植物考
¥2,200 税込
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著者:藤原辰史
発行元:生きのびるブックス
240ページ
188mm × 128mm ソフトカバー
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出版社紹介文より
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人間の内なる植物性にむけて――
はたして人間は植物より高等なのか?
植物のふるまいに目をとめ、歴史学、文学、哲学、芸術を横断しながら人間観を一新する、スリリングな思考の探検。
【目次】
◆第1章 植物性
植物と人間の違い
植物性
植物は動かないのか
炸裂
人間の根と葉
◆第2章 植物的な組織
出町柳の根性松
植物の知性について
マンクーゾの描く植物的な未来
植物的な政治?
評価機構なき組織化
マンクーゾを超えて
◆第3章 大気のクリエーター
コッチャの「植物の哲学」
枯葉剤
大気と太陽
浸り
「浸り」を買う時代
◆第4章 植物の舞踏―ブロースフェルトの『芸術の原形』に寄せて
ブロースフェルトの写真
ベンヤミンの評価
建築物としての植物
彫刻作品としての植物
踊りとしての植物
『芸術の原形』が教える植物論
◆第5章 根について
起死回生
根の形態
植物恐怖症
ハンナ・ヘーヒ
立てこもる庭
ヘーヒの植物の絵の特徴
嵐の時代の根毛
◆第6章 花について
花束について
劇場としての花
理性としての花
◆第7章 葉について
「モンステラ王」
裂ける葉
食べられる葉
飛翔できない鳥
植物性の青い針
葉のない植物
冷却装置としての葉
ゲーテにとっての葉
教訓詩『植物のメタモルフォーゼ』
空気間隙
植物の多孔性
◆第8章 種について
種とはなにか
種と風船
植物と歴史学
植物と帝国主義
『植物と帝国』
種に振り回される人間の歴史
バジルの慈悲
『種蒔く人』のなかの植物
理草花
思想を食べる
吸水と酵素
血と土を超えて
◆第9章 「植物を考える」とはどういうことか
植物らしさの在処
完全菜食主義者の「植物中心主義」批判
植物の権利
植物の美
植物を食べること
スキン・プランツ
あとがき
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