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1フランの月
¥2,530
著者:安西水丸 発行元:小学館 176ページ 217mm × 155mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 安西水丸、幻の未発表小説を初めて書籍化 ニューヨークからパリ、リスボン、マドリード、ローマへ。イラストレーターである主人公のモノローグと日本にいる恋人への手紙、そして現地でのさまざまな出会い……。これまで日の目をみることのなかった幻の小説「1フランの月」(未完)を没後10年となる2024年春に初めて書籍化。「旅」をテーマにした未刊行エッセイ、イラスト、スケッチなどを加え、懐かしくも新しい、イラストレーター/作家・安西水丸の世界をこの一冊に凝縮。
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書を捨てよ、町へ出よう(復刻版)
¥3,960
著者:寺山修司 発行元:TWO VIRGINS 318ページ 188mm × 130mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 1967年刊行の名著初版を完全復刻! 装幀・レイアウト・イラストは横尾忠則 <復刻版特別付録> 1967年公演『毛皮のマリー』『大山デブコの犯罪』の復刻チケット付き(リソグラフ印刷) 1967年に芳賀書店より刊行された寺山修司の『書を捨てよ、町へ出よう』。 初版本のブックデザインは横尾忠則。 寺山修司のテキストの合間には横尾忠則のコラージュ作品が多数収録され、文芸書の枠を超えたアートブックともいえる一冊。 寺山没後40年を記念して、文庫版未収録の作品も当時の内容そのままに完全復刻。 *本文左頁の上隅にあるカットは、ページをめくっていくとアニメーションのように動くパラパラ漫画になっています
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神様のいる街
¥1,760
SOLD OUT
著者:吉田篤弘 発行元:夏葉社 128ページ 176mm × 120mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 著者の自伝的エッセイ。なにももたなかった若者が、神保町と神戸のふたつの街に惹かれ、あてもなく歩き回る。そこで発見したいくつかのこと。 幻の処女作『ホテル・トロール・メモ』を収録。
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小さな町・日日の麺麭(ちくま文庫)
¥1,100
著者:小山清 発行元:筑摩書房 464ページ 文庫判 148mm × 105mm *********************** 出版社紹介文より *********************** 新聞配達員として暮らす下谷龍泉寺町、あるいは炭坑員として働いた夕張の町。そこで生きる人々との交わりや彼らのささやかな人生を描いた佳作「小さな町」。師である太宰治との思い出を描いた「風貌」など、不偶のなかでも文学を信じ、人生のよろこびやかなしみを書きつづけた作家の代表的作品集。
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ランバーロール 06
¥1,650
SOLD OUT
発行元:タバブックス 152ページ 210mm × 149mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 漫画家の安永知澄、森泉岳土、おくやまゆかの3人によって創刊された、漫画と文学のリトルプレス「ランバーロール」。 今回は初の試みとして、「台湾」特集を実施。 村上春樹の『猫を棄てる』の装画や、漫画『緑の歌―収集群風―』などの作品で知られる台湾出身の漫画家・高妍が企画段階から参加し、羅荷(ロー・へー)、劉倩帆(リュ・チェン ファン)、丁柏晏(ディン・ブォ イェン)という三人の台湾出身のイラストレーターを推薦し、それぞれの描き下ろし漫画を掲載の運びとなりました。 安永知澄、森泉岳土、おくやまゆかの描き下ろし漫画と、台湾のクラブシーンにまつわるもてスリムのエッセイ、台湾映画にまつわる佐野亨(映画ライター)のエッセイを加え、今号も充実の152ページ! 【漫画】 高妍(ガオ・イェン)「どうでもいいこと」 羅荷(ロー・へー)「雨の追憶」 安永知澄「小さな魔法」 劉倩帆 (リュ・チェン ファン)「ドライブ」 森泉岳土「暗くて深くて誰もいない」 丁柏晏(ディン・ブォ イェン)「鐘楼」 おくやまゆか「新深緑日記」 【エッセイ】 もてスリム「ビナハウスの裂け目」 佐野亨 台湾映画と台湾と僕
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無敵の犬の夜
¥1,540
著者:小泉綾子 発行元:河出書房新社 148ページ 195mm × 135mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 「この先俺は、きっと何もなれんと思う。夢の見方を知らんけん」北九州の片田舎。中学生の界は、地元で知り合った「バリイケとる」男・橘さんに心酔するのだが――。第60回文藝賞受賞作。 【驚異の”満場一致”受賞!】 選考委員 角田光代・島本理生・穂村弘・町田康 絶賛!! 「この現実世界の中心にかかわりたくてあがいていながら、まったくかかわることができずにいる、絶望と意識もされない絶望が、絶妙に描き出されている」角田光代 「思春期の葛藤は時に人を殺したくなるほど肥大する。その切実さが丁寧に描かれている」島本理生 「主人公の世界と自分の直結を夢見る感覚はテロリスト的」穂村弘 「すべての人物が衝動に突き動かされて瞬間をマジで生きる様が描かれて、この作者の世界観、人間観が広く深いものであることが知れる」町田康 「任侠映画」「坊っちゃん」はたまた「少年漫画」!? ――無謀で泥臭くも美しい“鉄砲玉文学”、爆誕! 「強くなったらもう誰も俺をバカにしない。恐れられ尊敬される世界。最高やん。きっといつか、もしかしたら」 北九州の片田舎。幼少期に右手の小指と薬指の半分を失った男子中学生・界(かい)は、学校へ行かず、地元の不良グループとファミレスでたむろする日々。その中で出会った「バリイケとる」男・橘さんに強烈に心酔していく。 ある日、東京のラッパーとトラブルを起こしたという橘さんのため、ひとり東京へ向かうことを決意するが――。 どこまでも無謀でいつまでも終われない、行き場のない熱を抱えた少年の切実なる暴走劇!
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曇る眼鏡を拭きながら
¥1,760
SOLD OUT
著者:くぼたのぞみ/斎藤真理子 発行元:集英社 240ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** ひとりでも拭けるけど、ふたりで拭けば、もっと、ずっと、視界がひろがる。 ノーベル文学賞受賞作家、J・M・クッツェーの訳者として名高いのぞみさん。 パク・ミンギュ『カステラ』以降、韓国文学ブームの立役者である真理子さん。 「ことば」に身をひたしてきた翻訳家どうしが交わす、知性と想像力にみちた往復書簡集。 生まれ育った地に降りつもる雪、息もたえだえの子育て期、藤本和子との出会い、出版界の女性たちの連帯、コロナ禍とウクライナ侵攻の混迷……丹念に紡がれた、記憶と記録のパッチワーク!
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ビボう六
¥1,980
SOLD OUT
著者:佐藤ゆき乃 発行元:ちいさいミシマ社 160ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 【第3回京都文学賞受賞作】 怪獣だって恋したい――。 現実に絶望する小日向さんと、千年を生きるゴンス。 「夜の京都」で出会ってしまった二人の運命の行方は? 儚くも、淡い希望が揺れては浮かぶ、新世代のファンタジー。 ●あらすじ 肉親からの暴力や容姿のコンプレックス、叶わない恋に苦しみ、生きるのが辛い小日向。彼女は、「夜の京都」に落下し、これまでの記憶を失った。そこで出会ったのは、土蜘蛛の怪獣ゴンス。物忘れが激しいため、「ビボう六」という帳面を持ち歩き、忘れたくないことを書き留めているのだった。ゴンスは、小日向が元の世界に戻れるよう手助けするうち、恋心をどんどん募らせてゆく――。
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出久根達郎の古本屋小説集(ちくま文庫)
¥1,100
著者:出久根達郎 発行元:筑摩書房 416ページ 文庫判 148mm × 105mm *********************** 出版社紹介文より *********************** 古本屋店主にして作家となった出久根達郎。その古本小説の中から傑作を選び出したアンソロジー。少年時代の本との出会い、下町の古本屋での修業時代、独立後の苦労など、著者自身の体験を作品化したもの。本に憑りつかれた人々の妄執の凄まじさ、一冊の本に込められた思い、人と本が織りなす様々な人生模様を描いた作品23編を収録。オリジナル・アンソロジー。 解説 南陀楼綾繁
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USO 5
¥1,760
SOLD OUT
編者:rn press 発行元:rn press 356ページ 文庫判 148mm × 105mm *********************** 出版社紹介文より *********************** あなたは良い人ですか、悪い人ですか。 あなたは何を信じて生きていますか。 わたしに<あなた>のことを教えてくれませんか。 今回の特集は「悪」です。 引き続き「あなたがついてきた嘘を教えてください」というお題にも9名の方にご執筆いただきました。 嘘の奥には本当が詰まっています。 年に一度の文芸誌USO、今年で5号目。ぜひお楽しみください。 【目次】 AKU 悪 あく 『彗星からの電話』中野泰輔 『見えないアングル』野口理恵 『愛犬の値段』若林 恵 『私は悪い子』岡藤真依 『善き隣人、財布をなくす』今日マチ子 『生き抜き方の教え方』矢代真也 『ゲームに悪意は宿らない』西島大介 『聴いたことのないレコードについて語る』年吉聡太 『断層』旦 悠輔 『あく』少年アヤ USO 嘘 うそ 『名前のない天使』ゴトーヒナコ 『クリナメンのルネサンスーフィクションが<真実>になるとき』武邑光裕 『訪問者たち』菅原匠子 『複数の年号』栗栖丈爾・新津保建秀 『吐き気の経緯』宇治田峻 『三つの嘘』山本ぽてと 『男のいない女たち』山川うみ 『嘘の成仏日記 〜学校では書けなかった正直日記〜』小橋陽介
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破流 永山則夫小説集成1
¥3,740
著者:永山則夫 発行元:共和国 448ページ 225mm × 150mm *********************** 出版社紹介文より *********************** やがて何もかもが、分る日が来るだろう。生きていれば――。 貧困、DV、ネグレクト、バックレ、密航、窃盗、そして……。故・永山則夫の自伝的小説を全2巻に初めて集成。本巻には代表作「木橋」「土堤」「なぜか、アバシリ」「破流」のほか、「小説家以前」となる異稿や習作を単行本初収録。 解説=早助よう子 × マニュエル・ヤン 【目次】 木橋 土堤 なぜか、アバシリ 破流 ----- ◎小説前史 木橋[初出版] 少年沖仲仕 今「ある事の思い」 一九七〇年十一月四日 螺旋 ---- 解説「いま、永山則夫をどう読むか」早助よう子×マニュエル・ヤン 解題「殺人者/小説家」
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捨て子ごっこ 永山則夫小説集成2
¥3,960
著者:永山則夫 発行元:共和国 488ページ 225mm × 150mm *********************** 出版社紹介文より *********************** ――違う! 訊いたのは「無番地」の問題ではなく、「網走番外地」のことだ! 貧困、DV、ネグレクト、バックレ、密航、窃盗、そして……。故・永山則夫の自伝的小説を全2巻に初めて集成。本巻には、文学史に残る傑作と評価の高い「捨て子ごっこ」のほか「残雪」「なぜか、海」「陸の眼」、そして本作をもって永遠に途絶えた「異水」の5篇。さらに略年譜、57年ぶりに発見された貴重な写真などを収録。 解説=小林坩堝 【目次】 捨て子ごっこ 残雪 なぜか、海 陸の眼 異水 ---- 解説 「さらすこと、生きること」 小林坩堝 解題 「罪と罰の門前で」 永山則夫略年譜
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その世とこの世
¥1,760
SOLD OUT
著者:谷川俊太郎/ブレイディみかこ イラスト:奥村門土 発行元:岩波書店 164ページ 195mm × 135mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** いまここの向こうの「その世」に目を凝らす詩人と、「この世」の地べたから世界を見つめるライターが、1年半にわたり詩と手紙を交わした。東京とブライトン、老いや介護、各々の暮らしを背景に、言葉のほとりで文字を探る。奥村門土(モンドくん)描きおろしイラストを加えての、三世代異種表現コラボレーション。 【目次】 邪気の「あるとない」………ブレイディみかこ 萎れた花束………谷川俊太郎 Flowers in the Dustbin………ブレイディみかこ その世………谷川俊太郎 青空………ブレイディみかこ 座標………谷川俊太郎 詩とビスケット………ブレイディみかこ 現場………谷川俊太郎 淫らな未来………ブレイディみかこ 気楽な現場………谷川俊太郎 秋には幽霊がよく似合う………ブレイディみかこ 幽霊とお化け………谷川俊太郎 ダンスも孤独もない世界………ブレイディみかこ 父母の書棚から………谷川俊太郎 謎の散りばめ方………ブレイディみかこ 笑いと臍の緒………谷川俊太郎 ウィーンと奈良………ブレイディみかこ Brief Encounter………谷川俊太郎
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美しいもの 白洲正子エッセイ集〈美術〉(角川ソフィア文庫)
¥836
SOLD OUT
著者:白洲正子 編者:青柳恵介 発行元:KADOKAWA 240ページ 文庫判 148mm × 105mm *********************** 出版社紹介文より *********************** ものに美があるのではない、美しいものがあるだけ。 白洲正子が見た美術品は膨大な数にのぼる。雪月花の美を映す器や工芸品、湖北に残る円空仏や十一面観音、正倉院御物、伎楽や能の古面、絵巻・屏風・古筆の類から建造物に至るまで、ときには幾度も足を運び、じかに接してその美を享受している。古典や能の素養に裏打ちされた独自の感性がとらえた、思いがけない美の発見や歴史への考察――。自らの目の高さでものを見、こころに響いたことのみを語る、美をめぐるエッセイ集。
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なんでもないもの 白洲正子エッセイ集〈骨董〉(角川ソフィア文庫)
¥836
SOLD OUT
著者:白洲正子 編者:青木啓介 発行元:KADOKAWA 256ページ 文庫判 148mm × 105mm *********************** 出版社紹介文より *********************** 骨董をめでる眼の愉しみ、使うよろこびと美の快楽を綴る珠玉のエッセイ。 白洲正子は、お能も骨董、歴史も骨董、人間だって骨董、という比喩でよく人を煙にまいたという。観念ではなく、骨董に向き合うことで得る直覚は、正子のさまざまな分野でのものを見る眼を支えた。古伊万里・織部・信楽などの古陶磁、天啓赤絵や李朝白磁、古代ガラス工芸品、古面や旗指物、十一面観音などの仏像にいたるまで、白洲正子の審美眼を鍛えた骨董たち。小林秀雄に「おそろしい素人」と評させた骨董の思いを語る。
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路上のポルトレ 憶いだす人びと
¥2,420
著者:森まゆみ 発行元:羽鳥書店 336ページ 194mm × 134mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 地域雑誌『谷中・根津・千駄木』から出発し、評伝をはじめ多彩な活動を続けてきた著者が出会った人びとを回想するエッセイ集成。作家、思想家、詩人、映画監督、芸人、そして市井に生きる人……。およそ100人が織りなす星座のような人間模様。 著者の森まゆみさんが何十年にもわたって交流してきた方々の、有名無名を問わず、その魅力的な人柄、そしてその様子や声、しぐさまで伝わってくるような、豊かな文章で綴られたエッセイです。個性あふれる逸話に遭遇し、読者自身が人と出会いを重ねているような気持ちになります。 【目次】 はじめに Ⅰ こぼれ落ちる記憶 もう一人のモリマユミ ――西井一夫 朝の電話 ――藤田省三ほか アメリカのセイゴさん 羽黒洞のおやじさん ――木村東介 ひらひらした指 震災でおもいだしたこと ――吉村昭 衿子さんの家で ――岸田衿子 センチメンタル・ジャーニー ――目賀田先生 狐につままれた話 本郷の畸人のこと ――品川力 「根津の甚八」伝説 いっそままよのボンカレー ――岡本文弥 大地堂の一筆 ――浅田良助 故郷忘じがたし ――沈壽官 海の切れはし ――森家の人びと 谷中墓地で会った方たち ――萩原延壽ほか 背中を流す バーの止まり木 ――種村季弘 Ⅱ 町で出会った人 木下順二さんのこと 谷中で戦争を語りつぐ会 弥生町の青木誠さん 町の兄い 岩崎寛彌さんのこと 建築史・門前の小僧 ――村松貞次郎ほか 元倉眞琴さんのこと 宇沢弘文先生の最後の言葉 横浜のお兄さん 北澤猛 サイデンステッカー先生の不忍池 解剖坂のKさん ゆっくり知りあう ――小林顕一 高田爬虫類研究所 ――高田栄一 やっぱりオモシロイ平岡正明 集まってきた本たち なくなったお店三つ(泰平軒、鳥ぎん、蛇の目寿司) 母の日によせて ヤマサキという人 ――山﨑範子 Ⅲ 陰になり ひなたになり 粕谷一希さんの支え 鶴見俊輔さんの遺言 温かい手のやわらかさ ――瀬戸内寂聴師 杉浦明平さんに聞く 風太郎大人との至福の時間 ――山田風太郎 『彷書月刊』のあの頃 ――田村治芳ほか すゞやかな文人 ――高田宏 倉本四郎の庭 きっとですよ ――大村彦次郎 信濃追分を愛した人 ――近藤富枝 花のような人 ――木村由花 Ⅳ 出会うことの幸福 上を向いて歩こう ――永六輔 活字遊びと恋の転々 ――岡本文弥 吉原に愛された人 ――吉村平吉 自主独立農民 佐藤忠吉 阪神間のお嬢さま ――脇田晴子 河合隼雄長官の冗談 わたしの知ってる矢川澄子さん 黒岩比佐子さんを惜しむ 旅の仕方を教わった人 ――紅山雪夫 古い友だち 佐藤真 同僚教員の村木良彦さん ゆふいん文化・記録映画祭 ――土本典昭ほか neoneo坐で会った萩野靖乃さん 松井秀喜選手とちょっとだけ立ち話 ジュリーのいた日々 ――沢田研二 樹木希林さんとの接近遭遇 九代目市川團十郎丈のギャラン バングラディシュのマクブールさん 北上へ行ったジョン君 中村哲さんのたたずまい わたしの病気を発見してくれた人 ――原田永之助 おわりに 初出一覧 人名索引
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夏みかんの午後
¥2,200
著者:永井宏 発行元:信陽堂 176ページ 177mm × 117mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 美術作家であり、エッセイや詩を数多く残した永井宏さんは、数編の愛すべき小説も残していました。本書は2001年にサンライト・ラボから出版されて以来、静かに読まれ続けてきた作品の復刊です。主人公は何かが始まる予感を胸に、東京を離れ海辺の町、葉山で暮らしはじめたばかりのフードスタイリスト、志田エリ31歳。郊外と都市、小さくもの作りしながら過ごす時間と消費するだけの生活……自分たちの価値観に基づいて浜辺の町に暮らす人々と出会う中で新しい生き方を見つけてゆく、時代を超えてこころに響く佳作です。 巻末には永井さんのワークショップに参加していた小栗誠史さんのエッセイを収録。 【目次】 夏みかんの午後 1 海辺はいつもいい天気 2 波の上の散歩 3 イルカのキス 4 海辺のフォークロア 5 ハードハウス 6 バック・イン・タウン 7 夏の宿題 8 夢の庭 9 ニュー・ムーン 砂浜とボート 永井さんは文化の入口 小栗誠史
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palmstories あなた
¥1,980
SOLD OUT
著者:津村紀久子/岡田利規/町田康/又吉直樹/大崎清夏 発行元:palmbooks 152ページ 133mm × 110mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 「あなた」と「きみ」をめぐる、5つの“てのひら”の小説たち(パームストーリーズ) ちいさなハードカバーの単行本でお届けする掌篇アンソロジー あなたが私に寄越してくれたさまざまな物が、もしその時に手に入らなかったとしたらと考えると、ちょっと恐ろしいなという気がしてくる。—— 津村記久子「六階を見習って」 なんであれば出来事とも呼べないかもしれないくらいのもの、きわめてうっすらとした出来事のようなものからでさえ、忘れがたい印象をふいに得る、ということはきみにももちろん時々起こる。—— 岡田利規「一月、生暖かい月曜日の午後のこと」 此の度は機会を与えてくれてありがとう。本当に感謝している。(…)そんな僕がつい、本当に、と書いてしまったのはマジで貴殿に感謝しているからだ。—— 町田康「言ひ譯」 あなたは引っ越してきたばかりの街を一人で歩いている。真っ直ぐな道の果てに寺院と思しき白い塀が見える。—— 又吉直樹「行列」 茂呂来さん、茂呂来さん、聞こえますか。(…)きっとそちらはいま、おくつろぎタイムですよね。—— 大崎清夏「眼鏡のバレリーナのために」
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金は払う、冒険は愉快だ
¥1,980
SOLD OUT
著者:川井俊夫 発行元:素粒社 208ページ 185mm × 135mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 「俺はこの町で一番頭が悪く、なんのコネやツテもなく、やる気も金もないクソみたいな道具屋だ」 関西某所のとある古道具店。その店主は、かつてブログが登場する以前のインターネットで多くの読者を魅了した伝説のテキストサイトの著者だった――中卒、アングラ商売、アルコール依存症、ホームレスなど破格の経歴をもつ道具屋店主による、金と汗と汚物と愛にまみれた“冒険”の数々を、唯一無二の文体でつづった痛快私小説。 「俺だけのルールがある。俺専用のやつがな。誰だってそうだろ? 俺たちは世界のすべてを全員で共有してるわけじゃない。たまに交錯したり、部分的に共有してるだけだ。だから自分の世界を生きるのには、自分だけのやり方がいる。他のやつのやり方じゃダメなんだ」
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絶怪(竹書房怪談文庫)
¥781
SOLD OUT
著者:高田公太 発行元:竹書房 224ページ 文庫判 148mm × 105mm *********************** 出版社紹介文より *********************** 怪談が怖いのは当たり前、他人と同じものは書きたくないと怪談の横道を行き続けたひねくれ男が原点回帰! ただひたすらに恐怖のみを追い求めた本気で怖い実話怪談。 生前、祖父が神様と呼んだ庭の巨石。石に向かって手を合わせると禍々しき言葉が耳に…「神様」、ハンカチを飲み込む奇行で窒息する社員が続出する会社。布の柄には見覚えが…「願い」、稀代の占い師と呼ばれた伯母が若い二人に残した予言。伯母の死後、恐るべき怪異が…「二人」、ある男性と関わると世界が歪みだす。洗脳を超えた奇怪な術の正体は…「ここに漂え」ほか、浮世と幽世の闇を奥の奥まで覗ききった底冷えの1冊! *********************** 店主コメント *********************** 著者の高田公太さんは弘前在住の作家。 本書は5年ぶりの単著となります。 独自の視点で怪談を執筆してきた著者が、今回は原点回帰し普遍的な恐怖を追求。 読者の心に不安をひきずらせるエピソードが多数収録されています。 不条理な恐怖もさることながら、恐怖体験を語る当事者たちのあっけらかんとした態度にも悪い予感しかしない。そんな不安が常に付きまとう著者渾身の一冊!
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代わりに読む人1 創刊号 特集:矛盾
¥2,200
発行元:代わりに読む人 224ページ 190mm × 130mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 思いもよらない人々や異界との出会いを生み、読む/書く人々の試行錯誤の場となる「公園」を目指して、様々な分野のエッセイ・小説・漫画を収録するという方針はそのままに、創刊号では「矛盾」を特集します。 世界にも社会にも矛盾があり、それらを分析して解消を試みることは大切な営みです。同時に、自身の中にもある無数の矛盾をいかに抱えていくか、また、矛盾があるからこそ可能になることを、考えたいと思います。文芸に限らない様々なフィールドの書き手が「矛盾」を書く15のエッセイ・小説を集めました。 また、創刊準備号に引き続き「この1年に読んだ本」では、ジャンル・新旧を問わず、執筆者・制作者が印象に残った全21冊を紹介。連載・小特集「これから読む後藤明生」では、漫画家・panpanyaが後藤明生の小説を読んで描く漫画をはじめ、エッセイ2篇を収録。 【執筆者一覧】(五十音順・敬称略) 蛙坂須美(怪談作家)/伊藤螺子(会社員兼小説家)/今村空車(作家)/小山田浩子(小説家)/陳詩遠(物理学者)/永井太郎(会社員)/はいたにあゆむ(ムームーコーヒー)/panpanya(漫画家)/深澤元(つまずく本屋ホォル)/伏見瞬(批評家/ライター)/二見さわや歌(KIBI'S BAKE SHOP)/細馬宏通(研究者)/牧野楠葉(小説家、詩人)/松尾信一郎(数学者)/松尾模糊(フリーライター、編集者)/わかしょ文庫(作家) 制作者:佐貫絢郁(画家)/コバヤシタケシ(装幀)/飯村大樹(組版)/サワラギ校正部(校正)/友田とん(編集発行人)
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代わりに読む人0 創刊準備号 特集:準備
¥1,980
SOLD OUT
発行元:代わりに読む人 222ページ 188mm × 128mm ソフトカバー ******************** 出版社紹介文より ******************** 文芸雑誌『代わりに読む人』は年1回刊行していきます。 「読む」ことを通じた思いもよらぬ隣人や異界との出会いを生み、 読む/書く人たちの試行錯誤の場となる「公園」を目指します。 今回は創刊号ではなくあえて創刊準備号とし、特集もずばり「準備」としました。 文芸に限らず、アート、科学、実務などにアンテナを伸ばし、 ぜひ読んでみたいと思う人びとに準備をテーマに、 小説、エッセイ、批評、漫画などを執筆いただきました。 【執筆者一覧】 蛙坂須美(怪談作家) 海乃凧(作家) 太田靖久(小説家) 小山田浩子(小説家) オルタナ旧市街 柿内正午(会社員) 鎌田裕樹(農家見習い) 近藤聡乃(アーティスト) 佐川恭一(小説家) 田巻秀敏(IT技術者) 陳 詩遠(物理学者) 東條慎生(ライター) haco 橋本義武(数学者) 伏見 瞬(批評家・音楽家) 二見さわや歌(菓子店店主) 毛利悠子(美術家) わかしょ文庫(作家) コバヤシタケシ(デザイナー) 友田とん(作家・出版社代表)
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書きたい生活
¥1,540
SOLD OUT
著者:僕のマリ 発行元:柏書房 165ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 2021年9月、『常識のない喫茶店』で鮮烈なデビューを果たした僕のマリ。 一度の滞在でクリームソーダを三杯続けて飲む猛者、 お気に入りの店員にスケスケのタイツをプレゼントする中年、 来るたびに小さな灰皿を盗む男とゆで卵用の塩入れを盗む連れの女、 あるいは…… 他の客に席を譲らない老人と喧嘩する(これまた老人の)マスター、 暴言を吐く半グレ風男性客を店の外まで追いかける同僚のしーちゃん、 ゴミを持ち込んだ客に「うちもいらないです」と突き返すわたし。 そんな刺激的すぎる毎日をストレートに綴ったエッセイは、 「仕事だから我慢しろ」「店員なら耐えろ」といった声が一部ありながらも、 「救われた」「勇気をもらった」という大きな共感とともに受け入れられた。 理不尽なクレームと闘い、自らが信じる正しさを貫く著者の物語は、 過去に負った傷を癒やす「再生の物語」そのものだった。 本の刊行後、その翌月には喫茶店を卒業し、長く住んだ街を引っ越した。 パートナーと暮らしながら、週に何回かバイトしつつ、やはり文章を書いている。 今回の本には、卒業までの日々と、卒業後の生活が瑞々しく描かれている。 ちっぽけであたたかな日常ほど忘れたくない。 書き留めておくことで、きっとまた前に進める。 そんな静かな決意とともに放つ、作家としての新たな一歩。 『常識のない喫茶店』の正統な続編にして完結編、ついに刊行!
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じゃむパンの日
¥1,980
SOLD OUT
著者:赤染晶子 発行元:palmbooks 208ページ 178mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 時を超えて。生まれ育った京都へのおもい。こぼれだす笑い。 『乙女の密告』で芥川賞を受賞。2017年に早逝した著者によるエッセイ55 篇。岸本佐知子との「交換日記」併録。 日常を描いていながら、想像が羽ばたき、 ことばで世界を様変わりさせていく。 ここに生きている人たちがいとおしくて、読んでいると、 ふしぎと気持ちがあたたかくなる。初のエッセイ集にして、マスターピース。