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デヴィッド・ストーン・マーティンの素晴らしい世界
¥2,530
SOLD OUT
著者:村上春樹 発行元:文藝春秋 160ページ 215mm × 155mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 「僕の⼤好きなジャズ・レコード188 枚のことを書きました」 チャーリー・パーカー、カウント・ベイシー、ビリー・ホリデイ、スタン・ゲッツ……ジャズの⻩⾦時代に数多くのジャケット・デザインを⼿がけた伝説的アーティスト、デヴィッド・ストーン・マーティン。彼がデザインしたレコードを敬愛し蒐集してきた村上さんが、所有する盤すべてをオールカラーで紹介。 ⼿にとって⾒ているだけで素敵な⾳楽が聞こえてくる、極上のジャズ・エッセイ。
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EVE OF DESTRUCTION
¥2,750
SOLD OUT
著者:チバユウスケ 発行元:ソウ・スイート・パブリッシング 160ページ 180mm × 180mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** ■日本屈指のロック・ボーカリストのレコード・コレクション 現在活動しているThe Birthdayのほかにも、THEE MICHELLE GUN ELEPHANT、ROSSO、MIDNIGHT BANKROBBERS、THE GOLDEN WET FINGERSといったロック・バンドで活躍してきた日本屈指のロック・ボーカリスト=チバユウスケさんが、自身の音楽人生において欠かすことのできない重要なレコードの数々を紹介。貴重なアナログ・レコード・コレクションの写真と共に、自身の言葉で“音楽愛”を掘り下げていきます。 ■掲載されるレコードは、12ジャンルで250枚以上 7インチ・レコードのジャケットと同じサイズの判型の160ページの中に、250枚を超える貴重なレコードの写真の数々を凝縮。ジョニー・サンダースやストレイ・キャッツ、ザ・ルースターズ、ドクター・フィールグッド、フェイセズ、ニック・ケイヴ、マイ・ブラッディ・バレンタイン、スペシャルズ、ザ・クランプス、ザ・スミスなど、チバさんが10代の頃に出会いロックにのめり込むきっかけになったレコードから、「今聴いてもブッ飛ぶ」と語る名盤、THEE MICHELLE GUN ELEPHANTで活動を共にした盟友・アベフトシさんに教えてもらったというアーティストのレコードまで、12のジャンルに分けて掲載しています。また、作品との出会いを振り返った貴重なエピソードも見逃せないポイントです。 さらに巻末には、レコード同様にチバさんが集めてきたバンドTシャツのコレクションの一部も特別に掲載。レコードからTシャツまで、チバさんの一貫した音楽愛を感じ取れる1冊となっています。 <本書より抜粋> ザ・ルースターズとザ・モッズ。初めて聴いた時は、言葉では説明できないくらいシビれた。ひょっとしたら自分が“バンドをやりたい”と思うきっかけのひとつになっているかもしれない。だからこそ根源的なところで、とても大切な存在だよ。 ───本書「ROOTS」より抜粋 ミッシェル・ガン・エレファントっていうバンド名は、ダムドの3rdアルバム『Machine Gun Etiquette』が元になっている。昔はレンタル・レコード屋っていうのがあって、そこにパンク・コーナーがあってさ、いろんなバンドの作品を見つけては聴いていた。そんなある日、ジャムやクラッシュと一緒に借りたレコードの中にダムドもあったんだ。 ───本書「PUNK」より抜粋 【目次】 ・INTRODUCTION ・ROOTS ・PUNK ・PUB ROCK ・GARAGE ・ROCK ・DOMESTIC ・SKA ・ROCKABILLY & PSYCHOBILLY ・BRITISH ・SOUND TRACK ・US ALTERNATIVE ・JAZZ ・T-SHIRT ・POSTSCRIPT
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グラフィック・ビートルズ
¥3,960
SOLD OUT
著者:松田行正 発行元:Book&Design 296ページ 170mm × 115mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** ビートルズのアルバム11 枚のジャケット・デザインを1 章ずつ解説。デザインの「革新性」を20 世紀デザイン史の中に位置付け、「デザインの歴史探偵」を名乗るデザイナーの松田行正が検証します。 表紙に付けられたA1 判大のパロジャケ・コレクション・ポスター(CD180 点以上、書籍34 冊を掲載)も圧巻。書籍でしか味わえない造本の魅力が満載です。 ※上記のポスターは折りたたまれた状態で表紙に貼られています(写真2枚目)
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ぼくはあと何回、満月を見るだろう
¥2,090
SOLD OUT
著者:坂本龍一 発行元:新潮社 288ページ 188mm × 128mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 自らに残された時間を悟り、教授は語り始めた。創作や社会運動を支える哲学、国境を越えた多彩な活動、坂本家の歴史と家族に対する想い、ガンと共に生きること、そして自分が去ったあとの世界について――。 幼少期から57歳までの人生を振り返った『音楽は自由にする』(2009年)を継ぎ、最晩年までの足跡を未来に遺す、決定的自伝。著者の最期の日々を綴った、盟友・鈴木正文による書き下ろし原稿を収録。 【目次】 1 ガンと生きる ベルトルッチとボウルズ/手術直前のこと/せん妄体験/愛に救われた/友達という存在/時間の疑わしさ/息子が教えてくれた曲/突然の破壊衝動/『戦メリ』に対する思い/両親の死/本来の生命のあり方/死後の世界 2 母へのレクイエム 『音楽は自由にする』/北極圏への旅/『アウト・オブ・ノイズ』/フランス政府からの表彰/寝台バスでのツアー/演奏が変わった夜/「空即是色」の世界/テレビの可能性と限界/縄文時代の音楽/大貫妙子さんとの思い出/ヒマワリのような母/季節のめぐり 3 自然には敵わない 韓国との付き合い/東日本大震災/被災地での無力感/モア・トゥリーズの活動/こどもの音楽再生基金/夏フェスでの出来事/吉永小百合さんと美智子さま/吉本隆明さんとの再会/人生最高のプレゼント/クラフトワークとの絆/「たかが電気」発言/チャリティ・コンサート 4 旅とクリエイション アイスランドに学ぶ/中東の王女/観光嫌いの性分/パイクとケージ/映画祭という空間/能楽への歩み寄り/指揮者の流儀/談山神社で見た『翁』/札幌国際芸術祭/思い描いたオープニング 5 初めての挫折 野口整体とマクロビ/アメリカの医療/ニューヨークでの生活/ハワイの歴史/創られた伝統/真の意味での「癒し」/仕事への復帰/『レヴェナント』/『母と暮せば』/Trust me! 6 さらなる大きな山へ 一日限りの「教授」業/「もの派」とタルコフスキー/『async』/日本ではできなかった表現/アジアでのプロジェクト/『CODA』/グールドへの恩返し/ベルトルッチとの別れ/自らのルーツ/叔父の幼少期の遊び 7 新たな才能との出会い ブレックファスト・クラブ/グラス・ハウスでの経験/「Kajitsu」のための選曲/若いアーティストとの縁/李先生からの依頼/京都会議/台湾の少数民族/「大島渚賞」創設/尊敬する山下洋輔さん/辺野古基地の問題/コロナ禍の始まり/奇妙な時間感覚/ガンの再発 8 未来に遺すもの MRプロジェクト/子供たちへの告白/中国での大規模展覧会/『TIME』/最強のサポート体制/ウクライナのイリア/東北ユースオーケストラ/D2021の仲間/ダムタイプ新メンバー/久しぶりの自宅/坂本図書/最後のピアノ・ソロ/『12』 著者に代わってのあとがき 鈴木正文 フューネラル・プレイリスト 年譜
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skmt 坂本龍一とは誰か(ちくま文庫)
¥1,100
著者:坂本龍一/後藤繁雄 発行元:筑摩書房 400ページ 文庫判 148mm × 105mm ************************* 出版社紹介文より ************************* 坂本龍一は、何を感じ、どのように時代をとらえ、どこへ行こうとしているのか?彼の感受性にぶつかるのは何であり、時事性がどのように創作へと彫琢されるのか? インタビューの達人として知られる独特編集者・後藤繁雄とともに、坂本の思考の系統樹をたどり、「時代」に解消されない独創性の秘密にせまる。『skmt』『skmt2』を合本した「予見」の書。 【目次】 skmt1 計画/この本はどのようにして書かれ、つくられるのか? というのは… skmtについてのいくつかのことがら 問いと答え 根拠なし ・ ・ ・ ほか skmt2 計画ヴァージョン2/この本はどのようにして書かれ、つくられるのか? 世紀末から新世紀へ1(DISCとBOOK) 世紀末から新世紀へ2 アメリカという幻想の終わり 帝国からの避難 ・ ・ ・ ほか
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音楽は自由にする(新潮文庫)
¥1,100
SOLD OUT
著者:坂本龍一 発行元:新潮社 336ページ 文庫判 148mm × 105mm *********************** 出版社紹介文より *********************** 「あまり気が進まないけれど」と前置きしつつ、日本が誇る世界的音楽家は語り始めた。 伝説的な編集者である父の記憶。ピアノとの出合い。幼稚園での初めての作曲。高校での学生運動。YMOの狂騒。『ラストエンペラー』での苦闘と栄光。同時多発テロの衝撃。そして辿りついた新しい音楽――。華やかさと裏腹の激動の半生と、いつも響いていた音楽への想いを自らの言葉で克明に語った初の自伝。
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坂本龍一 音楽の歴史
¥3,300
SOLD OUT
著者:坂本龍一 発行元:小学館 448ページ 188mm × 128mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 世界的音楽家坂本龍一の「音楽活動の記録」 生誕70年記念!特別評伝 世界的音楽家坂本龍一の生誕から現在までの人生における音楽の歴史と活動のすべてを包括した唯一の「音楽活動の記録」。 長年にわたり坂本龍一を取材してきたライターの吉村栄一が、自ら記録したその貴重な肉声と未公開エピソードを満載。加えてこれまで発表された雑誌、新聞、ライナーノーツなど数多のインタビューを踏まえ、執筆2年を経て書き上げた渾身の「音楽活動の歴史」。
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アンビエント・ドライヴァー(ちくま文庫)
¥858
著者:細野晴臣 発行年:筑摩書房 304ページ 文庫判 148mm × 105mm *********************** 出版社紹介文より *********************** はっぴいえんど、ティン・パン・アレー、YMO…。日本のポップ・シーンで著者はさまざまな花を咲かせた。アンビエントの海を漂い、ふたたび陸に上がり、なおも進化しつづける自己省察。著者の、自然観、人生観、音楽観などの伝わるエッセイ集。 *********************** 店主コメント *********************** 老境を迎えた著者のエッセイは、老成を通り越して達観的ですらあります。 スピリチュアルな話題になっても、さほど違和感を感じないのは著者の人物像のおかげもあるだろうけど、理性と感性のバランスが良いのだと思う。 固定的な観念にとらわれない細野晴臣の思考や発想に、ぜひ触れてみてください。
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HOSONO百景(河出文庫)
¥825
SOLD OUT
著者:細野晴臣 編者:中矢俊一 発行元:河出書房新社 272ページ 文庫判 148mm × 105mm *********************** 出版社紹介文より *********************** どこかに本当に行かなくてもイメージすることは、音楽のクリエイションにつながる――。 ポップ・ミュージックの地平を拓いてきた細野晴臣。 レコーディングやツアーで訪れたLA、パリといった土地への追憶から、宇宙へのヴァーチャル・トリップまで、《音楽と旅》の芳醇な関係を語る。川勝正幸氏によるインタビューも収録。◎解説=いとうせいこう
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あの頃、忌野清志郎と ボスと私の40年(ちくま文庫)
¥968
著者:片岡たまき 発行元:筑摩書房 336ページ 文庫判 148mm × 105mm *********************** 出版社紹介文より *********************** 忌野清志郎の元マネージャーによるリアル清志郎伝。中学生の頃、テレビで見て以来熱烈なファンになり、ついには所属事務所に入社。衣裳係、マネージャーとして音楽活動を支えた著者が、40年間見つめてきた清志郎の素顔を愛情溢れる言葉で回想する。清志郎直筆の手紙やイラストに加え、文庫化に際して清志郎亡きあとのエピソードをボーナストラックとして収録する。解説 竹中直人
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屈折くん(角川文庫)
¥880
SOLD OUT
著者:和嶋愼治 発行元:KADOKAWA 256ページ 文庫判 148mm × 128mm *********************** 出版社紹介文より *********************** 世界的「怪奇派」ロックバンド・人間椅子はこうして生まれた! 国内外で高い評価を受ける唯一無二の怪奇派ロックバンド・人間椅子。長年バンドを牽引してきたフロントマンの和嶋慎治が、曲がりくねった人生を振り返った。下駄にモンペ姿でギターを背負った中学時代、初の自作曲「女なんて」を作曲した高校時代、人間椅子の結成、そして現在……。ロック界で異彩を放ち続ける“怪物”誕生の秘密を明かした、比類なき自伝エッセイ。みうらじゅん、じろう(シソンヌ)との特別対談も収録。 【目次】 第一章 弘前編 第二章 大学編 第三章 暗黒編 第四章 現在から未来へ 特別対談 シソンヌじろう・みうらじゅん あとがき 文庫版あとがき 年 譜 *********************** 店主コメント *********************** 弘前が生んだ和製メタルバンド「人間椅子」のVo.兼Gt.を務める和嶋愼治。 彼の生き方は決してスマートではないけれど、大きな野心を持つわけでもなく目の前の仕事と真摯に向き合う、そんな打算のない姿勢がとても好きです。
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生きるために死ね 死とロックをめぐるアメリカ紀行
¥3,190
著者:チャック・クロスターマン 訳者:島田陽子 発行元:Pヴァイン 320ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** シド・ヴィシャス、ジェフ・バックリィ、カート・コバーン……ロック・スターの死が私たちにもたらすものとは何か ロック・スターの死に場所をめぐる旅──現代アメリカを代表するロック・ライターの代表作がついに翻訳! ロック・スターたちの死に場所を訪ね、愛と死の意味を探求するアメリカ横断の物語。 墓地でコカインを吸引し、豆畑の中を半マイル歩く。KISSのソロ・アルバムとロッド・スチュワートのボックス・セットを聴く。フランツ・カフカを愛するウェイトレスと会話し、4人の女性たちとKISSのメンバーについて考えを巡らせる。 レディオヘッドの『キッドA』が911の同時多発テロ事件を予言しているとして、物議をかもした一節も含む問題作!! 【目次】 初日の前日 ニューヨーク→死んだ馬→何も求めちゃいな い人たち 初日前夜 困惑→構築→公表初日前夜 一日目 ダイアン→ヒッピー→イサカ→ハンド・オブ・ド ゥーム 二日目 会話→自己回帰的精神障害→オネスティ・ルーム →ヤッツィー・ゲームで勝つ方法 三日目 火事→メタル→ドラッグ→絶望→Q 四日目 クレイジー→イン→ラヴ 五日目 ブレーキ・ダウン→ダウンタウン→ディア・カタ ストロフ・ウェイトレス 六日目 ロサンゼルス→氷河期が来る、氷河期が来る→何 が興味深いのかということの意味 七日目 氷→蛇→神→アーカンソー 八日目 コービー→ニコ→リジー→ナッシュヴィル 九日目 ベルボトム・ブルーズ→起きるはずがないのに起 きたこと→川、道、南部→棒高跳びの夏→悪魔は 生きている 十日目 アイオワへ→偶然の結果→僕の忘れていた生活 十一日目 あっという間に思いがけない着陸をする飛行機 →嘘のなかの真実→不安だ、僕はいつでも恋を している 十二日目 「スロー・ライド」vs「フリー・ライド」 十三日目 レノーア→眼鏡をめぐる状況→なぜかライア ン・アダムス 十四日目 鹿を安楽死させる方法→「アップ・ノース」→ 可哀想な、あまりに可哀想なヘレン→幸運を独 り占めする奴がいる 十五日目 マストドン 十六日目 「これから谷ではみんな盛り上がり、ソルト・ レイク・シティではみんなボロボロになる。そ この警察は自分たちの知っていることを認める 気がないからだ。でも彼らは知っているはず だ。ああいうことをやったのは僕ではないと知 っているはずなのだ」 最終日前日 だから俺たち若死にだ→アルビノ、混血→ 「チェーンソーで優しくファックして」 最終日 〇・〇八 謝辞
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この灼けるほどの光、この太陽、そしてそれ以外の何もかも ジョイ・ディヴィジョン ジ・オーラル・ヒストリー
¥3,960
著者:ジョン・サヴェージ 訳者:坂本麻里子 発行元:Pヴァイン 388ページ 210mm × 148mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** マンチェスターで結成された伝説のロック・バンドの かくも魂をゆさぶる物語 英国音楽ジャーナリズムの巨匠の手によって メンバー及び関係者の証言のみで構成された ジョイ・ディヴィジョン・ヒストリーの決定版 写真も多数掲載!
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安アパートのディスコクイーン トレイシー・ソーン自伝
¥4,015
著者:トレイシー・ソーン 訳者:浅倉卓弥 発行元:Pヴァイン 384ページ 210mm 148mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** ネオアコの女王であり、 DIYポストパンクの継承者であり、 フェミニストであり、 そして、 パンク/ニューウェイヴ大大大好き少女の物語 トレイシー・ソーン自らの半生について パンク、ポストパンク、ダンス・ミュージックやトリップホップについて ザ・クラッシュ、ポール・ウェラー、ザ・スミスについて プライマル・スクリーム、マッシヴ・アタックについて ラフトレードや、ポストカード、チェリー・レッドについて そして政治とフェミニズムについて ウィットに富んだ文章で綴るベストセラー本です。 訳者は、小説家の浅倉卓弥。 トレイシー・ソーンの洒落た文体をみごとな日本語に変換。 また、本文中にはトレイシー・ソーンの訳詞も多数掲載。 エヴリシング・バット・ザ・ガールのファン、 およびUKギターポップ・ファン、 およびポストパンク期のUK音楽のファンは必読!
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アナザー・プラネット
¥3,190
著者:トレイシー・ソーン 訳者:浅倉卓弥 発行元:Pヴァイン 368ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 「これからはもう恋人はオレンジ・ジュースだけ」 更年期を迎えたロックシンガー、 ありふれた住宅街で育った パンクに恋した少女時代を述懐── 人生で大切なものの数々をたぐり寄せる 本国で大絶賛され、 一流のエッセイストであることを確立した トレイシー・ソーンの自伝的エッセイ第二弾!
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音楽とファッション 6つの現代的視点
¥2,640
著者:青野 賢一 発行元:リットーミュージック 288ページ 210mm × 148mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 現代的な問題意識をもって捉える音楽とファッション 文学や映画も巻き込んだ鮮やかな考察で、文化の見え方が変わる "ポピュラー・ミュージック"には、その歴史を語るうえで欠かすことができないさまざまな文化的背景があります。これは"ファッション"という文化においても同様です。 この本では、音楽とファッションが出会い、生まれたムーブメントや流行、そしてアイコニックなアーティストの姿から、現代の問題意識と通底しているトピックスをピックアップしています。 ジェンダー、他者の文化、レイシズムといった現代的な視点で、映画や文学にも接近しながら、音楽とファッションの相互作用を鮮やかに考察。 単なる"音楽とファッションの歴史本"ではない、アクチュアルな問題意識を提示する1冊です。 著者の青野賢一は、株式会社ビームスにてPR、クリエイティブ・ディレクター、〈BEAMS RECORDS〉のディレクターなどを務め、現在は独立し、音楽、ファッション、映画、文学、美術といった文化芸術全般を活動のフィールドに活躍する文筆家/DJ/クリエイティブ・ディレクターです。本書は、これまでにさまざまな媒体で手掛けてきた「音楽」と「ファッション」に関する記事を集め大幅に加筆修正し、書き下ろし原稿を加えたもの。 本書のカバーデザインは、古い雑誌や紙物を素材にハサミと糊を使ってコラージュ作品を生み出すM!DOR!が担当。『VOGUE JAPAN』『装苑』といった雑誌誌面や書籍の装画、またofficial髭男dismやPerfumeといったミュージシャンのアートワークなど、多方面で活躍するコラージュ作家です。 【目次】 ●第一章 音楽表現とファッション性におけるジェンダー ──強調、転倒からパーソナルな領域へ ジョニ・ミッチェル ──ワイト島音楽祭の黄色いドレス パティ・スミス ──とどまらない詩人 多様性を受け入れるニュー・ロマンティクス ──ボーイ・ジョージとカルチャー・クラブ レディー・ガガの自覚性が世の中を照らす 隠さざるを得ない気持ちと共鳴する音楽 ──ビリー・アイリッシュ 丁寧に作り上げられたその世界を覗く ──スネイル・メイル 音楽とルッキズムについての覚書 ●第二章 "反"と音楽とファッション──反戦/反体制/反大人 ラスタ・カラーの意味、いえますか? 受け継がれる精神性、記号と化したファッション ──ドキュメンタリー『パンク:アティテュード』 シグネチャーのある音楽と佇まい ──エルヴィス・コステロ ポール・ウェラー ──アイビー・スタイルから覗く英国人の矜持 パンクはファッションにあらず ──トレイシー・ソーン カート・コバーン ──流行はオルタナティブを放逐する 「反」を突きつけられた側の魅力を発見する ●第三章 芸術表現における異文化との交流 ──変わりゆくボーダーライン 文化の盗用と音楽ジャンル 一九七〇年代のYMOから考える、妄想する余白 一九八〇年代の日本におけるスウィング・ジャズ・リバイバルとキャンプ、キッチュ 大衆性、娯楽性と批評性 ──BTSとリナ・サワヤマから考えるポピュラー・ミュージック 文化を巡る飛行機、あるいはタイムマシン ──クルアンビン『Con Todo El Mundo』 アイデンティティとファッション、音楽の関係を鮮やかに 表現するデザイナー、ニコラス・デイリー ●第四章 差別との戦い──レイシズムに反発するアート・センス 反アパルトヘイト運動と音楽 アメリカはブルースを忘れない ──B.B.キング マイルス・デイヴィスの装いと時代 「普通の人間」とはいったい ──『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)』 ポピュラー・ミュージックに求められる社会的役割 ──ジョン・バティステ ●第五章 美術とスポーツとテクノロジー ──拡張されていくアート・センス デヴィッド・ボウイ ──機械の上手な操縦法 ゴシック・ロマンスの歌姫 ──ケイト・ブッシュ「Cloudbusting」 都市に介入し、風景を変える行動としてのヒップホップ ──映画『スタイル・ウォーズ』 映画から考えるスケート・カルチャー テクノロジーを引き連れて進むビョーク ●第六章 音楽、ファッションと"悪"──不良性と逸脱の魅力 イギリスのユース・カルチャーの背景 ──一九五〇年代から一九七〇年代まで 隠しようもない人生の悲哀 ──チェット・ベイカー 一九六〇年代のポップ・アイコンから真似のできない境地へ ──マリアンヌ・フェイスフル 破壊と創造の一九六〇年代 ──『ワン・プラス・ワン』のローリング・ストーンズ キリスト教信仰のパロディとしてのブラック・メタル ──映画『ロード・オブ・カオス』 ●終章 ポピュラー・カルチャーの豊かさ ジャンル/ムーブメント/トピック年表
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OUTSIDE SOCIETY あるサイケデリック・ボーイの音楽遍歴
¥2,200
SOLD OUT
著者:AYUO(高橋鮎生) 発行元:月曜社 264ページ 188mm × 128mm ソフトカバー ~出版社紹介文より~ 熱かったLate 60’sのニューヨークで少年期をすごし、80年代の東京でデビューして以来たゆみなく先進的に活動し、ニッポンという社会の外側(OUTSIDE SOCIETY)で葛藤しつづけるミュージシャンの「失われた時を求めて」。 「60年~70年代、ニューヨークに滞在中、この年少の友人とよくロックコンサートに行った。まだ小学生の低学年だったが、その知識は専門家顔負け。AYUO君の才能に恐いものを感じていたぼくは、狂人にならないかと心配したが、彼の理性が彼を天才音楽家に変身させた。日本の音楽シーンはもっと、もっと彼から多くのことを学ばなければならない」横尾忠則(美術家) 【目次】 I 1:一番最初の記憶/ 3 歳、ベルリン行きの飛行機/ケネディー暗殺/ニューヨークへ 2:ビートルズ/リズムとサウンド 3:1960年代後半のニューヨーク/母の芸術家の友人たち(横尾忠則、寺山修司、勅使河原宏、篠山紀信、高橋睦郎など)/フィルモア・イースト/エレクトリック・サーカス/テリー・ライリー/ジョン・ケージとマルセル・デュシャン/リヴィング・シアター/ホーレス・シルヴァー/ジョアン・ジルベルト/セロニアス・モンク/マディー・ウォーターズ 4:ギターを習い始める/ 1968年=変動の年/両親の離婚/サイケデリック・ロック/詩を書き始める/オープン・チューニング・ギター 5:母の再婚/ジェスロ・タル/テン・イヤーズ・アフター/アリス・クーパー/エマーソン・レイク・アンド・パーマー/ピンク・フロイド/フェアポート・コンヴェンション/アース・ウインド・アンド・ファイアー/スティリー・ダン/ザ・フーなど 6:中学生になる/小説を書き朗読する/ジェネシスのピーター・ゲイブリエル/役者のデヴィッド/実験映画祭/ストローブス 7:僕が通った中学校/中世ヨーロッパ史の勉強/生徒自身で考えさせる教育方法/近所のイタリア系学校 8:家庭生活の崩壊/ 1975年、ニューヨークを去る 9:東京に到着/父、高橋悠治/義母カレン/横浜インターナショナル・スクール入学 10:父のレコーディング/小杉武久/スティーヴ・レイシー/間章/坂本龍一との出会い/ヨーロッパ中世音楽/スティーライ・スパン 11:高校生活/友人たち/大麻/LSD/ジェネシス『The Lamb Lies Down On Broadway』 12:1978年、父との別居/高校中退/ 70年代末の音楽活動/灰野敬二/吉祥寺マイナー/京大西部講堂でのライブ/アーント・サリー 13:80年代はじめの河原淳一、向井千恵、鈴木健雄、西村拓也たちとの演奏活動/関西ツアー 14:1983年、レコード・デビューが決まる/アルバム『カルミナ』/コミュニケーションが成立しない取材/モーガン・フィッシャー/ムーンライダーズ 15:1984年、MIDIレコードとの契約 16:アルバム『サイレント・フィルム』/誤解だらけのプロモーション/アルバム『メモリー・シアター』 17:1986年夏、イギリスでの録音に出発/ニューヨークに立ち寄る/ジョン・ゾーン/ルー・リード/ロンドン到着/ AMM /デヴィッド・ロード/フェアポート・コンヴェンションのライブ/写真家リチャード・ホートン/スティーライ・スパンとルネッサンスのコンサート/クレサント・スタジオでの録音/デイヴ・マタックス/マディー・プライアー/ピーター・ナイト 18:ピーター・ハミルとの出会い/ハミル宅訪問/ピーター・ハミルへのインタビュー 19:アルバム『Nova Carmine』完成/スティーヴ・マリオットのライブ 20:様々なトラブル/ノイローゼ状態での多産な創作 21:1987年、沢井一恵のアルバム『目と目』のプロデュース/デヴィッド・ロード再び/太田裕美/ピーター・ハミル、ガイ・エヴァンスとサラ・ジェーン・モリス/ジェームス・ワレン 22:1990年代から現在まで II 1970年前後に見たロック・コンサート キンクス ホークウィンド YES 1950年代~60年代前半の東京と僕の母 勅使河原宏とアンディ・ウォーホル 小学校5年生のころの思い出 僕が通っていたニューヨークの学校 1983年の冬 End of Earth III サイケデリックとは何か? 三島由紀夫 横尾忠則とサイケデリズム ジョン・ケールとのインタビュー 2001年 タジマハ-ル旅行団 ジョニ・ミッチェル イラン古典音楽と僕の義父のマンスール カール・ユング フォーク・ソサイエティー 音楽と神話 時空を超えて リズムについて 話す言葉のリズムがそれを話す人のリズム感に影響を与えている 英語詞と日本語詞の違い 横尾忠則とデヴィッド・リンチ 故郷は創造の源泉 IV Outside Society(国を持たない人々) Acknowledgments Discography
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松本隆のことばの力(インターナショナル新書)
¥902
SOLD OUT
インタビュー/編:藤田久美子 発行元:集英社インターナショナル 200ページ 新書判 103mm × 182mm ソフトカバー ~出版社紹介文より~ 作詞家50周年、松本隆へのインタビュー 作詞家、松本隆に50年のキャリアのすべてを聞く。はっぴいえんどの「日本語ロック」や松田聖子など多くのアーティストたちに提供した歌詞の背景から浮かび上がってくるのは日本語という言葉のおもしろさと可能性だ。 松本隆は古事記やシューベルトの「訳」も手がける。そうした唯一無二の「ことばとの関わり」をアーカイブするとともに、歌詞にこめられた時代、思い、人、街、そして風…も未来に伝える。 【目次】 第一章 はじめにことばありき 第二章 ことばの力 第三章 詞のつくり方 第四章 『冬の旅』への旅 第五章 瑠璃色の地球
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武満徹 エッセイ選 — 言葉の海へ(ちくま学芸文庫)
¥1,650
SOLD OUT
著者:武満徹 編者:小沼純一 発行元:筑摩書房 480ページ 文庫判 148mm × 105mm ~出版社紹介文より~ 稀代の作曲家は音楽だけでなく、出色の著作も数多く遺した。その中から62篇を厳選し、一冊にまとめた文庫オリジナル編集版。 名曲『ノヴェンバー・ステップス』誕生秘話などの自作品の解説や、彼が愛した音楽・映画の評論、日々の随想、そして自作の小説等々、武満の関心の幅広さが窺われる。また音楽や人間を慈しむ彼の姿が、つづられた数々の言葉から垣間見られる。巻末に、現在の武満作品琵琶奏者である中村鶴城と編者との対談を収録。実演する立場から武満音楽の真髄を紹介する。 【目次】 音楽、土地と方位 音楽、個と普遍 音と言葉と 日常から 映画/音楽 フィクションの
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AA 五十年後のアルバート・アイラー
¥4,180
SOLD OUT
編者:細田成嗣 発行元:カンパニー社 512ページ 188mm × 128mm ソフトカバー ~出版社紹介文より~ ニューヨークのイースト・リヴァーで変死体が発見されてから半世紀——未だ謎に包まれた天才音楽家アルバート・アイラーの魅力を解き明かす決定的な一冊が登場! 34歳で夭折したフリー・ジャズの伝説的存在、アルバート・アイラー。ジャズ、ロック、ファンク、R&B、カリプソ、民謡、ノイズ、インプロ、現代音楽、または映画や文学に至るまで、ジャンルを飛び越えて多大な影響を与え続けるアイラーの全貌を、2020年代の視点から詳らかにする国内初の書籍が完成した。 総勢30名以上のミュージシャン/批評家/研究者らによる、緻密な音楽分析をはじめ、既存の評論やジャーナリズムの再検討、または社会、文化、政治、宗教にまで広がる問題を多角的に考察した“今読まれるべきテキスト”を収録。さらに初の邦訳となるアイラーのインタビューのほか、アイラーのディスク紹介、ポスト・アイラー・ミュージックのディスクガイド、アイラーの年譜、全ディスコグラフィー、謎多きESP盤に関するマニアックなウンチクまで、500頁以上にも及ぶ超濃密な内容! 【目次】 ●序文 Ⅰ アルバート・アイラーの実像 ●アルバート・アイラーは語る ——天国への直通ホットラインを持つテナーの神秘主義者 取材・文=ヴァレリー・ウィルマー 訳=工藤遥 ——真実は行進中 取材・文=ナット・ヘントフ 訳=工藤遥 ——リロイ・ジョーンズへの手紙 訳=工藤遥 ——アルバート・アイラーとの十二時間 取材・文=児山紀芳 ●アルバート・アイラー 主要ディスク・ガイド 柳樂光隆 細田成嗣 Ⅱ コンテクストの整備/再考 ▲鼎談 フリー・ジャズの再定義、あるいは個別の音楽に耳を傾けること 後藤雅洋 村井康司 柳樂光隆 取材・文=細田成嗣 註釈=山﨑香穂 ●ユニバーサルなフォーク・ソング 竹田賢一 ●星雲を象る幽霊たち——アルバート・アイラーのフォーメーションとサイドマン 松村正人 ●抽象性という寛容の継承——アメリカの現代社会と前衛音楽の行く先 蓮見令麻 ●英語圏でアイラーはどのように語られてきたか——海外のジャズ評論を読む 大西穣 【コラム】アルバート・アイラーを知るための基本文献 Ⅲ 音楽分析 ▲対談 宇宙に行きかけた男、またはモダニズムとヒッピー文化を架橋する存在 菊地成孔 大谷能生 取材・文=細田成嗣 註釈=山﨑香穂 ●アルバート・アイラーの音楽的ハイブリッド性について——〈Ghosts〉の様々な変奏に顕れるオーセンティシティ 原雅明 ●カリプソとしてアイラーを聴く——根源的なカリブ性を内包する〝特別な響き〟 吉本秀純 ●アルバート・アイラーの「ホーム」はどこなのか?——偽民謡としての〈ゴースツ〉 渡邊未帆 ●アルバート・アイラーの技法——奏法分析:サックス奏者としての特徴について 吉田隆一 ●サンプリング・ソースとしての《New Grass》 山田光 【コラム】シート・ミュージックとしてのアルバート・アイラー Ⅳ 受容と広がり ●アルバート・アイラーへのオマージュ——ヨーロッパからの回答 横井一江 ▲インタビュー 《スピリチュアル・ユニティ》に胚胎するフリー・ミュージックの可能性 不破大輔 取材・文=細田成嗣 註釈=山﨑香穂 ●むかしむかし『スイングジャーナル』という雑誌でAAが注目を浴びていた——六〇年代日本のジャズ・ジャーナリズムにおけるアルバート・アイラーの受容過程について 細田成嗣 ▲インタビュー ジャズ喫茶「アイラー」の軌跡——爆音で流れるフリー・ジャズのサウンド 奈良真理子 取材・文=細田成嗣 註釈=山﨑香穂 ●アイラーとは普遍的な言語であり、体系をもたない方法論である——トリビュートを捧げるミュージシャンたち 齊藤聡 ●ポスト・アイラー・ミュージック ディスク・ガイド 選・文=細田成嗣 Ⅴ 即興、ノイズ、映画、あるいは政治性 ▲インタビュー 歌とノイズを行き来する、人類史のド真ん中をいく音楽 大友良英 取材・文=細田成嗣 註釈=山﨑香穂 ●現代から再検証するアルバート・アイラーの政治性と宗教性——ブラック・ライヴズ・マター期のジャズの先駆者として 佐久間由梨 ●録音/記録された声とヴァナキュラーのキルト 福島恵一 ●アルバート・アイラーによる映画音楽——『ニューヨーク・アイ・アンド・イヤー・コントロール』をめぐって 長門洋平 ●制約からの自由、あるいは自由へと向けた制約——アルバート・アイラーの即興性に関する覚書 細田成嗣 Ⅵ 想像力の展開 ●破壊せよ、とアイラーは言った、と中上健次は書いた 佐々木敦 ●少年は「じゆう」と叫び、沈みつづけた。 吉田アミ ▲対談 祈りとしての音楽、または個人の生を超えた意志の伝承 纐纈雅代 吉田野乃子 取材・文=細田成嗣 註釈=山﨑香穂 ●ジャズとポスト・ドキュメンタリー的「ポップ」の体制——《ニュー・グラス》について imdkm ●アイラー的霊性——宗教のアウトサイダー 後藤護 【コラム】ドキュメンタリー映画『マイ・ネーム・イズ・アルバート・アイラー』について Ⅶ クロニクル・アイラー ●アルバート・アイラー 年譜 一九三六—一九七〇 作成=細田成嗣 ●ALBERT AYLER DISCOGRAPHY 自由爵士音盤取調掛 ——Index of Recording Dates ——第3巻の真実 ——スピリッツ講話 ——ベルズ報告 ●後書 ●索引 註釈=山﨑香穂 ●執筆者プロフィール
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スピッツ論 「分裂」するポップ・ミュージック
¥1,870
SOLD OUT
著者:伏見瞬 発行元:イースト・プレス 280ページ 188mm × 128mm ソフトカバー ~出版社紹介文より~ なぜ、スピッツはこれほどまでに愛されるのか? ポップでマニアック、優しく恐ろしく、爽やかにエロティック。 稀代のバンドの魅力を「分裂」というキーワードで読み解く画期的論考。 【目次】 第1章 密やかさについて ─ “個人”と“社会” 第2章 コミュニケーションについて ─ “有名”と“無名” 第3章 サウンドについて ─ “とげ”と“まる” 第4章 メロディについて ─ “反復”と“変化” 第5章 国について ─ “日本”と“アメリカ” 第6章 居場所について ─ “中心”と“周縁” 第7章 性について ─ “エロス”と“ノスタルジア” 第8章 憧れについて ─ “人間”と“野生” 第9章 揺動(グルーヴ)について ─ “生”と“死”
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魂の形式 コレット・マニー論
¥2,420
著者:中村隆之 発行元:カンパニー社 256ページ 188mm × 128mm ソフトカバー ~出版社紹介文より~ 没後約四半世紀、今なお熱狂的なファンを持つフランス音楽史上最も偉大な歌手コレット・マニーの評伝、入門書にして世界初の研究書。 コレット・マニーとは誰か——歌詞、インタビュー、著述等のテクストを考察し、一人の人間がいかにしてほかならぬその人となったのかを明らかにする。社会的強者が作り出す基準から著しく逸脱するコレット・マニーの声は、「鉱山労働者、移民労働者、第三世界の民衆、黒人奴隷、女性、性的少数者、知的障害の子、家畜化された動物や無数の海鳥が形成する無名の共同体の声」となり、周縁的存在の集合が音楽的自由に直結する稀有な芸術形式、魂を揺さぶるマイナー音楽となる。 【目次】 ●序章 コレット・マニー研究とは何か 問題の所在 方法論 先行研究と資料 本書の構成 ●第一章 フランスのブルーズ歌手 (1926–63年) テレビのなかの「スター歌手」 歌手を目指すまで デビュー――オーディション、ミレイユとの出会い オランピア劇場 最初のEP盤《メロコトン》 ショービジネス界からの訣別の意味するもの ●第二章 政治的シャンソンはフリーを目指す (1963–67年) 政治的シャンソンの時代へ 最初の政治的EP盤《キューバ万歳》 《チュイルリー宮》に仕掛けられた爆弾 フランス最初期のフリージャズ・レコード《すべて終わり》 さらなる表現の前衛へ――ビュラビュラ、アルトー、ジャバウォッキー ●第三章 「六八年五月」からブラックパンサー党との共闘へ (1967–72年) 孤独と連帯 ベトナムとの連帯 マニーの〈六八年五月〉 《火とリズム》と黒人差別への怒り ブラックパンサー党に捧げたアルバム《レプレッション》 ルポルタージュとしての歌――フランス北部の炭鉱労働者とスペイン・バスク地方の神父のために ●第四章 政治主義の彼方へ (1972–79年) 政治的であるよりも人間的であること 北アフリカの移民労働者に捧げたアルバム《ペニャ・コンガ》 チリ支援のためのヌエバ・カンシオン 政治主義との訣別とフリージャズを通じた再生 マニー作品の極点《顔゠村》 イスラエル/パレスチナ問題に捧げた音楽劇 障害を抱える子たちの声、この子たちの呟きを歌にすること ●第五章 自由であり続ける、最後の日まで (1979–92年) 妥協なき表現の探究 「わが兄」アルトーへの愛 スタンダード・ナンバーに託されたカミングアウト 《ケヴォーク》あるいは馴致不能のホロホロ鳥 いくつかの断片 アンコールとしてのラストアルバム《未発表曲集 九一年》 ●終章 魂の形式 ●あとがき ●ディスコグラフィー ●主要参考文献 ●人名索引
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使ってはいけない言葉
¥1,430
著者:忌野清志郎 発行元:百万年書房 224ページ 175mm × 115mm ~出版社紹介文より~ あの人の人生がつまらないのは、キヨシローを知らないからだ。 「不世出のバンドマン・忌野清志郎を初めて知る人でも手に取りやすい、キヨシローの定番書を作らなきゃ!」 と、ある日の明け方、半分寝ぼけた状態で突然思いつき、謎の使命感にかられて作った本です。 日本における「ロックバンド」の定型(フォーマット)をゼロから作ったのが、RCサクセションというバンドであり、そのフロントマンだった忌野清志郎さん(以下、キヨシロー)です。そんなキヨシローさんは2009年になくなってしまいましたが、いまだに世の中がざわついたときには「いまキヨシローが生きていたら、どうしただろう……」と、みんなが心の中で思い浮かべる存在。ボブ・マーリーやフェラ・クティがそうであるように、(キヨシローさんが好きだった)岡本太郎さんやピカソがそうであるように、キヨシローさんの言葉は未来永劫残り続ける、というか残さなきゃいけない。 そう思って声を掛けたところ、キヨシローさんとは若い頃からの旧知の間柄であるライター・山崎浩一さん、キヨシローさんと家が近所でプライベートでも交流の深かった写真家・佐内正史さんが協力してくださることになり、こうして本プロジェクトチームが発足しました。 ついついマジメになってしまいそうなとき、怒り心頭でやってらんねえと思ったとき、しんどくて泣きたくなったとき、勝負の前に気合をいれたいとき、目をつぶってランダムにページを開けてみてください。 「労働も大事ですけど、サボるってのも意外と大事だと思うんですね」 「日本全体 率直さが足りない」 「何も注意しない。注意なんかしてたら何もできない」 「ぼくはね 僕のやり方で 暮しているんです 毎日 毎日 あなたの 暮し方とは 違うんです それだけですよ」 きっと刺さる言葉が見つかります。 現代のファンはもちろんのこと、これから生まれてくるであろう新しいキヨシローファンのためにも作った、永遠に古びない名言集です。
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Thank You RAMONES
¥1,980
著者:yuki kuroyanagi 出版社:リトルモア 218ページ 210mm × 148mm ソフトカバー ~出版社紹介文より~ 何かを本気で好きになったことはありますか? 1996年、ラモーンズ解散。 2014年までにオリジナルメンバー全員死去。 しかし、世界で唯一活動を続けている日本のファンクラブには、バンドの現役時代を知らない若いファンの入会があとを絶たない。 会長のyuki kuroyanagiは、そんな彼ら、彼女たちのピュアな想いに衝き動かされ、ともにニューヨーク、LAのラモーンズ聖地巡礼の旅に出る──。 【著者プロフィール】 yuki kuroyanagi(ゆき・くろやなぎ) シンコーミュージック・エンタテイメントの雑誌『BURRN!』創刊メンバー。編集部に数年在籍後に渡米、ニューヨークで撮影スタジオに勤務しながらCBGBに通って写真を学ぶ。帰国後スタジオに勤務し、フリーの写真家に。フジロックやサマーソニックなど、日本を代表するフェスティバルには初回から参加し現在も関わっている。洋楽ロックの現場で活動する一方で、スポーツや映画、政治など、撮影の場は多岐にわたる。また韓国ロックシーンにも詳しく、レーベルを立ちあげた経験もある。 1992年にジョニー・ラモーンの要請を受け、ラモーンズファンクラブ・ジャパンの運営を始める。ジョニーとは長きにわたって交流があり、交わした手紙は100通以上に及ぶ。 著書に『I Love RAMONES』(リトルモア)、『メタル現場主義』(シンコーミュージック)がある。