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わたしの農継ぎ
¥1,980
著者:高橋久美子 発行元:ミシマ社 240ページ 188mm × 130mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 稼ぐためではなく、風景や知恵や種を、受け継ぐために。 地元(愛媛)では農、東京では作家。 チームで畑をして、ときにバンド活動も。 模索した、新しい農のかたち。 農業にかぎらず、あらゆる分野で継承の問題に奮闘する方たちへ贈る一冊。 ------------------------------------------ ――本文より―― その人の人生の一部に土があるということ。それは農業うんぬんの前に、生きることや生命のルーツを知ることにもなると思う。自分の食べるものを自分で採取するという行為は、あまりにも現代人の生活に欠けていて、それなのにあまりにも生物の根本だった。 畑は、本当は世界で一番豊かな作業場だ。忘れがちだけど、宇宙にいつも触れることができるのだから。さまざまに五感を刺激され、それを音楽とか詩に昇華し、畑帰りに曲を作り歌う日もある。 私たちのように職は別に持ち、自給自足+αを目指して活動する農家が、もっといてもいいはずだ。そして、やれなくないよ、とここに記したい。 ------------------------------------------ 【目次】 2022.01~03 冬 木と人の世代交代 2022.03~05 春 動物たちとどう生きるか 2022.06~08 夏 真剣な遊びとしての畑 2022.09~11 秋 お百姓は忙しすぎる 2022.12~2023.02 冬 黒糖作りを継ぐ 2023.03~05 春 農業は半分が土木 2023.07~08 夏 チームでする農業 2023.09~11 秋 わたしの農継ぎ 2023.12~2024.02 冬 石積みを継ぐ
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恋愛の哲学
¥1,760
著者:戸谷洋志 発行元:晶文社 236ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 哲学は「恋愛」を語ることから始まった。 クズへの愛はなぜ成立するのか? なぜ私は愛されたいのか? 永遠の愛はどこまで続くのか? ――すべて哲学が答えます。 現代に流れる「ロマンティック・ラブ」の幻想を解体する驚愕の哲学入門!!! 紹介するのは、プラトン、デカルト、ヘーゲル、キルケゴール、サルトル、ボーヴォワール、レヴィナスの七人。彼らはそれぞれが違った仕方で人間と世界の関係を捉え、その人間観の中で恋愛(哲学)を論じている。恋愛とは何かを考えることは、そもそも人間とは何かを問い直すことを要求する。本書ではそれらを全体として再構成することで<恋愛>を広い視野の元で捉え直していく。 【目次】 はじめに 第1章 なぜ誰かを愛するのか?――プラトン 第2章 なぜ恋愛に執着するのか?――デカルト 第3章 なぜ恋人に愛されたいのか?――ヘーゲル 第4章 永遠の愛とは何か?――キルケゴール 第5章 なぜ恋愛は挫折するのか?――サルトル 第6章 女性にとって恋愛とは何か?――ボーヴォワール 第7章 なぜ恋人と分かり合えないのか?――レヴィナス おわりに *********************** 店主コメント *********************** 結婚へ至る過程こそが恋愛だとする「ロマンティック・ラブ」という恋愛観が、世の中では当たり前になっています。しかし、本書ではロマンティック・ラブを絶対的なものとはせず、恋愛を広い視野で捉えなおすことで豊かな関係性として理解しようとしています。 7人の哲学者の恋愛論を章ごとに紹介し、それぞれの哲学に沿った恋愛観を展開。随所で引用されている哲学者たちの難解な言葉も、著者が噛み砕いて解説してくれるので難なく読み進めることができると思います。 登場する哲学者は、プラトンやデカルト、ヘーゲルなど哲学界の大御所が中心。巻末の引用文献一覧も、哲学書の定番と言えるタイトルが並んでいるので哲学の入門書としてもオススメです。
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『生 = 創 × 稼 × 暮』
¥1,980
発行元:かくれんぼパブリッシング 192ページ 176mm × 115mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** [問い] あなたが生きるとき、創ること・稼ぐこと・暮らすことのバランスをどのように保っていますか。 19名のつくり手による、上記の問いの回答をまとめたエッセイ集。 【著者】 小説家/大学生 新 胡桃 四つ葉のクローバーアーティスト 生澤 愛子 薪ストーブ職人(株式会社ファイヤピット代表) 大石 守 おおば製パン店主 大場 隆裕 農家・百姓/ファームガーデンたそがれ園主 菊地 晃生 詩人・国語教室ことぱ舎代表 向坂 くじら とおの屋要オーナーシェフ・株式会社nondo代表取締役 佐々木 要太郎 諏訪流鷹匠 篠田 朔弥 文筆家/博士(哲学) 関野 哲也 あんこや ぺ 店主 竹内 由里子 文筆家 土門 蘭 書店「かみつれ文庫」店主 西岡 郁香 花屋みたて店主 西山 美華 新渡戸文化学園 VIVISTOP NITOBEクルー 廣野 佑奈 古本よみた屋 副店長/文章で遊ぶ人 ブン はれやか農園代表 槇 紗加 江戸切子職人 三澤 世奈 本屋店主/モノ書き/時々大工 モリテツヤ 空撮写真家/NaohPhoto 山本 直洋 *********************** 店主コメント *********************** 「あなたが生きるとき、創ること・稼ぐこと・暮らすことのバランスをどのように保っていますか。」 この本には上記の問いに対する19人の芸術家の回答が収められています。 「芸術家」の定義を「独自の視点、言葉、世界観を持ち、それを作品にしている方や、体現している方」とし、その職業は農家、文筆家、花屋、料理人などさまざまです。 彼らが考えるリアルな「創ること・稼ぐこと・暮らすこと」のバランスを参考に、自分なりの心地よいバランスを見つける手引き書です。
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その日暮らし
¥1,760
SOLD OUT
著者:坂口恭平 発行元:palmbooks 166ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** ずっと向き合えずにいた寂しさの正体がわかったことで、 僕ははじめて、自分を信頼できるようになった。 コロナ禍にはじめた畑。熊本の土地とたいせつなひとたちとの出会い。うれしさも苦しさも分かち合える家族との昼夜をへて、僕は自分のなかにいた、もうひとりの大事にすべき存在と出会った。日々を綴るエッセイの先に待つ、あらたな境地へといたる生の軌跡。 【目次】 畑をはじめて/四年目の畑/安全地帯/ふたりとの出会い/無償で助け合う/外の世界に夢中/鬱は大事な休息/先祖めぐり その一/先祖めぐり その二/先祖めぐり その三/生きるための絵/背中を押された娘の言葉/自分を褒める習慣/ゲンの背中を掻く毎日/アオにマッサージをする夜/不知火忌/その人の「町」/泉との出会い その一/泉との出会い その二/わらしべ長者/ゲンと虫歯/両親と小旅行/助けた亀は戻ってくる/建てない建築家/ゲンの良いところ/人生に無駄なし/プライベートパブリック/声を拾い集める/師匠の見つけ方/新しい病院の設計/海から呼ばれている/親友の優しさ/アオのアドバイス/やるだけやって怒られる/絶対に大丈夫/子どもが一番の薬/伯母が歩いた/イスタンブールは実家/自殺者をなくす方法 その一/自殺者をなくす方法 その二/ピザ修業でナポリへ/学校に行かない君へ/創作すること/鬱になる/脆弱だからこそ持続する/興味はないのか?/思いつきノート/手に預ける/助けてくれるみなさんへ/寂しさが笑顔に変わる あとがき
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あなたを選んでくれるもの(新潮クレスト・ブックス)
¥3,080
著者:ミランダ・ジュライ 訳者:岸本佐知子 発行元:新潮社 256ページ 190mm × 130mm 仮フランス装 *********************** 出版社紹介文より *********************** 映画の脚本執筆に行き詰まった著者は、フリーペーパーに売買広告を出す人々を訪ね、話を聞いてみた。革ジャン。オタマジャクシ。手製のアート作品。見知らぬ人の家族写真。それぞれの「もの」が、ひとりひとりの生活が、訴えかけてきたこととは。 カラー写真満載、『いちばんここに似合う人』の著者による胸を打つインタビュー集。 *********************** 店主コメント *********************** 映画監督や作家として活動するミランダ・ジュライによるインタビュー集。 インタビュー対象は、『ペニーセイバー』というフリーペーパーに広告を掲載している人たち。彼女にとって全く接点のない一般人です。 映画脚本の執筆が行き詰まる度にネットの世界へ逃避しがちだったジュライ。フリーペーパーで私物の売買広告を出す人たちに興味を引かれた彼女は、ネットの呪縛に抗うかのように広告の番号に電話をかけます。 そうしなければ一生出会わなかったあろう人々との会話を通して、彼女はさまざまな思いを巡らせながら映画制作と自身の人生につきまとう焦燥感と向き合うのです。 インタビュー集でありながら、映画撮影へ結実してゆく終盤の展開はとても感動的でドラマチック。
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シン・ファイヤー
¥2,200
著者:稲垣えみ子/大原扁理 発行元:百万年書房 352ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 『家事か地獄か』(稲垣えみ子)✖️『年収90万円で東京ハッピーライフ』(大原扁理)の最強タッグに学ぶ、シン(真/新)のFIREへの道――。 インフレだ、円安だ、老後不安だ、という「お金の心配」から自由になるための、誰にでもできる、たったひとつの冴えたやり方。 【目次】 はじめに 1 FIREってウチらのことなんじゃ? みんなFIREを目指しているのか FIREは幸せ? FIREど真ん中世代 隠居はFIREか? 仕事をしないって、つまらんことだな お金には全賭け(ルビ・フルベット)しない へぇ~、そういう土俵があるんだ~ さまざまな投資 ほんわかした幸せ コスパ返し 主語の小ささ 2 FIRE前夜を振り返る 大原扁理、世界一周の旅 人間の機械化 スタバでMac広げているような人たちでしょ? 投資だけがFIREなのか お金をたくさん稼げば幸せになれる? 無い面白さ貯金 買う・作る・もらう もうこんな生活は嫌! 自分にとって必要な収入額 3 何からリタイアすべきか 料理本からのリタイア 苦しさが無いとつまらない 観光旅行からのリタイア 街と仲良くなる方法 総合力が試される 無理は良くない 親の介護を考える 4 ふたりのFIRE生活 自分を幸せにすることはできなくても マネーロンダリング チーム稲垣えみ子 余ったお金の使い方 ウチらは小さいビル・ゲイツ すべてが投資になる 稲垣えみ子の一日 節約する気はない 250年前の音楽 それは会社員の発想 大原扁理の一日 隠居の定義 「理想の生活」 安いけどもったいない/高いけどもったいなくない エスケープ・フロム節約 家事ができる、という財産 FIREは遠回り 不都合なセルフラブ お金の人格化 ヨガは哲学 盗まれないことも社会貢献 生き方が美しいかどうか ポートフォリオの見直し 5 「働く」と「稼ぐ」を再定義する 富裕層の生態観 虚業の墓場 土日がなくなる 自発的にやる 100の仕事があれば お金をもらう仕事、もらわない仕事 捨てること 明るい諦め 経済的な不老不死 人間だもの 6 支出を減らすことは惨めなのか こうしてFIREくんは幸せになりました ぼんやりした不安 ダウンサイザー 自己責任論、肯定派 自分が変われば世界が変わる 工夫は楽しいはずなのに 節税はしない 複利の力 7 「投資」は必要か このつまんない社会を変えるために 貯金よりは投資 「ワンランク上」の罠 ペットボトルの水買わなきゃいけない強迫観念 ワンランク上 VS ワンランク下 欲しいのはお米じゃなかった 輝かなきゃいけない圧 8 本当に幸せになるたったひとつの方法 この世の最大価値 友達と他人の中間領域 地域猫と同じポジション もらう力 この世界はひとつしかない 世界に対する信頼 FIREで友達を失くす人、増える人 人生を自分の手元に取り戻す 片方が死んでいる 夢のある老後を目指して おわりに *********************** 店主コメント *********************** 経済的に独立し早期リタイアするライフスタイル「FIRE」。 投資で稼いで働かずに生活するというのが一般的な定義ですが、この本ではオルタナティブなFIRE生活について稲垣えみ子と大原扁理が語り尽くします。 2人が考える「働く」ことの意味、誰にでもできる投資とは、そして本当の幸せとは ―― 読みながら「そういう解釈もあるのか」と感動しつつ、「それこそが本来の社会なのでは?」という思いも芽生える。マイペースな対談とは裏腹になかなか刺激的な一冊です。 ベストセラーになった田内学『きみのお金は誰のため』(東洋経済・2023年刊)は「お金の奴隷」から解放されるためにお金の正体を知ることが主な内容でした。一方、『シン・ファイヤー』はすでにお金から解放された2人が、より生活に密着した内容で自分なりのFIRE生活を語ります。 あくまでもこの本は参考書として、自分に合ったFIREを見つけ出すことが最終目的です。 自分の生き方を模索している方はぜひ!
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虹の戦士 (ポケット版)
¥1,760
SOLD OUT
翻案:北山耕平 発行元:太田出版 200ページ 155mm × 110mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 30年間静かに読み継がれるロングセラー、待望のポケット版。 アメリカ・インディアンが信じつづけてきた、希望と再生の物語 「地球が病んで/動物たちが/姿を/消しはじめるとき/まさにそのとき/ みんなを救うために/虹の戦士たちが/あらわれる」 ――アメリカ・インディアンに古くから残る言い伝えより ※本書は弊社刊「虹の戦士」(1999年)、「定本 虹の戦士」(2017年)を再編集のうえ、ポケット版として新装したものです。 【目次】 第一章 大きな疑問 第二章 内側を見つめる 第三章 自然にさわる 第四章 恐怖に打ち勝つ 第五章 技をものにする 第六章 死を敬う 第七章 痛みを知る 第八章 ヴィジョンを求める
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ふるいせんろのかたすみで
¥1,760
著者:チャールズ・キーピング 訳者:ふしみみさを 発行元:ロクリン社 32ページ 277mm × 215mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** BIB金のりんご賞受賞作 街の片隅や、路上の人々をテーマに多くの名作を遺した、 ケイト・グリーナウェイ賞受賞作家チャールズ・キーピング。 唯一無二の絵の表現と、鋭い洞察力、あたたかいユーモアをもって描かれた作品です。 【あらすじ】 古い線路のそばに6軒の家が連なる長屋がありました。 そこに住んでいるのは、みんな年老いた貧しい人ばかり。 ある日、みんなで買ったくじが大当たり! 突然舞い降りたこの幸運に、みんなはどうしたでしょうか? ※本書は『たそがれえきのひとびと』(らくだ出版 1983年)の新装新訳版です。
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生きがいについて 神谷美恵子コレクション
¥1,980
SOLD OUT
著者:神谷美恵子 解説:柳田邦男 発行元:みすず書房 360ページ 193mm × 135mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 「いったい私たちの毎日の生活を生きるかいあるように感じさせているものは何であろうか。ひとたび生きがいをうしなったら、どんなふうにしてまた新しい生きがいを見いだすのだろうか」 神谷美恵子はつねに苦しむひと、悲しむひとのそばにあろうとした。本書は、ひとが生きていくことへの深いいとおしみと、たゆみない思索に支えられた、まさに生きた思想の結晶である。1966年の初版以来、多くのひとを慰め力づけてきた永遠の名著に執筆当時の日記を付して贈る。 【目次】 はじめに 1 生きがいということば 2 生きがいを感じる心 感情としての生きがい感/認識としての生きがい感/使命感 3 生きがいを求める心 生存充実感への欲求/変化への欲求/未来性への欲求/反響への欲求/自由への欲求/自己実現への欲求/意味と価値への欲求 4 生きがいの対象 生きがいの特徴/生きがいのつくる心の世界/生きがいと情熱/生きがいのさまざま 5 生きがいをうばい去るもの 生存の根底にあるもの/運命というもの/難病にかかること/愛する者に死なれること/人生への夢がこわれること/罪を犯したこと/死と直面すること 6 生きがい喪失者の心の世界 破局感と足場の喪失/価値体系の崩壊/疎外と孤独/無意味感と絶望/否定意識/肉体との関係/自己との関係/不安苦しみ/悲しみ/苦悩の意味 7 新しい生きがいを求めて 自殺をふみとどまらせるもの/運命への反抗から受容へ/悲しみとの融和/過去との対決/死との融和/価値体系の変革/はじき出されたひとの行方 8 新しい生きがいの発見 生存目標の変化の様式/同じ形での代償/変形/置きかえ/心の構造の変化/ひろがりの変化/心の奥行の変化 9 精神的な生きがい 認識と思索のよろこび/審美と創造のよろこび/愛のよろこび/宗教的なよろこび/代償としての宗教/積極的な生きがいとしての宗教 10 心の世界の変革 変革体験について/自然との融合体験/宗教的変革体験/変革体験の特徴/変革体験の意味 11 現世へのもどりかた もどりかたのさまざま/のこされた問題 おわりに 引用文献 『生きがいについて』執筆日記 * 解説 柳田邦男 *********************** 店主コメント *********************** 生きがいの希求や喪失、新たな生きがいの発見とそれがもたらす心の変容など、生きがいとの関わりを通して見えてくる人の心の世界。 精神科医の著者による論考ですが、その体裁は文学的な趣きがあり感触としてはエッセイに近いです。 引用文献としてちょっとだけ登場する『夜と霧』と合わせて読みたい。 フランクルが収容所体験を通して見出したことを、神谷がさまざまな文献やハンセン病患者の事例を提示しながらより具体的に考察している…そのような印象を受けました。いずれも名著、ぜひ!
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母の最終講義
¥1,980
著者:最相葉月 発行元:ミシマ社 176ページ 178mm × 130mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** あの介護の日々は、母から私への教育だった――。 『絶対音感』『星新一』など傑作ノンフィクションの書き手であり、新聞の人生案内も人気な著者の、半生にじみ溢れる名エッセイ集。珠玉の47本。 最相葉月デビュー30周年記念企画 【目次】 第一章 「余命」という名の時間 「余命」という名の時間/宗教を語る言葉が欲しい/島育ちのご縁から/ワクチン集団接種を前にして 第二章 母の最終講義 第二幕が開いて/母の最終講義が始まった/介護の知恵をつなぐ/手芸という営み/いつもすべてが新しい/揺るがぬ岩より高野豆腐/新しい日常は別世界/リモートで、さようなら コラム ごくろうさま 第三章 相対音感 相対音感 共に生きていくために/季節ものが消えるゲリラサイン会/バイオミミクリー/宇宙探査を支える人たち/風呂敷に魅せられて/半世紀の恩恵/あえて、見ない、知らない、やらない/支援はいつもむずかしい 第四章 さみしい一人旅 さみしい一人旅/未熟な旅行者/枕をもって旅をする/カプセルで見る夢/「森のくまさん」を歌った日/コロナ下の教会で/闇に差す光 コラム ウソ日記 第五章 人生相談回答者 「する/される」を超えて/認知症者の片想い/御用聞きからしか見えない現実/正当にこわがる/歳末助け合いに思う/ヤングケアラーを探せ/心のもちよう、という前に コラム 二番手の命 第六章 ありがとうさようなら 師/本を捨てる/たそがれの婚礼家具/オリーブの島で世界を考える/ドキドキをくれた人たち/コロナ禍とジャーナリスト/また会う日まで/競技場にて/絵を捨てる あとがき
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転職ばっかりうまくなる
¥1,760
SOLD OUT
著者:ひらいめぐみ 発行元:百万年書房 224ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 20代で転職6回。 「圧倒的成長」をしたくない人のための、ドタバタ明るい転職のすゝめ。 こんな会社ばっかりの世の中なんて終わってる――。 【目次】 ◎一社目 倉庫、コンビニ アルバイトはたのしい 倉庫ではたらく お金がない 時間の換金には限度がある ◎はじめての就職活動 転職エージェントに登録する 初めての面接 「世の中そんなに甘くないんだよ」 再最終面接 ◎二社目 営業 入社一か月目 ほほえみ地蔵 社会人練習 踏んだり蹴ったり 血便、ふたたび ◎はじめての休職 ダチョウか、タカか、ペンギンか 川と裁判傍聴の日々 ◎三社目 webマーケティング おでんを食べながら働く 「圧倒的成長」をしたくない ◎四社目 書店スタッフ 滑り込み転職 手取り十五万円クライシス レモンの輪切りと人生 「好きなこと」を仕事にする (二十八歳・書店アルバイト) 転職活動、ふたたび トイレットペーパーがない ◎五社目 事務局・広報 入社して一か月で辞めたくなる 「給料も払いたくない」 「仕事ができる・できない」は環境の違い 「ひらいさんは文章で成功しない」 なにもない首里城 ◎六社目 編集・ライター 職場には川が必要 デスクでごはんを食べること、窓がないオフィスで働くこと 「書く」という仕事 甘いものが食べられない期 偏りをはかる ◎七社目 ライター・作家(フリーランス)←「社」ではないですが……。 倉庫バイト・リバイバル 働き方革命 やってみたいことを、やってみる 転職の数だけ人生の味方が増える フリーランスの生活と占い 肩書は書かない いつ、どんな理由で辞めてもいい 夢って、なんだろう ◎あとがき *********************** 店主コメント *********************** 世間ではいまだに転職回数の多さ=忍耐力の無さと思われがち。けれども転職の多さは、仕事観を模索していることの表れでもあります。 やっぱり人生にもまわりみちは必要なのだ。 この本には仕事観についてとても大切なことが書かれています。 それは、自分が社会人になってから15年以上経ってようやく気付いたことでした。下手したらそれに気付かないまま定年を迎える人もいるかもしれない。 この本に書かれているような仕事観が社会のスタンダードになってくれたら、と思う。そうしたらもっと生きやすい世の中になるはずです。
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夏みかんの午後
¥2,200
SOLD OUT
著者:永井宏 発行元:信陽堂 176ページ 177mm × 117mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 美術作家であり、エッセイや詩を数多く残した永井宏さんは、数編の愛すべき小説も残していました。本書は2001年にサンライト・ラボから出版されて以来、静かに読まれ続けてきた作品の復刊です。主人公は何かが始まる予感を胸に、東京を離れ海辺の町、葉山で暮らしはじめたばかりのフードスタイリスト、志田エリ31歳。郊外と都市、小さくもの作りしながら過ごす時間と消費するだけの生活……自分たちの価値観に基づいて浜辺の町に暮らす人々と出会う中で新しい生き方を見つけてゆく、時代を超えてこころに響く佳作です。 巻末には永井さんのワークショップに参加していた小栗誠史さんのエッセイを収録。 【目次】 夏みかんの午後 1 海辺はいつもいい天気 2 波の上の散歩 3 イルカのキス 4 海辺のフォークロア 5 ハードハウス 6 バック・イン・タウン 7 夏の宿題 8 夢の庭 9 ニュー・ムーン 砂浜とボート 永井さんは文化の入口 小栗誠史
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クソみたいな世界で抗うためのパンク的読書
¥935
著者:小野寺伝助 発行元:地下BOOKS 81ページ 210mm × 148mm ソフトカバー *********************** 店主コメント *********************** パンク的な書物を紹介するブックガイド『クソみたいな世界を生き抜くためのパンク的読書』から5年。待望の続編です! ただでさえクソみたいな世界が、ますますクソみたいになっていると実感した著者が紹介するのは「生き抜くため」の本ではなく、世界に「抗う」ための本。 「抗い方」を考え、その先にクソみたいな世界の「変え方」を見据えようという試みです。 「無知を自覚する読書」だったと振り返る著者のブックガイドは、様々な分野を横断しています。無知や価値観のブレを受け入れ、自分すらも疑いながら考え抜いてゆく。 世界へ抗う第一歩として、新たな自分への変革を促す手引き書と言える一冊です。 【目次】 1.UNITY 「共に在ること」で抗う 2.D.I.Y 「自分自身」で抗う 3.ANTI RACISM 「知識」で抗う 4.NO WAR 「言葉」で抗う 5.NO FUTURE 「いまここ」で抗う 6.REVOLUTION 「世界を変える」で抗う
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クソみたいな世界を生き抜くためのパンク的読書
¥825
SOLD OUT
著者:小野寺伝助 出版社:地下BOOKS 81ページ 210mm × 142mm ソフトカバー ******************** 店主コメント ******************** 「パンク的な書物を通じパンクを考える」ことをテーマにした読書ガイド。 著者曰く、パンクとは「突き詰めて、突き抜けること」。 世の中のマジョリティに抗い、自分自身にすら疑いの目を向けながら成長し続ける。 そんなパンクスたちの背中を押してくれるような数々の人文系書物を、6つのテーマに分類して紹介。 決して音楽誌ではないのでご注意を。 【目次】 第1章「はみ出す」 第2章「D.I.Y精神」 第3章「NO WAR」 第4章「「ローカルとユニティ」 第5章「破壊と構築」 第6章「衝動と行動」
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結婚の奴
¥1,650
著者:能町みね子 発行元:平凡社 248ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 第一声は「ただいま」なんだろうと考えた――ゲイの夫(仮)と、恋愛でも友情でもない二人の暮らしをつくるまでのつれづれ。 人生を変えるような恋愛だの結婚だのは無理だが、ひとりは嫌だ――ゲイの男性と「結婚」と称して同居を始め、恋愛でも友情でもない二人の生活をつくるまでを綴った能町みね子の最新作。「ウェブ平凡」連載「結婚の追求と私的追究」の単行本化。
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集団に流されず個人として生きるには(ちくまプリマー新書)
¥924
著者:森達也 発行元:筑摩書房 224ページ 新書判 182mm × 103mm *********************** 出版社紹介文より *********************** 過剰に叩かれる宗教、ナチスのホロコースト、危機をあおるメディア、ネットの炎上…。集団は強い絆と同調圧力を生み、時に暴走する。そこで立ち止まって「おかしい」と言えるだろうか? 【目次】 第1章 なぜ空気を読むのだろう(人間は群れる生きものだ あなたはずっと集団化の時代に生きている ほか) 第2章 集団の中で流されること(集団は危険な意思決定をすることがある 敵が現れたとき私たちは集団化する ほか) 第3章 ネット社会が持っている危険性(マスメディアが新聞とラジオだった時代 都合の悪いことは言い換える ほか) 第4章 集団に巻き込まれない生き方(集団に埋没せずに個を持ち続けられるだろうか 組織の歯車として多くの人を殺害 ほか)
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屈折くん(角川文庫)
¥880
著者:和嶋愼治 発行元:KADOKAWA 256ページ 文庫判 148mm × 128mm *********************** 出版社紹介文より *********************** 世界的「怪奇派」ロックバンド・人間椅子はこうして生まれた! 国内外で高い評価を受ける唯一無二の怪奇派ロックバンド・人間椅子。長年バンドを牽引してきたフロントマンの和嶋慎治が、曲がりくねった人生を振り返った。下駄にモンペ姿でギターを背負った中学時代、初の自作曲「女なんて」を作曲した高校時代、人間椅子の結成、そして現在……。ロック界で異彩を放ち続ける“怪物”誕生の秘密を明かした、比類なき自伝エッセイ。みうらじゅん、じろう(シソンヌ)との特別対談も収録。 【目次】 第一章 弘前編 第二章 大学編 第三章 暗黒編 第四章 現在から未来へ 特別対談 シソンヌじろう・みうらじゅん あとがき 文庫版あとがき 年 譜 *********************** 店主コメント *********************** 弘前が生んだ和製メタルバンド「人間椅子」のVo.兼Gt.を務める和嶋愼治。 彼の生き方は決してスマートではないけれど、大きな野心を持つわけでもなく目の前の仕事と真摯に向き合う、そんな打算のない姿勢がとても好きです。
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どうやらオレたち、いずれ死ぬっつーじゃないですか(新潮文庫)
¥693
著者:みうらじゅん/リリー・フランキー 発行元:新潮社 248ページ 文庫判 148mm × 105mm *********************** 出版社紹介文より *********************** 人は必ず死ぬ。その事実から逆算すれば、悩みはもっと軽くなる。お金とは→義理と金は誰かのために使ってこそ。結婚とは→相手とちゃんと言葉で褒め合うこと。運とは→人との縁がもたらすもの。人生とは→大きな目的を持つのは危険。仕事とは→人生の本業ではなく暇つぶし。命とは→生に執着するほど死が怖くなる。下ネタやダジャレの中にきらめく真理、才人ふたりが考える「人生の作法」。 【目次】 序文 第一章 「人生」にまつわること 「不安とは?」 「満足とは?」 「喜怒哀楽とは?」 「お金とは?」 「知識とは?」 「噂と嘘とは?」 「酒とタバコとは?」 「羞恥心と自尊心とは?」 「それで結局、人生とは?」 第二章 「人間関係」にまつわること 「結婚・離婚・浮気とは?」 「親子とは?」 「友情とは?」 「喧嘩とは?」 「それで結局、人間とは?」 第三章 「仕事」にまつわること 「やりがいとは?」 「自己表現とは?」 「天才とは?」 「嫉妬とは?」 「社会貢献とは?」 「運とタイミングとは?」 「それで結局、仕事とは?」 番外編 みうら&リリーが皆さまの悩みに答える 人生駆け込み寺 第四章 「生と死」にまつわること 「病気・健康・自殺とは?」 「生きざま・死にざまとは?」 「若さと老いとは?」 「命とは?」 あとがき どうやらオレたち、いずれ死ぬっつーじゃないですか *********************** 店主コメント *********************** 人はいずれ死ぬ。 これ以上の確実なことはない。軽い口調のタイトルは、言わずもがな人生の真理(笑) この本では、対談形式で人生にまつわる様々なテーマについて語られています。 下ネタやしょーもない冗談は読んでいるだけでも楽しいけれど、そこに内包された真理を拾い上げるのもこの本の面白さのひとつ。 死ぬことを前提にするならば、遠い未来のことをあまり気にせずに今を楽しむのが大切なのではないか、と読後に思いました。
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火を焚きなさい 山尾三省の詩のことば
¥1,980
著者:山尾三省 解説:早川ユミ イラスト:nakaban 発行元:新泉社 192ページ 178mm × 130mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 山に夕闇がせまる 子供達よ ほら もう夜が背中まできている 火を焚きなさい お前達の心残りの遊びをやめて 大昔の心にかえり 火を焚きなさい ――山尾三省「火を焚きなさい」 山尾三省の詩は、いまの時代にますます、ひつようとされている。わたしがわたしをとりもどすために。あなたがあなたをとりもどすために。 ――早川ユミ「わたしの、根っこのひと」 野とともに生きること、家族とともに生きること。 詩人・山尾三省(1938~2001年)の著作と詩集から、48篇の詩、4篇の散文作品を選び、あらたに編集したベストセレクション。家族とともに屋久島に移住し、耕し、詩作し、祈る暮らしを続けた詩人の心温まることばを集めました。布作家・早川ユミの解説、画家・nakabanの漫画も収録。
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アンパンマンの遺書(岩波現代文庫)
¥1,331
SOLD OUT
著者:やなせたかし 発行元:岩波書店 300ページ 文庫判 148mm × 105mm *********************** 出版社紹介文より *********************** 漫画家、絵本作家、イラストレーター、詩人、デザイナー、編集者、舞台美術家、演出家、コピーライター、作詞・作曲家、シナリオライター、ときわめて多彩な顔をもつ著者が、子供時代から、中国での兵士体験、戦後の無名時代を経てアンパンマンの大ブレイク、妻との死別まで、波瀾万丈の人生を明るくユーモラスに語ります。漫画のカット多数収録。 1995年2月に小社より刊行された『アンパンマンの遺書』。著者75歳の時点での貴重な自叙伝です。93年11月に愛妻を亡くし、茫然自失から立ち直るなかで少しずつ書き進められていきました。文庫化にあたり、近況を綴った遺稿「九十四歳のごあいさつ――「岩波現代文庫あとがき」に代えて」を付しました。 【目次】 起の巻 アンパンマン以前史 故郷の空/貧乏坊ちゃん/数学駄目人間/制服は背広/銀座学校/卒業はしたけれど/地獄の軟弱マン/空白地帯/国破れて/焦土から/ハンドバッグと西瓜 承の巻 アンパンマン創成期 ツッパリ社員/三越の包装紙/レモン画翠成功譚/無名時代は続く/ストライキもあります/潜在失業者のように/漫画学校の先生/超天才手塚治虫/谷内六郎の衝撃/永六輔の来訪/宮城まり子/焦土のひまわり/ハローCQ/最初の詩集/ミスター・ボオ/やさしいライオン/運命の電話 転の巻 アンパンマン盛期 三つの出発点/幼児という批評家/バッハとつきあう/おむすびまんとエルジェ/カミさんとぼく/アンパンマンの始動と昭和の終り 結の巻 アンパンマン未来期 平成の夜明けと奇跡の出発/アンパンマンの勲章/鎮魂/墓標/四コマ目のオチ 九十四歳のごあいさつ
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ねぼけ人生(ちくま文庫)
¥638
著者:水木しげる 発行元:筑摩書房 256ページ 文庫判 148mm × 105mm *********************** 出版社紹介文より *********************** 陽気な落第生だった少年時代、ラバウルで死の淵をさまよい片腕を失った戦争時代、赤貧のなかで紙芝居や貸本漫画を描き続けた戦後、そして突然訪れた「鬼太郎」と妖怪ブームの中で締め切りに追われる日々。波乱万丈の人生を、楽天的に生き抜いてきた、したたかな日本土人・水木しげるの面白く、ちょっぴり哀しい反省の記録。 解説 呉智英 *********************** 店主コメント *********************** 死と隣り合わせの戦争体験や超多忙な漫画家生活・・・そんな過酷な状況ですら、水木しげるは脱力感あふれる語り口で振り返ります。ドタバタなのにどこかのんき、この雰囲気にマンガの『ゲゲゲの鬼太郎』を重ねてしまう。 そして、かつての戦地でお世話になった原住民と再会したときに、著者感じた一抹の寂しさは読者にもしみじみとした余韻を残します。
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ええかげん論
¥1,980
SOLD OUT
著者:土井善晴/中島岳志 発行元:ミシマ社 192ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** コロナ、政治、気候…不安は尽きねどもまずは日常を整える。 その智恵がここに。 正解は、いつも同じではない。 けれど、自分のコンディションを整え、「今・ここ」を感じていれば、 おのずと「ある一点」がわかるようになる。 料理から、そして保守や仏教の思想から、 それぞれに「ええかげん」を探求してきた二人による、 自立して豊かに生きるための「ええかげん」論。 「ええかげん」の中に、ええことも、わるいこともぜんぶあるんです。…一生懸命の道中楽しみましょ。――土井 (リベラル保守の)考え方と、土井先生がおっしゃる「ええかげん」は、つながっているんじゃないか、と思っていたんです。――中島 フキノトウの天ぷら、ほんれんそうのおひたしの実演(写真入り)やインド珍道中のおまけコラムも!「料理と利他」深化版!
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人生の短さについて 他2篇(光文社古典新訳文庫)
¥990
SOLD OUT
著者:セネカ 訳者:中澤務 発行元:光文社 320ページ 文庫判 148mm × 105mm *********************** 出版社紹介文より *********************** 2000年読み継がれてきた、よく生きるための処方箋 マインドフルネスの元祖 人生は浪費すれば短いが、過ごし方しだいで長くなると説く表題作。逆境にある息子の不運を嘆き悲しむ母親を、みずからなぐさめ励ます「母ヘルウィアへのなぐさめ」。仕事や友人、財産との付き合い方をアドヴァイスする「心の安定について」。古代ローマの哲学者セネカが贈る"人生の処方箋"。 【目次】 訳者まえがき 人生の短さについて 母ヘルウィアへのなぐさめ 心の安定について 解説 中澤 務 年譜 訳者あとがき 【著者紹介】 [ 1 B.C. - 65 A.D. ] ローマ帝国の属州ヒスパニア・バエティカのコルドバに生まれる。子どものころから本格的に哲学を学び、その道に進もうとしたが、父に許されず断念。政治の道を目指しカリグラ帝時代に財務官として活躍する。カリグラ帝が暗殺されクラウディウスが皇帝に就くと、その妃メッサリナの画策により姦通罪に問われ、コルシカ島へ追放される。8年余りの追放生活ののちローマに戻り、ネロの教育係となる。ネロが皇帝に就任後は政治的補佐を務めるが、制御することができず辞表を出す。隠遁生活に入ってからは精力的な執筆活動をおこなった。その後、ネロ暗殺の陰謀が発覚。陰謀に加担した嫌疑で自殺を命じられ、みずから命を絶った。 *********************** 店主コメント *********************** 「彼らは、夜を願って昼を失い、朝を恐れて夜を失う」 (本文より) 実際にそんな毎日を送っていたことがあった身としては、なんとも痛切なお言葉。 若いうちに老後を心配することもまた人生を短くしてしまうのではないでしょうか。 人生にまつわる金言に満ちた一冊です。ぜひ!
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料理と利他
¥1,650
著者:土井善晴/中島岳志 発行元:ミシマ社 168ページ 188mm × 128mm ソフトカバー ******************** 出版社紹介文より ******************** 「自然−作る人−食べる人」という関係のあいだに、利他がはたらく。 コロナの影響下で家にいる時間が長くなり、みなが向き合うことになったのは、料理という人類の根本的な営みのひとつだった。「ポストコロナ」という言葉のもと、世界の劇的な変化が語られがちな中、私たちが見つめ直し、変えられるのは、日常の中にあることから、ではないか。 ベストセラー『一汁一菜でよいという提案』等の著書や料理番組で活躍する料理研究家の土井善晴と、『中村屋のボーズ』等の著書がある政治学者であり、最近は「利他」を主要なテーマの一つに研究をしている中島岳志。 異色の組み合わせの二人が、家庭料理、民藝、地球環境、直観、自然に沿うこと…等々、縦横無尽に語らい、ステイホーム期間に圧倒的支持を受けたオンライン対談「一汁一菜と利他」を、ライブの興奮そのままに完全再現!