もう一つの衣服、ホームウエア 家で着るアパレル史
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著者:武田尚子
発行元:みすず書房
280ページ
173mm × 130mm
~出版社紹介文より~
“ステイホーム”の新習慣でクローズアップされているホームウエア。
成熟社会、健康志向、高齢化社会、リモートワーク、ウィズコロナ――私たちは、いま、家で過ごす時間や素の自分になるときの衣服のことを、ますます意識し、考えるようになっている。
外着でもあり下着でもある、あいまいで自由な衣服「ホームウエア」。ファッション史の裏側に隠れているが、いや表からは見えにくいからこそ、そこには人々の欲望や夢、そして現実が映し出されている。
日本のアパレルにおけるその発展を、服飾史・文化史の視点のもとにひもとく、初めてのホームウエア小史。
ボディファッション(インナーウエア)業界のフリーランスのジャーナリストとして国内外の動向を見続けている著者が、従来、ナイトウエアやラウンジウエア、あるいはルームウエアといわれていた産業分野を、新たに「ホームウエア」という位置づけに括って、過去を振り返り、未来を展望する。
あなたにとっての“ホーム”を考える1冊。
* コラム「ブランド・クロニクル」では、ホームウエアの業界の歴史をつくってきた代表的な企業・ブランド9社を紹介。その足跡をたどる。
〈表からは見えにくい領域かもしれないが、
まさに人々の“どう生きるか”という思いがここに込められている。〉
――本書より
【目次】
はじめに
「ホームウエア」とは何か
モードの歴史における「身体の解放」
パジャマが着られるようになったのは
戦後日本はナイロンのネグリジェから
ナイトウエア全盛期の攻防
デザイナーの夢と個性から生まれたブランド
有名ライセンスブランドの人気の背景
根強い人気を誇る国内DCブランド
「睡眠」で見直されるパジャマ
オーガニックコットンが象徴するもの
ファッションとイノベーション
衣服は素材がいのち
さらなる変化の時代に向けて
◇コラム:ブランド・クロニクル
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