まとまらない言葉を生きる
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著者:荒井裕樹
発行元:柏書房
256ページ
188mm × 128mm ソフトカバー
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出版社紹介文より
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偉い人が「責任」逃れをするために、
「敵」を作り上げて憂さを晴らすために、
誰かを「黙らせる」ために言葉が使われるようになったこの世界で、
凝り固まった価値観を解きほぐし、
肺の奥まで呼吸しやすくしてくれるような……
そんな「言葉」との出会いは、まだ可能だろうか?
本書は、マイノリティの自己表現をテーマに研究を続ける文学者が、いま生きづらさを感じているあなたに、そして自らに向けて綴った、18のエッセイである。
障害者運動や反差別闘争の歴史の中で培われてきた「一言にまとまらない魅力をもった言葉たち」と「発言者たちの人生」をひとつひとつ紹介していくことを通して、
この社会で今、何が壊されつつあるのか、人間としての尊厳をどのように守っていけるのかを考えていく。
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店主コメント
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障害者文化論を専門にする著者とあって、本書では障害者に関するエピソードがいくつか語られています。
社会的弱者やマイノリティの人たちが発した数々の言葉は、自身の気持ちを翻訳する手段であるということ、そしてその言葉の意味が持つ重みというものを改めて実感させてくれます。
そう考えると、最近様々なメディアで見られる言葉の多くは著者の言うように「壊れてきた」と言っても過言ではありません。
職場や家庭などリアルな生活空間にも、すでに「壊された言葉」がまん延しているかも。
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