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アートの潜勢力

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著者:岡田温司
発行元:共和国
280ページ
189mm × 126mm ハードカバー

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  出版社紹介文より
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五感を挑発し、人間だけに可能なアートの謎と魅力。

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岡﨑乾二郎にとってのアートとは?

なぜモディリアーニの描く肖像画は目が塗りつぶされているのか? 

退廃の美を描くエゴン・シーレと神との関係は? 

スマホは人間の感性をどう変容させるのか?

そもそも美術作品は修復保存される必要があるのか?

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パウル・クレー、パゾリーニから山中現をはじめとする国内外の作品まで、著者の美術批評を1冊に集成。「モダニズム」「アナクロニー」「アントロポセン(人新世)」を切り口に、近現代アートの入門書として、また精緻な批評としても読むことができる、出色のエッセイ集。

カラーを含む図版も多数収録。

【目次】
まえがき、あるいは出発としての花田清輝と林達夫

I 開かれとしてのモダニズム

岡﨑乾二郎という「謎」

影・窓・痕跡──山中現の版画の世界

仮面の戯れ──柄澤齊の肖像画

「気配」と「たたずまい」──小林且典への手紙

パウル・クレー、あるいは「中間領域」の思索と創作

受肉するシーレ

II  アナクロニーとしての批評

ボローニャのヤヌスたち──ロンギ、モランディ、パゾリーニ

ケネス・クラーク再訪──『名画とは何か』の文庫化に寄せて

アルテ・ポーヴェラの先見性

「気分」の肖像画──モディリアーニの人物たち

スマホ人間どこに行く!?

III  アントロポセン下のアート

女性アーティストとしての自然──エルンスト・ヘッケルにおける「芸術衝動」

山口啓介、あるいは根源のアート

作品のなか/としての時間──ゴンザレス゠トレス、井田照一、ロマン・オパルカ

芸術・免疫・例外状態

記憶と忘却のあいだ──現代美術の保存と修復をめぐって

あとがき

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