-
最初に読む料理本
¥2,530
SOLD OUT
著者:古谷暢康 発行元:時雨出版 239ページ 188mm × 130mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 料理をすることは、生きること。 あらゆるレシピ本を読む前に、まずこの本を読んでください。 ●料理がへたな人はいない。 ●素材こそすべて。 ●大事なのは、「足し算」ではなく、「引き算」の法則。 ●「無駄」を省き、「手間」をかける。 ●レシピ通りの分量から解放され、自分の感覚を鍛える。 いまある素材で料理を組み立てるようになるための、ミニマルなレシピの数々。 読んで、作って、を繰り返すうちに、 いつのまにか、自分で料理を考えられるようになります。 単行本サイズの料理本なので、持ち歩いて読めます。 家では本棚にしまわずにキッチンの近くに置いて、日々使ってください。 料理をすることは、生きること。 今日から、「料理」が変わります。 *********************** 店主コメント *********************** 「無駄を省き、手間を惜しまない」レシピ本。 可能な限り引き算されたレシピで料理の原理を体で覚えながら、自分の感性で足し算をしてゆく。 レシピに計量値が無いだけで、こんなに気持ちが軽く料理に前向きになれるものかと驚かされました。ページの余白にメモをしながらレパートリーを広げる楽しみもある。本棚ではなく台所に置いておきたい1冊です。ビギナーの方もベテランの方もぜひ! ついでに言うと、料理の核心を突いたコラムの内容も無駄がないです(笑)
-
私の生活改善運動 THIS IS MY LIFE
¥1,980
SOLD OUT
著者:安達茉莉子 発行元:三輪舎 224ページ 174mm × 117mm 仮フランス装 *********************** 出版社紹介文より *********************** 日常において、とても些細なことだけれど、気にかかっていること。 タオルやシーツ、ゴミ箱、セーター、靴、本棚……。 これでいいやで選んできたもの、でも本当は好きじゃないもの。 それらが実は、「私」をないがしろにしてきた。 淀んだ水路の小石を拾うように、幸せに生活していくための具体的な行動をとっていく。 やがて、澄んだ水が田に満ちていく。 ――ひとりよがりの贅沢ではない。 それは、ひとの日常、ひとの営みが軽視される日々にあらがう、意地なのだ。 それが“私”の「生活改善運動」である。 【目次】 (私の)「生活改善運動」とは―はじめに (私の)生活改善運動の師匠たち / 人格否定を伴わない生活の改造 新しいことが起こるとしたら―新生活編 住むこと・暮らすこと 新生活の始まり 人生は選択の連続? 本棚は生活必需品?―本棚編 本棚をつくろうと思ったきっかけ 理想の本棚とは一体なんだろう 本棚づくり、実践編 できあがった本棚、DIYをすることの意味 本棚が家に来てどうなった? 「こころの底ふかく沈むもの」 食べることは生きること?―食事編 食は私から自由を奪う? 変化と水筒 器を買う 私を自由にする料理 自由になるとは おいしいと感じること 食べること、生きること 魂の一番外側―服にまつわるロスト&ファウンド編 「ボロ」とはなんだろう で、何を着ればいいんだろう 「良い生地」の服 服が好きなひとたち 買いもの行動を変える そしてアナザーワールド 服をつくる 完成へ 自分の手で美しいものをつくる 砕けた欠片、小さな旅、楽園―生活〝回復〟運動編 ブロークンミラー(文字どおり) 部屋からの逃避 「浄化」 母の生活 生活“回復”運動 “制作”改善運動 楽園・壊れた欠片を拾って 幸せなほうを選んでいく―おわりに 日々の化石―あとがき *********************** 店主コメント *********************** 合理的かつ自由だと思っていた生活は、本当に幸福を生み出しているのでしょうか? 自分の暮らしの中で、大切な物や優先すべきことは何なのかを追求する。クオリティオブライフの指針となる一冊。 生活の質を高めるというのは、自分のことをより深く知ることなのかもしれません。 決して高嶺の花で終わらない、より読者に寄り添ったライフスタイルの指南書です。
-
ヴィンテージTシャツ
¥4,180
SOLD OUT
著者:フィービー・ミラー/マイケル・リーチ 訳者:堂田和美 発行元:トゥーヴァージンズ 416ページ 210mm × 148mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 全てのTシャツ好きに捧ぐ。 Tシャツには、階級も、国境もない。スケートボード、サーフィン、映画、コミック、アニメ、クラシックロックからパンク、ヘビーメタル、ヒップホップまで、各ジャンルの貴重なアーカイブは、Tシャツを超えるコミュニケーション・ツールはないことを証明している。Tシャツは何よりも安上がりなアートの形式で、一番ストレートな自己表現の方法でもある。70s & 80sの“オリジナル”ヴィンテージ・Tシャツを500枚以上掲載。 ※本書は2006年ブルースインターアクションズ刊「ヴィンテージTシャツ」の新装版となります。 *********************** 店主コメント *********************** 古着好きなら必携の1冊。 70s~80sのヴィンテージTシャツの中からプリントTを厳選。ボディのヨレた雰囲気すらも味わいになるのはヴィンテージならでは。レプリカには出せない佇まいです。 すでに絶版の旧版を持っている自分としては、ずっとお店に置きたいと思っていた1冊。 まさに待望の復刊。古着好きの方はぜひ!
-
オールアラウンドユー
¥1,980
SOLD OUT
著者:木下龍也 発行元:ナナロク社 141ページ 175mm × 111mm ハードカバー クロス装 ※色は4種類からお選びください。 こちらの商品は店舗でも販売しているため在庫切れの 場合もございます。 予めご了承くださいませ。 *********************** 出版社紹介文より *********************** 詩の神に所在を問えばねむそうに答えるAll around you 歌人・木下龍也、待望の第3歌集。 一輪挿しの花のような短歌123首を、布張りの本に大切に納めました。 初版は表紙の布の色味が5種類あります。色はご指定できません。 特別栞として「詩人・谷川俊太郎との対談(抄録)」を挟み込み。
-
一色一生(講談社文芸文庫)
¥1,265
SOLD OUT
著者:志村ふくみ 発行元:講談社 284ページ 文庫判 151mm × 105mm *********************** 出版社紹介文より *********************** 染織家志村ふくみ、数十年、さまざまな植物の花、実、葉、幹、根を染めてきた。それらの植物から染まる色は、単なる色ではなく、色の背後にある植物の生命が、色をとおして映し出されているのではないか。それは、人と言葉と表現行為と、根本的に共通する。芸術と人生と自然の原点に佇んで思いめぐらす。深い思索とわがいのちの焔を、詩的に細やかに語るエッセイ集。 *********************** 店主コメント *********************** 染色家・志村ふくみのエッセイ集。 女性が職人として生きるには難しい時代に、あえて夫と子供と離別し染色家として職人の道を選んだことは相当な覚悟があったのだと思います。 著者の端正な文章は、そのような意志の強さや職人気質を滲ませている。 けれど、どことなく柔らかな印象もあり、味わい系の文章としても読むことができるのが本書の魅力ではないでしょうか。
-
あなたのための短歌集
¥1,870
SOLD OUT
著者:木下龍也 発行元:ナナロク社 224ページ 190mm × 130mm ハードカバー ※カバーに使用されている短歌が画像と異なる場合がございます。指定はできませんので予めご了承ください。 *********************** 出版社紹介文より *********************** 歌人・木下龍也さんが「お題」を受けて作歌する短歌の個人販売プロジェクト「あなたのための短歌」が一冊の歌集になりました。 依頼者の協力を得て、これまで作歌した700首の中から100題100首を一冊に収めました。歌人がひとりの想い(お題)と向き合うことで生まれた短歌が詰まった歌集です。
-
今日は誰にも愛されたかった
¥1,320
SOLD OUT
著者:谷川俊太郎/岡野大嗣/木下龍也 発行年:ナナロク社 168ページ 175mm × 110mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 師弟のようなクラスメートのような3人の創作とお話の本。 国民的詩人と新鋭歌人の詩と短歌による「連詩」と「感想戦」を収録。読み合いと読み違い、感情と技術、笑いとスリルが交わります。 【連詩とは】 詩人同士が、詩を順々に読みあいひとつの作品を合作する創作の形式です。今回は、詩人と歌人が紡ぐ、詩と短歌による「連詩」。歌人側は2人が交代しながら受け、具体的には、次の順で行いました。 岡野大嗣(歌人)→谷川俊太郎(詩人)→木下龍也(歌人)→谷川俊太郎 →岡野大嗣 →谷川俊太郎 →木下龍也 →谷川俊太郎 →岡野大嗣……と、これを36番目までつづけ、ひとつの連詩としての作品をつくります。 【目次】 はじめに 詩とは? 短歌とは? 連詩とは? 紹介 詩人と歌人とそれぞれの詩と短歌 連詩 今日は誰にも愛されたかった 感想戦 連詩について語り合った三人の記録 エッセイ 木下龍也「ひとりだと選んでしまう暗い道」 エッセイ 岡野大嗣「ここがどこかになる時間」 あとがき 谷川俊太郎「コトバ」について
-
玄関の覗き穴から差してくる光のようにうまれたはずだ
¥1,540
著者:木下龍也/岡野大嗣 発行元:ナナロク社 136ページ 182mm × 128mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 新世代歌人による新時代歌集が誕生しました。 男子高校生ふたりの視点で紡がれた、七月一日から七夕までの七日間の物語歌集。 ひとつひとつの歌は物語の断片を彩りながら、その強い光を放っている。 日常から徐々に滲みだす青春の濁りを、新鋭歌人ふたりによる217首の歌が描きだします。 ふたりがむかえる七日間の結末とは。本書をぜひ開いてください。
-
天才による凡人のための短歌教室
¥1,320
SOLD OUT
著者:木下龍也 発行元:ナナロク社 160ページ 175mm × 110mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 木下龍也が創作のすべてを伝える短歌教室。 開催すれば毎回満席となるこの講義が大幅な加筆と書き下ろしを加え一冊になりました。 短歌をつくる技術はもちろん、アイデアの発想法、歌人としての生き方、短歌とお金などなど… 短歌って何ですか?という方から楽しめる新たな「文章読本」の登場です。
-
きみを嫌いな奴はクズだよ
¥2,090
著者:木下龍也 発行元:書肆侃侃房 144ページ 125mm × 195mm 雁垂れ製本 *********************** 帯文より *********************** この歌集は余白ばかりで、言葉が寂しそうだ。 それならいっそ俺に下さい。 曲を付けて音楽にしてしまいたい。 それ程に素晴らしい。 (クリープハイプ 尾崎世界観) 【目次】 旧作の夜 有名税 ひとりで踊れ きみを嫌いな奴はクズだよ 無色の虹 理想の墜落場所 小道具の月 雲の待合室 僕の身体はきっと君にふれるためだけにある 六角形の回廊 おまえを忘れない
-
ルスカスの花
¥3,800
著者:宮本あずさ 発行元:GRAF Publishers 193mm × 233mm ハードカバー *********************** 店主コメント *********************** 県外で育った宮本さんにとって弘前は母の故郷であり祖母が暮らしていた街。 写真に収められた弘前の風景は、新鮮なで不思議な違和感を醸しているけれど、彼女の祖母の写真はどこか懐かしい感じがする。 津軽の風土や津軽人としてのアイデンティティを想起させる写真とは違って、もっと個人的な部分の琴線に触れる写真集。
-
ちいさいおうち
¥1,870
SOLD OUT
著者:バージニア・リー・バートン 訳者:石井桃子 44ページ 235mm × 250mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** しずかないなかに、ちいさいおうちがたっていました。やがてどうろができ、高いビルがたち、まわりがにぎやかな町になるにつれて、ちいさいおうちは、ひなぎくの花がさく丘をなつかしく思うのでした――。 時の流れとともに移りゆく風景を、詩情ゆたかな文章と美しい絵でみごとに描きだした、バートンの傑作絵本。(2019.11改版) *********************** 店主コメント *********************** この絵本は詩人・長田弘のエッセイ集『すべてきみに宛てた手紙』で知りました。 長田が選んだ10冊の絵本の中に含まれており気になったのです。 ちいさいおうちを取り巻くのは時代の流れに伴う環境の変化。 それは個人の歴史のようでもある。 大人の心にも沁みる絵本です。
-
雨に打たれて
¥2,200
著者:アンネマリー・シュヴァルツェンバッハ 訳者:酒寄進一 発行元:書肆侃侃房 224ページ 193mm × 135mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 930年代、ナチスに迎合する富豪の両親に反発し、同性の恋人と共に中近東を旅したスイス人作家がいた。 同じように世界に居場所を失い、中近東に流れ着いた人々がいた。 旅先で出会った人々を繊細な筆致で描いた、さすらう魂の吹き溜まりのような短編集。 「シュヴァルツェンバッハは冷徹な観察者の眼差しと簡潔な文体で、 オリエントの国々を彷徨う異邦人の荒涼とした自由、追放者の勲章としての孤独、 そして過酷な運命を優美に描いてみせる。」 ────山崎まどか 【著者プロフィール】 アンネマリー・シュヴァルツェンバッハ 1908年スイスのチューリッヒ生まれ。作家、ジャーナリスト、写真家。大学では歴史学を専攻し、23歳で博士号を取得。レズビアンだったが、27歳のとき、同性愛者のフランス人外交官の男性と結婚。ナチから逃れるようにして中近東を旅し、帰国後創作活動に入るが、薬物依存症に陥る。1939年、ふたたび中近東への自動車旅行を試みるが、その途上、第二次世界大戦が勃発し、帰国。1942年不慮の自転車事故で34年の生涯を閉じる。
-
シン・YMO イエロー・マジック・オーケストラ・クロニクル 1978~1993
¥4,180
SOLD OUT
著者:田中雄二 発行元:DU BOOKS 696ページ 210mm × 148mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 「すべてのYMO本よ、サヨウナラ」 細野晴臣、坂本龍一、高橋幸宏という不世出な3人の才能が 80年代に音楽業界をひっくり返した、あのYMOブームとは何だったのか? 様々な証言から浮かび上がってくるYMOの実像を克明に記す。 『カルトQ』(フジテレビ系)の「YMOカルト」のブレーンも務めたYMO研究の第一人者による、最初で最後の〈本格的論考集〉。ミステリー解読形式で結成~再生までの歴史を追う。 名著『電子音楽 in JAPAN』のYMOの章に、それに続く時代の新たなプロットを増補。 著者自身によるYMOメンバーの各10時間におよぶインタビュー発言、 単行本未収録の各ソロ取材・スタッフの証言を加えた「YMOヒストリー」の決定版。 3人の音楽家の個性が運命的に出会い、 火花を散らした6年間という「YMOの時代」を巡るストーリー。 2回のワールドツアーを成功させた、世界的な知名度を持つこのグループが、 ヒップホップ、ハウスなどのジャンル生起に果たした役割は余りに大きい。 スタジオの風景を一変させた、テクノロジー先進国が生み出したモンスターバンド、 YMOはいかにして結成され、実行され、何を残したのか? 激動の80年代という時代に、大きなウネリを起こし、そして呑み込まれていった 「テクノドンの悲喜劇」。
-
ぼけと利他
¥2,640
SOLD OUT
著者:伊藤亜紗/村瀨孝生 発行元:ミシマ社 320ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 店主コメント *********************** ぼけは、病気ではない。 自分と社会を開くトリガーだ―― ここを出発点に始まった、美学者と「宅老所よりあい」代表の往復書簡。その到着点は…? 二人の「タマシイのマジ」が響き合った、圧巻の36通。 自分のしたことが本当の意味で相手のためになる、というのは、おそらく私たちが思うよりもずっと不思議で、想定外に満ちた出来事なのでしょう。ほとんど、奇跡だと言ってもいい。――伊藤(はじめに) お年寄りたちは、思想信条に依らないアナキズムと、人格や宗教に依らない許しを発揮し、場をつくり始めると言えるでしょう。そのように時折シンクロします。大方は揉めながらバラバラのままに一緒にいる。いるしかない。なんか、まじめで滑稽でしょ。好きなんです。――村瀨(3通目) 【目次】 第1章 どうしたら一緒にいることができるのか? 2020年秋 第2章 人と言葉をケアする居場所としての「しゃべり」 2020〜2021年冬 第3章 共感でも反感でもない、ぼ〜っとする 2021年春 第4章 変化は「戸惑いと待ちの溜まり場」で起こる 2021年夏 第5章 深まるぼけがもたらす解放と利他 2021年秋 第6章 心とシンクロしない体を生きる 2021〜2022年冬 第7章 生身の痕跡を手紙に残す 2022年春 *********************** 店主コメント *********************** 「ぼけ」を通して「利他」について考えた往復書簡。 専門が異なる二人から語られる知見や体験が、当事者にすら意識されることがなかった「利他」を浮かび上がらせます。
-
思いがけず利他
¥1,760
著者:中島岳志 発行元:ミシマ社 184ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** It’s automatic!? 誰かのためになる瞬間は、いつも偶然に、未来からやってくる。 東京工業大学で「利他プロジェクト」を立ち上げ、『利他とは何か』『料理と利他』などで刺激的な議論を展開する筆者、待望の単著! 今、「他者と共にあること」を問うすべての人へ。 自己責任論も、「共感」一辺倒も、さようなら。 偽善、負債、支配、利己性……。利他的になることは、そう簡単ではありません。 しかし、自己責任論が蔓延し、人間を生産性によって価値づける社会を打破する契機が、「利他」には含まれていることも確かです。——「はじめに」より 本書は、「利他」の困難と可能性を考える。手がかりとなるのは、居心地の悪いケアの場面、古典落語の不可解な筋書き、「証明できない」数学者の直観、「自然に沿う」職人仕事の境地、九鬼周造が追求した「私は私ではなかったかもしれない」という偶然性の哲学……など。 「利他の主体はどこまでも、受け手の側にあるということです。この意味において、私たちは利他的なことを行うことができません」 「利他的になるためは、器のような存在になり、与格的主体を取り戻すことが必要」 ——本文より 意思や利害計算や合理性の「そと」で、私を動かし、喜びを循環させ、人と人とをつなぐものとは? *********************** 店主コメント *********************** 利他とはなんなのか? 一見利他的だけど、実は利己的なメッセージ。 何気ない行為の延長上にある利他。 利他と利己はいろんな表情で社会に潜んでいる。 落語や仏教、民藝、料理、著者自身の体験・・・あらゆる事例を横断しながら利他について考える本です。
-
定本 本屋図鑑
¥2,200
SOLD OUT
編者:本屋図鑑編集部 絵:得地直美 発行元:夏葉社 400ページ 193mm × 135mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 47 都道府県の本屋さんを文章とイラストで紹介した『本屋図鑑』は 2013 年に刊行 され、本屋さん好きの間で大きな話題を呼びました。そこには、ショッピングセン ター内の本屋さんや、病院内の本屋さん、駅前の本屋さんといった、私たちの生活 のすぐそばにある、なじみ深い「普通の本屋さん」の姿が生き生きと映し出されて いたからです。 その刊行から 9 年、長く品切れていた『本屋図鑑』に、新規取材 8 店をはじめとする新規原稿と、『本屋会議』で好評だった記事を加えた1冊が、こ の『定本 本屋図鑑』です。日本の本屋さんの歴史がわかる「本屋さんの歴史」、「本 屋さんの五〇年」といった本格的な文章から、「町の本屋さんの一年」「知っておき たい本屋さん用語集」といったライトな文書まで、この 400 ページの大著を読め ば、本屋さんの魅力がとことんわかります。永久保存版のつもりで制作しました。 *********************** 店主コメント *********************** ビジュアルではなく、文章だからこそ伝わりやすい特徴やこだわりがあります。 そして、陳列棚を描写したイラストではついつい背表紙を目で追ってしまう。 まさに本屋好きのための一冊です。 普段何気なく通っている本屋さんの見方が変わるかもしれません。
-
パタゴニア(河出文庫)
¥1,320
SOLD OUT
著者:ブルース・チャトウィン 訳者:芹沢真理子 発行元:河出書房新社 392ページ 文庫判 148mm × 128mm *********************** 出版社紹介文より *********************** 黄金の都市、マゼランが見た巨人、アメリカ人の強盗団、世界各地からの移住者たち……。 幼い頃に魅せられた一片の毛皮の記憶をもとに綴られる見果てぬ夢の物語。紀行文学の新たな古典。 *********************** 店主コメント *********************** パタゴニアの地と人々の記憶に埋もれた歴史や、出会った人たちの境遇を著者自身の旅と交錯させながら語られる紀行文。時に論考的な一面も見せますが、情緒的な余韻を残す重厚感のある内容。星野道夫が好きな方におすすめです。
-
一本の水平線 安西水丸 の 絵 と 言葉
¥2,200
著者:安西水丸 発行元:クレヴィス 112ページ 210mm × 148mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 生きた線。生きた言の葉。 ページをめくるたび、遠くに波の音がきこえてくる。 真っ白な紙に引かれた一本の線。 イラストレーター安西水丸は、そこに愛するモチーフたちを絶妙なバランスで配置し、独自の世界を表現した絵を数多く描きました。 多感な幼少期を過ごした房総半島の南端に位置する海辺の町、千葉県千倉町(現千葉県南房総市)。紙に引かれた一本の線は、そこから望んだ広大な水平線とつながっていました。 残された膨大な“仕事の海”には、海辺にキラキラと光るガラスの欠片や貝殻のような絵と言葉がたくさんあります。 一本の水平線が、広大な海へと連綿とつながるように、そしてゆるやかに季節を追うように本書を編みました。 一人のイラストレーターが何を感じ、どのように過ごしてきたのか、この小さな本から是非感じてください。
-
へいわとせんそう
¥1,320
SOLD OUT
著者:たにかわしゅんたろう 絵:Noritake 発行元:ブロンズ新社 32ページ 185mm × 185mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** くらべてみると、みえてくる。 「へいわのボク」と「せんそうのボク」では、なにが変わるのだろう。同じ人や物や場所を見開きごとにくらべると、平和と戦争のちがいがみえてくる。これまでになかった平和絵本!
-
生物から見た世界(岩波文庫)
¥858
著者:ユクスキュル/クリサート 発行元:岩波書店 166ページ 文庫判 148mm × 105mm *********************** 出版社紹介文より *********************** 甲虫の羽音とチョウの舞う、花咲く野原へ出かけよう。生物たちが独自の知覚と行動でつくりだす〈環世界〉の多様さ。この本は動物の感覚から知覚へ、行動への作用を探り、生き物の世界像を知る旅にいざなう。行動は刺激への物理反応ではなく、環世界あってのものだと唱えた最初の人ユクスキュルの、今なお新鮮な科学の古典。 【目次】 まえがき 序章 環境と環世界 一章 環世界の諸空間 二章 最遠平面 三章 知覚時間 四章 単純な環世界 五章 知覚標識としての形と運動 六章 目的と設計(プラン) 七章 知覚像と作用像 八章 なじみの道 九章 家(ハイム)と故郷(ハイマート) 一〇章 仲間 一一章 探索像と探索トーン 一二章 魔術的環世界 一三章 同じ主体が異なる環世界で客体となる場合 一四章 結び 訳者あとがき(日高敏隆)
-
東京
¥2,090
SOLD OUT
著者:MAI 写真:Asako Ogawa 発行元:BOOKNERD 128ページ 178mm × 105mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 新潟県出身(現在は東京在住)のMAIさんとAsako Ogawaさんと出会ったのはつい最近のこと。少し前に新潟で二人が開催したという小さな展示を記念した小冊子を見せてもらった。 「東京」とタイトルが印刷されたその小冊子に書かれていた前述のMAIさんの言葉、そしてどこにでもあるようで、どこでもない東京の風景を切り取るAsakoさんの写真に痺れ、久しぶりに一緒に何かを作ってみたいと思った。 その後、新潟から上京した二人と共に「東京」をテーマに、一冊の写真詩集を作るべく動き出した。東京、と言葉にした時に溢れ落ちるもの。 地方都市に住む人間から見た東京。そこで暮らす者から見える東京の現在位置。きっかけは数ページの小冊子だったものが、まるでバンドのように何度もジャムセッションを重ねる二人の若者によって、いつの間にか120ページ以上のボリュームに膨れ上がった。 何年も何十年も読み継がれるような、エバーグリーンな佇まいを讃えたポケット型の判型の写真詩集『東京』。東京に暮らす人も、東京以外で生きている人も、東京という街を想う時に去来する、郷愁に似た不思議な感情と、好きと嫌いが入り混じるアンビバレントな思いを、20代の二人が写真と文章で掬い上げる。 *********************** 出版社紹介文より *********************** 東京の姿を散文詩とモノクロ写真で表現した写真詩集。 読み進めるほどに東京という街の核心に近づいていくようなを感じがします。 この詩集を読み終えた時、その街はどのような輪郭を持って浮かび上がってくるのか。そして、そこに内包されているものとは。
-
木の十字架
¥1,870
SOLD OUT
著者:堀辰雄 発行元:灯光舎 112ページ 183mm × 123mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 小品をもって、作者や作品との出会い、本との出会いの場へと誘う「灯光舎 本のともしび」第4弾は、「風立ちぬ」、「聖家族」などの作品を残した堀辰雄です。 表題作の「木の十字架」という随筆は、堀辰雄と親交が深く、彼の弟子でもあった詩人・立原道造への追慕と次第に沸きおこる彼の死に対しての実感と喪失感を描いたものです。 舞台は堀辰雄の愛した信州・軽井沢。作中で、堀は教会のミサに訪れています。それは、ちょうどドイツ軍がポーランドへ宣戦布告をした翌日のこと。祖国を想って祈るさまざまな国の人々を眼前にして、堀は立原道造の形見となったドビュッシーの晩年の歌曲「もう家もない子等のクリスマス」のレコードを思い出し、戦争に苦しむ人々を想いました。 本書には、ほかにも、堀辰雄が影響を受けたひとり、萩原朔太郎との回想を綴る「「青猫」について」、冬の神戸への旅の記憶を綴った「旅の繪」など5つの小品を収録しています。 迫り来る戦争の足音、立原道造と萩原朔太郎への追憶、小さな旅の記憶など堀辰雄の文学のさまざまな側面を凝縮した1冊が仕上がりました。 【目次】 旅の繪 晝顔 「青猫」について 二人の友 木の十字架
-
愉快のしるし
¥2,420
著者:永井宏 出版社:信陽堂 496ページ 177mm × 117mm ハードカバー *********************** 店主コメント *********************** 著者の永井宏(1951年ー2011年)は美術作家という肩書で紹介されることが多いですが、文筆業やギャラリー運営、ワークショップの開催などその活動は様々でした。 彼のワークショップから巣立った作家や個人店主も少なくありません。 短文集とでも言うべき本書に掲載されている文章は、神奈川県の葉山町にあるSUNSHINE + CLOUDというショップの通販カタログに掲載されていたもの。 その短文はカタログの商品写真に添えられていたキャプションでありながら、永井宏の表現者としての感性も読み取ることができます。 何気ない風景の描写から心にひっかかるような印象的な言葉まで、日々の気分転換やインスピレーションのきっかけになりそうな1冊です。