-
随風 01 創刊号
¥1,980
発行元:書肆imasu 140ページ 210mm × 148mm 「随筆復興」を推進させる文芸誌『隋風』がこの春に創刊されました! 気鋭の書き手が送る「隅々まで読み切れる文芸誌」です。 【目次】 巻頭随筆 宮崎智之 船出にあたって 平林緑萌 随筆特集「友だち」 浅井音楽 海猫沢めろん オルタナ旧市街 かしま 岸波龍 早乙女ぐりこ ササキアイ 作田優 鈴木彩可 竹田信弥 友田とん 西一六八 野口理恵 批評 柿内正午 仲俣暁生 横田祐美子 座談会 城崎にて、香川にて 森見登美彦 円居挽 あをにまる 草香去来 編集していない編集者の編集後記 北尾修一
-
石垣りんの手帳 1957から1998年の日記
¥3,960
SOLD OUT
編者:織田桂 発行元:katsura books 424ページ(オールカラー) 文庫判 148mm × 98mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 戦後女流詩人の草分け的存在である石垣りん。 石垣りんの詩やエッセイはいつの時代も、人々の心のひだに触れてくる。 本書は、南伊豆町町立図書館「石垣りん文学記念室」に所蔵される、 1957年の富士重工業製の手帳、1957年から1998年の間使用された日本興業銀行製などの手帳ページを撮影して公開する。 小さな手帳に鉛筆書きで几帳面にしたためられた、詩人直筆の日常の記録から、「社会詩」「生活詩」と謳われた詩作が生まれた背景を探るものである。 <寄稿> 「石垣さん」 谷川俊太郎 「きっぱりと爽やかな詩人」 関容子 「日記を書くこと、詩を書くこと」 高橋順子 「石垣りんさんの遺言」 田中和雄
-
また旅2
¥2,200
SOLD OUT
著者:岡本仁 発行元:暮しの手帖社 304ページ 210mm × 148mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 本誌長期連載「また旅。」が単行本になりました。 著者の岡本仁さんが日本各地で見つけた風景、名建築や食べもの、地域の人々との交流など、4世紀96号〜5世紀30号に掲載した旅先より全25編を収録しています。 旅のおともに、ぜひお手元でお楽しみください。 【目次】 十勝へ 伊勢へ つくばへ 庄内へ 久留米へ 沖縄へ 美瑛と美唄 宮崎へ 徳島へ 益子へ 別府へ 志布志へ 房総へ 函館へ 琵琶湖半周 萩、山口へ 多治見、岐阜へ オホーツクへ 仙台へ 弘前へ 姫路へ 番外編 もってこ~い もってこい 番外編 アントニン&ノエミ・レーモンド 番外編 掛井五郎さんの彫刻 初出一覧 あとがき
-
猫マッチラベル図録
¥2,970
SOLD OUT
著者:加藤豊/板東寛司 発行元:風呂猫 240ページ 210mm × 148mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** レトロ・アートな猫マッチラベル、約2000点収録! 商標登録の燐票から広告マッチ、趣味の木版ラベル、アーチストの創作猫マッチラベル、世界の猫ラベルまで。 猫のマッチラベルの全てがこの一冊に・・・ 猫好き、アート好き、レトロ好きには堪らない! 2025年「国産マッチ創業150年」「昭和100年」記念出版! 【目次】 1 猫の商標マッチ 猫ノ歩行スル圖/招き猫/猫と鼡/猫と犬/猫と鳥/猫になつた虎/物語の猫/長靴をはいた猫/音楽猫/猫のお茶会/働く猫/天秤猫/遊ぶ猫/テニス猫/鞄猫/黒 猫/ハイカラ猫/仲良し猫/鞠 猫/逆立猫/岩上猫/猫柄登録商標 全77 2 猫の趣味木版 木版個人票/燐猫会/燐票蒐集同好会 3 猫の広告マッチ① 猫広告文案/関東の星座銀座クロネコ/新更の銀座クロネコ/全国Cafeクロネコ巡り/カフェ/カフヱーシャボテヱ/キャバレー クラブ/バー/グランド サロン スタンド/割烹 居酒屋/喫茶と洋酒 /タバコ マッチ /NIKKO vs CRAVEN/純喫茶/喫茶/Tea Room/喫茶と菓子/マリヤ/食堂/洋食 レストラン/旅館/食堂/梅の家 ホテル/Music/招き猫/目呂二と招き猫/玉猫/玉突 ゲーム/商店/日本のFelix/猫柄いろいろ/名入れ猫 4 猫の広告マッチ② 写真/イラスト/店名/キャラクター/ロゴマーク 5 猫の外国マッチ●アメリカ/インド/オーストリア/オランダ/カナダ/スイス/スウェーデン/スペイン/ソ連(旧ソ連)/チェコ/中国/デンマーク/ドイツ/ハンガリー/フィンランド/フランス/ベルギー/ポーランド/ポルトガル/旧ユーゴスラビア/イギリス/イタリア/イラン/フィリピン/ベトナム/台湾 6 猫のアートマッチ アーチスト53人による創作猫マッチラベル 【コラム等】 ●マッチの知識 ●猫のマッチラベル年表
-
富野由悠季論
¥2,640
著者:藤津亮太 発行元:筑摩書房 496ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 『機動戦士ガンダム』『伝説巨神イデオン』『Gのレコンギスタ』……。なぜその作品には強烈な個性が宿るのか。日本を代表するアニメーション監督の創作の謎を解き明かす! キャリア60年に及ぶ軌跡と全監督作品を徹底解説。映像と膨大な制作資料に基づいてその思想をすくいあげ、新たな富野由悠季像を浮かび上がらせる画期的評論、ついに刊行! 【目次】 はじめに 「アニメーション監督」としての富野由悠季を語りたい 第1章 富野由悠季概論――「アニメーション監督」とは何か 第2章 演出家・富野由悠季の誕生――出発点としての『鉄腕アトム』 COLUMN 富野監督作品全解説1 1968~1979 第3章 確立されていく語り口――『無敵超人ザンボット3』まで 第4章 一つの到達点――『機動戦士ガンダム』第1話 第5章 ニュータイプとは何か――戯作としての『機動戦士ガンダム』 COLUMN 富野監督作品全解説2 1980~1988 第6章 科学技術と人間と世界――『伝説巨神イデオン』で獲得したテーマ 第7章 変奏される主題――『聖戦士ダンバイン』から『機動戦士Zガンダム』へ 第8章 演出と戯作の融合――詳解『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』 COLUMN 富野監督作品全解説3 1991~2022 第9章 運動と人間性――『機動戦士ガンダムF91』以降の演出術 第10章 失われる言葉と繋ぎとめる身体――『海のトリトン』から『新訳Zガンダム』へ 第11章 大転換、大地へ――『Gのレコンギスタ』への道のり おわりに 人名索引 主要監督作品メインスタッフリスト
-
FRAGMENT UNIVERSITY 藤原ヒロシの特殊講義 非言語マーケティング
¥2,200
著者:藤原ヒロシ 発行元:集英社 344ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** ナイキ、ポケモン、スターバックス……世界の大企業は、なぜ藤原ヒロシを求めるのか? 90年代に「裏原宿」という世界でも類を見ないカルチャーを築き、その後はファッションの枠を超えて支持され、原宿のゴッドファーザーとして世の中に多大な影響を与えてきた藤原ヒロシ。氏の存在によって“ストリート”という曖昧な言葉に意味が定義付けられ、“コラボレーション”や“別注”など、それまでになかった言葉が世の中に浸透した。しかし、氏の作り上げたヒットやムーブメントの数々は認知されていても、その裏側にある知性、アイデアの作り方や育て方、人脈や、コミュニケーションのスタイルについては語られていない。 本書は、藤原ヒロシの仕事には本人も意図しない“マーケティング”が介在しているのではないか、という仮説のもと、歩んできた歴史や数々の仕事の事例を抽出し、それらを学術的に言語化して講義を行った架空の大学プロジェクト「藤原ヒロシの特殊講義 非言語マーケティング」の内容をもとに、一冊の講義録としてまとめたものである。 【目次】 DAY1 文化人類学 -遊学史- DAY2 社会学 -メディア論- DAY3 情報学 -交友研究- DAY4 経営学 -コラボレーション理論- DAY5 建築学 -空間デザイン論- DAY6 ケーススタディ -スターバックス コーヒー ジャパン- DAY7 ケーススタディ -ナイキ- DAY8 最終講義
-
【サイン入り】無情のスキャット 人間椅子・和嶋愼治自選詩集
¥3,300
著者:和嶋愼治 発行元:百年舎 256ページ 188mm × 128mm 仮フランス装 ■サイン入りです!(写真2枚目) ■ポストカードも付いています(写真3枚目) *********************** 出版社紹介文より *********************** 2024年でデビュー35周年を迎えるバンド「人間椅子」。その人間椅子の多くの楽曲の作詞を担う和嶋慎治の自選詩集。 デビュー前から最新アルバム『色即是空』にいたる諸作品から選ばれた108編の詩と、各時代の回想から成る自作解説で構成。 人間椅子は歌詞の内容から「文芸ロック」とも評され、人間椅子の曲を題材としたトリビュート小説集『夜の夢こそまこと』(伊東潤、長嶋有ら)があるなど、その文学的注目度は高い。解説を含むエッセイの中でも和嶋は自らの詩作品に関して、山頭火、宮沢賢治、高橋新吉、江戸川乱歩らの影響を記している。 また、そのエッセイからはデビュー以降の35年間の苦悩も書かれ、詩の鑑賞のみならず、「バンド『人間椅子』35年の歴史」としても読み取れる。唯一無二の世界を思う存分楽しんでいただきたい。 装丁は原研哉。人間椅子デビュー35周年記念作品。 【目次】 第一章/デビュー前 第二章/1990~1993年 第三章/1995~1998年 第四章/1999~2003年 第五章/2004~2007年 第六章/2009~2011年 第七章/2013~2017年 第八章/2018~2023年
-
イカ天とバンドブーム論 人間椅子から『けいおん!』『ぼっち・ざ・ろっく!』まで
¥2,530
SOLD OUT
著者:Tosa Ariake /土佐有明 発行元:DU BOOKS 320ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 『ニッポンの音楽』の盲点が、この一冊に! 「最後の大物音楽ライター」の遅すぎたデビュー作!――佐々木敦 バンドコンテストの変遷から持続可能なバンド論まで!? ホコ天とイカ天に象徴される空前のバンドブームを令和に問う。 YouTubeもTikTokもサブスクもなかった時代…… 人生を変えた 伝説の深夜番組『三宅裕司のいかすバンド天国』があった! スペシャル・インタビュー: 萩原健太、 佐々木敦、 KERA/ケラリーノ・サンドロヴィッチ、吉田アミ、成松哲、宮尾すすむと日本の社長(黒沢伸、宮尾益実) 巻末付録:「イカ天」ディスクガイド
-
8cmCDで聴く、平成J-POPディスクガイド 「小室」系、「ビーイング」系、「渋谷」系──CDがもっとも売れた90年代の名曲200
¥2,750
著者:長井英治 発行元:DU BOOKS 192ページ 210mm × 148mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 永久保存版! トレンディドラマの主題歌からCMソングまで、国民的ヒットが多数生まれた平成時代、短冊CDオンリー・ディスクガイド! 執筆陣 長井英治、栗本斉、鈴木啓之、濱口英樹、まつもとたくお 【目次】 1章 1989年~2000年各年のヒット曲と音楽シーン 2章 「小室系」楽曲 3章 「ビーイング系」楽曲 4章 「渋谷系」楽曲 5章 女性アーティスト楽曲 6章 男性アーティスト楽曲 7章 バンド楽曲 8章 平成を彩った楽曲 インタビュー: ●孤高の「イントロマエストロ」! 藤田太郎 ●8cm CDコレクターの第一人者 クスオク サトシ
-
パンクス 青の時代
¥2,860
著者:安田潤司 発行元:DU BOOKS 360ページ 183mm × 120mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 『ちょっとの雨ならがまん』監督 安田潤司の自伝的エッセイ。 パンクシーンの最重要記憶と記録、ついに解禁!!! 1981年、突如産声を上げた日本のハードコアパンクは、GAUZE、G.I.S.M.、THE COMES、THE EXECUTEを中心に広がり、THE STALIN、町田町蔵、ZELDA、じゃがたら、などと共に、シーンを席巻していった……。 <主な内容> 初めてのハードコアパンク/アナーキー/麻薬と買春の街で見た映画『狂い咲きサンダーロード』/下北沢五番街レコード/GISM BARMY ARMY/横山SAKEVI/法政大学学生会館ホール 東京バトルデイズ1/PUNKS 5DAYS池袋文芸坐ル・ピリエ/記憶喪失 東京バトルデイズ2/ラフィンノーズ ソノシートばら撒き/ハナタラシ/ガスバーナーパニック/BEAST ARTS発足「黙示録Apocalypse 6 6 6」/飴屋法水×横山SAKEVI/MASAMI 追悼GIG/DJ KRUSHとTOKYO DEEP/+R GISM.永久凍結/Ustreamとライブ配信/2011年3月11日/烈波壊虐音群突入911/くそったれの世界……etc.
-
ライト・プレイス ライト・タイム あるロック・フォトグラファーの回想
¥3,850
著者:ボブ・グルーエン/デイヴ・トンプソン 発行元:ジーン 256ページ 210mm × 148mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 自由と冒険を求めて、カメラを片手にロックの世界へ―― ボブ・ディランに衝撃を受け、吸い寄せられるようにやってきた1965年ニューポート・フォーク・フェスティバル。それはまた、撮影目的で訪れた最初のイベントでもあった。だがそこで目にしたのは、こともあろうにロックを演奏し、フォークを期待した観衆に罵倒されるディランの姿だった。思いがけない光景を前に、無我夢中になってシャッターを切った。 それはまさしく、ロックの決定的瞬間だった。 ロックがいまだ定まらず、ロックフォトグラファーという職業など影も形もない1960年代半ば。写真とロックへの情熱に駆られるようにしてニューヨークに現れたひとりの若者が、さまざまな場所を巡り歩いては興味のおもむくままシャッターを切っていた。そうして撮った写真がやがて周囲に認められ、プロのカメラマンとして独り立ちするに至る。 ロックが若者文化の中心となり、一大産業に変貌する過程を間近で観察しつつ、それに対抗する新たな動きであるパンクやニューウェーブを当初より英米の両方で追い続け、心機一転しようとNYに移住してきたジョン・レノンと密接な交流を持ち、すべてのきっかけとなったボブ・ディランとは奇妙なすれ違いを重ねる。 クラブにコンサートホール、バックステージと、毎晩のようにロックの現場に通いつめ、世界各地を渡り歩き、数えきれないほどの出会いがあった。そしてかつての若者は、自由と冒険という、若き日の夢を現実のものとし、さらには〈ロック黄金時代〉の語り部となったのだった。 【目次】 日本語版に寄せて ──────6 イントロダクション ──────81 1すべてはここから始まった ──────16 2 少年時代 ──────24 3 エメラルドの都 ──────32 4 火のないところに煙は…… ──────46 5 グリッターハウスの誕生と消滅 ──────60 6 アイク・アンド・ティナ・ターナーとの出会い ──────76 7 素晴らしき年、一九七一年 ──────100 8 エレファンツ・メモリー ──────118 9 西へ東へ ──────132 10 サムタイム・イン・ニューヨーク・シティ ──────144 11 多忙な毎日 ──────158 12 シュールな日々 ──────176 13 ニューヨークとLA、行ったり来たり ──────188 14 専用機の時代 ──────202 15 ニューヨークのクラブ ──────214 16 セントラルパークからビブロスへ ──────226 17 真夜中を突っ走れ ──────240 18 適切なタイミングで、適切な場所に ──────254 19 マネー・ハニー ──────262 20 日本でのトラブル ────── 270 21 ニューヨークのクラブシーン ──────280 22 ロンドン・コーリング ──────296 23 何もかもうまくゆく ──────308 24 アナーキー・イン・ザ・UK ──────322 25 アナーキー・イン・ザ・USA ──────336 26 オールアクセス・パス ──────350 27 満月の夜 ──────374 28 レコード・プラント ──────384 29 ジョンの死 ──────402 30 ダコタハウスからの眺め ──────420 31 ジャマイカで会おう ──────432 32 私が見たスターたち ──────446 33 誕生パーティ ──────464 エピローグ ──────476 謝辞 ──────490 訳者あとがき ──────492
-
リック・ルービンの創作術
¥3,520
SOLD OUT
著者:リック・ルービン/ニール・ストラウス 訳者:浅尾敦則 発行元:ジーンブックス 468ページ 215mm × 155mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** グラミー賞多数受賞、世界最高の音楽プロデューサーリック・ルービンが7年をかけて執筆した「創造性を高める78の知恵」 ニューヨークタイムズ ベストセラー第1位! 世界25カ国で発売! 「素晴らしい作品を作るためには何をすべきかを書くつもりでしたが、結果的にそれは“どう在るべきか”についての本となりました。」————リック・ルービン 世界最高の音楽プロデューサーとして名高いリック・ルービンは、アーティストが自分自身に抱く期待以上の能力を引き出し、素晴らしい才能を発揮するように導くことで、数多くの偉大な作品を生み出してきました。ルービンは「創造性の源」について長い年月をかけて思考するうちに、そもそも「創造性(クリエイティビティ)」とは、アーティストやクリエイターのためだけにあるものではなく、この世界全体と関係があると学びました。ビジネスにも、休養を取るときにも、また、日常生活や子育てなど、「創造性」は人生のどんなステージにも存在し、その才能を発揮する場所を拡げることができるのです。 本書は、誰もが歩める、創造性を高めるための道、ルービンの知恵と洞察の道を辿る学びのコースです。長年の経験から得た知恵を78項目に凝縮し、クリエイティビティを誰もが感じられる瞬間や、人生そのものを近くに引き寄せ、成功へと導いてくれる、感動的な読書体験を提供します。
-
Matsuyama Tomokazu FIRST LAST 松山智一作品集
¥3,520
著者:松山智一 発行元:ブックエンド 208ページ 278mm × 223mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 2024 年に、ヴェネツィアで発表された松山智一の〈Fictional Landscapes(架空の光景)〉シリーズが、美術界に衝撃をもたらした。日本の絵巻と現代アートが融合し、劇的な鑑賞体験を見る者に与える松山の作品は、圧倒的な技術でリアルに景色や人物を描き出す。その唯一無二の世界観は、スケールの大きさとともに見る者に没入感を与え、若者を中心に広い支持を集めている。 本書は2025 年3 月より開催される「松山智一展 FIRST LAST」に合わせて刊行。東京で初の大規模個展には、日本初公開となる大型の絵画作品をはじめ、映像作品、インスタレーション、屋外彫刻などおよそ40 点が展示される。 本書には、近年の主要作品から、展覧会のタイトルにもなった最新シリーズ〈First Last〉まで、ディテールを加えた100 点以上の図版をフルカラーで紹介。美術評論家・建畠晢による論考、ISSEY MIYAKE のデザイナー・宮前義之との対談、主要作品のストーリー解説など、松山智一の活動の現在地を包括した一冊。
-
アリの放浪記 多様な個が生み出す驚くべき社会
¥3,190
SOLD OUT
著者:オドレー・デュストゥール/アントワーヌ・ヴィストラール 訳者:丸山 亮 監修:丸山 宗利 発行元:山と渓谷社 408ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** いざ、アリの眼から見る世界へ! あなたが一匹のアリを踏みつぶしたとき、一遍の叙事詩が終わりを告げる。 世界的アリの研究者二人による全仏ベストセラー 本書は、地球上に2万種存在するともいわれているアリの専門家であるオドレー・デュストゥールとアントワーヌ・ヴィストラールの二人が、アリの魅惑的な社会生活を紹介した、わくわくするようなアリの一大放浪記だ。 焦点を当てるのは、個体の5~10%しかいない巣の外に出て食べ物を探し求めるアリ「採餌アリ」で、コロニー全体の食料供給を担っている。そのアリたちは、クロールで水辺を渡る水泳選手、仲間を救助し治療する看護師、地下でキノコを栽培する造園家、敵を巻き込んで自爆する特攻隊、空中を舞って落下するグライダー部隊などなど、とても多様な社会的カテゴリを有する。 アリたちの視点で世界を見ることで、自分たちの社会構造や自然との付き合い方を問い直す一冊だ。 【目次】 はじめに 序章 放浪記のヒロインたち/コロニー、超個体、集合知 第一の試練 巣を出て、方向を見定める 森の呼び声/ダーティ・ダンシング/われを慕うものはわれに従え/道をたどる/悪銭身につかず? 第二の試練 食糧を見つけ出す 芳香/プレデター/無慈悲な襲撃/待ち伏せ/罠 第三の試練 食糧を育てる 恵みの収穫/キノコひとすじ/善悪の園/危険な関係/愛と宿命の泉/潜水服は蝶の夢を見る 第四の試練 食糧を運ぶ 重量挙げ/指輪の仲間/悪魔のいけにえ/盗まれた口づけ/現金輸送車/ハチミツとスポンジ 第五の試練 環境に適応する 砂丘/風と共に去りぬ/流れに逆らって/メデューズ号のいかだ/二つの岸を結ぶ橋/大都市(メトロポリス) 第六の試練 他者を利用する 寄生虫/ストックホルム症候群 第七の試練 縄張りを守る 身近な敵/無蟻地帯(ノー・アンツ・ランド)/ファイトクラブ 第八の試練 外敵から身を守る スカイフォール/ジョーズ/鬼の訪問/カミカゼ/生ける屍 第九の試練 攻撃する・反撃する 恐れ慄いて/ロボコップ/人食いハンニバル 第一〇の試練 選択し、最適化する アリアドネの糸/オン・ザ・ロード・アゲイン/二車線道路/栄光の道 第一一の試練 救助し、治療する ライフガード/パルナサス博士の鏡 最後の試練 死 死につきまとわれて おわりに 翻訳家あとがき 参考文献
-
ルポ 国威発揚 「再プロパガンダ化」する世界を歩く
¥2,640
著者:辻田真佐憲 発行元:中央公論新社 400ページ 195mm × 135mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 何がわれわれを煽情するのか? 北海道から沖縄までの日本各地、さらにアメリカ、インド、ドイツ、フィリピンなど各国に足を運び、徹底取材。歴史や文化が武器となり、記念碑や博物館が戦場となる――SNS時代の「新しい愛国」の正体に気鋭が迫る! 【目次】 【第一部】個人崇拝の最前線 1章 トランプの本拠地に潜入する 米国/トランプタワー 2章 親日台湾の新たな「聖地」 台湾/紅毛港保安堂 3章 安倍晋三は神となった 長野/安倍神像神社 4章 世界一の巨像を求めて インド/統一の像 5章 忘れられた連合艦隊司令長官 佐賀/陶山神社 6章 「大逆」の汚名は消えない 山口/向山文庫 【第二部】「われわれ」の系譜学 7章 わが故郷の靖国神社 大阪/伴林氏神社 8章 消費される軍神たち 大分/広瀬神社 9章 自衛隊資料館の苦悩 福岡/久留米駐屯地広報資料館 10章 「日の丸校長」の神武天皇像 高知/旧繁藤小学校 11章 旧皇居に泊まりに行く 奈良/HOTEL賀名生旧皇居 12章 「ナチス聖杯城」の真実 ドイツ/ヴェーヴェルスブルク城 13章 感動を呼び起こす星条旗 米国/マクヘンリー砦 【第三部】燃え上がる国境地帯 14章 祖国は敵を求めた ドイツ/ニーダーヴァルト記念碑 15章 「保守の島」の運転手たち 沖縄/尖閣神社 16章 観光資源としての北方領土 北海道/根室市役所 17章 「歴史戦」の最前線へ 長崎/軍艦島 他 18章 差別的煽情の果てに 京都府/靖国寺 19章 竹島より熱心な「島内紛争」 島根県/隠岐諸島 20章 エンタメ化する国境 インド/ワガ国境、中国/丹東 【第四部】記念碑という戦場 21章 もうひとつの「八紘一宇の塔」 兵庫/緑の塔 22章 東の靖国、西の護国塔 静岡/可睡齋 23章 よみがえった「一億の号泣」碑 岩手/鳥谷崎神社 他 24章 隠された郷土の偉人たち 秋田/秋田県民歌碑 25章 コンクリートの軍人群像 愛知/中之院 26章 ムッソリーニの生家を訪ねて イタリア/プレダッピオ 27章 記念碑は呼吸している ベトナム/マケイン撃墜記念碑 28章 けっして忘れたわけではない フィリピン/メモラーレ・マニラ1945 【第五部】熱狂と利害の狭間 29章 戦時下の温泉報国をたどる 奈良/湯泉地温泉 他 30章 発泡スチロール製の神武天皇像 岡山/高島行宮遺阯碑 31章 軍隊を求める地方の声 新潟/白壁兵舎記念館 32章 コスプレ乃木大将の軍事博物館 栃木/戦争博物館 33章 「救国おかきや」の本物志向 兵庫/皇三重塔 34章 右翼民族派を駆り立てる歌 岐阜/青年日本の歌史料館 35章 郷土史家と「萌えミリ」の威力 熊本/高木惣吉記念館
-
身近な薬物のはなし タバコ・カフェイン・酒・くすり
¥2,640
SOLD OUT
著者:松本俊彦 発行元:岩波書店 278ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 酒、お茶にコーヒー、煙草、処方薬や市販薬……私たちはアルコールをはじめ、様々な「薬物」とともに生きている。なぜ人は薬物を求めるのか。乱用に至る人々の背後にある苦しみや生きづらさとは。精神科医で依存症研究の第一人者が、身近にある薬物の歴史や私たちの暮らしとの関わりを語る。好評ウェブ連載、待望の書籍化! 【目次】 第1章 本当に有害な薬物とは? 最大規模の害を引き起こす薬物 嗜好品と文化 薬物文化のグローバル化と「サイコアクティブ革命」 米国が体験した二つのオピオイド危機 わが国の医薬品乱用・依存 医薬品乱用の背景にあるもの 第2章 アルコール(1) ストロング系チューハイというモンスタードリンク ストロング系チューハイへの警鐘 ストロング系とは? なぜストロング系は危ないのか? なぜストロング系は愛されるのか? アルコールによる健康被害 アルコールによる他者・社会への害 第3章 アルコール(2) 人類とアルコールとの戦い 理性を曇らせる飲み物 ジンとの戦い――ジン・クレイズとジン規制 米国におけるアルコール規制 他の国々におけるアルコール規制 なぜアルコール規制はむずかしいのか 第4章 アルコール(3) 人間はなぜ酒を飲むのか? 生き延びるためのアルコール アルコールのために集い、つながる人々 なぜ一部の人は飲みすぎるのか? アルコール問題の背後にあるもの 第5章 カフェイン(1) 毒にして養生薬、そして媚薬 「不自然」なドラッグ 不思議と非難されない依存性薬物 カフェインの薬理学 エナジードリンクをめぐる問題 毒にして養生薬 媚薬としてのカフェイン 第6章 カフェイン(2) 人類とカフェインの歴史 ヨーロッパに「近代」をもたらした薬物 カフェインの起源と人類との出会い カフェインに対する社会の反応 カフェインが引き起こした悲劇 人が集える場所をつくる薬物 第7章 市販薬 セルフメディケーションは国民の健康を増進したか? 市販薬乱用・依存の現状 なぜ若者たちは市販薬にアクセスするようになったのか? 市販薬は本当に安全なのか? 「濫用等のおそれのある医薬品」指定をめぐる諸問題 「モノ」の管理・規制だけでなく、痛みを抱える「ヒト」の支援も! 「ダメ。ゼッタイ。」はもうおしまいにしよう 第8章 処方薬 医療へのアクセス向上が作り出す依存症 「選択的に」忘れられる薬害 睡眠薬・抗不安薬依存症とは? 睡眠薬・抗不安薬依存症の周辺 なぜベンゾ類はかくも問題となったのか 対策の功罪と精神科医療の課題 本当に解決すべきなのは「不安」なのか? 第9章 タバコ(1) 二大陸をつないだ異教徒の神器 近年とみに立場が悪くなっている薬物 タバコとは――その薬理作用と有害性、依存性 タバコの起源と文化的意義 タバコへの弾圧と抵抗 タバコ嫌悪に底流する差別意識 第10章 タバコ(2) 社会を分断するドープ・スティック 人を怠惰な馬鹿にする薬物? 社会システムによるタバコ依存症の拡大 タバコの衰退 健康ファシズムの暴走なのか? 公衆衛生政策は現代の「異端審問官」なのか? 第11章 「よい薬物」と「悪い薬物」は何が違うのか? 「ビッグスリー」と「リトルスリー」 薬物を使う人類 「身近な薬物」と「身近ではない薬物」の違いとは? なぜ大麻は違法化されたのか? 国際的潮流の大転換 「よい薬物」も「悪い薬物」もない あとがき
-
増補新版 人間の条件 そんなものない
¥1,980
著者:立岩真也 発行元:新曜社 432ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 人間にとっての「最低限度」の生活って? 〈できる〉か〈できない〉かで人間の価値が決まる。 できれば「多くとれる」。 そういう考えは、まったく正しくない。 それはなぜか──人間がそのままの姿で生きている、そのことの価値と意味を、さまざまな運動の歴史と深い思索の数々を丁寧に参照しながら、論理的に解き起します。成果主義、能力主義、自己決定、尊厳死、介護、格差、貧困、税。それらはいままさにその内実を再検証され、この国に生きる人々とシェアされるべきでしょう。著者の生涯をかけたテーマがマンガやイラスト交え、易しく描かれます。 憲法二十五条をめぐるインタビュー「健康で文化的な最低限度?」を増補。 【目次】 増補新版 人間の条件 そんなものない 目次 簡単で別な姿の世界、を歌えないなら、字を書く 序 1 できなくてなんだ 2 ならどうならよいか・1 3 しかしこの世のしくみ――私たちの社会は変だ 4 でも社会はそうじゃないかという話 5 人は違うものを信じている 6 差は仕方がない、必要だというお話について 7 「機会の平等」というお話がいけてない話 8 むしろ差は大きくなる 9 文句の言い方 10 世界の分け方 11 違いへの応じ方 12 材料も仕事も分ける 補・1 教科書に書いたこと 補・2 三人の人と話してみた 補・3 健康で文化的な最低限度? 本の紹介 終りに
-
湯気を食べる
¥1,760
SOLD OUT
著者:くどうれいん 発行元:オレンジページ 212ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 幅広い分野で活躍する注目の作家・くどうれいんによる「食べること」にまつわるエッセイ集。「オレンジページ」の人気連載と河北新報での東北エッセイ連載に書き下ろしを多数加えた、心にひびく48編。
-
老人ホームで死ぬほどモテたい
¥1,870
著者:上坂 あゆ美 監修:東 直子 発行元:書肆侃侃房 144ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 思わぬ場所から矢が飛んでくる 自分の魂を守りながら生きていくための短歌は、パンチ力抜群。絶望を嚙みしめたあとの諦念とおおらかさが同居している。 (東 直子) 【著者プロフィール】 上坂あゆ美(うえさか・あゆみ) 1991年8月2日、静岡県生まれ。東京都在住。 2017年から短歌をつくり始める。 銭湯、漫画、ファミレスが好きです。 Twitter:@aymusk 【5首】 母は鳥 姉には獅子と羽根がありわたしは刺青(タトゥー)がないという刺青(タトゥー) 風呂の水が凍らなくなり猫が啼き東京行きの切符を買った 故郷の母と重なりしメスライオン 深夜のナショナル・ジオグラフィック 沼津という街でxの値を求めていた頃会っていればな シロナガスクジラのお腹でわたしたち溶けるのを待つみたいに始発
-
季節を脱いで ふたりは潜る
¥2,200
著者:菅原敏 発行元:雷鳥社 144ページ 186mm × 155mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 『かのひと 超訳 世界恋愛詩集』以来、3年ぶりとなる菅原敏の新詩集は、 移ろいゆく暮らしを、やさしく抱き寄せ、綴った季節の詩。 燃やすとレモンの香る詩集や、毎夜一編の詩を街に注ぐラジオ番組など数々の試みをおこなってきた菅原敏が、今作では、遠い日々の断片を拾い集めてぺージに挟みこむように、季節の情緒を12ヶ月の詩に写しました。 カバーを“脱ぐ”とあらわれる肌のような表紙や、 帯につくられた“小さな海” など、こだわり抜いた造本。 さらに朗読などの公演が叶わない今、一篇の詩を電話でお届けする 読者特典〔電話朗読室〕の電話番号を本書の中に隠しました。 雑誌『BRUTUS』での連載を中心に、 近年の代表作含む、12ヶ月×4編〔全48編〕を収録。
-
世界はこんなに 堀内誠一
¥2,530
著者:堀内誠一 発行元:ブルーシープ 216ページ 187mm × 187mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** うつくしい、おもしろい、ゆめいっぱい、はてしない。 堀内誠一は、目の前に広がる景色を写し、空想世界の夢を描いた。 古き良きものの面影を讃え、新しい時代の息吹を捉えた。世界はこんなに、と伝えるために。 PLAY! MUSEUMで開催の「堀内誠一展 FASHION・FANTASY・FUTURE」公式アートブックを刊行します。 あなたもきっと見たことがある、絵本『ぐるんぱのようちえん』の大きなぞうの絵、雑誌『anan』『BRUTUS』『POPEYE』のロゴマーク。それぞれを知っていても、同じ人が手がけたことは意外と知られていません。なぜか? それは堀内誠一が自由な発想で、幅広い仕事に取り組んだアーティストだったからかもしれません。 絵本作家、イラストレーター、アートディレクター、デザイナー、時には写真家として、多くの仕事に携わりました。さまざまな画風で描いた絵本、新しい表現で作りあげた雑誌、絵画やリトグラフ、地図、ポスター、旅行記にエッセイ、絵手紙と、一人の仕事とは思えないほどです。 1987年、54歳で生涯を終えるまで多彩な作品を生み出しつづけた堀内は、どのように世界を見つめていたのか——「世界はこんなにうつくしい」「世界はこんなにはてしない」など4つのテーマから、約100点の絵や写真と言葉を贅沢に散りばめ、その知性と好奇心、関わる人を惹きつける思いやりに満ちた視点を探ります。「世界はこんなに」のその先に思いを馳せ、宝物をふと手に取るように、何度も楽しんでもらいたい一冊です 【目次】 Chapter1:世界はこんなにうつくしい Chapter2:世界はこんなにおもしろい Chapter3:世界はこんなにゆめいっぱい Chapter4:世界はこんなにはてしない 堀内誠一が私たちに伝えようとしたもの/林綾野
-
徴兵体験 百人百話
¥1,650
SOLD OUT
著者:阪野吉平 発行元:17出版 256ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 110人の徴兵体験談集。新聞もラジオもない、小作・奉公人より兵隊は給料がもらえて食うものも心配ない、という今からは想像することも難しい当時の人々の生活環境。 3年間で戦死者なしという中隊。120人の中で生きて帰れたのは9人という中隊。毎日が死と隣り合わせだった人。一度も戦闘になったことがないという人。食うには困らなかったという人。排泄物まで洗って食ったという人。真っ青になってブルブル震えて飛んで行った特攻隊員。「この戦は負け戦だ。こんなところで死んではダメだ」と言った中隊長。軍隊生活が楽だったという人。軍隊よりソビエト抑留の方が楽だったという人。捕虜を度胸試しで殺したという人。死刑前日に釈放されたという人。片足を失った人。片目を失った人。病気で兵役を免れた人。終戦を知って泣く人、喜ぶ人。昭和17年に兵隊になり日本に帰って来たのは29年という人。今も目に焼き付いていることがあるがそれは話せないという人。そろそろお迎えが来るから話そうという人。 本書は阪野吉平が2002年~2003年に110人の徴兵体験者から直接聞き取ったもので伝聞ではありません。語り手は本名・顔写真付き。聞き手のペンは中庸。戦争記録として貴重な証言もある。生の声は重い。
-
北朝鮮に出勤します 開城工業団地で働いた一年間
¥2,200
著者:キム・ミンジュ 訳者:岡裕美 発行元:新泉社 200ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 毎週月曜の朝、ソウル市内でバスに乗り込み、軍事境界線を越えて北朝鮮に出勤。 平日は北の職員たちと“格闘”し、週末は韓国に戻る。 南北経済協力事業で北朝鮮に造成された開城(ケソン)工業団地。 20代の韓国人女性が開城で経験した特別な1年間と、北の人々のありのままの素顔を綴ったノンフィクション。 【目次】 日本の読者の皆様へ はじめに I 開城で感じた春 開城に足を踏み入れた日 北朝鮮歌謡、心に残る人 〝あのお方〟の顔が描かれたバッジ? 太極旗が描かれたバッジ? マキシムコーヒーは韓国をのせて——開城への物品搬入 税関は黒いビニール袋を持って——サムギョプサルの上納 花束と参事官のおじさん、そして金正哲とエリック・クラプトン 給食施設の残飯と生ごみはどこへ? 一本のキンパから実感する南北の経済格差 三〇〇〇人分の食材、そして北朝鮮冷麵? いいえ、開城工業団地風冷麵! II 開城で体験した夏 賃金戦争とカレイ事件 北の労働者はNG、平壌市民はOK 八月一五日、南は光復節、北は解放節 食事会の日は〝お持ち帰り〟が当たり前? ヒャンイの妊娠と職員たちの〝総和〟 ヒョスクの大事なぶどう、一房は嫁ぎ先に、もう一房は実家に 一トントラックで休戦ラインを越え結婚式へ! 木箱地雷事件が開城工業団地の人々に及ぼす影響 III 開城で過ごした秋 統一の花、林秀卿 「ありがとう」と言うのはそんなに大変? 田舎者のような北の軍人、シティボーイのような南の軍人 宗教書の一節を理由に罰金一五〇ドル 北朝鮮女性たちの労働時間 USBと罰金二〇〇ドルで南北が一致団結 IV 開城で出会った冬 班長さん、みかんが必要なら先に言ってください 職員たちに渡したかったお餅、果物、そしてパン 免税店で働く北朝鮮女性 警備員さんと私 南北でキムチ交換 いまも思い出す北の職員、リ・スンヒ 一二月一一日、南北会談の日の冷泉サイダー 北のエリート女性、スヒ 一月六日の核実験、そして玄関前の北の配達員たち 開城に入るまで おわりに 訳者あとがき *********************** 店主コメント *********************** 朝鮮と韓国の経済協力事業のひとつとして、軍事境界線からほど近い北朝鮮南部に造成され2004年に操業を開始した開城工業団地。 この本は、約1年にわたって団地に勤務し韓国から通い続けた20代の韓国人女性が、職場での出来事や職員との交流を綴ったエッセイです。 上司の在否によって変わる会話の内容、会話の中でうっかり踏んでしまった〝地雷〟、職場内に存在する暗黙の了解など…日常の中で著者が見たことや肌で感じたことがエピソードとして書かれています。その内容からは、経済や情報の格差を感じると同時に、私たちとあまり変わらない平凡でありふれた職員たちの姿も垣間見ることができます。
-
ディック・ブルーナ 永遠のデザインとことば
¥1,870
著者:ディック・ブルーナ 発行元:KADOKAWA 192ページ 172mm × 130mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 子どもから大人まで読める、永遠に語り継いでいきたい哲学とデザイン。 世界中で愛され続けているミッフィーの作者ディック・ブルーナの言葉と、あたたかくかわいいイラストが詰まった名著復刊! 2015年に刊行した名著『ディック・ブルーナ 夢を描き続ける力』が装い新たに復刊しました。本書は、ミッフィーの作者、ディック・ブルーナさんが語った、仕事や人生についてのインタビュー集。ミッフィーへの愛、絵本作りのこだわり、グラフィックデザイナーから絵本作家になるまでの思いから、夢を追い続けることの大切さを学べます。 イラストと言葉が見開きになっているので、どこから読んでも楽しく、かわいい1冊です。文庫本よりひと回り大きいサイズで、カバーのミッフィーは箔押し仕様。部屋に飾っても、お出かけに連れて行ってもぴったりで、持っているだけで気分が上がります。 ほっと一息つきたいとき、自分を励ましたいとき、デザインについて考えを深めたいとき……様々なシーンで手に取ってみてください。