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線の冒険 デザインの事件簿(ちくま文庫)

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著者:松田 行正
発行元:筑摩書房
400ページ
148mm × 105mm ソフトカバー

~出版社紹介文より~
線とは点が動くことによってできた、運動の軌跡。点が動けば元の点があった場所は消滅する。点の足取りを記すことができるのは線だけ。そこに多くのドラマが生まれる。ジグザグ線が絡むユダヤ博物館とビートルズの『アビイ・ロード』の話。見えない恐怖の視線として窓から侵入するペストや放射能の話。旋回する線、立体化する線、饒舌な線…。線をめぐる寄り道だらけの一冊。

【目次】
規格化された線―子午線・光速など直線を測るための基準値を探すメートル法

ひび割れ線―偶然できたひび割れと、デュシャン“大ガラス”と洗濯機

魔方陣の線―タテヨコ斜めの数字の和がすべて同じになる魔法陣の軌跡

饒舌な線―線がどんどん加わって複雑になった記号

神風と空爆―日本を初空爆した爆撃機と風船爆弾の軌跡

線状地図―ヴェルヌのノーチラス号の軌跡と、パワーズ・オブ・テン

垂直の快感と恐怖―直線こそ命、いや命を奪う直線ならぬ、垂直線のギロチン

線状人間―人体で描く文字と、人体の形を秘めた漢字

立体化する線―立体的に見えるように工夫された文字や記号の線

筋の線―火星で見つかった筋からはじまった対火星人との宇宙戦争
〔ほか〕

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