はじめての胃もたれ 食とココロの更新記
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著者:白央篤司
発行元:太田出版
224ページ
188mm × 128mm ソフトカバー
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出版社紹介文より
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昔のように食べられないことは、みっともないことなんかじゃない。性別とか関係なく「自分」を大事にしていこう。フードライターの白央篤司さんが、加齢によって変化する心身をなだめながら、作って食べる日々を綴った手探りエッセイ。
“加齢に伴う変化の体感は楽しい。だって、「歩く」「しゃべる」「自転車に乗れる」といった、幼少期の成長に伴う「できるようになった」の記憶は、もはや曖昧だもの。一方、中年の「できなくなった」は、ちゃんと自覚ができる。観察も対処もできる。つまり、人の機能的変化をじっくり味わえるのは、中年の特権なのだ。高齢者になれば、再びそれは難しくなるのだから。”
-- ジェーン・スーさん(コラムニスト)推薦!
「あなたの胃は、もう昔のあなたの胃ではないのですよ」
そう気づかせてくれたのは、牛カルビだった。
もうすぐ50歳。調子にのって食べすぎると胃がもたれる。お腹いっぱいが苦しい。量は変わらないのに、ぜんぜん痩せない……老いを痛感することが増える日々。
人生の折り返し地点を迎えて、いままでのようにいかないことがどんどん増えていく。でも厚揚げやみょうが、大根おろしみたいに、若い頃にはわからなかったおいしさを理解することだって同じくらいあるはず! いまこそ、自身を見つめ直して「更新」してみませんか?
【目次】
はじめに
第一章 いろんなところにガタが来る
はじめての胃もたれ
お腹いっぱいがこわい カルビ世代から大根おろし世代へ
衰えを語り合える関係はいいものだ
増えるばかりのメンテ・アイテム!
物価高の中、頼れるあいつ
耐脂性の問題と具だくさん汁の豊かさ アンケートその①
誕生日はいまやうまいものを食う口実に 春の食卓
第二章 手探りで向き合う
つまづいて、歩いて、お茶を淹れる
やせない体
なすときゅうりと、非現実的もいいとこな夢
厚揚げ、みょうが、そして苦みが好きになる
日傘のすすめ&「男のくせに」
自分の機嫌とり上手になりたい 夏の食卓
第三章 無理なく変わっていく
私と酒と酒場のこと、これまでのこと
隙あらば野菜を足すムーブメント
「いつもより気持ち少なく」の節塩ライフ
グジュとたま子のこと
台所の思い出話①
台所の思い出話②
みなさんにアンケート②
秋の栗、そして父のこと
第四章 決めつけない方が人生は面白い
魚よ、おろそかには食わんぞ ―私のレシピ微調整―
無理なときは無理しないにたどり着くまで
私なりの“半”作りおき、そして使い切り術のあれこれ
お弁当から考える「ちゃんと作る」ということ
台所の思い出話③
ハワイの名物料理ポキに学ぶ
冬の原稿の伴走者、煮込み料理
第五章 執着と無頓着
男達よ、もっと自分をいたわろう
和菓子に惹かれていく
友達も携帯もいらない 30代で決意したふたつのこと
50代の歩み方 いなり煮に教わる
あとがき
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店主コメント
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食べすぎ、飲み過ぎによる胃のもたれ・・・アラフィフに差し掛かり感じる身体と食の変化。
避けることのできない「老い」を受け入れながら、食における「シフトチェンジ」を著者は心がける。末永く食を楽しむために。
この本は、フードライターとしてお馴染みの白央篤司さんによる日々の実践が綴られたエッセイ。アラフィフのみならずアラフォーにもオススメです。
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