗ロゴなど多方面で活躍するイラストレーター/グラフィックデザイナー・YUNOSUKEの初作品集。 すっきりとしたタッチが爽やかな印象を与えます。 西海岸の空気感が伝わってくる作品集です。
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柳宗理エッセイ(平凡社ライブラリー)
¥1,430
SOLD OUT
著者:柳宗理 発行元:平凡社 350ページ 160mm × 105mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 本書は著者が八八歳で刊行した初の著作選集。デザイン論、数々の自作解説をはじめ、伝説的連載「新しい工藝・生きている工藝」、日本と世界のアノニマス・デザイン、そして父・柳宗悦と民藝運動について-。柳宗理の一貫した思考を、この一冊に集成。 【目次】 デザインとは何か デザインが生まれる瞬間 新しい工藝・生きている工藝 日本のかたち・世界のかたち 民藝とモダンデザイン 柳工業デザイン研究会
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芸術家たち 2 ミッドセンチュリーの偉人 編
¥1,650
著者:河内タカ 発行元:オークラ出版 160ページ 195mm × 148mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 芸術家の人生を読んで知る。より多くの人がアートに親しみ、楽しむきっかけを作る1冊です。 約30年間をアメリカで過ごし、ニューヨークを拠点にアートや写真のキュレーション、そして写真集の編集を数多く手がけてきた河内タカ氏が、世界の建築家・デザイナー総勢31名をピックアップし、それぞれのアーティストについて作家同士のつながりやネットワークとストーリーを交えて語ります。そして、イラストレーターのサンダースタジオによる独自の視点で切り取った各アーティスト、いわゆる一般的なポートレートではなくそのアーティストにまつわる要素がしっかりと表現されたイラストでご紹介。河内氏の軽妙な語り口と、サンダースタジオによるユーモア溢れるポートレートのコラボレーションです。 敷居の高い“アート”ですが手に取りやすい内容、デザインになっているため、より多くの人がアートに親しみ、楽しむきっかけを作りたいと考えております。第2弾目は、ミッドセンチュリーで活躍していたアーティストたちのお話しです。
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芸術家たち 建築とデザインの巨匠 編
¥1,650
著者:河内タカ 発行元:オークラ出版 152ページ 195mm × 148mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 教養として知っておきたい「アート」を楽しみながら、読んで学べる、 入門者のためのアートガイドブック『芸術家たち』。 シリーズ化を目指して刊行する一冊目のテーマは、「建築・デザイン編」。 著書『アートの入り口』や雑誌『&Premium』の連載、 日本経済新聞のコラムなどで知られる著者・河内タカが、 20世紀の現代建築とモダンデザインの礎を築いた 巨匠31組の偉大な足跡を洒脱なエッセイで紹介していきます。 2020年の東京オリンピックを前にますます高まる建築とデザインへの社会的な関心。 学生から、教養として建築やデザインを学びたいと考えるビジネスパーソンまで、 多くの人の知的好奇心を刺激し、その世界へと誘う入門書の登場です。 POINT 1: 建築とデザインの歴史が、この一冊でまるわかり。 世界遺産に認定された「国立西洋美術館」を手がけたル・コルビュジェから、 今年創立100周年を迎えた「バウハウス」の初代校長ヴァルター・グロピウスまで。 時代を作った総勢31組を日本・北南米・ヨーロッパの3章に分けて ダイジェスト的に紹介していきます。 POINT 2 : ユーモアあふれるイラストとブックデザイン モノとしての「本」の魅力にこだわった装丁、サンダースタジオによる 巨匠たちポートレートも本書のチャームポイント。 誰にでも手に取りやすく、インテリアとしても欲しくなる本を目指しました。
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デザインのめざめ(河出文庫)
¥748
著者:原研哉 発行元:河出書房新社 152ページ 文庫判 148mm × 105mm *********************** 出版社紹介文より *********************** デザインの最も大きな力は目覚めさせる力である――。 マカロニ、温泉、セーター、数学など、日常のなかのふとした瞬間に潜む「デザインという考え方」を、ていねいに掬ったエッセイたち。日本を代表するグラフィックデザイナーによる好著。
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普段着の住宅術(ちくま文庫)
¥968
著者:中村好文 発行元:筑摩書房 304ページ 文庫判 148mm × 105mm ~出版社紹介文より~ 目いっぱいおしゃれをして目立つ住宅ではなく、住む人の生活を穏やかに受け入れる家、一つ屋根の下に生活のすべてがすっぽりとバランスよく収まっている家―そんな家で暮らしたい。居心地のよい住宅づくりで定評のある建築家が、みずからの体験を踏まえた住宅論から、家具や愛読書に至るまでを語る。想像の中で自身が住み手となることで生まれてくる間取りや設計上の工夫とは、どんなものなのだろう。暮らす豊かさの滋味を味わう建築書の名著。文庫化に際し、「建築家の本棚から」など大幅に加筆。 【目次】 「小屋」から「家」へ MITANI HUT 1994 三谷さんの家1985 生活の機微に対する観察力と想像力をもって コルビュジエの「UNE PETITE MAISON」母のための家の仕掛け NISHIHARA HAUS 1995 製図道具の老兵たち 箱型の建築をめぐって 抽斗壁 指物から建築へ 一緒に暮らす家具たち PIZE HOUSE 1992 旅の愉しみ 私家版 住宅用語辞典 新井薬師の住宅 1999 上総の家1992 風土、風景、生活に寄り添うかたち 手ざわりの想像力 建築家の本棚から ~店主コメント~ 「腕の良い町の仕立屋の服」、それが建築家である著者が理想とする住宅建築のイメージ。著者自身が手掛けた住宅の紹介や設計にまつわるクライアントとのエピソードは、自分の身の丈に合った住まいについて考えるきっかけを与えてくれそうです。 そのような視点は賃貸物件や、部屋づくりにも共通しているのでは。 住宅論の他、仕事道具や家具、愛読書についてまで語られたエッセイ集。 戸建て、アパートに関わらず住まいに興味のある方はぜひ!
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線の冒険 デザインの事件簿(ちくま文庫)
¥1,650
SOLD OUT
著者:松田 行正 発行元:筑摩書房 400ページ 148mm × 105mm ソフトカバー ~出版社紹介文より~ 線とは点が動くことによってできた、運動の軌跡。点が動けば元の点があった場所は消滅する。点の足取りを記すことができるのは線だけ。そこに多くのドラマが生まれる。ジグザグ線が絡むユダヤ博物館とビートルズの『アビイ・ロード』の話。見えない恐怖の視線として窓から侵入するペストや放射能の話。旋回する線、立体化する線、饒舌な線…。線をめぐる寄り道だらけの一冊。 【目次】 規格化された線―子午線・光速など直線を測るための基準値を探すメートル法 ひび割れ線―偶然できたひび割れと、デュシャン“大ガラス”と洗濯機 魔方陣の線―タテヨコ斜めの数字の和がすべて同じになる魔法陣の軌跡 饒舌な線―線がどんどん加わって複雑になった記号 神風と空爆―日本を初空爆した爆撃機と風船爆弾の軌跡 線状地図―ヴェルヌのノーチラス号の軌跡と、パワーズ・オブ・テン 垂直の快感と恐怖―直線こそ命、いや命を奪う直線ならぬ、垂直線のギロチン 線状人間―人体で描く文字と、人体の形を秘めた漢字 立体化する線―立体的に見えるように工夫された文字や記号の線 筋の線―火星で見つかった筋からはじまった対火星人との宇宙戦争 〔ほか〕
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デザインはどのように世界をつくるのか
¥2,200
著者:スコット・バークン 訳者:千葉 敏生 発行元:フィルムアート社 240ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** ノートルダム大聖堂の火災はなぜ止められなかったのか? セグウェイはどうして失敗したのか? 女性用トイレにだけ行列ができるのはなぜか? USBケーブルが半分の確率で入らない構造なのはどうして? 病院が居心地悪いのはなぜか?……ひとつでも気になったら、ぜひ本書の読者になることをおすすめします。その裏側にある仕組みを知れば、目の前にある世界の見方が変わるはずです。 マイクロソフトでシステムやウェブサイト、ユーザー・インターフェースなどのデザインを多数手がけてきた著者が、私たちの身の回りにある製品やシステム、都市計画などを「デザイン」というレンズで見つめ、その製品が失敗している理由や成功している理由を説得力のある説明でひも解いていきます。そこにはより民主的な社会をつくるためのヒントがたくさん詰まっています。 すべての章が、コンパクトで読みやすくまとめられていますが、そのなかでは「つくることとデザインすることの違い」「よいデザインとは?」「誰だって何かをデザインしている」「デザインはデザイン・チームの映し鏡」「解決策は問題を生み出す」といった章タイトルが示すように、それぞれ深い議論が行われています。本書を読めば「デザイン思考」「ソーシャルデザイン」「UX(ユーザーエクスペリエンス)」「顧客中心主義」など現在話題に上がっているデザイン用語を冷静に見つめ直すきっかけになるはずです。 また、読者が身の回りの世界を見つめ直すいい道具となる「デザイン・チェックリスト」や、より深くデザインの世界に飛び込む助けとなる参考資料のリストも用意。多くの読者にとって、世界を広げるための入り口として機能することでしょう。 新型コロナウイルスによって目の前の世界が変わり、テレワークの推進など働き方が変化しているなか、デザインを通して社会の構造を見つめ直す本書は、コロナ以後の世界を生きるために必要な新しい視座を教えてくれるはずです。 【目次】 はじめに 第1章 すべてのものにデザインがある 第2章 つくることとデザインすることの違い 第3章 よいデザインとは? 第4章 人間を第一に考える 第5章 誰だって何かをデザインしている 第6章 あなたの住む街で 第7章 スタイルはメッセージ 第8章 どう機能するかがデザイン 第9章 対価を払う人がいる 第10章 決めるのは権力者 第11章 デザインは動詞である 第12章 ポケットのなかにはチケットがひとつ 第13章 アイデアとシステム 第14章 デザインはデザイン・チームの映し鏡 第15章 どう考えるかが重要 第16章 価値とトレードオフ 第17章 デザインとは流れである 第18章 対立を生み出すデザイン 第19章 解決策は問題を生み出す 第20章 見方を変える――あなたの世界を改善するためのデザイン・チェックリスト 行動に移す――世界のデザインを改善するためにあなたができること お勧めの参考資料
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モノからモノが生まれる
¥3,960
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著者:ブルーノ・ムナーリ 訳者:萱野有美 発行元:みすず書房 392ページ 188mm ×123mm ハードカバー ~出版社紹介文より~ 「企画するのは、そのやり方を知っていれば簡単なこと」と、さらりムナーリは言い切る。本書では、その言葉に応えるために、料理にはじまり家具、アクセサリー、子供のためのおもちゃや本、車、建築など、さまざまな種類のモノについて、その具体的成功例・失敗例を取り出し検証しながら、企画設計の方法論を明快に示してゆく。 優れて機能的で美的、いつしか長く愛されつづけている無名の日用品に「本質的なモノ」という言葉を向けるムナーリからは、〈デザイン〉の社会的役割、〈デザイナー〉の職能への期待と情熱が伝わってくる。 「豪華さはデザインの問題ではない。」 【目次】 デカルトの方法における4つの規則 企画の方法を知る 豪華さについて 緑色のリゾット 企画の方法論 デザインの問題がある分野とは? 問題とはなにか? スケッチとデッサン 模型 分析表 コンパッソ・ドーロを無名品に 単純化する フォルムの一貫性 ヒゲソリの進化 居住可能空間 星座 アビタコロ パッチワーク ニットのランプ 読めない本 本の前の本 遊びと玩具 展示のための構造 風向風速計 スクーター プレファブリケーション 木々の大通り グランツーリズモ・バス 展覧会用の装備 リサイクル ダブル・イメージ 視知覚のヴァリエーション 生体工学 近接学 人間工学 照明技術 鋳型 すべての感覚に働きかける設計 参考文献 訳者あとがき
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だれも知らないレオ・レオーニ
¥2,750
SOLD OUT
著者:森泉文美 松岡希代子 発行元:玄光社 224ページ 210mm × 148mm ソフトカバー ~出版社紹介文より~ 「レオ・レオーニ」を知っていますか? 『あおくんときいろちゃん』『スイミー』『フレデリック』などの作品でだれもが知っている絵本作家、レオ・レオーニ。 意外にも絵本制作のはじまりは49歳と、早くはありません。彼の人生を紐解くと、さまざまな事実が浮かび上がります。 ユダヤ系の父とオランダ人の母との間に生まれ、叔父たちのクレーやシャガールなどのアートコレクションに囲まれ育ったこと。 大学で経済学を学ぶものの興味が持てず、映画やアート、グラフィックデザインなどのアーティストとして道を模索したこと。 ファシズムの台頭により亡命を余儀なくされ、たどり着いたアメリカでビジネス雑誌『Fortune』やオリヴェッティのアメリカ支店、MoMAやユネスコと仕事をし、グラフィックデザイナー、アートディレクターとして大成したこと。アレクサンダー・カルダーや親友のベン・シャーンに影響を受け、絵画や彫刻に取り組んだこと。 はじめての絵本『あおくんときいろちゃん』を出版以降、絵本の制作に真摯に取り組み、アートディレクター時代のレオに作品を持ち込んだことがきっかけで知り合ったエリック・カールにも後年絵本の制作を熱心に勧めたこと。 また、戦争や人種や性別による差別に反対し、平和を訴え、政治的な活動に参加する一面もありました。 本書には、それを裏付けるように近年の調査ではじめて発見された風刺画なども収録されています。 彼が生涯模索した「アーティスト」の姿とは、一体どんなものだったのでしょうか。 【目次】 はじめに……P.1 グラフィックデザインとイラストレーション……P.14 絵画と彫刻……P.98 絵本……P.164 誰も知らなかったレオ・レオーニ……P.214 年譜……P.216 あとがき 旅の終わりに……P.220
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眼の冒険 デザインの道具箱(ちくま文庫)
¥1,650
著者:松田行正 発行元:筑摩書房 432ページ 文庫判 148mm × 105mm *********************** 出版社紹介文より *********************** 星雲、指紋、素粒子の飛跡。フトンタタキ、ケルトの装飾、コルビュジエのモジュール…。 ある種の図像から呼び起されるイメージを整理し、歴史や文化的な文脈を超えて顕れる象徴的な意味を読み解くことで、私たちが無意識に行なっているデザイン的思考の臨界点にせまる。「私たちの思考の衰弱を衝く一冊」(鷲田清一「解説に代えて」より)。 図版資料満載の美装文庫。 【目次】 1 直線の夢(線の乱舞縦と横 ほか) 2 面の愉しみ(デシメトリ周辺重視 ほか) 3 形のコラージュ(フトンタタキの謎円盤物語 ほか) 4 文字と遊ぶ(フィギュア 216、126、32、21 ほか) 5 眼の冒険(振動する眼球 眼光ビーム ほか)
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ファンタジア
¥2,640
著者:ブルーノ・ムナーリ 訳者:萱野有美 発行元:みすず書房 224ページ 188mm × 123mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** デザイナー、芸術家、詩人、発明家、美術教育家……天衣無縫な創造活動を通し、驚きと気づきにあふれたモノたちを生み出しつづけたイタリアの異才、ブルーノ・ムナーリ。 創造力ってなに?——この、誰もが知りたい謎かけのような問いに挑んだのが、われらが先生、マエストロ・ムナーリだ。茶目っ気たっぷりに目を輝かせ、引き出しから多種多彩な図版をつぎつぎ取り出しながら、鮮やかな切り口で、新しいものが生まれ出るまでのメカニズムを分析・解明してみせる。 創造力、発明、想像力、そしてもうひとつの人間の能力《ファンタジア》。 これらの力を自由に働かせることができれば、人はみんな《クリエイティヴ》になる——この本には、造形のファンタジスタ、ムナーリが培った《クリエイティヴィティ》を育て活用する方法、幸せをもたらす創造のヒントがつまっている。 「あ、ひとつだけお忘れなく。みんなにも、教えてあげること——」 【目次】 創造力ってなに? 不変の要素 思考は考え、想像力は視る ファンタジア 発明 創造力 想像力 知っているものの関係 冷たい炎 煮えたつ氷 七つ頭の竜 泥よけ付きのサル ブルーのパン コルクのハンマー 広場にベッド 五線譜のランプシェード リドリーニ風に ポップなマッチ 恐怖のモンスター 素晴らしき哉、重量挙げ選手 関係の中の関係 創造力を刺激する ダイレクト・プロジェクション 知識を豊かに クリエイティヴな遊び サラダ菜のバラ 3次元の遊び オリガミ フォルムの分析 構造分野における組み合わせ可能なモデュール 書体 反復のヴァリエーション 11個の石 創造力とフォルム 架空の美術館 モノからモノが生まれる
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デザインのデザイン
¥2,090
SOLD OUT
著者:原研哉 発行元:岩波書店 236ページ 188mm × 128mm ハードカバー ~出版社紹介文より~ 私たちの生活のいたるところで、デザインは息づいている。その囁きに、ちょっと立ち止まって耳を傾けてみよう。そこには、柔らかな感受性から生まれた生活への新しい提案と、未来への可能性が託されている。 いま、なぜデザインか。世界の第一線に立つ著者がこれまでのデザイン観を一新する、斬新な発想転換のすすめ。 ■著者からのメッセージ デザインが囁く、斬新な発想転換のすすめ デザインではないものが「デザイン」と呼ばれている。似ているものがそう呼ばれるなら仕方ないが、その本質とは逆のものが「デザイン」と呼ばれはじめると心穏やかではない。 変わった形の家電製品が「デザイン家電」と呼ばれ、醜い姿の家具が「デザイン家具」と呼ばれる。奇怪なインテリア空間を持つ「デザイナーズホテル」が雑誌の特集になる。 デザインとはものを作る技術ではない。デザインはものの本質に静かに手を伸ばす試みである。時代が経済やテクノロジーをたずさえて前に進もうとするとき、繊細な感受性や美意識が犠牲になる。その悲鳴に耳を澄ます技術がデザインである、表層の派手さとは程遠く、そこに関与しているとは気づかれない程に密やかに、精密に、そしてそれゆえに強力に機能するのがデザインである。当初は「それはデザインではない」という書名にしようとしたが、たしなめられてこの書名になった。
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デザインの輪郭
¥1,980
SOLD OUT
著者:深澤直人 発行元:TOTO出版 296ページ 188mm × 128mm ハードカバー ~出版社紹介文より~ au/KDDIの携帯電話「INFOBAR」、無印良品の「壁掛式CDプレーヤー」、家電・生活雑貨の新ブランド「±0」など国内で数々のヒット商品を生み出し、また今春開催されたミラノサローネ2005でB&B ITALIA、driadeなど7社から新作を発表するなど、世界的に活躍する工業デザイナーとして近年各界から注目を集めている深澤直人。 本書は、『デザインの生態学』『デザインの原形』をはじめ数々の誌上でデザイン論も展開している論客でもある深澤氏が、初めて自分自身について語ったエッセー集です。 「“ふつう”というのは、椅子は椅子であり、テーブルはテーブルであるということです」 デザインとはかたちをつくることではなく、それぞれの“もの”がいくつもの選択を通りぬけたあとに残った、最終的な「あるべき姿」を浮かび上がらせること。デザイナーの役割は、その姿の輪郭を描くことだと深澤氏は語ります。 「人の目を惹く造形=デザイン」とされてきた現代社会に誰もが共有できる感覚をかたちに変えて提示し、デザインの本来の役割を取り戻そうとする深澤氏の姿勢は、多くの人びとの「気づき」を促し、日常生活の価値を見直すきっかけを与えています。 「それは、自分が震えるように感動してきたものなんです。僕はその感動と同じ状態をつくり込もうとしているのかもしれない」 つぶやきとも語りともつかない言葉の羅列(アフォリズム)、書き下ろしのエッセイ、友人たちとの対話、深澤氏を取り巻くさまざまな状況を撮影した写真によって、デザインについての考え方、現在の自分に辿りつくまでの道程、自身の進む道に示唆を与えてくれたいくつかの出会い、日常への思いなど40のテーマが語られています。それぞれに独立しつつゆるやかにつながった文章を読み進んでいくうちに、デザインというものの「輪郭」をその人なりに掴まえてほしい。そんな深澤氏の思いが込められた本です。
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BAUHAUS HUNDRED 1919-2019 バウハウス百年百図譜
¥3,960
著者:伊藤俊治 発行元:牛若丸 販売元:Book&Design 264ページ 215mm × 145mm ハードカバー ~出版社紹介文より~ デザイン史に大きな足跡を残したドイツの美術学校バウハウス。 美術史家、伊藤俊治が所蔵するバウハウス関連書100 冊を紐解きながらバウハウスの歴史100 年を考察します。貴重な書籍100 冊の表紙と中頁を掲載した保存版です。 松田行正が造本を担当し、牛若丸で制作。手元に置いておきたくなる造本でお届けします。 【目次】 第一章:バウハウス百年─その創造と教育1919‒2020 第二章:光の創造体─アクトバウハウス1919‒1999 第三章:ニューバウハウスとダイナミック・イコノグラフィ─空間と視覚の相互浸透 第四章:デジタル・バウハウス再考─創造と教育の新たな回路
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ふつう
¥2,530
SOLD OUT
著者:深澤直人 発行元:D&DEPARTMENT PROJECT 456ページ 158mm × 120mm ソフトカバー クロス装 ~出版社紹介文より~ 15年にわたる連載、いよいよ書籍化! プロダクトデザイナー深澤直人さんが 考え続ける「ふつう」の本質。 「ふつう」をテーマにデザインをする深澤直人さんは、15年におよぶ連載「ふつう」の中で、皿、カトラリー、グラス、カッター、イス、クルマ、犬、音楽、歌番組、蕎麦、制服、みやげもの、高層ビル、川、人の表情‥‥と、生活の中にあるさまざまなものや、自身が具体的に体験したことを起点に、「ふつう」を掘り下げてきました。 そんな連載44本を書籍化するにあたり、 新たに、 ・書き下ろし原稿5本 ・日常からかけ離れたコロナ禍の最中に 深澤さんが感じたことを述べたテキスト ・発行人ナガオカケンメイによる インタビュー記事 を収録。 感染症の拡大で、世の中の「ふつう」が揺れ動いているときに、最後のテキストが書き上げられた本書は、当たり前もののが当たり前でなくなったときに、何が大切なのか、必要なのか、をあらためて教えてくれる本です。 深澤直人さんが、20年以上掘り下げてこられた、「いいふつう」を体現できるようなブックデザインを目指し、表紙は「素」の良さが感じられるよう、布は裁ち落としで、使う生地も、書籍用の既存の布素材ではなく、広くファッションの素材から探しました。今回の表紙に選んだ、淡い水色の布地は、平織りの綿布です。ぜひ、手にしたときの「素」のよさ、経年変化もお楽しみください。
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〈美しい本〉の文化誌 装幀百十年の系譜
¥3,300
著者:臼田 捷治 出版社:Book&Design 336ページ 195mm × 138mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 夏目漱石『吾輩は猫である』以降、約110年間に日本で刊行されてきた、美しい本350冊を振り返り、ブックデザインの変遷について書かれた本です。 ベストセラーや話題になった装幀のほか、村上春樹『ノルウェイの森』など著者による装幀、恩知孝四郎や芹沢銈介など工芸家による装幀、文化人や編集者による装幀を紹介。書籍で使われてきた用紙や書体に至るまで、あらゆる角度から近現代の装幀について解説しています。著者は『装幀時代』『現代装幀』『装幀列伝』『工作舎物語』など、装幀に関する書籍を多数執筆している臼田捷治氏。 日本の造本文化を支えてきた装幀家、著者、編集者らの仕事でたどる日本近代装幀史の決定版です。 【目次】 第一章:日本の装幀史を素描する 第二章:目も綾な装飾性か、それとも質実な美しさか 第三章:様式美を支える版画家装幀と〈版〉の重みと 第四章:装幀は紙に始まり紙に終わるー書籍のもとをなす〈用紙〉へのまなざし 第五章:〈装幀家なしの装幀〉の脈流ー著者自身、詩人、文化人、画家、編集者による実践の行方 第六章:タイポグラフィに基づく方法論の確立と 書き文字による反旗と 第七章:ポストデジタル革命時代の胎動と身体性の復活と ・人名リスト ・書籍名索引