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思いがけず利他

¥1,760 税込

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著者:中島岳志
発行元:ミシマ社
184ページ
188mm × 128mm ソフトカバー

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 出版社紹介文より
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It’s automatic!?
誰かのためになる瞬間は、いつも偶然に、未来からやってくる。

東京工業大学で「利他プロジェクト」を立ち上げ、『利他とは何か』『料理と利他』などで刺激的な議論を展開する筆者、待望の単著!
今、「他者と共にあること」を問うすべての人へ。

自己責任論も、「共感」一辺倒も、さようなら。

偽善、負債、支配、利己性……。利他的になることは、そう簡単ではありません。
しかし、自己責任論が蔓延し、人間を生産性によって価値づける社会を打破する契機が、「利他」には含まれていることも確かです。——「はじめに」より

本書は、「利他」の困難と可能性を考える。手がかりとなるのは、居心地の悪いケアの場面、古典落語の不可解な筋書き、「証明できない」数学者の直観、「自然に沿う」職人仕事の境地、九鬼周造が追求した「私は私ではなかったかもしれない」という偶然性の哲学……など。
「利他の主体はどこまでも、受け手の側にあるということです。この意味において、私たちは利他的なことを行うことができません」 「利他的になるためは、器のような存在になり、与格的主体を取り戻すことが必要」 ——本文より

意思や利害計算や合理性の「そと」で、私を動かし、喜びを循環させ、人と人とをつなぐものとは?

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  店主コメント
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利他とはなんなのか?

一見利他的だけど、実は利己的なメッセージ。
何気ない行為の延長上にある利他。
利他と利己はいろんな表情で社会に潜んでいる。

落語や仏教、民藝、料理、著者自身の体験・・・あらゆる事例を横断しながら利他について考える本です。

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