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ホラーの哲学 フィクションと感情をめぐるパラドックス

¥3,520 税込

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著者:ノエル・キャロル
訳者:高田敦史
発行元:フィルムアート社
500ページ
188mm × 128mm ソフトカバー

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 出版社紹介文より
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分析美学の第一人者であり、映画・大衆芸術(マス・アート)研究の分野でも活躍するノエル・キャロルによる、ホラーの哲学の初めての体系的著作。

『フランケンシュタイン』『ジキル博士とハイド氏』『ドラキュラ』『エクソシスト』『オーメン』『エイリアン』、さらにはH・P・ラヴクラフト、スティーヴン・キング、クライヴ・バーカー、シャーリイ・ジャクスンなど…… 
本書では、古典的名作から現代のヒット作品、さらには無名のB級作品まで、膨大な作品群を縦横無尽に取り上げながら、ホラーとは何か、その本質や定義、物語構造とプロット分析、ホラーの魅力、さらにはホラーモンスターの作り方についてなどを論じる。
そして、哲学的な観点から、存在しないとわかっているものをなぜ怖がってしまうのか(フィクションのパラドックス)、また、恐怖を与えるホラー作品をなぜわざわざ求めるのか(ホラーのパラドックス)について考察する。

吸血鬼、ゾンビ、人狼、悪魔憑きの子ども、人造人間、スペースモンスター、幽霊、その他の名もなき怪物たちが、なぜわたしたちの心を摑んで離さないのか。
フィクションの哲学、感情の哲学、ポピュラーカルチャー批評を駆使して、その不思議と魅力の解明に挑む!

【目次】
謝辞

本書が置かれた文脈/ホラージャンル摘要/ホラーの哲学とは?

第1章 ホラーの本質

ホラーの定義
 まえおき
 感情の構造について
 アートホラーを定義する
 アートホラーの定義に対するさらなる反論と反例
幻想の生物学とホラーイメージの構造
要約と結論

第2章 形而上学とホラー、あるいはフィクションとの関わり

フィクションを怖がる──そのパラドックスとその解決
 フィクション錯覚説
 フィクション反応のフリ説
 フィクションへの感情反応の思考説
 要約
キャラクター同一化は必要か

第3章 ホラーのプロット

ホラープロットのいくつかの特徴
 複合的発見型プロット
 バリエーション
 越境者型プロットおよびその他の組み合わせ
 典型的ホラー物語が与えるもの
ホラーとサスペンス
 疑問による物語法/サスペンスの構造
幻想

第4章 なぜホラーを求めるのか?

ホラーのパラドックス
 宇宙的畏怖、宗教的経験、ホラー
 ホラーの精神分析
 ホラーの魅力の一般理論と普遍理論
ホラーとイデオロギー
ホラーの現在

訳者解説

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