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美術手帖 1990年7月 特集:アートのことば
¥500
発行元:美術出版社 298ページ 210mm × 145mm 【状態】 目立った汚れや傷みははなく、年代の割に状態は良いです。 ※こちらの商品は店頭でも販売しております。品切れの場合もございますので予めご了承ください。
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美術手帖 1990年2月 特集:絵画の実験 ブラックとピカソ
¥500
発行元:美術出版社 285ページ 210mm × 145mm 【状態】 目立った汚れや傷みははなく、年代の割に状態は良いです。 ※こちらの商品は店頭でも販売しております。品切れの場合もございますので予めご了承ください。
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美術手帖 1990年4月 特集:写真の転回
¥500
発行元:美術出版社 310ページ 210mm × 145mm 【状態】 目立った汚れや傷みははなく、年代の割に状態は良いです。 ※こちらの商品は店頭でも販売しております。品切れの場合もございますので予めご了承ください。
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美術手帖 1989年10月 特集:反資本主義ハイパーリアリズム
¥500
発行元:美術出版社 290ページ 210mm × 145mm 【状態】 目立った汚れや傷みははなく、年代の割に状態は良いです。 ※こちらの商品は店頭でも販売しております。品切れの場合もございますので予めご了承ください。
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美術手帖 1989年9月 特集:デザイン小辞典
¥500
発行元:美術出版社 344ページ 210mm × 145mm 【状態】 表紙に薄汚(写真1~2枚目) 目立った汚れや傷みははなく、年代の割に状態は良いです。 ※こちらの商品は店頭でも販売しております。品切れの場合もございますので予めご了承ください。
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ハリー・スミスは語る 音楽/映画/人類学/魔術
¥3,080
SOLD OUT
編者:ラニ・シン 訳者:湯田賢司 発行元:カンパニー社 304ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** ▼推薦コメント 「神と乞食、天才と狂人、導師とジャンキー……ハリー・スミスは、エクストリームに対立しあう記号の表裏を溶かし、秩序と混沌の融合を自ら体現してしまった全身錬金術師だ!!! 宇宙の矛盾を一人で引き受けたかのような氏の残した言葉達は、惑星にこびり付いた茶渋の如く、今世紀も人類を翻弄する!!! “芸術”とは心の変容、そのプロセスが生み出す寓意だ、と……。全音楽家、全映像作家、全美術家、必読の経典、降臨!!!」 宇川直宏(DOMMUNE主宰/現“在”美術家) 「人類学者フランツ・ボアズの門下生とともに北米先住民文化の研究を進め、アメリカ西海岸の前衛映画運動にかかわり、『アンソロジー・オブ・アメリカン・フォーク・ミュージック』(1952)を編纂してボブ・ディランなどフォークリバイバル運動のインスピレーションとなる――アメリカ文化思想史上、決定的に重要な知の巨人/奇才のインタビュー集の翻訳刊行を心より祝福します。快挙!」 大和田俊之(アメリカ文化研究) 「世の中には、文化人類学者になりそこねて作家や芸術家になってしまった者たちがいる。ヴォネガット、バロウズ、ゴダール、岡本太郎がそうで、ハリー・スミスもそのひとりだが、ハリーが何になったのか、いまだにわからない。ただ彼が人類学者になりそこねたことを感謝するだけだ。そうでなかったら、事実と空想と科学と詩と音楽がごちゃまぜになった、こんな面白い話はきけなかったはずだ。」 小田マサノリ(文化人類学者/現代美術家) 「我々が持っているルーツ・ミュージックの概念は、ロックンロール以前の1950年代初頭にハリー・スミスが編纂した『アンソロジー・オヴ・アメリカン・フォーク・ミュージック』から生まれたと言ってもいいほどです。このインタヴュー集を読むと彼の博学ぶりに驚くと同時に、天才にありがちな「紙一重」的な脱線力(?)に感心します。話について行こうとするのは無駄、その行間からふんだんに蒔かれている種を拾うだけで十分だと思います。」 ピーター・バラカン(ブロードキャスター) 【目次】 はじめに 序章 アレン・ギンズバーグ・インタビュー ハリー・スミスを語る聞き手=ハル・ウィルナー 第1章 1983年 聞き手=ゲイリー・ケントン 第2章 1965年 聞き手=P・アダムス・シトニー 第3章 1968年 聞き手=ジョン・コーエン 第4章 1977年 聞き手=P・アダムス・シトニー 第5章 1988年 聞き手=ドーン・ミシェル・ボウド 第6章 1976年 聞き手=A・J・メリタ 第7章 1972年 聞き手=メアリー・ヒル 訳注 解説 語るハリー・スミスを考える(工藤遥) 略歴 フィルモグラフィー+ディスコグラフィー 文献目録 図版出典
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フィールド・レコーディングの現場から
¥2,420
編著者:津田貴司 発行元:カンパニー社 256ページ 182mm × 128mm ソフトカバー ******************** 出版社紹介文より ******************** フィールド・レコーディングすることとフィールド・レコーディングされた音を聴くことは地続きである。井口寛(録音エンジニア)、高岡大祐(チューバ奏者/録音エンジニア)、Amephone(音楽家/プロデューサー)、柳沢英輔(音文化研究/映像人類学)、笹島裕樹(サウンドアーティスト)、原田正夫(月光茶房店主)、福島恵一(音楽批評/耳の枠はずし/松籟夜話)の7人との対話を通じて、サウンドアーティスト・津田貴司がフィールド・レコーディングの現場を探索する。録音が切り開く耳の枠の外部へ――音を標本化しないままに「他者としての音」に出会うこと。フィールド・レコーディングによって可能となる聴取のあり方を考える。 【目次】 まえがき――フィールド・レコーディングの現場 なぜ録音するのか、なにを録音するのか ●井口寛との対話 01 ディスク・レビュー 音質が表象するもの ●高岡大祐との対話 02 ディスク・レビュー 聴くことの野性 ●Amephoneとの対話 03 ディスク・レビュー 録音の中でしか行けない場所 ●柳沢英輔との対話 04 ディスク・レビュー なぜ、写真ではなく録音なのか ●笹島裕樹との対話 05 ディスク・レビュー 耳の枠の外部へ ●原田正夫との対話 06 ディスク・レビュー 聴こえない音にみみをすます ●福島恵一との対話 07 ディスク・レビュー ここではないどこか、いまではないいつか まとめ|フィールド・レコーディングの可能性 津田貴司×福島恵一 あとがき――録音できない音
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[増補新版]アーバン・トライバル・スタディーズ パーティ、クラブ文化の社会学
¥3,300
著者:上野俊哉 発行元:月曜社 448ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 「都市の部族(アーバン・トライブ)」の概念とその可能性を、つねに現場(シーン)に身を置きながら根源的に思考/記述した類書なきエスノグラフィ――100頁超の長大な「増補新版への序章」と新たなる書物への誘い「ブック・ガイド」を附した増補新版 【目次】 増補新版への序章 蝕のコスモ・ポリティクス――そしてまた野外で踊る 旧版序文 本書の読み方について 第一章 アーバン・トライブとは何か? グローバリゼーションとトライバリゼーションの往還の地平 第二章 トランス・クリティックとしての民族誌 今日のシャーマニズム トランス・クリティックとエスノグラフィ 第三章 ディオニュソス・グラフィティ ディオニュソス・グラフィティ 逃走と飛び地 群集と空間 第四章 学び逸れる野郎ども リズム/ダンス/ミメーシス 学び/まねび逸れる野郎ども 第五章 一時的自律接触領域 ニューエイジ・トラヴェラー トライバル・ウォリアーズ、あるいは「新しい野蛮人」? 接触領域(コンタクト・ゾーン)としてのパーティ 旧版あとがき いくつかのシーンとTJという立場について 増補新版あとがき パーティが終わった朝から ブック・ガイド 都市の部族(アーバン・トライブ)について継続して考えるために 謝辞
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アマゾンの民具
¥3,080
SOLD OUT
著者:山口吉彦/山本康平 監修:アマゾン資料館 発行元:八燿堂 144ページ 188mm × 130mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 仮面、頭飾り、籠など、南米アマゾンの先住民たちの暮らしの日常から生まれた民具約120点をカラー掲載。アマゾンの歴史文化の国際理解と国際交流に寄与した、元アマゾン民族館の館長で文化人類学者の山口吉彦氏が、1970年代より収集した2万点超のコレクションから厳選して紹介。 【目次】 刊行に寄せて 1 装う 2 営む 共生の遺産 文=山口吉彦 図版解説 著者プロフィール
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はじめまして農民美術 木片(こっぱ)人形・木彫・染織・刺繍
¥1,870
SOLD OUT
監修:宮村真一/小笠原正 発行元:グラフィック社 144ページ 148mm × 210mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 今からおよそ100年前に、農閑期の副業奨励及び農民の芸術活動への参加を目的として、長野・上田から始まった「農民美術運動」。本書では、木片(こっぱ)人形及び木彫風俗人形を中心に、当時作られた制作品を時代背景とともに解説する。 *********************** 店主コメント *********************** 大正時代の画家・山本鼎が提唱した農民美術運動。農閑期を利用した二次産業として、講習会を開催するなど農民美術の普及に努めたそうです。 本書は木片(こっぱ)人形など木彫り人形を中心に紹介。 生活風俗を題材とした人形からは、手彫りならではの温もりが伝わってきます。 ちなみに『アウト・オブ・民藝』(誠光社)によると、民藝運動を推進した柳宗悦は農民美術に対して批判的な態度だったそうです。 本文中の言葉を借りると「無用の美」ということだったのでしょうか。 いずれにしても、木彫り熊といった工芸が注目されている昨今。 全国の農民美術を知る機会として『はじめまして農民美術』はいかがでしょうか?
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農民芸術概論
¥2,200
SOLD OUT
著者:宮沢賢治 出版社:八燿堂 112ページ 188mm × 120mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 「われらに要るものは銀河を包む透明な意志 巨きな力と熱である」 ――新たな時代を生きるすべての人に捧げる、宮沢賢治至高の芸術詩編 土に触れる自らの手と宇宙の胎動が直結する壮大なスケールで描かれた宮沢賢治による至高の芸術論「農民芸術概論綱要」。 本書では本論に加え、「農民芸術」の名を冠する他二編を収録。また、「雨ニモマケズ 風ニモマケズ」で知られる通称「雨ニモマケズ手帖」に収められた詩編や、賢治の最晩年、病床に伏しながら書かれたと言われる「疾中」を採録。そして生前未発表の詩作集「詩ノート」より撰集した数編のほか、学生に向けた鼓舞激励のメッセージ「生徒諸君に寄せる」を収めた。計約70詩編採録。 装画は奄美大島在住の人気絵本作家、ミロコマチコ。 【目次】 「詩ノート」より 農民芸術概論 「雨ニモマケズ手帖」より 疾中
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いいお店のつくり方 保存版
¥2,200
発行元:インセクツ 496ページ 188mm × 128mm ソフトカバー ******************** 出版社紹介文より ******************** ふだん何気なく「あそこ、いいお店だから」と口にするけれど、 あらためて、いいお店って?って聞かれたら、なんて答える? そもそも、いいお店の“いい”ってなんだろう。 大阪に拠点を構え、地域としてのローカリティだけでなく、感性や共感といった同時代性的ローカリティを軸とした、雑誌「IN/SECTS」。 Vol.6.5(2016年刊)とVol.9(2017年刊)では「いいお店のつくり方」と題して、編集部それぞれがオンリーワンの“いい”と考えるお店を紹介してきました。それは、立ち飲み屋、書店、フランス漁師店、レコードショップ、銭湯など…多岐にわたるお店の、開店までの経緯や店主の秘めたる思いに迫る“いい”をひもとく試みでした。 本書では、そんなVol6.5とVol.9に収録した約6年前の記事とともに、コロナ禍を経た2022年、どのような考え方のもとお店を続けているのか、改めて取材を敢行。当時それぞれの店主が描いていた“いい”は変わったのか、道半ばなのか? それとも以前と変わらぬ思いで働いているのか。 17店のオンリーワンな道のりを、お楽しみください。 【目次】 <いいお店のつくり方 取材先 一覧> 1 アノニム(フランス料理店) 2 井倉木材(立ち飲み屋) 3 サウナの梅湯(銭湯) 4 スペース・オー(オルタナティブ・スペース) 5 誠光社(書店) 6 ビヨンドコーヒーロースターズ(珈琲焙煎所) 7 ホラオーディオ(オーディオメーカー/スペース) 8 ミズタマ舎(器と生活雑貨) 9 メディテーションズ(レコードショップ) 10 スジャータ/豆醍珈琲(コーヒーとお酒) 11 LVDB BOOKS(新刊古書店) 12 アニエルドール(フランス料理店) 13 VOU(雑貨、ギャラリースペース) 14 酒菜の大きに/オキニコウ(立ち飲み屋) 15 IMA:ZINE(アパレルショップ/ギャラリー/編集業) 16 VINYL7 RECORDS(中古レコードショップ) 17 タビコーヒーロースター(焙煎所・コーヒースタンド) 特別寄稿 井川なおこ/吉本ばなな
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tattva(タットヴァ) Vol.7
¥2,200
発行元:BOOTLEG 編集長:花井優太 224ページ 210mm × 150mm ソフトカバー ******************** 出版社紹介文より ******************** 特集:もし明日、わたしたちの仕事がなくなるとして Serial Experiments Design ずっと終わらないものはない。それは仕事も同じ。 そう考えたとき、自分の、自社のアイデンティティを見直しながらどのように変わるか?または貫けるのかを考える。 ◎文明のしくみ ペース・レイヤリング_複雑なシステムはどう学び、いかに学び続けるのか? スチュアート・ブランド(編集者・未来学者) ラグジュアリーを更新する ステラ・マッカートニー(デザイナー) ◎寄稿・連載 武邑光裕 / 国保祥子 / 本根誠 /後藤浩一 / 舟橋正剛/ 矢代真也 / 加藤幸一郎×柳川範之 / 入山章栄 / 津田真吾 / 松井紀子 / 村松潔/ 松岡一哲 / 草野庸子/ 奥野紗世子 / 酒井麻衣 / 和田彩花 / 曽我部恵一 / 青柳文子×小谷実由 / チョーヒカル / Licaxxx / 鈴木謙介 他多数
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tattva(タットヴァ) Vol.6
¥2,200
SOLD OUT
発行元:BOOTLEG 編集長:花井優太 224ページ 210mm × 150mm ソフトカバー ******************** 出版社紹介文より ******************** 特集:生まれるうちあわせ。いい会議。 私たちは本当に一人でできることがほとんどないから、話し合いの場を設ける。それは打ち合わせとも会議とも呼ばれるが、なぜわざわざ話し合うのかを考えると、できるだけ「みんな」にとって有益なものにするためである。そしてこのみんなが増えるほど、話し合いは難解になっていく。いい話し合いとは、何なのか? ◎いい対話の条件 リアーナと交わしたぶっちゃけ話 ミランダ・ジュライ(小説家) 「ルンブン」で生きる─ 芸術と生活の共有地 ルアンルパ(アート・コレクティヴ) ◎寄稿・連載 武邑光裕 / 西研 / 饗庭伸 / 伊藤亜紗 / 百瀬 文 / 松本紹圭 / 相馬千秋×田村かのこ / 中竹竜二 / 河田将吾×山下正太郎 / 遠藤文香 /草野庸子/奥野紗世子/酒井麻衣/和田彩花/曽我部恵一/青柳文子×小谷実由/チョーヒカル/Licaxxx/鈴木謙介 他多数
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ご自由にお持ちくださいを見つけるまで家に帰れない一日
¥1,980
SOLD OUT
著者:パリッコ/スズキナオ 発行元:スタンド・ブックス 372ページ 188mm × 118mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 一期一会、偶然の世界。だからこそ、「ご自由にお持ちください」にはロマンがある。 「デイリーポータルZ」の人気企画を厳選し書籍化。〈ただ、酒を飲むだけ〉のユニット「酒の穴」のパリッコとスズキナオによる、上機嫌な対話エッセイ集。「展望飲み」「冷やしアメリカ」「ニセ正月」「弁当将棋」……、いつもより幸せのギアを一段階上に入れて、〈無駄と余剰〉の可能性を追求する全26編。 【目次】 はじめに パリッコ 第1章 歩くきっかけさえあればなんでもいいんです――対決 ご自由にお持ちくださいを見つけるまで家に帰れない一日 ・サイゼリヤでメニュー名だけを頼りに1500円分注文 する遊びが楽しかった ・砂町銀座商店街で作る商店街おつまみ弁当対決 ・「桜上水」と「桃山台」で桜色と桃色を探す旅 ・ひとつの弁当から好きなおかずを取りあう「弁当将棋」 第2章 一生聞く機会もないはずだった言葉がどんどん降ってくる――無駄 冷やしアメリカはじめました ・「ニセ正月」で年中正月気分 ・あなたの「5、6個コレクション」見せてください ・新しく考えた「スガシカオゲーム」をやってみよう ・来年の「酒カレンダー」を作ろう ・あえて10年前っぽい感じで過ごしてみる一日 第3章 お店の長い歴史からすればほんの一瞬のことにすぎないけど忘れられない思い出がある――酒場 ・天国に一番近い酒場「たぬきや」跡地で飲む ・「川の駅 あづま家」を目指し妙典の街をふらり旅 ・小さな悩みは消滅! 東京「展望飲み」めぐり ・東京と大阪、それぞれの酒場「酒の穴」で飲む ・閉店してしまった木場の名店「河本」その後の話 第4章 日常に突然ぱーっと希望の光が差し込んだ感じ――実験 ・カニカマがカニに肉薄! 「昆布酒漬け」大検証 ・小瓶スパイスをふりかけるだけのスパイスサワーが楽しい ・実は単品で買える! ナゲットソースで色々食べてみる ・定番なのに食べずに生きてきた「素通り食品」の美味しさ ・いつもの自分“じゃないほう”を選ぶご近所散歩 第5章 歩いてると予想してなかったものがパッパッと現れる――放浪 桜の季節にだけ現れる幻の茶屋を探しに ・徒歩で5時間「北極」を追いつめる旅 ・徒歩で5時間「南極」を追いつめる旅 ・雪見酒がしたくて秩父のほうへ ・冬の海を見に行くだけの旅 おわりに スズキナオ
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深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと
¥1,982
SOLD OUT
著者:スズキナオ 発行元:スタンド・ブックス 324ページ 188mm × 118mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 若手飲酒シーンの大本命、「チェアリング」開祖、ウェブメディア界の真打ち、スズキナオ、待望の初単著! 人、酒、店、旅……、現代日本に浮かび上がる疑問を調査し、記録する、ザ・ベスト・オブ・スズキナオ! 【目次】 まえがき 第1章 さっきまで隣にいた人がまったく関係ない人になって消えていくその瞬間がいつも不思議だーー人 ・東京―大阪、深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかった こと ・並んでも食べられないラーメン! 友達の家の「家系ラー メン」を食べてきた ・あなたの知らない「昼スナック」の世界 ・銭湯の鏡に広告を出した話 第2章 今、自分が居心地いいと思える場所を探して、少しでも長くその空間を味わって記憶しておけるように、きっとこれからも歩き回るのだーー店 ・芝田真督さんと変わりゆく神戸の町を飲み歩く ・71歳のおじいちゃんが作るハンバーガーは全国3位 ・本当に営業中なのかわからない食堂「伊勢屋」のラーメン がうまい ・東京ラーメン遺産 「福寿」の店主に会いに行く ・廃車になったバスの中で絶品の和歌山ラーメンを食べて きた 第3章 目的地まで移動してる時というのは、人間にとって一番の許された時なんじゃないかーー旅 ・“たこせんべい”の楽園 明石~淡路島たこせんの旅 ・六甲山系の登山道を自力で整備した「えっちゃん」の モダン焼きを山頂で食べる ・三重の離島にある「ロンク食堂」で旬の魚とゆるやかな 時間を味わう ・瀬戸内の海小屋で漁&自炊「四つ手網」体験記 ・ジャンボフェリーはもはや海上の酒場だ 第4章 偶然の出会いを活かし、半額肉だけで焼肉パーティーをやってみたら楽しいのではないかと、ふと思ったーー調査 ・スーパーの半額値引き肉だけで半額焼肉パーティー ・「お鍋キュー」のひそかな楽しみ ・カップヌードルに入れるとおいしい“漬け物”を検証 ・「唐揚げ何個食べた?」レベルまで飲み代を厳密に割り勘 する飲み会はどうか 第5章 この店で過ごす時間は、新型のスマホと違って並べば手に入るものではないのだーー酒 ・大阪の瓶ビールはどこまで安い? ・大人の休日、動物園飲み ・見慣れた風景が違って見える「チェアリング」の楽しみ ・野毛の名酒場「武蔵屋」の最後の姿を見に行く ・店選びを自分の父親に完全に任せるハシゴ酒 第6章 私が知らなかったこの町は、こうしていつもここにあった。私がいなかっただけだったのだーー散策 ・誰も知らないマイ史跡めぐり ・チャンスがなければ降りないかもしれない駅で降りてみる ・としまえんに行ったけど入れなかった人のために ・ディズニーランドに行ったけど入れなかった人のために ・終電を逃したつもりで朝まで歩いてみる ・名前のないラーメンを探して あとがき
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文化人類学の思考法
¥1,980
SOLD OUT
編者:松村 圭一郎/中川 理/石井 美保 発行元:世界思想社 224ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 「文化人類学は『これまでのあたりまえ』の外へと出ていくための『思考のギア(装備)』だ。本書はその最先端の道具が一式詰まった心強い『道具箱』だ。こんなに『使える』本は滅多にない」若林恵氏推薦。 【目次】 はじめに すべての考える人のために 序 論 世界を考える道具をつくろう (松村圭一郎・中川理・石井美保) 第I部 世界のとらえ方 1 自然と知識――環境をどうとらえるか?(中空萌) 2 技術と環境――人はどうやって世界をつくり、みず からをつくりだすのか(山崎吾郎) 3 呪術と科学――私たちは世界といかにかかわってい るのか(久保明教) 4 現実と異世界――「かもしれない」領域のフィール ドワーク(石井美保) 第II部 価値と秩序が生まれるとき 5 モノと芸術――人はなぜ美しさを感じるのか? (渡辺文) 6 贈り物と負債――経済・政治・宗教の交わるところ (松村圭一郎) 7 貨幣と信用――交換のしくみをつくりだす (深田淳太郎) 8 国家とグローバリゼーション――国家のない社会を 想像する(中川理) 9 戦争と平和――人はなぜ戦うのか(佐川徹) 第III部 あらたな共同性へ 10 子どもと大人――私たちの来し方、行く先を見つめ なおす(高田明) 11 親族と名前――関係している状態をつくるもの (髙橋絵里香) 12 ケアと共同性――個人主義を超えて (松嶋健) 13 市民社会と政治――牛もカラスもいる世界で (猪瀬浩平) 参考文献 もっと学びたい人のためのブックガイド 索 引 ○コラム 1 認識人類学の展開 分けることと名づけること (中空 萌) 2 ブルーノ・ラトゥール STSと人類学(山崎吾郎) 3 スタンレー・タンバイア 呪術・科学・宗教 (久保明教) 4 合理性論争(石井美保) 5 岡本太郎 境界線を吹き飛ばす爆発(渡辺 文) 6 マルセル・モース 贈与論のその先へ(松村圭一郎) 7 貨幣の多義性(深田淳太郎) 8 フーコー権力論と人類学(中川 理) 9 日常的暴力と日常的平和(佐川 徹) 10 生業と子育て(高田 明) 11 あらたな親族研究の潮流(髙橋絵里香) 12 民族誌、実践誌、人類学(松嶋 健) 13 デヴィッド・グレーバー アナキズムと人類学 (猪瀬浩平) *********************** 店主コメント *********************** 文化人類学は身近な調査対象を、地理的・時間的に遠く離れた対象と比較することで考察していきます。それぞれの比較対象の間に存在するのは、人類を取り巻く事象に関する多様性と普遍性を見出すヒント。そのような遠回りで奥行きのある思考法は、面白くもありとても実用的です。 ちなみに、この本の内容の一部はミシマ社さんから刊行されている『うしろめたさの人類学』『くらしのアナキズム』でさらに深掘りされています。
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うしろめたさの人類学
¥1,870
SOLD OUT
著者:松村圭一郎 出版社:ミシマ社 192ページ 188mm × 127mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 市場、国家、社会... 断絶した世界が、「つながり」を取り戻す。 その可能性を、「構築人類学」という新たな学問手法で追求。 強固な制度のなかにスキマをつくる力は、「うしろめたさ」にある! 「批判」ではなく「再構築」をすることで、新たな時代の可能性が生まれる。 京都大学総長・山極壽一氏推薦! 世の中どこかおかしい。なんだか窮屈だ。そう感じる人は多いと思う。でも、どうしたらなにかが変わるのか、どこから手をつけたらいいのか、さっぱりわからない。国家とか、市場とか、巨大なシステムを前に、ただ立ちつくすしかないのか。(略)この本では、ぼくらの生きる世界がどうやって成り立っているのか、その見取り図を描きながら、その「もやもや」に向き合ってみようと思う。 ――「はじめに」より 【目次】 はじめに 第一章 経済――「商品」と「贈り物」を分けるもの 第二章 感情――「なに/だれ」が感じさせているのか? 第三章 関係――「社会」をつくりだす 「社会」と「世界」をつなぐもの 第四章 国家――国境で囲まれた場所と「わたし」の身体 第五章 市場――自由と独占のはざまで 第六章 援助――奇妙な贈与とそのねじれ 終 章 公平――すでに手にしているものを道具にして おわりに 「はみだし」の力 *********************** 店主コメント *********************** 「贈与」が秘める力によって生み出される「感情」。 そして、「感情」によって形成される他者との「関係」。 その「関係」の束が作り出す「社会」。 話題は「個人」と「国家」、「国家」と「市場」のつながりへと広がっていく。 私たち個人の枠にとらわれない越境的行為によって、どのような「つながり」を構築できるのか。エチオピアのフィールドワークを経験した著者が人類学的視点で考察します。
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くらしのアナキズム
¥1,980
著者:松村圭一郎 発行元:ミシマ社 204ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 国家は何のためにあるのか?ほんとうに必要なのか? 「国家なき社会」は絶望ではない。 希望と可能性を孕んでいる。 よりよく生きるきっかけとなる、〈問い〉と〈技法〉を人類学の視点からさぐる。 本書でとりあげる「人類学者によるアナキズム論」とは… ・国家がなくても無秩序にならない方法をとる ・常識だと思い込んでいることを、本当にそうなのか? と問い直す ・身の回りの問題を自分たちで解決するには何が必要かを考える アナキズム=無政府主義という捉え方を覆す、画期的論考! この本で考える「アナキズム」は達成すべき目標ではない。むしろ、この無力で無能な国家のもとで、どのように自分たちの手で生活を立てなおし、下から「公共」をつくりなおしていくか。「くらし」と「アナキズム」を結びつけることは、その知恵を手にするための出発点だ。(「はじめに」より) 【目次】 はじめに 国家と出会う 第一章 人類学とアナキズム 第二章 生活者のアナキズム 第三章 「国家なき社会」の政治リーダー 第四章 市場(いちば)のアナキズム 第五章 アナキストの民主主義論 第六章 自立と共生のメソッド ――暮らしに政治と経済をとりもどす おわりに *********************** 店主コメント *********************** 文化人類学的な思考で、私たちの生活の中に存在する政治を浮き上がらせ、アナキズム的な民主主義について考察します。 政治の場は、国会議事堂やその周辺だけにあるわけではないことを教えてくれる。あたりまえに思っていた「政治」の概念を覆される一冊です。
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発酵文化人類学 微生物から見た社会のカタチ(角川文庫)
¥880
SOLD OUT
著者:小倉ヒラク 発行元:KADOKAWA 400ページ 文庫判 148mm × 105mm *********************** 出版社紹介文より *********************** なぜ今、こんなに発酵が人気なの? 答えはこの本の中に。待望の文庫化! 味噌、醤油、ヨーグルト、日本酒、ワインなど、世界中にある発酵食品。著者はあるきっかけで“発酵”に魅せられ、日本だけでなく世界各地に伝承された美味なる食品を求めて旅をした。発酵とは、見えない自然を捉え、ミクロの生物と関係を結び、暮らしの中に喜びを埋め込む。この総体が発酵文化であり、そのローカル文化を通して人類の不思議を解くのが「発酵文化人類学」。発酵には、オーガニック、美容、ライフスタイル、イノベーションへの発展の側面があり、単なる食品にとどまらず、人間にとっての未来の可能性があり、歴史・文化を見直すきっかけになる。発酵は、今、人類の未来を左右する最も注目を集めている分野のひとつと言える理由がそこにある。 著者は発酵のしくみや人間と微生物との関わりを学ぶ中で、発見した。発酵には未来と過去があり、“微生物と人間の共存”は社会を見直すキーワードそのものだということを。 生物学、哲学、芸術、文化人類学などの専門用語を平易に解説した待望の文庫化。参考文献満載。解説・橘ケンチ(EXILE) *********************** 店主コメント *********************** 社会の事象を発酵における微生物の働きと対比させながら、アナロジー的思考で紐解いていく楽しさがあります。そのような本書の内容は読み手の独創力や発想力を高めてくれるのでは。堅苦しくないリズミカルな文体も読みやすいです。 各章ごとに参考文献の書影付きの解説もあり、読書の幅が広がるまさに❝まわりみち❞に最適な1冊!
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人類学的観察のすすめ
¥2,200
SOLD OUT
著者:古谷嘉章 発行元:古小烏舎 256ページ 188mm × 128mm ソフトカバー ~出版社紹介文より~ 見慣れた景色、何の変哲もなくみえるこの世界……当たり前すぎて気づかない、ふつう考えもしない身の回りのことについて、いろいろな方向から手当たり次第に、いつもとはちょっと違う見方で「人類学的」に観察の目を注いでみると、思いもかけない驚異に満ちた世界が露わになる。私たちが生きているのは、退屈なわかりきった世界ではない。この世界そのものが奇蹟なのだ。知っていたつもりの「未知の世界」へ誘う、人類学者による観察+考察のエクササイズ。 私たちのこの世界は、人類学者インゴルドの言う「生きものとして住み込んでいる」視点から見たとき、どのような世界として在るのだろうか。それは科学が外側から研究対象とする世界と全く同一のものなのだろうか。 「「私たちの生きるこの世界」「普遍的な単一の自然」「誰にとっても同じ物質」といった、真剣に検討することもなく私たちが受けいれている暗黙の前提について、自らの体験に照らして具体的に再審理を試みること。そこから始めなければ、人類学は人類学たりえないだろうというのが、現時点で私の辿り着いた考えなのである」(本文より) 【目次】 1 フラットランド―二次元世界の住民 2 環世界―違う生物種はそれぞれ別の世界に住んでいる 第一章 水と土のバラード 3 人間たちの住む世界――地球の表面は大気の底である 4 雲散霧消、五里霧中――水と氷と水蒸気とともに生きる 5 アマゾンの乾季と雨季と泥季――アマゾン低地の人々の住む世界 6 蛇行する密林の川――アマゾンのワームホール 7 土に埋めるモノ――ゴミと宝物と遺体 8 縄文人の貝塚――ゴミ捨て場か外部メモリーかモニュメントか 9 凸と凹――人間の生活が景観に遺す痕跡 10 地層断面が見せる歴史――土の中に堆積した時間 11 遺跡と間違われた奇岩――自然が景観に施した彫刻 12 アスファルトという表皮――世界は繕い続けなければ劣化する 第二章 どの材料で何を作るか 13 ただの石というものはない――石器時代人の鉱物学 14 トナカイの角にマンモスの像――物質を素材にしはじめた旧石器時代人 15 粘土とプラスチック――何でも作れる可塑的物質の汎用性 16 さまざまな鉄――硬くて軟らかく脆くて強靭な素材 17 紡ぐ、綯う、編む、織る――絡み合う動きの生み出すカタチ 18 裸の王様の衣装―子―供には見えない豪華な素材 19 畳むと開く――折紙、パッケージ、人工衛星の太陽光パネル 20 紙幣の物質性――御祝儀・御香典と貨幣経済 21 モノとしての絵画――物質としての絵具とカンヴァス 22 効力はカタチに宿るのか――エッジが更新される紙や木の細工 第三章 道具というモノ 23 住むための人間の家――動物の巣は家とよべるのか 24 クモの巣という名の網――メッシュワークとネットワーク 25 車輪のための道/歩いてできる道――舗装された車道と高山の山道 26 伸びてもまた縮むゴム――硫化ゴムが開いた弾む世界 27 翼をください――人間は鳥のように飛べるのか 28 羽衣という道具――変身機能と飛翔機能 29 揺れるための道具――ハンモック、ブランコ、揺り椅子 30 調理に使えない調理用の土器――容器の性能と美的価値 31 ミニチュアは何の道具か――玩具、祭祀具、それとも? 32 離れたものをつなぐ技術――見えない物理的接触がはたす役割 第四章 いろいろな体 33 私たちの体の中の宇宙――至近距離にある不可視の世界 34 血のめぐりと血のつながり――循環する血液と受け継がれる「血」 35 全質変化という素材転換――キリストの血と肉 36 臓器移植とサイボーグ――柔らかい臓器と硬い機器 37 腐敗と発酵――微生物との持ちつ持たれつ 38 コールドスリープとフリーズドライ――保存される体 39 お骨とエンバーミングとミイラ――死後の世界の標準装備 40 人はなぜ像をつくるのか――仏像や神像は代役にすぎないのか 41 朽ち果てるべき木像――耐久性偏愛は普遍的ではない 42 古色と錆と黴――珍重される経年変化、忌避される経年変化 第五章 触ると触れる 43 触知性――脳は知らなくても皮膚が知っている世界 44 自分に触れる、他人に触れる――人間にとって触れ合いとは何か 45 手応えと手触り――把手、ドアノブ、手摺り、枝 46 手を触れないで見る、見ないで手を触れる――美術館と博物館で 47 コンタクトとコピー――接触させて写し取る、接触しないで写し取る 48 聖像と踏絵――唇で触れる祈願、足裏で触れる試練 49 ハプティック・ディクショナリー――触感を表す言葉 50 触感をつくる、触覚を喜ばせる――触文化の開拓 51 ウイルス感染を避けて――人間は触れ合わずに生きられるのか 52 インターネットに触れる――人と世界のインターフェイス 第六章 見える世界・見えない世界 53 可視光線と電磁波――見えるものと見えないもの 54 見かけと人種差別――目をつぶれば人種差別は無くなるのか 55 騙し絵と遠近法――不自然な風景の自然さ 56 窓・レンズ・陳列ケース――透すガラスが遮る 57 胃透視と胃カメラ――輪郭のカタチが示すもの、示さないもの 58 イメージ図のリアリティ――微小世界と巨大世界 59 放射線を出す物質――瀰漫する見えない何かの気配 60 電気と神霊――遍在する見えないパワー 61 気という変幻自在な物質――空気や霊気や元気や電気 62 夢幻能――ワキの目に映る世界を見物する 第七章 千変万化・生生流転 63 消えモノの任務――燃やされたり、流されたり、食べられたり 64 暖房と火炙り――火がもたらす可逆的あるいは不可逆的な物質変化 65 調理という科学実験――物質を変化させて食べられるようにする技 66 間 あそび――隙間は何もないわけではない 67 どこまでが不可分の一体をなすのか――蟻と竹林と電線網とスイミー 68 断片と全体――割符、歴史の天使、ミロのヴィーナス 69 人形劇と人形アニメ――人は動く人形に何を見るか 70 世界そのものが生きている――人類学者インゴルドの世界像 71 世界は物質の流れのなかにある――作ることと生まれ育つこと 72 マルチナチュラリズム――人類学者ヴィヴェイロス・デ・カストロの世界像 73 私たちの生きている世界そのものが奇蹟なのだ
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野生の思考
¥5,280
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著者:クロード・レヴィ=ストロース 発行元:みすず書房 408ページ 210mm × 148mm ハードカバー ~出版社紹介文より~ 野生の思考La Pensee sauvageは、1960年代に始まったいわゆる構造主義ブームの発火点となり、フランスにおける戦後思想史最大の転換をひきおこした著作である。 Sauvage(野蛮人)は、西欧文化の偏見の凝集ともいえる用語である。しかし植物に使えば「野生の」という意味になり、悪条件に屈せぬたくましさを暗示する。著者は、人類学のデータの広い渉猟とその科学的検討をつうじて未開人観にコペルニクス的転換を与えsauvageの両義性を利用してそれを表現する。 野生の思考とは未開野蛮の思考ではない。野生状態の思考は古今遠近を問わずすべての人間の精神のうちに花咲いている。文字のない社会、機械を用いぬ社会のうちにとくに、その実例を豊かに見出すことができる。しかしそれはいわゆる文明社会にも見出され、とりわけ日常思考の分野に重要な役割を果たす。 野生の思考には無秩序も混乱もないのである。しばしば人を驚嘆させるほどの微細さ・精密さをもった観察に始まって、それが分析・区別・分類・連結・対比……とつづく。自然のつくり出した動植鉱物の無数の形態と同じように、人間のつくった神話・儀礼・親族組織などの文化現象は、野生の思考のはたらきとして特徴的なのである。 この新しい人類学Anthropologieへの寄与が同時に、人間学Anthropologieの革命である点に本書の独創的意味があり、また著者の神話論序説をなすものである。 著者は1959年以来、コレージュ・ド・フランス社会人類学の教授である。
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ホラーの哲学 フィクションと感情をめぐるパラドックス
¥3,520
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著者:ノエル・キャロル 訳者:高田敦史 発行元:フィルムアート社 500ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 分析美学の第一人者であり、映画・大衆芸術(マス・アート)研究の分野でも活躍するノエル・キャロルによる、ホラーの哲学の初めての体系的著作。 『フランケンシュタイン』『ジキル博士とハイド氏』『ドラキュラ』『エクソシスト』『オーメン』『エイリアン』、さらにはH・P・ラヴクラフト、スティーヴン・キング、クライヴ・バーカー、シャーリイ・ジャクスンなど…… 本書では、古典的名作から現代のヒット作品、さらには無名のB級作品まで、膨大な作品群を縦横無尽に取り上げながら、ホラーとは何か、その本質や定義、物語構造とプロット分析、ホラーの魅力、さらにはホラーモンスターの作り方についてなどを論じる。 そして、哲学的な観点から、存在しないとわかっているものをなぜ怖がってしまうのか(フィクションのパラドックス)、また、恐怖を与えるホラー作品をなぜわざわざ求めるのか(ホラーのパラドックス)について考察する。 吸血鬼、ゾンビ、人狼、悪魔憑きの子ども、人造人間、スペースモンスター、幽霊、その他の名もなき怪物たちが、なぜわたしたちの心を摑んで離さないのか。 フィクションの哲学、感情の哲学、ポピュラーカルチャー批評を駆使して、その不思議と魅力の解明に挑む! 【目次】 謝辞 序 本書が置かれた文脈/ホラージャンル摘要/ホラーの哲学とは? 第1章 ホラーの本質 ホラーの定義 まえおき 感情の構造について アートホラーを定義する アートホラーの定義に対するさらなる反論と反例 幻想の生物学とホラーイメージの構造 要約と結論 第2章 形而上学とホラー、あるいはフィクションとの関わり フィクションを怖がる──そのパラドックスとその解決 フィクション錯覚説 フィクション反応のフリ説 フィクションへの感情反応の思考説 要約 キャラクター同一化は必要か 第3章 ホラーのプロット ホラープロットのいくつかの特徴 複合的発見型プロット バリエーション 越境者型プロットおよびその他の組み合わせ 典型的ホラー物語が与えるもの ホラーとサスペンス 疑問による物語法/サスペンスの構造 幻想 第4章 なぜホラーを求めるのか? ホラーのパラドックス 宇宙的畏怖、宗教的経験、ホラー ホラーの精神分析 ホラーの魅力の一般理論と普遍理論 ホラーとイデオロギー ホラーの現在 訳者解説
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あのとき、文学があった
¥1,500
著者:小山鉄郎 発行元:論創社 発行年:2013年3月10日初版第1刷 349ぺージ 217mm × 155mm ハードカバー 【状態】 目立った汚れや傷みはなく、キレイな状態です。 ※こちらの商品は店頭でも販売しております。品切れの場合もございますので予めご了承ください。