戦争がもたらすものを撮る
¥2,530 税込
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著者:堀ノ内雅一/五十嵐匠
発行元:泉町書房
320ページ
188mm × 128mm ソフトカバー
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出版社紹介文より
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コロナ禍による1年8カ月の中断を乗り越えて完成した奇跡の映画『島守の塔』。監督・スタッフ、萩原聖人・村上淳・吉岡里帆らのキャストが「命どぅ宝」(命こそ宝)を伝えたいと困難に挑んだ製作ドキュメント。貴重な製作過程を五十嵐匠監督のロングインタビューを中心に記す。
映画『島守の塔』はウクライナ危機で世界が緊迫する2022年夏から秋に公開される。第二次世界大戦末期に、兵庫県出身の島田叡と栃木県出身の警察部長・荒井退造といった本土から派遣され、戦火に散った二人の官僚と沖縄県民の姿を描き、命の大切さを訴える映画。
またこの本は、厳しい日本映画界で30年以上、自分の企画でお金を集めて映画を作り続けてきた監督・五十嵐匠の物語でもある。室田日出男を起用した劇場デビュー作『津軽』から『島守の塔』までの制作秘話を満載。映画人、支援者たちが、平和と映画にかける思いを語る。監督・五十嵐匠の軌跡を立教大学時代からの盟友であるライターの堀ノ内雅一がインタビューした。
日本の映画制作の現場で奮闘してきた一映画監督の姿をとおして、日本のコンテンツ作りのあり方にも一石を投じる書です。
登場作品
『津軽』『ナンミン・ロード』『兼高かおる世界の旅』『SAWADA』『地雷を踏んだらサヨウナラ』『天国までの百マイル』『みすゞ』『HAZAN』『十字架』『二宮金次郎』『島守の塔』ほか
【目次】
序章 映画『島守の塔』「1年8カ月の撮影中断を前に」
第1章『島守の塔』戦争がもたらすものを撮る①
撮影中断の経緯と「命どぅ宝」
第2章「生い立ち」混沌を愛する少年だった
第3章『津軽』『ナンミン・ロード』
「30歳手前で必ず劇場用映画を撮るんだ」
第4章『SAWADA』『地雷を踏んだらサヨウナラ』
戦争と向き合う
第5章 映画監督では食えない
第6章『島守の塔』戦争がもたらすものを撮る②
「瀕死の映画をみんなで救いあげる」
第7章『天国までの百マイル』『みすゞ』『十字架』
『天国までの百マイル』の挫折から地方創世映画へ
第8章『二宮金次郎』 見えてきた新しい映画のかたち
第9章『島守の塔』戦争がもたらすものを撮る③
「生きろ! 生きてくれ! 生きて家に帰るんや!」
終章「自分の中の戦争への思いが『島守の塔』へ集約された」
コラム
木村泰文(ダイワ運輸代表取締役)、綱川仁士(下野新聞社営業局ビジネス開発室室長)、比企洋子(宇都宮駅前比企クリニック常務理事)など
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