文化人類学の思考法
¥1,980 税込
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編者:松村 圭一郎/中川 理/石井 美保
発行元:世界思想社
224ページ
188mm × 128mm ソフトカバー
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出版社紹介文より
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「文化人類学は『これまでのあたりまえ』の外へと出ていくための『思考のギア(装備)』だ。本書はその最先端の道具が一式詰まった心強い『道具箱』だ。こんなに『使える』本は滅多にない」若林恵氏推薦。
【目次】
はじめに すべての考える人のために
序 論 世界を考える道具をつくろう
(松村圭一郎・中川理・石井美保)
第I部 世界のとらえ方
1 自然と知識――環境をどうとらえるか?(中空萌)
2 技術と環境――人はどうやって世界をつくり、みず
からをつくりだすのか(山崎吾郎)
3 呪術と科学――私たちは世界といかにかかわってい
るのか(久保明教)
4 現実と異世界――「かもしれない」領域のフィール
ドワーク(石井美保)
第II部 価値と秩序が生まれるとき
5 モノと芸術――人はなぜ美しさを感じるのか?
(渡辺文)
6 贈り物と負債――経済・政治・宗教の交わるところ
(松村圭一郎)
7 貨幣と信用――交換のしくみをつくりだす
(深田淳太郎)
8 国家とグローバリゼーション――国家のない社会を
想像する(中川理)
9 戦争と平和――人はなぜ戦うのか(佐川徹)
第III部 あらたな共同性へ
10 子どもと大人――私たちの来し方、行く先を見つめ
なおす(高田明)
11 親族と名前――関係している状態をつくるもの
(髙橋絵里香)
12 ケアと共同性――個人主義を超えて
(松嶋健)
13 市民社会と政治――牛もカラスもいる世界で
(猪瀬浩平)
参考文献
もっと学びたい人のためのブックガイド
索 引
○コラム
1 認識人類学の展開 分けることと名づけること
(中空 萌)
2 ブルーノ・ラトゥール STSと人類学(山崎吾郎)
3 スタンレー・タンバイア 呪術・科学・宗教
(久保明教)
4 合理性論争(石井美保)
5 岡本太郎 境界線を吹き飛ばす爆発(渡辺 文)
6 マルセル・モース 贈与論のその先へ(松村圭一郎)
7 貨幣の多義性(深田淳太郎)
8 フーコー権力論と人類学(中川 理)
9 日常的暴力と日常的平和(佐川 徹)
10 生業と子育て(高田 明)
11 あらたな親族研究の潮流(髙橋絵里香)
12 民族誌、実践誌、人類学(松嶋 健)
13 デヴィッド・グレーバー アナキズムと人類学
(猪瀬浩平)
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店主コメント
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文化人類学は身近な調査対象を、地理的・時間的に遠く離れた対象と比較することで考察していきます。それぞれの比較対象の間に存在するのは、人類を取り巻く事象に関する多様性と普遍性を見出すヒント。そのような遠回りで奥行きのある思考法は、面白くもありとても実用的です。
ちなみに、この本の内容の一部はミシマ社さんから刊行されている『うしろめたさの人類学』『くらしのアナキズム』でさらに深掘りされています。
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