さよなら、俺たち
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著者:清田隆之(桃山商事)
発行元:スタンド・ブックス
304ページ
188mm × 128mm ソフトカバー
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出版社紹介文より
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俺たちはこのままでいいのか。
これからの時代私たちに必要なことは、甘えや油断、無知や加害者性など、自分の見たくない部分と向き合いながら、「俺たち」にさよならすることだ。
1200人を超える女性の恋愛相談に耳を傾けた結果、見えてきたのは男たちの幼稚で狡猾な姿だった。恋バナ収集ユニット「桃山商事」代表として恋愛と性差の問題を発信してきた著者による、初の本格的ジェンダー・エッセイ集。
失恋、家事、性的同意、風俗、夫婦別姓、マンスプレイニングからコロナ離婚まで、様々なテーマに根づく男性問題を掘り下げていく。
【目次】
さよなら、俺たち
1 あの人がいない人生を生きるのだ――失恋による小さな死
あの人がいない人生を生きるのだ
失恋による“小さな死”を乗り越えるには
こじらせ男子の当事者研究――失恋ホストの現場から
2 俺たちは全然客観的で中立的なんかじゃない ――男の幼稚さ
「気づかない男たち」 ――ハラスメント・スタディーズ
俺たちは全然“客観的”で“中立的”なんかじゃない―― セカンドレイプ
ボクたちはいつ大人になれるのだろうか ――大根仁作品における「男の幼稚さ」について
『ラブライブ!サンシャイン!!』のPRイラスト論争。批判の声に怒っているのは誰なのか
女子小学生にまで求められる“男ウケ”のモテ技。俺たち男はなぜ「さしすせそ」で気持ち良くなってしまうのか
世界で進む「性的同意」の議論。俺たちはその意味を理解できているのか
3 私たちはすれ違ってすらいないのかもしれない――コミュニケーションと聞く力
「男をひと括りにするな!」から進むために
我々が“聞ける男”になるために必要なこと
「コロナ離婚」の背景にある絶望感の正体
私たちは“すれ違ってすらいない”のかもしれない
4 生理が〝自己責任〟になってしまうディストピア――強固な男性優位の社会構造
田嶋陽子が再ブーム。“日本でいちばん誤解されたフェミニスト”はこんなにカッコ良かった
エロ本の作り手にお話を伺う中で見えてきた巨大構造
生理が“自己責任”になってしまうディストピア
doing偏重社会に生きる私たちに突きつけられた“ミラー小説”
「子どもを産まなかったほうが問題」は失言ではない。現政権の本音だ
「夫婦別姓は犯罪が増える」というトンデモ発言は“男性特権”が生んだ無知の末路
5 加害者性に苦しむ男たち――抑圧と孤独
女性の恋愛相談を聞きまくった結果、過剰に抑圧されるようになった私の性欲
“加害者性”に苦しむ男たち
内面の孤独
性欲は“本能”って言うけれど……男性にとって風俗とはどういう場所なのか
6 生まれたからにはまだ死ねない――beingから「私」へ
矛盾への恐怖と恋愛相談
「だったらひとりで生きればいいのでは?」と絶望される前に
家に一冊も本がなかった
自分を掘れば他者とつながる
ぺこぱ“NEO優しい”の衝撃 「優しいのにおもしろい」という革命
笑いと脱力をもたらすbeingの世界――さくらももこ論
生まれたからにはまだ死ねない
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