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地方女子たちの選択
¥1,980
SOLD OUT
著者:上野千鶴子/山内マリコ/藤井聡子 発行元:桂書房 268ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 上野千鶴子×山内マリコ 初共著! 「地方の女性流出」が取り沙汰される今日だが、当の女性たちの姿はあまり見えない。それは女性が減ると産まれる子どもの数が減るという、「数」でしか見られていないからだろう。 本書では、地方都市のひとつ富山で女性14人の語りを聞き取り、「数」から「生身のある人間」へと解像度をあげた。彼女たちはなにを選んできたのか、選べなかったのか。語りを通して、みえてくるものとは。 「富山から出ていく」選択をした上野千鶴子と山内マリコが、様々な選択が幾重にも交錯する語りをふまえ、対談し、地方をみつめなおす。 【目次】 はじめに 第1章 出ていった私たち 地方女子の生きる道――上野千鶴子 帰りたいけど帰れない――山内マリコ 第2章 女性たちの語り 聞き取りにあたって ライフヒストリー(聞き取り) テーマ別でみる女性たち 「語る」を取り戻す――藤井聡子 第3章 対談(上野千鶴子×山内マリコ) 地方女子たちの選択 あとがき
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わたしの農継ぎ
¥1,980
SOLD OUT
著者:高橋久美子 発行元:ミシマ社 240ページ 188mm × 130mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 稼ぐためではなく、風景や知恵や種を、受け継ぐために。 地元(愛媛)では農、東京では作家。 チームで畑をして、ときにバンド活動も。 模索した、新しい農のかたち。 農業にかぎらず、あらゆる分野で継承の問題に奮闘する方たちへ贈る一冊。 ------------------------------------------ ――本文より―― その人の人生の一部に土があるということ。それは農業うんぬんの前に、生きることや生命のルーツを知ることにもなると思う。自分の食べるものを自分で採取するという行為は、あまりにも現代人の生活に欠けていて、それなのにあまりにも生物の根本だった。 畑は、本当は世界で一番豊かな作業場だ。忘れがちだけど、宇宙にいつも触れることができるのだから。さまざまに五感を刺激され、それを音楽とか詩に昇華し、畑帰りに曲を作り歌う日もある。 私たちのように職は別に持ち、自給自足+αを目指して活動する農家が、もっといてもいいはずだ。そして、やれなくないよ、とここに記したい。 ------------------------------------------ 【目次】 2022.01~03 冬 木と人の世代交代 2022.03~05 春 動物たちとどう生きるか 2022.06~08 夏 真剣な遊びとしての畑 2022.09~11 秋 お百姓は忙しすぎる 2022.12~2023.02 冬 黒糖作りを継ぐ 2023.03~05 春 農業は半分が土木 2023.07~08 夏 チームでする農業 2023.09~11 秋 わたしの農継ぎ 2023.12~2024.02 冬 石積みを継ぐ
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東北モノローグ
¥2,200
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著者:いとうせいこう 発行元:河出書房新社 312ページ 198mm × 138mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 東日本大震災の癒されえぬ傷痕、そのうえを流れた時間はいったいなにを残したのか。東北のひとびとがいま語ること、その地でこだまする声に耳を澄ます、文学とノンフィクションの臨界点。
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「まちライブラリー」の研究 「個」が主役になれる社会的資本づくり
¥2,860
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著者:礒井純充 発行元:みすず書房 252ページ 193mm × 135mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 〈本を核に本や人との出会いを目指す活動であれば、まちライブラリー〉というおおらかな考えのもとで著者が提唱し、個々の人の参画・運営によって全国に千ヶ所以上形成されてきた「まちライブラリー」。始まりから12年、まちライブラリーはどのように広がってきたのか。運営者・利用者へのアンケート、関係者へのヒアリングから分析、考察する。 そこから浮かび上がってくるのは、「自生的」「社会的連坦」「日常」「主観」「自由」といった言葉で語ることのできる、人と人とのゆるやかなつながりだ。 地域の場づくりやコミュニティ形成をうながし、そこに関わる個々の人がやりがいやいきがいを感じる活動の鍵を明らかにする、小さくも示唆に富んだ一冊。 【目次】 はじめに 第1章 まちライブラリーが生まれた背景と基本概念 無力感が生まれてくる背景 私がみたグローバル化 グローバル化がもたらした息苦しさ 森ビル時代の社会人教育活動 六本木アカデミーヒルズの夢やぶれ、模索の時代 若者から得た「まち塾@まちライブラリー」の理念 まちライブラリーの仕組みと基本概念および活動原理 自生的に派生する活動と「社会的連坦」 第2章 まちライブラリーの実践活動から得た知見 まちライブラリーの沿革と節目になった活動 本を介した自己紹介の効用、ISまちライブラリー 蔵書ゼロ冊から育てる図書館、大阪府立大学のまちライブラリー 本の力を証明した商業施設のまちライブラリー 第3章 まちライブラリーの広がりと多様性 広がりの状況 まちライブラリーが点在する意味 まちライブラリーの分類と事例 私的な場に設置された事例 公共的な場に設置された事例 第4章 まちライブラリー運営者と利用者の実態 まちライブラリーを始めるきっかけ 運営を始める動機と活動の自己評価 行き詰まりを感じる人 うまくいっていると感じる人 ソーシャル・キャピタルを得やすいまちライブラリー 利用者の実態把握 利用者の自己実現の場 主観的な価値観が壁を突破する鍵 第5章 地域と人とまちライブラリー 地域におけるまちライブラリーの存在感を検証する 大阪市中央区のまちライブラリー概況 ISまちライブラリーの立ち上げを支援した人たち 大阪市中央区全体への広がりと運営者の顔 岩手県雫石町の個人力 自然体での広がり――埼玉県鶴ヶ島市 北海道千歳市の市民力、挫折と再生から見えてくるもの 長野県茅野市における地域への浸透 地域と人とまちライブラリーから学ぶこと 第6章 まちライブラリーを活用した場づくりとは まちライブラリーはコミュニティの場なのか? 「場づくり」という多様な概念 居場所という場 魔法の言葉「サードプレイス」 まちライブラリーが生み出している場 本の磁力と人の顔がある場 本がつくり出す日常的な場 運営者の自己充足が無意識のうちに場づくりになる まちライブラリーが生み出す「場の四象限」 第7章 計画性や制度から自由で、自生的に生まれるまちライブラリー――知の哲人からの気づき 計画性と制度の罠 近代都市計画に内包する課題 ジェイコブズの都市計画批判と生態学的な都市観察 宇沢弘文の「社会的共通資本」という問題提起 公共図書館の新しい役割 「知の広場」としての公共図書館 アンニョリが推奨する公共図書館 変革を遂げつつある公共図書館像 場としての図書館 私立図書館等の先導 計画性や制度の外にあるまちライブラリー 小さなつながりから派生する大きなネットワーク アダム・スミスの原点にある「個」の力 第8章 「個」が主役になるまちライブラリー 解を求めるまえに 組織への依存を極力さけるコツ 組織への依存より、心の自由 組織の視点から「個」の活動をみる 汎用性より個別性の大事さ 計画性より融通性がことをうまく進める 非日常より日常を大事にする 日々の積み重ねを大切にする人への敬意 本の触媒性が示唆する人のつながり 人と人との集合知は双方向性から生まれる 個人の知を開放する勇気 社会の寛容性と個人の意識改革 おわりに 注 参考文献
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驚嘆!セルフビルド建築 沢田マンションの冒険(ちくま文庫)
¥1,320
著者:加賀谷哲朗 発行元:筑摩書房 308ページ 文庫判 148mm × 105mm *********************** 出版社紹介文より *********************** 他に類を見ない巨大セルフビルド建築、沢田マンション。日本版サグラダファミリアとも称されるこの建物がどのように継ぎ足しながら作られ、いかに住民に使いこなされてきたのか。4階に釣堀、5階に水田が広がり、屋上の自家製クレーン、謎の地下室、お座敷バスまである建築物の魅力に迫る。住民主催の沢マン祭りなどコミュニティとしての魅力も! 【目次】 01 沢田マンションという建築物(沢田マンションのココがすごい!沢田嘉農さんって何者?) 02 沢田マンションの歩き方―沢マンを読み解く13のキイワード(構築のシンボル沢マン柱ガイド 世界に繋がる角出し建築 ほか) 03 沢田マンションに暮らす人々と生活(沢マンEXPO開催!受け継がれる沢マン文化 ほか) 04 沢田マンション図面集成(南立面図平面図 ほか) *********************** 店主コメント *********************** 「沢田マンション」は高知県に存在するセルフビルドの集合住宅。入居者がいる中でも増改築をくりかえしたという、まさに日本のサグラダファミリア。オーナー家族が独学で造り上げた常識外れの建築物を、著者が建築家の目線でわかりやすく解説します。 オーナーの思いつきによって生み出された構造が、空間や住民たちに与えるプラスの効果が面白いです。さらには考現学的、あるいはトマソン的な味わい深さまで含んでいる。「沢マン」の魅力が余すところなく紹介された一冊です。
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WORKSIGHT ワークサイト 20号
¥1,980
SOLD OUT
編者:WORKSIGHT編集部 発行元:コクヨ株式会社 販売元:学芸出版社 128ページ(カラー32ページ) 224mm × 152mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** オランダ・フランス現地取材と思索の軌跡 認知症患者が"普通の日常"を送れる介護施設「ホグウェイ」やランド・アルツハイマー村、セーヌ川に浮かぶデイケアセンターなど、オランダ・フランスの〈記憶〉をめぐる旅、現地取材を通した思索の軌跡。『記憶術全史 ムネモシュネの饗宴』『ルネサンス 情報革命の時代』著者、桑木野幸司氏インタビューやブックガイドも収録 【目次】 ◉記憶をめぐる旅の省察 文=山下正太郎(本誌編集長) 写真=大谷臣史 -------------------------------------- ・ザ・ホーグワイク|認知症居住者が自律協働する「町」 ・マフトルド・ヒューバー|ポジティブヘルスという新たな「健康」指標 ・エミール|ケアの技法を学生に授けるスタートアップ ・デポ・ボイマンス・ファン・ベーニンゲン|アート・収蔵庫・市民の記憶 ・ヴィラージュ・ランデ・アルツハイマー|認知ケアを社会に開くために ・サントル・ド・ジュール・ラダマン|セーヌに浮かぶ開かれたデイケアセンター ◉記憶・知識・位置情報 桑木野幸司・ルネサンス期の「記憶術」が教えること -------------------------------------- 情報のビッグバンに対峙したルネサンス期の西洋人たちは、 新たな「記憶術」を編み出し、実践していったという。その試みは、 どんな今日的な問いをもたらしてくれるだろう。『記憶術全史』や『ルネサンス 情報革命の時代』の著者・桑木野幸司に尋ねた。 ◉記憶をめぐる本棚 -------------------------------------- 記憶が頼りないのならば、記憶をめぐる議論もまた、 手がかりなしには成り立たない。個人と集団をまたぎ、 深遠な哲学とも最先端のテクノロジーともつながる、 そんな、記憶の不思議とともに歩むための かがり火のようなブックガイド。 ◉内戦の記憶・時空を超える音楽 ベイルートの音楽家・建築史家が描く「ホテルの戦い」 -------------------------------------- 2023年3月、ベイルートの音楽レーベルRuptured Recordsから 『Marjaa: The Battle Of The Hotels』と題された美しいアルバ ムがリリースされた。つくったのはベイルート出身の音楽家であり建 築史家でもあるメイサ・ジャラッド。大学で建築史を学んだ彼女は、 ベイルートで 1975 年に勃発した内戦の熾烈な戦闘の舞台となった 海岸沿いのホテル群について論文を書いた。そして、その論文をも とに、今度は音楽作品をつくりあげた。都市の記憶とその傷痕を、 建築という視点から音響を通して辿りなおすという野心的な試みは、いかにして生まれたのか。世界が注目する新鋭音楽家に訊ねた。
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コーヒーを、もう一杯
¥1,870
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著者:早坂大輔 発行元:BOOKNERD 72ページ 182mm × 128mm 雁垂れ製本 *********************** 発行元紹介文より *********************** BOOKNERD店主が考える、喫茶店からはじまる盛岡という街のツーリズム。 お気に入りの喫茶店7店舗プラスαにまつわるエッセイ、巻末企画「WHAT ARE YOU DOING THIS WEEKEND AT MORIOKA?」、コーヒーブレイクに聴くべきレコードガイド「COFFEE BREAK:28HOURS」も併載。 *********************** 店主コメント *********************** 食事や談話、読書、音楽など各々の憩いのために人が集まる喫茶店。そこでは自ずと物語が生まれる。このエッセイには、そのような情景が綴られています。 ニューヨーク・タイムズ紙「2023年に行くべき52カ所」に選出された盛岡。 その立役者の一人が喫茶店であるということは間違いなさそうです。
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喫茶店のディスクール
¥1,870
SOLD OUT
著者:オオヤミノル 発行元:誠光社 143ページ 180mm × 131mm 仮フランス装 *********************** 帯文より *********************** われわれは一体誰と契約をしているのか? SNSとグルメサイト、クラウンドファンディングとポイントカードに骨抜きにされた消費者万能の暗黒時代に模索する「いい店」の条件。自身の迷走を振り返りつつ、犬の目線で語る、経済、仕事、メディアにコミュニティ。金言だらけの与太話再び。 【目次】 第一考 職業意識の変化 第二考 資金の調達について 第三考 ローカルであることの必然性 第四考 いいやつで行こう 第五考 共有財産の私物化と、権威主義の横行 第六考 作り手ではなく飲み手、もらい手ではなく 出した側 あとがき *********************** 店主コメント *********************** いい店の条件ってなんだろうか? 焙煎家の著者が説く小商い論。 現代人の営みに「最悪の景色」を見る著者の言葉は辛辣。しかし、豊富な見識から放たれる金言に思わず納得してしまいます。 消費者という立場で読んでみても「良い店」について考えるキッカケになるのではないでしょうか。 お店の運営方法に正解などありませんが、主流に対するオルタナティブな考え方のひとつとして、この本の内容はとても刺激的です。ぜひ!
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いいお店のつくり方 保存版
¥2,200
SOLD OUT
発行元:インセクツ 496ページ 188mm × 128mm ソフトカバー ******************** 出版社紹介文より ******************** ふだん何気なく「あそこ、いいお店だから」と口にするけれど、 あらためて、いいお店って?って聞かれたら、なんて答える? そもそも、いいお店の“いい”ってなんだろう。 大阪に拠点を構え、地域としてのローカリティだけでなく、感性や共感といった同時代性的ローカリティを軸とした、雑誌「IN/SECTS」。 Vol.6.5(2016年刊)とVol.9(2017年刊)では「いいお店のつくり方」と題して、編集部それぞれがオンリーワンの“いい”と考えるお店を紹介してきました。それは、立ち飲み屋、書店、フランス漁師店、レコードショップ、銭湯など…多岐にわたるお店の、開店までの経緯や店主の秘めたる思いに迫る“いい”をひもとく試みでした。 本書では、そんなVol6.5とVol.9に収録した約6年前の記事とともに、コロナ禍を経た2022年、どのような考え方のもとお店を続けているのか、改めて取材を敢行。当時それぞれの店主が描いていた“いい”は変わったのか、道半ばなのか? それとも以前と変わらぬ思いで働いているのか。 17店のオンリーワンな道のりを、お楽しみください。 【目次】 <いいお店のつくり方 取材先 一覧> 1 アノニム(フランス料理店) 2 井倉木材(立ち飲み屋) 3 サウナの梅湯(銭湯) 4 スペース・オー(オルタナティブ・スペース) 5 誠光社(書店) 6 ビヨンドコーヒーロースターズ(珈琲焙煎所) 7 ホラオーディオ(オーディオメーカー/スペース) 8 ミズタマ舎(器と生活雑貨) 9 メディテーションズ(レコードショップ) 10 スジャータ/豆醍珈琲(コーヒーとお酒) 11 LVDB BOOKS(新刊古書店) 12 アニエルドール(フランス料理店) 13 VOU(雑貨、ギャラリースペース) 14 酒菜の大きに/オキニコウ(立ち飲み屋) 15 IMA:ZINE(アパレルショップ/ギャラリー/編集業) 16 VINYL7 RECORDS(中古レコードショップ) 17 タビコーヒーロースター(焙煎所・コーヒースタンド) 特別寄稿 井川なおこ/吉本ばなな
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カフェから時代は創られる
¥1,980
著者:飯田美樹 発行元:クルミド出版 416ページ 188mm × 118mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** あれやこれやと、悩みが尽きないなら ──カフェに行くことさ! (ペーター・アルテンブルグ) 20世紀初頭、パリ。カフェは異端者たちの避難所だった。 政治、文学、哲学、絵画、あらゆる領域で、それまでの枠組みに収まらない、新しい感性をたぎらせる者たち。ただしそうした時代を先取りした「異端者」たちへの、社会からの風当たりもまた強かった。彼らが自然と集うようになったのがカフェだった。コーヒー代さえ支払えば、身分や社会的立場に関係なく誰でも受け入れてもらえ、何を考え、それをどう表現しようが、誰からも何も言われない──彼らの求める自由が、そこにはあったからだ。 ピカソ、ヘミングウェイ、アンドレ・サルモン、モディリアーニ、藤田嗣治、マン・レイ、サルトル、ボーヴォワール……。 1人、また1人、カフェへと向かう、まだ何者でもない者たち。彼らは、カフェというゆりかごで同志やライヴァルと出会い、刺激し合い、切磋琢磨し、少しずつ自らの力量を超えることで、時代を切り拓く存在となっていった。 「天才は規則的に現れず、集団として現れることは古代から知られている現象である──シルバーノ・アリエティ『創造力』」 時代に力ある<場>が生まれたとき、それは才能を受け止め、育む孵卵器となる。後に生きる我々は、「なぜあれだけの偉大な人物たちがこぞってみな、あの時代、あの場所に集っていたのだろうか」と考えるが、それはむしろ捉え方が逆で、そこに力ある<場>があったからこそ、そこに集った人々が、それぞれ後に名を知られるくらいの偉大な人物へと育っていったとも考えられるのだ。 20世紀前半のパリのカフェはまさにそれだった。 本書は、「天才」たちの残した自伝的記録を中心に、カフェとそこに集った人々の相互作用の記録を丹念かつ克明にたどり、力ある<場>がどのようにして生まれ、変遷し、いかに人、文化、時代を創っていったか、その過程を明らかにするものである。ただしそれは「100年前に起こった出来事」を過去として伝えるものであるだけではない。自由な<場>が、自由な発想を持つ者と出会い、そこで絶妙な相互作用を起こしたときに、途方もない創造を顕現させることがあるのだと、その可能性を未来へと語るものでもある。 カフェをつくる者、カフェに通う者、カフェを愛するすべての者たちへ、100年前のパリから贈られるメッセージ。 「カフェから時代は創られる」のだと、混迷する現代に、一筋の光明を示す一冊。
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小商いのすすめ 「経済成長」から「縮小均衡」の時代へ
¥1,760
著者:平川克美 発行元:ミシマ社 232ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 『移行期的混乱』で、「有史以来初めての人口減を食い止める方策は、経済成長ではない。それとは反対の経済成長なしでもやっていける社会を考想することである」と指摘した著者。 本書では、その社会のあり方として「小商いの哲学」を提示する。 「身の回りの人間的なちいさな問題を、自らの責任において引き受けることだけが、この苦境を乗り越える第一歩になる」 短期的ではなく長期的な視点での復興策を、血の通った言葉で書きつづった感動的な論考! *********************** 店主コメント *********************** 本書の内容は、近年話題になった斎藤幸平『人新世の「資本論」』に通じるものを感じます。 コロナ禍で経済の脆弱さを知った我々が考えるべき道は「脱成長」であり「小商いの哲学」なのかもしれません。 東日本大震災から間もなくして発行された本ですが、その内容は今になってより現実性が高まっています。
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都市に刻む軌跡 スケートボーダーのエスノグラフィー
¥3,520
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著者:鈴木研之輔 出版社:新曜社 274ページ 195mm × 135mm ハードカバー ~出版社紹介文より~ 駅前や公園で見かけたスケートボーダーたちはどこへ行ったのか。 秋葉原,池袋,新宿の各所で多年にわたる参与観察を行い、都市空間管理の政治とのかかわりや生き方の代償・帰結など、その生の軌跡を描きだすヴィヴィッドな都市エスノグラフィー。 【目次】 都市に刻む軌跡――目次 序論 暗がりの律動、没頭する身体 1 仮設フェンス越しのたまり場 2 舞台と編成 第1章 都市下位文化集団の理論と方法 1 相互行為の生成論理 2 相互行為の象徴闘争 3 相互行為の理論射程 4 相互行為の分析視座 第2章 湧出するたまり場のポリティクス 1 湧出の過程 2 行為の禁止 3 集団の形態 4 行為の境界 第3章 身体に刻まれるストリートの快楽 1 滑走の体感 2 技芸の修練 3 路上の記憶 4 身体の痕跡 第4章 集団内の役割と規範 1 集団の序列 2 広場の統制 3 占有の創造 4 役割の演技 第5章 獲得した場所に囲い込まれる行為 1 偏見と排除 2 署名と獲得 3 開設の経緯 4 組織と地域 第6章 身体化された行為の帰結 1 行為の経路 2 集団の特性 3 職業の移動 4 滞留の構造 結論 行為の集積と集団の軌道 1 集団生成の論理 2 相互行為が導く集団の軌道 あとがき 参考文献 索引 ~店主コメント~ 「エスノグラフィー」とは民族学や文化人類学におけるフィールドワークなどで得られた記録のことを指します。 2020東京オリンピックから正式種目に認定され注目を浴びたスケートボードを、学術的観点で見てみるのもおもしろいと思います。
