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パンクの系譜学
¥2,860
SOLD OUT
著者:川上幸之介 発行元:書肆侃侃房 348ページ 193mm × 135mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** パンクとは常に問い、それについて行動を起こすことだ。 音楽だけでなく、アート、思想、運動の側面からも「パンク」の根源に迫る画期的著作。 ロックと現代アートから派生したパンクは、音楽活動のみならず、独自の実践を通して社会に影響を与え、人間性の回復をもたらしてきた。最新の研究を踏まえ、その系譜を現在まで辿る。Punk!展、ゲリラ・ガールズ展ほか、話題の展示のキュレーションを行ってきた研究者による初単著。松村圭一郎さん、毛利嘉孝さん推薦! 【目次】 序章 第一部 パンクの文脈と思想 第一章 アートスクール/第二章 共産主義(コミュニズム)/第三章 アナキズム 第二部 パンクの音楽における系譜 第一章 アフリカ系アメリカ人の歴史/第二章 フォーク/第三章 スキッフル/第四章 ガレージ/第五章 パンク 第三部 パンクのアートにおける系譜 第一章 現代アート/第二章 DADA(ダダ)/第三章 レトリスム/第四章 シチュアシオニスト・インターナショナル/第五章 キング・モブ 第四部 セックス・ピストルズ以降 第一章 Oi!/第二章 アナーコ・パンク/第三章 ハードコア・パンク/第四章 ライオット・ガール/第五章 パンクと人種/第六章 パンクとクィア 第五部 アジアのパンクシーン 第一章 独裁政権/第二章 ミャンマー/第三章 橋の下世界音楽祭 おわりに 参考文献
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世にも危険な医療の世界史(文春文庫)
¥1,210
著者:リディア・ケイン/ネイト・ピーダーセン 訳者:福井久美子 発行元:文藝春秋 480ページ 文庫判 148mm × 105mm *********************** 出版社紹介文より *********************** 爆笑と恐怖が交互に襲い来る強烈な歴史書 梅毒には水銀風呂! 夜泣きする子にはアヘン! 水難事故にはタバコ浣腸! かつて人類の常識だった残念すぎる医療の全てがここに。
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依存症と人類 われわれはアルコール・薬物と共存できるのか
¥4,950
著者:カール・エリック・フィッシャー 監訳:松本俊彦 訳者:小田嶋由美子 発行元:みすず書房 456ページ 193mm × 135mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** ある時代には酒や薬物に耽溺することは「堕落」と見なされ、ある時代には「下級階層の流行病」と見なされた。またある時代には、たとえ同じ薬物でも、特定のコミュニティで使用すれば「医療」だが、別のコミュニティに属する者が使用すれば「犯罪」と見なされた。 アルコール依存症から回復した精神科医が本書に描くのは、依存症の歴史であり、その概念の歴史である。自身や患者の体験、過去の有名無名の人々のエピソードに加え、医学や科学のみならず、文学、宗教、哲学にまで踏み込んだ豊饒な歴史叙述によって、依存性薬物と人類の宿命的な繋がりが浮かび上がってくる。 依存症は「病気」なのか? それとも、差別や疎外に苦しむ者に刻印されたスティグマなのか――? 圧倒的な筆力で依存症をめぐるさまざまな神話を解体し、挫折と失敗に彩られた人類の依存症対策史をも詳らかにする。 「本書は、米国のみならず、国際的な薬物政策に大きな影響を及ぼす一冊となりうる力を備えている。その意味で、依存症の治療・支援はもとより、政策の企画・立案、さらには啓発や報道にかかわる者すべてにとっての必読書であると断言したい」(松本俊彦「解題」より)
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ヌードの東アジア 風俗の近代史
¥2,530
SOLD OUT
編者:井上章一/斎藤 光 発行元:淡交社 432ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** われわれの生活はどこからやってきたのか 日本・朝鮮半島・中国。近代風俗からわかる文化の差と溝 東アジアにおける現在のライフスタイルは、近代以降、西洋の文物が地域ごとに独自に根付づく中で生み出されてきました。本書では、日本を中心に、中国や朝鮮半島の衣食住、生活風俗の近代化をヌード、ストッキング、婚礼衣装、日本映画など、意外な切り口から問い直します。現代の生活風俗に辿り着くまでの道すじ、その差異を比較することで「近代化」というワードではひとくくりにできない私たちの生活を再発見できる一冊です。 【目次】 はじめに 斎藤光 1部 身体 ヌードの東アジア 井上章一 ストッキングの戦後―「もの」をめぐる心性史の試み 西村大志 マネキン以前のこと―人体模型、呉服店、博覧会、共進会 川井ゆう 2部 装い カフェー・女給・エプロン―図像資料から読む 斎藤光 近代中国女性の婚礼衣裳における洋風化―ベールの受容を中心に 劉玲芳 モダン都市「京城」を洋傘(日傘)が歩く―朝鮮の写真絵ハガキで見る日傘を差す新女性 申昌浩 3部 空間 ダンスホールの「植民地」―日本の「西洋化」と日本をとおした「西洋化」 永井良和 変身しつつ持続するオンドル 濱田陽・李珦淑 オンドル体験と床暖房の日本 濱田陽・李珦淑 京都の長崎料理 〈しっぽく〉 三態 加藤政洋 第4 映像 「白」と「黒」の近代―写真花嫁とスピンオフしたモダニティ 嘉本伊都子 絵はがきにみる「風俗」としての洗濯 安井眞奈美 日本映画の海外進出と挫折―『羅生門』の成功の陰で 北浦寛之 映画とカフェー 木村立哉 5部 ミセラネア 井上章一的風俗史―風俗・民俗・土俗 長田俊樹 あとがき 井上章一 共同研究「近代東アジアの風俗史」について
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精神科医の悪魔祓い デーモンと闘いつづけた医学者の手記
¥3,080
SOLD OUT
著者:リチャード・ギャラガー 訳者:松田和也 発行元:国書刊行会 352ページ 193mm × 132mm 仮フランス装 *********************** 出版社紹介文より *********************** 奴らは、いる――。 「悪魔憑依」に挑む異色のアメリカ人医師が、25年に及ぶ体験を赤裸々に綴った衝撃のドキュメント。 著者のギャラガー博士は一流大学で研鑽を積んだアメリカの精神科医・精神医学者だが、1990年代から、「悪魔憑き」「憑依」と呼ばれる症例に多く接するようになり、医学的観点から〝悪魔憑依〟について診断・研究するようになった。さらにはキリスト教カトリック公認の「祓魔師(エクソシスト)」からもしばしば助力を乞われ、〝悪魔祓い〟の現場に幾度も立ち合い、その現実を目の当たりにしてきた。 本書はそんな特異な経歴と実績をもつ精神科医がこれまでの「症例」について詳細にレポートし、かつ深い分析を加えたもので、原著の刊行は2020年。関係者のあいだでは待望されていた1冊である。 科学的・医学的世界と悪魔祓いの世界という2つの対極的世界を長年にわたって歩んできたギャラガー博士によれば、悪魔憑依の症例は、本人がそう思い込んでいるだけ、つまり何らかの精神疾患や精神病に起因するものが圧倒的に多い。しかし、明らかにこれにはあてはまらないケースも確実に存在する。祓魔式の最中に30分間も空中浮揚した女性、憑依状態になると全く知らないはずの複数の言語をわめいて暴れ回る女性、憑依に陥ると体重200ポンドの男性を軽々と投げ飛ばす小柄な女性、消息を絶った真正の悪魔崇拝者……。 このような数多くの瞠目すべき例を紹介しながら、著者は、科学的知見を超越した「悪霊」「悪魔」の存在が疑いえないことを、明らかにしてゆく。 現代アメリカにおける悪魔憑依現象の実態について、豊富な実体験にもとづいて冷静に分析してみせた本書は、現代社会がサイキックな問題であふれかえっていることを雄弁に物語っている。 【目次】 ◆イントロダクション ◆第1部 懐疑者から観察者へ 第1章 最初の旅 興味を抱いた学生 第2章 司祭来る 外的苛虐の観察 第3章 ジュリア、サタンの女王 その憑依と、驚くべき 能力 ◆第2部 研究者にして診断医 第4章 霊による障害 憑依のスペクトラム診断 第5章 苛虐の種類の診断 第6章 心の問題 虚偽の事例およびその他の医学的課題 第7章 キャサリン――母親、主婦、被憑依者 彼女が受け た一連の祓魔式と、儀礼の実際 第8章 真剣な研究者 第9章 悪霊信仰の歴史、超常現象および侵襲という観念の 出現 第10章 アリス 悪魔祓いの成功事例と、原因と解決に関 する追記 ◆第3部 相談役にして研究者――医師による擁護と警告 第11章 バーバラと見当違いの悪魔への恐怖 第12章 最後の論争 悪魔祓いの濫用、および批判者、 研究者、メディアに対する、憑依およびいわゆ る超常現象の科学的情勢に関する最後の覚え書き ◆エピローグ これらの現象の背後にある真実 何故悪魔は攻撃するのか
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冒険・探検・歩く旅の食事の歴史物語
¥2,530
著者:デメット・ギュゼイ 訳者:浜本隆三/藤原崇 発行元:原書房 350ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 太古から人が用いてきた移動手段、徒歩。未知の世界を歩くには食べ物が必要だ。登山家や探検家は綿密な計画を練り、軍隊のためには保存食が開発される一方、都市部ではスナックが簡単に手に入る。歩き旅の食事の多様性に迫る。 【目次】 まえがき 謝辞 はじめに 第1章 歩行中の食事 第2章 新大陸を歩く 第3章 極地の探検 第4章 山の探検 第5章 砂漠の旅 第6章 巡礼の旅 第7章 軍隊の食事 第8章 屋台の食べ物 あとがき 訳者あとがき 註
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ブックセラーの歴史
¥4,620
著者:ジャン=イヴ・モリエ 訳者:松永 りえ 発行元:原書房 320ページ 210mm × 148mm ハードカバー ~出版社紹介文より~ 古代から今日に至るまで、時代・国を超えて知識と情報を獲得し、思考と記憶を深めるツールとして人々の手を伝わってきた書籍という商品について、どのように人から人へと伝わり、交換・販売されてきたのか、その歴史をたどる。 【目次】 1 古代からアンシャン・レジームの終わりまで 第1章 書籍販売業の起源 第2章 再建する世界 第3章 高揚感に包まれた世界 2 近代の書籍販売業 第4章 激変する世界 第5章 専門書店 第6章 古書から新刊書まで 3 今日の書籍販売業 第7章 書籍販売業の多様性 第8章 組織化の時代 第9章 きわめて多彩な世界 第10章 書店チェーンから〈電柱の本屋〉まで おわりに
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カフェから時代は創られる
¥1,980
SOLD OUT
著者:飯田美樹 発行元:クルミド出版 416ページ 188mm × 118mm ソフトカバー ~出版社紹介文より~ あれやこれやと、悩みが尽きないなら ──カフェに行くことさ! (ペーター・アルテンブルグ) 20世紀初頭、パリ。カフェは異端者たちの避難所だった。 政治、文学、哲学、絵画、あらゆる領域で、それまでの枠組みに収まらない、新しい感性をたぎらせる者たち。ただしそうした時代を先取りした「異端者」たちへの、社会からの風当たりもまた強かった。彼らが自然と集うようになったのがカフェだった。コーヒー代さえ支払えば、身分や社会的立場に関係なく誰でも受け入れてもらえ、何を考え、それをどう表現しようが、誰からも何も言われない──彼らの求める自由が、そこにはあったからだ。 ピカソ、ヘミングウェイ、アンドレ・サルモン、モディリアーニ、藤田嗣治、マン・レイ、サルトル、ボーヴォワール……。 1人、また1人、カフェへと向かう、まだ何者でもない者たち。彼らは、カフェというゆりかごで同志やライヴァルと出会い、刺激し合い、切磋琢磨し、少しずつ自らの力量を超えることで、時代を切り拓く存在となっていった。 「天才は規則的に現れず、集団として現れることは古代から知られている現象である──シルバーノ・アリエティ『創造力』」 時代に力ある<場>が生まれたとき、それは才能を受け止め、育む孵卵器となる。後に生きる我々は、「なぜあれだけの偉大な人物たちがこぞってみな、あの時代、あの場所に集っていたのだろうか」と考えるが、それはむしろ捉え方が逆で、そこに力ある<場>があったからこそ、そこに集った人々が、それぞれ後に名を知られるくらいの偉大な人物へと育っていったとも考えられるのだ。 20世紀前半のパリのカフェはまさにそれだった。 本書は、「天才」たちの残した自伝的記録を中心に、カフェとそこに集った人々の相互作用の記録を丹念かつ克明にたどり、力ある<場>がどのようにして生まれ、変遷し、いかに人、文化、時代を創っていったか、その過程を明らかにするものである。ただしそれは「100年前に起こった出来事」を過去として伝えるものであるだけではない。自由な<場>が、自由な発想を持つ者と出会い、そこで絶妙な相互作用を起こしたときに、途方もない創造を顕現させることがあるのだと、その可能性を未来へと語るものでもある。 カフェをつくる者、カフェに通う者、カフェを愛するすべての者たちへ、100年前のパリから贈られるメッセージ。 「カフェから時代は創られる」のだと、混迷する現代に、一筋の光明を示す一冊。
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送別の餃子 中国・都市と農村の肖像画
¥1,980
SOLD OUT
著者:井口淳子 発行元:灯光舎 224ページ 195mm × 148mm ソフトカバー ~出版社紹介文より~ 中国の北方では、人々は別れの時に、手作りの水餃子を囲んでその別れを惜しむという。 自身の研究分野を「民族音楽学」に決めた著者が選んだ調査地は中国の農村。1988年、文化大革命後に「改革開放」へと舵をきった中国で、右も左もわからぬまま「研究」への情熱と未知なる大地へのあこがれだけで、彼女のフィールド調査がはじまった。 中国の都市や農村での調査をきっかけにさまざまな出会いがあった。「怖いものはない」という皮肉屋の作家、強烈な個性で周囲の人々を魅了し野望を果たす劇団座長、黄土高原につかの間の悦楽をもたらす盲目の芸人たち……「親切な人」とか「ずる賢い人」といった一言では表現できない、あまりにも人間臭い人々がここにはいる。それぞれの物語で描かれている風土と生命力あふれる登場人物に心うごかされ、人の心のありようについて考えてみたくなる。 1988年以降の中国という大きな舞台を駆け巡った数十年間には無数の出会いと別れがあった。その中から生まれた14の物語をつづったエッセイを、40以上のイラストとともにお届けします。 イラスト:佐々木 優(イラストレーター) 【目次】 はじめに 序 まだはじまっていないころのお話 Ⅰ 河北省編 第一章 老師的恋 第二章 北京の女人 第三章 ゆりかごの村 第四章 占いか、はたまた芸人か Ⅱ 黄土高原編 第五章 雨乞いの夏 第六章 村の女たち、男たち 第七章 黄河治水局のおじさん 第八章 尿盆(ニァオペン) 第九章 人生も戯のごとく Ⅲ 番外編 第一〇章 頑固じいさんと影絵芝居 第一一章 かくも長き一八年 第一二章 パリの台湾人 第一三章 想家(シァンジァー) 第一四章 人を信じよ! あとがき 参考文献 -------------------------------------------------------- ~店主コメント~ フィールドワークの研究報告では語られることのない、人間味溢れるエピソードからは私たちのイメージとは違った中国人の姿や精神のようなものが浮かび上がってきます。 それぞれの境遇や文化的背景から生まれる営みと人間臭さが魅力の本書は、タイトルの「肖像画」という言葉のとおり、まるで文章で表現されたポートレイト。 被写体の表情にその人の人生が滲み出るように、本文からも登場人物の人生を感じることができます。
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魔女狩りの地を訪ねて あるフェミニストのダークツーリズム
¥2,420
SOLD OUT
著者:クリスティン・J・ソレー 訳者:松田和也 発行元:青土社 260ページ 188mm × 128mm ソフトカバー ~出版社紹介文より~ 魔女の奇妙な冒険 フェミニストで魔女でもある筆者が、フランスのジャンヌ・ダルクやアイルランドのアリス・キットラーゆかりの地から、イタリア・ボローニャのタロット美術館、ロンドンのチェルシー薬草園、アメリカのセイレムまで、魔女狩りの歴史を持った土地を訪ね、魔女たちが辿った残酷な運命とその土地の現在を紹介し、「魔女狩り」とは何であったのかを明らかにする。
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スニーカーの文化史
¥2,200
著者:ニコラス・スミス 訳者:中山宥 発行元:フィルムアート社 384ページ 188mm × 128mm ソフトカバー ~出版社紹介文より~ われわれにとっても最も身近なファンションアイテムであり、誰もが一足は持っているスニーカー。 なぜスニーカーは現代を代表するポップカルチャーやファッションのアイコンになり得たのでしょうか? 今日のスニーカー産業はかつてない規模に巨大化しています。 アスリートやセレブと巨額のエンドースメント契約が結ばれ、ハイブランドとのコラボモデルのスニーカーが続々と登場。 そしてスニーカー情報を発信するメディアやSNSは多くの読者を獲得し、「スニーカーヘッズ」と呼ばれるスニーカーファンは、お目当てのアイテムを求めてショップに長蛇の列をつくります。 スポーツウェアとして誕生したスニーカーは、その後ストリートに飛び出し、カリフォルニアのスケートボーダーやニューヨークのラッパーのアイコンとなりました。時にはギャングの暴力や暴動の原因となり、世界的な経済論争の中心となり、スポーツを巨大ビジネスに変えるための探求の糸口となり、ハイファッションのミューズとなったスニーカー。 スニーカーの誕生から現代までの間に、スニーカーは、スポーツ、ファッション、消費文化、音楽、セレブ、広告、グローバリゼーションの発展に重要な役割を果たしてきました。 本書では、1830年代のゴム底製スニーカーの誕生から現代までの180年に及ぶ壮大なスニーカーの歴史を丁寧に紐解くと同時に、スポーツやストリートのポップカルチャーの中にスニーカーがどのように浸透し、現在のような巨大産業になり得たのかを解説しています。 天才的なゴムの発明者チャールズ・グッドイヤーからコンバースの靴を売るために全米を飛び回った「巡回販売員」のチャック・テイラー、確執がもとで分裂しアディダスとプーマを設立したダスラー兄弟、妻が作る焼き菓子のワッフルにヒントを得て「ワッフルソール」を生み出し、スポーツの世界を変えてしまったビル・バウワーマン(ナイキ共同創設者)まで、スニーカーの歴史をつくってきた数々の人物やエピソードを紹介しています。 スニーカー・ヘッズ必携の一冊!!
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501XXは誰が作ったのか?
¥1,980
SOLD OUT
著者:青田 充弘 発行元:立東舎 272ページ 210mm × 148mm ソフトカバー ~出版社紹介文より~ 1人のヴィンテージリサーチャーが史料から読み解いた<br />リーバイスの研究書 誰もが知る世界最大のジーンズ・ブランド、リーバイス。会社の創始者であり、ジーンズの生みの親として知られるリーヴァイ・ストラウスや、ブランドの代表モデルである501のことは、誰もがご存じでしょう。だが、リーヴァイ・ストラウスは、実はジーンズ作りには関わっていなかった、としたら......? アメリカン・ヴィンテージ・クロージングを専門とする屈指のリサーチャーである著者の青田充弘氏が、膨大な史料をもとに、今まで日本で定説とされてきたリーバイス神話を徹底検証し、知られざるリーバイス史の真相に切り込んでいくのが本書となります。 「商標を鵜呑みにしてはいけない理由」「ツーホースマークの元ネタは?」「人員募集広告から見る、リーバイ工場の変遷」など、数々の史料から導き出した独自の持論を、多数掲載。 これが真実のリーバイスの物語、かもしれない!? 【目次】 INTRODUCTION:戦前のヴィンテージ・デニムが希少である理由 第1章(1829-1902):LEVI STRAUSS サンフランシスコの発展に尽力したフィランソロピスト 第2章(1870-1885):JACOBS DAVIS ブルー・ジーンズの真の生みの親 第3章(1885-1906):JACOBS DAVIS リーバイス工場の発展、そしてサンフランシスコ大地震まで 第4章(1906-1922):SIMON DAVIS 震災後のリーバイ社を支えたジェイコブの息子 第5章(1922-1941):MILTON GRUNBAUM 501XXの改善を進めたキーパーソン 第6章(1942-1946):WWⅡ 第二次世界大戦下の物資統制 第7章(1947-1975):JEANS 新生リーバイス。コレクター目線の私的研究 ......ほか
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眼の冒険 デザインの道具箱(ちくま文庫)
¥1,650
SOLD OUT
著者:松田行正 発行元:筑摩書房 432ページ 文庫判 148mm × 105mm *********************** 出版社紹介文より *********************** 星雲、指紋、素粒子の飛跡。フトンタタキ、ケルトの装飾、コルビュジエのモジュール…。 ある種の図像から呼び起されるイメージを整理し、歴史や文化的な文脈を超えて顕れる象徴的な意味を読み解くことで、私たちが無意識に行なっているデザイン的思考の臨界点にせまる。「私たちの思考の衰弱を衝く一冊」(鷲田清一「解説に代えて」より)。 図版資料満載の美装文庫。 【目次】 1 直線の夢(線の乱舞縦と横 ほか) 2 面の愉しみ(デシメトリ周辺重視 ほか) 3 形のコラージュ(フトンタタキの謎円盤物語 ほか) 4 文字と遊ぶ(フィギュア 216、126、32、21 ほか) 5 眼の冒険(振動する眼球 眼光ビーム ほか)
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もう一つの衣服、ホームウエア 家で着るアパレル史
¥2,970
著者:武田尚子 発行元:みすず書房 280ページ 173mm × 130mm ~出版社紹介文より~ “ステイホーム”の新習慣でクローズアップされているホームウエア。 成熟社会、健康志向、高齢化社会、リモートワーク、ウィズコロナ――私たちは、いま、家で過ごす時間や素の自分になるときの衣服のことを、ますます意識し、考えるようになっている。 外着でもあり下着でもある、あいまいで自由な衣服「ホームウエア」。ファッション史の裏側に隠れているが、いや表からは見えにくいからこそ、そこには人々の欲望や夢、そして現実が映し出されている。 日本のアパレルにおけるその発展を、服飾史・文化史の視点のもとにひもとく、初めてのホームウエア小史。 ボディファッション(インナーウエア)業界のフリーランスのジャーナリストとして国内外の動向を見続けている著者が、従来、ナイトウエアやラウンジウエア、あるいはルームウエアといわれていた産業分野を、新たに「ホームウエア」という位置づけに括って、過去を振り返り、未来を展望する。 あなたにとっての“ホーム”を考える1冊。 * コラム「ブランド・クロニクル」では、ホームウエアの業界の歴史をつくってきた代表的な企業・ブランド9社を紹介。その足跡をたどる。 〈表からは見えにくい領域かもしれないが、 まさに人々の“どう生きるか”という思いがここに込められている。〉 ――本書より 【目次】 はじめに 「ホームウエア」とは何か モードの歴史における「身体の解放」 パジャマが着られるようになったのは 戦後日本はナイロンのネグリジェから ナイトウエア全盛期の攻防 デザイナーの夢と個性から生まれたブランド 有名ライセンスブランドの人気の背景 根強い人気を誇る国内DCブランド 「睡眠」で見直されるパジャマ オーガニックコットンが象徴するもの ファッションとイノベーション 衣服は素材がいのち さらなる変化の時代に向けて ◇コラム:ブランド・クロニクル ハンロ ワコール キッドブルー イクコ クリスチャン・ディオール〈鐘紡〉 ワイズ フォー リビング ル・シャ プリスティン ジェラート ピケ おわりに 参考文献