-
デイヴィッド・リンチ
¥3,520
SOLD OUT
著者:イアン・ネイサン 訳者:中山宥 発行元:フィルムアート社 310ページ 210mm × 183mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** アメリカ映画史上「最も過激で、強烈で、奇妙で、滑稽で、恐ろしく、深遠で、忘れがたい作品」を生み出したデイヴィッド・リンチ。 1960年代の実験的な短編作品や『イレイザーヘッド』、『エレファント・マン』、『ブルーベルベット』、『マルホランド・ドライブ』などの長編映画、そしてTVシリーズ『ツイン・ピークス』『ツイン・ピークス The Return』。 長年にわたり、リンチの作品は見る者を魅了し、挑発してきた。 本書は「リンチアン(Lynchian)」を理解するための探究書である。「リンチアン」とは「リンチの映画ならではのスタイル、感覚、雰囲気、物語の語り口、登場人物のタイプ、ジャンルのアレンジ、話しかた、風景、街、ユーモアとホラーの融合、現実というヴェールの向こう側への旅、心の奥底にある欲望の考察、リンチが故郷と呼ぶ国の奥深くへの探検」を意味する言葉だ。 中産階級の愛情深い両親のもとで幼少期を過ごし、ユーモア雑誌やボーイスカウトに夢中になったデイヴィッド・リンチは、やがて芸術家の道を志し、フィラデルフィアのペンシルヴェニア美術アカデミーへ入学する。のちに「腐敗し、衰退していて、奇妙に邪悪で、暴力的で、恐怖に満ちていた」と述懐するこの街で、リンチは自分のめざすべき道は「動く絵画」であると気づく――。 本書では、リンチの長編映画10本とTVシリーズ2本について詳しく解説するとともに、彼の生い立ちや多様で豊富な芸術や表現がどのように作品に影響を与えたのか、貴重な場面写真やオフショットとともに、「リンチアン」の謎に迫る。 自らの理想と想像力に従って作品を作り続け、映画のストーリーテリングの限界を押し広げてきた唯一無二の映画監督の本格評伝。 【目次】 イントロダクション 特定の都市への恐怖 悩ましく暗き物どもの夢 『イレイザーヘッド』の内幕 皮膚の下 『エレファント・マン』の驚くべき真実 迷える宇宙 『デューン/砂の惑星』の苦悩と驚異 わが家に勝る所なし 偉大なる倒錯 『ブルーベルベット』 大衆向けのマグリット 『ツイン・ピークス』のテレビ版と映画版の奇妙な事件 オズの国へひた走るエルヴィスとモンロー 『ワイルド・アット・ハート』の逃避行 イン・ザ・ループ 『ロスト・ハイウェイ』を解き明かす 芝刈り機の男 涙腺を刺激する『ストレイト・ストーリー』 気がつけば謎のなか 『マルホランド・ドライブ』の果てしない誘惑 超現実の旅 『インランド・エンパイア』と踊り明かす きみが好きなあのチューインガム、復活するってさ 『ツイン・ピークス』への待望の帰還 フィルモグラフィ 参考文献 謝辞
-
仁義なきヤクザ映画史
¥2,365
著者:伊藤彰彦 発行元:文藝春秋 312ページ 193mm × 135mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 血沸き肉躍るアウトロー映画の歴史 「死んでもらいます」 健さんが斬る! 「弾はまだ残っとるがよう」文太が吠える! 任俠の起点たる『忠次旅日記』に始まり、『仁義なき戦い』を経て、『孤狼の血』に至るまで、執念の取材でヤクザ映画100年余の修羅に踏み込む。そこに映し出される「暴力の近現代史」を描き上げる画期的労作。 【本書に登場する作品】 「日本映画最初の侠客」尾上松之助『侠客 祐天吉松』(1910)/「落ちていく無頼漢」大河内傳次郎『忠次旅日記』(1927)/「野良犬でなく狼になれ」高橋英樹『狼の王子』(1963)/「死んでもらいます」高倉健『昭和残侠伝』シリーズ(1965~1972)/「インテリヤクザ」安藤昇『血と掟』(1965)/「底知れない虚無」市川雷蔵『ひとり狼』(1968)/「何かギラギラするもの」千葉真一『日本暗殺秘録』(1969)/「ヤクザの青春群像劇」菅原文太『仁義なき戦い』(1972)/「差別のタブーに踏み込む」高島礼子『極道の妻たち 死んで貰います』(1999)/「在日コリアンヤクザ登場」北野武『アウトレイジ 最終章』(2017)/「全編広島ロケ」役所広司『孤狼の血』(2018)/「任侠ファンタジー」本宮泰風『日本統一』(2019)/「元ヤクザの更生」役所広司『素晴らしき世界』(2021)etc.
-
クリストファー・ノーラン 時間と映像の奇術師
¥3,300
著者:イアン・ネイサン 役者:阿部清美 発行元:フィルムアート社 240ページ 210mm × 183mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** フィルム・ノワールの時間を切り刻み、 スーパーヒーロー映画にリアリズムをもち込み、 スパイ・アクションとSFを融合させる…… 長編デビュー作『フォロウィング』から最新作『Oppenheimer』まで、 芸術性と商業性を兼ね揃えた特異点クリストファー・ノーランの歩み。 現代の映画界で最も著名で最も成功した映画監督のひとり、クリストファー・ノーラン。 複雑極まりない展開や難解な設定にもかかわらず、彼の作品は、幅広い層の観客を虜にする。 クリストファー・ノーランをカテゴライズするのは容易ではない。イギリス人の父とアメリカ人の母のもとに生まれ、両国の国籍をもつノーランは、イギリス人ともアメリカ人とも言えない(同時にイギリス人でもアメリカ人でもあるとも言える)。また彼は映画監督であるだけでなく、建築家、芸術家、科学者とも言え、ロマンチックな伝統主義者でありながらも、前衛的な急進主義者でもあるという矛盾を抱えた存在だ。 本書は、ノーランの謎に満ちた発言や動機を読み解き、作品ごとに、インスピレーションの源泉、熱意、飽くなき挑戦の連続である撮影法、そして成功への軌跡を解説する。スタンリー・キューブリック、スティーヴン・スピルバーグ、フリッツ・ラング、マイケル・マン、アルフレッド・ヒッチコックといった映画監督のみならず、作家のホルヘ・ルイス・ボルヘスやレイモンド・チャンドラー、画家のM・C・エッシャー、建築家のルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエなど、ハリウッドの法則に逆らうこの男を形成してきた人々にスポットライトを当てていく。また『スター・ウォーズ』や『ブレードランナー』、『パルプ・フィクション』、『AKIRA』などノーランの監督作に影響を与えた作品についても紹介する。 図版を多数引用しながら長編デビュー作『フォロウィング』から、ノーランを一躍有名にした『メメント』、スーパーヒーロー映画を革新した「ダークナイト・トリロジー」、エッシャーの世界に時間を取り込んだ『インセプション』、キューブリックとスピルバーグのハイブリットとも言える『インターステラー』、時間の概念に挑戦した『TENET テネット』といった多彩な作品群、そしてこの夏北米で公開予定の最新作『Oppenheimer』まで、作品に秘められた核心とそのインスピレーション源を検証した、ファン必携の一冊。 【目次】 ハイブリッド・キッド 幼少期から『フォロウィング』(1998)に至るまで 鏡の国のアリス 『メメント』(2000)&『インソムニア』(2002) 脅しのゲーム 『バットマン ビギンズ』(2005) 転送された男 『プレステージ』(2006) なんだそのしかめっ面は? 『ダークナイト』(2008) 目がくらむほどの明晰夢 『インセプション』(2010) ビッグ・グッドバイ 『ダークナイト ライジング』(2012) 5次元 『インターステラー』(2014) 渚にて 『ダンケルク』(2017) 終末論的な思考 『TENET テネット』(2020)&『Oppenheimer』(2023)
-
クエンティン・タランティーノ 映画に魂を売った男
¥3,300
SOLD OUT
著者:イアン・ネイサン 訳者:吉田俊太郎 発行元:フィルムアート社 224ページ フルカラー 210mm × 183mm ソフトカバー ~出版社紹介文より~ カルト映画の帝王から、現代を代表する巨匠へ...... 孤高の最新作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』に至る、映画にすべてを売り渡した天才の魂をめぐる最新評伝。 幼年期から青年期の映画への熱狂から、『パルプ・フィクション』での批評的・興行的成功を経由し、独自の映画哲学と信念を突き通しつつ、そのほとんどの作品を批評・興行の両面で成功に導き、いまや紛れもなく現代を代表する巨匠のひとりとなったクエンティン・タランティーノの軌跡を網羅的に紹介。 監督作のみならず原案・脚本作の成立背景やテーマを精緻に解き明かし、旺盛な創造意欲に満ちた作品群に初めて触れるための絶好の入門書でありつつ、コアな観客がその才能の真価を改めて発見するための必読書ともなるだろう。 豊富なスチール写真やオフショット、さらには影響を与えた諸作品の資料(スチール、映画ポスター)が、フルカラーで多数掲載!! 作品の内側と外側を横断しながらタランティーノ・ユニバースを味わい尽くせ。 【目次】 1. 「俺は映画学校じゃなく、映画に通ったんだ」 ビデオ・アーカイブス 2.「この映画は自分のために作ったんだ、 みんな勝手に楽しんでくれたらそれでいいけどね」 『レザボア・ドッグス』 3.「どれも別れた元カノみたいなもの……」 『トゥルー・ロマンス』『ナチュラル・ボーン・キラーズ』 『フロム・ダスク・ティル・ドーン』 4.「このキャラクターたちはいつまでも お喋りをやめようとしないんだ……」 『パルプ・フィクション』 5.「向こうから俺に忍び寄ってきたような感じだね」 『フォー・ルームス』『ジャッキー・ブラウン』 6.「自分の事をアメリカ人映画作家だと 思ったことなんて一度もないよ……」 『キル・ビル Vol.1』『キル・ビル Vol.2』 7. 「スラッシャー・ムービーは正統派さ……」 『グラインドハウス』 8. 「とにかく奴をぶっ殺しちまえ」 『イングロリアス・バスターズ』 9.「命は安く、クソみたいに扱われ、 バッファロー・ニッケル(5セント)の価値しかない」 『ジャンゴ 繋がれざる者』 10. 「まるで一度も時代映画を作ったことが ないような気分にさせられるよ」 『ヘイトフル・エイト』『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』
-
ギレルモ・デル・トロ モンスターと結ばれた男
¥3,300
著者:イアン・ネイサン 訳者:阿部清美 発行元:フィルムアート社 240ページ 210mm × 183mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** モンスターや魔術を偏愛した幼少期、デル・トロはH・P・ラヴクラフトの小説やルイス・ブニュエルの映画、『ウルトラマン』などの日本の作品に胸をときめかせながら成長した。弱冠23歳にしてアルフレッド・ヒッチコックについての大著を出版。長編監督作『クロノス』で華々しくデビューした後、『パンズ・ラビリンス』『パシフィック・リム』『シェイプ・オブ・ウォーター』などでの成功を経て、現代を代表する映画作家の一人となる。 本書では、彼の生い立ちから現在に至るまでの軌跡を網羅的に紹介。長編監督作全ての制作背景やテーマ、俳優やスタッフとの協働の様子がまとめられており、デル・トロ本人の発言から影響を受けた作品や制作秘話も楽しむことができる。資料に基づいた考察は、デル・トロのコアなファンに新しい発見をもたらすだけでなく、これから作品に親しむ人にも入門書として楽しめる内容になっている。 膨大な知識量を誇り、尽きることのない情熱を燃やし続けるこのメキシコ生まれの映画監督は、魔術師でありオタクという他に類を見ない存在だ 。ホラー、おとぎ話、SF、ゴシック・ロマンス、スーパーヒーロー、ストップモーションアニメーション、フィルムノワールといったジャンルを縦横無尽に駆け巡り、独創的な世界を作り上げていくデル・トロ。本書によって、並外れた想像力の扉が日本の読者に向けて開かれる。 ★豊富なスチール写真に加え、メイキングカットやオフショット、さらには影響を与えた諸作品の資料(スチール、本国のポスター)をフルカラーで多数掲載。 ★映画監督としてだけではなく、小説家、プロデューサーとしての側面についても解説。 ★映画化を夢見続ける『フランケンシュタイン』、撮影までたどり着けなかった『狂気の山脈にて』など多数の未完プロジェクトを詳細に解説。 ★盟友アルフォンソ・キュアロン 、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥとの共同作業について詳述。 【目次】 イントロダクション 1. 昔々、メキシコで 幼少期と『クロノス』(1993) 2. トンネルビジョン 『ミミック』(1997) 3. 未完の仕事 『デビルズ・バックボーン』(2001) 4. 血の滾り 『ブレイド2』(2002) 5. ビッグ・レッド 『ヘルボーイ』(2004)&『ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー』(2008) 6. 通過儀礼 『パンズ・ラビリンス』(2006) 7. ハイ・コンセプト 『パシフィック・リム』(2013) 8. フリークハウス 『クリムゾン・ピーク』(2015) 9. ラブ・アクアティック 『シェイプ・オブ・ウォーター』(2017) 10. 夢を紡ぐ者 『ナイトメア・アリー』(2021)&『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』(2022)
-
ウェス・アンダーソン 旅する優雅な空想家
¥3,300
著者:イアン・ネイサン 訳者:島内哲朗 発行元:フィルムアート社 230ページ 210mm × 183mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 長編デビュー作『アンソニーのハッピー・モーテル』から『フレンチ・ディスパッチ』まで、素晴らしくも困惑に満ち、個性的かつ一点の汚れもないような10本の映画たちを監督したウェス・アンダーソン 。監督作品のその優れた作家性のみならず、ファッション、音楽、美術、など彼の作品をとりまくディテールは多くの人を魅了する。 本書では、長編監督作はもちろん、『ホテル・シュヴァリエ』『カステロ・カヴァルカンティ』といった短編全作をカバーし、さらには監督が影響を受けた人物や映画作品、プライベートな交友関係についても紹介。あますことなくウェス・アンダーソンの「人生」を詰め込んだ1 冊となっている。 ウェス・アンダーソンの作品に絶妙な親しみやすさを与えているのは、他の誰の映画とも違うという事実に他ならない。 コーデュロイのスーツから、ABC順に整頓された本棚から、アート映画への参照から、アナグマに扮したビル・マーレイに至るまで、彼の映画は彼自身の人生の、そして人格の延長なのだ。 各作品の原点をたどり、インスピレーションの源を探り、どのような過程を経て作品が生まれているのか。多くの美しい場面写真やオフショットとともに、その知られざる神秘を紐解いていく。 【目次】 イントロダクション 1. 『アンソニーのハッピー・モーテル』(1996) 2. 『天才マックスの世界』(1998) 3. 『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』(2001) 4. 『ライフ・アクアティック』(2004) 5. 『ダージリン急行』(2007) 6. 『ファンタスティック Mr.FOX』(2009) 7. 『ムーンライズ・キングダム』(2012) 8. 『グランド・ブダペスト・ホテル』(2014) 9. 『犬ヶ島』(2018) 10. 『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』(2021)
-
ゴジラ 全怪獣大図鑑
¥1,650
編者:講談社 発行元:講談社 372ページ 文庫判 148mm × 105mm *********************** 出版社紹介文より *********************** 2021年7月に、ハリウッド版最新作映画「ゴジラvsコング」が、いよいよ公開される。 1954年の誕生以来、スクリーン上で数々の激闘を繰り広げて来たゴジラの 全ての戦いの歴史がわかる、完全版大図鑑が登場! 第一作からのゴジラ全バリエーションおよび モスラ、キングギドラ、ラドン、メカゴジラ他の、すべてのライバル怪獣が集結! さらに、戦いを盛り上げるスーパーメカの数々、 ゴジラ作品以外にも登場する、怪獣・怪生物・異星人なども収録。
-
総集編 映画になった戦慄の実話(鉄人文庫)
¥999
SOLD OUT
編著者:鉄人ノンフィクション編集部 発行元:鉄人社 543ページ 文庫判 148mm × 105mm *********************** 出版社紹介文より *********************** <主な収録作品> 「エクソシスト」「エレファント」「ルーム」「ゴーン・ガール」「トガニ 幼き瞳の告発」「コンプライアンス/服従の心理」「フォックスキャッチャー」「モンスター」「チェイサー」「冷たい熱帯魚」「チェンジリング」「ミシシッピー・バーニング」「ボーイズ・ドント・クライ」「殺人の追憶」「狼たちの午後」「シルミド」「シンドラーのリスト」etc 全100タイトル!
-
映画と旅する365日
¥2,200
SOLD OUT
監修:Filmarks(フィルマークス) 発行元:パイインターナショナル 384ページ フルカラー 210mm × 148mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 映画好き必見。あなたの人生の1本を見つけてみてください。 春は出会いと別れを描いた作品、夏は美しい海やヴィヴィッドカラーの風景など、365日それぞれの日に合わせた映画とその舞台となった風景を収録。 国内最大級の映画レビューサービス“Filmarks(フィルマークス)”が選定した、とっておきの作品が勢揃いです。