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はじめの穴 終わりの口
¥1,100
著者:井坂洋子 発行元:幻戯書房 発行年:2010年12月1日 第1刷 253ページ 197mm × 138mm ハードカバー 【状態】 目立った汚れや傷みは無く、全体的にキレイです。 ※こちらの商品は店頭でも販売しております。品切れの場合もございますので予めご了承ください。
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キャラメル工場から(ちくま文庫)
¥968
著者:佐多稲子 発行元:筑摩書房 288ページ 文庫判 148mm × 105mm *********************** 出版社紹介文より *********************** 少女工員の労働の日々を描く第一作「キャラメル工場から」をはじめ、労働、地下活動、戦争の経験などを描き昭和を駆け抜けた作家、最良の短篇選集。 *********************** 店主コメント *********************** 生まれながらの境遇や世間の厳しさに打ちひしがれる女性の姿が描かれた短篇集。 著者はしっかりと主人公たちに寄り添っていますが、誇張などはせず透徹なまなざしで情景を描写しています。 「水」という掌編では、主人公・幾代のたったひとつの何気ない行動に彼女の人間性を集約させている。ジワジワと沁みる傑作です!
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ロゴスと巻貝
¥1,980
SOLD OUT
著者:小津夜景 発行元:アノニマスタジオ 253ページ 195mm × 135mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 小津夜景とは何者なのかが垣間見える 40篇の読書エッセイ 山本貴光さん(文筆家・ゲーム作家)推薦 細切れに、駆け足で、何度でも、這うように、 本がなくても、わからなくてもーー 読書とはこんなにも自由なのですね、小津さん 小津夜景さんはフランス・ニース在住の俳人です。綴る文章は言葉のつながりが瑞々しく、しなやかな連想に魅力があります。これまでの著作では谷川俊太郎さんなどから帯の推薦コメントをもらい、書籍が文庫化するなど注目が集まっています。新刊『ロゴスと巻貝』は単なる読書エッセイではなく、これまでの小津さんの人生と、そこから結びつく本の記憶を手繰り寄せ、芳醇な言葉の群で紡ぎ合わせ、過去と現在、本と日常、本の読み方、人との交際などについて綴った一冊になっています。
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野尻抱影 星は周る
¥1,540
著者:野尻 発行元:平凡社 224ページ 182mm × 115mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 古今東西の文学や民俗を渉猟し、軽妙洒脱な筆致で星を紹介した「星の文人」野尻抱影。星との出会い、抱影が特に愛したオリオン座やシリウス、四季折々の星にまつわる話などを厳選。 STANDARD BOOKSは、百科事典の平凡社が提案する新しい随筆シリーズです。 科学と文学、双方を横断する知性を持つ科学者・作家の珠玉の作品を集め、一作家を一冊で紹介します。 今の世の中に足りないもの、それは現代に渦巻く膨大な情報のただなかにあっても、確固とした基準となる上質な知ではないでしょうか。自分の頭で考えるための指標、すなわち「知のスタンダード」となる文章を提案する。そんな意味を込めて、このシリーズを「STANDARD BOOKS」と名づけました。
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シュークリーム
¥2,200
SOLD OUT
著者:内田百閒 発行元:灯光舎 160ページ 183mm × 123mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 書物の愛好家はもとより、作者や作品ないしは読書そのものへの入り口にしてほしいという想いのもと、「小品」をコンセプトに刊行してきた「灯光舎 本のともしび」第1期最終巻。 第1期の最後を飾るのはいまも根強いファンが多い文豪・内田百閒。敬愛してやまなかった師・夏目漱石にお金を借りに行く諧謔のきいた随筆から古郷・岡山と祖母のおもかげを語る小話「シュークリーム」など7作品を収録。 ちょっと悲しくておかしい百閒独特のユーモアや、収録作「昇天」に感じる怪奇的な世界観など百閒文学の旨みを凝縮した1冊。本や文学に親しむきっかけを与えてくれる小品集です。 【目次】 ・漱石先生臨終記 ・長春香 ・昇天 ・掻痒記 ・乱れ輪舌FOT ・寺田寅彦博士 ・シュークリーム
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教科書名短篇 科学随筆集(中公文庫)
¥770
SOLD OUT
編者:中央公論新社 発行元:中央公論新社 248ページ 文庫判 148mm × 105mm ************************ 出版社紹介文より ************************ 科学者にして名文家であった寺田寅彦、中谷宇吉郎、湯川秀樹。国語教科書で彼らの文章と出会い、科学への扉を開かれた者は多い。この三人を中心に、岡潔、矢野健太郎、福井謙一、日高敏隆の名随筆を収録する。考えるよろこび、知るたのしさを味わえる「教科書名短篇」シリーズ唯一の随筆集。 【目次】 科学者とあたま他六篇/寺田寅彦 (科学者とあたま/簑虫と蜘蛛/蜂が団子をこしらえる話/茶碗の湯/藤の実/鳶と油揚/とんぼ) 地球の円い話他三篇/中谷宇吉郎 (科学以前の心/地球の円い話/立春の卵/科学の限界) 詩と科学他八篇/湯川秀樹 (詩と科学/原子と人間(詩)/科学と環境/目と手と心/単数と複数/具象以前/創造性の尊重/少数意見/アインシュタイン先生の想い出) 発見の鋭い喜び/岡 潔 科学的なものの考え方/矢野健太郎 広く学ぶ心/福井謙一 チョウの飛ぶ道/日高敏隆
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かめれおん日記
¥1,870
SOLD OUT
著者:中島敦 発行元:灯光舎 112ページ 180mm × 122mm ハードカバー ~出版社紹介文より~ 小品をもって、作者や作品との出会い、本との出会いの場へと誘う「灯光舎 本のともしびシリーズ」第3弾は中国の古典世界を材にした『山月記』や『李陵』などを描いた作家・中島敦の作品3編をお届けします。 パラオ滞在中に出会った島民の女性をユーモラスに親しみあるまなざしで描いた「マリヤン」、ある南の島に伝わったとされる昔話を題材に描いた「幸福」、そしてタイトルとなった「かめれおん日記」を収録。自身の望まぬ環境と喘息の持病に悩むある教師が、突然生徒から渡されたカメレオンを飼育することになる。その珍奇な小動物の観察から、「自身への呵責と省察」が思索的に展開し、現実と内面の世界を往還する。環境に適応できずに衰弱する「かめれおん」と何とか今の状況から脱却を試みる人間が鮮明に描かれる。 南島の自然や人々への愛情あるまなざしと自身の内面をえぐる鋭い観察に加えて、時にシニカルとユーモアを漂わせて精彩をはなつ作品たちをお届けします。また、中島敦の妹・折原澄子氏によるエッセイ『兄と私』を収録。兄・中島敦との想い出と人柄をていねいに描くみごとな文章も必見。 【目次】 ・マリヤン ・幸福 ・かめれおん日記 ・兄と私 ・撰者あとがき
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新編 ひたむきな人々 ―近代小説の情熱家たち―
¥2,365
SOLD OUT
編者:外村彰 出版社:龜鳴屋 296ページ 188mm × 127mm ソフトカバー ~出版社紹介文より~ 帰って来た、ひたむきな人々。 売切れだったを旧版を、6編入換え新装刊行。 損得を顧みず生命の高揚感を希求する、さまざまな人々が登場 本書は大学の講義用テキストとして制作したアンソロジーですが、一般販売もいたします。あらためて名作アレコレを読み直してみては如何でしょうか。 【収録作】 [収録作] 心よ 八木重吉 画の悲み 国木田独歩 幻影の盾(抄) 夏目漱石 ローン河のほとり 永井荷風 刺青 谷崎潤一郎 清兵衛と瓢箪 志賀直哉 安井夫人 森鷗外 恩讐の彼方に(抄) 菊池寛 尾生の信 芥川龍之介 毒もみのすきな署長さん 宮沢賢治 名人伝 中島敦 手袋を買いに 新見南吉 たまむしのずしの物語 平塚武二 絵本(抄) 田宮虎彦 ママゴト 城昌幸 草野球の球審 井伏鱒二 連(抄) 宮尾登美子 岩塩の袋(抄) 田中小実昌 生涯 井上靖 ~店主コメント~ こだわりの造本に定評がある龜鳴屋(かめなくや)。知る人ぞ知る金沢の出版社です。 限定部数で刊行しているため品切れのタイトルも少なくありません。 『ひたむきな人々』も旧版は絶版ですが、新装版として復刊してくれました。 この機会にぜひ!