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さみしくてごめん
¥1,760
SOLD OUT
著者:永井玲衣 発行元:大和書房 240ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** ロングセラー『水中の哲学者たち』で颯爽とデビューした在野の若手哲学者・永井玲衣の最新エッセイ。世界の奥行きを確かめる。 【目次】 1 やっぱりハリーポッタリ わたしが飲むとこ見ててよ タイツを履き忘れてすみませんでした ばかものよとかうざいんだけど シーサーには怖い顔をしていてほしい 箸、ごめんなさいね 夜に手紙を書くな 思ったより小さい あたらしい犬を提案する 2 念入りな散歩 1月1日の日記 思い出せないことが絶えず思い出される街、渋谷 見られずに見る 試みる 3 さみしくてごめん それ、宇宙では通用しないよ iPadを叩き割れ 後ろの風景を置き去りにすれば見える そうなのか これが そうなのか 身に覚えのない場合はご対応ください なんだかさみしい気がするときに読む本 考えるための場 4 この本はもう読めない 枕辺の足 きみの足を洗ってあげる 穴だらけの幸福 ただ存在するたけ運動 徹夜のための徹夜 ないがある 今は、知っている ただ、考えたい あとがき
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ここは安心安全な場所
¥1,650
著者:植本一子 発行元:植本一子 165ページ 174mm × 112mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 「自分自身で生きる」とは、どんなことだろう。 馬たちと過ごす静かな時間の中で、私は少しずつ自分を取り戻していった。葛藤を抱えながら生きてきた心と、変わっていく内面を見つめた、小さな旅の記録。
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それはただの偶然
¥1,540
著者:植本一子 発行元:植本一子 176ページ 149mm × 105mm ソフトカバー *********************** 店主コメント *********************** 「わたしの現在地」と銘打たれた自費出版のエッセイシリーズ第1弾。 感情の深い部分を見つめ、時には過去の記憶をたぐりよせながら書かれた内省的な文章は、読者にも現在地を見つめることを促す。 今まで日記本や日記的エッセイを多く刊行してきた著者が、日記とは一線を引いて執筆した珠玉のエッセイ集。
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よくわからないまま輝き続ける世界と 気づくための日記集
¥1,870
SOLD OUT
著者:古賀及子 発行元:大和書房 304ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 日記界の新星として注目される著者待望の日記本。 日常を、試しにかすかにふるわせてみたら? 心に風が吹く発見に満ちた日々の記録 【目次】 はじめに 1章 身近な未体験にふれる 2章 過去を振り返って思い出すように気づく 3章 アナログの質感に気づく 4章 あたらしい暮らしに気づく 5章 自分がやってこなかったことをやる 6章 家事に気づく 7章 身近な未体験にふれる おかわり おわりに
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この味も いつかまた恋しくなる
¥1,870
SOLD OUT
著者:燃え殻 発行元:主婦と生活社 240ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** ある料理やお酒を口にするとき、ふと思い出してしまう“あの日、あの人”を描く。 人気作家・燃え殻氏初の長編エッセイ集。 読まれたい日記/浅煎りコーヒー 〈会おうか?〉/アスター麺 「ミャア」/生姜焼き定食 「美味しい」と彼女は言った/シーフードドリア でたらめなおまじない/ピザトースト 「どうだ? うまいだろう?」/チャーハン 雨、しばらく止まないみたいですよ/ハイボール きれいに騙して/風俗嬢のお弁当 ちょっと、上がっていかない?/おにぎりと味噌汁 子どもと大人の家出事情/チョコレート 「信用金庫のカレンダーみたい」/冷たい唐揚げ 有名になってどうするの?/チョコモナカジャンボ フーテンのドゥ/ガパオライス COLUMN/恋しくなる味 Q&A Q 落ち込んだ日はなにを食べますか? Q 定番の朝食は? Q 特に思い出に残るレストランや食堂は? Q “最後の晩餐”になにを選ぶ? Q そば派? うどん派? Q もう一度食べたい、忘れられない料理は? 「いや、お前は別だよ」/焼肉 全国まーまーな定食屋友の会/生姜焼き定食 「チョコミントみたい」/グラスホッパー 深夜の同志へ/牛丼 やり過ごすしかない時間/キーマカレー 八十三点と七十九点を彷徨う世界/シェフの気まぐれサラダ 「最後まで自分がついてます」/洋菓子『ハーバー』 ロマーリオにドリブルなら勝てる/冷えた焼きそば あぶない刑事とジョン/ミートソースパスタ デトックス、デトックス♪/精進料理 「みんなの分はないから、内緒よ」/いちごみるくキャンディ 「青春とは?」「笹塚」/カレーライス 季節のお便りおじさん/鍋 「イタダキマス!」/一風堂のラーメン 大人の約束は時間がかかる/餃子と高級鮨 今日は何日で、あなたはどなたですか? /サッポロ一番塩らーめん 大雑把な暮らしのススメ/卵かけごはん 「海でも行きたかったね」/高い海鮮丼 「コーコー、ひとつ」/パスタ 人生は何度かはやり直せる/味噌ラーメン 彼女は名物になびかない/『東京ばな奈』 母の涙/ミートソースパスタ 「よし、明日は海に行こう!」/金目鯛の煮付け 褒められて伸びるタイプです/鯵の干物
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世界のお弁当とソトごはん
¥2,200
著者:岡根谷実里 発行元:三才ブックス 200ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** “世界の台所探検家”として100以上の台所を巡った著者が、旅先での実体験をもとに、携帯食、テイクアウト、屋台食など、生活スタイルの違いによってさまざまな様相をみせる世界中のお弁当とソトごはんを一冊にまとめました。 -------------------------- 本書で訪れる国々 -------------------------- ●第1章 メニューに注目 世界のお弁当 カラクッコ/フィンランド 「森と湖の国」で包む 1キロ超えのライ麦弁当 エマダツィ/ブータン 見つからない竹籠弁当箱と唐辛子煮 チーズサンド/オランダ シンプルなチーズサンドへの絶対の信頼 揚げバナナ/パプアニューギニア バナナを揚げて山道を下る アーロールとボルソック/モンゴル 仕事をしながらいつでも 遊牧民のカチカチ乳製品 トナカイの干し肉/ノルウェー 北極圏の放牧には凍らない弁当を ●第2章 スタイルに注目 世界のお弁当 おかず棚/インドネシア 弁当も食事もガラス棚からセルフで シェアスタイル/トンガ のんびり南の島国の分け合う昼食 ダッバー/インド 三段ランチボックスの用途は弁当以外? ディジョスタンド/ボツワナ 昼どきのオフィス街に登場 練り粥ずっしりつゆだく弁当 ラクダ乳とデーツ/ヨルダン 砂漠の遊牧民の生きた携帯食 ●第3章 お弁当持たずにソトごはん ピエチョンキ/ポーランド 焚き火専用鍋で雪の中の外時間 マッカラ/フィンランド 森でもサウナ後でもソーセージさえあれば大丈夫 ワティア/ペルー 畑仕事の昼食は現地調達のイモで アルブード/ヨルダン 粉を携え窯のない砂漠でパンを焼く カザンカバブ/ウズベキスタン ピクニックは油を飛ばしてあつあつの肉じゃがを ポンセン/インド 竹筒で蒸される川魚と唐辛子の共演 ●日本で作る世界のお弁当レシピ エマダツィ/ブータン サンバル/インド チュオゲトシラク(思い出のお弁当)/韓国 カラクッコ/フィンランド ピエチョンキ/ポーランド ●特集 街なかで買って路上でぱくり 世界のサンドイッチ 道端で食事を調達する 世界のストリートフード お隣の国のお弁当事情 台湾編 お隣の国のお弁当事情 韓国編 留学生が語る私のお弁当 ●コラム アルミの丸盆であつあつをお届け 市場のご近所デリバリー 単なる「弁当代わり」にあらず 世界あちこち給食模様 世界で進化する日本のおにぎり 米は主役かクッションか?
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ヨルダンの本屋に住んでみた
¥1,980
SOLD OUT
著者:フウ 発行元:産業編集センター 300ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 「ここで働かせてください!」 アラビア語はおろか、中東・ヨルダンの場所すら知らないのに、行ってみた日本人がいるらしい。私である。 「うわ、何この本屋・・・」。ネットで一目惚れした中東の本屋に長文メールを送ると、その返事は「OK」の2文字。意を決してヨルダンに飛んだジャパニーズガールが、ヘンテコ店長&多国籍書店員と繰り広げるエキゾチックで痛快な日々。 【目次】 はじめに:ヨルダンってどこ?/1:本屋との出会い/2:店長との面接/3:渡航費を稼いで出国/4:ヨルダンに到着/5:ラウラとの出会い/6:本の仕分け業務/7:大工と素人/8:キッチンと丸バツ/9:クッキー作りと人生/10:接客と後悔/11:バイトリーダーのアリス/12:英国紳士 デイビッド/13:チェコからの来客/14:常連の学生カップル/15:日本人vsアラビア語/16:ハビービー/17:ヨルダンで耳にした日本語/18:アラビア語の発音/19:何気ない日常/20:閉店後の過ごし方/21:まかない/22:看板作り/23:バスで怪我/24:絶対説明ドライブ/25:死海/26:温泉作り/27:壷の弁償/28:旅行計画/29:遺跡/30:ヒッチハイクの創意工夫/31:ヒッチハイクの三人目/32:砂漠に到着・星空/33:砂漠でドライブ
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谷川俊太郎のあれやこれや
¥2,530
著者:谷川俊太郎 発行元:筑摩書房 336ページ 210mm × 148mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 魅力全開! 単行本初収録のエッセー、詩、パロディから、亡き友への追悼、資料付き「自伝風の読む年譜」までを詰め込んだ、欲張りで楽しいヴァラエティブック。 【目次】 エッセー・コレクション 私とことば 二つの詩から 私の十七歳 詩と時間 一粒の砂に 昨日読んだ文庫 子どもの読みもの 朝の寝床から 私の「童謡」 「みんなのうた」 かりんとをかじりながら 懐かしい人たち 平塚綾子 思い出の本 室生犀星 犀星さんからの葉書 三好達治 三好さん/詩「空のなぎさ」/三好達治さんの三冊/「冬の日」/詩「冬の日」 中勘助 愛の人・中さん 寺山修司 何度でも会える/透明人間になって/詩「五月に」/詩「寺山修司への七〇行」 堀内誠一 カルバドスの香り/詩「幽霊」 永瀬清子 ひとりの日本の女/詩「永瀬清子さんのちゃぶだい」 武満徹 希望という言葉/詩「音の河」 茨木のり子 初々しさ/詩「いなくならない」 河合隼雄 おはな「し」/詩「かわいのいわい」/詩「来てくれる」 吉野弘 いないのに居る/詩「人間吉野と詩人吉野」 まど・みちお 私のまどさんファイル/詩「まどさんね……」 大岡信 大岡の知/詩「大岡信を送る」/詩「微醺をおびて」 和田誠 終始一貫和田誠/詩「Natural」 辻征夫 辻さんの言葉を頼りに 戯文五つと戯詩ひとつ YELLOW SUBMARINE 内蔵されたことば 春を待つ手紙 死して首相は愚痴を残す 1対1 牛の涎 戯曲 お芝居はおしまい 喜劇三幕 お芝居はおしまい 自作について 小詩集 石牟礼道で石蹴り 読むこと アトムの今 新聞はコトバだ 朝日とともに 私語 今朝 当たり前 雑誌考 身籠る 初夏のハムレット ごめんね 朝 ごはんが食べたい えほんのくに えほんのふるさと 至福 数小節 サティ風の気晴らし 自伝風の読む年譜 一九三一年~二〇二五年 自伝風の読む年譜 編集後記
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ゼロからの読書教室
¥1,760
SOLD OUT
著者:読書猿 発行元:NHK出版 208ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 読書猿、初の「薄い」本?! 秘伝の読書術をどこまでもやさしく、深く 読むのが遅い、面倒くさい、何を読んだらいいのかわからない……読書にあこがれはあっても、悩みは尽きないものです。そんな、読書にまつわる悩みの数々を、「正体不明の読書家」読書猿が一挙に解決! 「本は最初から最後まで通読しなくてはならない」「内容をしっかり理解しなくてはならない」など読書への固定観念が、読書に苦手意識を生む原因。そこから自由になる方法をやさしく伝えます。 大ベストセラー『独学大全』をはじめ、圧巻の「大全」を著してきた著者が、自身の「核」となる読書術を、かつてなく薄く読みやすく、それでいてどこまでも深くお届けします。「本は好きだけど読書は苦手……」読書への片想いはもう終わりです! 【目次】 第1部 本となかよくなるために……しなくてもいいこと、してもいいこと 第1回 全部読まなくてもいい 第2回 はじめから読まなくてもいい 第3回 最後まで読まなくてもいい 第4回 途中から読んでもいい 第5回 いくつ質問してもいい 第6回 すべてを理解できなくてもいい 第7回 いろんな速さで読んでいい 第8回 本の速さに合わせてもいい 第9回 経験を超えてもいい 第10回 小説なんて読まなくていい 第11回 物語と距離をおいていい 第12回 小説はなんでもありでいい 第2部 出会いたい本に出会うために……してみるといいこと、知っておくといいこと 第13回 いろんな本を知ろう 第14回 本の海「図書館」へ行こう 第15回 レファレンスカウンターに尋ねよう 第16回 百科事典から始めよう 第17回 百科事典を使いこなそう 第18回 書誌はすごい道具 第19回 書誌を使ってみよう 第20回 件名を使いこなそう 第21回 上位概念を考えよう 第22回 リサーチ・ナビを活用しよう 第23回 青空文庫に浸ろう 第24回 デジコレにもぐろう
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文豪と犬と猫 偏愛で読み解く日本文学
¥1,760
著者:宮崎智之/山本莉会 発行元:アプレミディ 162ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** こんな読み方があったのか! 文豪と作品の、意外な姿が見えてくる。 犬派と猫派、気鋭の文筆家ふたりが往復書簡で語り合う ニャンともワンダフルな文学世界、ここに誕生。 犬好き文芸評論家・エッセイスト宮崎智之(『平熱のまま、この世界に熱狂したい』)と、猫好き日本文学マニアの文筆家・山本莉会による、文豪×犬・猫トークが炸裂! 犬も猫も日本文学ももっと大好きになる、最高に面白い往復書簡です。 ■文豪ラインナップ 夏目漱石/内田百閒/志賀直哉/谷崎潤一郎/川端康成 森茉莉/幸田文/室生犀星/坂口安吾/三島由紀夫 遠藤周作/二葉亭四迷
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群れから逸れて生きるための自学自習法
¥1,980
著者:向坂くじら/柳原浩紀 発行元:明石書房 192ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 注目の詩人と教育者による、アウトサイダーのための勉強論 「勉強するのに仲間はいらない。むしろ、ひとりでいるために勉強が必要なのだ」。群れず、つるまず、あなた自身でいるための学び方とは。その試みは、他者を理解し、世界をゆがみなく捉える第一歩となる。一斉授業に困難を抱える中高生から、学び直しを求める大人まで。 【目次】 はじめに なぜ勉強の方法を知る必要があるのか? 【理論編】 01 学ぶとは何か?──目的と手段、そして対話 02 読む──すべての勉強はここからはじまる 03 理解する──少しはみ出すくらいがいい 04 覚える──ぶらぶら散歩するのがいい 05 言語化する──つまり、軽々と間違えること 06 考える──制約と跳躍 【実践編】 07 英語 ◇コラム 勉強する理由は「楽しいから」か? 08 数学 ◇コラム テストとは何か? なぜ試験勉強は勉強ではないのか? 09 国語 ◇コラム 勉強仲間は必要か? 10 社会 ◇コラム くじけるとは何か? 正しいくじけ方について 11 理科 ◇コラム なぜ学習法が大切なのか? 努力に逃げないことを頑張る おわりに 参考文献/教材リスト
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感情の海を泳ぎ、言葉と出会う
¥1,870
著者:荒井裕樹 発行元:教育評論社 208ページ 182mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 良い文章ってなんだろう? ――生きづらさの表現と向き合ってきた文学者が 「書くこと」について綴ったエッセイ 「良い文章を探すことは、喩えるなら、夜空を見上げて星座盤にない星を探すようなものかもしれない。確かに今、視線の先に星は見えない。でも、この視界の先に星があると信じることはできる。信じた方が、夜の暗さが怖くなくなる。そう感じられる人と、この本を分かち合いたい」――「はじめに」より。 【目次】 はじめに――とはいえ、を重ねながら綴る 急須のお茶を飲みきるまでに 何者かでありすぎて、自分以外ではない 押し込められた声を聞くことができるか やさしい言葉 書いた気がしない本 憧れる言葉 羨ましい読まれ方 遠くの場所で言葉が重なる 伸ばせたかもしれない翼を語る 時々こうして言葉にしておく 感情の海を泳ぐ 生きられた世界に潜る ずれた言葉の隙間を埋める 心の在処を表現する 世界を殴る 何かするとは、何かすること 自分がやるしかない証明作業 言葉にこまる日のこと 子どもと生きる 「仕方がない」が積もった場所で 「分かってもらえない」を分かち合いたい 下駄を履いて余力を削る 文章と晩ごはん おわりに――綴ることは、息継ぎすること
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新版 映画の構造分析
¥2,420
著者:内田樹 発行元:晶文社 332ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 映画に隠された驚くべき物語構造を読み解く、 スクリーンから学べる現代思想、精神分析、ジェンダー。 大幅増補の決定版映画論。 物語には構造があり、映画にも構造がある。そして映画の構造を知ることが、人間の欲望の構造を知ることにつながる……。『エイリアン』『大脱走』『裏窓』などハリウッド映画の名作を題材にした映画論にして、ラカンやフーコーなど現代思想の入門テキストとして高い評価を受けた旧版『映画の構造分析』に、『君たちはどう生きるか』『ドライブ・マイ・カー』『怪物』『福田村事件』など、近年の話題作を分析した論考を大幅増補した決定版映画論。〔2003年初版〕 【目次】 新版へのまえがき まえがき ■第1章 映画の構造分析 0 物語と構造 1 テクストとしての映画 2 欠性的徴候 3 抑圧と分析的知性 4 「トラウマ」の物語 ■第2章 「四人目の会席者」と「第四の壁」 ■第3章 アメリカン・ミソジニー──女性嫌悪の映画史 ■第4章 そして映画は続く 『ゴッドファーザー』と『北の国から』 『君たちはどう生きるか』をどう観るか 「父」からの離脱の方位──『1Q84』論 『ハナレイ・ベイ』のためのコメント 『ドライブ・マイ・カー』の独創性 『ノルウェイの森』の時代感覚 『ハウルの動く城』を観に行く 『怪物』について 『福田村事件』へのコメント 『愛の不時着』──男性目線と女性目線の交錯 『冬のソナタ』──予定調和的な宿命 『秋日和』──非婚は彼女たちの意思ではない 『精神0』──それに人間は抗うことができない 『演劇1』『演劇2』──演劇の平田オリザ、映画の想田和弘 『三島由紀夫VS東大全共闘』──政治の季節の予感 『プレシャス』──史上初の男性嫌悪映画 『バービー』──哲学的な映画 デヴィッド・リンチ追悼 オリジナル版のあとがき 新版のためのあとがき 解説 「お話を一つ思いつく」を巡って 春日武彦
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シネパトグラフィー 映画の精神分析
¥3,080
編者:小林聡幸 著者:小林陵/斎藤環/濱田伸哉/丸谷俊之/大島一成 発行元:アルテスパブリッシング 360ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 「あのシーン」の深層には何がひそんでいたのか── 気鋭の精神科医、心理学者が映画作家の精神の内奥にせまる。 斎藤環によるデイヴィッド・リンチ論を収載! 天才とよばれる傑出した人物の創造性と病理との関係を精神医学的・心理学的に解き明かす「病跡学(パトグラフィー)」の手法で、映画作品や作家たちの謎にせまる。 斎藤環によるデイヴィッド・リンチ論をはじめ、P.T.アンダーソン、ロブ゠グリエ、クローネンバーグ、ユスターシュ、ファスビンダー、キム・ギドク、コルンゴルトなどの生涯と作品を、気鋭の精神科医、心理学者が分析。映画作家たちがいかにして自らの内奥に秘めた病理を不朽の作品へと昇華させていったか、その創造の秘密に肉迫する。 いままで見えていなかったものが見えてくる。映画の観方が変わる! 【目次】 口上 シアター1 網膜と緞帳 シネパトグラフィー宣言(小林聡幸) ロールシャッハ・テストのように映画を観る(小林 陵) シアター2 紋様と隠蔽 デイヴィッド・リンチ 強度の技法(斎藤 環) 中心気質的/発達障害的シグナリング──ポール・トーマス・アンダーソンの映像作品における二重のコスト構造(濱田伸哉) シアター3 倒錯と果報 ロブ゠グリエに見るオタク・カップルの幸福論(丸谷俊之) デイヴィッド・クローネンバーグ──触れることの倫理(小林聡幸) シアター4 生命と偽装 ジャック・ダニエルとともに──ジャン・ユスターシュの人生と映画(丸谷俊之) ライナー・ヴェルナー・ファスビンダーの生涯と作品(大島一成) シアター5 追放と結晶 キム・ギドクは「悪い男」だったのか?(小林 陵) エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト──ハリウッドの作曲家の偉大な凡庸(小林聡幸) エンドロール 映像作品名索引 主要人名索引
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オアシス ザ・マスタープラン
¥5,280
SOLD OUT
著者:ケヴィン・カミンズ 発行元:ジーンブックス 256ページ 269mm × 200mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** この本を見てると、あの頃の記憶が鮮やかに蘇ってくる。 ケヴィンの写真には、俺たちの原点がそのまま写ってるんだ。 オアシスのファンなら絶対に手に入れるべき一冊だよ。 — ノエル・ギャラガー ジョイ・ディヴィジョン、ビョークらを手がけた高名な写真家ケヴィン・カミンズが、オアシスの音楽と素顔をアイコニックな写真で浮かび上がらせる。初公開写真多数収録、バンド成功への進化の歴史が明かされる! オアシスがデビューを迎えるまでの激動の12カ月を追った貴重な写真や、デビュー直後のバンドのアイコニックな姿を収録。その75%が世界初公開となる未発表ショット。 ケヴィン・カミンズは、ジョイ・ディヴィジョン、ビョーク、デヴィッド・ボウイなど、数々のトップアーティストを撮影してきた世界的に高名なフォトグラファー。1993年、オアシスはクリエイション・レコーズと契約し、デビューアルバム『Definitely Maybe』の制作に向けて動き出した。バンドのサウンドに合ったルックスを確立するために起用されたカミンズは、初期の熱狂的なライブや、若さと熱気が溢れる彼らの素顔を撮り続けた。 マンチェスターのアフレックス・パレスで新調した服に身を包む初々しい姿、地元のパブやストリートで撮影された等身大の彼ら、Brother社のロゴが入ったマンチェスター・シティのユニフォームを着たギャラガー兄弟──バンドの進化と世界的成功への足跡をビジュアルで追うことができる。 ノエル・ギャラガー自身が写真にコメントを寄せ、フットボール、ファッション、音楽への思いを語るほか、当時の回想を交えながらバンドの成長を振り返る。さらに、文化評論家ゲイル・クロウザーによるオアシスの影響力に関する考察、カミンズ自身の貴重な証言も収録。 誰もが知る「オアシス成功の物語」の前に──彼らがいかにしてアイデンティティを確立し、世界を変えるバンドへと進化したのか。 本書は、その「マスタープラン」を明らかにする決定的な記録である。 オアシスはどのように誕生したのか。新たなバンドのサウンド、ルックス、アイデンティティを形作る無数の要素とは何か。オアシスの誕生と進化を目撃する、すべての音楽ファンにとって見逃せない一冊。