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奇妙なものとぞっとするもの 小説・映画・音楽、文化論集

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著者:マーク・フィッシャー
訳者:五井健太郎
発行元:Pヴァイン
240ページ
188mm × 128mm ソフトカバー

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 出版社紹介文より
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それがなぜ「奇妙なもの」に見えるのか?
──マーク・フィッシャー生前最後の著作

H・P・ラヴクラフト、H・G・ウェルズ、フィリップ・K・ディック、デヴィッド・リンチ、スタンリー・キューブリック、クリストファー・ノーラン、ザ・フォール、ブライアン・イーノ……彼ら「奇妙」で「ぞっとする」表現者たちに、私たちがいままで世界を理解するために使ってきたカテゴリーが有効ではないとしたら、では、彼らから導き出せる思想とは……
思想家マーク・フィッシャーの冴え渡る考察がスリリングに展開する、彼の文化論集にして、もう一冊の代表作。

【目次】

奇妙なものとぞっとするもの(不気味なものを超えて)

奇妙なもの
時空から生じ、時空から切り取られ、時空の彼方にあるもの──ラヴクラフトと奇妙なもの

現世的なものに抗する奇妙なもの──H・G・ウェルズ

「身体は触手だらけ」、グロテスクなものと奇妙なもの──ザ・フォール

ウロボロスの輪にとらえられて──ティム・パワーズ

シミュレーションと非世界化──ライナー・ヴェルナー・ファスビンダーとフィップ・K・ディック

カーテンと穴──デヴィッド・リンチ

ぞっとするもの
ぞっとするものへのアプローチ

何もないはずのところにある何か、何かあるはずのところにある無──ダフネ・デュ・モーリアとクリストファー・プリースト

消滅していく大地について──M・R・ジェイムズとイーノ

ぞっとするタナトス──ナイジェル・ニールとアラン・ガーナー

外のものを内へ、内のものを外へ──マーガレット・アトウッドとジョナサン・グレイザー

エイリアンの痕跡──スタンリー・キューブリック、アンドレイ・タルコフスキー、クリストファー・ノーラン

「……ぞっとするものは残りつづける」──ジョーン・リンジー

訳者あとがき
参考文献
索引

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