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あきらめない政治 ジャーナリズムからの政治入門
¥1,760
著者:鮫島浩 発行元:那須里山舎 186ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** いま、もっとも注目される政治ジャーナリスト 鮫島浩の「政治入門書」 朝日新聞政治部記者時代から独立系政治メディアのSAMEJIMA TIMES設立まで、生々しい現場取材から得られた政治の世界を誰にでもわかる言葉で語るロングインタビュー。 豊富な政治家取材経験から導き出される「政局論」から「政治の未来像」まで。 ここに込められている思いは、左右イデオロギー対立から、上下対立(上級国民VS下級国民)へもちこむこと。政治をあきらめている有権者5割の人々が希望をもって生きられる社会をつくることができるように、あきらめない政治への転換を目指すこと。 【目次】 はじめに 第一章 ジャーナリスト鮫島浩の原点とは シングルマザー世帯が原点 エッセイ【尾野真千子主演の映画「茜色に焼かれる」から私に届いたコメント依頼】 アンチ東京というもうひとつの原点 マスコミ志望ではなかった就活 エッセイ【なぜ私は新聞記者になったのか〜「記者は他人の人生を書く。主役になれない」と問われて】 「鮫島政治塾」とは政治のエンタメ化 エッセイ【政局の読み方を伝授する『鮫島政治塾』を開催します!現在進行中の政局を題材に学ぶ双方向型イベントを9月4日に渋谷で!オンライン参加も大歓迎】 第二章 政治における「事実」について 政治における「事実」とは 「事実」をめぐる政治取材現場 「3・11東日本大震災」とジャーナリズム コロナパンデミック下での報道はどうなのか エッセイ【「3月13日からマスク着用は個人に委ねる」という政府方針とマスコミ報道の根本的な「大間違い」】 エッセイ【『ワクチン「副反応死」にようやく補償第一号〜ワクチン接種のリスクを黙殺して「国策」の旗を振ってきた政府・専門家・マスコミの共同正犯』】 第三章 政治における「政局」とは 政局について 民主主義と立憲主義 政局について 多数派工作ということ 政局について 人間性悪説に立つ 政局について 政治はどんくさくてかっこ悪いほうがいい 政局記者はいるが政治記者はいないか? 政局報道は当てないとダメ 政治家にだまされない力 「説明責任」という欺瞞 第四章 政党について考える 自由民主党とは何か 自由民主党とは何か 「国対政治」の本質と変遷 自由民主党とは何か 小選挙区制になって変わったところ 民主党とは何だったか 政権交代の意味はあるのか 民主党政権はなぜ失敗したか 二大政党制から多党制へ そして上級国民VS一般大衆へ エッセイ【新聞記者やめます。あと33日!『「野党全勝」で浮かれる事なかれ。肝心の投票率が上がってません!』サメジマタイムズより(多党制という提言)】 エッセイ【新聞記者やめます。あと56日!「左右対決」から「上下対決」へ転換せよ!〜「なぜ野党の支持率はあがらない?」にお答えします】 山本太郎、泉房穂そして政権交代へ エッセイ【泉房穂コールは起きるか?「救民内閣構想・7つのステップ」の可能性と課題〜決定的に重要なのは「圧倒的な総理大臣候補の登場」だ!】 政治世界における「官僚」とは 第五章 日本の上下対立・外交・地方政治そして政治ジャーナリズムの未来へ 日本の階級構造と政治 衆議院と参議院をどうする 日本政治における外交は「すべて!アメリカ寄り」 アメリカ目線で世界をみると誤る 竹中平蔵政策の功罪 財務省権力を脱するために 脱・東京一極集中から地方政治の可能性 新聞ジャーナリズムに未来はあるか フェイクニュースをどう考える 政治とは何? あとがき
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真理と政治/政治における嘘
¥3,080
著者:ハンナ・アーレント 訳者:引田隆也/山田正行 解説:國分功一郎 発行元:みすず書房 200ページ 193mm × 135mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 国際政治であれ日本政治であれ、またそれに対応・反復・拡大・拡散するメディアやSNSの力も大きく影響して、(少なくとも)政治にかかわる出来事や事象をめぐって噓が事実となり、事実や真実は噓あるいは無となり…という状況の中でわれわれは今を生きている。 そこで、『エルサレムのアイヒマン』をめぐるバッシングと論争を機縁として書かれた、政治哲学者アーレントの精髄をしめす代表的試論「真理と政治」(1967)および、その4年後に書かれた「政治における噓――国防総省秘密報告書(ペンタゴン・ペーパーズ)についての省察」(1971)の二篇をあらためて読んでみたい(それぞれ『過去と未来の間』『暴力について』より収録)。 「ポスト・トゥルース」や「フェイク・ニュース」といった新語が話題になり、「ポピュリズム」と呼ばれる政治現象が世界中で台頭し、デモクラシーあるいはリベラリズムが機能不全におちいっているかに見える現在、事態のあり方と意味を考えるためにも。
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民主主義を疑ってみる 自分で考えるための政治思想講義(ちくま新書)
¥1,320
著者:梅澤佑介 発行元:筑摩書房 368ページ 新書判 182mm × 103mm *********************** 出版社紹介文より *********************** 民主主義だけでは民主主義は機能しない。それを補完・抑制する自由主義、共和主義、社会主義などの重要思想を一望し、政治について考えることの本質に迫る。
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きみのお金は誰のため ボスが教えてくれた「お金の謎」と「社会のしくみ」
¥1,650
著者:田内学 発行元:東洋経済 250ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 元ゴールドマン・サックスのベストセラー作家が描く、青春「お金」小説!子どもでも楽しめて大人の教養になる!ラストで泣ける物語! 【目次】 プロローグ 社会も愛も知らない子どもたち 第1章 お金の謎1:お金自体には価値がない 第2章 お金の謎2:お金で解決できる問題はない 第3章 お金の謎3:みんなでお金を貯めても意味がない 第4章 格差の謎:退治する悪党は存在しない 第5章 社会の謎:未来には贈与しかできない *********************** 出版社紹介文より *********************** 将来は高収入の仕事に就きたいと思っている中学二年生の少年が、偶然出会った謎の投資家〝ボス〟からお金の真実と社会のしくみについて学ぶ物語。 「お金自体には価値がない」 「お金で解決できる問題はない」 「みんなでお金を貯めても意味がない」 そのように言い切るボスから、少年はお金の正体と格差や労働の真相について伝授されます。 徐々に明かされていくお金の正体。それをすべて理解した時、読者は自分が「お金の奴隷」であったことに気づくのではないでしょうか。 目から鱗を実感できる一冊です!
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実力も運のうち 能力主義は正義か?(ハヤカワ文庫NF)
¥1,320
著者:マイケル・サンデル 訳者:鬼澤忍 発行元:早川書房 文庫判 148mm × 105mm *********************** 出版社紹介文より *********************** 哲学が斬り込む、格差と分断の根源 解説:本田由紀 成功を決めるのは努力か環境か? ハーバード随一の人気教授が「能力主義」の是非を問い日本中に議論を巻き起こしたベストセラー。 *********************** 店主コメント *********************** 「能力主義」がいかにして、社会において支配的になり弊害をもたらすようになったか、学歴社会・宗教・政治家の発言・経済・労働など様々な視点で考察。それらの多くはアメリカ社会の事例ですが、学歴社会、自助の精神、労働の価値観など日本にも共通する部分があります。 教育や労働など、社会の在り方を根幹から考えるうえで必読の一冊です!
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tattva(タットヴァ) Vol.8
¥2,200
SOLD OUT
発行元:BOOTLEG 編集長:花井優太 219ページ 210mm × 150mm ソフトカバー ******************** 出版社紹介文より ******************** 特集:お金 Money. It’s a Gas. お金とは何か? 使い方とその仕組み 稼ぎ方や貯め方は焦点が当てられるのに、使い方はあまり語られないのはなせ? 給料はどうやって決まる? 安くて良いものは商売として成立する? お金とは、いったい何者だ! 8号の特集テーマは「お金」です。私たちは、暮らしていくための貨幣を手に入れなければならない社会に生きています。そして手に入れるなら、できるだけ効率的にしたい。しかしそこにだけ注視していると、社会から様々なものが抜け落ち、また生まれなくなっていく現実もあります。 また、儲け方と使い方がおおっぴらに話されることは少なく、お金というシステムとどのように付き合うかは、多くにとっていまだ未成熟な分野だと思われます。お金とは何か?お金が使われるシステムと社会の関係、そして使われ方は?お金に対してどう意識的になるかを哲学、文学、政治、ビジネス、ファッションなど、身近なお金との数多の接点から考える特集です。 【目次】 ◎お金の「つくりかた」 通貨とは何か?誰が世界を支配しているのか? ヤニス・ヴァルファキス 美しき矛盾:LVMHのブランド育成法 ベルナール・アルノー ◎特集: 資本主義の本質は独占ではなく、循環である─渋沢栄一とサン=シモン主義 鹿島 茂 賃金を決めるものとは何か? 神林 龍 モノの交換と言葉の交換が拡げる人間主義的資本主義 岩崎春夫 そして教養はお金儲けのツールになった レジー 等価交換の外側で─定価に変換できない価値 田中宗一郎×三船雅也 「いいもの安く」は持続可能なのか 飯田泰之 スマート社会の犠牲にならない 戸谷洋志 私たちの関係をとり結ぶ、モノとしての貨幣 比嘉夏子 国のお金の使い道が異なる理由はなんだろう?「幸せ」の選択肢について考える 朴 沙羅 ◎寄稿・連載: 武邑光裕/牧 貴洋/植木啓子/矢島進二/清水佑介/飯田貴志/岩本宗涼/岡田成生/熊谷聖司/奥野紗世子/草野庸子/酒井麻衣/福井 夏/村上雄一/本山敬一/Rumi Nagasawa/和田彩花/青柳文子/小谷実由/Licaxxx/チョーヒカル/曽我部恵一/トリメガ研究所/鈴木謙介/ほか
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ヤジと民主主義
¥1,980
SOLD OUT
著者:北海道放送報道部道警ヤジ排除問題取材班 発行元:ころから 272ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 2019年参院選において安倍晋三元首相が札幌市内で応援演説した際、複数の聴衆が異議申し立てをしました。しかし、警備する北海道警はヤジやプラカードで「声」をあげた聴衆のうち少なくとも9人を強制的に排除したのです。 この”小さな”事件を、しつこく、丹念に追った北海道放送は2020年に『ヤジと民主主義』と銘打ったドキュメンタリーを計2回放送し、特に4月放送の『ヤジと民主主義〜小さな自由が排除された先に』はYouTubeでも公開され、36万回再生を記録。さらに、日本ジャーナリスト会議による第63回JCJ賞をはじめ第57回ギャラクシー賞などを受賞しました。そして排除を不当として北海道を訴えた原告に対し、2022年3月に札幌地裁は計88万円の賠償命令を下したのです。 同番組の書籍化に際して、この画期的な判決にいたる経緯を追加取材し、『ヤジと民主主義』として刊行します。
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市民的抵抗 非暴力が社会を変える
¥3,080
著者:エリカ・チェノウェス 訳者:小林綾子 発行元:白水社 402ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 革命をもたらす3.5%の力 「ある国の人口の3.5%が非暴力で立ち上がれば、社会は変わる」。 この「3.5%ルール」で一躍有名になったのが本書の著者で、ハーバード大学ケネディ行政大学院教授のエリカ・チェノウェスだ。 本書は、この「3.5%ルール」をはじめ、市民的抵抗の歴史とその可能性を探る試みである。どこか弱々しく、悲壮なイメージがつきまとう非暴力抵抗だが、実証的にアプローチしてみると、その印象は一変する。 過去120年間に発生した627の革命運動の成功率を見てみよう。暴力革命と非暴力革命とではどちらが成功したのだろうか? 1900年から2019年の間、非暴力革命は50%以上が成功した一方で、暴力革命はわずか26%の成功にとどまる。 これは驚くべき数字である。なぜなら、暴力行為は強力で効果的であるのに対して、非暴力は弱々しく効果も乏しいという一般的な見方を覆す数字だからだ。 他方、この10年で非暴力抵抗の成功率は下落傾向にある。「スマートな独裁」とともに、運動がデモや抗議に過度に依存していることが背景にある。 社会を変革するための新たな方法論の本邦初訳。
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くらしのアナキズム
¥1,980
著者:松村圭一郎 発行元:ミシマ社 204ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 国家は何のためにあるのか?ほんとうに必要なのか? 「国家なき社会」は絶望ではない。 希望と可能性を孕んでいる。 よりよく生きるきっかけとなる、〈問い〉と〈技法〉を人類学の視点からさぐる。 本書でとりあげる「人類学者によるアナキズム論」とは… ・国家がなくても無秩序にならない方法をとる ・常識だと思い込んでいることを、本当にそうなのか? と問い直す ・身の回りの問題を自分たちで解決するには何が必要かを考える アナキズム=無政府主義という捉え方を覆す、画期的論考! この本で考える「アナキズム」は達成すべき目標ではない。むしろ、この無力で無能な国家のもとで、どのように自分たちの手で生活を立てなおし、下から「公共」をつくりなおしていくか。「くらし」と「アナキズム」を結びつけることは、その知恵を手にするための出発点だ。(「はじめに」より) 【目次】 はじめに 国家と出会う 第一章 人類学とアナキズム 第二章 生活者のアナキズム 第三章 「国家なき社会」の政治リーダー 第四章 市場(いちば)のアナキズム 第五章 アナキストの民主主義論 第六章 自立と共生のメソッド ――暮らしに政治と経済をとりもどす おわりに *********************** 店主コメント *********************** 文化人類学的な思考で、私たちの生活の中に存在する政治を浮き上がらせ、アナキズム的な民主主義について考察します。 政治の場は、国会議事堂やその周辺だけにあるわけではないことを教えてくれる。あたりまえに思っていた「政治」の概念を覆される一冊です。
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資本主義リアリズム
¥2,200
SOLD OUT
著者:マーク・フィッシャー/河南瑠莉 訳者:セバスチャン・ブロイ 発行元:堀之内出版 212ページ 188mm × 128mm ソフトカバー ~出版社紹介文より~ ポップカルチャーと社会に鋭い光をあて、ヨーロッパで熱狂的な注目を浴びたイギリスの批評家、マーク・フィッシャーの主著、待望の邦訳刊行。 2017年に急逝した彼の、「ぼくらの」、言葉とため息、叫びを、未来へ届けるために。 未来の創造を諦め、ノスタルジア・モードにとらわれるポップカルチャー、即時快楽の世界に放置される若者の躁鬱的ヘドニズム。後期資本主義の不毛な「現実」に違和感を覚えつつも、その要請を淡々と受け入れてしまう人々の主体性を、マークは映画、音楽、小説の中に見出していく。生活世界をめぐる具体的事象から、社会構造に関わる抽象的問題へのすみやかな視点移動は、ネオ・マルクス主義理論の系統を踏まえているが、彼の文章がなかでも読みやすいのは、単なる哲学的思弁に留まることなく、自らの講師、ブロガー、音楽批評家としての生きた経験をもとに発せられた言葉だからだろう。この言葉を通じて、マークは2000年代以降、みながぼんやりと実感していながらも、うまく言語化できなかった不安感に的確な表現を与えてきた。(本書まえがきより)
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アクティブ・メジャーズ 情報戦争の百年秘史
¥4,950
著者:トマス・リッド 訳者:松浦 俊輔 発行元:作品社 560ページ 193mm × 135mm ハードカバー ~出版社紹介文より~ 私たちは、偽情報の時代に生きている――。 ポスト・トゥルース前史となる情報戦争の100年を描出する歴史ドキュメント。 解説=小谷賢(日本大学危機管理学部教授) 情報攪乱、誘導、漏洩、スパイ活動、ハッキング……現代世界の暗部では、激烈な情報戦が繰り広げられてきた。ソ連の諜報部の台頭、冷戦時のCIA対KGBの対決、ソ連崩壊後のサイバー攻撃、ウィキリークスの衝撃、そして2016年アメリカ大統領選―安全保障・サイバーセキュリティーの第一人者である著者が、10以上の言語による膨大な調査や元工作員による証言などをもとに、米ソ(露)を中心に情報戦争の100年の歴史を描出する。 【目次】 はじめに――偽情報とは何か 第1部 一九二一―四五年―偽計 トレスト作戦/日本版『我が闘争』/ウェイレン捏造文書 第2部 一九四五―六〇年―偽造 アメリカの偽情報/カンプグルッペ/LC-カソック社/騙し返す/戦闘集団/赤いスワスティカ/人種操作 第3部 一九六一―七五年―競争 ソ連偽情報の成長/書籍戦争/Oプラン10-1/X/フィフス・エステート 第4部 一九七五―八九年―強化 野戦教本30-31B/A局/中性子爆弾/平和戦争/核凍結/核の冬/アメリカ製のエイ/「AM」の哲学 第5部 一九九〇―二〇一四年―侵入 デジタル工作/最初のデジタルリーク/アノニマス/ソファシー 第6部 二〇一五―一七年―漏洩 選挙リーク/Guccifer 2.0/トロール/影のブローカーたち おわりに――偽情報の一世紀
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給料はあなたの価値なのか
¥3,960
著者:ジェイク・ローゼンフェルド 訳者:川添節子 発行元:みすず書房 320ページ 193mm × 135mm ハードカバー ~出版社紹介文より~ 私たちが労働の対価として受けとる給料。では、その額は、あなたの市場価値の反映なのだろうか? 私たちはみずからの生産性と職種によって、給料の額は客観的に決まると考えがちだ。だが、果たしてそれは本当だろうか? ならば、弁護士のほうが教師より価値ある仕事なのか? 警官や大学教授、記者の仕事を公平な基準で正しく評価できるのだろうか? じつは、多くの人が「誰がいくらをなぜもらうのか」を知らないまま、神話にとらわれていると著者は述べる。 本書は、アメリカの社会学者がさまざまな企業・業界の実態調査に基づき、常識への反論を試みる書である。給料を決定する4つの要因(「権力」「慣性」「模倣」「公平性」)を手がかりに広く信じられている誤解を解き、給料を上げるための方策と真に公平な賃金制度への道筋を示す。コロナ危機を踏まえた「エピローグ」を収録。 【目次】 パート1 給与についての疑問 第1章 何が給与を決めるのか? 権力、慣性、模倣、公平性 第2章 私たちは何が給与を決めると思っているのか 学者の見方 学者によるそのほかの見方 働く人の見方 給与設定者の見方 パート2 成果主義は正しいのか 第3章 自由市場に背く雇用主 秘密を守る (不)完全な競争 組織化される模倣 集中の力 第4章 成果の測定の問題と能力主義の落とし穴 定義の議論 不完全な測定 成果主義による給与制度の落とし穴 有言不実行 第5章 ボスのボス 神話のはじまり みんなでぼろもうけ 株主があなたの給与を奪うとき パート3 その仕事だからその給与なのか 第6章 良い仕事が悪い仕事になるとき 去りはしたが、忘れてはいない 国内回帰 新しいデトロイト 労働組合の減少 派遣労働者 トラック運転手 建設労働者 第7章 悪い仕事は良い仕事になる 節約の先にあるのは豊かな暮らし? アンハッピーセット 危険の代償は? ジャングルにようこそ(おかえりなさい) ケアする人がケアされない パート4 公平な賃金を目指して 第8章 格差を再考する 技能偏向的技術進歩 職業による格差? 組織の変化と格差の拡大 新たな「金ぴか時代」における権力 第9章 公平な賃金を目指して 下限を引き上げよう! ミドルクラスを増やそう! 天井を下げよう! エピローグ 歩兵にふさわしいもの 謝辞 訳者あとがき 原注 索引
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小商いのすすめ 「経済成長」から「縮小均衡」の時代へ
¥1,760
著者:平川克美 発行元:ミシマ社 232ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 『移行期的混乱』で、「有史以来初めての人口減を食い止める方策は、経済成長ではない。それとは反対の経済成長なしでもやっていける社会を考想することである」と指摘した著者。 本書では、その社会のあり方として「小商いの哲学」を提示する。 「身の回りの人間的なちいさな問題を、自らの責任において引き受けることだけが、この苦境を乗り越える第一歩になる」 短期的ではなく長期的な視点での復興策を、血の通った言葉で書きつづった感動的な論考! *********************** 店主コメント *********************** 本書の内容は、近年話題になった斎藤幸平『人新世の「資本論」』に通じるものを感じます。 コロナ禍で経済の脆弱さを知った我々が考えるべき道は「脱成長」であり「小商いの哲学」なのかもしれません。 東日本大震災から間もなくして発行された本ですが、その内容は今になってより現実性が高まっています。
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ちゃぶ台Vol.5 「宗教×政治」号
¥1,760
発行元:ミシマ社 224ページ 188mm × 128mm ソフトカバー コデックス装 ~出版社紹介文より~ 「無宗教です」は通じない! 無政府状態は始まっている!? あの「周防大島40日間断水」で、何が起こったのか? 日本の問題がすべてここに凝縮していた…。 尾崎世界観(インタビュー)、滝口悠生(小説)、 藤岡拓太郎、岡田武史「今治からの小さな革命」、 内田樹、益田ミリ、森田真生ほか。 ミシマ社の雑誌、第5弾! ●ミシマ社の雑誌『ちゃぶ台』とは? お金や政治にふりまわされず、「自分たちの生活 自分たちの時代を 自分たちの手でつくる」。創刊以来、その手がかかりを、「移住」「会社」「地元」「発酵」などさまざまな切り口から探ってきました。本号では、「宗教」と「政治」を特集の二本柱に据えました。これからの宗教とは? 政治にどう向き合えばいいか? 災害、毎年のように起こる人災。くわえて、外国人労働者受け入れ策など議論なきまま進む政策。すさまじい勢いで進む人口減少。 大きな問題に直面する現代、私たちはどうすれば、これまでとまったく違う価値観を大切にする社会を構築できるのか。「ちゃぶ台」が、未来にたいして、明るい可能性を見出す一助になればと願ってやみません。 本誌編集長 三島邦弘 ●本号の特集について 特集1 ぼくらの宗教 特集2 みんなのアナキズム 【目次】 益田ミリ なぞのバスツアー 内田樹 街場の宗教論(序) 150年の怨讐の彼方から蘇る「動く宗教性」 ミシマ社編集部 周防大島の断水は『非常時』ではなかった!? 松村圭一郎 はじめてのアナキズム 藤岡拓太郎 2ページまんが ちゃぶ台 タルマーリー 渡邉格 田舎のパン屋が語る政治の話 三浦豊 森の案内人、「糺の森」の言霊に迫る! 木村俊介 尾崎世界観さんインタビュー 音楽は、「寝っ転がってやる、ものづくり」 滝口悠生 競馬と念仏 石井美保 花をたむける 榎本俊二 ギャグマンガ家山陰移住ストーリーPART4 最相葉月×三田一郎 物理学者は“神”を見る ブックレビュー『それしかないわけないでしょう』 藤原辰史 縁食論(4)――食を聴く 中村明珍 こみゅにてぃわ 内田健太郎 地域力という生命線 白川密成×岡田武史 今治からの小さな革命 釈徹宗 「無宗教です」が通じない時代 森田真生 聴(ゆる)し合う神々 編集後記
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くそつまらない未来を変えられるかもしれない投資の話
¥1,540
著者:ヤマザキOKコンピュータ 発行元:タバブックス 148ページ 173mm × 123mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 「通いやすい銀行にお金を預けて、手に入りやすい物を買って生活していた結果、つまらない街が延々と広がってしまった。どこの街に行っても四角くて色のないマンションが並んでいるし、同じようなショッピングモールやコンビニばかりが増えていて、家も店も物も売れるように最適化された物ばかり並んでいる。悔しいけど、この街を作ったのは俺たち自身だ。これから先もずっと目の前に出された物ばかりを手にして暮らしていたら、未来はどんどんくそつまらなくなってしまう。 この本は、バンドマンであり個人投資家でもある自分からの視点で投資や経済、社会とお金に関することを書いている。投資を生活の中に落とし込むことで、より良く、より楽しく生きていけるのではないか、という提案だ。いま俺たちの目の前にはうっすらとくそつまらない未来が浮かんで見えるけど、くそ笑える未来も全く見えないわけじゃない」 投資家であり、パンクスでもある筆者の視点で見る投資や経済、社会とお金。今自分がいる場所から見える社会問題や将来の不安と戦いながら楽しく生きていくための冒険の書。3/4くらいの身軽さ、ゆとり、余白のある生き方をさがす人のための〈シリーズ3/4〉第5弾。 【目次】 はじめに 第一章 くそつまらない未来がやってこようとしている くそつまらない未来 資本主義社会でもやっていく 第二章 俺たちはお金に何を思えば良いんだろう お金は錆びない朽ちない腐らない お金の性質1:価値の前借り お金の性質2:価値の保存 保存性のバグが未来を壊す 第三章 資本主義の深刻な問題 第1の竜、カクサ 第2の竜、オセン 自然との共存 資源有限、創意無限 第四章 お金と共存していく方法 テクノロジーの希望 お金のシステムをカスタムしていく スタンプ貨幣でお金を自然に近付ける 第五章 俺たちが未来のためにやれること あらゆる買い物に意志を乗せる 無意識な消費と、優れた消費 ひとりひとりが投資家になる 投資家になるということ 俺たちの貯金は戦争に行かされているかもしれない 貯金はあんまり堅実じゃない 第六章 投資を使ってできること 世の中には良い会社がたくさんある 社会にインパクトを与える投資 投資のリスク 第七章 投資を始める前に考えること まずは生活コストの見直しから 投資で気を付けなければならないこと リスクは必ず分散する 手数料と税金はなるべく払わないほうが良い 第八章 遊びながら生きていくために 何かに頼りすぎるリスク お金より大事なものを忘れない さいごに *********************** 店主コメント *********************** 楽しくて満足度の高い買い物が日常的にできる人は、投資も同様に楽しむことが出来るのでは。必要に迫られてする買い物の満足度が低いように、漠然とした将来の不安に駆られながら始める投資は楽しいものではないと思います。 本書の内容は財テクやハウツーはひとまず置いといて、お金の向き合い方や消費者としての態度といった話題から投資の心構えへとつながって行きます。 その語り口はアナリスト的な視点ではなく、親しみやすい目線の高さで抵抗感なく読むことができます。