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隣の国の人々と出会う 韓国語と日本語のあいだ(シリーズ「あいだで考える」)
¥1,540
SOLD OUT
著者:斎藤真理子 発行元:創元社 160ページ 168mm × 130mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** いま、韓国の文学、音楽、ドラマや映画に惹かれ、その社会や言語に関心を持つ人はますます増えている。 本書では、著者が韓国語(朝鮮語)を学び始めた背景、この言語の魅力、痛みの連続である現代史と文学の役割、在日コリアンと言語のかかわりなどを、文学翻訳の豊かな経験から親しみやすく語る。文字、音、声、翻訳、沈黙など、多様な観点から言葉の表れを捉え、朝鮮半島と日本の人々のあいだを考える1冊。 【目次】 序に代えて――1杯の水正果を飲みながら 1章 말(マル) 言葉 韓国語=朝鮮語との出会い 隣の国の人々の「マル」 マルに賭ける作家たち 2章 글(クル) 文、文字 ハングルが生まれる 文字の中に思想がある マルとクルの奥にひそんでいるもの 3章 소리(ソリ) 声 豊かなソリを持つ言語 朝鮮語のソリの深さ 思いとソリ 4章 시 (シ) 詩 韓国は詩の国 植民地支配の下で書いた詩人 現代史の激痛と文学 惑星のあいだを詩が行き来する 5章 사이(サイ) あいだ 翻訳の仕事をしている場所 サイにはソリがあふれている おわりに 韓国語と日本語のあいだをもっと考えるための 作品案内
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本の栞にぶら下がる
¥1,980
SOLD OUT
著者:斎藤真理子 発行元:岩波書店 212ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 『82年生まれ、キム・ジヨン』など、数々の話題作の翻訳を手がける著者が綴った、珠玉の読書エッセイ。文学に刻まれた朝鮮と日本の歴史をたどり、埋もれた詩人や作家に光を当て、人間が疫病や戦争に向き合ってきた経験をひもとくなど、韓国文学に止まらない古今の本を取り上げながら、その普遍性を今に開く25篇。 【目次】 黄色い本のあった場所――「チボー家」と私たち 1 黄色い本のあった場所――「チボー家」と私たち 2 いぬいとみこさんのこと 結核をめぐる二つの物語――林芙美子と郷静子 多摩川沿いの工場で――「土堤」を読む 1 多摩川沿いの工場で――「土堤」を読む 2 「かるた」と「ふりかけ」――鶴見俊輔の「断片」の味 翻訳詩アンソロジーの楽しみ 杏の枝と七夕の夜――後藤郁子と茨木のり子 炭鉱町から来た人 詩人・仲村渠の路地をたどる 一九一六年、漱石と李光洙 旧正月の李箱の手紙 脱北者が読むジョージ・オーウェル 元山中学の同級生――後藤明生と李浩哲 長璋吉が描いた朝鮮語の風景 物語に吹く風 朝鮮短篇小説選 堀田善衞と「ジョー」の肖像 「やさしみ」のやりとり 森村桂という作家がいた マダム・マサコの洋裁店 編み物に向く読書 三人の女性の「敗戦日記」 中村きい子の激しさに打たれる 本の栞にぶら下がる あとがき *********************** 店主コメント *********************** 「一冊の本に他の本の記憶がぞろぞろとぶら下がり、連なり、揺れている。そんな眺めについて書こうと思う。」 著者が冒頭に綴ったこの言葉こそ読書の面白さそのものだと思います。 栞にぶら下がってくるのは他の本のタイトルだけではありません。作家の生涯や歴史的な背景、著者自身の思い出までさまざま。 本書で紹介される本は古い文学が多く、自分が触れたことのないタイトルが多かったけれど芋づる式に繰り出される話題はおもしろいほどスルスルと入り込んでくる。 文学好きには特におすすめの読書エッセイ。
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そっと 静かに(新しい韓国の文学シリーズ)
¥2,420
SOLD OUT
著者:ハン・ガン 訳者:古川綾子 発行元:クオン 192ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 「歌は翼を広げて、私たちの生の上へと滑り出す。歌がなくて、その翼で生の上へと滑空する瞬間すらもなかったら、私たちの苦しみはどれほど重さを増すだろうか」――本文より ハン・ガンが「書きたいのに、書けなかった」と回想する時期に生まれた本書には、音楽との出会い、さまざまな思い出にまつわる歌、著者自身がつくった歌について綴られている。著者の繊細な感性に触れるエッセイ集の初邦訳。 巻末にはオリジナルアルバムの音源情報も収録!
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カステラ
¥1,870
SOLD OUT
著者:パク・ミンギュ 訳者:ヒョン・ジェフン/斎藤真理子 発行元:クレイン 336ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 祝!!!「第1回 日本翻訳大賞」大賞 受賞作。 こんな面白い小説が隣国にあった!!パク・ミンギュをはじめて日本に紹介した画期的な書。 この後に続くパク・ミンギュブームの出発点。 【選者】金原瑞人・岸本佐知子・柴田元幸・西崎憲・松永美穂の各氏が最も賞賛した翻訳書。 現代韓国の人気作家・パク・ミンギュのロングセラー短編小説集『カステラ』。 日本語版には特別に「李箱文学賞(イ・サン文学賞、日本の芥川賞と並び称される)受賞作」の「朝の門」を収録。 【目次】 カステラ ありがとう、さすがタヌキだね そうですか? キリンです どうしよう、マンボウじゃん あーんしてみて、ペリカンさん ヤクルトおばさん コリアン・スタンダーズ ダイオウイカの逆襲 ヘッドロック 甲乙考試院 滞在記 「朝の門」
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ロ・ギワンに会った
¥2,200
SOLD OUT
著者:チョ・ヘジン 訳者:浅田 絵美 発行元:新泉社 224ページ 193mm × 135mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 「彼は希望を育む術と地の果てまで絶望する術を同時に鍛えなければならなかった」 脱北者の青年ロ・ギワンの足跡を辿るなかで、失意と後悔から再生していく人びとの物語。 英語版・ロシア語版も刊行された話題作 映画原作のロングセラー、日本上陸 申東曄文学賞受賞作 「命がけで国境を越え、最愛の人を失い、生きるためだけに見知らぬ国へと流れ着いたここまでの道のり。 それが何の意味もなかったことを受けいれなければならない、氷のように冷たい時間。 彼は、懐かしさだけで故郷を思い出す甘い時間は、自分には今後いっさい訪れないだろうと悟った。」 単身ブリュッセルに流れ着いた20歳の脱北者ロ・ギワン。 希望を見いだせず、自分を否定する日々を送っていた放送作家の「わたし」は、雑誌で出会ったギワンの言葉がきっかけで、彼の足跡を辿る旅に出る。 オンライン配信映画、2024年公開! 「なにものにも置き換えることのできない感情は、一度も会ったことのない他者の人生を通じてよみがえることもある。 ブリュッセルに来て、ギワンの供述書と日記を読み、彼が滞在した場所や歩いた街を辿っている間、ギワンはすでにわたしの人生に入り込んでいた。 だからこそ、今度は彼にもわたしのことを、彼自身が介入しているわたしの人生を知ってもらおう。 ギワンがわたしの人生へと歩んできた距離と同じ分、わたしもまた彼に向かって歩んでいくべきなのだ。」
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別の人
¥2,420
著者:カン・ファギル 訳者:小山内園子 発行元:エトセトラブックス 336ページ 188mm × 133mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 受け入れがたい暴力にさらされたあとも、人生は続く。 そのとき記憶は人をどう変えるのか――。 ハンギョレ文学賞受賞、韓国フェミニズム作家の先頭を走るカン・ファギル初邦訳! 30代前半のジナは、恋人から受けたデートⅮⅤをネットで告発するが、かえって彼女のほうがひどい誹謗中傷にさらされてしまう。さらに傷ついたジナは、かつて暮らした街を訪ねることに……。デビューから一貫して女性を襲う理不尽と絶望を書き続けてきた作家が、韓国でも社会問題化している性暴力被害を題材に、暴力が生まれる構造を正面から描く。
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全スケートボード史
¥4,950
SOLD OUT
著者:イアン・ボーデン 監訳:市井吉興 訳者:塩見俊一/住田翔子/豊島誠也 発行元:晶文社 380ページ 252mm × 191mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** スポーツか?カルチャーか? 60年代の誕生から現代まで、その発展を 多彩な写真とQRコード収録のビデオで辿る! スケートボードは、人生を楽しむ技芸だ。 1960年代、アメリカ西海岸のサーフカルチャーから始まったスケートボードは全世界に広まり、現在ではオリンピック種目にもなっている。建築・都市文化の専門家であり、自身も40年以上のスケーター歴をもつ著者がカルチャーやアート、都市文化に与えた影響やそのアティチュードを明らかにする。 そして誕生から60年以上にわたる歴史を、ギア、メディア、大会、都市、アティチュード……、あらゆる側面から、豊富な写真・ビデオ、スケーターたちの証言とともに辿る。 【目次】 日本語版への序文 Chapter 1 Introduction はじめに Section One Skateboard Scenes Chapter 2 Skateboards 起源 スクーターとサーフィン オールドスクール 新しいスタイルの発明 Chapter 3 Living by the Board 生き方としてのスケートボード フリークス&ギークス 狭間にあるすべて 縄張りと異国 変わりゆく男らしさ 「年齢は関係ない」 オール・ガールズ・スケート・ジャム 多文化的な実践 Chapter 4 Affiliate Worlds 契約とコマーシャル プロであること 企業とブランド 組織と管理 コンテスト・大会・オリンピック 競技の社会学 Chapter 5 Media Worlds メディア空間 ZINEから雑誌へ 広角レンズが映すもの 映画のなかのスケートボード ビデオの美学 ソーシャルメディアと配信 Section Two Skateboarding Chapter 6 Found Space スポットを探せ! アスファルトとコンクリートの波 フルパイプの永遠 発見されたプール ブルータイルへのこだわり Chapter 7 Skatopia スケートピア コンクリート製の黄金郷 木製ランプの台頭 Chapter 8 Sketepark Renaissance パークの復権 新たな夜明け 擬似的なストリート あいまいな地形 DIY パークのなかの社会 Chapter 9 Super-Architectual Space 超建築空間 身体が生み出す空間 建築を問う ダウンヒルとフロウ感覚 投影する身体、演じられるイメージ Chapter 10 Skate and Destory スケート・アンド・デストロイ ハードウェアとしての都市 零度建築 都市のリズム 都市を書くこと 街を再編集するスケーターたち 都市を語ること Chapter 11 Movement Without Words 言葉なき運動 クリティカル・シチズン 消費主義を超えて ストリートの自由 「スケートボード禁止」 スケートボード・イズ・ノット・ア・クライム Section Three Skate and Create Chapter 12 Artistry アート グラフィックデザイン 芸術としてのスケートボード 彫刻を滑る 創造性とアティテュード Chapter 13 Do It for Others 利他の精神 パブリックスペース 都市への介入 健康性 起業家精神 社会へのインパクト Chapter 14 Skateboarding – A Magnificent Life? 素晴らしき人生? 脚注 訳者あとがき *********************** 店主コメント *********************** スケートボードを構成するギア・産業・メディア・地形・アート・社会事業などあらゆる要素を包括的に取り上げ、それぞれを集中的に研究・考察したスケートボード文化史。 各要素を3つのセクションに大別して論じており、通史のように直線的な構成内容ではないので興味のあるテーマから読むことができます。また、随所に掲載されているQRコードからYouTubeチャンネルにアクセスすることでショートビデオクリップを閲覧することもできます。 オリンピック競技に認定されて以来、スポーツとして身近になったスケートボード。 この本を読めば、スケートボードというスポーツあるいはカルチャーのわずかな側面しか見ていなかったことに気付かされるのではないでしょうか。
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映像のポエジア 刻印された時間(ちくま学芸文庫)
¥1,650
著者:アンドレイ・タルコフスキー 訳者:鴻英良 発行元:筑摩書房 416ページ 文庫判 148mm × 105mm *********************** 出版社紹介文より *********************** 『惑星ソラリス』『鏡』『ノスタルジア』『サクリファイス』……。 透徹した精神性と至高の映像美で、独自の映画世界を作り上げたタルコフスキー(1932-1986)。死去するまでの20年間、彼は映画をめぐる思索を膨大に書き残していた。内面へ深く沈潜しつつ、時に自作を、時にブレッソン、ベルイマン、黒澤ら外国人監督を論じていく。 本書は、訳者がタルコフスキー夫人ラリサ(1938-1998)から送られたタイプ原稿を基に訳出された、日本オリジナル版である(同時期に、ドイツ語版・英語版も出る。当時のソ連ではタルコフスキーは著作を公刊できなかった)。映画を超えて、芸術そのものに関心を持つすべての人に届けたい名著。 【目次】 序章 第1章 はじまり 第2章 芸術―理想への郷愁 第3章 刻印された時間 第4章 使命と宿命 第5章 映像について 第6章 作家は観客を探究する 第7章 芸術家の責任 第8章 『ノスタルジア』のあとで 第9章 『サクリファイス』 終章
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ホラー映画の科学 悪夢を焚きつけるもの
¥2,750
SOLD OUT
著者:ニーナ・ネセス 訳者:五十嵐加奈子 発行元:フィルムアート社 352ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** ホラー映画を見るとき、私たちの脳・心・身体で何が起こっているのか? モンスター、暴力、トラウマ、音……さまざまな切り口から、脳科学や心理学で〈恐怖〉のしくみを解き明かす もっと眠れなくなること必至の、ホラー映画×科学の世界! 私たちはなぜ、ホラー映画という〝悪夢の燃料〟を求めるのか? 私たちの脳や身体はホラー映画の何に恐怖を感じ、どのように反応するのか? 本書では、科学コミュニケーターとして活動する著者が多彩なホラー映画を例に、人が恐怖を感じ、脅威に対処するメカニズムを紹介。脳科学・心理学・神経科学・生物学の知見から、〈恐怖〉のさまざまな側面を明らかにする。 登場する映画は、『サイコ』『エクソシスト』など古典的名作から、『ヘレディタリー/継承』『アス』『クワイエット・プレイス』など現代のヒット作まで約300本。サイコ、SF、スラッシャー、スプラッター、クリーチャー、オカルトなどのサブジャンルを縦横無尽に扱いながら、ホラー映画の歴史もおさらい。いかに映画における〈恐怖〉が作り出されてきたのか、そして私たち観客はいかにそれを受け取るのかに迫る。 各章には、ひとつの作品を掘り下げるコラムと、映画の製作者や研究者へのインタビューも収録。尽きることのないホラーの魅力を存分に楽しめること間違いなし。 【目次】 はじめに ホラーを定義する難しさ 第一章 恐怖を感じると、脳はこうなる 脅威 ジャンプスケア 【注目作品】『キャット・ピープル』(42/ジャック・ターナー監督) 嫌悪感 映画で見る恐怖 【注目作品】『ヘレディタリー/継承』(18/アリ・アスター監督) 【インタビュー】ジェイミー・カークパトリック(映画編集者) 第二章 ホラー映画の歴史 静かな恐怖 初期のホラー映画(1890年代頃‐1920年代初頭) 全盛には至らない時期(1920年代‐30年代) 原子力の登場(1940年代‐50年代) 他人という悪魔(1960年代) 暴力的な結末(1960年代後半‐70年代) 【注目作品】『暗闇にベルが鳴る』(74/ボブ・クラーク監督) スラッシャー、悪魔系パニック、ビデオ・ナスティ(1980年代) ホラー映画の……低迷?(1990年代) 新たなミレニアムに向けたホラー映画(2000年代) 現在のホラー映画と今後の展望(2010年代以降) 【インタビュー】アレクサンドラ・ウェスト(映画研究者) 第三章 モンスターの作り方 【注目作品】『遊星からの物体』(82/ジョン・カーペンター監督) 捕食者としてのモンスター 【注目作品】『エイリアン』(79/リドリー・スコット監督) 人間(または人間のような)モンスター 永遠のモンスター 第四章 耳からの恐怖 【注目作品】『クワイエット・プレイス』(18/ジョン・クラシンスキー監督) 不協和音 人の可聴域ぎりぎりの音 【注目作品】『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』(99/ダニエル・マイリック、エドゥアルド・サンチェス監督) 叫び 【インタビュー】ローネン・ランダ(映画音楽作曲家) 第五章 恐怖が付きまとう理由 【注目作品】『ジョーズ』(75/スティーヴン・スピルバーグ監督) 人はどのように恐怖を抱きはじめるのか? 【注目作品】『鮮血の美学』(72/ウェス・クレイヴン監督) どうすれば恐怖心がなくなるか? 【インタビュー】メアリー・ベス・マッカンドリューズ(ホラー・ジャーナリスト)&テリー・メスナード(クリエイター) 第六章 暴力的メディアと暴力行為 【注目作品】『チャイルド・プレイ3』(91/ジャック・ベンダー監督) 誰か、子どもたちのことを考えてくれませんか? 感度の低下 ホラー映画はより暴力的になっているのか? 第七章 血、ゴア、ボディホラー 身体の内側からの暴力 身体の外側からの暴力 見えない場面 血みどろなほどいいのか? 【注目作品】『サスペリアPART2』(75/ダリオ・アルジェント監督) 目にまつわる恐怖 【インタビュー】ジョン・フォーセット(映画監督) 第八章 ホラーの変わらぬ魅力 万人のためのホラー ホラー愛は遺伝するのか? 刺激欲求 カタルシス説 恐怖に寄り添う 【インタビュー】アレクサンドラ・ヘラー=ニコラス(映画評論家) あとがき 謝辞 訳者あとがき
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神秘的じゃない女たち
¥2,200
SOLD OUT
著者:イム・ゾヨン 訳者:オ・ヨンア 発行元:柏書房 206ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 受精は、能動的な精子が受動的な卵子を捕獲する過程ではない。 卵子凍結はあるのに、男性のための精子凍結がないのはなぜ? アシスタントロボットが「女型」である理由とは? 本書は、かつて科学者になる夢をあきらめた著者が、フェミニズムと科学技術社会論に出合い、憎んでいた科学と「和解」し、女性の観点から科学を見つめ、科学の観点から女性の体と経験を理解しようとした思索の軌跡をまとめたものだ。 “私は、科学と分かり合えなかった経験のある人たち、そのせいで科学の本にはなかなか手が伸びないという読者を思い浮かべながら本書を執筆した。ほかでもない、私がそういう人間だったからだ。”(「はじめに」より) 本書の探究は、「子どものような純粋無垢な好奇心」からばかり出発するわけではない。その出発点は、卵子凍結について悩むことかもしれないし、高校を卒業してすぐに受けた二重手術かもしれない。うつ病になること、摂食障害になること、妊娠とキャリアについて考えること、無責任な父親について考えること、かもしれない。さまざまな要素が混ざり合う、複雑な個人の暮らしから、本書は話を始めていく。 客観的で普遍的で価値中立的であることを装いつつ、じつのところ女性について無知だった科学にかけられた「呪い」を解き、「よき友」として付き合っていくためのエッセイ集だ。同時に、理系への進学を検討している学生や、その子らを見守る大人たちにもおすすめしたい。 “科学が本当の意味で変化するためには、賢い女子学生ではなく、平凡な女子学生こそもっと必要なのだ。(…)科学者や工学者になりたいという女の子や青少年が周囲にいたら、めいっぱい励ましてあげてほしい。(…)「実力さえあれば女でもなんだってできる」といった言葉の代わりに、「今までそこそこしか勉強してない男子学生だって科学者になれたし、科学界の80%に所属できているんだよ」と付け加えてあげてほしい。”(「おわりに」より) 【目次】 はじめに 神秘的じゃないすべての人のために 1章 性染色体は存在しない 2章 女と男がモザイクになった脳 3章 腸は考える 4章 神秘的じゃない妊娠のために 5章 父親の役割に注目せよ 6章 卵子凍結をめぐる問題 7章 差別をしないAIをつくる 8章 アシスタントロボットは女性だという錯覚 9章 進化論と和解する方法 10章 フェミニズム物理学の挑戦 11章 21世紀サイボーグの現状 12章 アントロポセンの危機に立ち向かって おわりに 思い通りにならなかった私の人生から始まる科学技術 感謝のことば 訳者あとがき 参考文献
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恋愛の哲学
¥1,760
著者:戸谷洋志 発行元:晶文社 236ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 哲学は「恋愛」を語ることから始まった。 クズへの愛はなぜ成立するのか? なぜ私は愛されたいのか? 永遠の愛はどこまで続くのか? ――すべて哲学が答えます。 現代に流れる「ロマンティック・ラブ」の幻想を解体する驚愕の哲学入門!!! 紹介するのは、プラトン、デカルト、ヘーゲル、キルケゴール、サルトル、ボーヴォワール、レヴィナスの七人。彼らはそれぞれが違った仕方で人間と世界の関係を捉え、その人間観の中で恋愛(哲学)を論じている。恋愛とは何かを考えることは、そもそも人間とは何かを問い直すことを要求する。本書ではそれらを全体として再構成することで<恋愛>を広い視野の元で捉え直していく。 【目次】 はじめに 第1章 なぜ誰かを愛するのか?――プラトン 第2章 なぜ恋愛に執着するのか?――デカルト 第3章 なぜ恋人に愛されたいのか?――ヘーゲル 第4章 永遠の愛とは何か?――キルケゴール 第5章 なぜ恋愛は挫折するのか?――サルトル 第6章 女性にとって恋愛とは何か?――ボーヴォワール 第7章 なぜ恋人と分かり合えないのか?――レヴィナス おわりに *********************** 店主コメント *********************** 結婚へ至る過程こそが恋愛だとする「ロマンティック・ラブ」という恋愛観が、世の中では当たり前になっています。しかし、本書ではロマンティック・ラブを絶対的なものとはせず、恋愛を広い視野で捉えなおすことで豊かな関係性として理解しようとしています。 7人の哲学者の恋愛論を章ごとに紹介し、それぞれの哲学に沿った恋愛観を展開。随所で引用されている哲学者たちの難解な言葉も、著者が噛み砕いて解説してくれるので難なく読み進めることができると思います。 登場する哲学者は、プラトンやデカルト、ヘーゲルなど哲学界の大御所が中心。巻末の引用文献一覧も、哲学書の定番と言えるタイトルが並んでいるので哲学の入門書としてもオススメです。
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長電話
¥3,080
SOLD OUT
著者:高橋悠治/坂本龍一 発行元:バリューブックス・パブリッシング 225ページ 188mm × 128mm 仮フランス装 *********************** 出版社紹介文より *********************** 『長電話』は、1984年に坂本龍一主宰の出版社《本本堂》から最初に出版された、 作曲家・ピアニストの高橋悠治と坂本龍一の対話を収録した一冊です。 長電話で語られる内容は音楽や芸術の枠を超え、多岐に渡り、二人の軽妙な会話から飛び出す言葉の数々は大きな示唆に富むものでした。事実、この本は“長電話“という手法も含め、多くのアーティストに影響を与えることとなり、絶版である今で は幻の名著と呼ばれるに至っています。
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小さい午餐
¥2,200
SOLD OUT
著者:小山田浩子 発行元:twililight 272ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 広島在住の芥川賞作家・小山田浩子の初めての食エッセイ集。 自宅で小説を書いている小山田さんが外でお昼を食べるという小さい冒険、非日常について書いたエッセイです。 “誰だってお昼を食べるし、その場所は自由に決めていい” 見たこと感じたことを書いていくうちにどんどん虚実が混ざって、 エッセイでありながら私小説でもあり、でも、確かに体感したこと。 “誰もがハッピーなアワーを過ごす権利がある、 それを忘れないようにする。 ちょっと酔っている、でもまだ普通に歩ける。” “暗くなったり考えこんだり泣けたり、調子に乗って失敗したりもする 日々ですが、お昼ご飯がある程度おいしく楽しく食べられたらありがたい、 大丈夫だ、と感じます。どこで生まれても、暮らしていても、誰もが食べたい ようにお昼ご飯を食べられる世界であるよう、強く願っています。” 装画は塩川いづみ。 【目次】 まえがき 居酒屋の日替わり定食 ラーメン店のラーメン 喫茶店の天丼 カフェの野菜チキンサンド 喫茶店の豚しゃぶサンド 2度目のラーメン とんかつ店のロース定食 別府冷麺 町中華の中華丼 東京駅であんみつ タピオカ屋のタピオカ ブライアントパークでピタサンド 回転寿司の寿司 ラーメン店のラーメンライス イギリスでサンドイッチと機内食 ディストピア、ブリトーとビーフンとピザ お肉の弁当 ラーメン屋の肉野菜炒め麺 スタッフによるビュッフェ 中華の黄ニラ 山の公園の麺類 呉のクリームパイ 喧嘩つけ麺 広島のお好み焼き 思い出の汁なし坦々麺 ファミレスのハッピーアワー
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歌集 宇宙時刻
¥2,200
SOLD OUT
著者:小関茂 発行元:点滅社 179ページ 188mm × 136mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 昭和期に活動していた謎多き口語自由律の歌人、小関茂。 彼が生前に遺した、諦念とニヒリズムに満ちた不思議な魅力を放つふたつの歌集をひとつにまとめて復刻。 栞(小冊子)付き、執筆者はphaさん、東直子さん、町田康さん。 【代表歌】 風が飛んでくる、風を裂いてゆけば、森の上のコンクリートタワー 自分がちっぽけにちっぽけになって歩いてるいちめんの麦の芽の中を なんといふたのしさだ、なんといふさびしさだ、なんといふ長い橋だ にんげんが原っぱの中から出てきたよ、みんなすゝき持ってこっち見たよ こんなことが、こんなことが、生きていることだったんだ。こんなことが 笑った。むざんにも笑った。弁解しないために俺は笑った 俺は俺に唾を吐きかけた。だがやっぱり俺を抱きしめていた 俺はあぶなく茶碗をわるとこだったので、窓から茶をぶちまけた ヨーヨーをやってみた。誰も満足に出来ないのでみんなそれで満足した 橋のむこうを見ていたが、そうだ、幾年も俺はふせぐことばかり考えてきた ひとりでに頭を低れ、だれにとも知らず、ただゆるされたいとねがう おまえそれは何かを捧げ尽くそうとして捧げきれなかった悲しみなのか 一人の俺は野垂れ死んで夜通し唄っていたばかの方は生きてるらしいな 夢も見ずに眠れるんだからそりゃたしかに悪はしてないんだね 三年間食うや食わずでためたのに殖産金庫でフイでさと豆腐やは笑う おやここにも腰ぬけ人生よしなよ坊やと手をふる親父もインテリか 意味もなく一本のマッチ燃えるまで見ているというそれだけのこと 愛とか恋とか生活とかいってもしょせんは餌と子孫のための五十年です 猫にもノイローゼがありまして家の餌よりはごみためが好きなんです こんな夜も人工衛星は回っているのねうん彼も自然の一部になったからね 煙草の火をじっと凝視めることもある人が見てなきゃ硝子ぐらい割るさ
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死のやわらかい
¥1,650
著者:鳥さんの瞼 発行元:点滅社 96ページ 195mm × 125mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 死」を誰よりも愛し、向き合い、見つめ続ける歌人の第一歌集。 【収録歌より】 巻き貝のなかを明るくするように母は美大はむりよと言った 会うことのなかった四羽の心臓が一つに刺されて完成している 死ぬことが悲しいだけでなかったこと 落ちて初めて燃ゆ流れ星 【栞(小冊子16p)】 林あまり『若草の香り』 岡本真帆『「むりよ」が連れてきた明るさ』 東直子『命に旗を立てる』 【装丁】名久井直子 「……心をつくして死と向かい合い、命をかみしめ、生きていることを味わう。いつか必ずやってくる死をゆっくり受け入れるための心の器としての歌なのだろう。」 東直子(栞文より) 【目次】 鳥 棺 速度たち 虹 心の理論 貝殻 乱暴さについて 優しさについて 遅れる 行き先はたいてい二つ し 電子レンジ 皮膚 提供 容易にエンジェル 食べものは 大丈夫 流れ星 やばピ もう来ない友人 ケージ 安らぎがあってほしい てのひら メランコリア 少し暖かい曇りの日 夜のぬるい いつか 憶えていないものたち
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アーのようなカー 新鋭短歌シリーズ46
¥1,870
SOLD OUT
著者:寺井奈緒美 監修:東直子 発行元:書肆侃侃房 144ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 生活のあらゆる隙間にユーモアを詰める。 (いとうせいこう) この世のいとおしい凸凹 どこまでも平らな心で見つけてきた、景色の横顔。 面白くて、美しくて、悲しくて、ほんのり明るい。 (東 直子) 【著者プロフィール】 寺井奈緒美(てらい・なおみ) ホノルル生まれ、愛知育ち、東京在住。 趣味は粘土で縁起のよい人形をつくること。 【5首】 改札を通るときだけ鳴く鳥をだれもが一羽手懐けている 柴犬の尻尾くるんの真ん中の穴から見える極楽浄土 耳と耳あわせ孤独を聴くように深夜のバスの窓にもたれて 路上にはネギが一本落ちていて冬の尊さとして立て掛ける なくなれば美しくなる でもぼくは電線越しの空が好きです
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うたたねの地図 百年の夏休み
¥1,980
著者:岡野大嗣 発行元:実業之日本社 156ページ 180mm × 113mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** “どこにでもある眺めとここにしかない眺めが交錯する” これまで取りこぼしてきた日々の感情を忘れないために短歌を詠む、人気歌人・岡野大嗣さん初の短歌×散文集です。 さまざまな場所をテーマに、 短歌を詠むときのまなざしから生まれた散文とたね(短歌が出来上がる前のメモ)、150首の短歌をもとに、〈夏のとある街〉を作りました。 今まさにその場所にいるような、その場所とつながっているような感覚になれる新しい本。 さまざまな場所と出合いなおすことで、 短歌と散文、感情が響き合って、懐かしさとともに新しい風景があふれだします。 ぜひ、短歌の世界と歌人のまなざしを追体験しながら うたとたねをヒントに、夏のとある街の地図を心に描いてお楽しみください。
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スペクテイター vol.53 1976 サブカルチャー大爆発
¥1,100
SOLD OUT
発行元:エディトリアル・デパートメント 発売元:幻冬舎 183ページ 242mm × 182mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 「政治の季節」と呼ばれる1960年代とバブル経済へ突入していった1980年代に挟まれて、まるでなにも起こらなかったかのように思われがちな、1970年代。 しかし、大人たちの目の届かない若者たちの世界では、文化的な爆発と呼ぶべき重要な出来事が起きていた。オカルト、アニメ、パンク、自己教育…。 4つのサブカルチャー誕生の瞬間に立ち会ったリトルマガジン関係者の証言や論考を通じて、1976年に起こったサブカルチャー大爆発の実情に迫る。 【目次】 ◆PLAY BACK 1976 作画/関根美有 ◆クロニクルズ 70年代の主な出来事 ◆論考 アナザー・スピリッツ・オブ・76 〝76年精神〟とはなにか 文/宇田川岳夫 ◆インタビュー① 氷川竜介氏(アニメ・特撮評論)に聞く『宇宙戦艦ヤマト』とファンダム形成史 取材・構成/鴇田義晴 ◆インタビュー② 武田崇元氏(八幡書店社主)に聞く『地球ロマン』とジャパニーズ・オカルト再発見 取材・構成/宇田川岳夫 ◆NIPPON 70S 写真/児玉房子 ◆寄稿① 『ロック・マガジン』にみるパンクの日本上陸 文/東瀬戸悟 写真提供/阿木譲アーカイブ・開田裕治 ◆寄稿② 自己教育の教科書として創刊された『別冊宝島』 文/長沼行太郎 ◆まんが「夜の魂」 作/まどの一哉 ◆はみだし偉人伝 その4 水谷孝 裸のラリーズと「死」 文/横戸茂 写真/中藤毅彦
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又吉直樹マガジン 椅子
¥1,018
SOLD OUT
編集長:又吉直樹 編集:浅井茉莉子/森山裕之 発行元:ヨシモトブックス 64ページ 257mm × 181mm *********************** 出版社紹介文より *********************** 又吉直樹が初めて編集長を務める雑誌『又吉直樹マガジン 椅子』。 椅子が好きだという又吉が、様々な視点で「椅子」を切り取る企画を立案・ディレクションした。同誌では相方の綾部祐二をはじめ、吉岡里帆、柄本明、壇蜜が街中で椅子と絡む様子を捉えたグラビアや、又吉との座談会を収録。さ らに又吉が原稿用紙20枚に椅子にまつわる思い出を綴った書き下ろしのエッセイ『椅子をめぐる自叙伝』、又吉が考案した理想の椅子を制作するルポ、大橋裕之による漫画などが全64ページにわたって収められる。寄稿者には苫野一徳、せきしろ、西木ファビアン、赤嶺総理、難波麻人も名を連ねる。 グラビア・座談 又吉直樹/吉岡里帆/柄本明/壇蜜/綾部祐二 寄稿 又吉直樹/苫野一徳/せきしろ/西木ファビアン/赤嶺総理/難波麻人 詞 世田谷ピンポンズ 漫画 大橋裕之
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まどのむこう
¥1,800
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文・絵:チャールズ・キーピング 訳者:いのくまようこ 発行元:らくだ出版 発行年:1997年10月20日 第9刷 287mm × 222mm ハードカバー 【状態】 見返しに蔵書印(写真2枚目) それ以外に目立った汚れや傷みはありません。 ※こちらの商品は店頭でも販売しております。品切れの場合もございますので予めご了承ください。
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猫のプシュケ
¥1,200
SOLD OUT
文:Goose house/竹澤汀 絵:もずねこ 発行元:TOブックス 発行年:2013年6月13日 第1刷 264mm × 21.8mm 【状態】 目立った汚れや傷みは無く、全体的にキレイです。 ※こちらの商品は店頭でも販売しております。品切れの場合もございますので予めご了承ください。
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私が源氏物語を書いたわけ 紫式部ひとり語り
¥800
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著者:山本淳子 発行元:角川学芸出版 発売元:角川グループパブリッシング 発行年:平成23年10月25日 初版発行 253ページ 188mm × 128mm ソフトカバー 【状態】 目立った汚れや傷みは無く、全体的にキレイです。 ※こちらの商品は店頭でも販売しております。品切れの場合もございますので予めご了承ください。
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桜・愛と青春と生活(講談社文芸文庫)
¥800
SOLD OUT
著者:田中英光 発行元:講談社 発行年:1992年9月10日 第1刷 291ページ 文庫判 151mm × 105mm 【状態】 表紙カバーにに汚れ(写真3~4枚目) 三方にヤケ(写真5~7枚目) ※こちらの商品は店頭でも販売しております。品切れの場合もございますので予めご了承ください。
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映像のポエジア
¥4,000
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著者:アンドレイ・タルコフスキー 訳者:鴻英良 発行元:キネマ旬報社 発行年:1988年1月31日 初版発行 358ページ 215mm × 155mm ハードカバー 【状態】 表紙カバーの一部に褪色(写真1~2枚目) 表紙の角と縁に若干の傷み(写真3~4枚目) ※こちらの商品は店頭でも販売しております。品切れの場合もございますので予めご了承ください。
