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生きものハイウェイ
¥1,760
SOLD OUT
著者:佐々木洋 絵:中村一般 発行元:雷鳥社 208ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 地図にはないけど無数に存在している 「生きものの通り道」に気づくと世界はもっとおもしろい 生き物ハイウェイとは、生き物の通り道のこと。この本では、私たちの身近な場所に張り巡らされた「生き物ハイウェイ」を、10のフィールドに分けて紹介します。さらに、そこから焦点をより近づけて、電柱・道路標識・プランターの下・中央分離帯・墓石・朽木の中・ドングリ・郵便受け・セーターなど、それぞれのユニークなハイウェイコースを探します。生き物は、昆虫、爬虫類、鳥、魚、哺乳類など、さまざまなタイプが登場。 著者は、30年以上自然観察を続けてきた佐々木洋さん。その経験を活かして、生き物の通り道はもちろん、特徴・出没ポイント・観察時期・名前の由来なども、豊富な知識と雑学を織り交ぜながらユーモアたっぷりに解説。何かが動いているような気配の漂う、中村一般さんのイラストと合わせて、ぜひお楽しみください。
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後悔するイヌ、嘘をつくニワトリ 動物たちは何を考えているのか(ハヤカワ文庫NF)
¥990
著者:ペーター・ヴォールレーベン 訳者:本田雅也 発行元:早川書房 336ページ 文庫判 157mm × 106mm *********************** 出版社紹介文より *********************** 叱られると罰が悪そうな顔をするイヌ、餌がある振りをしてメンドリをおびき寄せるオンドリ、名前が呼ばれるまで礼儀正しく待つブタ、羞じらうウマ・・・・・・。 動物たちの感情や知性は私たちの想像以上に奥深い。森林の管理をしながら動物と交流してきた著者が、豊富な体験と科学的知見をもとに彼らの多彩な内面を温かく綴るエッセイ。 世界的ベストセラー『樹木たちの知られざる生活』の続篇。 『動物たちの内なる生活』を改題。
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生物から見た世界(岩波文庫)
¥858
著者:ユクスキュル/クリサート 発行元:岩波書店 166ページ 文庫判 148mm × 105mm *********************** 出版社紹介文より *********************** 甲虫の羽音とチョウの舞う、花咲く野原へ出かけよう。生物たちが独自の知覚と行動でつくりだす〈環世界〉の多様さ。この本は動物の感覚から知覚へ、行動への作用を探り、生き物の世界像を知る旅にいざなう。行動は刺激への物理反応ではなく、環世界あってのものだと唱えた最初の人ユクスキュルの、今なお新鮮な科学の古典。 【目次】 まえがき 序章 環境と環世界 一章 環世界の諸空間 二章 最遠平面 三章 知覚時間 四章 単純な環世界 五章 知覚標識としての形と運動 六章 目的と設計(プラン) 七章 知覚像と作用像 八章 なじみの道 九章 家(ハイム)と故郷(ハイマート) 一〇章 仲間 一一章 探索像と探索トーン 一二章 魔術的環世界 一三章 同じ主体が異なる環世界で客体となる場合 一四章 結び 訳者あとがき(日高敏隆)
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もえる!いきもののりくつ
¥1,980
著者:中田兼介 発行元:ミシマ社 224ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** いきものたちの驚きの生態と「りくつ」を、 「燃え・萌え」博士が解説! ・妻を亡くしたクマノミは性転換する。 ・アリは自前の抗生物質で感染症対策をする。 ・トビは森林火災を利用する。…etc. 世界の動物行動学者たちの最新研究を紹介しながら綴る、81編のほがらかエッセイ。 写真やイラストも満載! 【目次】 りくつ・その1:食うか、食われるか りくつ・その2:オスメスってなんだろう? りくつ・その3:これも一つのプロポーズ りくつ・その4:それでもみんなと暮らしたい りくつ・その5:相手や道具を利用する りくつ・その6:からだのつくりには意味がある りくつ・その7:実は、いろいろ考えてます りくつ・その8:ケンカに勝つ! りくつ・その9:人新世のいきものたち りくつ・その10:時に交尾は命がけ りくつ・その11:奇想天外ないきものたち *********************** 店主コメント *********************** 昆虫や動物の生態に関する最新研究を、動物行動学者の著者が親しみやすい文章で解説してくれます。一見すると不思議で奇妙な生物たちの習性も、彼らなりの理屈と合理性に裏付けされた行動であり、生き物の社会で生き抜くための術だということがよくわかります。 今や日常的に生き物の社会と触れる機会は極端に減ってしまいました。人間社会と全く別の生き物たちの世界を認識することは、自然との共存を改めて意識させてくれるのではないでしょうか。
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虫ぎらいはなおるかな? 昆虫の達人に教えを乞う
¥1,320
SOLD OUT
著者:金井真紀 出版社:理論社 160ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 長いあいだ、心に蓋をして生きてきた。ときどき「虫が大好き」なんて人に会うと、羨ましいなぁと思いながらも、この問題に深入りしないよう気をつけた……。 虫ぎらいを克服したいと願っている文筆家・イラストレーターの金井真紀さんが、昆虫館の飼育係、虫のアーティスト、ナチュラリスト、教育学者など、虫の達人にインタビューしながら、虫との付き合い方を模索する本。はたして、虫ぎらい歴四十年……は、なおるのか? おはなしを聞かせてくれた方々 * 虫好きと虫ぎらいの分岐点を調査する教育学者 藤崎亜由子さん * NHKラジオ「子ども科学電話相談」の名物回答者 久留飛克明さん *『虫と遊ぶ12ヶ月』の著者で野遊びの達人 奥山英治さん * ツノゼミやゾウムシをモチーフにする芸術家 奥村巴菜さん *『害虫の誕生』の著者で科学史の専門家 瀬戸口明久さん *「こわい」の心理を分析する認知科学者 川合伸幸さん * 多摩動物公園の昆虫園ではたらく飼育員 古川紗織さん
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生き物の死にざま(草思社文庫)
¥825
著者:稲垣栄洋 発行元:草思社 256ページ 文庫判 148mm × 105mm ~出版社紹介文より~ 数カ月も絶食して卵を守り続け孵化を見届け死んでゆくタコの母、地面に仰向けになり空を見ることなく死んでいくセミ…生き物たちの奮闘と哀切を描き感動を呼んだベストセラーの文庫化。
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生き物の死にざま はかない命の物語(草思社文庫)
¥825
著者:稲垣栄洋 発行元:草思社 264ページ 文庫判 148mm × 105mm ~出版社紹介文より~ 氷の世界で決死の覚悟で卵を育てるコウテイペンギン、毎年熱帯から日本に飛来するも冬の寒さで全滅してしまうウスバキトンボ……感動のベストセラー『生き物の死にざま』の姉妹編。
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慟哭の谷(文春文庫)
¥737
著者:木村盛武 発行元:文藝春秋 224ぺージ 文庫判 148mm × 105mm *********************** 出版社紹介文より *********************** 1915年12月、北海道苫前村の開拓地に突如現れた巨大なヒグマは、一軒の民家に押し入り、阿部マユと預かり子の幹雄を惨殺。村人たちは恐怖に震えながらも、ヒグマ退治に乗り出すが、冬眠しそこねて〝穴持たず〟となり凶暴化したヒグマは、悪魔のような知恵を働かせて、村人たちを次々と牙にかけていくーー。 死者8名という世界的にみてもヒグマによる食害事件としては類をみない最悪の惨劇となった「三毛別(さんけべつ)事件」の全貌を、生存者たちへの貴重な証言をもとに描き出す戦慄のノンフィクション。文庫化にあたり、著者の『ヒグマそこが知りたい 理解と予防のための10章』より、著者自身のヒグマとの遭遇事件、さらに福岡大学ワンゲル部の日高山系におけるヒグマ襲撃事件、写真家・星野道夫氏の事件など別のヒグマによる食害事件を検証した二章を特別収録! *********************** 店主コメント *********************** 大正時代に北海道三毛別で発生したヒグマ襲撃事件です。 明治期に発生した同種の丘珠事件より被害が大きかったにもかかわらず、三毛別の惨劇は丘珠事件の陰に隠れ歴史に埋もれつつあったそうです。(その理由についての考察も本文に書かれています)事件の詳細を地道な取材により記録として残した著者の功績は大きいのではないでしょうか。そして、他の事件や著者のヒグマ遭遇体験にも戦慄を覚えます。 三毛別の事件はネット上でもネタとして散見されますが、本書からはクマの危険性を伝えようとする著者の真摯な気持ちがひしひしと伝わってきます。 情報として消費されるのではなく、教訓として後世まで読み継がれるべき本だと思います。
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ペットが死について知っていること
¥1,980
SOLD OUT
著者:ジェフリー・M・マッソン 訳者:青樹玲 発行元:草思社 320ページ 188mm × 128mm ソフトカバー ~出版社紹介文より~ 愛する動物との「最期の別れ」をめぐる感情世界の問題について、驚くほど多様な動物との交流を紹介しながらその核心に迫る。ペットと人間の絆を考える最良の書。 【目次】 はじめに 序論 人間は動物の死を慎む動物である 1 人間と犬は一心同体か 2 ただひとつの欠点 別れが突然すぎること 3 輝きが消えるとき 犬の最期 4 猫は最期を知っている 5 別れのとき 6 野生の友 7 悲しい別れ 8 友を食するべきか 9 世界の路上で生きる犬たち 10 絶えゆく光に向かって 悲嘆の心理 11 もう犬も猫も迎えない……つもりだったけれど 12 癒しの儀式 亡き動物たちを刻む
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作家と猫
¥2,090
SOLD OUT
編者:平凡社編集部 発行元:平凡社 304ページ 180mm × 132mm ソフトカバー ~出版社紹介文より~ 今も昔も、猫は作家の愛するパートナー。 昭和の文豪から現代の人気作家まで、49名によるエッセイ、詩、漫画、写真資料を収録。笑いあり、涙ありの猫づくしのアンソロジー! 【目次】 Ⅰ 猫、この不可思議な生き物 猫の定義と語源 佐野洋子 『猫ばっか』より二編 串田孫一 猫 日髙敏隆 ネコとドア 手塚治虫 「動物つれづれ草」より「ネコ」 室生犀星 ネコのうた まど・みちお ネコ 和田誠 桃代 岩合光昭 ネコの時間割/かわいいのに撮れない 出久根達郎 猫の犬 Ⅱ 猫ほど見惚れるものはない 向田邦子 マハシャイ・マミオ殿 寺山修司 猫の辞典 尾辻克彦 黒猫が来た 開高健 猫と小説家と人間 萩原朔太郎 青猫 伊丹十三 わが思い出の猫猫 洲之内徹 長谷川潾二郎「猫」 中島らも 『中島らものもっと明るい悩み相談室』より 妻とオス猫への嫉妬で狂いそう 松田青子 選ばれし者になりたい 近藤聡乃 猫はかわいい Ⅲ いっしょに暮らす日々 武田百合子 『富士日記』より 金井美恵子 猫と暮らす12の苦労 石牟礼道子 愛猫ノンノとの縁 大佛次郎 暴王ネコ 永六輔 猫と結婚して 南伸坊 わたしがやってんですよ いがらしみきお 猫よ猫よ猫よ 小松左京 猫の喧嘩 小沢昭一 老猫・ボロ猫・愛猫記 春日武彦 猫・勾玉 工藤久代 野良猫と老人たち やまだ紫 山吹 Ⅳ 猫への反省文 幸田文 小猫 石井桃子 愛情の重さ 梅崎春生 猫のことなど 石垣りん 白い猫 室生朝子 優雅なカメチョロ Ⅴ 猫がいない! 内田百閒 迷い猫の広告 石田孫太郎 猫の帰らぬ時の心得 岡倉天心/大岡信 訳 親愛なるコーちゃん 武田花 雲 三谷幸喜 「おっしー」を抱いて……/最期に見せた「奇跡」 井坂洋子 黒猫のひたい 吉本隆明 一匹の猫が死ぬこと/自分の「うつし」がそこにいる 夏目漱石 猫の死亡通知 Ⅵ 猫的生き方のススメ 田村隆一 カイロの猫 水木しげる 猫の道 養老孟司 猫派と犬派の違いについて 谷崎潤一郎 客ぎらい 平岩米吉 絵画にあらわれた日本猫の尾についての一考察
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作家と犬
¥2,090
SOLD OUT
編者:平凡社編集部 発行元:平凡社 304ページ 180mm × 132mm ソフトカバー ~出版社紹介文より~ 愛犬家へ贈る、作家と犬をめぐる48編! 昭和の文豪や現代の人気作家による、エッセイ、詩、漫画、写真資料を収録。名犬、忠犬、猛犬、のら犬たちの忘れがたいエピソードが満載。 【目次】 1 わが家へようこそ 犬の定義と語源 ヒト、イヌに会う 押井守 老人と老犬 団鬼六 犬猫の仲 米原万里 「動物つれづれ草」より「イヌ」 手塚治虫 平泉栄吉宛 書簡 坂口安吾(檀一雄連名) 2 犬に名前をつけるなら 犬の銀行 向田邦子 犬の話 小沼丹 動物同棲 草野心平 我が犬の系譜 椎名誠 クロや 杉浦日向子 『犬は本よりも電信柱が好き』より あとがきにかえて――イアン・フィリップス『ロスト』 吉野朔実 犬の名は。 高橋久美子 3 うちの名犬自慢 犬と男 田辺聖子 犬馬鹿 江藤淳 親ゆずりの犬好き 幸田文 愛としての犬、そして猫 服部みれい 駄犬・駄主人 徳川夢声 犬の瘡蓋 荒畑寒村 『フクチャン』より 横山隆一 人間、土に還るもの 深沢七郎×中上健次 4 犬たちの不思議 イヌはなぜワンワンと吠えるか 戸川幸夫 犬のわる口 田中小実昌 牧場 長谷川町子 犬が西向きゃ 柴田元幸 わが家の動物記 山田風太郎 イヌキのムグ 辻まこと イヌのうた 室生犀星 『一草庵日記』より 種田山頭火 ゆっくり犬の冒険 レインコートの巻 クラフト・エヴィング商會 5 いつもの散歩道 朝の散歩 石井桃子 『雨はコーラがのめない』より 江國香織 とにかく散歩いたしましょう 小川洋子 犬にも劣る…… 安岡章太郎 「野性」と付き合う 梨木香歩 チャンプのこと 池内紀 海の散歩道 鴨居羊子 犬の俳句 尾崎放哉 6 お別れの日 いつも見ている 吉本ばなな 芸術の神様 山本容子 ジロウ惜別 舟越保武 ジルの話 寺山修司 犬 金子みすゞ 犬のパピルス 管啓次郎 7 犬と暮らす心得 ぼくは世界的犬恐怖症 安西水丸 一代目ハラス 中野孝次 飼犬に手を嚙まれる 白洲正子 訓練士とグレイ/絵描きとグレイ いせひでこ 愛犬家心得 川端康成
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動物たちの家
¥3,080
著者:奥山淳志 発行元:みすず書房 320ページ 188mm × 130mm ハードカバー ~出版社紹介文より~ 「この後、犬をはじめハムスターや野鳥や鳩やインコなどたくさんの生き物と暮らすことになるが、思えばこれが自分以外の小さな生命を胸で感じた最初の瞬間だったのかもしれない。子犬を抱き上げて力強い鼓動を感じ、小さな瞳を見つめたあの日の経験は知らぬ間に僕の胸のうちに“場所”を生んだのだと、今の僕は感じている。 それは、小さな生命が灯す光に照らされた場所だ。とてもきれいな場所だけれど、美しさだけに包まれているものでもない。生きることの根源的な残酷さや無常を孕み、もしかしたら小さな生命たちの墓所のような地なのかもしれない。僕が過去に出会い、ともに過ごした生き物たちはみなその生を終えてしまっている。僕の前で確かに存在していたあの生命たちはどこに消えてしまったかと、ときおり、遠い日に忘れてしまったものを急に思い出したかのような気持ちになる。でも、あの美しい針が居並ぶような艶やかな毛並みも、鮮やかな色彩のグラデーションが施された柔らかな羽毛も、ひくひくと震え続ける桃色の鼻先も、僕を満たしてくれた小さな生き物たちの存在は確かに消えてしまっていて、どこを見回しても見当たらない。それでも根気強く探し続けると最後にたどり着くのは、いつも胸のうちにあるこの“場所”だ」(本文より)
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日高敏隆 ネコの時間 (STANDARD BOOKS)
¥1,540
SOLD OUT
著者:日髙敏隆 発行元:平凡社 224ページ 182mm × 115mm ハードカバー ~出版社紹介文より~ チョウ、ネコ、そして人間……。自然には生物の不思議と知恵がいっぱい。動物行動学の第一人者のユーモアと発見に満ちた随筆を厳選。 STANDARD BOOKSは、百科事典の平凡社が提案する新しい随筆シリーズです。 科学と文学、双方を横断する知性を持つ科学者・作家の珠玉の作品を集め、一作家を一冊で紹介します。 今の世の中に足りないもの、それは現代に渦巻く膨大な情報のただなかにあっても、確固とした基準となる上質な知ではないでしょうか。自分の頭で考えるための指標、すなわち「知のスタンダード」となる文章を提案する。そんな意味を込めて、このシリーズを「STANDARD BOOKS」と名づけました。