
黒人と白人の世界史
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著者:オレリア・ミシェル
訳者:児玉しおり
解説:中村隆之
発行元:明石書店
376ページ
195mm × 135mm ハードカバー
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出版社紹介文より
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「ヨーロッパ人は、アフリカ人を奴隷にしたために人種主義者になった」。本書は、大西洋奴隷貿易、奴隷制、植民地主義とともに、「人種」がどのように生み出され、正当化されていったのかを歴史的に解明する。ル・モンド紙が「まるで小説のように読める」と評す、人種の歴史の新たな基本書。
【目次】
序文
イントロダクション―ニグロと白人、言葉の歴史
第Ⅰ部 奴隷制と帝国
第1章 奴隷という制度
制度としての奴隷
奴隷制の社会的意味
第2章 サハラ砂漠以南のアフリカにおける奴隷制
古代以来のナイル川北部とサハラ砂漠の商業上の地位
アラブ世界の拡大と奴隷売買ルートの発展
西アフリカにおける奴隷交易国の形成
奴隷制の歴史的重み
第3章 ヨーロッパのダイナミズム
ヨーロッパ建設における一つのパラドックス
一五世紀の南大西洋におけるポルトガル人とカスティーリャ人
大西洋の植民地化のメカニズム/交易の支配
大西洋の農園
第4章 アメリカの発見
アメリカにおける事業
インディアンの奴隷化
“ニグロ”貿易
結論 奇妙な帝国
第Ⅱ部 ニグロの時代
第5章 ニグロのプランテーション(一六二〇~一七一〇年)
プランテーション―ブラジルからカリブ海の島々まで
ブラジルからカリブ海の島々に向かったオランダ人
黒人奴隷貿易国
一八世紀への変わり目における植民地拡大
第6章 不可能な社会(一七一〇~一七五〇年)
捕獲という奴隷生産
拉致からプランテーションまでの「長い旅」
プランテーションと良い農園主
不安定な秩序
ニグロという虚構
第7章 危機に向かって(一七五〇~一七九四年)
経済発展の危機――入植と奴隷貿易の対立
フランスにおけるパラダイムの変化
奴隷制と奴隷貿易への異議
人種隔離主義、“血の純潔”および植民地の階級化
パリとサン゠ドマングの間の革命危機
結論 ニグロと暴力
第Ⅲ部 白人の支配
第8章 ドミ・ネーション(一七九〇~一八三〇年)
徴用された国家(一七九四~一八一五年)
アメリカ合衆国の奴隷制維持とフランスの奴隷制復活/解放奴隷をどうするか
植民地の転換とイデオロギーの急変(一八一五~一八三〇年)
奴隷制擁護派、リベラル派、一八二〇年の危機/奴隷制廃止主義と新たな支配/所有者の国家
第9章 奴隷制から人種へ(一八三〇~一八五〇年)
奴隷制からの脱却(一八三〇~一八四〇年)
人種の科学(一八四〇~一八五〇年)
「ニグロの虚構」から白人の虚構へ
第10章 新たな支配(一八五〇~一八八五年)
奴隷制なき植民地労働の再編(一八五〇~一八七五年)
アメリカにおける社会関係の転換の難しさ/アフリカにおける新たな生産計画/白人の科学
ベルリン会議(一八八五年)
第11章 人種の統治(一八八五~一九一五年)
ネオプランテーション(一八八五~一九一〇年)
人種政策
白人優位の物語を強化する
国家の退廃と純粋さの間にある国家身体
第12章 妄想、悪魔、民主主義(一九二〇~一九五〇年)
第一次世界大戦後の人口調整
都市――人種と近代化/植民地
一九三〇年代――人種主義者という群衆
一九三〇年代に入る時期の二つの人種危機/否認と熱狂の間で
結論 人種の策略
「ニグロの虚構」
「白人の虚構」
人種を終わらせるために
謝辞
解説 中村隆之
原注
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