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転職ばっかりうまくなる
¥1,760
SOLD OUT
著者:ひらいめぐみ 発行元:百万年書房 224ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 20代で転職6回。 「圧倒的成長」をしたくない人のための、ドタバタ明るい転職のすゝめ。 こんな会社ばっかりの世の中なんて終わってる――。 【目次】 ◎一社目 倉庫、コンビニ アルバイトはたのしい 倉庫ではたらく お金がない 時間の換金には限度がある ◎はじめての就職活動 転職エージェントに登録する 初めての面接 「世の中そんなに甘くないんだよ」 再最終面接 ◎二社目 営業 入社一か月目 ほほえみ地蔵 社会人練習 踏んだり蹴ったり 血便、ふたたび ◎はじめての休職 ダチョウか、タカか、ペンギンか 川と裁判傍聴の日々 ◎三社目 webマーケティング おでんを食べながら働く 「圧倒的成長」をしたくない ◎四社目 書店スタッフ 滑り込み転職 手取り十五万円クライシス レモンの輪切りと人生 「好きなこと」を仕事にする (二十八歳・書店アルバイト) 転職活動、ふたたび トイレットペーパーがない ◎五社目 事務局・広報 入社して一か月で辞めたくなる 「給料も払いたくない」 「仕事ができる・できない」は環境の違い 「ひらいさんは文章で成功しない」 なにもない首里城 ◎六社目 編集・ライター 職場には川が必要 デスクでごはんを食べること、窓がないオフィスで働くこと 「書く」という仕事 甘いものが食べられない期 偏りをはかる ◎七社目 ライター・作家(フリーランス)←「社」ではないですが……。 倉庫バイト・リバイバル 働き方革命 やってみたいことを、やってみる 転職の数だけ人生の味方が増える フリーランスの生活と占い 肩書は書かない いつ、どんな理由で辞めてもいい 夢って、なんだろう ◎あとがき *********************** 店主コメント *********************** 世間ではいまだに転職回数の多さ=忍耐力の無さと思われがち。けれども転職の多さは、仕事観を模索していることの表れでもあります。 やっぱり人生にもまわりみちは必要なのだ。 この本には仕事観についてとても大切なことが書かれています。 それは、自分が社会人になってから15年以上経ってようやく気付いたことでした。下手したらそれに気付かないまま定年を迎える人もいるかもしれない。 この本に書かれているような仕事観が社会のスタンダードになってくれたら、と思う。そうしたらもっと生きやすい世の中になるはずです。
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鬱の本
¥1,980
SOLD OUT
編者:点滅社編集部 発行元:点滅社 195ページ 180mm × 117mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 鬱のときに読んだ本。憂鬱になると思い出す本。まるで鬱のような本。 84名の方による、「鬱」と「本」をめぐるエッセイ集。本が読めないときに。 (まえがきより) この本は、「毎日を憂鬱に生きている人に寄り添いたい」という気持ちからつくりました。どこからめくってもよくて、一編が1000文字程度、さらにテーマが「鬱」ならば、読んでいる数分の間だけでも、ほんのちょっと心が落ち着く本になるのではいかと思いました。 病気のうつに限らず、日常にある憂鬱、思春期の頃の鬱屈など、様々な「鬱」のかたちを84名の方に取り上げてもらっています。 「鬱」と「本」をくっつけたのは、本の力を信じているからです。1冊の本として『鬱の本』を楽しんでいただくとともに、無数にある「鬱の本」を知るきっかけになれば、生きることが少し楽になるかもしれないという思いがあります。 この本が、あなたにとっての小さなお守りになれば、こんなにうれしいことはありません。あなたの生活がうまくいきますように。 ※本書は、うつや、うつのような症状の方のためのマニュアル本や啓発本ではありません。そのため、例えば「うつ病の具体的な治療方法」などは書かれておりません。ご了承ください。 【執筆者一覧】 青木真兵 青木海青子 安達茉莉子 荒木健太 飯島誠 池田彩乃 石井あらた 市村柚芽 海猫沢めろん 大谷崇 大塚久生 大槻ケンヂ 大橋裕之 大原扁理 荻原魚雷 落合加依子 柿木将平 頭木弘樹 梶本時代 勝山実 上篠翔 切通理作 こだま 小見山転子 ゴム製のユウヤ 佐々木健太郎 笹田峻彰 佐藤友哉 左藤玲朗 篠田里香 柴野琳々子 島田潤一郎 下川リヲ 菅原海春 杉作J太郎 鈴木太一 髙橋麻也 髙橋涼馬 高村友也 瀧波ユカリ 滝本竜彦 タダジュン 谷川俊太郎 丹治史彦 第二灯台守 輝輔 展翅零 トナカイ 鳥羽和久 友川カズキ 友部正人 豊田道倫 鳥さんの瞼 中山亜弓 永井祐 七野ワビせん 西崎憲 野口理恵 初谷むい 東直子 姫乃たま 緋山重 平野拓也 Pippo pha ふぉにまる 古宮大志 増田みず子 枡野浩一 町田康 マツ 松下育男 miku maeda みささぎ 水落利亜 水野しず 無 森千咲 森野花菜 山﨑裕史 山崎ナオコーラ 山下賢二 屋良朝哉 湯島はじめ *********************** 店主コメント *********************** 読者との適度な距離感がこの本にはあります。 ポジティブ思考を語り肉薄してくることはありません。かと言って、ベッタリと寄り添って相互依存的な感じでもない。一定の距離を保ちながら、互いを意識できるような安心感を漂わせます。 私も会社員時代、精神的に追い詰められたことがあります。そのような状況を経験すると、考えがガラリと変わるものです。 それまでのキャリア志向がまったく無くなって、過度なポジティブ思考に抵抗を示すようになりました。憂鬱で元気が出ないとき大切なのは、無理矢理ひねり出すポジティブさよりも安心感なのです。 とにかく、この本を読むと「ほっ」とした気持ちになります。 私が言うのだから間違いない(笑) お疲れ気味の方は、ぜひ!
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味つけはせんでええんです
¥1,760
著者:土井善晴 発行元:ミシマ社 208ページ 168mm × 120mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 「なにもしない」料理が、 地球と私とあなたを救う。 AIの発達、環境危機、経済至上主義… 基準なき時代をどう生きるか? 人間とは、自由とは、幸せとは。 「料理」を入り口に考察した壮大な著! 土井節炸裂、一生ものの雑文集。 『ちゃぶ台』の名物連載、ついに書籍化。 *********************** 店主コメント *********************** 身近な生活から世の中のことまで、料理研究家ならではの思考で現代人が失いつつある普遍的な考え方や物事の在り方を語り尽くします。 人が生きるうえで欠かせない食事は、生活や文化の根底にあるもの。だからこそ、料理に対する思想は様々な事象に精通する普遍性をもっているのではないでしょうか。 ライフスタイルにその人の思想が反映されるとすれば、本書の内容は豊かな生活の一助になってくれると思います。
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自由の丘に、小屋をつくる
¥2,420
著者:川内有緒 発行元:新潮社 350ページ 192mm × 135mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 40代で母親になって考えた。「この子に残せるのは、“何かを自分で作り出せる実感”だけかも」。そこから不器用ナンバーワンの著者による小屋作りが始まる。コスパ・タイパはフル度外視。規格外の仲間たちと手を動かすほどに「世界」はみるみるその姿を変えていき……。暮らしと思索が響き合う、軽快ものづくりエッセイ。 【目次】 第1章 それはずっと一緒にいられない娘のために 第2章 世界でたったひとつの机が生まれた 第3章 ハイジの小屋と新しい風景 第4章 実家リノベーションは修練の場 第5章 未来予想図 ここに決めた! 第6章 人力で土地をならすと古墳が生まれた 第7章 西部開拓史が生んだ工法で進め 第8章 こどもの日は自家製コンクリートを作ろう 第9章 壁は一夜にしてならず 第10章 平面から立体に――闇を切り裂く叫び声 第11章 なんのための小屋なんだ 第12章 タコを捕まえる女と裸足の男、そして体力の限界 第13章 全ては窓辺の景色のために 第14章 ときには雨もいいものだ 第15章 終わらない台風との戦い 第16章 快適なトイレへの道 第17章 トイレなんか、青いバケツで十分だ 第18章 最初で最後の全員集合!――いつかまた小屋で会おう 第19章 さよならだけが人生なのか 第20章 壁を塗りながら本当の自由について考えた 第21章 パリへのオマージュを魚の骨柄にたくして 第22章 みんなの思い出、井戸掘りサマー 第23章 BON VOYAGE! 謝辞 あとがきにかえて
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夏みかんの午後
¥2,200
SOLD OUT
著者:永井宏 発行元:信陽堂 176ページ 177mm × 117mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 美術作家であり、エッセイや詩を数多く残した永井宏さんは、数編の愛すべき小説も残していました。本書は2001年にサンライト・ラボから出版されて以来、静かに読まれ続けてきた作品の復刊です。主人公は何かが始まる予感を胸に、東京を離れ海辺の町、葉山で暮らしはじめたばかりのフードスタイリスト、志田エリ31歳。郊外と都市、小さくもの作りしながら過ごす時間と消費するだけの生活……自分たちの価値観に基づいて浜辺の町に暮らす人々と出会う中で新しい生き方を見つけてゆく、時代を超えてこころに響く佳作です。 巻末には永井さんのワークショップに参加していた小栗誠史さんのエッセイを収録。 【目次】 夏みかんの午後 1 海辺はいつもいい天気 2 波の上の散歩 3 イルカのキス 4 海辺のフォークロア 5 ハードハウス 6 バック・イン・タウン 7 夏の宿題 8 夢の庭 9 ニュー・ムーン 砂浜とボート 永井さんは文化の入口 小栗誠史
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レシート探訪 1枚にみる小さな生活史
¥1,760
SOLD OUT
著者:藤沢あかり 発行元:技術評論社 256ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 「レシート」には、なにかその人らしさが隠れている──。今作が初の単著となる藤沢あかりさんが取材でみた、「暮らしの断片、ささやかな生活の記録」。食べること、好きなこと、仕事のこと、家族のこと、未来のこと。外出もできない、人に会えない日々のなか、買い物から見えてくる日常の大切さ、豊かさとは?
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旅するモヤモヤ相談室
¥1,980
SOLD OUT
編者:木谷百花 発行元:世界思想社 208ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** タンザニアの行商人、ブータンの酒飲み、エジプトのムスリム、パスタを深く味わうイタリア人……世界を知れば、悩みは解ける! 医学生が、先生たちを訪ねて見つけた、目からウロコの生きる知恵。読むと心が軽くなる、閉塞感を打ち破る対話集。 【本書に登場する先生たち】 小川さやか(立命館大学大学院先端総合学術研究科) 坂本龍太(京都大学東南アジア地域研究研究所) 石井美保(京都大学人文科学研究所) 東長靖(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科) 宮本匠(大阪大学大学院人間科学研究科) 風間計博(京都大学大学院人間・環境学研究科) 前田昌弘(京都大学大学院人間・環境学研究科) 岩谷彩子(京都大学大学院人間・環境学研究科) 藤原辰史(京都大学人文科学研究所) 松嶋健(広島大学大学院人間社会科学研究科) 広井良典(京都大学人と社会の未来研究院) 山極壽一(総合地球環境学研究所) 【本書の特徴】 ◎世界各地で調査する研究者に対する100時間以上のインタビューを濃縮 ◎「こんな生き方ありなんだ!」という医学生の瑞々しい感動の記録 【目次】 まえがき 旅するモヤモヤ相談室へようこそ 第Ⅰ部 毎日を元気に過ごすための処方箋 カルテNo.1 「私、自分に自信がないんです……」文化人類学@タンザニア 小川さやか カルテNo.2 「幸せって何か、わからなくなっちゃって……」フィールド医学@ブータン 坂本龍太 カルテNo.3 「あの人、何を考えているのか本当にわからなくて……」文化人類学@インド、ガーナ 石井美保 カルテNo.4 「神経質で、細かいことを気にしちゃうんです……」イスラーム学@エジプト 東長靖 コラム 待合室の小ばなし1「人に話を聞くということ」 菊地暁 コラム 待合室の小ばなし2「現地の知恵を学ぶこと」 田原範子 第Ⅱ部 ピンチをチャンスに変えるための処方箋 カルテNo.5 「地元が過疎でピンチ!」災害復興学@新潟 宮本匠 カルテNo.6 「環境が過酷でピンチ!」文化人類学@キリバス 風間計博 カルテNo.7 「住まいがなくなってピンチ!」建築学@スリランカ 前田昌弘 コラム 待合室の小ばなし3「役に立つ呪術・妖術」小川さやか コラム 待合室の小ばなし4「ドライな人間関係」松田素二 第Ⅲ部 よりよい社会のための処方箋 カルテNo.8 「差別がない社会を作るには?」文化人類学@インド 岩谷彩子 カルテNo.9 「誰もが生きやすい社会を作るには?」歴史学@ドイツ 藤原辰史 カルテNo.10 「がんばりすぎない社会を作るには?」文化人類学@イタリア 松嶋健 カルテNo.11 「日本を元気にするには?」公共政策@日本 広井良典 カルテNo.12 「地球を元気にするには?」人類学@コンゴ民主共和国、ガボン 山極壽一 コラム 待合室の小ばなし5「私の読書術」 藤原辰史 コラム 待合室の小ばなし6「モチノキの教え」 菊池恭平 あとがき 相談後も、お大事に! *********************** 店主コメント *********************** 海外でフィールドワークを経験したさまざまな専門家へのインタビューが主な内容・・・と言うと「ふーん」で終わってしまいそうですが、本書のおもしろいところはインタビューで語られる専門知を参考にして、誰もが抱く身近な悩みを解決に導くという点。 専門家たちが解決策を提示するのではなく、編者の木谷さんが解決に役立ちそうな知識をインタビュー内容から抽出→解決策を処方するという構成です。 普段「人文書を読んでも自分の興味につなげられない」という方に読んでほしいです。各インタビューの終りには、処方箋としてオススメの関連本も紹介。 読者の幅がひろがる一冊!
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50歳を過ぎたら高田純次のように生きよう 東京タワーの展望台でトイレの順番ゆずったら本が出せました
¥1,540
SOLD OUT
著者:高田純次 発行年:主婦の友社 224ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 高田純次が「50歳からのごきげんな歳のとり方」について適当に語ります! どうせ生きるなら元気に、楽しく、適当に! 現在74歳の高田純次が50歳以降を振り返りつつ、毎日をご機嫌に過ごすヒントを何となく語ります。人生100年時代と急に言われてもどうすればいいんだよ? あるいは、もう50歳過ぎちゃったけど何して生きればいいの? みたいなことに少しでも引っかかりを感じている人にはちょうどいいヒントがあります。おまけに暇つぶしにももってこい!
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自分のための人生(知的生き方文庫)
¥891
SOLD OUT
著者:ウエイン・W・ダイアー 訳者:渡部正一 発行元:三笠書房 288ページ 文庫判 148mm × 105mm *********************** 出版社紹介文より *********************** 自分の中に巣くう弱さの源を取り払い、常に創造への気構えを持ち続ける——そこから人生の成長がはじまる!他人に左右されず、「なりたい自分」を実現させる全世界1700万部の大ベストセラー!生涯一度は読んでおきたい名著! ダイア―博士の「伸び伸び人生論」! ■〝自分の考え〟はどこへいった? ■〝社会常識〟の外に「真理」あり! ■〝今〟を存分に生きる ■待つだけでは事態は好転しない ■幸福は「才能」なり! ■人生に花を咲かせる「選択」 ■好奇心と明日へのエネルギー
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新訳]禅マインド ビギナーズ・マインド
¥1,540
著者:鈴木俊隆 訳者:藤田一照 発行元:PHP研究所 352ページ 172mm × 115mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 世界24カ国以上で翻訳されてきた「禅の世界的名著」が、新訳となって登場! 本書は、アメリカを拠点に禅を西欧世界へと広めることに大きく貢献した、禅思想家・鈴木大拙氏(1870~1966年)とともに「二人の鈴木」と並び称される曹洞宗僧侶・鈴木俊隆氏(1904~1971年)による、禅の入門的講話集。坐禅の組み方から悟りの世界まで、禅の神髄を平易な言葉で語りつくした1冊です。 あのスティーブ・ジョブズが、青春時代にこの本に夢中になり、その後の人生に大きな影響を与えたことでも有名です。 原書の発刊は1970年ですが、本書は2020年に新装発刊された『Zen Mind, Beginner's Mind: 50th Anniversary Edition』を全訳したもので、鈴木俊隆氏のもとで長年修行をしていたデイヴィッド・チャドウィック氏による「あとがき」(全28ページ)が新たに追加されています。 新訳を担当した藤田氏は、長年アメリカで禅の指導をしてきた現役僧侶。現地のGoogleやFacebookの社員にも指導実績を持ち、本書は「よりわかりやすく、より読みやすく」をコンセプトに翻訳されました。 50年以上にわたって、世界中の人々の生き方に影響を与えた「最高の人生指南書」、待望の新訳!
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火を焚きなさい 山尾三省の詩のことば
¥1,980
SOLD OUT
著者:山尾三省 解説:早川ユミ イラスト:nakaban 発行元:新泉社 192ページ 178mm × 130mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 山に夕闇がせまる 子供達よ ほら もう夜が背中まできている 火を焚きなさい お前達の心残りの遊びをやめて 大昔の心にかえり 火を焚きなさい ――山尾三省「火を焚きなさい」 山尾三省の詩は、いまの時代にますます、ひつようとされている。わたしがわたしをとりもどすために。あなたがあなたをとりもどすために。 ――早川ユミ「わたしの、根っこのひと」 野とともに生きること、家族とともに生きること。 詩人・山尾三省(1938~2001年)の著作と詩集から、48篇の詩、4篇の散文作品を選び、あらたに編集したベストセレクション。家族とともに屋久島に移住し、耕し、詩作し、祈る暮らしを続けた詩人の心温まることばを集めました。布作家・早川ユミの解説、画家・nakabanの漫画も収録。
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TOKYO STYLE(ちくま文庫)
¥1,650
著者:都築響一 発行元:ちくま文庫 440ページ 文庫判 148mm × 105mm *********************** 出版社紹介文より *********************** 豪華な写真集や分厚い雑誌に出てくるようなインテリアに、いったい僕らのうちの何人が暮らしているのだろう。でも小さい部屋にごちゃごちゃと気持ち良く暮らしている人間ならたくさん知っている。マスコミが垂れ流す美しき日本空間のイメージで、なにも知らない外国人を騙すのはもうやめにしよう。僕らが実際に住み、生活する本当の「トウキョウ・スタイル」はこんなものだ!話題の名著文庫化。 【目次】 美は乱調にあり かわいさというたからもの アトリエに布団を敷いて 安いのは和風 モノにくるまって 子供の王国 住まいの必要十分条件 街のなかに隠れる
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融合しないブレンド
¥1,100
著者:庄野雄治 発行元:mille books 192ページ 183mm × 120mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 「ここには融合はないけれど、分断もない」 ブレンドコーヒーという小さな世界を変えるために綴った23の物語 言葉のあるコーヒーロースター、アアルトコーヒー・庄野雄治。 ロングセラー『誰もいない場所を探している』から7年、待望の書き下ろし随筆集が完成。 妻子がありながら36歳で会社を辞めてコーヒーロースターになった凡人が、焙煎しながら真剣に考えたこと。 混沌とした現代を楽しく豊かに生きるためのあれこれを、愛のあるあたたかな筆致で綴りました。
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ちいさいおうち
¥1,870
著者:バージニア・リー・バートン 訳者:石井桃子 44ページ 235mm × 250mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** しずかないなかに、ちいさいおうちがたっていました。やがてどうろができ、高いビルがたち、まわりがにぎやかな町になるにつれて、ちいさいおうちは、ひなぎくの花がさく丘をなつかしく思うのでした――。 時の流れとともに移りゆく風景を、詩情ゆたかな文章と美しい絵でみごとに描きだした、バートンの傑作絵本。(2019.11改版) *********************** 店主コメント *********************** この絵本は詩人・長田弘のエッセイ集『すべてきみに宛てた手紙』で知りました。 長田が選んだ10冊の絵本の中に含まれており気になったのです。 ちいさいおうちを取り巻くのは時代の流れに伴う環境の変化。 それは個人の歴史のようでもある。 大人の心にも沁みる絵本です。
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雲ができるまで
¥2,420
SOLD OUT
著者:永井宏 発行元:信陽堂 304ページ 177mm × 117mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** カフェ、音楽、雑貨、アート、詩、写真、花、料理…… 90年代のはじめ、湘南葉山の〈サンライト・ギャラリー〉を舞台に、 夢と憧れを手がかりにして自分らしい生きかたを模索する若者たちの姿。 舞台はアーティスト永井宏さんが湘南・葉山のはずれで1992年~96年に運営していた〈サンライト・ギャラリー〉。海と山に囲まれた湘南で、永井さんの「誰にでも表現はできる」という言葉に背中を押されて、バブル以降の新しい価値観を求め自分らしい生きかたを模索する若者たちが集い、この場所からたくさんの才能が巣立っていった。 荻窪の書店「Title」店主の辻山良雄さんは著書『ことばの生まれる景色』(ナナロク社)で『雲ができるまで』について書いています。「永井宏の文章をはじめて読んだときの静かな衝撃は、いまでもはっきりと覚えている。(略)自分の周りにもいそうな登場人物と、特別なことは何一つ起こらないストーリー……。 「とても気持ちのよい文章だ」と思う一方で、このような文章がそれまで誰からも書かれていなかったことに驚いた。」 身のまわりの小さな出来事を見つめることで、日々の暮らしがかけがえのない時間に変わる。 ささやかでも自分で表現するということは、生きている実感を人まかせにしないということで、それが自分の人生を愛する方法になる。永井さんが伝えつづけたメッセージです。 「暮らすこと」をひとつの表現ととらえ、日々の小さな出来事やささやかなこころの動きを人と共有してゆくことの大切さを提唱したアーティスト永井宏さん。クウネル、アノニマ・スタジオ、天然生活など、2000年代に次々に生まれた〈暮らし系〉メディアの担い手たちに愛され、影響を与えつづけた永井さんの初期作品、初版から25年を経て待望の復刊です! 巻末エッセイ 堀内隆志(鎌倉 カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュ店主) *********************** 店主コメント *********************** かつて湘南・葉山で著者が運営していたサンライト・ギャラリー。そこで出逢った人たちのエピソードをモチーフに描かれた短編集。 まわりみち文庫は自分でやりたくて始めたお店ではあるけれど、ともすれば会計ソフトから弾き出される数字に一喜一憂する日々。いや、どちらかと言えば「一憂」の方が多い。 そんなときにこの本を読めば心が洗い流されて、店主にとっての「一喜」とは良い数字だけではないことを思い出させてくれます。 日々の暮らしや、ひいては個人の生き方を彩るささやかな喜びが伝わってくる一冊です。
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あしたから出版社(ちくま文庫)
¥968
SOLD OUT
著者:島田 潤一郎 発行元:筑摩書房 336ページ 文庫判 148mm × 105mm *********************** 出版社紹介文より *********************** 本当は就職をしたかった。でも、できなかった。33歳のぼくは、大切な人たちのために、一編の詩を本にすること、出版社を始めることを決心した—。 心がこもった良書を刊行しつづける「ひとり出版社」夏葉社の始まりから、青春の悩める日々、編集・装丁・書店営業の裏話、忘れがたい人や出来事といったエピソードまで。 生き方、仕事、文学をめぐる心打つエッセイ。 解説 頭木弘樹
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覚醒のネットワーク
¥1,650
著者:上田 紀行 発行元:アノニマ・スタジオ 219ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 文化人類学者であり東京工業大学のリベラルアーツ研究教育院長である著者が、20代の頃にフィールドワークでスリランカを訪れたときに書いた、数ある著作の原点にあたる作品。今、多くの人が、自分はいなくてもいいのではないかと悩んだり、何かがうまくいかないことを他人のせいにしてしまうなど、無力感を抱えているかもしれません。本書は、そのような状況から一歩踏み出して、他者と関係を築いていくきっかけを与えてくれる内容となります。前に進みたいと願っている人、特に若い世代の人にこそ読んでもらいたい、心がイキイキする一冊です。 【目次】 新装復刊版まえがき はじめに 第1章 何かがおかしい 私たちが直面している大問題 レッテルがいのちを見えなくする 言葉の罠 違いが私の意味を生みだす!? 第2章 殻をかぶった私 「ひとのせいにしない」と何が起こるか 「自我」とは何なのか 何もできない私 ものへの執着 ひととの違いを際立たせる 不幸なひとがいないと幸せになれない!? 悪循環が悪循環を呼んで 殻がどんどん厚くなる 第3章「気づき」がやってくるとき このバイブレーションは何なのか 無力感や絶望をはね返す何か 自分の中にある「花」に気づく 「私」が見えてくるとき「あなた」が見えてくる 第4章 開かれた私 自分自身を取り戻す心理療法、セラピー 誰もが「悪魔」を抱えている どこにでも「出会い」がある 殻が破られるとき 第5章 殻をかぶった集団 スケープゴートの必要な社会 「いじめ」のメカニズム 国家という殻 自然破壊を生みだすもの もはやごまかしは通用しない 第6章 私と地球の病気を癒す 「奇跡的」な現象がある! 脳の中のヒント 「言語脳」のストレスが病を生む 「自然治癒力」を取り戻す からだの中の声が聞こえてくる からだは深層でつながりあっている パフォーマンスがつながりを生む タテの気づき、ヨコの気づき 地球大のシャーマンになる 「おすがり」を超え、「自分が主役」になっていく 第7章 いまネットワークが動きだす 私たち自身が巨大な暴力を生みだしている 福祉―同情から共感へ 医療―ホリスティックな癒し 教育―差別化から共生の知へ 国際協力―国家という殻を超えるNGO フェミニズム―あるがままの女性性 地球環境―深いエコロジー 癒しとしての運動 リアライズする 変革の流れ 「いま、ここで」実現する! そして「覚醒のネットワーク」へ あとがき( カタツムリ社版) 新装復刊版あとがき *********************** 店主コメント *********************** 本文の「殻を被った」という表現は、社会に深く根付いた問題の核心を突いていると思います。 他者との違いによって確立された自我は殻に包まれる。そのような自我は社会のあらゆる場所に存在し負の連鎖を生み出しているのではないでしょうか。 個人的に自己啓発的な本を読むことはもうない、あるいは読むとしても古典に限ると思っていたけど、読んでみると結構気づきがあるもの。 本書の初版は30年前ながらSDGsに関わる内容でもある。社会さらには自我の構造そのものを問題視している点で、本書の内容はSDGsよりも一歩踏み込んでいる気がします。
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食べて、祈って、恋をして〔新版〕(ハヤカワ文庫NF)
¥1,320
著者:エリザベス・ギルバート 訳者:那波 かおり 発行元:早川書房 589ページ 文庫判 148mm × 105mm ~出版社紹介文より~ ままならない人生をリセットし、自分自身にもう一度出会うため、エリザベスは旅に出る。 イタリアでは語学勉強に励みながら食の快楽を、インドではヨガの修業で心の静けさを、バリ島では人とのつながりを通して人生のバランスを学ぶ・・・・・・ 知性とユーモアをもって自分の周りを見つめなおす筆致が、今なお世界中の女性たちの共感を呼び起こしている自伝的エッセイ。 世界累計1500万部突破のベストセラー、待望の新版登場。
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なるべく働きたくない人のためのお金の話
¥1,540
SOLD OUT
著者:大原扁理 発行元:百万年書房 192ページ 188mm × 128mm ソフトカバー ~出版社紹介文より~ 『年収90万円で東京ハッピーライフ』(4刷3万部)著者の、2年ぶり最新刊!! 「多動力」なんてないし「私たちはどう生きるべきか」と考えるうちに気がつくと昼寝になってしまっているような、そんな弱い私たちの「生存戦略」。 著者が隠居生活の中で、お金と人生についてゼロから考えた記録。将来に不安や心配を感じる人へ向けた、もっと楽に生きるための考え方がこの1冊に詰まっています。 巻末対談:鶴見済×大原扁理「豊かさって何だろう?」 【目次】 序章 隠居生活のアウトライン 第一章 まずはつらい場所から抜け出す 第二章 落ち着いた生活をつくりあげる 第三章 手にしたお金で、自分はどう生きたいのか? 第四章 お金に対する見方・考え方の変化 第五章 お金と話す、お金と遊ぶ 対談 鶴見済×大原扁理「豊かさって何だろう?」
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パパラギ
¥1,430
SOLD OUT
翻訳:岡崎照男 イラスト:早川世詩男 発行元:学研 128ページ 215mm × 161mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 100年愛され続け、日本版だけで累計100万部を突破している、ベストセラー&ロングセラー本がオールカラーのイラストつきで登場。現代人の心にも突き刺さる、100年後にも残したいメッセージ。子どもたちだけではなく、大人も必読の、名著中の名著。 *********************** 店主コメント *********************** 100年以上前、サモア諸島に住む酋長ツイアビが西欧を訪れ文明を見聞しました。 帰島後にツイアビが島民に話した演説を翻訳したものが『パパラギ』の内容だとされています。(本書の成り立ちには諸説あるらしい) 「パパラギ」とはサモアの人が白人を指すときに使う言葉。 ツイアビの話はどこかパパラギを見下し、文明批判しながら自分たちの正当性を主張する向きがあります。しかし、的を射ていることがたくさんあります。 本書の内容は元々の邦訳版を再編集したもの。子どもでも読めるように内容をシャープにしイラストも加えられています。 文明を言い表す際にツイアビが用いる比喩は多彩で、それは面白さでもあり元の邦訳版においては読みにくさでもあったのですが、本書はいろんな世代に読んでもらえるのではないでしょうか。
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狭い道〔新版〕
¥2,420
SOLD OUT
著者:山尾三省 解説:早川ユミ 発行元:野草社 304ページ 188mm × 128mm ソフトカバー ~出版社紹介文より~ 彼が家族との生活をとおして、伝えてくれたことは、家族とまいにちくらすことが、社会を変えるということだ。土を耕し、いちにち、いちにちをおくるくらしが、いま、まっとうで、あたらしい。――解説・早川ユミ「あたらしい家族論」より 僕が、住む場所として島を選んだのは、僕自身のためではあるが、同じ程に子供達のためであり、順子のためでもあった。海は必ず、深く善いものを、大人にも子供にも与えてくれる。 ――本書より 詩人・山尾三省は1977年、家族とともに屋久島に移住した。本書は、経済的な勝ち負けや物質的な豊かさに背を向けた暮らしのなかで、日々の思いをつづったエッセイ集である。 妻や子供のこと、野山で働くこと、お金のこと、ローカルな社会のこと、自然の恵みを味わうこと、海や友だちを心の底から愛すること。 「嘘のない人間の生活」を求めた詩人のことばは、本当に大切なものは何かと、いまを生きる私たちにやさしく問いかける。 【目次】 子供達へ 仕事について 出会い ナシとビーナ 誕生日 海
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庭とエスキース
¥3,520
著者:奥山淳志 発行元:みすず書房 288ページ 210mm × 150mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 写真家である著者は、北海道の丸太小屋で自給自足の生活を営み、糧を生みだす庭とともに暮らす「弁造さん」の姿を14年にわたり撮影しつづけた。 弁造さんの“生きること”を思い紡がれた24篇の記憶の物語と40点の写真。 人が人と出会ったことの豊かさを伝える、心揺さぶる写文集。 「弁造さんの部屋に入ると空箱とか紙切れとか床の上を占めているよくわからないものを脇によけて、僕はいつもの場所に腰を下ろした。それは部屋にひとつだけある窓の前、部屋の中央にどんと居座っているイーゼルの脇のわずかな隙間といってよい場所だった。たった一部屋しかない丸太小屋は全体でわずか十畳ほどだろうか。その空間のなかに食事を作るための流しと食事スペース、冷蔵庫、トイレとお風呂、クローゼット、ベッド、薪ストーブと暮らしていくうえで必要なすべてが揃っていた。生きていくうえで必要のないものを挙げるとしたら、それはイーゼルをはじめとする絵を描く道具だろうか。でも、これは弁造さんにとっては、冷蔵庫や風呂などとは比べようもないほど大切なものだった。イーゼルは、窓からの光を一番受けやすい場所に立っていて、ベッドからもよく見えた。 弁造さんは、ベッドに腰掛けながら、あるいは横になりながら、室内でいる時間のほとんどをこのイーゼルを眺めながら過ごしているようだった。そして、イーゼルにはいつだって絵が掛けられていた。鉛筆でざらざらと描かれているスケッチブックが造作無く置かれているときもあったし、色が塗られたベニヤ板やキャンバスが重ねて置かれていることもあった。共通しているのは、それがいつも完成していないことだった。でも、だからなのだろうか。絵は逆に生々しく弁造さんの今という時間を伝えているような気もした。 僕は無意識のうちに、イーゼルに置かれている絵が何であるのかを最初に確認するようになった」(本文より) *********************** 店主コメント *********************** 写真家である著者は、北海道で自給自足の生活を送る老人・弁造さんと14年にわたり交流し、彼の姿を撮り続けてきました。 その14年間を振り返りながら、弁造さんの姿から見えてくる〝生きること〟について思索するエッセイです。 弁造さんと過ごした濃厚な時間は、彼が不在になってからも過去の記憶とともに〝生きること〟を浮かび上がらせる。著者が過去を思い出しながら思考を巡らせる様子が端正な文章で綴られています。
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孤独の愉しみ方 森の生活者ソローの叡智
¥1,430
著者:ヘンリー・ディヴィッド・ソロー 訳者:服部千佳子 発行元:イースト・プレス 341ページ 183mm × 115mm ハードカバー ~出版社紹介文より~ “智恵の贈り物シリーズ” 「楽しみにお金のかからない人が、最も幸福です。」 150年の超ロングセラー シンプルに生きる、大切な教え 孤独を愉しむ方法、人間らしく生きる方法、シンプルに暮らす大切さについて、150年前、アメリカの森の中の湖の畔で、小屋を建てて自給自足の生活をしながら遺した思索家の言葉を、わかりやすくいまに生きる人に向けて編集しました。 ガンジー、キング牧師を動かし、環境保護運動のバイブルともなり、世界を変革した言葉は「森の生活者」の孤独な時間から生まれました。心豊かに生きる秘訣がこの本には書かれています。
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バイトやめる学校
¥1,540
SOLD OUT
著者:山下陽光 発行元:タバブックス 144ページ 173mm × 123mm ソフトカバー ~出版社紹介文より~ 「シリーズ3/4」始動! 3/4くらいの文量、サイズ、重さの本。それぞれのやり方で、余白のある生き方をさがすすべての方へ送る新シリーズです。 「景気がめちゃくちゃわるくて、世の中で起きることの、ほぼ全て悪い方向に向かっている。そんな中で好きなことで暮らしていくのは難しいと思って、やりたくない仕事で働きまくって、たまの休みに好きなことに金を使いまくるのはあまりにも効率が悪すぎる。 心配すんな。 「バイトやめる学校」では、何をどうやれば自分で自活して暮らしていけるのかという理論と実践をギャンギャン紹介していきます。」 ネットで新作を出すたび30分で完売するリメイクファッションブランド「途中でやめる」の山下陽光。高円寺の貧乏人反乱集団「素人の乱」に参画後、長崎、福岡に移住、服を作りながら「バイトやめる学校」を日本全国 各地で開催、一歩踏み出せない人の背中を押し続けています。本書は「資本主義が得意じゃない人」が楽しく生きていくための、独創的かつ実用的な「バイトやめる学校」のテキストです。 【目次】 「バイトやめる学校」とはなにか 1時間目 全員にバイトやめる装置が配られた 2時間目 実録・「途中でやめる」 3時間目 1対1の時代になった 実践編 バイトやめた/やめるかもな人との対話