
あやとり
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著者:千種創一
発行元:短歌研究社
198ページ
182mm × 108mm ハードカバー
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出版社紹介文より
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人と人を結ぶ糸は永遠だ、って錯覚してしまうのはなぜだろう。
人々の消えゆく言葉と記憶を書き留める、
『砂丘律』『千夜曳獏』に続くコンセプチュアルな最新歌集。
戦争体験者への取材に基づく連作「つぐ」や、尾張藩主の御巡覧と伴走した「知多廻行録」(アートサイト名古屋城2024出展インスタレーション作品)を含む265首を収録。
【歌集より】
あなたは僕の幽霊に、僕はあなたの幽霊に、雪の手紙を書いていたんだ
言葉ってすっごく永く香るから いま潮風に手帳ふくらむ
伝えねば、否、伝わるような苦痛であってたまるかの、花、渡さねば
生き死にの平野の果ては玻璃の街、月の光をときんときんに散らして
橄欖樹(オリーヴ)の太さは雨の豊かさを ほろんだ竜はかなしかったね
もう何も奪わないでくれ 震わせて真冬に洗うひまわり、造花の
君の名に海のあること 風力1、曇りの南の港に覚めて
港まで肩にもたれて ああ、僕ら海や言葉になりたかったんだな
【目次】
川の章
そして深められ
距離の青い蝶
化石譚
ami.me号外戦記
Trans-
宝石商
とんぼの章
つぐ
ほうきの章
繚乱
ブドゥルス村
那由他
はしごの章
知多廻行録
The Garden
星の章
想北譚
逢北譚
初出一覧
あとがき
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レビュー
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