人生の短さについて 他2篇(光文社古典新訳文庫)
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著者:セネカ
訳者:中澤務
発行元:光文社
320ページ
文庫判 148mm × 105mm
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出版社紹介文より
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2000年読み継がれてきた、よく生きるための処方箋
マインドフルネスの元祖
人生は浪費すれば短いが、過ごし方しだいで長くなると説く表題作。逆境にある息子の不運を嘆き悲しむ母親を、みずからなぐさめ励ます「母ヘルウィアへのなぐさめ」。仕事や友人、財産との付き合い方をアドヴァイスする「心の安定について」。古代ローマの哲学者セネカが贈る"人生の処方箋"。
【目次】
訳者まえがき
人生の短さについて
母ヘルウィアへのなぐさめ
心の安定について
解説 中澤 務
年譜
訳者あとがき
【著者紹介】
[ 1 B.C. - 65 A.D. ] ローマ帝国の属州ヒスパニア・バエティカのコルドバに生まれる。子どものころから本格的に哲学を学び、その道に進もうとしたが、父に許されず断念。政治の道を目指しカリグラ帝時代に財務官として活躍する。カリグラ帝が暗殺されクラウディウスが皇帝に就くと、その妃メッサリナの画策により姦通罪に問われ、コルシカ島へ追放される。8年余りの追放生活ののちローマに戻り、ネロの教育係となる。ネロが皇帝に就任後は政治的補佐を務めるが、制御することができず辞表を出す。隠遁生活に入ってからは精力的な執筆活動をおこなった。その後、ネロ暗殺の陰謀が発覚。陰謀に加担した嫌疑で自殺を命じられ、みずから命を絶った。
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店主コメント
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「彼らは、夜を願って昼を失い、朝を恐れて夜を失う」
(本文より)
実際にそんな毎日を送っていたことがあった身としては、なんとも痛切なお言葉。
若いうちに老後を心配することもまた人生を短くしてしまうのではないでしょうか。
人生にまつわる金言に満ちた一冊です。ぜひ!
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