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みんなの〈青春〉  思い出語りの50年史

¥2,310 税込

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著者:石岡学
発行元:生きのびるブックス
224ページ
188mm × 128mm ソフトカバー

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  出版社紹介文より
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“キラキラの青春”だけが、青春なのか?

太陽族、みうらじゅん、乃木坂46……。様々なジャンルを横断しながら、私たちの自意識を刺激してやまない青春イメージを読み解く、社会文化史。

【目次】
はじめに 

◆第1章 謎を抱きしめて

青春の独特さ・奇妙さ 
近代のイデオロギーとしての青春? 
生きのびる青春 

◆第2章 さらば青春!?──七〇年代のターニングポイント

「青春」の誕生 
近代日本文学と青春 
「男の世界」 
青春はカネになる!?──映画のイメージ 
変質? 消失?──同時代の認識 

◆第3章 メディアに息づく「青春」

政治の季節のあと、テレビドラマがやってきた──六〇─七〇年代 
ダサさの象徴──八〇年代 
「ありのままの青春」が理想──一九九〇─二〇〇〇年代 
二人の世界で成り立つ青春──二〇一〇年代 
しぶとく生きのびるビルドゥングス・ロマン 

◆第4章 いつか振り返る日のために

成長物語の残滓 
何はともあれ、部活と夕日、そして恋愛 
記録と美化──ミッションに賭ける 
「いま自分たち青春してる!」

◆第5章 〈輝けない者たち〉のブルース

イメージと現実とのギャップ 
ないものねだりが原動力に 
「暗い青春こそ本物の青春だ!」 
輝きからも挫折からも遠く離れて 

◆第6章 アンチという名の王道をゆく

「青春っぽい青春」はハードルが高い 
地味な青春は描かれない? 
「底辺女子高生」の憂鬱? 
地味だからこそ価値がある!?

◆第7章 大人の結論─それでいいじゃないか、の心

反動から生まれる表現 
王道あっての「欠落」 
あの頃に戻れないからこそ 
それもまたよし、の境地 

◆第8章 恋愛至上主義の果てに

男女共学前夜 
「純潔教育」と「不純異性交遊」の時代 
「童貞」というスティグマの誕生 
恋愛至上主義の興隆から「若者の恋愛離れ」へ 

◆第9章 アイドルの辞書に“青春”の文字はない

「アイドル消費」=「青春消費」 
「フツーの人が羨ましい」 
人気の絶頂で犠牲にしたもの 
「アイドル活動そのものが青春!」 

◆第10章 いくつになっても逃げられない

「青春とは心のありようである」 
元ネタの影響力 
「いつまでも青春だと思うのはバカげている」 
なぜ、最後に(笑)がつくのか 

◆第11章 さらば、青春

生き方が決まったとき青春は終わる? 
気づけば「大人」になっていた
「象徴」との惜別 

◆第12章 変わったもの、そして変わらないもの

変わる青春 
変わらない青春 
陳腐で特別な青春 

おわりに 

参考文献 

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