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メタルとパンクの相関関係
¥1,980
著者:行川和彦 奥野高久 出版社:シンコーミュージック 240ページ 210mm × 148mm ソフトカバー ~出版社紹介文より~ ヘヴィ・メタル/ハード・ロックとパンク・ロック/ハードコア・パンク、隣り合わせな両ジャンル間の近親憎悪と異種交配の半世紀を徹底検証! BURRN!2009年1月号に掲載された特別対談『メタルとパンクの相関関係』の“拡大版”を1冊にまとめるという意図のもと企画された、“パンクの弁護人”たる音楽文士・行川和彦と、ヘヴィ・メタル専門誌BURRN!編集部所属の奥野高久が、隣接する両ジャンル間の“近親憎悪/異種交配”という特殊な関係性を深く広く掘り下げる書籍の決定版! 【目次】 第一章:ロックン・ロール胎動期 ヘヴィ・メタル/ハード・ロックとパンク・ロックの誕生前後を振り返る 第二章:混沌の時代、80年代へと突入 HM/HR及びパンク/ハードコア細分化の時代を振り返る 第三章:異種交配の本格化 80年代半ば、英米のアンダーグラウンド・シーンで起こったメタルとハードコアのクロスオーヴァー 第四章:90年代へと突入 ロック原点回帰とメタル/ハードコア過激化・先鋭化の時代 第五章:なおも続く相互作用 変革の時代だった90年代から新世紀にかけて、更に異種交配を続けたHM/HRとパンク/ハードコア 巻末付録:メタルとパンクの相関関係を濃密なものとしたアルバム98選!
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読書からはじまる (ちくま文庫)
¥836
SOLD OUT
著者:長田弘 出版社:筑摩書房 240ページ 文庫判 148mm × 105mm *********************** 出版社紹介文より *********************** 「読まない本」にゆたかさがある。「たくさん読む」が正解ではない。「一生忘れない」なんて嘘?最も長く、最も深く人類と共に在り続けてきた「本」というメディアは、私たちの想像よりもずっと優しく、あらゆることを許してくれる友人だ。本はあなたを孤独にしない。 読書が苦手、活字に疲れた―そんな本音にもあたたかに寄り添う、「人間」を楽しむ至高のエッセイ。 【目次】 1 本はもう一人の友人 2 読書のための椅子 3 言葉を結ぶもの 4 子どもの本のちから 5 共通の大切な記憶 6 今、求められること 7 読書する生き物 8 失いたくない言葉 *********************** 店主コメント *********************** 著者は冒頭で今日揺らいでいるのは「本のあり方」ではなく私たちの「本に対する考え方」と語っています。詩人でもある著者が詩情溢れる筆致で本との向き合い方を伝えてくれます。
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するべきことは何ひとつ
¥1,650
SOLD OUT
著者:モノ・ホーミー 出版社:さりげなく 160ページ 148mm × 105mm ビニールカバー ~出版社紹介文より~ 隣の家で起きているようにも、遠く離れた惑星で起きていることのようにも思える奇妙で、あたたかな物語。 現実からふっと離され、でも非現実でもない場所に私たちを運ぶ作家モノ・ホーミーの短編小説33篇を収録しています。 没頭し思わず長湯してしまう、お風呂で読む本、長湯文庫。 シリーズ記念すべき第1弾。 お風呂で本を読むことが好きな、お風呂好きで本好きなひとりから生まれたこの文庫。 長湯する感覚は、物語に没頭する感覚にどこか似ていると思っています。 物語は、短篇小説を中心に、身体の芯まで、じんわり温めてくれる物語たちです。 ぜひ、お風呂で、もちろんお風呂以外でも長湯文庫をお愉しみください。 つい物語に没頭してしまう(長湯してしまう)本作りを長湯文庫は、目指しています。 水に濡れても大丈夫な撥水性の紙を使用。 ・表紙の紙:N-三菱耐水260g/m2 L判23kg ・本文の紙:OK レインガード 70g ちゃぽんと湯船に共につかると、さすがにふやけちゃいます。 ~店主コメント~ 遭遇したいようなしたくないような不思議な光景の連続。ついつい長湯してしまいそうなショートショートが詰め込まれた短篇集です。
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奇祭巡礼
¥2,200
著者:北條秀司 出版社:淡交社 288ページ 188mm × 127mm ソフトカバー ~出版社紹介文より~ 本書は、無類の祭り好きであった劇作家・北條秀司氏が、実際に訪れて体験した祭りの紀行文。「うじ虫祭り」や「笑い祭り」、「蛙飛び」、「野馬追い」……軽妙な文体で描き出された祭りの姿からは、その土地で受け継がれてきた習俗への尊敬の念とともに、今すぐにでも足を運んでみたくなるような臨場感と趣が感じられます。 昭和44年(1969)9月の刊行そのままに、巻頭口絵は当時の写真を掲載、巻末の「行事のしるべ」は現代の情報をもとに再構成。また、北條氏が遺した膨大な資料を整理した東海大学教授・馬場弘臣氏の解説で、資料から明らかになった著者の素顔に迫ります。
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遅く起きた日曜日にいつもの自分じゃないほうを選ぶ
¥1,870
SOLD OUT
著者:スズキナオ 出版社:スタンド・ブックス 308ページ 183mm × 113mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** これがスズキナオ流「生活史」 遠い場所への旅や、友達とのせわしない飲み会がまるで夢のよう。出歩けるのは近所ばかりだけど、ひとり海に行き、焚き火を見つめ、オンラインで友達とゆっくり話す。それでも元気でいれば、あと何回かぐらいは今日みたいな素晴らしい日がめぐってくるだろう。 話題作『深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと』待望の続編。
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象の旅
¥2,200
SOLD OUT
著者:ジョゼ・サラマーゴ 訳者:木下眞穂 216ページ ハードカバー ~出版社紹介文より~ ノーベル賞作家サラマーゴが最晩年に遺した、史実に基づく愛と皮肉なユーモアに満ちた傑作。 1551年、ポルトガル国王はオーストリア大公の婚儀への祝いとして象を贈ることを決める。象遣いのスブッロは、重大な任務を受け象のソロモンの肩に乗ってリスボンを出発する。 嵐の地中海を渡り、冬のアルプスを越え、行く先々で出会う人々に驚きを与えながら、彼らはウィーンまでひたすら歩く。 時おり作家自身も顔をのぞかせて語られる、波乱万丈で壮大な旅。
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〈美しい本〉の文化誌 装幀百十年の系譜
¥3,300
著者:臼田 捷治 出版社:Book&Design 336ページ 195mm × 138mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 夏目漱石『吾輩は猫である』以降、約110年間に日本で刊行されてきた、美しい本350冊を振り返り、ブックデザインの変遷について書かれた本です。 ベストセラーや話題になった装幀のほか、村上春樹『ノルウェイの森』など著者による装幀、恩知孝四郎や芹沢銈介など工芸家による装幀、文化人や編集者による装幀を紹介。書籍で使われてきた用紙や書体に至るまで、あらゆる角度から近現代の装幀について解説しています。著者は『装幀時代』『現代装幀』『装幀列伝』『工作舎物語』など、装幀に関する書籍を多数執筆している臼田捷治氏。 日本の造本文化を支えてきた装幀家、著者、編集者らの仕事でたどる日本近代装幀史の決定版です。 【目次】 第一章:日本の装幀史を素描する 第二章:目も綾な装飾性か、それとも質実な美しさか 第三章:様式美を支える版画家装幀と〈版〉の重みと 第四章:装幀は紙に始まり紙に終わるー書籍のもとをなす〈用紙〉へのまなざし 第五章:〈装幀家なしの装幀〉の脈流ー著者自身、詩人、文化人、画家、編集者による実践の行方 第六章:タイポグラフィに基づく方法論の確立と 書き文字による反旗と 第七章:ポストデジタル革命時代の胎動と身体性の復活と ・人名リスト ・書籍名索引
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新編 ひたむきな人々 ―近代小説の情熱家たち―
¥2,365
SOLD OUT
編者:外村彰 出版社:龜鳴屋 296ページ 188mm × 127mm ソフトカバー ~出版社紹介文より~ 帰って来た、ひたむきな人々。 売切れだったを旧版を、6編入換え新装刊行。 損得を顧みず生命の高揚感を希求する、さまざまな人々が登場 本書は大学の講義用テキストとして制作したアンソロジーですが、一般販売もいたします。あらためて名作アレコレを読み直してみては如何でしょうか。 【収録作】 [収録作] 心よ 八木重吉 画の悲み 国木田独歩 幻影の盾(抄) 夏目漱石 ローン河のほとり 永井荷風 刺青 谷崎潤一郎 清兵衛と瓢箪 志賀直哉 安井夫人 森鷗外 恩讐の彼方に(抄) 菊池寛 尾生の信 芥川龍之介 毒もみのすきな署長さん 宮沢賢治 名人伝 中島敦 手袋を買いに 新見南吉 たまむしのずしの物語 平塚武二 絵本(抄) 田宮虎彦 ママゴト 城昌幸 草野球の球審 井伏鱒二 連(抄) 宮尾登美子 岩塩の袋(抄) 田中小実昌 生涯 井上靖 ~店主コメント~ こだわりの造本に定評がある龜鳴屋(かめなくや)。知る人ぞ知る金沢の出版社です。 限定部数で刊行しているため品切れのタイトルも少なくありません。 『ひたむきな人々』も旧版は絶版ですが、新装版として復刊してくれました。 この機会にぜひ!
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うらおもて人生録 (新潮文庫)
¥825
著者:色川武大 出版社:新潮社 404ページ 文庫判 151mm × 105mm *********************** 出版社紹介文より *********************** 優等生がひた走る本線のコースばかりが人生じゃない。ひとつ、どこか、生きるうえで不便な、生きにくい部分を守り育てていくことも、大切なんだ。勝てばいい、これでは下郎の生き方だ……。 著者の別名は雀聖・阿佐田哲也。いくたびか人生の裏街道に踏み迷い、勝負の修羅場もくぐり抜けてきた。愚かしくて不格好な人間が生きていくうえでの魂の技術とセオリーを静かに語った名著。 *********************** 店主コメント *********************** 私の人生の書。 この文庫版の刊行は30年以上も前ですが、版を重ね今も読み継がれています。 著者はギャンブラーという特異な経歴を持っていながら、本書に書かれている人生論は非常に普遍的で老若男女問わず読むことができます。 武勇伝のような人生哲学や、明確なマニュアルを提示してくるような自己啓発書に辟易している方はぜひこちらの本を。
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あたしとあなた
¥2,200
SOLD OUT
著者:谷川俊太郎 出版社:ナナロク社 117ページ 195mm × 125mm ハードカバー クロス装 ~出版社紹介文より~ 今、いちばん新しい谷川俊太郎 メディアに氾濫するコトバの洪水に食傷しているうちに、思いがけず自分にとってはちょっと新鮮な発想の短い詩群が生まれた。 ―あとがきより 83歳の今も、新しい挑戦をつづけている谷川さん。半世紀以上にわたって第一線で書き続けてきた詩人の最新作は、37篇の詩すべてにさまざまな〈あたし〉と〈あなた〉が登場します。 工芸品のような一冊を 最初に原稿を読んだ時、この言葉たちの動きや遠さや近さを、どうやって本という物質にしたらいいのか、悩みました。その結果、一番大事なのは、目の前の言葉を載せる紙なのではないかと考えました。あなたの指先に、やっと届けることができて嬉しく思います。 ―はさみ込みのしおりより 装丁担当 名久井直子 書籍の常識を超える工芸品のようなデザインは、気鋭のブックデザイナー・名久井直子さん。「一番大事なのは、目の前の言葉を載せる紙」(名久井さん)というコンセプトから、本書の制作は「この本のためだけの特別な紙」を作ることからスタートしました。 伝統の高級越前和紙で知られる石川製紙株式会社の協力を得て、しっとりとした質感の鮮やかなブルーの紙が誕生しました。まさに、日本の職人技から生まれた贅沢な一冊です。
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新版 宮澤賢治 愛のうた
¥1,980
著者:澤口たまみ 出版社:夕書房 248ページ 194mm × 138mm ~出版社紹介文より~ 賢治には、恋人がいたーー! 知られざるラブ・ストーリーを作品と証言から大胆に読み解く、異色の文芸エッセイ。 ------- 生涯独身で、その恋心は妹や親友に向けられたと解釈されることの多い聖人・宮澤賢治。しかし彼には相思相愛の女性がいました。 お互い結婚を考えながらも叶うことのなかった悲しい恋。本書はその顛末を、『春と修羅』をはじめとする詩の数々に封じこめられた切実な恋心を読み解きながら、明らかにしていきます。 誰もが知る詩「永訣の朝」や童話「やまなし」「銀河鉄道の夜」などに隠された苦しい恋の片鱗に気づくとき、これまでとは違う「人間・宮澤賢治」が、生き生きと立ち現れてきます。 岩手の自然と風土を知り尽くすエッセイストが、約100年の時を越えて開封する、胸がしめつけられるほど切なく美しい、愛の物語です。
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安吾巷談
¥1,760
SOLD OUT
著者:坂口安吾 出版社:三田産業 282ページ 195mm × 135mm ハードカバー ~出版社紹介文より~ 1950年に発刊された坂口安吾の傑作ルポルタージュを復刊。 政治や芸術から競輪、ストリップまで、多様なトピックに安吾が縦横無尽に斬り込んでいく。 およそ70年の時を越え、安吾の透徹した批評精神がここに甦る。 【目次】 麻薬・自殺・宗教 天光光女史の場合 野坂中尉と中西伍長 今日われ競輪す 湯の町エレジー 東京ジャングル探検 熱海復興 ストリップ罵倒 田園ハレム 世界新記録病 教祖展覧会 巷談師退場 ~店主コメント~ 終戦間もない日本の社会風俗を安吾らしい筆致で活写。 本書に描かれている卑俗な風景は、日本人らしさの一端なのかもしれないです。
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黄金の服
¥2,200
SOLD OUT
著者:佐藤泰志 出版社:河出書房新社 発行年:1989年9月28日初版発行 235ページ 【状態】 【状態】 目立った汚れもなく古本としては比較的キレイな状態です。 ※こちらの商品は店頭でも販売しております。品切れの場合もございますので予めご了承ください。
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ウィメンズウェア100年史
¥4,180
SOLD OUT
著者:キャリー・ブラックマン 訳者:桜井真砂美 出版社:TWO VIRGINS 400ページ 210mm × 148mm ソフトカバー ~出版社紹介文より~ ロングセラー『メンズウェア100年史』の著者によるウィメンズウェアの貴重な教材が登場。 1901年から現在まで。ハイソサエティー、ボヘミアン、クチュリエ、デニムとスポーツ、ミニマルデザインから各時代のスターまで。 この100年、ファッションは理想の世界の象徴的存在でありえたのか!? 豊富なヴィジュアルで綴る女性ファッション100年図鑑。 作家オスカー・ワイルドは、自身の小説『ドリアン・グレイの肖像』の中で、独特の皮肉を込めてこういう言葉を残している。「人を見た目で判断しないのは愚か者だけである」 ※本書は2012年Pヴァイン・ブックス刊「ウィメンズウェア100年史」の復刊となります。
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メンズウェア100年史
¥4,180
SOLD OUT
著者:キャリー・ブラックマン 訳者:桜井真砂美 出版社:TWO VIRGINS 320ページ 210mm × 148mm ソフトカバー ~出版社紹介文より~ この100年間にメンズウエアの世界で巻き起こった革命を、ファッション史家、キャリー・ブラックマンの解説付きでわかりやすく紹介した贅沢な写真集。 希少価値のある写真やイラストを通して、この100年の間に、サヴィル・ローの上品なテーラードや、耐久性のあるカーキ色の軍服、制服や作業場で着用されていたデニムなどが、スタイルや色使いにおいてどれだけ変化してきたかということを順序立ててわかりやすく紹介している。ハリウッド・スターのファッションや1930年代に活躍した個性的な芸術家たちなどの素晴らしい写真がこれほどふんだんに掲載されている本は珍しく、それらを参照しながら、実用服からピーコック・ファッションに至るまでのメンズウエアの進化を探求している。 この貴重な本の中では、ピエール・カルダンやジョルジオ・アルマーニ、ラルフ・ローレンなどの有名デザイナーたちが与えてきた影響力と1960年代のストリート・ファッションが対比されていて、パンクやクラブ・シーンがメンズウエア市場を発展させた経緯についても言及している。 『メンズウェア100年史』は、ファッションを学ぶ初心者はもちろん、ファッション史家や、メンズファッションをこよなく愛する人々にとって必読の書である。 ※本書は2012年Pヴァイン・ブックス刊「メンズウェア100年史」の復刊となります。
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ストリートファッション 1980-2020 定点観測40年の記録
¥3,080
SOLD OUT
著者:アクロス編集室 出版社:パルコ出版 352ページ 200mm × 149mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 日本のファッション現代史を俯瞰する決定版! 「街はメディアだ! 」 街は国やディベロッパーがつくるものではなく、「使う人=私たち」のものであるという考え方から、ACROSS 編集室ではオリジナルの「定点観測」を1980 年8月より毎月1 回実施してきました。スナップに加え、1対1でじっくり対話するデプスインタビューにより見えてくる若者たちのリアルな姿。 着用していた服、愛読雑誌など、40年間で集めた約3万人のN1データの抜粋とともに収録しました。AI があらゆるところに実用化されつつある今、それを使う私たちの人的感覚を呼び覚ますきっかけにもなる一冊。 パルコのファッションとカルチャーのシンクタンク部門ACROSS編集室が捉えた、若者とファッションを緻密なエビデンスとともに編纂した永久保存版です。 *********************** 店主コメント *********************** コーディネイト集ではなく、若者の洋服や趣味、嗜好品などをつぶさに調査したデータ集と呼ぶべき1冊です。それらのデータから当時のストリートカルチャーがどのように形成されたか見出すことができれば、近い将来起こり得るムーブメントが予見できるかも!?
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都市に刻む軌跡 スケートボーダーのエスノグラフィー
¥3,520
著者:鈴木研之輔 出版社:新曜社 274ページ 195mm × 135mm ハードカバー ~出版社紹介文より~ 駅前や公園で見かけたスケートボーダーたちはどこへ行ったのか。 秋葉原,池袋,新宿の各所で多年にわたる参与観察を行い、都市空間管理の政治とのかかわりや生き方の代償・帰結など、その生の軌跡を描きだすヴィヴィッドな都市エスノグラフィー。 【目次】 都市に刻む軌跡――目次 序論 暗がりの律動、没頭する身体 1 仮設フェンス越しのたまり場 2 舞台と編成 第1章 都市下位文化集団の理論と方法 1 相互行為の生成論理 2 相互行為の象徴闘争 3 相互行為の理論射程 4 相互行為の分析視座 第2章 湧出するたまり場のポリティクス 1 湧出の過程 2 行為の禁止 3 集団の形態 4 行為の境界 第3章 身体に刻まれるストリートの快楽 1 滑走の体感 2 技芸の修練 3 路上の記憶 4 身体の痕跡 第4章 集団内の役割と規範 1 集団の序列 2 広場の統制 3 占有の創造 4 役割の演技 第5章 獲得した場所に囲い込まれる行為 1 偏見と排除 2 署名と獲得 3 開設の経緯 4 組織と地域 第6章 身体化された行為の帰結 1 行為の経路 2 集団の特性 3 職業の移動 4 滞留の構造 結論 行為の集積と集団の軌道 1 集団生成の論理 2 相互行為が導く集団の軌道 あとがき 参考文献 索引 ~店主コメント~ 「エスノグラフィー」とは民族学や文化人類学におけるフィールドワークなどで得られた記録のことを指します。 2020東京オリンピックから正式種目に認定され注目を浴びたスケートボードを、学術的観点で見てみるのもおもしろいと思います。
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これは恋ではない 小西康陽のコラム 1984 - 1996
¥2,200
著者:小西康陽 出版社:幻冬舎 発行年:1996年12月11日第1刷発行 351ページ 216mm × 153mm ハードカバー 【状態】 カバーに破れの補修あり(写真2枚目) 裏側から紙を当てて糊付けしています。 それ以外に目立った傷みや汚れはございません。 *********************** 店主コメント *********************** ピチカート・ファイヴの小西康陽が音楽や映画について語るコラム集。 2段組で構成されている本文は、晶文社から出された往年のスクラップブックを彷彿させます。 植草甚一好きの方はぜひ。 ※こちらの商品は店頭でも販売しております。品切れの場合もございますので予めご了承ください。
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ヘンリー・ソロー 野生の学舎
¥4,180
著者:今福龍太 出版社:みすず書房 288ページ 188mm × 128mm ハードカバー ~出版社紹介文より~ アメリカでもっとも著名で独創的な思想家、ヘンリー・ソロー。 ウォールデン湖畔に自ら建てた小屋で自給自足し、森を毎日何時間も歩く、たった独りの生活を送った。奴隷制に反対し、2冊の本を刊行し、44歳で生涯を終えた。森で結実したその思索は、現代社会の危機とそこに生きる人間のありかたを示唆し、世界に大きな影響を与えた。 謎に満ちたこの思想家の学舎に、私たちは招かれている。歩くこと、孤独、自然、市民、共同体…『コンコード川とメリマック川の一週間』『ウォールデン』『散策』『メインの森』『ケープコッド』『社会改革論集』そして膨大な日記に誘われ、本書はその思索のエッセンスを発見する。 急激な産業化と社会の激動の中で、真に自由な生き方を考え続けたソローのすべてをそっと手渡す一書。 [第68回読売文学賞〈随筆・紀行賞〉受賞] 【目次】 序 I まっ白なノート II 定住する旅人 III 意志あるものとしての野生 IV より高次の法 V 死者たちの岸辺 VI 翼ある思想 VII 書かれない書物 VIII 音楽と沈黙 IX 孤独であることの華やぎ X たったひとりの共同体 XI 思索の矢尻とともに XII 霧の子供たちのなかへ 後記 書誌
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精霊に捕まって倒れる 医療者とモン族の患者、二つの文化の衝突
¥4,400
著者:アン・ファディマン 訳者:忠平美幸/斎藤慎子 出版社:みすず書房 448ページ 188mm × 131mm *********************** 出版社紹介文より *********************** 生死がせめぎ合う医療という場における異文化へのまなざしの重さを、感性豊かに、痛切に物語る傑作ノンフィクション。 ラオスから難民としてアメリカに来たモン族の一家の子、リア・リーが、てんかんの症状でカリフォルニア州の病院に運ばれてくる。しかし幼少のリアを支える両親と病院スタッフの間には、文化の違いや言語の壁ゆえの行き違いが積もってしまう。 モン族の家族の側にも医師たちの側にも、少女を救おうとする渾身の努力があった。だが両者の認識は、ことごとく衝突していた。相互の疑心は膨れ上がり、そして──。 著者は、医師たちが「愚鈍で感情に乏しい、寡黙」と評したリアの両親やモンの人びとから生き生きとした生活と文化の語りを引き出し、モン族の視点で見た事の経緯を浮かび上がらせる。その一方で医師たちからもこまやかな聞き取りを重ね、現代的な医療文化と、それが医療従事者に課している責務や意識が、リアの経過にどう関わっていたかを丹念に掘り起こしている。 本書の随所に、異文化へのアプローチの手がかりがある。原書は1997年刊行以来、アメリカで医療、福祉、ジャーナリズム、文化人類学など幅広い分野の必読書となった。医学的分類の「疾患」とは異なる「病い」の概念も広く紹介し、ケアの認識を変えたとも評される。全米批評家協会賞受賞作。 【目次】 はしがき モン語のローマ字表記のしかたと発音および モン族の会話引用文について 第一章 誕生 第二章 魚のスープ 第三章 精霊に捕まって倒れる 第四章 医者は脳みそを食べるのか? 第五章 指示どおりに服用すること 第六章 高速脳皮質間鉛療法 第七章 政府のもの 第八章 フォアとナオカオ 第九章 少しの薬と少しの〈ネン〉 第一〇章 戦い 第一一章 重大な発作 第一二章 逃走 第一三章 コードX 第一四章 人種の坩堝 第一五章 金とがらくた 第一六章 なんだってまたマーセドに? 第一七章 八つの問い 第一八章 命か魂か 第一九章 供犠 15周年記念版に寄せて 謝辞 解説(江口重幸) 情報源について 索引
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彼岸の図書館 ぼくたちの「移住」のかたち
¥2,200
SOLD OUT
著者:青木真兵・海青子 出版社:夕書房 288ページ 185mm × 135mm 仮フランス装 ~出版社紹介文より~ 古代地中海研究者の夫・真兵と、大学図書館司書の妻・海青子。 夫婦そろって体調を崩した4年前、都会から逃げるようにして向かったのは、人口わずか1700人の奈良県東吉野村。大和の山々の奥深く、川の向こうの杉林の先にある小さな古民家に移り住んだ2人は、居間に自らの蔵書を開架する「人文系私設図書館ルチャ・リブロ」を開設します。 訪れるさまざまな人たちとの対話を重ねるうち、「ルチャ・リブロ」は単なる私設図書館を超え、山村における人文知の拠点へと発展していきます。 本書は、青木夫妻が移住を決意してから「ルチャ・リブロ」を立ち上げ、「土着人類学研究会」を開催しながら、現代社会の価値観に縛られない「異界」としての知の拠点を構築していくまでの「社会実験」の様子を、12の対話とエッセイで綴る、かつてない「闘う移住本」です。 【対談者】 内田樹(思想家・武道家)/光嶋裕介(建築家)/神吉直人(経営学者)/坂本大祐(デザイナー)/東千茅(耕さない農耕民)/太田明日香(ライター)/野村俊介(茶園経営)/小松原駿(蔵人)/鈴木塁(ウェブ制作)
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フェミニズムはみんなのもの 情熱の政治学
¥1,980
著者:ベル・フックス 訳者:堀田碧 出版社:エトセトラブックス 192ページ 188mm × 132mm ソフトカバー ~出版社紹介文より~ この本を読んでみてください。 フェミニズムとはなにで、どんな運動をしてきたのか、わかるから。 現代を代表するフェミニスト理論家のベル・フックスが新しい世代に向けてバトンを渡す、世界でロングセラーのフェミニズム入門書を復刊! 平易な語り口で、フェミニズムの定義、理解と前進のための批判、運動の変化と展望を説く。フェミニズムの歴史を知り、今に活かしたい新しい読者たちにとって最適の一冊。 【目次】 はじめに フェミニズムを知ってほしい 1 フェミニズム わたしたちはどこにいるのか 2 コンシャスネス・レイジング たえまない意識の変革を 3 女の絆は今でも強い 4 批判的な意識のためのフェミニズム教育 5 私たちのからだ、私たち自身 リプロダクティブ・ライツ 6 内面の美、外見の美 7 フェミニズムの階級闘争 8 グローバル・フェミニズム 9 働く女性たち 10 人種とジェンダー 11 暴力をなくす 12 フェミズムの考える男らしさ 13 フェミニズムの育児 14 結婚とパートナー関係の解放 15 フェミニズムの性の政治学 互いの自由を尊重する 16 完全なる至福 レズビアンとフェミニズム 17 愛ふたたび フェミニズムの心 18 フェミニズムとスピリチュアリティ 19 未来を開くフェミニズム 訳者あとがき
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自然は導く 人と世界の関係を変えるナチュラル・ナビゲーション
¥3,960
SOLD OUT
著者:ハロルド・ギャティ 訳者:岩崎晋也 出版社:みすず書房 288ページ 188mm × 128mm ハードカバー ~出版社紹介文より~ 本書は彼が遺したナチュラル・ナビゲーション入門書。 必要なのは才能ではなく、誰もが「わずかな練習をするだけで、自然のしるしを道路標識と同じように間違いなく読みとれるようになる」と説く。英語圏では1958年から愛読され、「時を経るにつれて重みを増す」とも評される本である。 「まっすぐに歩くには」といった基本から、波のうねりさえも読みとくミクロネシア人の海上ナビゲーションのような驚嘆の技術まで──世界中の自然のしるしが話題にのぼり、それらを巡りながら五感の使い方を再発見させられるよう。 ギャティの贅肉のない文章は、自然に対する畏敬と、いにしえの探検家たちや世界各地の先住民族の叡智への敬愛に貫かれている。読み終えないうちから、すぐにも外に出て自然物との新しい関係を始めたくなる。 【目次】 はじめに 1 自然は導く 2 昔の人類はいかにして旅をしたか 3 第六感は存在するか 4 円を描いて歩く 5 まっすぐに歩く 6 耳を使う 7 嗅覚を使う 8 空への反射──動かない雲についての注記 9 風向き 10 太陽と風がもたらす効果 11 樹木や、その他の植物 12 蟻塚の道しるべ 13 砂漠で 14 極地で 15 丘と川 16 距離を推測する 17 都市で 18 スポーツとしてのオリエンテーリング 19 波とうねり 20 海の色 21 海鳥の生態 22 月が告げること 23 太陽から方角を知る 24 星から方角を知る 25 星から時間を知る 太陽方位角の簡易表 謝辞 ナビゲーターたちのプリンス──訳者あとがきにかえて
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ビーマイベイビー 信藤三雄レトロスペクティブ
¥3,520
著者:信藤三雄 出版社:平凡社 328ページ 222mm × 151mm ソフトカバー 信藤三雄はアートディレクターとして、これまでに1000枚近くのCDやレコードジャケットのグラフィックデザインを手掛けています。 松任谷由実、ピチカート・ファイヴ、Mr.Children、MISIA、宇多田ヒカルなど錚々たるミュージシャンのジャケットを飾ってきました。 多少なりともJ‐POPに触れた経験がある30代~40代なら、馴染みのある作品も少なくないはず。 本書は2017年に開催された展覧会の公式図録として制作されました。 90年代から00年代にかけて青春を送った方々には特におすすめの一冊。