雲ができるまで
¥2,420 税込
SOLD OUT
別途送料がかかります。送料を確認する
著者:永井宏
発行元:信陽堂
304ページ
177mm × 117mm ハードカバー
***********************
出版社紹介文より
***********************
カフェ、音楽、雑貨、アート、詩、写真、花、料理……
90年代のはじめ、湘南葉山の〈サンライト・ギャラリー〉を舞台に、
夢と憧れを手がかりにして自分らしい生きかたを模索する若者たちの姿。
舞台はアーティスト永井宏さんが湘南・葉山のはずれで1992年~96年に運営していた〈サンライト・ギャラリー〉。海と山に囲まれた湘南で、永井さんの「誰にでも表現はできる」という言葉に背中を押されて、バブル以降の新しい価値観を求め自分らしい生きかたを模索する若者たちが集い、この場所からたくさんの才能が巣立っていった。
荻窪の書店「Title」店主の辻山良雄さんは著書『ことばの生まれる景色』(ナナロク社)で『雲ができるまで』について書いています。「永井宏の文章をはじめて読んだときの静かな衝撃は、いまでもはっきりと覚えている。(略)自分の周りにもいそうな登場人物と、特別なことは何一つ起こらないストーリー……。
「とても気持ちのよい文章だ」と思う一方で、このような文章がそれまで誰からも書かれていなかったことに驚いた。」
身のまわりの小さな出来事を見つめることで、日々の暮らしがかけがえのない時間に変わる。
ささやかでも自分で表現するということは、生きている実感を人まかせにしないということで、それが自分の人生を愛する方法になる。永井さんが伝えつづけたメッセージです。
「暮らすこと」をひとつの表現ととらえ、日々の小さな出来事やささやかなこころの動きを人と共有してゆくことの大切さを提唱したアーティスト永井宏さん。クウネル、アノニマ・スタジオ、天然生活など、2000年代に次々に生まれた〈暮らし系〉メディアの担い手たちに愛され、影響を与えつづけた永井さんの初期作品、初版から25年を経て待望の復刊です!
巻末エッセイ 堀内隆志(鎌倉 カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュ店主)
***********************
店主コメント
***********************
かつて湘南・葉山で著者が運営していたサンライト・ギャラリー。そこで出逢った人たちのエピソードをモチーフに描かれた短編集。
まわりみち文庫は自分でやりたくて始めたお店ではあるけれど、ともすれば会計ソフトから弾き出される数字に一喜一憂する日々。いや、どちらかと言えば「一憂」の方が多い。
そんなときにこの本を読めば心が洗い流されて、店主にとっての「一喜」とは良い数字だけではないことを思い出させてくれます。
日々の暮らしや、ひいては個人の生き方を彩るささやかな喜びが伝わってくる一冊です。
-
レビュー
(59)
-
送料・配送方法について
-
お支払い方法について
¥2,420 税込
SOLD OUT