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夏葉社日記
¥1,650
著者:秋峰善 発行元:秋月圓 199ページ 153mm × 110mm ハードカバー *********************** 店主コメント *********************** ひとり出版社「夏葉社」の島田さんは著者にとって憧れの人物。 その島田さんの下で働いた1年間のことが綴られたエッセイです。 かけがえのない日々の体験やその中で交わされた言葉は、著者のみならず本を身近に感じているいろんな人たちの胸にも響くのではないでしょうか。 私は本書を読みながら「最近、自分の養分として本を読んでいないかも?」と思いました。読書をするにしても何かに追われるように読んでいたような気がします。 そのような気づきを与えてくれたのは、著者が好きな言葉として愛読書から引用した文章、そして著者の記憶に残る島田さんの言葉です。 本が好きな方であれば、本書からも十分な養分がもらえると思います。
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古本屋 タンポポのあけくれ
¥2,860
SOLD OUT
著者:片岡千歳 発行元:夏葉社 317ページ 190mm × 135mm 函入り 本体は仮フランス装 *********************** 店主コメント *********************** 1963年高知市で創業した古書店「タンポポ書店」の店主が、古本と共に過ごした日々を綴ったエッセイ集。古本と自身の店に対する真摯な気持ちが文章から伝わってきます。 ちなみに、同店は2004年に閉店し、著者もその4年後に他界されました。 本書は、2004年にタンポポ書店から刊行されたものに、2篇の随筆を加えての復刊です。
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本のある空間採集
¥2,750
SOLD OUT
著者:政木哲也 発行元:学芸出版社 192ページ 210mm × 148mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 書を求めよ、町へ出よう。本と出会う44空間 全国の新刊書店、古書店、私設図書館、ブックカフェ、移動書店など44件を訪ね歩き、個性豊かな空間の数々を実測採集した一冊。地方都市から都心部まで、オルタナティブな小拠点に凝縮された店主の創意工夫や地域の空き家・空きビルなどを利活用した拠点づくりに着目し、本と人とまちが織りなす空間の居心地とスケールに迫る。
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本屋で待つ
¥1,760
著者:佐藤友則/島田潤一郎 発行元:夏葉社 208ページ 180mm × 120mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 広島県庄原市にある書店「ウィー東城店」。店長の佐藤友則さんは赤字続きだったこの店を、「お客さんの要望にこたえる」という姿勢を徹底して貫くことで、黒字化させます。こわれた電気機器の相談や、年賀状の宛名書き。山間の田舎の書店に望まれることの多くは、高齢者たちの生活の相談にのることでした。それだけでなく、店は美容院を併設し、エステルームをつくり、コインランドリーをもつくります。 本書はそうした「書店の複合化」の物語である一方、引きこもっていた若者たちが書店をとおして成長していく物語でもあります。ある日、「学校に行けなくなった子どもを働かせてほしい」と相談され、それからウィー東城店にはそうした若者たちが次々とやってきて、レジを担当し、棚を担当します。彼らはお客さんと接し、本と接することで次第に快復し、何人かは社員となり、そのうちのひとりは佐藤友則さんの次の店長となって、店を支えます。 装画、挿絵は『急がなくてもよいことを』で注目を浴びる漫画家、ひうち棚さん。 本屋の可能性を伝える、感動的な一冊です。 *********************** 店主コメント *********************** 「タイパ」という言葉が生まれてしまうほど、現代人は短時間で成果を求めがち。 そして、企業は即戦力となる人材を欲する。 そんな世の中にあって、広島県の書店「ウィー東城店」は地道な行動を積み重ねながら、信頼の獲得や人の成長を「待つ」。経営難だった書店の立て直し、そして、アルバイトとして働く若者たちの成長の道のりが綴られた物語です。
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定本 本屋図鑑
¥2,200
SOLD OUT
編者:本屋図鑑編集部 絵:得地直美 発行元:夏葉社 400ページ 193mm × 135mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 47 都道府県の本屋さんを文章とイラストで紹介した『本屋図鑑』は 2013 年に刊行 され、本屋さん好きの間で大きな話題を呼びました。そこには、ショッピングセン ター内の本屋さんや、病院内の本屋さん、駅前の本屋さんといった、私たちの生活 のすぐそばにある、なじみ深い「普通の本屋さん」の姿が生き生きと映し出されて いたからです。 その刊行から 9 年、長く品切れていた『本屋図鑑』に、新規取材 8 店をはじめとする新規原稿と、『本屋会議』で好評だった記事を加えた1冊が、こ の『定本 本屋図鑑』です。日本の本屋さんの歴史がわかる「本屋さんの歴史」、「本 屋さんの五〇年」といった本格的な文章から、「町の本屋さんの一年」「知っておき たい本屋さん用語集」といったライトな文書まで、この 400 ページの大著を読め ば、本屋さんの魅力がとことんわかります。永久保存版のつもりで制作しました。 *********************** 店主コメント *********************** ビジュアルではなく、文章だからこそ伝わりやすい特徴やこだわりがあります。 そして、陳列棚を描写したイラストではついつい背表紙を目で追ってしまう。 まさに本屋好きのための一冊です。 普段何気なく通っている本屋さんの見方が変わるかもしれません。
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ちゃぶ台9 特集:書店、再び共有地
¥1,980
SOLD OUT
発行元:ミシマ社 208ページ 189mm × 149mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 特集:書店、再び共有地 現代に生きる「共有地」たりうる本屋さんを渾身取材!! 【目次】 益田ミリ 「いつもの今日」(漫画) 特集:書店、再び共有地 Seesaw Books 「行き場を失った人のシェルターに」 ブックカフェ「フルハウス」 「ただそこに居ることができる”魂の避難場所”」 栞日 「自分のスタバをつくりたかった!?」 Antenna Books&Cafeココシバ 「移民の町で」 ポルベニールブックストア 「お客さんが『雑談』をする!?」 平川克美×辻山良雄「小商いをはじめたら、共有地ができてしまった———喫茶店店主と書店店主が語る」(対談) ブックハウスひびうた 「生きづらさを感じる人の居場所として」 毎日食堂/MAINICHI STORE 「想像を馳せる買い物」 ウィー東城店 「お客さんの要望を聞くうちに『よろず屋』」 汽水空港 「『食える公園』という名の畑がある」 うなぎBOOKS 旧塚本邸 「ニュルニュルと入り込む」 三島邦弘「おっぱいとトラクター」(ブックレビュー) 津村記久子「西京極の共有地」(エッセイ) 三好愛「でてきたよ」(絵と言葉) 中村明珍「何様ランド———共有地in周防大島」(エッセイ) 尾崎世界観「会うと」(小説) 内田健太郎「マルシェのない生活」(エッセイ) 高橋久美子/渡邉麻里子 「怒られの二人———それでも今、行動する理由」(対談) 滝口悠生「勝手と昼寝」(小説) 齋藤陽道「溶けて在る」(フォトエッセイ) 斉藤倫「ゆっくりながれぼし」(児童文学) 前田エマ「高校受験」(エッセイ) 土井善晴「おいしいもの」(随筆) 榎本俊二「ギャグマンガ家山陰移住ストーリーPART8」(漫画) 藤原辰史「シェアの痛みから考える」(論考) 松村圭一郎「『共有地の悲劇』が起きない理由」(論考) 作・益田ミリ/絵・平澤一平「モギーさん郵便です」(漫画) 松嶋健「基盤的コミュニズムをめぐる断章———〈縁〉と多孔性」(論考) 寄藤文平「位置の話。未来の描き方 その3」(絵と言葉) 編集後記
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モンテレッジォ 小さな村の旅する本屋の物語(文春文庫)
¥935
SOLD OUT
著者:内田洋子 発行元:文藝春秋 336ページ 文庫判 148mm × 105mm ~出版社紹介文より~ 各紙誌から絶賛、書店員からの熱い応援を得たロングセラーが、 リニューアル+パワーアップして待望の文庫化。 きっかけはヴェネツィアの古書店だった。客たちのどんな難しい注文にも応じ、頼まれた本は必ず見つけてくる。(ただ者ではないな)と修業先を聞いてみると、「代々、本の行商人でした」 トスカーナの山奥のその村、モンテレッジォでは、何世紀にもわたり村の人が本の行商で生計を立て、籠いっぱいの本を担いでイタリアじゅうを旅した。各地に書店が生まれ、「読む」ということが広まった。 わずかに生存している子孫たちを追いかけ、消えゆく話を聞き歩き、歴史の積み重なりを感じながら、突き動かされるように書かれた奇跡のノンフィクション。 *********************** 店主コメント *********************** ヴェネツィアの古書店から拓けた山村モンテレッジォへの道。 それは本を売り歩いた古の行商人との出会いでもあった。その存在に惹かれた著者は歴史を遡ってゆく。紀行と文化史、いずれの面でも楽しめるエッセイです。 「本は必ず町の真ん中で売ること」 露天商だった先人の言葉を受け継いだ子孫は、本屋として街に根を下ろす。 そして本屋は、街の人にとって日常の場となる。 やはり本屋というのは街の歴史とともにあるものなのかもしれないですね。
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ぼくにはこれしかなかった。
¥1,540
SOLD OUT
著者:早坂大輔 発行元:木楽舎 224ページ 182mm × 128mm ソフトカバー ~出版社紹介文より~ 就職するだけが人生ではない-- 40歳を過ぎて本屋を開いた岩手県盛岡市「BOOKNERD」店主が綴る、現在進行中の物語。 書き下ろしのブックレビュー「ぼくの50冊」も所収。 (本文より) ぼくは40歳を過ぎてからこの小さな街に小さな本屋を作った。 誰に笑われてもかまわなかった。 それはぼくの人生で、生きることのすべてだったのだから。 これはぼくの、ぼくだけにしか体験し得なかった物語だ。 そしてその物語はいまもなお続いている。 (編集者より) Instagram上で、ぼくは早坂さんと出会いました。当初は名前も年齢も知りません。ID名・ブローティガンは、2017年の夏の終わりに「会社を辞めるので、これが会社員としての最後のランチだ」とポストしました。それからすぐ。彼はニューヨークに本の買い付け旅に出発しました。 書店でのアルバイト経験ゼロ、出版社にも勤務したことがない、40歳すぎの早坂大輔は、故郷ではない街「盛岡」に独立系の本屋を開業しました。店名は『BOOKNERD』。そう、彼は“本オタク”だったのです。それから2年。ぼくは彼に本を出さないか、と持ち掛けてみました。 それは 「なぜ会社をやめて、本屋をはじめたのか?」 「いまはしあわせなのか?」 「地方都市で商売は成立するのか?」 といった疑問に回答してほしかったからに他なりません。 本書に書かれている彼のドキュメンタリーは、いま、生き方や就職活動で悩んでいる人々の参考になるだろう、と思います。ぜひ、ご覧ください。
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ブックオフ大学ぶらぶら学部
¥1,430
SOLD OUT
著者:武田砂鉄 大石トロンボ 山下賢二 小国貴司 Z 佐藤晋 馬場幸治 島田潤一郎 出版社:夏葉社 182ページ 175mm × 110mm ソフトカバー ブックオフにまつわる思い出やあるある、歴史など8名の執筆者が思い思いに語るアンソロジー。 こうしている間にもハンターによって近所のブックオフが漁られているのではないか・・・とムズムズ、ブックオフに駆け込みたくなる内容です。 弊店のお客さんでも定期的にブックオフへ行く方がいらっしゃいますが(もちろん私も)、掘り出し物に相当する本は人によって様々。ブックオフはそういう興味や価値観の違いが顕著に表れる場ではないでしょうか。
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昔日の客
¥2,420
SOLD OUT
著者:関口良雄 出版社:夏葉社 232ページ 四六判 ハードカバー クロス装 ~出版社紹介文より~ 「私は常々こう思っているんです。古本屋という職業は、一冊の本に込められた作家、詩人の魂を扱う仕事なんだって」 かつて東京大森にあった古書店「山王書房」の主人が残した、一冊の随筆集。 古本と文学を愛するすべての人へ。