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幻の「カフェー」時代

¥2,200 税込

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著者:斎藤 光
発行元:淡交社
208ページ
188mm × 128mm ソフトカバー

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 出版社紹介文より
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明治末に生まれ戦間期に全国で大流行した「カフェー」は、西洋風の飲食と女給の接客が魅力の娯楽空間でした。文化人が交流し、エログロ文化のシンボルともなりましたが、その全体像はヴェールに包まれています。都市の形成、「大衆」の誕生、風俗誌、ジェンダー、音楽文化など、日本近代の様々な問題系が、カフェーから浮かび上がります。本書は京都のカフェー通史を描くことで、日本近代史の知られざる一面を明らかにします。

【目次】
はじめに 「カフェー」なるもの
カフェとカフェー
時代の同伴者
「カフェー」という語の定着

第一章 京都にカフェーが現れるまで
森鷗外の欧州留学
芸術運動の場
京都の近代化
繁華街の喫茶部/文教地区のミルクホール

第二章 初期の京都のカフェー
ハイカラな女給仕
三高生のたまり場・カギヤ
市電とひろがるカフェー
制度に抗う原始遊牧民のカフェー

第三章 1922年の女給人気投票
新語としての「女給」
大正のアイドル総選挙?
人気女給がいたカフェー

第四章 映画・ダンス・カフェー
カフェーレーベンの溝口健二
映画都市・京都
幻の「カフェーローヤル」をたどる
映画界とカフェーローヤル
ダンスホール化するカフェーへの取り締まり

【コラム】雑誌『ダンサー』に写された時代―「アケボノ」 「ローヤル」を覗く(執筆・永井良和)

第五章ジャズの氾濫と巨大カフェー
大阪―東京の「エロ」をつなぐ京都
ジャズ狂化したカフェー
大阪大資本の到来
「エロ」の大波

第六章カフェー時代の終わり
『 「いき」の構造』の出発点
警察の「風俗」取り締まり
カフェー全盛時代
カフェーの退潮、喫茶店の増加
カフェーは不純喫茶?

第七章 女給のファッションとカフェー建築
白いエプロンのイメージ
営業者・美術家・建築家

主要参考文献一覧
用語集

あとがき

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