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その本はまだルリユールされていない
¥1,870
著者:坂本葵 発行元:平凡社 240ページ 195mm × 135mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** ルリユール relieurとは、フランス語で「もう一度?する/し直す」という意味の〈re〉と、「(糸で)綴じる」という意味の〈lier〉、これら2つの単語を合わせた言葉であり、本書では、手製本する作業のことをあらわしています。 物語は、司法書士になる夢をあきらめた主人公まふみが、非正規職員の図書館司書として母校の小学校に赴任するため、実家近くのアパート「リーブル荘」に引っ越してくるところから始まります。ルリユール工房を併設するリーブル荘には、世界的な製本家として活躍する綺堂瀧子(きどう・たきこ)親方とその孫で天才製本家の由良子(ゆらこ)が暮らしています。まふみは小学校の司書として子どもたちが抱える様々な問題に直面しながらも、親方と由良子を通じて製本の世界に触れることで、どの本の背景にも人間の物語があり、本が人の心を救いうることを学んでゆきます。
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おめでたい人
¥2,090
著者:寺井奈緒美 発行元:左右社 212ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 歌人・土人形作家・エッセイストとして大注目の著者が「おめでたい」をテーマに書き下ろした最新エッセイ集。ささやかでちょっと間抜けな暮らしをことほぐエッセイ&短歌28篇!
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SISTER“FOOT”EMPATHY(シスター フット エンパシー)
¥1,760
SOLD OUT
著者:ブレイディみかこ 発行元:集英社 272ページ 180mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** シスターフッドがポリティカルになりすぎると、それはシスターたちのあいだに分断や対立をもたらすことにもなりかねない。その一方で、シスターフッドが政治に無関心になりすぎると、互いの涙を拭い合うばかりで、「元気を出して明日からまた同じ日常を頑張ろう」という激励会になり、つらい日常を変えていこうという動きに発展しない。 ーー本書「はじめに」より 2022年から雑誌『SPUR』に連載されているコラムを新たに加筆修正。コロナ禍以降の社会の動きを鋭く見つめ、これからの世界とわたしたちを考えるための、エンパワメント・エッセイ集。 ◎アイスランド発「ウィメンズ・ストライキ」の“共謀”に学ぼう ◎シスターフッドのドレスコードはむしろ「差異万歳!」 ◎完璧じゃないわたしたちでいい ◎焼き芋とドーナツ。食べ物から考える女性の労働環境 ◎古い定説を覆すママアスリートの存在 ……etc. 無駄に分断されず、共に地べたに足をつけてつながる。前に進むための力が湧く39編を収録!
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今日もよく生きた ニューヨーク流、自分の愛で方
¥1,760
SOLD OUT
著者:佐久間裕美子 発行元:光文社 184ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** ニューヨークに暮らして約30年。この街で出会った人々から教えてもらい、少しずつ築き上げたセルフケア、セルフラブの道具箱のおかげで、なんとか自分らしく生き抜いてきた。 揃えた道具を取り出しては自分という存在を理解すること、許すこと、愛することを身につけるためのすべを、もがきながら習得しようとしてきた著者。呑気に無傷で生きるなんてできない社会の中で、「今日もよく生きた」と自分に言ってあげたくなる一冊。
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1994-2024 ミルクマン斉藤レトロスペクティブ 京阪神エルマガジン社の映画評論集
¥3,200
SOLD OUT
著者:ミルクマン斉藤 発行元:京阪神エルマガジン 600ページ 188mm × 128mm ソフトカバー ************************* 出版社紹介文より ************************* 2024年1月に逝去した映画評家・ミルクマン斉藤。その活動のスタートは、1994年『Meets Regional』への寄稿だった。以降、30年に及ぶ『Meets』『SAVVY』『月刊誌LLmagazine』をはじめとする、京阪神エルマガジン社の媒体で執筆した膨大な量の原稿を書籍化。ミルクマン斉藤と深いかかわりを持つ執筆陣によるコラムも収録。不世出の映画評論家である斉藤氏の集大成として、また90年代以降の、映画文化の貴重な記録集となっている。 【目次】 はじめに Meets Regional 1994.1~1999.10 Meets Regional 2006.5~2011.11 Column. ♯1 試写室の闇の恐怖!午後にからまるアングラ魂/沢田眉香子 Meets Regional 2011.12~2023.4 Column. ♯2 好きなこと、で生きる。/安田謙一 Meets Regional 2023.5~2024.2 Column. ♯3 『最後の連載を担当して』日記。/松尾修平 SAVVY 1994.4~1998.4 SAVVY 2005.1~2007.3 Column. ♯4 ただ楽しかった、その感覚は鮮明に。/岡本仁 Column. ♯5 後世に伝えるべき最高の映画評論家。/小柳帝 SAVVY 2007.4~2010.10 SAVVY 2009.6~2017.5 Lmagazine 1997.5~1999.5 Lmagazine 1999.6~2000.12 Column. ♯6 もう一度「ミルクマ~ン」と呼びたくて。/辛島いづみ Lmagazine 2001.1~2007.6 Lmagazine 2007.7~2009.2 Column. ♯7 キャッチを付けるのは、私だって苦手だし、面倒だという話。/嶋津善之 Book and Mook 2005、2009 Lmaga.jp 2014.2~2023.9 Column. ♯8 でも、まだ言っている。/春岡勇二 The Long Goodbye ミルクマン斉藤と長いお別れ 超個人的9つの思い出話 あとがきにかえて 田中知之 Special thanks 編集部より/おわりに
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漫画選集 ザジ Vol.3
¥1,760
編者:点滅社編集部 発行元:点滅社 374ページ 210mm × 148mm ソフトカバー ************************* 出版社紹介文より ************************* オルタナティブを模索する漫画誌第三弾。 大きな出版社ではなかなか読むことができない短編漫画を29編収録。 ガロ、アックス、架空、銀星倶楽部、ラモーンズなどに憧れて製作しました。 闇鍋感とアングラ感がより一層強くなりました。378ページの大ボリュームです。 表紙の装画は山川直人さん。テーマは「野垂れ死に」。 読むと自分もなにかやりたくなる、そんな力を持った一冊です。 【目次】 山川直人 「うしろの正面」 p.5 さきふみこ 「ミミ」 p.15 不吉霊二 「HAPPY BIRTHDAY」 p.29 校長先生 「ホームドラマ」 p.51 おんちみどり 「自壊録」 p.65 沖永和架奈 「西瓜を買う道」 p.75 不死デスク 「白酒攻略法 他・短編」 p.93 野木久司 「山間の幻影」 p.107 七野ワビせん 「ドッペルゲンガー」 p.121 とあるアラ子 「吐瀉物」 p.131 亜蘭トーチカ 「先に死ぬ人」 p.141 ゐ忌レ 「トイレその他」 p.153 黒星光子 「赤い蝶」 p.161 浄土るる 「月すごい綺麗だね」 p.175 HOSHI368 「ストローヘッドスカイスター」 p.183 大当遺跡 「寒天日記」 p.197 夢廻リナ 「夢廻リナのエッセイよりディスニーの方が面白い」 p.211 terayama 「部活なんて大嫌いだ!!!」 p.225 肥溜め 「通信・経路」 p.239 ゴム製のユウヤ 「狼たちの断頭台」 p.253 無 p.267 もちだころ 「世界のひみつ」 p.281 副島あすか 「海に向かう女」 p.295 臼田ルリ 「小遡行」 p305 輝輔 「泣きたいとき泣いて」 p.315 花園照輝 「手のひらを太陽に」 p.329 松本剛 「転旋」 p.339 大橋裕之 「未来」 p.349 杉作J太郎 「気になるアイツ」 p.359 無力映画会:出張編 「たけし映画への愛を語ろう」 p.370
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犬の看板探訪記 関東編
¥2,090
著者:太田靖久 発行元:小鳥書房 256ページ 182mm × 130mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 犬の看板とは、「犬のフンを持ち帰りましょう」などといった文言とともに道に貼られている、美化啓発をうながす看板のこと。 犬看が好き、散歩も好き、そしてなにより犬が好き! これは、犬と犬看を愛してやまない小説家による渾身の犬愛(ワンワン・ラブ)偏愛録である。 大都会の真ん中から人里離れた山奥まで。史跡名勝などには目もくれず、ただひたすらにまだ見ぬ犬看を探し求める……。 関東地方を西へ東へ歩き回って発見した犬看は、なんと全412枚! その1枚1枚に対する愛を、著者のユニークな語り口とオールカラー写真で楽しめる1冊。 読み終わる頃にはきっとあなたも、町の犬看に自然と目が吸い寄せられるようになっているはず! 【ゲストも道連れ珍道中!】 ・滝口悠生(小説家) ・田中さとみ(詩人) ・鴻池留衣(小説家) ・わかしょ文庫(作家) 【目次】 プロローグ 〈第一回〉埼玉犬・志木駅編 〈第二回〉東京犬・23区編 その1 番外編 東京・世田谷犬編 〈第三回〉群馬犬編 〈第四回〉東京犬・都下編 ゲスト:滝口悠生 〈第五回〉茨城犬編 〈第六回〉茨城犬と埼玉犬・おかわり編 〈第七回〉山静地方・静岡犬と山梨犬編 ゲスト:田中さとみ 〈第八回〉福岡犬・遠征編 〈第九回〉神奈川犬編 ゲスト:鴻池留衣 〈第十回〉千葉犬編 〈第十一回〉東京犬・23区編 その2とその3 ゲスト:わかしょ文庫 〈第十二回〉栃木犬編 〈第十三回〉関東犬・追憶編と参拝編 解説 嶋 浩一郎 エピローグ
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MY ROOM MY AUDIO 十人十色オーディオ部屋探訪
¥2,750
著者:寺島靖国 発行元:DU BOOKS 296ページ(オールカラー) 210mm × 148mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 7人に聞く、自分にとって最高の音楽環境とは? 音楽家、評論家、ジャズ喫茶、オーディオファンまで70人69部屋、ステイホーム時代の部屋聴きオーディオ聴き比べ! 「JAZZ JAPAN」の大好評連載をオールカラーで集大成。 新規追加ページとして、寺島靖国逆取材。最新オーディオ部屋初公開! 訪れた部屋のオーディオで実際に試聴した、ジャズ&オーディオ必聴盤200枚も掲載。
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浮世絵のみかた
¥2,970
著者:フランク・ロイド・ライト 訳者:上杉隼人 発行元:作品社 208ページ 210mm × 148mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 〈世界的建築家〉は、日本の浮世絵と美意識に魅了された〈世界的収集家〉だった。 近代建築の巨匠ライトが遺した、浮世絵にまつわる評論/エッセイを一冊にまとめる、本邦初の書籍! ライトが日本で収集し、アメリカに持ち帰った作品のカラー図版、96点を収録!
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ワイルドサイド漂流記 歌舞伎町・西成・インド・その他の街
¥1,760
著者:國友公司 発行元:文藝春秋 208ぺージ 188mm × 128mm ソフトカバー ************************* 出版社紹介文より ************************* ページをめくるたびに恐ろしくなる。 でもその恐ろしさに惹かれて、僕も旅に出たくなる。 國友氏の『冒険の書』は、まるで呪いだ。――清野とおる(漫画家) 歌舞伎町、西成、インド、モンゴル――行く先々で、衝撃的な出来事に次から次へと巻き込まれる。旅の途中で出会うのは、なぜか決まってラスボス級にパンチの効いた人間ばかり。時に命すら危険に晒し、「こんなはずじゃなかったのに……」と愕然とすることもしばしば発生。しかし、カオスで制御不能な状況であればあるほど、面白がって最終的にはすべてを人生の糧にしてしまう。気づけばワイルドサイドを全力疾走している著者のタフな野次馬精神が生んだ、大いに笑えてパワーがみなぎるエクストリームなエッセイ集。 ■収録エピソード例 「化石になったドヤの住人を発掘する」 かつての同僚で前科九犯のシャブ中、青山さん。自衛隊→マグロ漁船→右翼→ヤクザというキャリアを歩んだ宮崎さん。出会い系サイトに「君の執事になりたい」と書き込んでいた「執オジ」。彼らは今どうしているのか? 「憂鬱で退廃的なゲイ風俗店の待機室」 就職せず男娼になった私は、野球部の後輩キャラ「ゆうた」&格闘技系男子「てつや」として指名を取りまくっていた。アクの強い常連客の要求に応え、労働に勤しむが、店のオーナーの逮捕によってモラトリアムは終焉を迎える。 「『トゥモローホース』の悪夢」 モンゴルの山奥で出会った某俳優似の男が繰り返し口にする「トゥモローホース、OK?」。その問いかけの真意が明らかになったとき、私は絶叫しながらMMAファイターばりの本気のファイティングポーズをとるはめに。 「歌舞伎町のラブホテルを不法占拠する蟹の密漁おじさん」 「ヤクザマンション」を引き払い新居で暮らし始めた矢先、駐車場を占領している謎の男性を発見。路上で大量の空き缶を集め、金魚と暮らすおじさんが見つけた“安住の地”は、歌舞伎町の奥に佇む廃ラブホテルだった。 【目次】 まえがき 〈西成〉 来るとすべてがどうでもよくなる街 カラオケ居酒屋で一人、德永英明を唄いたい 百万円民泊の謎に迫る 化石になったドヤの住人を発掘する 最後の住人を静かに見守る「ホテルA」 〈モンゴル〉 「田舎はたまに行くからいい」は本当か ウランバートルは意外と都会だった 筋トレに取り憑かれたモンゴルの青年ベルック 床屋が異常に多い街・ウルギーで総書記になる アル中のカザフ族と八時間かけてアルタイ山脈越え 「トゥモローホース」の悪夢 〈インド・ネパール〉 インド最下層列車に現れたギャングたち コルカタの野戦病院に倒れる バラナシの死体焼き場で神様に恐喝される カトマンズで見た月収二万円の生活 ニューデリーの最凶売春地帯で監禁未遂 〈東京(新宿・上野)〉 だから、私は男娼になった 憂鬱で退廃的なゲイ風俗店の待機室 「パリジェンヌ」で優雅なコーヒータイムを 歌舞伎町のラブホテルを不法占拠する蟹の密漁おじさん このままずっと、新宿に住むものだと思っていた 〈横浜〉 横浜のワイルドサイドを駆け巡る ドヤ街の真ん中に別宅を借りてみた 「新宿と横浜」二拠点生活のススメ このままずっと、駅徒歩二十五分の街に住んでいたい あとがき
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フォルモサ南方奇譚
¥2,750
著者:倉本知明 発行元:春秋社 368ページ 188mm × 128mm ソフトカバー ************************* 出版社紹介文より ************************* 日本軍に切り落とされた亀神の首、城壁にかけられた三百年のマジナイ、湖に暮らす龍の母子、祖霊が眠る山に隠された黄金郷。無縁仏の怨霊に異神、義民に逆賊、西洋の「文明人」と原住民の頭目、帝国の支配に抗して蜂起した匪賊……。 大国による支配の痕跡と土着の文化が絡み合う、神々の楽園・台湾のディープ・サウス。歴史と伝承の狭間にある数々の奇譚から、すでにないのにそこにある、台湾の「いま」へと迫る17章。各章末に怪談コラムを付す。〔カラー口絵16頁〕 【目次】 口絵 はじめに 1 羅漢門の皇帝陛下 遊園地の思い出 2 客家と仮黎(ガライ) よそ者たちが唱った故郷 墓地に響く歌声 3 清あるを知って日本あるを知らず 六堆客家興亡史 Y字路の怪談 4 左営旧城三百年のマジナイ 骨 5 高雄版ドラゴンクエスト 曹公と龍の母子たち 義賊と知県 6 伝説の黄金郷を探して 死者をのせたバス 7 浸水営古道クロニクル 忘れられた騒乱 祖霊の声 8 亡霊たちの眠る町 タイワンザルと博物学者 エレベーター前に立つ女鬼 9 荖濃渓サバイバル 帰ってきた紅毛の親戚と合従連衡するマイノリティ 集落を救った少年 10 瑯嶠八宝公主譚 カミさまとなったおひいさま 心に住む鬼 11 1871漂流民狂詩曲(ラプソディー) トイレの「小紅」さん 12 ワタシハダレ? 台湾出兵と忘れられた拉致事件 赤い目のパリ 13 「鬼」をもって神兵となす とある婚姻 14 神を燃やす 仏さまとなった羅漢脚 15 土匪と観音、ときどきパレスチナ ハリネズミになった男 16 フォルモサ水滸伝 媽祖VS玄天上帝 下淡水渓法力大合戦 17 生きべくんば農民と共に、死すべくんば農民のために 宙に浮く棺桶 主要参考文献
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まさか私がクビですか? なぜか裁判沙汰になった人たちの告白
¥1,980
SOLD OUT
著者:日経新聞「壊れた天秤」取材班 発行元:日経BP 320ページ 188mm × 128mm ソフトカバー ************************* 出版社紹介文より ************************* 法廷で次々明らかになる、本当にあった怖い話。 ◎パパ活なのか、恋なのか? 会社役員が「恋人」と信じた女子高生には「本当の彼氏」がいた ◎泥酔で失った商社内定。入社歓迎会で吐いた「記憶にない暴言」の重過ぎる代償 ◎銀行副店長が解雇されたあまりにも些細な理由。洗剤の試供品を持ち帰ったら「窃盗」に? ……積水ハウス「地面師事件」にソフトバンク部長の隠れ副業、有名企業の社員も例外ではなく、私たちの日常は意外に怖い。身につまされて学びになるリーガル・ノンフィクション。日本経済新聞電子版の人気連載を書籍化。 【目次】 【第1章】会社員たちの転落劇。小さな慢心が悲劇を呼ぶ 洗剤「お持ち帰り」で失った銀行副店長のポスト。懲戒解雇はやりすぎか?/入社歓迎会で泥酔からの暴言、失った「商社内定」の切符は重かった…… 【第2章】まさか、あの会社で。有名企業のスキャンダル ソニー生命不正送金、詐欺でも「返した」ビットコイン運用益は53億円/隠れ副業の負債で追い込まれたソフトバンク部長、起死回生策は投資詐欺…… 【第3章】平穏な家庭が壊れていく。溶けていくお金に、ご近所トラブル 「仕組み債」で1000万円を溶かした母、証券会社の責任は?/たった1人の住人が乱す平穏、マンション理事長は103号室の競売を求めた…… 【第4章】会社員はつらいよ。今どき職場の悲喜こもごも 「文句があるなら代案を出せ!」、会議で手が出て1億4000万円の賠償請求/チャットでこぼした愚痴が社長に知られ、「テレワーク禁止」からの自主退職…… 【第5章】パパ活なのか、恋なのか。男女のすれ違いが事件になるとき 理事長の秘密の「隠し子」、母が書いた誓約書は子を縛るのか?/認知症の妻を絞殺した元大学教授、「妻がここにいて、ワイン1杯があれば」…… 【第6章】秘密資金に粉飾、脱税……闇落ちする経営者たち 秘密資金2800億円に騙された外食チェーン会長、「まだ先生らを信じたい」/「自分の代で潰すわけにはいかない」、100年企業を守るため手を染めた粉飾…… 【第7章】職場であった本当に怖い話。日常に流れる狂気 上司を消火器で殴打、「パワハラを受けた」の主張は認められなかった/勤務中にパンダのかぶり物、「最低評価を目指す」という社員をどうする?…… 【第8章】SNSの闇。バズリから生まれる誹謗中傷、毀誉褒貶 編み物系ユーチューバーが削除申請を乱用、ライバル動画を次々と封殺/「バズる」動画で"男気"が売りの社長が暴走、ハラスメントで訴えられる…… 【第9章】若者たちの心に、司法はどこまで迫れるだろうか 歌舞伎町リンチ死、「トー横」に集まる若者たちの希薄な関係と暴力性/東大前刺傷事件、「偏差値70以下は人間じゃない」と語った少年の嗚咽……