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アウト・オブ・民藝
¥1,650
著者:軸原ヨウスケ/中村裕太 発行元:誠光社 179ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** なぜこれは民藝じゃないの? 資料を読み解くことで書き換えられる相関図。 民藝運動の「周縁」にスポットをあて、21世紀のモノづくりを考える。 未来は常に過去の中にある! 【目次】 まえがき 〔第一回〕 アウト・オブ民藝とは? 周縁にいたはぐれ者たち 〔第2回〕 こけしと郷土玩具から見る民藝 民藝運動からこぼれ落ちた「無用の美」 〔第三回〕 生活のレクリエーション 創る喜び、飾る愉しみ 〔第四回〕 複製芸術 — 趣味の版画や出版物 — と民藝 手仕事×複製技術≠民藝? 〔第五回〕 ゲテモノかハイカラか 高度資本主義社会における民藝とは あとがき
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オアハカの動物たち VINTAGE OAXACAN WOOD CARVING
¥2,750
SOLD OUT
著者:岩本慎史 写真:安彦幸枝 発行元:大福書林 160ページ フルカラー 215mm × 155mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** オアハカン・ウッド・カーヴィング 初期の色彩と造形 手工芸の宝庫といわれるメキシコ・オアハカ州。20世紀半ば、一人の男が作りはじめた木彫りの動物たちに、ミッドセンチュリーを代表するデザイナー、アレキサンダー・ジラードが早くから注目した。今ではメキシコを代表する工芸品となったオアハカン・ウッド・カーヴィングだが、初期のものはマチェテ(山刀)を使った粗い彫りと、釘で打ちつけただけの手足や尻尾、アニリン染料の味わい深い褪色など、なんとも言えずおおらかで、日本でも多くの作り手に愛された。 本書では、濱田庄司・堀内誠一・柚木沙弥郎・柳宗理・山本教行らの蒐集品を含む130点の動物たちを紹介する。
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民具のデザイン図鑑
¥2,420
編集: 武蔵野美術大学民俗資料室 監修: 加藤 幸治 発行元:誠文堂新光社 192ページ 210mm × 148mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** ■民具からデザインのヒントを見つける 特定の設計者がいない、人々の暮らしから生まれる民具の造形には、身体性や生活の現場において理にかなった造形やデザインのアイデアが秘められています。 民具の分類としては衣・食・住など「用途別」による分類・整理が一般的ですが、本書では形態、機能、素材、意味などに注目し、民具がもつ豊かなデザインの世界をあらためて問い直します。 「小さな森で身を包む」「つくろいの造形」「布で情景を描く」などのトピックを立て、ビジュアルを豊富に用いながら、用途の枠を超えて民具の魅力を横断的に読み解きます。 収録する民具は、武蔵野美術大学民俗資料室が収蔵するおよそ9万点のコレクションから精選。本コレクションは、民俗学者・宮本常一の指導により収集が始まり、生活用具、郷土玩具、信仰資料など、国内有数の収蔵品を誇ります。 *********************** 店主コメント *********************** 日本の民具のデザインには当時のライフスタイルが投影されています。 藁や竹で編まれた幾何学的模様もさることながら、ページをめくっているうちに民具を形作る曲線の素晴らしさに気付きました。これを手作業で作っていたというのだから感服してしまいます。
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いのちの窓
¥1,870
著者:河井寛次郎 発行元:東方出版 64ページ 216mm × 154mm ハードカバー *********************** 店主コメント *********************** 民藝運動の中心人物の一人だった陶芸家・河井寛次郎。 『いのちの窓』は、詩のように綴られた文章に彼の精神性が映し出されています。 「暮しは仕事」という言葉に出会った時、「この言葉はまさに自分が理想とするところだ!」と感銘を受けましたが、現代社会においてはなかなか実現が難しい。 物理的にも精神的にも「暮し」と「仕事」を切り離すことが身に沁みついてしまっている・・・。 けれども、時々その言葉を思い出してみることは決して無駄ではないと思っております。一家に一冊、ぜひ。
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暮らしを手づくりする 鳥取・岩井窯のうつわと日々
¥2,200
SOLD OUT
著者:山本教行 発行元:スタンド・ブックス 168ページ 210mm × 148mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 鳥取の山あいに、全国の器好きが通う窯元がある。年間一万人が足を運ぶ、岩井窯・山本教行が積み重ねてきた美しい暮らしのつくり方。 【目次】 いつも、ここに、ただ生きて Ⅰ. 暮らしを見つめる ずっと自分の暮らしがしたかった| 人生を決めた吉田璋也先生との出会い | 民藝の先生方のファッションに憧れて | 陶工の道を志して出西窯へ | 暮らしにその人が表れる | ゼロからふたりで築いた暮らし Ⅱ. 自分でつくる 見えない「含み」は暮らしから形づくられる | 作陶の原点を教えてくれたリーチさん | 目の前の材料で何ができるかを考える | つくったところからが本当のはじまり | ものから栄養をもらう | ふつうのたい焼きでふつうじゃないたい焼きをつくる *岩井窯の土鍋レシピ 土鍋焼ビビンバゆば雑炊 | 粕汁 | 特製あんこ/そばがきぜんざい Ⅲ. ものと付き合う うつわのよさはうんと使わないとわからない | ものには見合った重さがある | 「壊れない」ではなく「壊さない」を教える | 「便利」より「情緒」が暮らしを豊かにする | ものを買うことは人生のひと区切りを買うこと | つくるものと選ぶもので物語を編む Ⅳ. 見る目を養う 自分にとっての「おいしい」が本当においしい | テーマを絞って集めてみる | 見る目を教えてくれた金津滋さん | 流れのなかで料理とうつわを組み立てる | いいものを買うとものさしができる | 背伸びをするから身の置きどころがわかる *岩井窯のおうちごはん トマトの中華スープ | じゃがいもとねぎのシンプルコロッケ | かれいの蒸し焼き グリーンソース添え | 塩さばのアヒージョ/塩さばのアヒージョと甘えびのピザ Ⅴ. 人とつながる 響き合うから生涯続く縁になる | 言葉ではなく場から感じてもらう | 注文は人を育てるもの | 「おかげさまで」という民藝の思想 あとがき 岩井窯の歩み クラフト館 岩井釜案内/岩井釜 取扱店一覧
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はじめまして農民美術 木片(こっぱ)人形・木彫・染織・刺繍
¥1,870
監修:宮村真一/小笠原正 発行元:グラフィック社 144ページ 148mm × 210mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 今からおよそ100年前に、農閑期の副業奨励及び農民の芸術活動への参加を目的として、長野・上田から始まった「農民美術運動」。本書では、木片(こっぱ)人形及び木彫風俗人形を中心に、当時作られた制作品を時代背景とともに解説する。 *********************** 店主コメント *********************** 大正時代の画家・山本鼎が提唱した農民美術運動。農閑期を利用した二次産業として、講習会を開催するなど農民美術の普及に努めたそうです。 本書は木片(こっぱ)人形など木彫り人形を中心に紹介。 生活風俗を題材とした人形からは、手彫りならではの温もりが伝わってきます。 ちなみに『アウト・オブ・民藝』(誠光社)によると、民藝運動を推進した柳宗悦は農民美術に対して批判的な態度だったそうです。 本文中の言葉を借りると「無用の美」ということだったのでしょうか。 いずれにしても、木彫り熊といった工芸が注目されている昨今。 全国の農民美術を知る機会として『はじめまして農民美術』はいかがでしょうか?
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農民芸術概論
¥2,200
SOLD OUT
著者:宮沢賢治 出版社:八燿堂 112ページ 188mm × 120mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 「われらに要るものは銀河を包む透明な意志 巨きな力と熱である」 ――新たな時代を生きるすべての人に捧げる、宮沢賢治至高の芸術詩編 土に触れる自らの手と宇宙の胎動が直結する壮大なスケールで描かれた宮沢賢治による至高の芸術論「農民芸術概論綱要」。 本書では本論に加え、「農民芸術」の名を冠する他二編を収録。また、「雨ニモマケズ 風ニモマケズ」で知られる通称「雨ニモマケズ手帖」に収められた詩編や、賢治の最晩年、病床に伏しながら書かれたと言われる「疾中」を採録。そして生前未発表の詩作集「詩ノート」より撰集した数編のほか、学生に向けた鼓舞激励のメッセージ「生徒諸君に寄せる」を収めた。計約70詩編採録。 装画は奄美大島在住の人気絵本作家、ミロコマチコ。 【目次】 「詩ノート」より 農民芸術概論 「雨ニモマケズ手帖」より 疾中
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一色一生(講談社文芸文庫)
¥1,265
著者:志村ふくみ 発行元:講談社 284ページ 文庫判 148mm × 128mm *********************** 出版社紹介文より *********************** 染織家志村ふくみ、数十年、さまざまな植物の花、実、葉、幹、根を染めてきた。それらの植物から染まる色は、単なる色ではなく、色の背後にある植物の生命が、色をとおして映し出されているのではないか。それは、人と言葉と表現行為と、根本的に共通する。芸術と人生と自然の原点に佇んで思いめぐらす。深い思索とわがいのちの焔を、詩的に細やかに語るエッセイ集。 *********************** 店主コメント *********************** 染色家・志村ふくみのエッセイ集。 女性が職人として生きるには難しい時代に、あえて夫と子供と離別し染色家として職人の道を選んだことは相当な覚悟があったのだと思います。 著者の端正な文章は、そのような意志の強さや職人気質を滲ませている。 けれど、どことなく柔らかな印象もあり、味わい系の文章としても読むことができるのが本書の魅力ではないでしょうか。
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世界を歩く、手工芸の旅
¥2,530
SOLD OUT
編者:青幻舎編集部 発行元:青幻舎 168ページ 210mm × 148mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 各地に残る手工芸を求めて 世界へ繰り出す、女性たちのエピソード イランのおばあちゃんが編んだ冬の靴下、ナイジェリアで復活した伝統染織布アディレ・エレコ、 イタリアはサルデーニャ島に伝わるピビオネス織……。 日本から世界へ旅立ち、買い付けやものづくりをする人たちは、 どのような縁でその土地のものと出会ったのだろうか。 工芸品と、そこにまつわる人生の物語を収録。 巻末にSHOP LIST付き 【収録工芸品】 ASIA ・イラン OKKO YOKKO:神田陽子「手編み靴下」 ・タイ HuuHuu Onlinestore:浜田あい「チェンマイの民芸品」 ・ミャンマー TATAA:栗原来美「チン族の刺繍と伝統布」 ほか EUROPE-LATIN AMERICA ・チェコ Violka:小川里枝「藍染布」 ・ポルトガル CASTELLA NOTE:村瀬真希子「北部の織物」 ・リトアニア Labdien:横川雅子「リネンと伝統工芸」 ほか AFRICA ・チュニジア ダールヤスミン:道上朋子「バスケットやキリム」など ・ブルキナファソ・ガーナ biga:間瀬由理、牧野陽子「ボルガバスケット」 ・ルワンダ Ruise B:小澤里恵「ルワンダバスケット」 ほか
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手仕事の日本(講談社学術文庫)
¥990
著者:柳宗悦 発行元:講談社 256ページ 文庫判 148mm × 105mm *********************** 出版社紹介文より *********************** 名もなき工人が作る民衆の日用品の美、「民藝」。大正時代半ばから二十年近い歳月をかけて日本各地で手仕事の「用の美」を調査・収集した柳宗悦は、自然と歴史、そして伝統によって生み出される美を探求し続けた。著者がみずからの目で見、選び取った正しい美しさとはなにか。日本文化が世界的に注目される現代、今なお多くの示唆に富む日本民藝案内。
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物には心がある。
¥1,100
SOLD OUT
著者:田中忠三郎 出版社:アミューズ エデュティメント 199ページ 194mm × 124mm ハードカバー 著者は青森県出身の民俗学者。 近年では彼の収集したボロ布に潜む芸術性が注目されました。 本書は下北を中心とした実地調査における体験の記録や、昔の生活を偲ぶエッセイなどが収められています。著者が時折見せるユーモラスな筆致も良いです。 もともとは2019年に閉館したアミューズミュージアムという民俗博物館で販売されていた本です。 古本でも定価超えが珍しくない本書ですが、版元さんからの在庫提供によって弊店でも定価販売させて頂く運びとなりました。この機会にぜひ。
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道具の足跡 生活工芸の地図をひろげて
¥2,090
編者:瀬戸内生活工芸祭実行委員会 発行元:アノニマ・スタジオ 159ページ 210mm × 148mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 作る人にも、使う人にもある 生活道具にまつわる数々の物語 毎日毎日、道具を使った足跡が連なってその人の生活ができていきます。本書は『瀬戸内生活工芸祭』をきっかけに生まれました。川上弘美さんの器についてのエッセイ「風」、深沢直人さん、堀井和子さん、大西静二さん、皆川明さんのインタビューを収録。さらに赤木明登さんの汁碗、安藤雅信さんの向付、内田鋼一さんの飯碗、辻和美さんのコップ、三谷龍二さんの木地盆と作品にまつわるショートエッセイも。道具が語る小さな声に耳を澄ますと、数々の物語が見えてきました。写真は大沼ショージさん。 【目次】 深澤直人さんに聞く 民藝と工芸とデザインを平らかにする 堀井和子さん もの選びの目はわが家の食卓の上で磨かれる 大西静二さん 「大人のままごと遊び」で、生活の質を育む 皆川明さん 使う人が思いを重ねる、足し算の可能性 フォトクリップ「生活工芸」の町・高松を訪ねて 瀬戸内の海と島と街には、境界線がなかった。 "桜製作所"会長 永見眞一さんに聞く 高松に芽吹いたものづくりの心と"桜製作所"の歩み 鼎談 生活思想の地図を広げて 生活工芸五つのかたち
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職人の手
¥1,760
著者:山﨑 真由子 発行元:アノニマ・スタジオ 221ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 時代が変わっても、 人の手にしか生み出せないものがある 職人、それは日々粛粛と手仕事をする人たち。ものづくりだけでなく、その生き方が、職人たるゆえんです。ガラスペン、洋傘制作、結桶師、陶工、日本茶農園など、過去の知恵や技を受け継ぎつつ未来への挑戦を続けている、30〜90代の職人16名の取材記です。 【目次】 ガラスペン 菅 清風/洋傘(小宮商店) 小椚正一・小椚富子/江戸文字 橘 右之吉/普茶料理 古川竜三/桐たんす 田中英二/モデリスト 三竹伸之/鍋 中村恵一/結桶師 川又栄風/ビール注ぎ(ビヤホール ランチョン) 鈴木 寛/陶工 今泉 卓/仏師・彫刻家 加藤巍山/クリーニング師 伊澤裕樹/篆刻家 雨人 加藤俊輔/活版印刷家 市倉郁倫/日本茶農家(カネジュウ農園) 渡辺知泰/歌舞伎 床山 谷川兼太郎
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ツキノワ木彫り熊ノート
¥2,200
SOLD OUT
編集・執筆:増子博子 是恒さくら 発行元:木彫熊通信 96ページ 148mm × 210mm *********************** 発行元紹介文より *********************** 「葛巻に昔、木彫り熊を彫って北海道に売っていた人がいた」 本の中の一文から、葛巻町で昭和40年代から60年代に木彫り熊を彫っていた、上高山兼太郎に出会いました。 北海道と本州を行き来する是恒さくらと、葛巻町に住む増子博子のそれぞれが、木彫り熊との出会いから生まれた問いを、それぞれの旅の中で探ってきました。 この本ではまず、葛巻町でかつて木彫り熊を彫っていた上高山兼太郎の木彫り熊を写真で紹介します。 そして、岩手県や隣県での聞き取り、木彫り熊を扱う業者や木彫り熊の蒐集、研究をしている方々からの聞き取りや、 木彫り熊を訪ねた旅の記録を綴りつつ、是恒、増子がそれぞれ探ってきた問いへの返答を、ドローイングやエピソードを交えて記しています。 【目次】 木彫り熊写真 ツキノワ木彫り熊ノートについて 第一章 月の輪を持つ木彫り熊 第二章 上高山金太郎の木彫り熊を探して 第三章 上高山作木彫り熊の行方 第四章 葛巻生まれの木彫り熊野行き先を尋ねて 第五章 北岩手の木彫り熊たち 第六章 木彫り熊に触れて あとがき *********************** 店主コメント *********************** 岩手県葛巻町には、かつて木彫り熊を彫る人物がいた。 しかも、その木彫り熊の中には北海道へ渡った物もあるという。 とある文献の記述を読んで生まれた木彫り熊に関する興味と問い。 著者はその問いの答えを求めて、地元住民や関連業者、蒐集家らを訪ね、時には県外にも足を延ばします。その旅の記録と問いの答えが綴られたZINE。 その内容はまさに木彫り熊をめぐるドキュメンタリー。けれど、映像として編集するにはもったいない。やはり文章で読むべき内容だな、と思いました。
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板極道(中公文庫)
¥1,056
著者:棟方志功 発行元:中央公論新社 352ページ 文庫判 148mm × 105mm *********************** 出版社紹介文より *********************** 極貧の環境から奔放無類な個性を羽搏かせ、板画一筋に生き抜き、世界のムナカタになるまでを綴った感動あふれる自伝。 〈序文〉谷崎潤一郎 〈解説〉草野心平 *********************** 店主コメント *********************** 志功が話す様子をそのまま文字に起こしたような文章は、本人が書いたのだから当然と言えば当然なのだけど、自然体で飾らない人柄を象徴しています。 私は「美」を認識できる境地まで至っていないけれど、志功が確かな審美眼を持っていたことだけは実感できました。彼が美しいモノと出会った時の溢れ出る感情が、この自伝に生き生きと表現されています。
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柚木沙弥郎のことば
¥2,200
SOLD OUT
著者:柚木 沙弥郎 熱田 千鶴 発行元:グラフィック社 192ページ 188mm × 128mm ソフトカバー ~出版社紹介文より~ いつからはじめたっていいんだよ。僕だって物心ついたのは80歳になってからなんだから。――染色家・柚木沙弥郎。 98歳の今も第一線を走り、年々モダンな民藝、染色作品をつくり続ける柚木沙弥郎。柚木を長年取材しつづける編集者・熱田千鶴だからこそ書ける、柚木の思い、信念、ことばを編んだ、柚木初の「ことば」の単行本。
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柚木沙弥郎 92年分の色とかたち
¥2,420
SOLD OUT
著者:柚木沙弥郎 発行元:グラフィック社 160ページ 210mm × 148mm ソフトカバー ~出版社紹介文より~ 70年に及ぶ民藝の染色を発端とした芸術活動の記録と、その審美眼、独自の感性によって集めた世界中の民芸品コレクションを一挙公開。 柚木沙弥郎の藝術と生活の中から生み出された、含蓄ある言葉の数々も、今の世を生き抜く人たちに、勇気を与える内容です。 90歳を超えているとは思えない若々しい感性の作品が見られ、またその目を通して集められた世界中の民芸品コレクションなど、貴重な写真と文章が満載です。
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火の誓い (講談社学芸文庫)
¥1,430
著者:河井寛次郎 発行元:講談社 284ページ 148mm × 108mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 人間国宝や文化勲章に推挙されても応じることなく、一陶工として独自の陶芸美の世界を切り拓き、ついには焼き物の枠を超えた無私普遍の自在な造形世界に自らを燃焼させた河井寛次郎が、美しい物に隠れている背後のものを求めての歩みを詩情豊かな文章で記した、土と火への祈りの書ともいうべき名エッセイ。 *********************** 店主コメント *********************** 民藝運動の同士への言葉や、著者の審美眼を通した随筆の良さはもちろんだけど、精神性の高さを窺わせる「いのちの窓」という詩的な文章に深みがある。 「いのちの窓」は単独でも刊行されていますが、随筆とともに著者の世界観を味わってほしいです。 個人的に好きな一節は 「暮しが仕事 仕事が暮し 切ってはいけないものを切ったので出た血。 —— 人は今この血を出している。 しかしこれは、自分たちが切らなくてよいのに切ったので出 たという事が判ると、この出血は止まる」 (第四篇 いのちの窓「自解」より) 本来、仕事と暮らしのそのよう関係だった。 現代社会でそれを体現するのは難しいけれど、その関係性に気付くことで日々の生活や仕事観に変化を生みだせるような気がします。
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わかりやすい民藝
¥2,200
SOLD OUT
著者:高木崇雄 発行元:D&DEPARTMENT PROJECT 340ページ 158mm × 120mm ソフトカバー ~出版社紹介文より~ 大好評の勉強会から生まれました。 工芸店「工藝風向」店主・高木崇雄さんが 語る、わかりやすい 〈民藝〉の本。 柳宗悦らにより、〈民藝〉という言葉が生まれたのが1926年。それから90年以上たち、暮らしを彩ってくれる〈民藝〉はよく知られるようになりました。〈民藝〉への親しみや興味は高まるものの、真正面から捉えようとすると難しさも感じる今だからこそ、あらためて「〈民藝〉ってなに」を、工芸店「工藝風向」の高木崇雄さんに教えていただきました。 1章では、〈民藝〉の成立と柳宗悦の考えを、基本から優しく、ときに辛口で解説。 2章では、一人問屋「スタジオ木瓜」の日野明子さん、D&DEPARTMENT 代表のナガオカケンメイらも参加し、クラフトや、デザインのキーワードをいくつも横断しながら、柳宗悦以後の私たちと同時代の〈民藝〉をいろいろな方向から掘り下げていきます。 3章では、高木さんが営む工芸店「工藝風向」での仕事の様子、作り手との関係、店の役割、おすすめの買い方などを通じて、これからの〈民藝〉の姿を探っていきます。 〈民藝〉に、親しみと興味はあるけれど、いざ柳宗悦の本を読もうとすると、ちょっと難しさを感じる人に、ぜひ手にしていただきたい本です。 【目次】 第1章 これまでの〈民藝〉 四つの〈民藝〉 –––– NOTE 「芸」、「藝」、「蕓」 〈民藝〉が生まれるまで1柳宗悦と文芸誌『白樺』 –––– NOTE 「美術」「工藝美術」と、柳宗悦の抵抗 「民衆的工藝」=〈民藝〉の誕生 –––– NOTE 千利休嫌いの柳宗悦 記号化してしまった〈民藝〉のマイナス面 第2章 同時代の〈民藝〉 ロングライフデザイン、アノニマスデザイン スーパーノーマル、業務用品、中古品、骨董品 60年代の日本のものづくり、地場産業、クラフト、作家もの 第3章 これからの〈民藝〉 〈民藝〉を掘り下げる、ブックリスト20 おわりに
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郷土玩具ざんまい
¥1,980
著者:瀬川信太郎 出版社:淡交社 208ページ 188mm × 127mm ソフトカバー ~出版社紹介文より~ ゆるすぎる顔のだるま、絶妙にデフォルメされた招き猫、ヤンチャな姿で踊る福助。 九州は福岡の郷土玩具店「山響屋」の店主が紹介する郷土玩具の数々は、ツッコミどころ満載の魅力にあふれるものばかり。「この絵付け、かなりぶっ飛んでますね」「雑そうに見えて、意外と計算されつくしてるのかも」「ブサイクなのになんだかかわいい」など、自身も全国の郷土玩具約1500点を収集し、現代のサブカルチャーにも親しむ著者の自由な視点から、古今のおもしろい郷土玩具を縦横無尽に紹介するビジュアルブック。 九州を中心に、北は北海道から南は沖縄まで、全国の個性派郷土玩具約350点が大集合、その魅力を縦横無尽に紹介します。