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自殺の思想史 

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著者:ジェニファー・マイケル・ヘクト
訳者:月沢李歌子
発行元:みすず書房
296ページ
195mm × 135mm ハードカバー

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 出版社紹介文より
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自殺をしてはいけない。この言葉は、どのように根拠づけられるのだろうか?
この問いへの答えを求めて、古代ローマの歴史的資料や古代ギリシャの哲学者たちの思索をはじめ、戯曲や芸術、キリスト教やイスラム教といった宗教思想、宗教から距離を置いた哲学、社会学的な取り扱いまでをも含んだ広い視野で「自殺」がどう考えられてきたのかをまとめ上げる。
古くは宗教的な罪とされていた自殺は、精神医学の発展に伴って倫理的に中立なものになり、現代では選択肢や権利として肯定する立場さえある。このような思想の変遷の中にも、自殺を肯定しない考え方が確かに生き残ってきた。
誰もが納得する答えを出すことがむずかしい問いである。それでも、生きることをやめないでほしい、という切実な思いに向き合い、生きることをやめるべきではない理由とその論理をたどることが、この生に踏みとどまる助けになりうるし、切実な悩みに応えるためのヒントになりうるだろう。

【目次】
まえがき
謝辞

はじめに
第一章 古代の世界――聖書、ギリシャ、ローマ
第二章 宗教は自殺を認めない――キリスト教、イスラム教、ユダヤ教
第三章 生きるべきか死ぬべきか――モダニズムの新興における新たな疑問
第四章 非宗教的な哲学による自殺の擁護
第五章 共同体の議論――古代ギリシャから現代まで
第六章コミュニティと影響に関する現代の社会科学
第七章 未来の自分に対する希望
第八章 自殺について考察した二〇世紀のふたりの人物――デュルケームとカミュ
第九章 苦しみと幸せ
第十章 現代の哲学的対話――シオラン、フーコー、サズ
おわりに

原注
索引

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