ショートケーキは背中から
¥1,870 税込
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著者:平野紗季子
発行元:新潮社
192ページ
194mm × 136mm ハードカバー
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出版社紹介文より
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「きっと私は世界を理解したい。そのための手段が、食べものだったのだ。」実家すぎる店からいつかは訪れたい名店まで、人より貪欲に食べ、言葉を探し続けた20年。その末に見た〈食とは何か〉の(今のところの)結論がここにあり! 著者が自らに課した100本ノック=書き下ろし「ごはん100点ノート」を大収録。
【目次】
PROLOGUE 会社員の味
CHAPTER 1 言いたい放題 食べたい放題 ごはん100点ノート(1) #1―50
レストランが教えてくれるもの/供えられたい菓子/炊き合わせは和食界のパフェ/銀だこの旬は秋/あんこは冷たいのに限る/粥を炊く朝/キラキラって嬉しいですよね/タイムレスチーズケーキ/定食パーフェクション/ボエムへの恩を忘れない/ささやかな未知/巨大旅館の食事会場みたいな雰囲気/素食界のファンタジスタ/帰るべき港/世界一(平野調べ)のおしぼり/自分と気が合わない人をわざわざ家に入れたいと思わないでしょ/雲のように行き、水のように流れる/瞬間を閉じ込める/おみくじ何回引いても大吉味/香りがふわふわです/食後の生き霊/映えではなくて、愛/フード界の宮崎駿かな?/この汁の湖畔に住みたい/Merci言いたいのはこっちなんよ/謁見、ブルボンプリンセス/ネギのパンケーキが好き/しゃみしゃみポテト所望/五右衛門か油そばか/なんにもがんばらなくていい/心のドラが鳴る/シェア厳禁/ベーコンにメープルかけちゃうあなたのための料理/実家すぎる店/天上天下唯我独尊ウエハース/心ある料理とは/ガストロノミーってミュータントなんですよ/おいしさの北極星/ただただ味覚の受容体/はじから食べない/ほの甘い要素が付着した菓子の生地が好きなんだ/それはまるで小川のような/赤子の魂をまとめて喰らう妖怪/オーケストラが始まる前にフワァ~ってチューニングする音のやつ/どぶろくイルミネーション/風味と意匠を兼ねた仕事、心奪われがち/和菓子学園のアイドル/みんなの心が帰省した/射貫く/貪欲な愚か者
CHAPTER 2 味の道
夢中をください/味のホーム&アウェイ/ポテチは流れ星/最高の朝食
CHAPTER 3 歩いたりお茶飲んだり
窓の向こうの町/喫茶の味がもたらすもの。/味の保管庫/蝉の店
CHAPTER 4 旅のあれこれ
旅が必要/コーヒー飲めない/生まれるものと消えゆくものの間で/エゴマの香る街
CHAPTER 5 ガストロノミーの力
好きな言葉は大味必淡/優しい獣たち/nomaが壊してくれたのだ
CHAPTER 6 言いたい放題 食べたい放題 ごはん100点ノート(2) #51―100
都市の味がしない/店に世界を築くこと/本当に人が傷ついた日に食べるのは/日本食文化へのぬけ穴ボールペン/命綱であるところのコンビニの鍋焼きうどん/天ぷらの拡張/おいしすぎてはいけない/花束みたい/私も餃パに誘われたい/大歓喜の液体ピッツァ/ビリヤニは風/ドーナツの穴の方/こんな料理に出会うために/追いかけていたい人/追い詰められたらこれ/菓子からしたら私はゴジラ/人間を剥がす料理/実家皿の店/エルメスがお菓子屋さんやったら/そっと今に置き直す/皿まで温かいなんて/名古屋駅=山本屋チャンス/別にステーキみたいじゃないだろ/日本料理が開くもの/みんなで肩組んで歌いたかった/not水っぽいbutみずみずしい/クリスタルの宮殿/つづく、ということ/按田餃子があれば大丈夫/果実のzipファイル/光の料理/友達は多いほうがいいね/どうやってもこれになんない/自家製あんみつでKO/畳の大広間で食べる鳥すき/暗がりの料理/ネクストレベルマヨコーン/家味のコロッケとかいう幻の食べもの/土地を表現する料理/定食の一口目は湯気/宝石のようだから/赤ちゃんの匂い/私のビッグ人参/渋谷で最も天国に近い店/モスがあれば/GANTZ寿司/パイの実パサパサして嫌だ~と言っている人へ/解釈されてたまるか/うさぎのようだった/I'm a loyal Royal customer.
CHAPTER 7 あのころ
レジ横の細々としたおやつ/ニューヨーク、味の新世界/降りない。/「またみんなで行く♪」/赤い扉の先に
CHAPTER 8 味の道は続く
お菓子屋の日々/ショートケーキは背中から/トーストに溶けていたのは/そんなにおいしいものばっかり食べてたら
EPILOGUE あとがき
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