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わたくしがYES
¥2,200
著者:松橋裕一郎(少年アヤ) 発行元:rn press 344ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 松橋裕一郎=少年アヤ。 自身のセクシュアリティーをめぐる生きづらさと向き合い、エッセイなどでジェンダーレスの思いを発信してきた少年アヤが、本名の「松橋裕一郎」で挑む「覚悟」の一冊。 祖父が亡くなるまでの一ヶ月間、家族と一緒にご飯を食べ、笑い、泣き、家族で祖父を見送った。家族や恋人、自分自身をとりまくすべてを肯定できるまでの愛情の記録。
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神秘的じゃない女たち
¥2,200
著者:イム・ゾヨン 訳者:オ・ヨンア 発行元:柏書房 206ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 受精は、能動的な精子が受動的な卵子を捕獲する過程ではない。 卵子凍結はあるのに、男性のための精子凍結がないのはなぜ? アシスタントロボットが「女型」である理由とは? 本書は、かつて科学者になる夢をあきらめた著者が、フェミニズムと科学技術社会論に出合い、憎んでいた科学と「和解」し、女性の観点から科学を見つめ、科学の観点から女性の体と経験を理解しようとした思索の軌跡をまとめたものだ。 “私は、科学と分かり合えなかった経験のある人たち、そのせいで科学の本にはなかなか手が伸びないという読者を思い浮かべながら本書を執筆した。ほかでもない、私がそういう人間だったからだ。”(「はじめに」より) 本書の探究は、「子どものような純粋無垢な好奇心」からばかり出発するわけではない。その出発点は、卵子凍結について悩むことかもしれないし、高校を卒業してすぐに受けた二重手術かもしれない。うつ病になること、摂食障害になること、妊娠とキャリアについて考えること、無責任な父親について考えること、かもしれない。さまざまな要素が混ざり合う、複雑な個人の暮らしから、本書は話を始めていく。 客観的で普遍的で価値中立的であることを装いつつ、じつのところ女性について無知だった科学にかけられた「呪い」を解き、「よき友」として付き合っていくためのエッセイ集だ。同時に、理系への進学を検討している学生や、その子らを見守る大人たちにもおすすめしたい。 “科学が本当の意味で変化するためには、賢い女子学生ではなく、平凡な女子学生こそもっと必要なのだ。(…)科学者や工学者になりたいという女の子や青少年が周囲にいたら、めいっぱい励ましてあげてほしい。(…)「実力さえあれば女でもなんだってできる」といった言葉の代わりに、「今までそこそこしか勉強してない男子学生だって科学者になれたし、科学界の80%に所属できているんだよ」と付け加えてあげてほしい。”(「おわりに」より) 【目次】 はじめに 神秘的じゃないすべての人のために 1章 性染色体は存在しない 2章 女と男がモザイクになった脳 3章 腸は考える 4章 神秘的じゃない妊娠のために 5章 父親の役割に注目せよ 6章 卵子凍結をめぐる問題 7章 差別をしないAIをつくる 8章 アシスタントロボットは女性だという錯覚 9章 進化論と和解する方法 10章 フェミニズム物理学の挑戦 11章 21世紀サイボーグの現状 12章 アントロポセンの危機に立ち向かって おわりに 思い通りにならなかった私の人生から始まる科学技術 感謝のことば 訳者あとがき 参考文献
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日本の人種主義 トランスナショナルな視点からの入門書
¥1,980
SOLD OUT
著者:河合優子 発行元:青弓社 256ページ 188mm ×128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** アメリカでの黒人への暴力事件と抗議運動、ヨーロッパでの移民排斥、コロナ禍におけるアジア人への差別などがクローズアップされ、海外の問題と思われがちな人種主義や人種差別だが、日本でも歴史的に、そして現在でも深刻な問題であり続けている。 欧米の人種概念と人種主義の歴史的・社会的な背景、基本的な知識を押さえたうえで、日本の人種概念を捉え直し、近代から現代まで、日本で人種主義が展開してきた足跡をたどりながら、トランスナショナルな視点から日本の人種主義の特徴を整理する。そして、アジア地域の植民地支配をはじめとする日本の歴史的背景や「日本人とは誰か」という問いと結び付きながら、日本社会に意識的・無意識的に根づいている人種主義の現状を具体的な事例をもとに明らかにする。差別、偏見とステレオタイプ、アイデンティティなどの視点から、個人の日常的な意識や振る舞いに人種主義が否応なく結び付いていることも浮き彫りにする。 国際的・領域横断的に蓄積されてきた人種主義に関する議論をまとめ、「私たちの問題」として日本の人種主義を考える視点を提供する入門書。 【目次】 はじめに 第1章 欧米の人種概念 1 人種の概念化 2 人種と科学 3 人種からエスニシティへ 4 人種、エスニシティ、ネイション 第2章 日本の人種概念 1 人種の登場 2 民族とフォルク 3 人種から民族へ 4 民族から「日本人」へ――単一民族神話の定着 5 一九九〇年代以降の「日本人」 第3章 人種混淆 1 二十世紀初頭までの欧米の議論 2 中南米の人種混淆 3 二十世紀以降の欧米の議論 4 戦前日本の議論 5 戦後日本の議論 6 一九六〇年代以降の日本の議論 第4章 多様な人種主義 1 生物的・科学的人種主義から文化的人種主義へ 2 制度的人種主義と人種なき人種主義 3 戦前日本の人種主義 4 戦後日本の人種主義――イデオロギー的側面 5 戦後日本の人種主義――構造的側面 第5章 差別 1 差別とは 2 日常の人種主義、マイクロアグレッション、人種主義の否認 3 交差(インターセクショナリティ) 第6章 偏見とステレオタイプ 1 偏見の捉え方の変遷 2 偏見としての人種主義 3 ステレオタイプの二つの特徴 4 イデオロギーとしてのステレオタイプ 第7章 アイデンティティ 1 自己と他者 2 マイノリティとアイデンティティ 3 アイデンティティと言説 4 マジョリティ性 人種主義に関する用語一覧 おわりに
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悪口論 脅しと嘲笑に対抗する技術
¥2,640
著者:小峰ひずみ 発行元:百万年書房 248ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 私たちは社会を賢くしなければならないのであって、あなたが賢くなる必要はない。 『平成転向論 SEALDs 鷲田清一 谷川雁』著者が、哲学対話をきっかけに考えた「悪口」という戦術。 【目次】 第一章 感情論 Ⅰ 男根主義 Ⅱ 感情 Ⅲ 連帯 Ⅳ 力 Ⅴ 問題 第二章 悪口論 Ⅰ 職場で Ⅱ 政治運動で Ⅲ 悪口 Ⅳ 狂信者 Ⅴ レーニン 第三章 (生き)恥論 Ⅰ 恥 Ⅱ 罵倒 Ⅲ 仲間 Ⅳ 死 Ⅴ 裏切り 第四章 言行論 Ⅰ シェアハウス Ⅱ シニシズム Ⅲ 技術 Ⅳ 臨床哲学 第五章 何をいかに受け継ぐべきか Ⅰ 対話 Ⅱ 嘲笑 Ⅲ 社会 Ⅳ 物語 Ⅴ 誰でも、いつでも、どこでも Ⅵ ブーメラン 悪口論--脅しと嘲笑に対抗する技術 注釈
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月曜か火曜
¥2,200
SOLD OUT
著者:ヴァージニア・ウルフ 訳者:片山亜紀 発行元:エトセトラブックス 176ページ 188mm × 131mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 永遠のフェミニスト作家、ヴァージニア・ウルフが自分で編んだ唯一の短編小説集。 彼女の真摯な「叫び声」を、100年後の今そのまま読む。 ウルフの最初の短編集を、1921年刊行当時のまま、姉ヴァネッサ・ベルの版画5点とともに完全収録。最良のガイドとなる、翻訳者の片山亜紀による詳細な注・訳者解説付。 【収録作】 ゴースト・ストーリー 「幽霊たちの家」 フェミニズム冒険活劇 「ある協会」 都市のある一日を描く 「月曜か火曜」 その後の長編に連なるメタフィクション 「書かれなかった小説」 音楽のスケッチ「弦楽四重奏」と色彩のステッチ「青と緑」 草花と人々とカタツムリのコラージュ 「キュー植物園」 フェミニズム小説であり評論でもある傑作 「壁のしみ」 ――ウルフの原点であり、その後の長編にも連なる真摯で切実な全8編。
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手はポケットのなか コーダとして生きること
¥2,420
SOLD OUT
著者:ヴェロニク・プーラン 訳者:志村響 発行元:白水社 184ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** こえない親のもとに生まれた、きこえる子どもChildren Of Deaf Adults、略してCODA(コーダ)。時として、手話と音声言語のバイリンガルとなること、幼くして親の通訳者の役割を担わされることが運命づけられもする。きこえる世界ときこえない世界、音声言語と手話を行き来する著者が、家族への葛藤と愛を強烈なユーモアとともに描く自伝的エッセイ。 周囲の無理解や他の家族との違いにうろたえ傷つき、母と娘、そして父と娘のあいだに生じる遠慮や無遠慮、家族への誇りと恥と怒りの感情を行き来する著者は、素直に家族への愛を表現できない。きこえない親を守りたい、親に守られたい。わかり合えない苛立ち、わかり合えないけど感じる愛。そうした感情の行き来の波を繰り返しながら成長し、気づいたのは「普通の家族なんてない」。きこえない幸せ、そしてきこえない親を持つ幸せ。コーダのみならず、さまざまな家族の形があることを考えるきっかけを提示する。 映画『コーダ あいのうた』のオリジナル『エール!』の原案作品。 解説・安東明珠花(ドラマ「しずかちゃんとパパ」コーダ考証)
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だれか、ふつうを教えてくれ! 増補新版
¥2,090
SOLD OUT
著者:倉本智明 発行元:新曜社 208ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 「共生」「多様性」「尊重」、そんなふわふわした言葉が隠してしまうこと―「ふつう/障害」について、なかなか聞けなかったこと、本当はよくわからないことを全盲の社会学者と真正面から考える。 【目次】 第1章 ふわふわしたことばが隠してしまうもの 第2章 誰にとっての「ふつう」なの? 第3章 どっちつかずである生きにくさ 第4章 「わからない」からはじめる 第5章 簡単であり、難しくもあること あとがき 追補 アイデンティティ、大切だけどやっかいなもの
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密航のち洗濯 ときどき作家
¥1,980
SOLD OUT
著者:宋恵媛 /望月優大 写真:田川基成 発行元:柏書房 336ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 1946年夏。朝鮮から日本へ、 男は「密航」で海を渡った。 日本人から朝鮮人へ、 女は裕福な家を捨てて男と結婚した。 貧しい二人はやがて洗濯屋をはじめる。 ----------------------------------------- 朝鮮と日本の間の海を合法的に渡ることがほぼ不可能だった時代。それでも生きていくために船に乗った人々の移動は「密航」と呼ばれた。 1946年夏。一人の男が日本へ「密航」した。彼が生きた植民地期の朝鮮と日本、戦後の東京でつくった家族一人ひとりの人生をたどる。手がかりにしたのは、「その後」を知る子どもたちへのインタビューと、わずかに残された文書群。 「きさまなんかにおれの気持がわかるもんか」 「あなただってわたしの気持はわかりません。わたしは祖国をすてて、あなたをえらんだ女です。朝鮮人の妻として誇りをもって生きたいのです」 植民地、警察、戦争、占領、移動、国籍、戸籍、収容、病、貧困、労働、福祉、ジェンダー、あるいは、誰かが「書くこと」と「書けること」について。 この複雑な、だが決して例外的ではなかった五人の家族が、この国で生きてきた。 蔚山(ウルサン)、釜山、山口、東京―― ゆかりの土地を歩きながら、100年を超える歴史を丹念に描き出していく。ウェブマガジン『ニッポン複雑紀行』初の書籍化企画。 【目次】 プロローグ 密航 1946 関釜のあいだの海/蔚山からの密航船/K村の警防団/下関での感染拡大/仙崎港の朝鮮人たち/1946年のコレラ禍 第1章 植民地の子ども 1 朝鮮 1911‐24 鯨のまち長生浦/方魚津の日本人町/蔚山の市街地/江陽里の老人たち/対馬の先へ/植民地都市釜山 2 日本 1924‐44 関東大震災後の横浜で/東京で短歌に出会う/15年後の帰郷/ふたたび江陽里にて/東京に戻る/結婚と徴用 3 朝鮮 1944‐46 朝鮮に逃げる/妻との旅(1)東京から釜山へ/妻との旅(2)釜山から兼二浦へ/1945年8月15日/妻との旅(3)38度線南下/帝国崩壊後の釜山/妻との旅(4)日山津から日本へ 送還 1946 失敗した密航/ひと月遅れのコレラ猖獗/仙崎、佐世保、博多のコレラ船/針尾収容所から大村収容所へ 第2章 洗濯屋の家族 1 尹紫遠 ユン ジャウォン 密航のち、18年の人生/自分ひとりの部屋/多摩川を泳いで渡る/故郷の戦争、弟の虐殺/横浜の検閲生活/売血もできない/米兵と黒人兵/洗濯屋のぬかるみ/ときどき作家/テープレコーダー 2 大津登志子 おおつ としこ 満洲から38度線へ/朝鮮人との結婚/日本人と朝鮮人のあいだで/夫の日記と広島の教会 3 泰玄 テヒョン たいげん Money, money, money/中目黒の外国人たち/朝鮮学校の頃/夜間学校と祖国訪問団/国籍と永住の葛藤/三菱重工爆破と朴正煕暗殺 4 逸己 いつこ イルギ 歴史を準備する人/女性でロボット屋で/混乱する国籍/差別と暴力と/少数者の痕跡 エピローグ 補遺 密航の時代 註 参考文献
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エトセトラ VOL.10
¥1,540
SOLD OUT
出版社:エトセトラブックス 144ページ 210mm × 148mm ******************** 出版社紹介文より ******************** 特集:男性学 性差別はびこるこの社会では、実は「男」のことすら誰も考えていない。 語られてこなかった男性の多様さはどこにある? これまでフェミニズムが家父長制に相対するとき、特権を持つ側として「男性」が照射されてきた。しかし、男性がフェミニズムに応答するだけでは、男性自身の課題を掘り下げられないのでは……? フェミマガジン10号目は、『トランス男性によるトランスジェンダー男性学』の周司あきらを特集編集に迎え、「特権」「加害性」「生きづらさ」で終わらない、その一歩先にある「男性性」を見つける特集号。 論考、エッセイ、読者投稿などで構成。新たなメンズリブを目指す座談会も! 【目次】 特集のはじめに 【年表】 男性史・女性史(作成:周司あきら) 【エッセイ・論考】 マルリナ「ラップに耳をすませば」 麦倉哲「『男らしさの崩壊』の先にみる絶望とかすかな希望」 五月あかり「誰も好きになってはならない」 小埜功貴「自分を終わらせて、自分へと生まれ戻ろう――場としてのメンズリブ、心としてのメンズリブ」 瀬戸マサキ「『俺』を取り戻す旅」 仲芦達矢「ノイジー・マスキュリニティ」 Y・N「傷と言葉――仲芦達矢『ノイジー・マスキュリニティ』のための補足」 澁谷知美「男にとって『恥』とは何か――仮性包茎の現代史から」 森山至貴「異物のように、宝物のように」 水上文「そして誰が排除されるのか?――百合ジャンルにおけるミサンドリーの問題」 福永玄弥「男たちの帝国と東アジア」 遠山日出也「男性が特権/差別を克服するために――被抑圧者の解放と自らの解放との結びつきを捉える」 【小説】 勝又栄政「父(ちち)と、娘/息子(こ)」 【漫画】 中村一般「山田さんの生活」 【座談会】 水野阿修羅✕小埜功貴✕周司あきら「男である自分を好きになる――90年代日本のメンズリブ運動」 【読者アンケート】 男として生きること、男扱いされることの喜びを考えてみる 特集のおわりに ***************** 【寄稿】 もちづきゆきえ「『HEAR. ME. OUT.』制作日誌」 伊藤春奈(花束書房)「独立運動から続く道をたどって〜おしゃべりソウル旅行記〜」 【漫画】 とれたてクラブ「目ざせ!!DIVAに殺されない元カレ」 【連載】 「編集長フェミ日記」2023年8月〜9月 「祖母の話」/#2 川﨑那恵「ムラの女たちのあいだで」 「アート・アクティヴィズム」北原恵/〈98〉「関東大震災100年を記憶する現代アート:2023夏、韓国」 「LAST TIME WE MET 彼女たちが見ていた風景」宇壽山貴久子 私のフェミアイテム:下山田志帆 NOW THIS ACTIVIST :山田亜紀子 etc. bookshop通信
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エトセトラ VOL.9
¥1,540
出版社:エトセトラブックス 144ページ 210mm × 148mm ******************** 出版社紹介文より ******************** 特集:NO MORE 女人禁制! 「女人禁制」は、もういらない! マイノリティへの差別・排除と深くつながる 「女人禁制」の歴史を探りながら、 国や家父長制が追い出してきたものはなにか、 その底にあるのはなにかを知る特集号。 昔から、宗教や伝統のかたちを借りて、特定の職業や場所、集団に女性を入れない仕組みをつくってきた国、日本。21世紀になっても、大相撲、甲子園、古典芸能、山、プロの厨房、祭りなどなど、多くの場に「女人禁制」文化が残っています。フェミマガジン9号目は、女性史を中心としたライター・編集者の伊藤春奈をゲスト編集長に、多様な書き手や語り手が集まり、この問題を考えます。 エッセイ、インタビュー、読者投稿、漫画、いまだ「女性」が登れない「大峰山」への質問も! 誰かをどこかに「入れない」システムはもう終わりにしよう。 【目次】 特集のはじめに 【読者投稿】 あなたが知っている「女人禁制」 【論考・エッセイ・漫画】 源淳子「『女人禁制』と天皇制」 堀越英美「『山の神』と『女芸人』に求められてきたもの」 柚木麻子「ラーメンいちから作ってみたら自然と腕組みしちゃってた記」 山崎ナオコーラ「『女人禁制』と『源氏物語』と出家、ついでに私」 はらだ有彩「能・卒都婆小町と私」 佐藤瑞枝「博多祇園山笠――このホモソーシャルな世界」 (地元の声/永島順子) 林葉子「〈女性の穢れ〉と近代公娼制度」 金貴粉「ハンセン病療養所に生きた在日朝鮮人女性たち」 川﨑那恵「『アナーカ部落フェミニストの会』創立への呼びかけ」 堀江有里「性への忌避――キリスト教の女性嫌悪・同性愛嫌悪をめぐる断想」 鳥山純子「家父長制はマザコン生成装置なのか――現在モロッコの嫁姑問題から」 牧野雅子「女性専用車両の存在は何を意味しているのか」 【インタビュー】 性善寺・柴谷宗叔「性的マイノリティも地元の人も誰もが入れる『みんなの寺』」 ナモナモ寺・野世阿弥「寺という場所から仏教やフェミニズムをちょっとずつ開く」 桂二葉「まっすぐ自分の声が出せるように」 【アンケート】 女人禁制「大峰山」への質問 「女人禁制」を続ける理由はなんですか? 特集のおわりに ************************************************************ 【寄稿】 吉田亜矢子「渋谷区、美竹公園・神宮通公園野宿者排除に抗して」 長田杏奈「被害者非難の温度を測る」 【対談】 小川たまか✕有馬ゆきみ「フェミニストのライターと弁護士が語る『性暴力』の周辺 VOL.1」 【漫画】 とれたてクラブ「ワタシってディ→バディ→バしてるから」 【新連載】 「祖母の話」/#1高柳聡子「光なき朝を生きて」 「北京会議の前と後」福田和子/第1回「日本各地から北京へ!草の根の女性たち」 「アート・アクティビズム」北原恵/〈97〉渋谷パルコでゲリラ・ガールズ展――ポストフェミニズム時代の『アート』」 【連載】 「編集長フェミ日記」2022年12月〜2023年3月 「Who is she?」大橋由香子/第6回:取り上げる彼女たち 「LAST TIME WE MET 彼女たちが見ていた風景」宇壽山貴久子 私のフェミアイテム:奥薗和子 NOW THIS ACTIVIST :末原真紀 etc. bookshop通信
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35歳からの反抗期入門
¥1,210
SOLD OUT
著者:碇雪恵 発行元:温度 126ページ 182mm × 128mm ソフトカバー 「人と距離を詰めたいけれど、一方的に近づかれるのはこわい。 好きな人には好かれたいが、他人から女としての査定をされたくない。 周囲から浮きたくないし、社会の物差しで測られたくないもない。 なんかそんなふうにわがままばっかり書いている気もしますが、正直な気持ちだから仕方ない。それどころか、わがままをいったん良し悪し判断せずに見つめたことが自分を卑下しなくて済むようになったひとつの理由じゃないかと思います。 そういうことを思うに至った日々の記録です。」 (「はじめに」より) 著者が35歳の時に始めたブログの文章に、ネット上では書きにくかったことを加筆した散文集。
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九月、東京の路上で 1923年関東大震災 ジェノサイドの残響
¥1,980
SOLD OUT
著者:加藤直樹 発行元:ころから 216ページ 198mm × 148mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 関東大震災の直後に響き渡る叫び声 ふたたびの五輪を前に繰り返されるヘイトスピーチ 1923年9月、ジェノサイドの街・東京を描き 現代に残響する忌まわしい声に抗う―― 路上から生まれた歴史ノンフィクション!
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慣れろ、おちょくれ、踏み外せ 性と身体をめぐるクィアな対話
¥1,980
著者:森山至貴/能町みね子 発行元:朝日出版社 320ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** “みんな”でいたくない“みんな”のために「LGBT」に分類して整理したら、終わりじゃない。「わからない」と「わかる」、「マイノリティ」と「マジョリティ」を 行き来しながら対話する、繊細で痛快なクィアの本。 ときに反抗的で、しなやかな態度は明日への希望に――。性、恋愛、結婚、家族、子孫、幸福、身体、未来――バラバラのままつながった壮大な「その他」たちが、すべての「普通」と「規範」を問い直す。 「『普通』や『みんな』という言葉に己を託したり託さなかったり、託せたり託せなかったりする読者のみなさんを、風通しのよい、というよりは強風吹きすさぶ場所へと連れて行ってしまおうというのが私たちの企みです。どうぞ、遠くまで吹き飛ばされてください」 (森山至貴「はじめに」より) 「ワクワクだけでも足りません。ヒヤヒヤするかもしれませんし、何か責められたような気分でイライラしたり、何様だコイツ、という思いでムカムカするかもしれません。逆に、全然言い足りてないぞ、と思うこともあるかもしれません。そのくらいのほうが普通じゃないかと思います。そのくらいでないと、私たちも語った甲斐がありません」 (能町みね子「おわりに」より
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聴こえない母に訊きにいく
¥1,870
SOLD OUT
著者:五十嵐大 発行元:柏書房 216ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 母に、ずっと訊いてみたいことがあった。 ぼくの耳は聴こえるけれど、本当はどちらが良かった? 聴こえる子どもと聴こえない子ども、どちらを望んでいた? 【本書の内容】 「優生保護法」―― 障害者が生まれることを防止し、 女性が産むことを管理しようとした悪法が存在した時代、 「母」はどのように生きたのか。 「ぼく」はどのようにして生まれたのか。 幸せだった瞬間も、悲しかった瞬間も、すべて。 コーダである息子が未来に進むために描く、小さな家族の歴史。 【コーダとは】 コーダ(CODA:Children of Deaf Adults) 聴こえない親をもつ、聴こえる子どものこと。 【目次】 プロローグ 第一章 子どもの頃 塩竃に生まれて/最初の帰省/最初の取材/〝聴こえない子〟になる/通常学級のなかで/ろう者の歴史――森壮也さんに訊く/祖父母の胸中 第二章 ふたりの姉 ひとりめ――佐知子/「心配だった」/ふたりめ――由美/「心配はなかった」/〝通訳者〟として 第三章 母校へ 入学――「手話」との出合い/横澤さんと大沼先生/宮城県立聴覚支援学校/小さな教室/進学にともなう選択/「口話」について 第四章 母の恩師 思い出と後悔/恩人/「中途半端な時代」/聴覚活用の限界/真っ向からの否定/〝適切な教育〟とは/「さえちゃんたちのおかげ」 第五章 父との結婚 憧れの人/両親への紹介/父の過去/「いつもニコニコしていなさいって」/「善意」からの反対/「不良な子孫の出生を防止する」/優生保護法裁判――藤木和子さんに訊く/二〇二二年三月仙台高裁 第六章 母の出産 愛の十万人運動/奪われたものはなにか/加害者側の子孫/新しい生活/「だ、い」/「わたしのみみは、きこえないんだよ」
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Colored Black
¥3,850
著者:デニス・モリス 寄稿:浅野忠信 発行元:HeHe 112ページ 257mm × 188mm ソフトカバー コデックス装 *********************** 出版社紹介文より *********************** 9歳より写真を撮りはじめ、13 歳にしてボブ・マーリーにその才能を認められてから、以降、セックス・ピストルズやパティ・スミスなど名だたるアーティストのアイコニックなポートレート写真で知られる英国人写真家、デニス・モリス。 本書は50年以上にも及ぶキャリアの最初期、10代で撮った写真を中心に構成され、自身が育ったロンドンのブラック・コミュニティーの日常風景や、一枚のシーツと借り物の照明で自作した簡易スタジオでのポートレート、サウンドシステム・カルチャーや黒人解放運動の現場など、コミュニティーが持つ貧困や困難、強さやプライド、スタイルのクールさなどがありのままに写し出されています。 また、モノクロの写真をあらたに彩色したカラー作品には、デニスの「色に惑わされないで」というメッセージが込められています。これは、1960–70年代のアフリカ系イギリス人の年代記ともいえる写真集です。
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女ぎらい ニッポンのミソジニー(朝日文庫)
¥1,012
SOLD OUT
著者:上野千鶴子 発行元:朝日新聞出版 389ページ 文庫判 148mm × 105mm *********************** 出版社紹介文より *********************** ミソジニーとは、男にとっては「女性嫌悪」、女にとっては「自己嫌悪」。皇室、DV、東電OL、援交など、男社会に潜むミソジニーの核心を上野千鶴子が具体例をもとに縦横に分析する。文庫化に際し、「セクハラ」と「こじらせ女子」の2本の論考を新たに収録。
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エトセトラ VOL.8
¥1,430
出版社:エトセトラブックス 144ページ 210mm × 148mm ******************** 出版社紹介文より ******************** 「アイドル」を含めたいろいろな人たちが、心身ともに健やかでいられるには-- 「アイドル」の表象、労働、消費について考える、これまでなかったことにされてきた必要で切実で多様な声を集めた特集号 フェミニズムを身近なテーマから考えるマガジン「エトセトラ」8号目の特集は、「アイドル」。自身がアイドルの和田彩花、アイドル文化を含めた表象について執筆を重ねてきた鈴木みのりを特集の編集に迎え、労働、心身の健康、ボディイメージやライフスタイルの消費、SNSを巡る諸問題に向き合い、そしてアイドルから得られる希望や喜びとは何かを探る。1408もの声が集まった「アイドルの未来のためのアンケート」も! 【目次】 特集:アイドル、労働、リップ 特集のはじめに 鈴木みのり・和田彩花 【エッセイ】 菅野つかさ「少女時代を通して出会った世界」 野中モモ「『街いちばんのナイス・キッドたち』 によせて」 藤野可織「私はいかにしてアイドルの恋愛に一喜一憂する ようになったか」 犬山紙子「ファンと消費」 【創作】 岩川ありさ「わたしはこぶしを握りしめる」 【論考】 ハン・トンヒョン「矛盾に満ちた『推される人』たちに かかる負荷が少しでも減ることをいつも願って いる」 上岡磨奈「アイドルとあなたとは何も変わらない、同じ 人間である」 田中東子「アイドルたちは何を開示しているのか?」 【写真】 藤岡亜弥「熱狂の広島、オバマがヒロシマに来た日」 【インタビュー】 竹内亜矢子「〈自分の身体と折り合いをつける〉ために 試してみたいエクササイズとストレッチ」 寺嶋由芙「好きなことを好きでいるために、アイドルの 問題を話していきたい」 内藤忍「働くすべての人の『労働』が、守られるために 知りたいこと」 【アンケート】 わたしの“アイドル” イ・ラン/宇垣美里/エミリー/太田莉菜/温又柔/カナイフユキ/近藤銀河/佐久間裕美子/佐野亜裕美/柴崎友香/周司あきら/岨手由貴子/仲西森奈 /羽佐田瑶子/valknee/潘逸舟/丸山美佳/宮越里子/森栄喜/WAIFU 1408の声が集まった 「アイドルの未来のためのアンケート」 特集のおわりに 鈴木みのり・和田彩花 ************************************************************ 【インタビュー】 ジュディス・バトラー 「反ジェンダー、反多様性にフェミニズムは抵抗する」 (聞き手:清水晶子/ 翻訳:西山敦子(C.I.P. Books) / 企画・写真:間部百合) 【アーカイブ】 「オープンレター 女性差別的な文化を脱するために」 を記録する 【寄稿】 北原恵「イトー・ターリが遺したもの ――追悼展示会報告記」 【フェミリポート】 下郷さとみ「ブラジルの政治を、先住民族の女性・マイノリティの手に」 【連載】 「編集長フェミ日記」(2022年8月~10月) 鈴木みのり・和田彩花 「ふぇみで大丈夫」 ナガノハル/vol.4:ちゃんみな大好き 「ここは女を入れない国」 伊藤春奈(花束書房)/第6回:炭鉱と女人禁制 「Who is she?」 大橋由香子/第5回:日雇いで働くニコヨンの彼女 「LAST TIME WE MET 彼女たちが見ていた風景」 宇壽山貴久子 私のフェミアイテム:須藤はる奈 NOW THIS ACTIVIST :門田亜里砂 etc. bookshop通信
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愛と差別と友情とLGBTQ+
¥2,860
SOLD OUT
著者:北丸雄二 発行元:人々舎 448ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 世界を知り、無知を知り、人間を知る。 偏見を助長してきた言葉や文脈を更新し、日本で流通してきた「LGBTQ+」情報の空洞を埋める希望の書。 彼らは世界で何が起きているのかをほとんど知らない。日本で流通している日本語だけの情報で満ち足りて、そこから出ることも、その外に世界が存在することも考えていない。日本の世間は日本語によって護られているつもりで、その実、その日本語によって世界から見事に疎外されているのだ……。 ──第4章「クローゼットな言語」より 二〇一八年七月、自民党衆議院議員・杉田水脈の「LGBTは生産性がない」発言がありました。私の「違和感」はしかしむしろ、それをたしなめてテレビ朝日のコメンテイターが言った「今はもうそういう時代じゃないんだから」に関してでした。「LGBT」なる言葉が主流メディアで肯定的、同情的に登場してからたかだか数年──その間のいつ、「もうそういう時代じゃな」くなったのか? それは本当なのでしょうか。 ──「はじめに」より一部要旨抜粋 【目次】 はじめに プロローグ 第一部 愛と差別と──言葉で闘うアメリカの記録 第一章 「ロック・ハドソン」という爆弾 第二章 エイズ禍からの反撃 第三章 エイズ禍への反撃 第四章 クローゼットな言語 第五章 カム・アウトする言葉 第六章 アイデンティティの気づき 第七章 アイデンティティの誕生と「政治」 第八章 「ミレニアル世代」から「Z世代」へ 付録Ⅰ ストーンウォール50周年記念「ワールド・プライド/NYCプライド・マーチ」2019リポート 第二部 友情と「LGBTQ+」──内在する私たちの正体 第九章 「男と女」と「公と私」と 第十章 「男と女」と「公と私」と(2) 第十一章 男らしさの変容 第十二章 真夜中のホモフォビア 第十三章 「We Are Everywhere!」 第十四章 ホモソシアル、ホモセクシュアル、MSM 第十五章 セクシュアルの可能性 付録Ⅱ 『君の名前で僕を呼んで』考 おわりに
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戦争は女の顔をしていない(岩波現代文庫)
¥1,540
著者:スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ 訳者:三浦みどり 発行元:岩波書店 506ページ 文庫判 148mm × 105mm ~出版社紹介文より~ ソ連では第二次世界大戦で100万人をこえる女性が従軍し、看護婦や軍医としてのみならず兵士として武器を手にして戦った。しかし戦後は世間から白い目で見られ、みずからの戦争体験をひた隠しにしなければならなかった――。 500人以上の従軍女性から聞き取りをおこない戦争の真実を明らかにした、ノーベル文学賞作家の主著。(解説=澤地久枝) アレクシエーヴィチはこれまで、ソ連の一般市民に対する綿密なインタビューを重ねることによって、大文字の歴史からはこぼれ落ちてしまう市民の生の声をすくいあげ、世界中に衝撃を与えてきました。とりわけチェルノブイリの事故処理を担った一般人など、ともすれば国家権力に圧殺されてしまいがちな弱者の声に耳を傾けるその姿勢は、社会性および人道性の観点から高く評価され、また、市井のさまざまな証言を集め、多声的なドキュメンタリー文学作品に仕上げるその創作手法は、芸術性の点でもきわめて高い到達を示しているとして、これまで数々の文学賞が授与されてきました。それが認められて2015年ノーベル文学賞を受賞しました。 その創作スタイルがドキュメンタリーの手法であるため、文学賞として認められるか懸念されましたが、スウェーデン・アカデミーは「私たちの時代の苦悩と勇気への記念の碑」と称え、「文学の新しいジャンルを案出した」と評しました。 本作はアレクシエーヴィチが1984年に発表した最初の作品です。雑誌記者だった30歳代の彼女が1978年から取材を開始して、500人を超える女性から聞き取りをしました.完成後2年間は出版を許されず、ペレストロイカ後に出されました。ベラルーシの独裁者ルカシェンコ大統領は彼女を「外国で著書を出版し祖国を中傷して金をもらっている」と非難し、長い間ベラルーシでは出版禁止にされてきました。 ソ連では第二次世界大戦で100万人をこえる女性が従軍し、看護婦や軍医としてのみならず兵士として武器を手にして戦ったのですが、しかし戦後は世間から白い目で見られ、みずからの戦争体験をひた隠しにしなければなりませんでした。英雄としてではなく生身の人間としての従軍女性(パルチザンや抵抗運動に参加した女性をふくむ)に本書が初めて光をあてたのです。 ベラルーシのドキュメンタリー作家アレーシ・アダモーヴィチいわく, 「戦争は女の顔をしていない.しかし,この戦争で我々の母親たちの顔ほど厳しく,すさまじく,また美しい顔として記憶されたものはなかった」
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女の子だから、男の子だからをなくす本
¥2,200
SOLD OUT
著者:ユン・ウンジュ イラスト: イ・へジョン 監修: ソ・ハンソル 訳者:すんみ 発行元:エトセトラブックス 60ページ 257mm × 182mm ハードカバー ******************** 出版社紹介文より ******************** 性別の枠組みから自由になって これから必要なジェンダーの知識を得る 子どもと大人で読む絵本 性別による固定観念を吹き飛ばす、韓国発のジェンダー絵本! 「女の子はリーダーになれない」 「女の子は気を遣いましょう」「男の子は運動しなきゃ」「男の子は泣いてはいけない」などなど…子どもたちを縛る「ことば」がなぜいけないのか。具体的に解説し、そこから自由になるためにはどうしたらいいのか、カラフルで楽しいイラストとともに導きます。 韓国では小学生向けに刊行されロングセラーとなった一冊ですが(*日本語版は小学3年生〜ルビ対応)、未来のために大人も読むべき絵本です。ひとりひとりがみんな違うという前提を共有し、自分が目指す「素敵な人」になるために。 【目次】 ■女の子たちへ すぐにゆずってしまわないで お手本にしたい女性を見つけよう あなたの体をありのまま好きになろう 「なんで」となんども聞いてみよう ほめられようとしない女の子になろう あなたのやり方で世界を変えよう 「いいえ」「イヤです」と伝えよう 「かわいい」は言わせない 手をあげよう ケンカをおそれないで ■男の子たちへ やさしい子になろう どうどうとこわがりんぼになろう よくあらって、ちゃんときがえよう わんわん泣こう 小さな夢を持っていい 言いたいことは、ことばで伝えよう 傷ついたと伝えよう 料理をしよう 身近なおとなを変えよう あなたがどちらがわにいるかを知ろう …など
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エトセトラ VOL.7
¥1,540
出版社:エトセトラブックス 128ページ 210mm × 148mm ******************** 出版社紹介文より ******************** 生きる場所を奪われないために くぐりぬけて安心できる居場所を見つけるために フェミニズムを身近なテーマから考えるマガジン「エトセトラ」7号目の特集は、「場所」。公園のブルーテントに長年住み、女性ホームレスグループを主宰するいちむらみさこを責任編集に、フェミニズムの視点で「場」を語る。女性野宿者が遺したノート、海外スクウォットへのインタビュー、エッセイなどで構成。 【目次】 特集:くぐりぬけて見つけた場所 はじめに 【ノートの中に見つけた場所 「小山さんノート」ワークショップ】 「小山さんが生きようとしたこと」いちむらみさこ 「一年後の追悼展覧会」ナガノハル 小山さんのノートから 「小山さんとの長い長い対話」吉田亜矢子 「けっして自分を明け渡さない小山さん」さこうまさこ 「生き延びるための想像力」花崎攝 「沈黙しているとみなされる者たちの秘密の共通語──共に聴き-翻訳すること」申 知瑛/翻訳:金 友子 「自由意志の領地」ナガノハル 「ノートという場所」藤本なほ子 【エッセイ】 栗田隆子「私の居場所、あるいは『外』で一人でいられる場所」 堅田香緒里「二つの『庭=運動(アヴァン・ガーデニング)』」 沢部ひとみ「女と生きる女の声を聴く『場』を求めて」 井谷聡子「クィアの『居場所』」 李杏理「濁酒が編み出すもの」 大嶋栄子「くぐり抜けたはずなのに――たどり着いてしまった場所」 黒田節子「あてどなくさまようフクシマから女たちへ」 【スクウォット・インタビュー】 マウア(サンパウロ)イバネット・アウラージョ「住まいを持たないひとりがいれば、その周りにたくさんの強い運動が生まれる」 カナル(ベルリン)「移動しながら、自分らしく生きる場所」 【読者投稿】 あなたが見つけた「場所」 【インタビュー】 上岡陽江「生き延びるための場を守っていく」 笛美「インターネットしか居場所がない誰かとつながるために」 【私たちのコレクティブ】 フェミニスト手芸グループ山姥「政治的な手芸部とは」 フェミZINEコレクティブ「場としてのZINEをつくる」 ひととひと「皿を割るため、女は集う」 特集のおわりに 【寄稿】 高柳聡子「誰に戦争は必要か――問いかけるロシアのフェミニストたち」 長山智香子「ベル・フックスに捧げる」 京極紀子「五輪礼賛、女性活躍? ダイバーシティ?――『レガシー』はこうしてねつ造される」 大橋由香子「『なまじっか』という困った事態――日本で中絶薬が承認されず、同『姓』婚が強要される理由を考える」 吉野靫「ままならぬ人生に、女友だちはいかが」 福田和子「世界一の女性議員比率、ルワンダ」 【連載】 編集長フェミ日記 2022年3月〜4月/いちむらみさこ ここは女を入れない国:第5回 山と女人禁制(後編)/伊藤春奈(花束書房) ふぇみで大丈夫 vol.3 Twitterという居場所/ナガノハル LAST TIME WE MET 彼女たちが見ていた風景 vol.7/宇壽山貴久子 私のフェミアイテム 07 円香 NOW THIS ACTIVIST vol.6 石田郁子 etcbookshop通信(拡大版)
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エトセトラ VOL.6
¥1,430
SOLD OUT
出版社:エトセトラブックス 128ページ 210mm × 148mm ******************** 出版社紹介文より ******************** スポーツはジェンダーと切り離せない。 スポーツは「男らしさ」の規範を強化し、「女らしさ」を監視してきた一方で、 ジェンダー規範に揺さぶりをかけてきた。 フェミニズムの視点で捉えなおして、 スポーツや運動をいま、私たちの身体に取り戻そう。 フェミニズムを身近なテーマから考えるマガジン「エトセトラ」6号目が取り上げるのは、「スポーツ」。スポーツとジェンダー・セクシュアリティ研究の井谷聡子責任編集のもと、読者アンケート、論考・エッセイ、スポーツ史年表、多様なインタビューで構成。 【目次】 特集:ジェンダーとスポーツ はじめに 【エッセイ】 松田青子「ようやく気づけた」 キム・ホンビ「私たちのグラウンドを広く使う方法」(小山内園子 訳) 津村記久子「スタジアムの女の人たち」 【読者アンケート】 スポーツ・運動と私たちの関係 【ジェンダーでスポーツを考える】 井谷惠子「『体育嫌い』とジェンダー・ポリティクス」 熊安貴美江「スポーツが内包するハラスメント、暴力」 (インタビュー)飛騨シューレ・山田ゆかり「スポーツとの関係を変えるために、子どもたちと一緒に場所をつくる 」 (レポート)小川たまか「女性のための護身プログラム『Wen-Do』を体験する」 小林美香「五輪広告の女神たち 『美しさ』と『強さの表象』」 小林直美「オリンピックニュースをジェンダー・センシティブに――報道内容と報道される選手の権利―― 」 【年表】 ジェンダー視点でふりかえる女性スポーツ・体育この100年(作成:小石原美保) 【エッセイ】 伊藤春奈(花束書房)「スポーツに自由を見た女性たち――『強さ』を入り口に」 【インタビュー】 今日和「女子相撲を広げるために、やりたいこと」 【スポーツと生きる】 ケイト・シルベスター「強い絆と集団的沈黙:女性にとっての剣道の矛盾」(高井詩穂 訳) 水野英莉「サーフィンが自由な身体文化であるために」 関めぐみ「私が『女子マネージャー』を研究する理由」 井谷聡子「東京2020とトランス選手と」 (インタビュー)サヴォイ・“カパウ!”・ハウ「トランスジェンダーも、共に安心できるボクシングジムができるまで」 特集のおわりに 【連載】 編集長フェミ日記 2021年7月〜9月/井谷聡子 ここは女を入れない国 第4回山と女人禁制(前編)/伊藤春奈(花束書房) Who is she? 第4回花をもって立つ彼女/大橋由香子 ふぇみで大丈夫 vol.2 スガ・バッハの行いを精神障害者に押し付けるな/ナガノハル LAST TIME WE MET 彼女たちが見ていた風景 vol.6/宇壽山貴久子 私のフェミアイテム 06 Nami Sato NOW THIS ACTIVIST vol.5 長位鈴子 etcbookshop通信 【寄稿】 いちむらみさこ「オリンピック・パラリンピックに対する女性たちの抵抗」 岩間香純「ラステシスと私たち:現代のアクティビズムが繋ぐ痛みのコミュニティー」 【フェミリポート】 高柳聡子「ロシア、もうひとつのエピデミック」
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エトセトラ VOL.5
¥1,430
出版社:エトセトラブックス 128ページ 210mm × 148mm ******************** 出版社紹介文より ******************** フェミニストが韓国ドラマを語り、 フェミニズムで韓国ドラマを知る 韓国ドラマは一体なぜこんなにも私たちを熱くするのか? 数々の名ドラマが生まれてきた背景を探り、文化をアップデートしてきた女性たちのことばを聴く。進みつづける韓国ドラマに、私たちも続けるはず。 【目次】 特集:私たちは韓国ドラマで強くなれる はじめに 小山内園子 【韓国ドラマの今】 オ・スギョン「#MeToo運動後に韓国ドラマで描かれた女性の物語」(承賢珠訳) ファン・ギュンミン「進化するヒロインたち:韓国ドラマにおける女性像の変遷」 【読者アンケート】 あなたがフェミニズムを感じるドラマ 【韓国ドラマを知る】 韓国ドラマと韓国社会・女性史年表(作成:山下英愛) 金香清「韓国ドラマと言論弾圧の歴史ーー『砂時計』が週4放送だった理由」 成川彩「視聴者の声に敏感な韓国のドラマ作り」 木下美絵「飾らない、飾る必要もない、女性たちの結婚・出産ストーリー」 韓国の女性たちが選ぶ〈両性平等メディア賞〉とは 韓国ドラマの「企画意図」を読む 【インタビュー】 チョン・セラン「ドラマ『保健教師アン・ウニョン』について一問一答」 山下英愛「韓国フェミニズム研究者が語る、ドラマと女性たちの結びつき」 イ・ラン「固定観念をひっくり返してみたくて私はドラマをつくってきた」 【私が好きなドラマと台詞】 松田青子✕『ハイエナ』 小林エリカ✕『愛の不時着』 今井亜子✕『椿の花咲く頃』 アンティル✕『宮廷女官チャングムの誓い』 温又柔✕『愛の不時着』 金承福✕『美しき人生』 【コラム】 河野真理江「『メロ』と『悪女』――韓国宮廷時代劇についての覚書」 西森路代「韓国ドラマのビジュアルは、なぜ日本でラブコメ風になってしまうのか」 【対談】 田房永子✕柚木麻子「私たちは日本のドラマでも強くなれる?」 【編集部座談会】 変化し続ける韓国ドラマにこれからもついていきます! おわりに すんみ 【連載】 編集長フェミ日記 2020年11月〜2021年4月 小山内園子・すんみ (新連載!)ふぇみで大丈夫 ナガノハル/vol.1:女は経済的自立で自由になるか? ここは女を入れない国 伊藤春奈(花束書房)/第3回:甲子園と女人禁制 Who is she? 大橋由香子/第3回:乳を売る彼女 LAST TIME WE MET彼女たちが見ていた風景 宇壽山貴久子 私のフェミアイテム 森本優芽 NOW THIS ACTIVIST 津賀めぐみ etcbookshop通信 【寄稿】 いちむらみさこ「感動ビジネスと家父長制組織のオリンピック・パラリンピック」 岩川ありさ「呼びかけと応答――フェミニズム文学批評という革命」
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エトセトラ VOL.4
¥1,430
SOLD OUT
出版社:エトセトラブックス 128ページ 210mm × 148mm *********************** 出版社紹介文より *********************** フェミマガジン4号目のテーマは「女性運動とバックラッシュ」! #KuToo運動の石川優実とともに、女性の運動を知る特集号。 70年代ウーマンリブ以降日本で運動してきた女性たちの話に耳を傾け、エッセイや漫画で女性運動史を学び、そして女性が声をあげる度に毎度起きてきた「バックラッシュ」とは一体何か考える論考も充実。600人の読者が参加した「あなたの#MeTooと怒りをきかせてください」アンケートをはじめ、ハイヒール着用について大手企業25社へのアンケート、漫画表現について出版各社へも質問しています。 声をあげ立ち上がってきた女性たちと連帯し、運動を実践する一冊です! 【目次】 特集:女性運動とバックラッシュ 声をあげ立ち上がった女たちの年表(作成:大橋由香子) 【インタビュー:運動の女性たちにきく】 米津知子 山田満枝 高木澄子 福島みずほ 正井禮子 【写真・エッセイ】 松本路子 【コラム:女たちの運動史】 佐藤繭香/サフラジェット 大島史子/女性参政権運動 柚木麻子/青鞜 伊藤春奈(花束書房)/炭鉱女社会 大橋由香子/中ピ連 斉藤正美/メディアの中の差別を考える会 小川たまか/性暴力を許さない女の会 【論考:運動とバックラッシュ】 斉藤正美・山口智美 三浦まり 飯野由里子 北原みのり 【#MeTooアンケート】 600人が答えた「あなたの#MeTooと『怒り』についてのアンケート」 【#KuTooアンケート】 職場でのヒール着用について企業25社にアンケート 【対談】 伊藤詩織✕石川優実 【鼎談】 飯田光穂✕遠藤まめた✕石川優実 【表現とジェンダーバイアスを考える】 論考:楠本まき「言葉/思考/記録/行動」 出版社アンケート 【アンケート】 疲れないで運動をつづけていく方法 【連載】 編集長フェミ日記 石川優実 ここは女を入れない国 伊藤春奈(花束書房)/第2回:歌舞伎と女人禁制 Who is she? 大橋由香子/第2回:捕まってしまった彼女 LAST TIME WE MET彼女たちが見ていた風景 宇壽山貴久子 私のフェミアイテム nichinichi NOW THIS ACTIVIST 女たちの戦争と平和資料館(wam) etcbookshop通信 Feminist Report 塚原久美「アフターコロナの世界の中絶」 【詩】 モジャ・カーフ/相川千尋訳 「ヒジャブ・シーン#7」「食器を洗ってくれる男が好きだ」