菜食主義者
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著者:ハン・ガン
訳者:きむふな
発行元:クオン
304ページ
188mm × 128mm ソフトカバー
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出版社紹介文より
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「新しい韓国文学シリーズ」第1作としてお届けするのは、韓国で最も権威ある文学賞といわれている李箱(イ・サン)文学賞を受賞した女性作家、ハン・ガンの『菜食主義者』。韓国国内では、「これまでハン・ガンが一貫して描いてきた欲望、死、存在論などの問題が、この作品に凝縮され、見事に開花した」と高い評価を得た、ハン・ガンの代表作です。
ごく平凡な女だったはずの妻・ヨンヘが、ある日突然、肉食を拒否し、日に日にやせ細っていく姿を見つめる夫(「菜食主義者」)、妻の妹・ヨンヘを芸術的・性的対象として狂おしいほど求め、あるイメージの虜となってゆく姉の夫(「蒙古斑」)、変わり果てた妹、家を去った夫、幼い息子……脆くも崩れ始めた日常の中で、もがきながら進もうとする姉・インへ(「木の花火」)―
3人の目を通して語られる連作小説集。
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店主コメント
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ある日突然、肉を食べることを拒絶するようになった主婦ヨンヘ。その不可解な言動に、彼女をとりまく家族関係が変化して行く様子を「夫」「義弟」「姉」それぞれの視点で描いた3篇の連作小説。
社会的なつながりや営みよりも、もっと本能的な生の営み。そこに秘められた葛藤や獣性をヨンヘと周囲の人間との対比によって浮かび上がらせようとしています。
2011年の刊行以来、版を重ねるロングセラーの作品です。
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