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生きものハイウェイ
¥1,760
SOLD OUT
著者:佐々木洋 絵:中村一般 発行元:雷鳥社 208ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 地図にはないけど無数に存在している 「生きものの通り道」に気づくと世界はもっとおもしろい 生き物ハイウェイとは、生き物の通り道のこと。この本では、私たちの身近な場所に張り巡らされた「生き物ハイウェイ」を、10のフィールドに分けて紹介します。さらに、そこから焦点をより近づけて、電柱・道路標識・プランターの下・中央分離帯・墓石・朽木の中・ドングリ・郵便受け・セーターなど、それぞれのユニークなハイウェイコースを探します。生き物は、昆虫、爬虫類、鳥、魚、哺乳類など、さまざまなタイプが登場。 著者は、30年以上自然観察を続けてきた佐々木洋さん。その経験を活かして、生き物の通り道はもちろん、特徴・出没ポイント・観察時期・名前の由来なども、豊富な知識と雑学を織り交ぜながらユーモアたっぷりに解説。何かが動いているような気配の漂う、中村一般さんのイラストと合わせて、ぜひお楽しみください。
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庭のかたちが生まれるとき 庭園の詩学と庭師の知恵
¥2,860
著者:山内朋樹 発行元:フィルムアート社 384ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 徹底的に庭を見よ! 作庭現場のフィールドワークから、庭の造形を考え、庭師の生態を観察し、庭のなりたちを記述していく、新感覚の庭園論がここに誕生! 庭師であり美学者でもあるというユニークなバックグラウンドを持つ注目の研究者・山内朋樹の待望の初単著。 庭を見るとき、わたしたちはなにを見ているのか? 庭をつくるとき、庭師たちはなにをしているのか? そもそも、庭のかたちはなぜこうなっているのか? 本書は庭師であり美学研究者でもある山内朋樹が、 京都福知山の観音寺を訪ね、その大聖院庭園作庭工事のフィールドワークをもとに、庭のつくられ方を記録した「令和・作庭記」である。 庭について、石組について、植栽について、空間について、流れについて、部分と全体について…… 制作のプロセスを徹底的に観察するとともに、その造形(かたち・構造)の論理を分析し、「制作されるもの」と「制作するもの」の間に起きていることを思考する。ミクロの視点で時間軸を引き伸ばしながら、かたちが生まれるその瞬間を丹念に解読していく、他に類を見ない新しい「制作論」。 本書を読んだ後には、これまで見ていた庭や、木々や、石や、そして景色の見え方が変わって見える! 【目次】 はじめに——ぼくが庭のフィールドワークに出る理由 第1章 石の求めるところにしたがって〈庭園の詩学①〉 1 ただの石から見られる石へ 2 つくる行為をうながすもの 3 他性の濁流をおさめる 第2章 集団制作の現場から〈庭師の知恵①〉 1 不確かさのなかでともに働く 2 設計図とはなにをしているのか? 第3章 徹底的にかたちを見よ〈庭園の詩学②〉 1 石と石とが結びつくとき 2 意図しないものの蓄積とパターン 3 あってないような庭とありてある庭 第4章 物と者の共同性を縫い上げる〈庭師の知恵②〉 1 バラバラの物をDIYで結びつけよ 2 庭師の知恵と物騒な共存 3 物と踊る技術 第5章 庭をかたちづくるもの〈庭園の詩学③〉 1 造形的達成はどこからやってくる? 2 石をかたづけるときに起こること 3 質的飛躍と作庭の終わり おわりに——フィールドワークは終わらない
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後悔するイヌ、嘘をつくニワトリ 動物たちは何を考えているのか(ハヤカワ文庫NF)
¥990
著者:ペーター・ヴォールレーベン 訳者:本田雅也 発行元:早川書房 336ページ 文庫判 157mm × 106mm *********************** 出版社紹介文より *********************** 叱られると罰が悪そうな顔をするイヌ、餌がある振りをしてメンドリをおびき寄せるオンドリ、名前が呼ばれるまで礼儀正しく待つブタ、羞じらうウマ・・・・・・。 動物たちの感情や知性は私たちの想像以上に奥深い。森林の管理をしながら動物と交流してきた著者が、豊富な体験と科学的知見をもとに彼らの多彩な内面を温かく綴るエッセイ。 世界的ベストセラー『樹木たちの知られざる生活』の続篇。 『動物たちの内なる生活』を改題。
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自然をこんなふうに見てごらん 宮澤賢治のことば
¥2,090
SOLD OUT
著者:澤口たまみ 発行元:山と渓谷社 208ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 木の芽の宝石、春の速さを見る、醜い生きものはいない、風の指を見る、過去へ旅する… 自然をこんなふうに感じとってみたいと思わせる、宮澤賢治の57のことばをやさしく丁寧に紐といた一冊です。 「銀河鉄道の夜」も「注文の多い料理店」も、宮澤賢治は、おはなしの多くを自然から拾ってきたといいます。 それらの言葉から、自然を見る視点の妙や魅力をエッセイストの澤口たまみさんが優しくあたたかな目線で綴ります。 読めばきっと、こういうふうに自然を感じとってみたい、こんなふうに季節を楽しみたい、と思わせてくれるはずです。 【目次】 プロローグ 宮澤賢治が教え子たちに伝えたこと パート一 立ち止まってみる そばにある感動を見つける パート二 感動するこころと向き合って 発見を言葉にする パート三 新たな発見に出会う 視野を広げて パート四 つまらないものはない 先入観を捨ててみる パート五 暮らしとともにある自然 よりよく自然とつき合う パート六 自然を見つめるこころ 幸せを願う エピローグ 宮澤賢治が遺した、もうひとつの思い
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龍膽寺雄 焼夷弾を浴びたシャボテン(STANDARD BOOKS)
¥1,540
著者:龍膽寺雄 発行元:平凡社 224ページ 182mm × 115mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 突如文壇から姿を消した小説家は、戦後、サボテンの栽培研究で知られるようになる。サボテンを通じた「荒涼の美学」や科学観を精選。 STANDARD BOOKSは、百科事典の平凡社が提案する新しい随筆シリーズです。 科学と文学、双方を横断する知性を持つ科学者・作家の珠玉の作品を集め、一作家を一冊で紹介します。 今の世の中に足りないもの、それは現代に渦巻く膨大な情報のただなかにあっても、確固とした基準となる上質な知ではないでしょうか。自分の頭で考えるための指標、すなわち「知のスタンダード」となる文章を提案する。そんな意味を込めて、このシリーズを「STANDARD BOOKS」と名づけました。
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畦地梅太郎版画集「山男」
¥1,650
SOLD OUT
著者:畦地梅太郎 発行元:山と渓谷社 96ページ 185mm × 135mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 日本の代表的木版画家であり、「山の版画家」として知られる畦地梅太郎。 近年、再評価の気運が高まり、若い世代からもリスペクトされていますが、ここしばらく、入手しやすい版画集が市販されていませんでした。 そこで、没後15周年に当たる本年、畦地作品の代表的な連作である「山男」作品を中心にまとめた版画集を刊行。 コンパクトでお求めやすい価格ながら、70以上の作品が収められた充実した版画集となっています。 畦地ファン待望の版画集です。
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山の足音 山のえくぼ(ヤマケイ文庫)
¥990
SOLD OUT
著者:畦地梅太郎 発行元:山と渓谷社 272ページ 文庫判 148mm × 105mm *********************** 出版社紹介文より *********************** 雑誌『アルプ』に発表した画文紀行をまとめた『山の足音』と、山村、山里の風景と人々の営みを描き出す『山のえくぼ』の2冊を合本。 畦地ファン待望の一冊。 『山の足音』は随想と紀行とに分かれ、機知にあふれ読み応え。 収録原稿のうち随想の「山の果実」は雑誌連載、「峠から峠へ」「北アルプスの記」はアルプ、「信濃路の回想」は信濃毎日新聞などに掲載されたものです。 前半の山の果実は洗練された文章で読ませ、後半の紀行文はユーモアを交えたいつもの畦地節で読者を引き込みます。 『山のえくぼ』は40pほどの山の随想集。 巻頭口絵として畦地梅太郎の代表作をカラー16pにわたり掲載しています。 【内容】 山の足音:山の果実(28話)、峠から峠へ(2話)、信濃路の回想(5話)、北アルプスの記(11話) 山のえくぼ(9話)
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随筆草木志(中公文庫)
¥880
SOLD OUT
著者:牧野富太郎 発行元:中央公論新社 328ページ 文庫判 148mm × 105mm *********************** 出版社紹介文より *********************** 日本における植物分類学の祖・牧野富太郎の最初のエッセイ集。初刊は昭和11年(1936)。執筆時期は内容から察して明治(日露戦争前後)から昭和初期。牧野富太郎ならではの、軽妙洒脱な文体、気取らない表現、語り口で、植物の魅力を縦横に綴る。
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WORKSIGHT ワークサイト 17号
¥1,980
編者:WORKSIGHT編集部 発行元:コクヨ株式会社 販売元:学芸出版社 128ページ(カラー40ページ) 224mm × 152mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 植物・庭を手がかりに考察する「ベジタル(植物的)な未来」 動きもしない。語りもしない。感情ももたない。そんな「生き物」と、人間はいかにして向き合うことが可能なのか。最も身近でありながら、最も遠い生き物との関係を考えるために、これまでとは異なる人間観や倫理が、わたしたちには必要なのかもしれない。植物・庭を手がかりに「ベジタル(植物的)な未来」を考察してみる「WORKSIGHT」リニューアル第1弾。 【目次】 ◎倫理-植物の報せ 絵・写真・文=岡﨑乾二郎 ◎巻頭言・あらたな隣人 文=山下正太郎 ◎プランツケアの哲学 「人間中心」を越えるための植物談義 ◎植物こそ魂の核心 聖ヒルデガルトの植物的サイコ・フィジオ神学 文=マイケル・マーダー ◎未来はベジタル 植物哲学者マイケル・マーダーとの対話 ◎香り、夜 写真=アナイス・トンデュール ◎植物の感じ 画=小橋陽介 ◎木は呼吸しつづける 飛騨の異色木工作家・牧野泰之の挑戦 ◎境域に咲く花 レベッカ・ソルニット最新刊『オーウェルの薔薇』を読む 文=畑中章宏 ◎ベジタルな未来を読みとくブックガイド WORKSIGHT編集部が選ぶ必読の81冊 ◎ルーテッド 写真=ヘンク・ヴィルスフート ◎庭師のように考えよ ブライアン・イーノと考えたストリートデザインの新原則 文=ダン・ヒル
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園芸家12カ月 新装版
¥770
著者:カレル・チャペック 訳者:小松太郎 発行元:中央公論新社 240ページ 文庫判 148mm × 105mm *********************** 出版社紹介文より *********************** われわれ園芸家は未来に生きているのだ―――。 草花をこよなく愛したチェコの作家、カレル・チャペックが描く、園芸愛好家の幸福な熱狂に満ちた一年。そのユーモラスな筆致で世界中の読者を魅了し続ける、無類に愉快な名エッセイ。 〈新装版解説〉阿部健一
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すばらしい季節
¥1,650
SOLD OUT
著者:ターシャ・テューダー 訳者:末盛千枝子 発行元:現代企画室 36ページ 240mm × 182mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** ターシャ・テューダーの魅力が詰まった幻の名作、待望の復刊! 農場で暮らす女の子、サリーの四季には 懐かしい感じのする「幸せ」がたくさんあります。 この絵本のサリーは、あなたのことなのかもしれません。 農場で暮らす女の子、サリーは春の色をみて、夏の匂いをかぎ、秋を味わい、冬に触れ、からだじゅうで四季を感じて日々を過ごしています。五感のすべてで季節を感じること幸せを描いたこの絵本は、没後6年、いまなお多くの女性たちの心をとらえて離さない、ターシャ・テューダーの原点ともいえる作品です。
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森の来訪者たち 北欧のコテージで見つけた生命の輝き
¥2,530
著者:ニーナ・バートン 訳者:羽根由 発行元:草思社 376ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** アウグスト賞受賞のスウェーデンの巨匠がおくる、北欧版『森の生活』。 リス、ミツバチ、キツネ、ワタリドリ、アナグマ… 詩人のコテージには、さまざまな動物たちとの出会いがあふれています。 著者はその出会いに触発され、その生き物たちの「言葉」を、 詩人の感性で受け取り、自然と生命への思索を広げてゆきます。 抒情豊かな文体で紡がれる、文学とサイエンスの新たな交差点。 「スウェーデン語で『アルファベット』を意味するbokstavは、 ブナ(bok)材に文字を刻んだことに由来する…… 書くことの目的は、未来へ向けて生命の本質を伝えることではないだろうか」(本文より)
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ポール・ヴァーゼンの植物標本
¥2,200
著者:ポール・ヴァーゼン/堀江敏幸 発行元:リトルモア 148ページ 183mm × 135mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 1世紀の時を経てなお残る、花々のかすかな色。 指先の気配――。 南フランスの蚤の市の片隅に置かれた小さな箱。 中には100枚ほどの花の標本がひっそりと収められていました。 まるで絵を描くように、枝葉や花片がていねいに台紙に配置され、ごく小さな薄紙で留められている、あまりに美しい植物標本の数々……。 遠い昔、見知らぬ異国の女性が、スイスとフランスの国境近くの山や草原で花を摘み、手を動かしてていねいに作った標本から、想像をめぐらせ、記憶を辿ること。 かつて生きていたものたちの息づかいが聞こえてくる奇跡――。 *植物標本95点収録 *採取地と学名、和名の索引つき
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生物から見た世界(岩波文庫)
¥858
著者:ユクスキュル/クリサート 発行元:岩波書店 166ページ 文庫判 148mm × 105mm *********************** 出版社紹介文より *********************** 甲虫の羽音とチョウの舞う、花咲く野原へ出かけよう。生物たちが独自の知覚と行動でつくりだす〈環世界〉の多様さ。この本は動物の感覚から知覚へ、行動への作用を探り、生き物の世界像を知る旅にいざなう。行動は刺激への物理反応ではなく、環世界あってのものだと唱えた最初の人ユクスキュルの、今なお新鮮な科学の古典。 【目次】 まえがき 序章 環境と環世界 一章 環世界の諸空間 二章 最遠平面 三章 知覚時間 四章 単純な環世界 五章 知覚標識としての形と運動 六章 目的と設計(プラン) 七章 知覚像と作用像 八章 なじみの道 九章 家(ハイム)と故郷(ハイマート) 一〇章 仲間 一一章 探索像と探索トーン 一二章 魔術的環世界 一三章 同じ主体が異なる環世界で客体となる場合 一四章 結び 訳者あとがき(日高敏隆)
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もえる!いきもののりくつ
¥1,980
著者:中田兼介 発行元:ミシマ社 224ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** いきものたちの驚きの生態と「りくつ」を、 「燃え・萌え」博士が解説! ・妻を亡くしたクマノミは性転換する。 ・アリは自前の抗生物質で感染症対策をする。 ・トビは森林火災を利用する。…etc. 世界の動物行動学者たちの最新研究を紹介しながら綴る、81編のほがらかエッセイ。 写真やイラストも満載! 【目次】 りくつ・その1:食うか、食われるか りくつ・その2:オスメスってなんだろう? りくつ・その3:これも一つのプロポーズ りくつ・その4:それでもみんなと暮らしたい りくつ・その5:相手や道具を利用する りくつ・その6:からだのつくりには意味がある りくつ・その7:実は、いろいろ考えてます りくつ・その8:ケンカに勝つ! りくつ・その9:人新世のいきものたち りくつ・その10:時に交尾は命がけ りくつ・その11:奇想天外ないきものたち *********************** 店主コメント *********************** 昆虫や動物の生態に関する最新研究を、動物行動学者の著者が親しみやすい文章で解説してくれます。一見すると不思議で奇妙な生物たちの習性も、彼らなりの理屈と合理性に裏付けされた行動であり、生き物の社会で生き抜くための術だということがよくわかります。 今や日常的に生き物の社会と触れる機会は極端に減ってしまいました。人間社会と全く別の生き物たちの世界を認識することは、自然との共存を改めて意識させてくれるのではないでしょうか。
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虫ぎらいはなおるかな? 昆虫の達人に教えを乞う
¥1,320
SOLD OUT
著者:金井真紀 出版社:理論社 160ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 長いあいだ、心に蓋をして生きてきた。ときどき「虫が大好き」なんて人に会うと、羨ましいなぁと思いながらも、この問題に深入りしないよう気をつけた……。 虫ぎらいを克服したいと願っている文筆家・イラストレーターの金井真紀さんが、昆虫館の飼育係、虫のアーティスト、ナチュラリスト、教育学者など、虫の達人にインタビューしながら、虫との付き合い方を模索する本。はたして、虫ぎらい歴四十年……は、なおるのか? おはなしを聞かせてくれた方々 * 虫好きと虫ぎらいの分岐点を調査する教育学者 藤崎亜由子さん * NHKラジオ「子ども科学電話相談」の名物回答者 久留飛克明さん *『虫と遊ぶ12ヶ月』の著者で野遊びの達人 奥山英治さん * ツノゼミやゾウムシをモチーフにする芸術家 奥村巴菜さん *『害虫の誕生』の著者で科学史の専門家 瀬戸口明久さん *「こわい」の心理を分析する認知科学者 川合伸幸さん * 多摩動物公園の昆虫園ではたらく飼育員 古川紗織さん
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生き物の死にざま(草思社文庫)
¥825
著者:稲垣栄洋 発行元:草思社 256ページ 文庫判 148mm × 105mm ~出版社紹介文より~ 数カ月も絶食して卵を守り続け孵化を見届け死んでゆくタコの母、地面に仰向けになり空を見ることなく死んでいくセミ…生き物たちの奮闘と哀切を描き感動を呼んだベストセラーの文庫化。
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生き物の死にざま はかない命の物語(草思社文庫)
¥825
著者:稲垣栄洋 発行元:草思社 264ページ 文庫判 148mm × 105mm ~出版社紹介文より~ 氷の世界で決死の覚悟で卵を育てるコウテイペンギン、毎年熱帯から日本に飛来するも冬の寒さで全滅してしまうウスバキトンボ……感動のベストセラー『生き物の死にざま』の姉妹編。
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慟哭の谷(文春文庫)
¥737
著者:木村盛武 発行元:文藝春秋 224ぺージ 文庫判 148mm × 105mm *********************** 出版社紹介文より *********************** 1915年12月、北海道苫前村の開拓地に突如現れた巨大なヒグマは、一軒の民家に押し入り、阿部マユと預かり子の幹雄を惨殺。村人たちは恐怖に震えながらも、ヒグマ退治に乗り出すが、冬眠しそこねて〝穴持たず〟となり凶暴化したヒグマは、悪魔のような知恵を働かせて、村人たちを次々と牙にかけていくーー。 死者8名という世界的にみてもヒグマによる食害事件としては類をみない最悪の惨劇となった「三毛別(さんけべつ)事件」の全貌を、生存者たちへの貴重な証言をもとに描き出す戦慄のノンフィクション。文庫化にあたり、著者の『ヒグマそこが知りたい 理解と予防のための10章』より、著者自身のヒグマとの遭遇事件、さらに福岡大学ワンゲル部の日高山系におけるヒグマ襲撃事件、写真家・星野道夫氏の事件など別のヒグマによる食害事件を検証した二章を特別収録! *********************** 店主コメント *********************** 大正時代に北海道三毛別で発生したヒグマ襲撃事件です。 明治期に発生した同種の丘珠事件より被害が大きかったにもかかわらず、三毛別の惨劇は丘珠事件の陰に隠れ歴史に埋もれつつあったそうです。(その理由についての考察も本文に書かれています)事件の詳細を地道な取材により記録として残した著者の功績は大きいのではないでしょうか。そして、他の事件や著者のヒグマ遭遇体験にも戦慄を覚えます。 三毛別の事件はネット上でもネタとして散見されますが、本書からはクマの危険性を伝えようとする著者の真摯な気持ちがひしひしと伝わってきます。 情報として消費されるのではなく、教訓として後世まで読み継がれるべき本だと思います。
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土になる
¥1,870
著者:坂口恭平 発行元:文藝春秋 272ページ 188mm × 128mm ソフトカバー ~出版社紹介文より~ 、僕は自分自身と完全に一つになったような気がする。それ以上の平安がどこにあるだろうか。それが鳥であり、猫であり、虫じゃないか。地に足をつけるとは、このことを言うのではないか。土に聞くまでもない。僕が土になったのだから――。 有明海を望み、雲仙岳を見晴らし、故郷の河内につながる熊本の地で、師匠ヒダカさんの背中を見ながら畑を始めた。日々畑に足を運び、成長する野菜たちと向き合うこと。それは生まれてこのかた、土から遠く離されていたことに気づき、生命を取り戻していく過程そのものだった。 作ること、変化することをめぐる冒険。 『0円ハウス』『独立国家のつくり方』に連なる著者の到達点。 ヘンリー・ソロー『森の生活』、現代版誕生!!
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開高健とオーパ!を歩く〈増補新版〉
¥2,200
著者:菊池治男 発行元:河出書房新社 250ページ 193mm × 135mm ハードカバー ~出版社紹介文より~ 33年後のアマゾン紀行の思い出。若き同行編集者が目の当たりにした作家とは。 そしてさらにその後の回想を追加。青年はいかに開高健に育てられたかの記録。生誕90年を記して新装増補復刊。
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草木鳥鳥文様
¥3,190
著者:梨木 香歩 絵:ユカワ アツコ 写真:長島 有里枝 発行元:福音館書店 128ページ オールカラー 240mm × 190mm 函入り 本体クロス装 ~出版社紹介文より~ 四季の野鳥と植物をめぐる随筆集 「これは新しい形のバードウォッチングではないかと思った。アウトドアとは無関係の、ごく個人的な内界を覗き込む形の」(梨木香歩/本書「あとがき」より)。 作家・梨木香歩による四季の野鳥と植物をめぐるエッセイ集。梨木が綴る鳥と草木を画家・ユカワアツコが古い抽斗の中に描く。その抽斗を写真家・長島有里枝が街に連れ出し、撮影した。言葉、絵、写真が織りなす三重奏で、暮らしに身近な自然が輝き出す。オールカラー、函入り、クロス装。
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ペットが死について知っていること
¥1,980
SOLD OUT
著者:ジェフリー・M・マッソン 訳者:青樹玲 発行元:草思社 320ページ 188mm × 128mm ソフトカバー ~出版社紹介文より~ 愛する動物との「最期の別れ」をめぐる感情世界の問題について、驚くほど多様な動物との交流を紹介しながらその核心に迫る。ペットと人間の絆を考える最良の書。 【目次】 はじめに 序論 人間は動物の死を慎む動物である 1 人間と犬は一心同体か 2 ただひとつの欠点 別れが突然すぎること 3 輝きが消えるとき 犬の最期 4 猫は最期を知っている 5 別れのとき 6 野生の友 7 悲しい別れ 8 友を食するべきか 9 世界の路上で生きる犬たち 10 絶えゆく光に向かって 悲嘆の心理 11 もう犬も猫も迎えない……つもりだったけれど 12 癒しの儀式 亡き動物たちを刻む
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作家と猫
¥2,090
SOLD OUT
編者:平凡社編集部 発行元:平凡社 304ページ 180mm × 132mm ソフトカバー ~出版社紹介文より~ 今も昔も、猫は作家の愛するパートナー。 昭和の文豪から現代の人気作家まで、49名によるエッセイ、詩、漫画、写真資料を収録。笑いあり、涙ありの猫づくしのアンソロジー! 【目次】 Ⅰ 猫、この不可思議な生き物 猫の定義と語源 佐野洋子 『猫ばっか』より二編 串田孫一 猫 日髙敏隆 ネコとドア 手塚治虫 「動物つれづれ草」より「ネコ」 室生犀星 ネコのうた まど・みちお ネコ 和田誠 桃代 岩合光昭 ネコの時間割/かわいいのに撮れない 出久根達郎 猫の犬 Ⅱ 猫ほど見惚れるものはない 向田邦子 マハシャイ・マミオ殿 寺山修司 猫の辞典 尾辻克彦 黒猫が来た 開高健 猫と小説家と人間 萩原朔太郎 青猫 伊丹十三 わが思い出の猫猫 洲之内徹 長谷川潾二郎「猫」 中島らも 『中島らものもっと明るい悩み相談室』より 妻とオス猫への嫉妬で狂いそう 松田青子 選ばれし者になりたい 近藤聡乃 猫はかわいい Ⅲ いっしょに暮らす日々 武田百合子 『富士日記』より 金井美恵子 猫と暮らす12の苦労 石牟礼道子 愛猫ノンノとの縁 大佛次郎 暴王ネコ 永六輔 猫と結婚して 南伸坊 わたしがやってんですよ いがらしみきお 猫よ猫よ猫よ 小松左京 猫の喧嘩 小沢昭一 老猫・ボロ猫・愛猫記 春日武彦 猫・勾玉 工藤久代 野良猫と老人たち やまだ紫 山吹 Ⅳ 猫への反省文 幸田文 小猫 石井桃子 愛情の重さ 梅崎春生 猫のことなど 石垣りん 白い猫 室生朝子 優雅なカメチョロ Ⅴ 猫がいない! 内田百閒 迷い猫の広告 石田孫太郎 猫の帰らぬ時の心得 岡倉天心/大岡信 訳 親愛なるコーちゃん 武田花 雲 三谷幸喜 「おっしー」を抱いて……/最期に見せた「奇跡」 井坂洋子 黒猫のひたい 吉本隆明 一匹の猫が死ぬこと/自分の「うつし」がそこにいる 夏目漱石 猫の死亡通知 Ⅵ 猫的生き方のススメ 田村隆一 カイロの猫 水木しげる 猫の道 養老孟司 猫派と犬派の違いについて 谷崎潤一郎 客ぎらい 平岩米吉 絵画にあらわれた日本猫の尾についての一考察