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戻れないけど、生きるのだ 男らしさのゆくえ
¥2,090
SOLD OUT
著者:清田隆之(桃山商事) 発行元:太田出版 304ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** ひとりの青年が、とまどい、ゆらぎ、つまずきながら、夫になり、父になる成長物語。その率直さに胸を衝かれる。男性が本書から学ぶことは多いだろう。——上野千鶴子 このひとの書くものはブレない。それはたぶん、自分の立ち位置と付与された力を厳しすぎるくらいに点検することを忘れないからだ。——信田さよ子 フェミニズムから受け取った重たい宿題。これからの〈俺たち〉へ。 男らしさや男性性にまつわる当事者研究として各メディアで話題となった『さよなら、俺たち』に続く最新ジェンダー・エッセイ集。ジェンダーの先にある人間の生き方、幸福を探求する。 人生の価値は、人生の豊かさは、どれだけ何かに心を揺さぶられたかでおそらく決まる。ジェンダーとは生き方や在り方に直結する問題で、私たちの言動や感受性のOS(オペレーション・システム)として機能しているものだ。そこに変化を加えようとすれば、当然ながらいろんなところがギリギリ軋む。そのストレスや不快感はバカにならず、反動的なエネルギーが生じたって不思議ではない。だからこそ思う。俺たちは頭で考えてるだけでは変われない。そのためには何かに圧倒され、言葉を失い、放心状態になるような体験を重ねることが重要で、内省も責任も、ケアも覚悟も、抵抗も希望も、きっとそういう時間から生まれるはずだ。もちろん本やドラマだけじゃない。恋愛にも、子育てにも、仕事にも、旅にも、生活にも、友達とのお茶にも、そんな感動は宿っている。「昔のほうがよかった」「ずいぶん息苦しい時代になった」「あの頃に帰りたい」って気持ちは誰の中にもあると思うけど、進んでしまった時間を、変化してしまったものを、元に戻すことはもうできない。それでも毎日は続くし、何かに心を震わせながら生きていくことは全然できる。さよならした時間に戻ることはできないけれど、男らしさの危機が叫ばれるこの時代を、俺たちはこれからも生きるのだ。 (「戻れないけど、生きるのだ」) 【目次】 1 〈男〉とフェミニズム──シスターフッドの外側で 2 我は、おじさん──男性優位社会と中年世代の責任 3 被害と加害と恥と傷──泣いてる〈俺〉を抱きしめて 4 平成から遠く離れて──生産性の呪いと自己責任社会 5 家父長制への抵抗──結婚と家族、ジェンダーの呪縛 6 これからの〈俺たち〉へ──beingの肯定
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さよなら、俺たち
¥1,870
SOLD OUT
著者:清田隆之(桃山商事) 発行元:スタンド・ブックス 304ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 俺たちはこのままでいいのか。 これからの時代私たちに必要なことは、甘えや油断、無知や加害者性など、自分の見たくない部分と向き合いながら、「俺たち」にさよならすることだ。 1200人を超える女性の恋愛相談に耳を傾けた結果、見えてきたのは男たちの幼稚で狡猾な姿だった。恋バナ収集ユニット「桃山商事」代表として恋愛と性差の問題を発信してきた著者による、初の本格的ジェンダー・エッセイ集。 失恋、家事、性的同意、風俗、夫婦別姓、マンスプレイニングからコロナ離婚まで、様々なテーマに根づく男性問題を掘り下げていく。 【目次】 さよなら、俺たち 1 あの人がいない人生を生きるのだ――失恋による小さな死 あの人がいない人生を生きるのだ 失恋による“小さな死”を乗り越えるには こじらせ男子の当事者研究――失恋ホストの現場から 2 俺たちは全然客観的で中立的なんかじゃない ――男の幼稚さ 「気づかない男たち」 ――ハラスメント・スタディーズ 俺たちは全然“客観的”で“中立的”なんかじゃない―― セカンドレイプ ボクたちはいつ大人になれるのだろうか ――大根仁作品における「男の幼稚さ」について 『ラブライブ!サンシャイン!!』のPRイラスト論争。批判の声に怒っているのは誰なのか 女子小学生にまで求められる“男ウケ”のモテ技。俺たち男はなぜ「さしすせそ」で気持ち良くなってしまうのか 世界で進む「性的同意」の議論。俺たちはその意味を理解できているのか 3 私たちはすれ違ってすらいないのかもしれない――コミュニケーションと聞く力 「男をひと括りにするな!」から進むために 我々が“聞ける男”になるために必要なこと 「コロナ離婚」の背景にある絶望感の正体 私たちは“すれ違ってすらいない”のかもしれない 4 生理が〝自己責任〟になってしまうディストピア――強固な男性優位の社会構造 田嶋陽子が再ブーム。“日本でいちばん誤解されたフェミニスト”はこんなにカッコ良かった エロ本の作り手にお話を伺う中で見えてきた巨大構造 生理が“自己責任”になってしまうディストピア doing偏重社会に生きる私たちに突きつけられた“ミラー小説” 「子どもを産まなかったほうが問題」は失言ではない。現政権の本音だ 「夫婦別姓は犯罪が増える」というトンデモ発言は“男性特権”が生んだ無知の末路 5 加害者性に苦しむ男たち――抑圧と孤独 女性の恋愛相談を聞きまくった結果、過剰に抑圧されるようになった私の性欲 “加害者性”に苦しむ男たち 内面の孤独 性欲は“本能”って言うけれど……男性にとって風俗とはどういう場所なのか 6 生まれたからにはまだ死ねない――beingから「私」へ 矛盾への恐怖と恋愛相談 「だったらひとりで生きればいいのでは?」と絶望される前に 家に一冊も本がなかった 自分を掘れば他者とつながる ぺこぱ“NEO優しい”の衝撃 「優しいのにおもしろい」という革命 笑いと脱力をもたらすbeingの世界――さくらももこ論 生まれたからにはまだ死ねない
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読書と暴動 プッシー・ライオットのアクティビズム入門
¥2,860
著者:ナージャ・トロコンニコワ 発行元:ソウ・スイート・パブリッシング 304ページ 188mm × 118mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** カラフルな目出し帽。挑発的なライブパフォーマンス。FIFAワールドカップ決勝戦への乱入。結成時から現在に至るまで、常に世間の耳目を集めるロシアのフェミニスト・パンク集団、プッシー・ライオットとはいかなるグループなのか? なぜ結成されたのか? その真の目的とは? 創設メンバーのナージャ・トロコンニコワがその全貌を明らかにする。 本書『読書と暴動』は、プッシー・ライオットの設立経緯から、かれらがロシア国内でおこなった数々のアクション、さらにはロシア当局に逮捕されたのちの苛烈極まる獄中生活までを綴ったトロコンニコワの手記である。また同時に、著者がそうした体験のなかから得た“実践的な知”を紹介する「生き方の指南書(サバイバル・ガイド)」でもある。 ロシアでフェミニストでクィアであることの意味とは? アクティビズムは社会でどんな役割を果たすのか? アートとアクティビズムはいかに交差するのか? ハーバード大学やケンブリッジ大学で講演をおこなうアクティビストで、アイ・ウェイウェイやジェニー・ホルツァー、ジュディ・シカゴらの系譜に連なるアーティストのトロコンニコワが、カントからニーナ・シモン、あるいはウィトゲンシュタインからパンク・ソングの歌詞まで縦横無尽に引用しながら、そうした疑問の数々にユーモアたっぷりに答えていく。 【目次】 文化労働者としてのアーティスト――日本版のためのまえがき イントロダクション ルール1:海賊になれ ルール2:ドゥ・イット・ユアセルフ ルール3:喜びを取り戻せ ルール4:政府をびびらせろ ルール5:アート罪を犯せ ルール6:権力の濫用を見逃すな ルール7:簡単に諦めるな。抵抗せよ。団結せよ。 ルール8:刑務所からの脱出 ルール9:オルタナティヴを創造せよ ルール10:ビー・ア・(ウー)マン 最終声明:希望は絶望から生まれる この本に寄せて キム・ゴードン この本に寄せて オリヴィア・ワイルド 解説 清水知子(東京藝術大学教授) あるプッシー・ライオットの推薦図書リスト
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希望ではなく欲望 閉じ込められていた世界を飛び出す
¥2,200
著者:キム・ウォニョン 訳者:牧野美加 発行元:クオン 324ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 生きる資格のない人間などおらず、誰でも堂々と欲望を抱いていいのだ 社会的に認められた職業や地位にある人々が作り出す世界と、 就職はおろか外出すらままならない友人たちが閉じ込められている世界。 その二つの世界の狭間に立ち、行き来しながら、考え、弁論し、表現する――。 作家、弁護士、パフォーマーなど多方面で活躍するキム・ウォニョンの自伝的エッセイ。
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いつかみんなでごはんを 解離性同一性障害者の日常
¥1,760
著者:碧月はる 発行元:柏書房 192ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 虐待サバイバーで解離性同一性障害者。そんな過去や属性を聞いたとき、どう思うだろうか。怖い、可哀想、つらい過去を乗り越えた強い人、下手に関わらないほうがいい相手。あるいは、かつて「多重人格」とも呼ばれたこの病に、好奇の目を向けるだろうか。この社会では、正常とされる枠からはみ出た瞬間、一方的に判断され、傷つけられることが日常茶飯事である。 本書は、虐待サバイバーである自身の原体験をもとに、マイノリティの現状や課題について発信してきたライターが、主人格含む7つの人格と共に、パートナーにも支えられながら生きる「普通の日常」を綴った一冊だ。 【目次】 はじめに——私の人間宣言 交代人格 「はるさんはゴレンジャー」 眠るのが下手な母と、長男の憂鬱 虫を素手で触る母は、時々、大の虫嫌いになる 「もう子どもだもん!」 精神疾患と親権 つながる海 「どうしてみんな意地悪するの?」 ありふれたトリガー 約束のオムライス 「帰りたい」場所 飲めないレモンスカッシュ いつかみんなでごはんを 〝怒り〟の瞬発力を養う 食べることは生きること 桜の庭 二度目のはじめまして パートナーが適応障害と診断された日 支える者は「つらい」と言えない もし、二度目の人生があったなら おわりに——幸福と絶望は行き来する
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わたくしがYES
¥2,200
著者:松橋裕一郎(少年アヤ) 発行元:rn press 344ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 松橋裕一郎=少年アヤ。 自身のセクシュアリティーをめぐる生きづらさと向き合い、エッセイなどでジェンダーレスの思いを発信してきた少年アヤが、本名の「松橋裕一郎」で挑む「覚悟」の一冊。 祖父が亡くなるまでの一ヶ月間、家族と一緒にご飯を食べ、笑い、泣き、家族で祖父を見送った。家族や恋人、自分自身をとりまくすべてを肯定できるまでの愛情の記録。
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神秘的じゃない女たち
¥2,200
著者:イム・ゾヨン 訳者:オ・ヨンア 発行元:柏書房 206ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 受精は、能動的な精子が受動的な卵子を捕獲する過程ではない。 卵子凍結はあるのに、男性のための精子凍結がないのはなぜ? アシスタントロボットが「女型」である理由とは? 本書は、かつて科学者になる夢をあきらめた著者が、フェミニズムと科学技術社会論に出合い、憎んでいた科学と「和解」し、女性の観点から科学を見つめ、科学の観点から女性の体と経験を理解しようとした思索の軌跡をまとめたものだ。 “私は、科学と分かり合えなかった経験のある人たち、そのせいで科学の本にはなかなか手が伸びないという読者を思い浮かべながら本書を執筆した。ほかでもない、私がそういう人間だったからだ。”(「はじめに」より) 本書の探究は、「子どものような純粋無垢な好奇心」からばかり出発するわけではない。その出発点は、卵子凍結について悩むことかもしれないし、高校を卒業してすぐに受けた二重手術かもしれない。うつ病になること、摂食障害になること、妊娠とキャリアについて考えること、無責任な父親について考えること、かもしれない。さまざまな要素が混ざり合う、複雑な個人の暮らしから、本書は話を始めていく。 客観的で普遍的で価値中立的であることを装いつつ、じつのところ女性について無知だった科学にかけられた「呪い」を解き、「よき友」として付き合っていくためのエッセイ集だ。同時に、理系への進学を検討している学生や、その子らを見守る大人たちにもおすすめしたい。 “科学が本当の意味で変化するためには、賢い女子学生ではなく、平凡な女子学生こそもっと必要なのだ。(…)科学者や工学者になりたいという女の子や青少年が周囲にいたら、めいっぱい励ましてあげてほしい。(…)「実力さえあれば女でもなんだってできる」といった言葉の代わりに、「今までそこそこしか勉強してない男子学生だって科学者になれたし、科学界の80%に所属できているんだよ」と付け加えてあげてほしい。”(「おわりに」より) 【目次】 はじめに 神秘的じゃないすべての人のために 1章 性染色体は存在しない 2章 女と男がモザイクになった脳 3章 腸は考える 4章 神秘的じゃない妊娠のために 5章 父親の役割に注目せよ 6章 卵子凍結をめぐる問題 7章 差別をしないAIをつくる 8章 アシスタントロボットは女性だという錯覚 9章 進化論と和解する方法 10章 フェミニズム物理学の挑戦 11章 21世紀サイボーグの現状 12章 アントロポセンの危機に立ち向かって おわりに 思い通りにならなかった私の人生から始まる科学技術 感謝のことば 訳者あとがき 参考文献
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日本の人種主義 トランスナショナルな視点からの入門書
¥1,980
SOLD OUT
著者:河合優子 発行元:青弓社 256ページ 188mm ×128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** アメリカでの黒人への暴力事件と抗議運動、ヨーロッパでの移民排斥、コロナ禍におけるアジア人への差別などがクローズアップされ、海外の問題と思われがちな人種主義や人種差別だが、日本でも歴史的に、そして現在でも深刻な問題であり続けている。 欧米の人種概念と人種主義の歴史的・社会的な背景、基本的な知識を押さえたうえで、日本の人種概念を捉え直し、近代から現代まで、日本で人種主義が展開してきた足跡をたどりながら、トランスナショナルな視点から日本の人種主義の特徴を整理する。そして、アジア地域の植民地支配をはじめとする日本の歴史的背景や「日本人とは誰か」という問いと結び付きながら、日本社会に意識的・無意識的に根づいている人種主義の現状を具体的な事例をもとに明らかにする。差別、偏見とステレオタイプ、アイデンティティなどの視点から、個人の日常的な意識や振る舞いに人種主義が否応なく結び付いていることも浮き彫りにする。 国際的・領域横断的に蓄積されてきた人種主義に関する議論をまとめ、「私たちの問題」として日本の人種主義を考える視点を提供する入門書。 【目次】 はじめに 第1章 欧米の人種概念 1 人種の概念化 2 人種と科学 3 人種からエスニシティへ 4 人種、エスニシティ、ネイション 第2章 日本の人種概念 1 人種の登場 2 民族とフォルク 3 人種から民族へ 4 民族から「日本人」へ――単一民族神話の定着 5 一九九〇年代以降の「日本人」 第3章 人種混淆 1 二十世紀初頭までの欧米の議論 2 中南米の人種混淆 3 二十世紀以降の欧米の議論 4 戦前日本の議論 5 戦後日本の議論 6 一九六〇年代以降の日本の議論 第4章 多様な人種主義 1 生物的・科学的人種主義から文化的人種主義へ 2 制度的人種主義と人種なき人種主義 3 戦前日本の人種主義 4 戦後日本の人種主義――イデオロギー的側面 5 戦後日本の人種主義――構造的側面 第5章 差別 1 差別とは 2 日常の人種主義、マイクロアグレッション、人種主義の否認 3 交差(インターセクショナリティ) 第6章 偏見とステレオタイプ 1 偏見の捉え方の変遷 2 偏見としての人種主義 3 ステレオタイプの二つの特徴 4 イデオロギーとしてのステレオタイプ 第7章 アイデンティティ 1 自己と他者 2 マイノリティとアイデンティティ 3 アイデンティティと言説 4 マジョリティ性 人種主義に関する用語一覧 おわりに
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悪口論 脅しと嘲笑に対抗する技術
¥2,640
著者:小峰ひずみ 発行元:百万年書房 248ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 私たちは社会を賢くしなければならないのであって、あなたが賢くなる必要はない。 『平成転向論 SEALDs 鷲田清一 谷川雁』著者が、哲学対話をきっかけに考えた「悪口」という戦術。 【目次】 第一章 感情論 Ⅰ 男根主義 Ⅱ 感情 Ⅲ 連帯 Ⅳ 力 Ⅴ 問題 第二章 悪口論 Ⅰ 職場で Ⅱ 政治運動で Ⅲ 悪口 Ⅳ 狂信者 Ⅴ レーニン 第三章 (生き)恥論 Ⅰ 恥 Ⅱ 罵倒 Ⅲ 仲間 Ⅳ 死 Ⅴ 裏切り 第四章 言行論 Ⅰ シェアハウス Ⅱ シニシズム Ⅲ 技術 Ⅳ 臨床哲学 第五章 何をいかに受け継ぐべきか Ⅰ 対話 Ⅱ 嘲笑 Ⅲ 社会 Ⅳ 物語 Ⅴ 誰でも、いつでも、どこでも Ⅵ ブーメラン 悪口論--脅しと嘲笑に対抗する技術 注釈
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月曜か火曜
¥2,200
SOLD OUT
著者:ヴァージニア・ウルフ 訳者:片山亜紀 発行元:エトセトラブックス 176ページ 188mm × 131mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 永遠のフェミニスト作家、ヴァージニア・ウルフが自分で編んだ唯一の短編小説集。 彼女の真摯な「叫び声」を、100年後の今そのまま読む。 ウルフの最初の短編集を、1921年刊行当時のまま、姉ヴァネッサ・ベルの版画5点とともに完全収録。最良のガイドとなる、翻訳者の片山亜紀による詳細な注・訳者解説付。 【収録作】 ゴースト・ストーリー 「幽霊たちの家」 フェミニズム冒険活劇 「ある協会」 都市のある一日を描く 「月曜か火曜」 その後の長編に連なるメタフィクション 「書かれなかった小説」 音楽のスケッチ「弦楽四重奏」と色彩のステッチ「青と緑」 草花と人々とカタツムリのコラージュ 「キュー植物園」 フェミニズム小説であり評論でもある傑作 「壁のしみ」 ――ウルフの原点であり、その後の長編にも連なる真摯で切実な全8編。
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手はポケットのなか コーダとして生きること
¥2,420
SOLD OUT
著者:ヴェロニク・プーラン 訳者:志村響 発行元:白水社 184ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** こえない親のもとに生まれた、きこえる子どもChildren Of Deaf Adults、略してCODA(コーダ)。時として、手話と音声言語のバイリンガルとなること、幼くして親の通訳者の役割を担わされることが運命づけられもする。きこえる世界ときこえない世界、音声言語と手話を行き来する著者が、家族への葛藤と愛を強烈なユーモアとともに描く自伝的エッセイ。 周囲の無理解や他の家族との違いにうろたえ傷つき、母と娘、そして父と娘のあいだに生じる遠慮や無遠慮、家族への誇りと恥と怒りの感情を行き来する著者は、素直に家族への愛を表現できない。きこえない親を守りたい、親に守られたい。わかり合えない苛立ち、わかり合えないけど感じる愛。そうした感情の行き来の波を繰り返しながら成長し、気づいたのは「普通の家族なんてない」。きこえない幸せ、そしてきこえない親を持つ幸せ。コーダのみならず、さまざまな家族の形があることを考えるきっかけを提示する。 映画『コーダ あいのうた』のオリジナル『エール!』の原案作品。 解説・安東明珠花(ドラマ「しずかちゃんとパパ」コーダ考証)
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だれか、ふつうを教えてくれ! 増補新版
¥2,090
SOLD OUT
著者:倉本智明 発行元:新曜社 208ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 「共生」「多様性」「尊重」、そんなふわふわした言葉が隠してしまうこと―「ふつう/障害」について、なかなか聞けなかったこと、本当はよくわからないことを全盲の社会学者と真正面から考える。 【目次】 第1章 ふわふわしたことばが隠してしまうもの 第2章 誰にとっての「ふつう」なの? 第3章 どっちつかずである生きにくさ 第4章 「わからない」からはじめる 第5章 簡単であり、難しくもあること あとがき 追補 アイデンティティ、大切だけどやっかいなもの
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密航のち洗濯 ときどき作家
¥1,980
SOLD OUT
著者:宋恵媛 /望月優大 写真:田川基成 発行元:柏書房 336ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 1946年夏。朝鮮から日本へ、 男は「密航」で海を渡った。 日本人から朝鮮人へ、 女は裕福な家を捨てて男と結婚した。 貧しい二人はやがて洗濯屋をはじめる。 ----------------------------------------- 朝鮮と日本の間の海を合法的に渡ることがほぼ不可能だった時代。それでも生きていくために船に乗った人々の移動は「密航」と呼ばれた。 1946年夏。一人の男が日本へ「密航」した。彼が生きた植民地期の朝鮮と日本、戦後の東京でつくった家族一人ひとりの人生をたどる。手がかりにしたのは、「その後」を知る子どもたちへのインタビューと、わずかに残された文書群。 「きさまなんかにおれの気持がわかるもんか」 「あなただってわたしの気持はわかりません。わたしは祖国をすてて、あなたをえらんだ女です。朝鮮人の妻として誇りをもって生きたいのです」 植民地、警察、戦争、占領、移動、国籍、戸籍、収容、病、貧困、労働、福祉、ジェンダー、あるいは、誰かが「書くこと」と「書けること」について。 この複雑な、だが決して例外的ではなかった五人の家族が、この国で生きてきた。 蔚山(ウルサン)、釜山、山口、東京―― ゆかりの土地を歩きながら、100年を超える歴史を丹念に描き出していく。ウェブマガジン『ニッポン複雑紀行』初の書籍化企画。 【目次】 プロローグ 密航 1946 関釜のあいだの海/蔚山からの密航船/K村の警防団/下関での感染拡大/仙崎港の朝鮮人たち/1946年のコレラ禍 第1章 植民地の子ども 1 朝鮮 1911‐24 鯨のまち長生浦/方魚津の日本人町/蔚山の市街地/江陽里の老人たち/対馬の先へ/植民地都市釜山 2 日本 1924‐44 関東大震災後の横浜で/東京で短歌に出会う/15年後の帰郷/ふたたび江陽里にて/東京に戻る/結婚と徴用 3 朝鮮 1944‐46 朝鮮に逃げる/妻との旅(1)東京から釜山へ/妻との旅(2)釜山から兼二浦へ/1945年8月15日/妻との旅(3)38度線南下/帝国崩壊後の釜山/妻との旅(4)日山津から日本へ 送還 1946 失敗した密航/ひと月遅れのコレラ猖獗/仙崎、佐世保、博多のコレラ船/針尾収容所から大村収容所へ 第2章 洗濯屋の家族 1 尹紫遠 ユン ジャウォン 密航のち、18年の人生/自分ひとりの部屋/多摩川を泳いで渡る/故郷の戦争、弟の虐殺/横浜の検閲生活/売血もできない/米兵と黒人兵/洗濯屋のぬかるみ/ときどき作家/テープレコーダー 2 大津登志子 おおつ としこ 満洲から38度線へ/朝鮮人との結婚/日本人と朝鮮人のあいだで/夫の日記と広島の教会 3 泰玄 テヒョン たいげん Money, money, money/中目黒の外国人たち/朝鮮学校の頃/夜間学校と祖国訪問団/国籍と永住の葛藤/三菱重工爆破と朴正煕暗殺 4 逸己 いつこ イルギ 歴史を準備する人/女性でロボット屋で/混乱する国籍/差別と暴力と/少数者の痕跡 エピローグ 補遺 密航の時代 註 参考文献
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エトセトラ VOL.10
¥1,540
SOLD OUT
出版社:エトセトラブックス 144ページ 210mm × 148mm ******************** 出版社紹介文より ******************** 特集:男性学 性差別はびこるこの社会では、実は「男」のことすら誰も考えていない。 語られてこなかった男性の多様さはどこにある? これまでフェミニズムが家父長制に相対するとき、特権を持つ側として「男性」が照射されてきた。しかし、男性がフェミニズムに応答するだけでは、男性自身の課題を掘り下げられないのでは……? フェミマガジン10号目は、『トランス男性によるトランスジェンダー男性学』の周司あきらを特集編集に迎え、「特権」「加害性」「生きづらさ」で終わらない、その一歩先にある「男性性」を見つける特集号。 論考、エッセイ、読者投稿などで構成。新たなメンズリブを目指す座談会も! 【目次】 特集のはじめに 【年表】 男性史・女性史(作成:周司あきら) 【エッセイ・論考】 マルリナ「ラップに耳をすませば」 麦倉哲「『男らしさの崩壊』の先にみる絶望とかすかな希望」 五月あかり「誰も好きになってはならない」 小埜功貴「自分を終わらせて、自分へと生まれ戻ろう――場としてのメンズリブ、心としてのメンズリブ」 瀬戸マサキ「『俺』を取り戻す旅」 仲芦達矢「ノイジー・マスキュリニティ」 Y・N「傷と言葉――仲芦達矢『ノイジー・マスキュリニティ』のための補足」 澁谷知美「男にとって『恥』とは何か――仮性包茎の現代史から」 森山至貴「異物のように、宝物のように」 水上文「そして誰が排除されるのか?――百合ジャンルにおけるミサンドリーの問題」 福永玄弥「男たちの帝国と東アジア」 遠山日出也「男性が特権/差別を克服するために――被抑圧者の解放と自らの解放との結びつきを捉える」 【小説】 勝又栄政「父(ちち)と、娘/息子(こ)」 【漫画】 中村一般「山田さんの生活」 【座談会】 水野阿修羅✕小埜功貴✕周司あきら「男である自分を好きになる――90年代日本のメンズリブ運動」 【読者アンケート】 男として生きること、男扱いされることの喜びを考えてみる 特集のおわりに ***************** 【寄稿】 もちづきゆきえ「『HEAR. ME. OUT.』制作日誌」 伊藤春奈(花束書房)「独立運動から続く道をたどって〜おしゃべりソウル旅行記〜」 【漫画】 とれたてクラブ「目ざせ!!DIVAに殺されない元カレ」 【連載】 「編集長フェミ日記」2023年8月〜9月 「祖母の話」/#2 川﨑那恵「ムラの女たちのあいだで」 「アート・アクティヴィズム」北原恵/〈98〉「関東大震災100年を記憶する現代アート:2023夏、韓国」 「LAST TIME WE MET 彼女たちが見ていた風景」宇壽山貴久子 私のフェミアイテム:下山田志帆 NOW THIS ACTIVIST :山田亜紀子 etc. bookshop通信
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エトセトラ VOL.9
¥1,540
出版社:エトセトラブックス 144ページ 210mm × 148mm ******************** 出版社紹介文より ******************** 特集:NO MORE 女人禁制! 「女人禁制」は、もういらない! マイノリティへの差別・排除と深くつながる 「女人禁制」の歴史を探りながら、 国や家父長制が追い出してきたものはなにか、 その底にあるのはなにかを知る特集号。 昔から、宗教や伝統のかたちを借りて、特定の職業や場所、集団に女性を入れない仕組みをつくってきた国、日本。21世紀になっても、大相撲、甲子園、古典芸能、山、プロの厨房、祭りなどなど、多くの場に「女人禁制」文化が残っています。フェミマガジン9号目は、女性史を中心としたライター・編集者の伊藤春奈をゲスト編集長に、多様な書き手や語り手が集まり、この問題を考えます。 エッセイ、インタビュー、読者投稿、漫画、いまだ「女性」が登れない「大峰山」への質問も! 誰かをどこかに「入れない」システムはもう終わりにしよう。 【目次】 特集のはじめに 【読者投稿】 あなたが知っている「女人禁制」 【論考・エッセイ・漫画】 源淳子「『女人禁制』と天皇制」 堀越英美「『山の神』と『女芸人』に求められてきたもの」 柚木麻子「ラーメンいちから作ってみたら自然と腕組みしちゃってた記」 山崎ナオコーラ「『女人禁制』と『源氏物語』と出家、ついでに私」 はらだ有彩「能・卒都婆小町と私」 佐藤瑞枝「博多祇園山笠――このホモソーシャルな世界」 (地元の声/永島順子) 林葉子「〈女性の穢れ〉と近代公娼制度」 金貴粉「ハンセン病療養所に生きた在日朝鮮人女性たち」 川﨑那恵「『アナーカ部落フェミニストの会』創立への呼びかけ」 堀江有里「性への忌避――キリスト教の女性嫌悪・同性愛嫌悪をめぐる断想」 鳥山純子「家父長制はマザコン生成装置なのか――現在モロッコの嫁姑問題から」 牧野雅子「女性専用車両の存在は何を意味しているのか」 【インタビュー】 性善寺・柴谷宗叔「性的マイノリティも地元の人も誰もが入れる『みんなの寺』」 ナモナモ寺・野世阿弥「寺という場所から仏教やフェミニズムをちょっとずつ開く」 桂二葉「まっすぐ自分の声が出せるように」 【アンケート】 女人禁制「大峰山」への質問 「女人禁制」を続ける理由はなんですか? 特集のおわりに ************************************************************ 【寄稿】 吉田亜矢子「渋谷区、美竹公園・神宮通公園野宿者排除に抗して」 長田杏奈「被害者非難の温度を測る」 【対談】 小川たまか✕有馬ゆきみ「フェミニストのライターと弁護士が語る『性暴力』の周辺 VOL.1」 【漫画】 とれたてクラブ「ワタシってディ→バディ→バしてるから」 【新連載】 「祖母の話」/#1高柳聡子「光なき朝を生きて」 「北京会議の前と後」福田和子/第1回「日本各地から北京へ!草の根の女性たち」 「アート・アクティビズム」北原恵/〈97〉渋谷パルコでゲリラ・ガールズ展――ポストフェミニズム時代の『アート』」 【連載】 「編集長フェミ日記」2022年12月〜2023年3月 「Who is she?」大橋由香子/第6回:取り上げる彼女たち 「LAST TIME WE MET 彼女たちが見ていた風景」宇壽山貴久子 私のフェミアイテム:奥薗和子 NOW THIS ACTIVIST :末原真紀 etc. bookshop通信
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35歳からの反抗期入門
¥1,210
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著者:碇雪恵 発行元:温度 126ページ 182mm × 128mm ソフトカバー 「人と距離を詰めたいけれど、一方的に近づかれるのはこわい。 好きな人には好かれたいが、他人から女としての査定をされたくない。 周囲から浮きたくないし、社会の物差しで測られたくないもない。 なんかそんなふうにわがままばっかり書いている気もしますが、正直な気持ちだから仕方ない。それどころか、わがままをいったん良し悪し判断せずに見つめたことが自分を卑下しなくて済むようになったひとつの理由じゃないかと思います。 そういうことを思うに至った日々の記録です。」 (「はじめに」より) 著者が35歳の時に始めたブログの文章に、ネット上では書きにくかったことを加筆した散文集。
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九月、東京の路上で 1923年関東大震災 ジェノサイドの残響
¥1,980
SOLD OUT
著者:加藤直樹 発行元:ころから 216ページ 198mm × 148mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 関東大震災の直後に響き渡る叫び声 ふたたびの五輪を前に繰り返されるヘイトスピーチ 1923年9月、ジェノサイドの街・東京を描き 現代に残響する忌まわしい声に抗う―― 路上から生まれた歴史ノンフィクション!
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慣れろ、おちょくれ、踏み外せ 性と身体をめぐるクィアな対話
¥1,980
著者:森山至貴/能町みね子 発行元:朝日出版社 320ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** “みんな”でいたくない“みんな”のために「LGBT」に分類して整理したら、終わりじゃない。「わからない」と「わかる」、「マイノリティ」と「マジョリティ」を 行き来しながら対話する、繊細で痛快なクィアの本。 ときに反抗的で、しなやかな態度は明日への希望に――。性、恋愛、結婚、家族、子孫、幸福、身体、未来――バラバラのままつながった壮大な「その他」たちが、すべての「普通」と「規範」を問い直す。 「『普通』や『みんな』という言葉に己を託したり託さなかったり、託せたり託せなかったりする読者のみなさんを、風通しのよい、というよりは強風吹きすさぶ場所へと連れて行ってしまおうというのが私たちの企みです。どうぞ、遠くまで吹き飛ばされてください」 (森山至貴「はじめに」より) 「ワクワクだけでも足りません。ヒヤヒヤするかもしれませんし、何か責められたような気分でイライラしたり、何様だコイツ、という思いでムカムカするかもしれません。逆に、全然言い足りてないぞ、と思うこともあるかもしれません。そのくらいのほうが普通じゃないかと思います。そのくらいでないと、私たちも語った甲斐がありません」 (能町みね子「おわりに」より
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聴こえない母に訊きにいく
¥1,870
SOLD OUT
著者:五十嵐大 発行元:柏書房 216ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 母に、ずっと訊いてみたいことがあった。 ぼくの耳は聴こえるけれど、本当はどちらが良かった? 聴こえる子どもと聴こえない子ども、どちらを望んでいた? 【本書の内容】 「優生保護法」―― 障害者が生まれることを防止し、 女性が産むことを管理しようとした悪法が存在した時代、 「母」はどのように生きたのか。 「ぼく」はどのようにして生まれたのか。 幸せだった瞬間も、悲しかった瞬間も、すべて。 コーダである息子が未来に進むために描く、小さな家族の歴史。 【コーダとは】 コーダ(CODA:Children of Deaf Adults) 聴こえない親をもつ、聴こえる子どものこと。 【目次】 プロローグ 第一章 子どもの頃 塩竃に生まれて/最初の帰省/最初の取材/〝聴こえない子〟になる/通常学級のなかで/ろう者の歴史――森壮也さんに訊く/祖父母の胸中 第二章 ふたりの姉 ひとりめ――佐知子/「心配だった」/ふたりめ――由美/「心配はなかった」/〝通訳者〟として 第三章 母校へ 入学――「手話」との出合い/横澤さんと大沼先生/宮城県立聴覚支援学校/小さな教室/進学にともなう選択/「口話」について 第四章 母の恩師 思い出と後悔/恩人/「中途半端な時代」/聴覚活用の限界/真っ向からの否定/〝適切な教育〟とは/「さえちゃんたちのおかげ」 第五章 父との結婚 憧れの人/両親への紹介/父の過去/「いつもニコニコしていなさいって」/「善意」からの反対/「不良な子孫の出生を防止する」/優生保護法裁判――藤木和子さんに訊く/二〇二二年三月仙台高裁 第六章 母の出産 愛の十万人運動/奪われたものはなにか/加害者側の子孫/新しい生活/「だ、い」/「わたしのみみは、きこえないんだよ」
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Colored Black
¥3,850
著者:デニス・モリス 寄稿:浅野忠信 発行元:HeHe 112ページ 257mm × 188mm ソフトカバー コデックス装 *********************** 出版社紹介文より *********************** 9歳より写真を撮りはじめ、13 歳にしてボブ・マーリーにその才能を認められてから、以降、セックス・ピストルズやパティ・スミスなど名だたるアーティストのアイコニックなポートレート写真で知られる英国人写真家、デニス・モリス。 本書は50年以上にも及ぶキャリアの最初期、10代で撮った写真を中心に構成され、自身が育ったロンドンのブラック・コミュニティーの日常風景や、一枚のシーツと借り物の照明で自作した簡易スタジオでのポートレート、サウンドシステム・カルチャーや黒人解放運動の現場など、コミュニティーが持つ貧困や困難、強さやプライド、スタイルのクールさなどがありのままに写し出されています。 また、モノクロの写真をあらたに彩色したカラー作品には、デニスの「色に惑わされないで」というメッセージが込められています。これは、1960–70年代のアフリカ系イギリス人の年代記ともいえる写真集です。
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女ぎらい ニッポンのミソジニー(朝日文庫)
¥1,012
SOLD OUT
著者:上野千鶴子 発行元:朝日新聞出版 389ページ 文庫判 148mm × 105mm *********************** 出版社紹介文より *********************** ミソジニーとは、男にとっては「女性嫌悪」、女にとっては「自己嫌悪」。皇室、DV、東電OL、援交など、男社会に潜むミソジニーの核心を上野千鶴子が具体例をもとに縦横に分析する。文庫化に際し、「セクハラ」と「こじらせ女子」の2本の論考を新たに収録。
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エトセトラ VOL.8
¥1,430
出版社:エトセトラブックス 144ページ 210mm × 148mm ******************** 出版社紹介文より ******************** 「アイドル」を含めたいろいろな人たちが、心身ともに健やかでいられるには-- 「アイドル」の表象、労働、消費について考える、これまでなかったことにされてきた必要で切実で多様な声を集めた特集号 フェミニズムを身近なテーマから考えるマガジン「エトセトラ」8号目の特集は、「アイドル」。自身がアイドルの和田彩花、アイドル文化を含めた表象について執筆を重ねてきた鈴木みのりを特集の編集に迎え、労働、心身の健康、ボディイメージやライフスタイルの消費、SNSを巡る諸問題に向き合い、そしてアイドルから得られる希望や喜びとは何かを探る。1408もの声が集まった「アイドルの未来のためのアンケート」も! 【目次】 特集:アイドル、労働、リップ 特集のはじめに 鈴木みのり・和田彩花 【エッセイ】 菅野つかさ「少女時代を通して出会った世界」 野中モモ「『街いちばんのナイス・キッドたち』 によせて」 藤野可織「私はいかにしてアイドルの恋愛に一喜一憂する ようになったか」 犬山紙子「ファンと消費」 【創作】 岩川ありさ「わたしはこぶしを握りしめる」 【論考】 ハン・トンヒョン「矛盾に満ちた『推される人』たちに かかる負荷が少しでも減ることをいつも願って いる」 上岡磨奈「アイドルとあなたとは何も変わらない、同じ 人間である」 田中東子「アイドルたちは何を開示しているのか?」 【写真】 藤岡亜弥「熱狂の広島、オバマがヒロシマに来た日」 【インタビュー】 竹内亜矢子「〈自分の身体と折り合いをつける〉ために 試してみたいエクササイズとストレッチ」 寺嶋由芙「好きなことを好きでいるために、アイドルの 問題を話していきたい」 内藤忍「働くすべての人の『労働』が、守られるために 知りたいこと」 【アンケート】 わたしの“アイドル” イ・ラン/宇垣美里/エミリー/太田莉菜/温又柔/カナイフユキ/近藤銀河/佐久間裕美子/佐野亜裕美/柴崎友香/周司あきら/岨手由貴子/仲西森奈 /羽佐田瑶子/valknee/潘逸舟/丸山美佳/宮越里子/森栄喜/WAIFU 1408の声が集まった 「アイドルの未来のためのアンケート」 特集のおわりに 鈴木みのり・和田彩花 ************************************************************ 【インタビュー】 ジュディス・バトラー 「反ジェンダー、反多様性にフェミニズムは抵抗する」 (聞き手:清水晶子/ 翻訳:西山敦子(C.I.P. Books) / 企画・写真:間部百合) 【アーカイブ】 「オープンレター 女性差別的な文化を脱するために」 を記録する 【寄稿】 北原恵「イトー・ターリが遺したもの ――追悼展示会報告記」 【フェミリポート】 下郷さとみ「ブラジルの政治を、先住民族の女性・マイノリティの手に」 【連載】 「編集長フェミ日記」(2022年8月~10月) 鈴木みのり・和田彩花 「ふぇみで大丈夫」 ナガノハル/vol.4:ちゃんみな大好き 「ここは女を入れない国」 伊藤春奈(花束書房)/第6回:炭鉱と女人禁制 「Who is she?」 大橋由香子/第5回:日雇いで働くニコヨンの彼女 「LAST TIME WE MET 彼女たちが見ていた風景」 宇壽山貴久子 私のフェミアイテム:須藤はる奈 NOW THIS ACTIVIST :門田亜里砂 etc. bookshop通信
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愛と差別と友情とLGBTQ+
¥2,860
著者:北丸雄二 発行元:人々舎 448ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 世界を知り、無知を知り、人間を知る。 偏見を助長してきた言葉や文脈を更新し、日本で流通してきた「LGBTQ+」情報の空洞を埋める希望の書。 彼らは世界で何が起きているのかをほとんど知らない。日本で流通している日本語だけの情報で満ち足りて、そこから出ることも、その外に世界が存在することも考えていない。日本の世間は日本語によって護られているつもりで、その実、その日本語によって世界から見事に疎外されているのだ……。 ──第4章「クローゼットな言語」より 二〇一八年七月、自民党衆議院議員・杉田水脈の「LGBTは生産性がない」発言がありました。私の「違和感」はしかしむしろ、それをたしなめてテレビ朝日のコメンテイターが言った「今はもうそういう時代じゃないんだから」に関してでした。「LGBT」なる言葉が主流メディアで肯定的、同情的に登場してからたかだか数年──その間のいつ、「もうそういう時代じゃな」くなったのか? それは本当なのでしょうか。 ──「はじめに」より一部要旨抜粋 【目次】 はじめに プロローグ 第一部 愛と差別と──言葉で闘うアメリカの記録 第一章 「ロック・ハドソン」という爆弾 第二章 エイズ禍からの反撃 第三章 エイズ禍への反撃 第四章 クローゼットな言語 第五章 カム・アウトする言葉 第六章 アイデンティティの気づき 第七章 アイデンティティの誕生と「政治」 第八章 「ミレニアル世代」から「Z世代」へ 付録Ⅰ ストーンウォール50周年記念「ワールド・プライド/NYCプライド・マーチ」2019リポート 第二部 友情と「LGBTQ+」──内在する私たちの正体 第九章 「男と女」と「公と私」と 第十章 「男と女」と「公と私」と(2) 第十一章 男らしさの変容 第十二章 真夜中のホモフォビア 第十三章 「We Are Everywhere!」 第十四章 ホモソシアル、ホモセクシュアル、MSM 第十五章 セクシュアルの可能性 付録Ⅱ 『君の名前で僕を呼んで』考 おわりに
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戦争は女の顔をしていない(岩波現代文庫)
¥1,540
著者:スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ 訳者:三浦みどり 発行元:岩波書店 506ページ 文庫判 148mm × 105mm ~出版社紹介文より~ ソ連では第二次世界大戦で100万人をこえる女性が従軍し、看護婦や軍医としてのみならず兵士として武器を手にして戦った。しかし戦後は世間から白い目で見られ、みずからの戦争体験をひた隠しにしなければならなかった――。 500人以上の従軍女性から聞き取りをおこない戦争の真実を明らかにした、ノーベル文学賞作家の主著。(解説=澤地久枝) アレクシエーヴィチはこれまで、ソ連の一般市民に対する綿密なインタビューを重ねることによって、大文字の歴史からはこぼれ落ちてしまう市民の生の声をすくいあげ、世界中に衝撃を与えてきました。とりわけチェルノブイリの事故処理を担った一般人など、ともすれば国家権力に圧殺されてしまいがちな弱者の声に耳を傾けるその姿勢は、社会性および人道性の観点から高く評価され、また、市井のさまざまな証言を集め、多声的なドキュメンタリー文学作品に仕上げるその創作手法は、芸術性の点でもきわめて高い到達を示しているとして、これまで数々の文学賞が授与されてきました。それが認められて2015年ノーベル文学賞を受賞しました。 その創作スタイルがドキュメンタリーの手法であるため、文学賞として認められるか懸念されましたが、スウェーデン・アカデミーは「私たちの時代の苦悩と勇気への記念の碑」と称え、「文学の新しいジャンルを案出した」と評しました。 本作はアレクシエーヴィチが1984年に発表した最初の作品です。雑誌記者だった30歳代の彼女が1978年から取材を開始して、500人を超える女性から聞き取りをしました.完成後2年間は出版を許されず、ペレストロイカ後に出されました。ベラルーシの独裁者ルカシェンコ大統領は彼女を「外国で著書を出版し祖国を中傷して金をもらっている」と非難し、長い間ベラルーシでは出版禁止にされてきました。 ソ連では第二次世界大戦で100万人をこえる女性が従軍し、看護婦や軍医としてのみならず兵士として武器を手にして戦ったのですが、しかし戦後は世間から白い目で見られ、みずからの戦争体験をひた隠しにしなければなりませんでした。英雄としてではなく生身の人間としての従軍女性(パルチザンや抵抗運動に参加した女性をふくむ)に本書が初めて光をあてたのです。 ベラルーシのドキュメンタリー作家アレーシ・アダモーヴィチいわく, 「戦争は女の顔をしていない.しかし,この戦争で我々の母親たちの顔ほど厳しく,すさまじく,また美しい顔として記憶されたものはなかった」