暇と退屈の倫理学(新潮文庫)
¥990 税込
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著者:國分功一郎
発行元:新潮社
512ぺージ
148mm × 105mm ソフトカバー
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出版社紹介文より
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「暇」とは何か。人間はいつから「退屈」しているのだろうか。答えに辿り着けない人生の問いと対峙するとき、哲学は大きな助けとなる。著者の導きでスピノザ、ルソー、ニーチェ、ハイデッガーなど先人たちの叡智を読み解けば、知の樹海で思索する喜びを発見するだろう――現代の消費社会において気晴らしと退屈が抱える問題点を鋭く指摘したベストセラー、あとがきを加えて待望の文庫化。
【目次】
増補新版のためのまえがき
まえがき
序章 「好きなこと」とは何か?
第一章 暇と退屈の原理論――ウサギ狩りに行く人は本当は何が欲しいのか?
第二章 暇と退屈の系譜学――人間はいつから退屈しているのか?
第三章 暇と退屈の経済史――なぜ“ひまじん”が尊敬されてきたのか?
第四章 暇と退屈の疎外論――贅沢とは何か?
第五章 暇と退屈の哲学――そもそも退屈とは何か?
第六章 暇と退屈の人間学――トカゲの世界をのぞくことは可能か?
第七章 暇と退屈の倫理学――決断することは人間の証しか?
結論
あとがき
注
付録 傷と運命――『暇と退屈の倫理学』増補新版によせて
文庫版あとがき
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店主コメント
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かつて刊行された単行本は一度復刊されるも、その後絶版に。
この度、新潮文庫から待望の復刊です。
七章にわたり理論を展開し結論まで導く本書の構成は、読了後に退屈しのぎとは何なのかということを身をもって実感できるのではないでしょうか。結論を読むだけでは理解させまいとする著者の姿勢が何とも心憎いです。
帯文にある若林正恭さんのコメントは、著者のその心憎さに対する賛辞なのではないかと私は推測します。
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