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涙の箱
¥1,650
著者:ハン・ガン 訳者:きむふな 発行元:評論社 88ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** ノーベル文学賞作家ハン・ガンがえがく、大人のための童話 この世で最も美しく、すべての人のこころを濡らすという「純粋な涙」を探して 昔、それほど昔ではない昔、ある村にひとりの子どもが住んでいた。その子には、ほかの子どもとは違う、特別なところがあった。みんながまるで予測も理解もできないところで、子どもは涙を流すのだ。子どもの瞳は吸い込まれるように真っ黒で、いつも水に濡れた丸い石のようにしっとりと濡れていた。雨が降りだす前、やわらかい水気を含んだ風がおでこをなでたり、近所のおばあさんがしわくちゃの手で頬をなでるだけでも、ぽろぽろと澄んだ涙がこぼれ落ちた。 ある日、真っ黒い服を着た男が子どもを訪ねてくる。「私は涙を集める人なんだ」という男は、大きな黒い箱を取り出し、銀の糸で刺繍されたリボンを解くと、大小、かたちも色もさまざまな、宝石のような涙を子どもに見せた。そして、このどれでもない、この世で最も美しい「純粋な涙」を探していると話す。男は子どもがそれを持っているのではないかと言うのだが――。 「過去のトラウマに向き合い、人間の命のもろさを浮き彫りにする強烈な詩的散文」が評価され、2024年にノーベル文学賞を受賞したハン・ガン。本書は童話と銘打ちながらも、深い絶望や痛みを描き、そこを通過して見える光を描くハン・ガンの作品世界を色濃く感じられる作品です。 幸せな出会いが実現し、日本語版の絵はハン・ガン自身、長年ファンだったというjunaidaさんが担当。ハン・ガンが、「読者それぞれのなかにある希望の存在」としてえがいた主人公や、どこともいつとも特定しない本作の世界を美しく描き、物語とわたしたちをつないでくれます。 2008年、韓国で発売され、本国では子どもから大人まで幅広い年齢層に愛されている本作。ハン・ガン作品との出会いにもおすすめの一冊です。 *********************** 店主コメント *********************** 目から溢れ出る涙、そして胸に沸き起こる感情には、豊かな色彩があることを教えてくれるファンタジー童話。 世界に先駆けて翻訳された邦訳版の装画と挿絵は、絵本作家のjunaidaが手掛ける。
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悲しき虎(新潮クレスト・ブックス)
¥2,420
著者:ネージュ・シンノ 訳者:飛幡祐規 272ページ 193mm × 133mm 仮フランス装 *********************** 出版社紹介文より *********************** レイプは私をどういう人間にしたのか。本国フランスで30万部を超えるベストセラー。少女時代、継父にレイプされていた著者が、母親となった今、自身の体験とその傷がもたらす影響、加害者、世界中に存在する悪について、渾身の分析をする。表層的な共感を拒みながら、深い連帯を表現して感動をよび、本国フランスで「フェミナ賞」「高校生が選ぶゴンクール賞」などを受賞し、30言語で翻訳刊行予定の話題作。
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群青のハイウェイをゆけ
¥1,980
著者:きくち 発行元:hayaoki books 272ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** ときに身軽な散歩のようで、ときに切実な祈りのような、週末の旅の記録。 「うらやましい感受性と文才」「すぐれた短編小説のよう」 ブログで絶賛コメント殺到!! 謎のはてなブロガーきくち、待望の初書籍です。 2010年代から現在まで、青年期と共にあった短い旅の記録をまとめた短編集。旅行記19編とエッセイ6編を収録。装丁は吉岡秀典氏(セプテンバーカウボーイ)、装画を漫画家の森泉岳土氏が担当しています。 巻末にはカラーの写真ページも。さらに、本に登場する場所をまとめたマップ(Googleマップ)もご覧いただけます。
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エレベーターのボタンを全部押さないでください
¥1,980
著者:川内有緒 発行元:ホーム社 256ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** いつも広い世界を見せてくれるノンフィクション作家・川内有緒、初のエッセイ集。 『パリでメシを食う。』でデビューし、『目の見えない白鳥さんとアートを見にいく』で「Yahoo! ニュース・恂{屋大賞ノンフィクション本大賞」を受賞した川内有緒が、連載していた日経新聞、雑誌「ひととき」など、さまざまな媒体に寄稿したエッセイをセレクトして収録。 メキシコの走る民族、飼っていた2匹の個性的な猫、大反響を巻き起こした「荒れた海で愛を叫ぶ」……。海外での驚くべき旅や出会い、日常に潜む冒険、死生観などを綴り、読者を新しい場所へ誘う。 ユーモラスで味わい深い文章に、温かな感情が湧き上がる。なぜか一歩を踏み出したくなる川内有緒ならではの一冊。
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ある、りんご園の一年
¥3,080
SOLD OUT
著者:木村江利 発行元:時雨出版 320ページ 170mm × 128mm コデックス装 *********************** 出版社紹介文より *********************** 弘前でリンゴの自然栽培を続ける木村秋則の次女・木村江利によるフォトドキュメンタリー。 自然という “命のつながり” のなかで、 ただただ日々、畑に向かう父。 呼応する、りんごの木々。 光と陰 絶望と希望 永遠の一瞬 木村江利にしか撮れなかった、 書くことができなかった、家族と畑のすがた。 10年に及ぶ膨大な写真と記録から綴られた、『ある、りんご園の一年』。 ぜひ、読んでいただきたい一冊です。 *********************** 店主コメント *********************** リンゴの自然栽培で知られる木村秋則さんと二人三脚でりんご畑を営む次女の木村江利さんによるフォトエッセイ。畑仕事に精を出す秋則さんとその姿を見守る奥様の美千子さん、そしてリンゴ畑に集まる動物や昆虫が写真に収められている。 秋則さんの屈託のない笑顔が印象的。その顔に深く刻まれた皺からは、自然栽培の苦労よりも日々の幸福感が伝わってくる。畑で共存する動植物の写真もまた、無農薬によって実現された自然の豊かさを生き生きと写し出す。
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仕事の壁はくぐるのだ
¥1,980
著者:川島蓉子 発行元:ミシマ社 240ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 乗り越えなくても大丈夫! ブランディングディレクター、ライターとして活躍し、 現役のままに急逝した著者が綴り遺した、仕事と、生きることの秘訣。 人が集まり働く、そこに起こるさまざまなトラブルや葛藤=壁。 その壁をくぐったり、ずらしたり、かわしたり……。 戦略的な手段ではなく、声高な権利の主張でもなく、真摯に楽しく仕事をするため、編み出された実践の数々。 柔らかでしなやかな、川島さんからのエールが、たくさんの方に届きますように。――編集部一同 【目次】 壁・その1 上司と部下…ああ永遠の壁 壁・その2 やりたいこととできること 壁・その3 女性であるということ 壁・その4 おカネ…糧でもあり毒でもあり 壁・その5 仕事も家庭も自分も 壁・その6 その仕事に愛はあるか? 壁・その7 休むって、どうやるの?
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スペクテイター vol.54 パンクの正体
¥1,320
SOLD OUT
発行元:エディトリアル・デパートメント 発売元:幻冬舎 183ページ 242mm × 182mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 1970年代中頃にパンク・ロックが大流行した当時のイギリスの社会状況は、現在の日本を取り巻くそれと驚くほど似ている。 原油価格の高騰、極端なインフレ、上昇する失業率、上流階級への不満…… 社会に対する鬱憤が爆発し、若者による文化革命 が起こった。 パンクとは何か? どのようにして生まれ、社会をどう変えていったのか? 関係者への取材と文献調査を通じて、その正体を明らかにする。 【目次】 ◆ある寓話 構成/編集部 作画/コルシカ ◆早わかり ロンドン・パンク史(1973~1980) 文/赤田祐一 作画/関根美有 ◆パンクと伝統 巫女舞・いろ 織茂敏夫インタビュー 聞き手/宇田川岳夫 ◆まんが「怪しい女」 作/蛭子能収 ◆パンクの女王 ジョーダン・ムーニー 文/鳥谷晴菜 ◆ドールズ、ヴェルヴェッツ、T.G.──パンクについて考察する 講師/松谷健(キャプテン・トリップ・レコード代表) ◆「NO!」ではなく「NON!」 能勢伊勢雄インタビュー ◆パンク文化の発信基地 A store Robot ディレクター宮崎洋寿に聞く 聞き手/持田保+赤田祐一(本誌) ◆48年間、パンクを継続しているバンド 突然段ボール 蔦木俊二 インタビュー 文/新井宗彦 ◆100年前のパンク詩集『死刑宣告』内堀弘(「石神井書林」店長)に聞く ◆まんが「ひつじ」 作/まどの一哉 ◆パンク おすすめする本 文/持田保、宇田川岳夫 ◆パンク年表(1973~1979) 構成/編集部
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いつも心にパンクを。Don’t trust under 50
¥1,980
著者:佐藤誠二朗 発行元:集英社 288ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** ラフィンノーズがソノシートをばらまき、NHKが「インディーズの襲来」を放送し、キャプテンレコードが大規模フリーギグをおこなった1985年から今年で40年。 KERA(有頂天)、チャーミー(ラフィンノーズ)、HIKAGE(ザ・スタークラブ)、TAYLOW(the 原爆オナニーズ)、ATSUSHI(ニューロティカ)ら、1980年代に熱狂を生んだブームを牽引し、還暦をすぎた今もインディーズ活動を続けるアーティストから、平野悠(「ロフト」創設者)、大貫憲章(DJ、音楽評論家)、関川誠(宝島社社長、元『宝島』編集長)など、ライブハウスやクラブ、メディアでシーンを支えた関係者まで、10代からパンクに大いなる影響を受けてきた、元「smart」編集長である著者・佐藤誠二朗が徹底取材。日本のパンク・インディーズ史と、なぜ彼らが今もステージに立ち続けることができるのかを問うカルチャー・ノンフィクション。本論をさらに面白く深く解読するための全11のコラムも収録。 【目次】 ◎プロローグ ◎第一章 2025 還暦超えてもインディーズ ◎第二章 1985 「インディーズの襲来」の衝撃 ◎第三章 1976 ラジオから「アナーキー・イン・ザ・UK」 ◎第四章 1982 ニッポン総インディーズ化現象 ◎第五章 1987 インディーズブームの終わり バンドブームの始まり ◎第六章 2025 バンドブームのその後と21世紀のインディーズ ◎エピローグ (※章末コラム)パンク&ニューウェーブ系シーンの始まり「東京ロッカーズ」/国立市のぶどう園 インディーズシーンを騒がす男たちの出会い/テクノポップ中心のニューウエーブシーン/独自のパンク&ニューウエーブファッション/日本初のクラブ「ピテカントロプス・エレクトス」/ポジティブパンクはインディーズシーンの片隅で/ハードコア原理主義化したジャパコアシーン/ゼルダ、ヤプーズ、少年ナイフ……ガールズバンド百花繚乱/「何があっても文句は言わない」誓約書を交わしたライブ/革命を起こした「ザ・ブルーハーツ」の記録/1980代後半を席巻したビートパンク
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シカゴ・ハウス大全 HOUSE MUSICからJUKE/FOOTWORKまで
¥2,860
著者:西村公輝 発行元:DU BOOKS 210mm × 148mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 全世界で熱狂されているダンスミュージック、そして再燃するハウス・レコード熱!!! 近年のポップス最前線でも再評価される“ハウス・ビート”の原点、シカゴ・ハウスを完全網羅した決定版ディスクガイド! ディスコ終焉後の1980年代初頭、ゲイ・ブラック・ラテン系マイノリティコミュニティのカルチャーとして生まれた音楽が、TR-808やTB-303といった日本メーカーRolandの機材とともにハウス・メッカ“シカゴ”のアンダーグラウンドから世界へと広がっていく。その歴史とサウンドの進化を、「シカゴハウス誕生前」「オリジナル~80年代」「90年代」「JUKE/FOOTWORK」「00年代」「CHICAGO UNDERGROUND DISCO」「10年代~現行」まで時代ごとに区切ってレビュー。 【目次】 Introduction 西村公輝 Chapter 1 Proto Chicago Chapter 2 Original Era 1984-1990 Chapter 3 2nd Generation 1987-1999 CHICAGO HOUSE (SIDE A) Jackin’ Dialogue about...シカゴハウスを巡る対話 Chapter 4 Ghetto House Chapter 5 Juke / Footwork CHICAGO HOUSE (SIDE B / Bonus Track)Jackin’ Dialogue about...シカゴハウスを巡る対話 Chapter 6 Modern Age 2000-2012 Chapter 7 Chicago Underground Disco Chapter 8 Contemporary 2008-2024
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日本語ラップ 繰り返し首を縦に振ること
¥2,640
著者:中村拓哉 発行元:書肆侃侃房 384ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 「韻踏み夫」がついに本名で世に問う、渾身のヒップホップ批評! RHYMESTERの宇多丸を最も重要な日本語ラップ批評家だと位置づけつつ、ヒップホップとは「“一人称”の文化」だというテーゼに注目。ヒップホップの本質を「反復=肯定」と概念化し、思想的に展開。作品論の実践として、SEEDA の『花と雨』を具体的に読み解いていく。ヒップホップ批評の新たなマスターピース、ここに誕生。 【目次】 序文 第一部 日本語ラップの「一人称」 第一章 日本語ラップ批評宣言 いとうせいこうから宇多丸へ 第二章 「一人称」の翻訳性 第三章 「空虚」な「一人称」からストリートへ 第四章 ヒップホップ・フェミニズム 第五章 「J」の殺戮者としての日本語=反日ラップ 第六章 ポスト68年としてのヒップホップと日本語ラップの皮肉な勝利 第二部 反復=肯定の思想 第一章 微分、一義性、反復=肯定 第二章 中性的なものの反復=肯定 第三章 非感性的類似と韻 第四章 同じであること、非人称的ナルシシズム 第五章 反復的な生の救済のドラマ 第三部 ディスクールの詩学 第一章 ラップの詩学 第二章 ミュトス、ミメーシス、隠喩 第三章 SEEDA『花と雨』 「一人称」のディスクール━━あとがきにかえて
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なんでそんなこと急に言うん?
¥1,320
SOLD OUT
著者:奥村真帆 241ページ 文庫判 148mm × 105mm *********************** 店主コメント *********************** 自他共に認める「おしゃべりな人間」。そんな著者が「しゃべりたいことを好き勝手に書き連ねることにした」というエッセイ集。 ありのままに綴られた思い出や日常は、おしゃべりとして聞き流すにはもったいない情景ばかりだ。各エッセイの終わりに添えられた数首の短歌も読者の心に余韻を残す。 【目次】 なんでそんなこと急に言うん? ミルク色の電車 渚ちゃん しの先生 夢の国 クリスマス 沈黙のパフェ 蜃気楼のような人たち 防災センター ダメダメ東大生 二十二年 地獄のホテルバイト マブダチ 褒め言葉 ヒーロー 推しからのメール 宝くじ 図書館にいる人 急がなくていいですよ 真夏の少年 インタビュー のど自慢 羽のある子ども 新札事件 深夜一時の猫 路面電車のような人だね(あとがき)
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その本はまだルリユールされていない
¥1,870
SOLD OUT
著者:坂本葵 発行元:平凡社 240ページ 195mm × 135mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** ルリユール relieurとは、フランス語で「もう一度?する/し直す」という意味の〈re〉と、「(糸で)綴じる」という意味の〈lier〉、これら2つの単語を合わせた言葉であり、本書では、手製本する作業のことをあらわしています。 物語は、司法書士になる夢をあきらめた主人公まふみが、非正規職員の図書館司書として母校の小学校に赴任するため、実家近くのアパート「リーブル荘」に引っ越してくるところから始まります。ルリユール工房を併設するリーブル荘には、世界的な製本家として活躍する綺堂瀧子(きどう・たきこ)親方とその孫で天才製本家の由良子(ゆらこ)が暮らしています。まふみは小学校の司書として子どもたちが抱える様々な問題に直面しながらも、親方と由良子を通じて製本の世界に触れることで、どの本の背景にも人間の物語があり、本が人の心を救いうることを学んでゆきます。
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戦争みたいな味がする
¥3,080
SOLD OUT
著者:グレイス・M・チョー 訳者:石山徳子 発行元:集英社 440ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 戦争、移民、家族と食。朝鮮半島にルーツをもつ母娘の記憶から、現代社会の論点が浮き彫りになる。2021年全米図書賞ノンフィクション部門最終候補となった、コリア系アメリカ人社会学者が紡ぐ、珠玉の回想録。 【目次】 日本の読者への序文/凡例 プロローグ 第一章 戦争みたいな味がする 第二章 アメリカン・ドリーム 第三章 フレンドリー・シティ 第四章 オンマ 第五章 キムチ・ブルース 第六章 マダム・マッシュルーム 第七章 統合失調症起源 第八章 ブラウン 第九章 一月七日 第一〇章 クラスト・ガール 第一一章 いちどだけでは、愛ではない 第一二章 オーキー 第一三章 クイーンズ 第一四章 亡霊たちをカウントする 第一五章 チーズバーガーの季節 原注/初出一覧/謝辞/訳者あとがき
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ガラスと雪のように言葉が溶ける
¥1,760
著者:尹雄大/イリナ・グリゴレ 発行元:大和書房 192ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 自分の子供と異国の言語で話す人類学者と自国の言葉を話せないライターが、自らルーツとアイデンティティを日本語で語ったら。
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おめでたい人
¥2,090
SOLD OUT
著者:寺井奈緒美 発行元:左右社 212ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 歌人・土人形作家・エッセイストとして大注目の著者が「おめでたい」をテーマに書き下ろした最新エッセイ集。ささやかでちょっと間抜けな暮らしをことほぐエッセイ&短歌28篇!
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SISTER“FOOT”EMPATHY(シスター フット エンパシー)
¥1,760
SOLD OUT
著者:ブレイディみかこ 発行元:集英社 272ページ 180mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** シスターフッドがポリティカルになりすぎると、それはシスターたちのあいだに分断や対立をもたらすことにもなりかねない。その一方で、シスターフッドが政治に無関心になりすぎると、互いの涙を拭い合うばかりで、「元気を出して明日からまた同じ日常を頑張ろう」という激励会になり、つらい日常を変えていこうという動きに発展しない。 ーー本書「はじめに」より 2022年から雑誌『SPUR』に連載されているコラムを新たに加筆修正。コロナ禍以降の社会の動きを鋭く見つめ、これからの世界とわたしたちを考えるための、エンパワメント・エッセイ集。 ◎アイスランド発「ウィメンズ・ストライキ」の“共謀”に学ぼう ◎シスターフッドのドレスコードはむしろ「差異万歳!」 ◎完璧じゃないわたしたちでいい ◎焼き芋とドーナツ。食べ物から考える女性の労働環境 ◎古い定説を覆すママアスリートの存在 ……etc. 無駄に分断されず、共に地べたに足をつけてつながる。前に進むための力が湧く39編を収録!
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今日もよく生きた ニューヨーク流、自分の愛で方
¥1,760
SOLD OUT
著者:佐久間裕美子 発行元:光文社 184ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** ニューヨークに暮らして約30年。この街で出会った人々から教えてもらい、少しずつ築き上げたセルフケア、セルフラブの道具箱のおかげで、なんとか自分らしく生き抜いてきた。 揃えた道具を取り出しては自分という存在を理解すること、許すこと、愛することを身につけるためのすべを、もがきながら習得しようとしてきた著者。呑気に無傷で生きるなんてできない社会の中で、「今日もよく生きた」と自分に言ってあげたくなる一冊。
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1994-2024 ミルクマン斉藤レトロスペクティブ 京阪神エルマガジン社の映画評論集
¥3,200
SOLD OUT
著者:ミルクマン斉藤 発行元:京阪神エルマガジン 600ページ 188mm × 128mm ソフトカバー ************************* 出版社紹介文より ************************* 2024年1月に逝去した映画評家・ミルクマン斉藤。その活動のスタートは、1994年『Meets Regional』への寄稿だった。以降、30年に及ぶ『Meets』『SAVVY』『月刊誌LLmagazine』をはじめとする、京阪神エルマガジン社の媒体で執筆した膨大な量の原稿を書籍化。ミルクマン斉藤と深いかかわりを持つ執筆陣によるコラムも収録。不世出の映画評論家である斉藤氏の集大成として、また90年代以降の、映画文化の貴重な記録集となっている。 【目次】 はじめに Meets Regional 1994.1~1999.10 Meets Regional 2006.5~2011.11 Column. ♯1 試写室の闇の恐怖!午後にからまるアングラ魂/沢田眉香子 Meets Regional 2011.12~2023.4 Column. ♯2 好きなこと、で生きる。/安田謙一 Meets Regional 2023.5~2024.2 Column. ♯3 『最後の連載を担当して』日記。/松尾修平 SAVVY 1994.4~1998.4 SAVVY 2005.1~2007.3 Column. ♯4 ただ楽しかった、その感覚は鮮明に。/岡本仁 Column. ♯5 後世に伝えるべき最高の映画評論家。/小柳帝 SAVVY 2007.4~2010.10 SAVVY 2009.6~2017.5 Lmagazine 1997.5~1999.5 Lmagazine 1999.6~2000.12 Column. ♯6 もう一度「ミルクマ~ン」と呼びたくて。/辛島いづみ Lmagazine 2001.1~2007.6 Lmagazine 2007.7~2009.2 Column. ♯7 キャッチを付けるのは、私だって苦手だし、面倒だという話。/嶋津善之 Book and Mook 2005、2009 Lmaga.jp 2014.2~2023.9 Column. ♯8 でも、まだ言っている。/春岡勇二 The Long Goodbye ミルクマン斉藤と長いお別れ 超個人的9つの思い出話 あとがきにかえて 田中知之 Special thanks 編集部より/おわりに
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漫画選集 ザジ Vol.3
¥1,760
編者:点滅社編集部 発行元:点滅社 374ページ 210mm × 148mm ソフトカバー ************************* 出版社紹介文より ************************* オルタナティブを模索する漫画誌第三弾。 大きな出版社ではなかなか読むことができない短編漫画を29編収録。 ガロ、アックス、架空、銀星倶楽部、ラモーンズなどに憧れて製作しました。 闇鍋感とアングラ感がより一層強くなりました。378ページの大ボリュームです。 表紙の装画は山川直人さん。テーマは「野垂れ死に」。 読むと自分もなにかやりたくなる、そんな力を持った一冊です。 【目次】 山川直人 「うしろの正面」 p.5 さきふみこ 「ミミ」 p.15 不吉霊二 「HAPPY BIRTHDAY」 p.29 校長先生 「ホームドラマ」 p.51 おんちみどり 「自壊録」 p.65 沖永和架奈 「西瓜を買う道」 p.75 不死デスク 「白酒攻略法 他・短編」 p.93 野木久司 「山間の幻影」 p.107 七野ワビせん 「ドッペルゲンガー」 p.121 とあるアラ子 「吐瀉物」 p.131 亜蘭トーチカ 「先に死ぬ人」 p.141 ゐ忌レ 「トイレその他」 p.153 黒星光子 「赤い蝶」 p.161 浄土るる 「月すごい綺麗だね」 p.175 HOSHI368 「ストローヘッドスカイスター」 p.183 大当遺跡 「寒天日記」 p.197 夢廻リナ 「夢廻リナのエッセイよりディスニーの方が面白い」 p.211 terayama 「部活なんて大嫌いだ!!!」 p.225 肥溜め 「通信・経路」 p.239 ゴム製のユウヤ 「狼たちの断頭台」 p.253 無 p.267 もちだころ 「世界のひみつ」 p.281 副島あすか 「海に向かう女」 p.295 臼田ルリ 「小遡行」 p305 輝輔 「泣きたいとき泣いて」 p.315 花園照輝 「手のひらを太陽に」 p.329 松本剛 「転旋」 p.339 大橋裕之 「未来」 p.349 杉作J太郎 「気になるアイツ」 p.359 無力映画会:出張編 「たけし映画への愛を語ろう」 p.370
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犬の看板探訪記 関東編
¥2,090
著者:太田靖久 発行元:小鳥書房 256ページ 182mm × 130mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 犬の看板とは、「犬のフンを持ち帰りましょう」などといった文言とともに道に貼られている、美化啓発をうながす看板のこと。 犬看が好き、散歩も好き、そしてなにより犬が好き! これは、犬と犬看を愛してやまない小説家による渾身の犬愛(ワンワン・ラブ)偏愛録である。 大都会の真ん中から人里離れた山奥まで。史跡名勝などには目もくれず、ただひたすらにまだ見ぬ犬看を探し求める……。 関東地方を西へ東へ歩き回って発見した犬看は、なんと全412枚! その1枚1枚に対する愛を、著者のユニークな語り口とオールカラー写真で楽しめる1冊。 読み終わる頃にはきっとあなたも、町の犬看に自然と目が吸い寄せられるようになっているはず! 【ゲストも道連れ珍道中!】 ・滝口悠生(小説家) ・田中さとみ(詩人) ・鴻池留衣(小説家) ・わかしょ文庫(作家) 【目次】 プロローグ 〈第一回〉埼玉犬・志木駅編 〈第二回〉東京犬・23区編 その1 番外編 東京・世田谷犬編 〈第三回〉群馬犬編 〈第四回〉東京犬・都下編 ゲスト:滝口悠生 〈第五回〉茨城犬編 〈第六回〉茨城犬と埼玉犬・おかわり編 〈第七回〉山静地方・静岡犬と山梨犬編 ゲスト:田中さとみ 〈第八回〉福岡犬・遠征編 〈第九回〉神奈川犬編 ゲスト:鴻池留衣 〈第十回〉千葉犬編 〈第十一回〉東京犬・23区編 その2とその3 ゲスト:わかしょ文庫 〈第十二回〉栃木犬編 〈第十三回〉関東犬・追憶編と参拝編 解説 嶋 浩一郎 エピローグ
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喫茶店の水
¥2,860
著者:qp 発行元:左右社 129ページ 143mm × 210mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 著者がこれまで撮り溜めた400店以上の喫茶店の水の写真から85枚を厳選し、類書のないフォトエッセイが誕生しました。 透明感あふれるコップに入った水と、水を通して見るどこか懐かしい喫茶店の光景。誰もが知る有名な純喫茶や、新世代の喫茶店、ふらりと立ち寄った旅先の喫茶店まで、さまざまな喫茶店の水の写真を掲載。すでに閉店している喫茶店もあり、撮影当時の時間に引き込まれることでしょう。独特の感性による、喫茶店と人生をめぐるエッセイ25編も収録。
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MY ROOM MY AUDIO 十人十色オーディオ部屋探訪
¥2,750
著者:寺島靖国 発行元:DU BOOKS 296ページ(オールカラー) 210mm × 148mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 7人に聞く、自分にとって最高の音楽環境とは? 音楽家、評論家、ジャズ喫茶、オーディオファンまで70人69部屋、ステイホーム時代の部屋聴きオーディオ聴き比べ! 「JAZZ JAPAN」の大好評連載をオールカラーで集大成。 新規追加ページとして、寺島靖国逆取材。最新オーディオ部屋初公開! 訪れた部屋のオーディオで実際に試聴した、ジャズ&オーディオ必聴盤200枚も掲載。
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浮世絵のみかた
¥2,970
SOLD OUT
著者:フランク・ロイド・ライト 訳者:上杉隼人 発行元:作品社 208ページ 210mm × 148mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 〈世界的建築家〉は、日本の浮世絵と美意識に魅了された〈世界的収集家〉だった。 近代建築の巨匠ライトが遺した、浮世絵にまつわる評論/エッセイを一冊にまとめる、本邦初の書籍! ライトが日本で収集し、アメリカに持ち帰った作品のカラー図版、96点を収録!
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ワイルドサイド漂流記 歌舞伎町・西成・インド・その他の街
¥1,760
SOLD OUT
著者:國友公司 発行元:文藝春秋 208ぺージ 188mm × 128mm ソフトカバー ************************* 出版社紹介文より ************************* ページをめくるたびに恐ろしくなる。 でもその恐ろしさに惹かれて、僕も旅に出たくなる。 國友氏の『冒険の書』は、まるで呪いだ。――清野とおる(漫画家) 歌舞伎町、西成、インド、モンゴル――行く先々で、衝撃的な出来事に次から次へと巻き込まれる。旅の途中で出会うのは、なぜか決まってラスボス級にパンチの効いた人間ばかり。時に命すら危険に晒し、「こんなはずじゃなかったのに……」と愕然とすることもしばしば発生。しかし、カオスで制御不能な状況であればあるほど、面白がって最終的にはすべてを人生の糧にしてしまう。気づけばワイルドサイドを全力疾走している著者のタフな野次馬精神が生んだ、大いに笑えてパワーがみなぎるエクストリームなエッセイ集。 ■収録エピソード例 「化石になったドヤの住人を発掘する」 かつての同僚で前科九犯のシャブ中、青山さん。自衛隊→マグロ漁船→右翼→ヤクザというキャリアを歩んだ宮崎さん。出会い系サイトに「君の執事になりたい」と書き込んでいた「執オジ」。彼らは今どうしているのか? 「憂鬱で退廃的なゲイ風俗店の待機室」 就職せず男娼になった私は、野球部の後輩キャラ「ゆうた」&格闘技系男子「てつや」として指名を取りまくっていた。アクの強い常連客の要求に応え、労働に勤しむが、店のオーナーの逮捕によってモラトリアムは終焉を迎える。 「『トゥモローホース』の悪夢」 モンゴルの山奥で出会った某俳優似の男が繰り返し口にする「トゥモローホース、OK?」。その問いかけの真意が明らかになったとき、私は絶叫しながらMMAファイターばりの本気のファイティングポーズをとるはめに。 「歌舞伎町のラブホテルを不法占拠する蟹の密漁おじさん」 「ヤクザマンション」を引き払い新居で暮らし始めた矢先、駐車場を占領している謎の男性を発見。路上で大量の空き缶を集め、金魚と暮らすおじさんが見つけた“安住の地”は、歌舞伎町の奥に佇む廃ラブホテルだった。 【目次】 まえがき 〈西成〉 来るとすべてがどうでもよくなる街 カラオケ居酒屋で一人、德永英明を唄いたい 百万円民泊の謎に迫る 化石になったドヤの住人を発掘する 最後の住人を静かに見守る「ホテルA」 〈モンゴル〉 「田舎はたまに行くからいい」は本当か ウランバートルは意外と都会だった 筋トレに取り憑かれたモンゴルの青年ベルック 床屋が異常に多い街・ウルギーで総書記になる アル中のカザフ族と八時間かけてアルタイ山脈越え 「トゥモローホース」の悪夢 〈インド・ネパール〉 インド最下層列車に現れたギャングたち コルカタの野戦病院に倒れる バラナシの死体焼き場で神様に恐喝される カトマンズで見た月収二万円の生活 ニューデリーの最凶売春地帯で監禁未遂 〈東京(新宿・上野)〉 だから、私は男娼になった 憂鬱で退廃的なゲイ風俗店の待機室 「パリジェンヌ」で優雅なコーヒータイムを 歌舞伎町のラブホテルを不法占拠する蟹の密漁おじさん このままずっと、新宿に住むものだと思っていた 〈横浜〉 横浜のワイルドサイドを駆け巡る ドヤ街の真ん中に別宅を借りてみた 「新宿と横浜」二拠点生活のススメ このままずっと、駅徒歩二十五分の街に住んでいたい あとがき
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フォルモサ南方奇譚
¥2,750
著者:倉本知明 発行元:春秋社 368ページ 188mm × 128mm ソフトカバー ************************* 出版社紹介文より ************************* 日本軍に切り落とされた亀神の首、城壁にかけられた三百年のマジナイ、湖に暮らす龍の母子、祖霊が眠る山に隠された黄金郷。無縁仏の怨霊に異神、義民に逆賊、西洋の「文明人」と原住民の頭目、帝国の支配に抗して蜂起した匪賊……。 大国による支配の痕跡と土着の文化が絡み合う、神々の楽園・台湾のディープ・サウス。歴史と伝承の狭間にある数々の奇譚から、すでにないのにそこにある、台湾の「いま」へと迫る17章。各章末に怪談コラムを付す。〔カラー口絵16頁〕 【目次】 口絵 はじめに 1 羅漢門の皇帝陛下 遊園地の思い出 2 客家と仮黎(ガライ) よそ者たちが唱った故郷 墓地に響く歌声 3 清あるを知って日本あるを知らず 六堆客家興亡史 Y字路の怪談 4 左営旧城三百年のマジナイ 骨 5 高雄版ドラゴンクエスト 曹公と龍の母子たち 義賊と知県 6 伝説の黄金郷を探して 死者をのせたバス 7 浸水営古道クロニクル 忘れられた騒乱 祖霊の声 8 亡霊たちの眠る町 タイワンザルと博物学者 エレベーター前に立つ女鬼 9 荖濃渓サバイバル 帰ってきた紅毛の親戚と合従連衡するマイノリティ 集落を救った少年 10 瑯嶠八宝公主譚 カミさまとなったおひいさま 心に住む鬼 11 1871漂流民狂詩曲(ラプソディー) トイレの「小紅」さん 12 ワタシハダレ? 台湾出兵と忘れられた拉致事件 赤い目のパリ 13 「鬼」をもって神兵となす とある婚姻 14 神を燃やす 仏さまとなった羅漢脚 15 土匪と観音、ときどきパレスチナ ハリネズミになった男 16 フォルモサ水滸伝 媽祖VS玄天上帝 下淡水渓法力大合戦 17 生きべくんば農民と共に、死すべくんば農民のために 宙に浮く棺桶 主要参考文献
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地方女子たちの選択
¥1,980
著者:上野千鶴子/山内マリコ/藤井聡子 発行元:桂書房 268ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 上野千鶴子×山内マリコ 初共著! 「地方の女性流出」が取り沙汰される今日だが、当の女性たちの姿はあまり見えない。それは女性が減ると産まれる子どもの数が減るという、「数」でしか見られていないからだろう。 本書では、地方都市のひとつ富山で女性14人の語りを聞き取り、「数」から「生身のある人間」へと解像度をあげた。彼女たちはなにを選んできたのか、選べなかったのか。語りを通して、みえてくるものとは。 「富山から出ていく」選択をした上野千鶴子と山内マリコが、様々な選択が幾重にも交錯する語りをふまえ、対談し、地方をみつめなおす。 【目次】 はじめに 第1章 出ていった私たち 地方女子の生きる道――上野千鶴子 帰りたいけど帰れない――山内マリコ 第2章 女性たちの語り 聞き取りにあたって ライフヒストリー(聞き取り) テーマ別でみる女性たち 「語る」を取り戻す――藤井聡子 第3章 対談(上野千鶴子×山内マリコ) 地方女子たちの選択 あとがき
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ミュージックシティで暮らそう 音楽エコシステムと新たな都市政策
¥3,080
著者:シェイン・シャピロ 訳者:エヴァンジェリノス紋子/若林恵 発行元:黒鳥社 344ページ 182mm × 128mm ソフトカバー 音楽は都市のインフラだ! *********************** 出版社紹介文より *********************** ライブハウスが減っていくのは「文化の問題」ではなく「都市政策の問題」かもしれない――。本書は、音楽を“社会のインフラ”ととらえ、まちづくりの戦略に音楽を取り入れる方法を説いた、新しい都市論です。 音楽や文化政策について都市と協働する英国のコンサルタント会社Sound Diplomacyの創業者が、ロンドン、アデレード、シドニー、オースティン、マディソン、ハンツヴィルなど、世界各都市と実際に取り組んできた政策やプロジェクトを紹介しながら、都市に音楽が根づくための条件をひもときます。 パンデミック以降、音楽業界が直面する困難を越えて、教育・観光・福祉・ジェンダー平等といった分野にも横断的に音楽が貢献できることを証明する、希望と戦略の書。 自治体職員、デベロッパー、都市プランナー、コミュニティデザイナー等々、町づくりに関わる人は全員必読です。
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ヒップホップ・レザレクション ラップ・ミュージックとキリスト教
¥3,520
著者:山下壮起 発行元:新教出版社 264ページ 188mm × 150mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 反社会的な音楽文化としてしばしば非難の対象となってきたヒップホップは、なぜ繰り返し神や十字架について歌うのか――黒人神学の泰斗ジェイムズ・コーンの議論を継承し、アフリカ系アメリカ人の宗教史の文脈のなかでラッパーたちの声に耳を傾けながら、その秘めたる宗教性を浮かびあがらせる。ヒップホップの現場を知りつくした気鋭の神学者による、異色の歴史神学にしてヒップホップ研究の新たなクラシック。 著者の山下壮起氏は日本基督教団阿倍野教会牧師。同書のもととなった博士論文「ヒップホップの宗教的機能――アフリカ系アメリカ人ヒップホップ世代の宗教観」は、公益財団法人国際宗教研究所の2018年度国際宗教研究所賞奨励賞を受賞した。 【目次】 序章 第1章 Hip Hop Generation ヒップホップ・ジェネレーション ――ヒップホップの宗教性を生み出したもの 第2章 The Roots ザ・ルーツ ――アフリカ系アメリカ人の歴史と宗教 コラム1 新しい霊性 ネオ・スピリチュアリティ ――アフリカ系アメリカ人と宗教の多様性 第3章 Nothin’ But The Spiritual Thang ナッシン・バット・ザ・スピリチュアル・サング ――世俗音楽の宗教性と宗教音楽の限界 コラム2 ヒップホップ ――ローカルが示す生から聖へ 第4章 Holy State of Mind ホーリー・ステイト・オブ・マインド ――聖俗二元論を超えて 結論 Bonus Track ヒップホップという言語
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黒人と白人の世界史
¥2,970
著者:オレリア・ミシェル 訳者:児玉しおり 解説:中村隆之 発行元:明石書店 376ページ 195mm × 135mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 「ヨーロッパ人は、アフリカ人を奴隷にしたために人種主義者になった」。本書は、大西洋奴隷貿易、奴隷制、植民地主義とともに、「人種」がどのように生み出され、正当化されていったのかを歴史的に解明する。ル・モンド紙が「まるで小説のように読める」と評す、人種の歴史の新たな基本書。 【目次】 序文 イントロダクション―ニグロと白人、言葉の歴史 第Ⅰ部 奴隷制と帝国 第1章 奴隷という制度 制度としての奴隷 奴隷制の社会的意味 第2章 サハラ砂漠以南のアフリカにおける奴隷制 古代以来のナイル川北部とサハラ砂漠の商業上の地位 アラブ世界の拡大と奴隷売買ルートの発展 西アフリカにおける奴隷交易国の形成 奴隷制の歴史的重み 第3章 ヨーロッパのダイナミズム ヨーロッパ建設における一つのパラドックス 一五世紀の南大西洋におけるポルトガル人とカスティーリャ人 大西洋の植民地化のメカニズム/交易の支配 大西洋の農園 第4章 アメリカの発見 アメリカにおける事業 インディアンの奴隷化 “ニグロ”貿易 結論 奇妙な帝国 第Ⅱ部 ニグロの時代 第5章 ニグロのプランテーション(一六二〇~一七一〇年) プランテーション―ブラジルからカリブ海の島々まで ブラジルからカリブ海の島々に向かったオランダ人 黒人奴隷貿易国 一八世紀への変わり目における植民地拡大 第6章 不可能な社会(一七一〇~一七五〇年) 捕獲という奴隷生産 拉致からプランテーションまでの「長い旅」 プランテーションと良い農園主 不安定な秩序 ニグロという虚構 第7章 危機に向かって(一七五〇~一七九四年) 経済発展の危機――入植と奴隷貿易の対立 フランスにおけるパラダイムの変化 奴隷制と奴隷貿易への異議 人種隔離主義、“血の純潔”および植民地の階級化 パリとサン゠ドマングの間の革命危機 結論 ニグロと暴力 第Ⅲ部 白人の支配 第8章 ドミ・ネーション(一七九〇~一八三〇年) 徴用された国家(一七九四~一八一五年) アメリカ合衆国の奴隷制維持とフランスの奴隷制復活/解放奴隷をどうするか 植民地の転換とイデオロギーの急変(一八一五~一八三〇年) 奴隷制擁護派、リベラル派、一八二〇年の危機/奴隷制廃止主義と新たな支配/所有者の国家 第9章 奴隷制から人種へ(一八三〇~一八五〇年) 奴隷制からの脱却(一八三〇~一八四〇年) 人種の科学(一八四〇~一八五〇年) 「ニグロの虚構」から白人の虚構へ 第10章 新たな支配(一八五〇~一八八五年) 奴隷制なき植民地労働の再編(一八五〇~一八七五年) アメリカにおける社会関係の転換の難しさ/アフリカにおける新たな生産計画/白人の科学 ベルリン会議(一八八五年) 第11章 人種の統治(一八八五~一九一五年) ネオプランテーション(一八八五~一九一〇年) 人種政策 白人優位の物語を強化する 国家の退廃と純粋さの間にある国家身体 第12章 妄想、悪魔、民主主義(一九二〇~一九五〇年) 第一次世界大戦後の人口調整 都市――人種と近代化/植民地 一九三〇年代――人種主義者という群衆 一九三〇年代に入る時期の二つの人種危機/否認と熱狂の間で 結論 人種の策略 「ニグロの虚構」 「白人の虚構」 人種を終わらせるために 謝辞 解説 中村隆之 原注 参考文献
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私が諸島である カリブ海思想入門
¥2,530
著者:中村達 発行元:書肆侃侃房 344ページ 195mm × 135mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 「なぜハイデガーやラカンでなければならない? 僕たちにだって思想や理論はあるんだ」 カリブ海思想について新たな見取り図をえがく初の本格的な入門書。 西洋列強による植民地支配の結果、カリブ海の島々は英語圏、フランス語圏、スペイン語圏、オランダ語圏と複数の言語圏に分かれてしまった。それらの国々をそれぞれ孤立したものとしてではなく、諸島として見るということ。カリブ海をひとつの世界として認識し、その独自の思想を体系化する画期的著作。これからのカリブ海思想研究のためのリーディングリストを付す。 「web侃づめ」の大好評連載が大幅増補され、ついに書籍化! この海の下で我々は手を取り合う━━。カリブ海思想研究の俊英による待望のデビュー作。 【目次】 序章 冒険の季節 第1章 ひとつの世界としてのカリブ海 第2章 1492を越えて、人間であること 解呪の詩学 第3章 カリブ海を定義する者へ 存在論的不純性 第4章 神話とカリブ海 悲しくも希望に満ちた叙事詩 第5章 出会いを押し進めるために 相互歓待 第6章 カリブ海の社会モデル論 プランテーション、多元、クレオール 第7章 環カリブ海的経験のクレオライゼーション この海の下で我々は手を取り合う 第8章 カリブ海によるクレオール的時政学 海が歴史である 第9章 ミサイルとカプセル 円環性の実践としての弁潮法 第10章 ニヒリズムに抗うクロス・カルチュラルな想像力 カリブ海的身体と幻肢 第11章 カリブ海のポストモダンの地平 カリビアン・カオス(前編) 第12章 カリブ海のポストモダンの地平 カリビアン・カオス(後編) 第13章 押し付けられた言語は誰の存在の家か 私ー像を描く言語 第14章 クレオール礼賛の裏で カリビアン・フェミニズム 第15章 クレオールの精神 カリビアン・クィア・スタディーズ 終わりに 参考文献 カリブ海思想研究リーディングリスト
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啓蒙の海賊たち あるいは実在したリバタリアの物語
¥2,640
著者:デヴィッド・グレーバー 訳者:酒井隆史 発行元:岩波書店 230ページ 195mm × 135mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 西洋なんて存在しなかった?──近代知の起源とされる「啓蒙思想」は、ヨーロッパ貴族のサロンではなく、じつはマダガスカルの海賊と女性たちの社会実験によって創造されたのではないか。海賊王国の知湧き心躍る「本当の」歴史をたどり直し、自由、国家、民主主義をめぐる無数の常識をくつがえす。グレーバー生前最後の著作。 【目次】 序 文 (とびきり)ラディカルな啓蒙主義 第一部 マダガスカル北東部の海賊と偽王 海賊がマダガスカルにやってきた 掠奪品の問題 サントマリーの実体経済 実在のリバタリアⅠ──アンブナヴラ さらなる偽王、ジョン・プランタン 年代にかんするいくつかの問題 第二部 マダガスカル人の目に映った海賊の来訪 アブラハムの子孫たちに抗する性革命? 政治のコマとしての女性 女商人と魔法のお守り 家内の諸事象 軍事的権力と性的権力の対立について 第三部 海賊の啓蒙 発端の状況 最初の挑戦 大カバリ 誓約儀礼 王になったラツィミラフ 英雄たちの戦い 宮廷と王国、そしてザナマラタの台頭 結 論 実在のリバタリアⅡ──ベツィミサラカ連合 地 図 海賊と啓蒙の時系列 訳者あとがき 文献注 参考文献
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弘前歴史街歩き
¥1,980
SOLD OUT
著者:広瀬寿秀 発行元:北方新社 107ページ 257mm × 182mm ソフトカバー *********************** 店主コメント *********************** 「都市計画により新たな道もできたが、それでも江戸時代の道はおおよそそのままで残っており、道幅も変化していない。こうしたところは全国でも少ない。」(はしがきより) 市内に残る古い建物やその痕跡をつぶさに拾い上げながら街の歴史を掘り起こす。 文献や関係者のお話など著者自らの足で地道に情報収集した力作。 【目次】 はしがき ◇弘前歴史街歩き 1 弘前駅から代官町 ①弘前駅周辺 ②代官町 2 土手町から親方町 3 元長町から弘前城 ①元長町 ②上白銀町 ③市民会館、博物館 ④弘前城内 4 仲町から弘前中央高校まで 5 弘前文化センターから代官町へ ①東長町 ②和徳町 ③再び代官町へ 6 別のルート ①茂森町から前輪外 ②在府町から新寺町 ③本町界隈 ◇こぼれ話 1 弘前の喫茶店 2 古都弘前の旅 ①チープな弘前観光旅行(春から秋期) ②チープな弘前観光旅行(冬季) ③リッチな弘前観光旅行 3 江戸時代の弘前の道 4 弘前藩の御馬場 あとがき
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みえないもの
¥1,980
著者:イリナ・グリゴレ 発行元:柏書房 240ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** デビュー作『優しい地獄』で読書界に衝撃を与えた、ルーマニア出身の文化人類学者イリナ・グリゴレ、最新作。 娘たちと過ごす青森の日々。ふとよみがえる故郷ルーマニアの記憶。そして、語られてこなかった女たちの物語――。 「彼女の人生をスクリーンのようなものでイメージとして見せられたら、彼女の語らなかったことが見えて、あの夜ニュースを見た人たちも彼女を理解できたかもしれない」(本書より) 虚実を超えて、新たな地平を切り開く渾身のエッセイ。 今までに書かれたどんな日本語よりも、鮮烈なことばをあなたに。 【目次】 ■コロナくんと星の埃 ■鬼は来ない日も来る ■蛍が光る場所 ■逃げたパン ■天王星でルビーの雨が降っている ■団地ラボラトリー ■ダンゴムシに似ている ■ナメクジの世界 ■野良犬 ■ドリームタイム ■綿飴、いちご飴とお化け屋敷 ■きのこ雲 ■狼が死んでいた ■死んでも生きる ■葡萄の味 ■結婚式と葬式の間 ■ゴダールが死んだ年に ■みえないもの ■何も意味しないとき、静かに朝を待つ ■何も意味しないとき、燃えている森の中を裸足で歩いて、静かに朝を待つ ■卵を食べる女 ■蜘蛛を頭に乗せる日 ■初恋と結婚した女 ■Ghosted ■果実の身代わり ■あとがき
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優しい地獄
¥1,980
著者:イリナ・グリゴレ 発行元:亜紀書房 256ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 社会主義政権下のルーマニアに生まれたイリナ。 祖父母との村での暮らしは民話の世界そのもので、町では父母が労働者として暮らす。 川端康成『雪国』や中村勘三郎の歌舞伎などに魅せられ、留学生として来日。 いまは人類学者として、弘前に暮らす。 日々の暮らし、子どもの頃の出来事、映画の断片、詩、アート、人類学……。 時間や場所、記憶や夢を行ったり来たりしながらつづる自伝的なエッセイ。 《本書は、社会にうまく適応できない孤独な少女の記録であり、社会主義から資本主義へ移っていくルーマニアの家族三代にわたる現代史でもある》 【目次】 ■生き物としての本 上 ■生き物としての本 下 ■人間の尊厳 ■私の遺伝子の小さな物語 上 ■私の遺伝子の小さな物語 下 ■蛇苺 ■家 ■マザーツリー ■無関心ではない身体 ■自転車に乗っていた女の子 ほか *********************** 店主コメント *********************** 故郷ルーマニアの牧歌的な祖父母の家、不安定な社会と陰惨な団地風景など現実の記憶のみならず、夢で見た光景や心象風景を織り交ぜながら語られる個人史。 鋭敏な感性の赴くままに記憶の断片が集められたエッセイは、強烈な印象を残します。
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音を立ててゆで卵を割れなかった
¥1,870
著者:生湯葉シホ 発行元:アノニマ・スタジオ 168ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 気弱で、繊細で、もがいていた。 「食べられなかったもの」で振り返るエッセイ集 様々なウェブ媒体を中心にライティング、取材で実績のある⽣湯葉シホさん。幼少期から20代までにかけて不安でたまらなかった自己の内面を「⾷べられなかったもの」の記憶とともにふり返る、初の単著となるエッセイ集。繊細な心の機微を捉え、共感を呼ぶ30篇です。
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さみしくてごめん
¥1,760
著者:永井玲衣 発行元:大和書房 240ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** ロングセラー『水中の哲学者たち』で颯爽とデビューした在野の若手哲学者・永井玲衣の最新エッセイ。世界の奥行きを確かめる。 【目次】 1 やっぱりハリーポッタリ わたしが飲むとこ見ててよ タイツを履き忘れてすみませんでした ばかものよとかうざいんだけど シーサーには怖い顔をしていてほしい 箸、ごめんなさいね 夜に手紙を書くな 思ったより小さい あたらしい犬を提案する 2 念入りな散歩 1月1日の日記 思い出せないことが絶えず思い出される街、渋谷 見られずに見る 試みる 3 さみしくてごめん それ、宇宙では通用しないよ iPadを叩き割れ 後ろの風景を置き去りにすれば見える そうなのか これが そうなのか 身に覚えのない場合はご対応ください なんだかさみしい気がするときに読む本 考えるための場 4 この本はもう読めない 枕辺の足 きみの足を洗ってあげる 穴だらけの幸福 ただ存在するたけ運動 徹夜のための徹夜 ないがある 今は、知っている ただ、考えたい あとがき
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ここは安心安全な場所
¥1,650
SOLD OUT
著者:植本一子 発行元:植本一子 165ページ 174mm × 112mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 「自分自身で生きる」とは、どんなことだろう。 馬たちと過ごす静かな時間の中で、私は少しずつ自分を取り戻していった。葛藤を抱えながら生きてきた心と、変わっていく内面を見つめた、小さな旅の記録。
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それはただの偶然
¥1,540
SOLD OUT
著者:植本一子 発行元:植本一子 176ページ 149mm × 105mm ソフトカバー *********************** 店主コメント *********************** 「わたしの現在地」と銘打たれた自費出版のエッセイシリーズ第1弾。 感情の深い部分を見つめ、時には過去の記憶をたぐりよせながら書かれた内省的な文章は、読者にも現在地を見つめることを促す。 今まで日記本や日記的エッセイを多く刊行してきた著者が、日記とは一線を引いて執筆した珠玉のエッセイ集。
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よくわからないまま輝き続ける世界と 気づくための日記集
¥1,870
著者:古賀及子 発行元:大和書房 304ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 日記界の新星として注目される著者待望の日記本。 日常を、試しにかすかにふるわせてみたら? 心に風が吹く発見に満ちた日々の記録 【目次】 はじめに 1章 身近な未体験にふれる 2章 過去を振り返って思い出すように気づく 3章 アナログの質感に気づく 4章 あたらしい暮らしに気づく 5章 自分がやってこなかったことをやる 6章 家事に気づく 7章 身近な未体験にふれる おかわり おわりに
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この味も いつかまた恋しくなる
¥1,870
SOLD OUT
著者:燃え殻 発行元:主婦と生活社 240ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** ある料理やお酒を口にするとき、ふと思い出してしまう“あの日、あの人”を描く。 人気作家・燃え殻氏初の長編エッセイ集。 読まれたい日記/浅煎りコーヒー 〈会おうか?〉/アスター麺 「ミャア」/生姜焼き定食 「美味しい」と彼女は言った/シーフードドリア でたらめなおまじない/ピザトースト 「どうだ? うまいだろう?」/チャーハン 雨、しばらく止まないみたいですよ/ハイボール きれいに騙して/風俗嬢のお弁当 ちょっと、上がっていかない?/おにぎりと味噌汁 子どもと大人の家出事情/チョコレート 「信用金庫のカレンダーみたい」/冷たい唐揚げ 有名になってどうするの?/チョコモナカジャンボ フーテンのドゥ/ガパオライス COLUMN/恋しくなる味 Q&A Q 落ち込んだ日はなにを食べますか? Q 定番の朝食は? Q 特に思い出に残るレストランや食堂は? Q “最後の晩餐”になにを選ぶ? Q そば派? うどん派? Q もう一度食べたい、忘れられない料理は? 「いや、お前は別だよ」/焼肉 全国まーまーな定食屋友の会/生姜焼き定食 「チョコミントみたい」/グラスホッパー 深夜の同志へ/牛丼 やり過ごすしかない時間/キーマカレー 八十三点と七十九点を彷徨う世界/シェフの気まぐれサラダ 「最後まで自分がついてます」/洋菓子『ハーバー』 ロマーリオにドリブルなら勝てる/冷えた焼きそば あぶない刑事とジョン/ミートソースパスタ デトックス、デトックス♪/精進料理 「みんなの分はないから、内緒よ」/いちごみるくキャンディ 「青春とは?」「笹塚」/カレーライス 季節のお便りおじさん/鍋 「イタダキマス!」/一風堂のラーメン 大人の約束は時間がかかる/餃子と高級鮨 今日は何日で、あなたはどなたですか? /サッポロ一番塩らーめん 大雑把な暮らしのススメ/卵かけごはん 「海でも行きたかったね」/高い海鮮丼 「コーコー、ひとつ」/パスタ 人生は何度かはやり直せる/味噌ラーメン 彼女は名物になびかない/『東京ばな奈』 母の涙/ミートソースパスタ 「よし、明日は海に行こう!」/金目鯛の煮付け 褒められて伸びるタイプです/鯵の干物
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世界のお弁当とソトごはん
¥2,200
著者:岡根谷実里 発行元:三才ブックス 200ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** “世界の台所探検家”として100以上の台所を巡った著者が、旅先での実体験をもとに、携帯食、テイクアウト、屋台食など、生活スタイルの違いによってさまざまな様相をみせる世界中のお弁当とソトごはんを一冊にまとめました。 -------------------------- 本書で訪れる国々 -------------------------- ●第1章 メニューに注目 世界のお弁当 カラクッコ/フィンランド 「森と湖の国」で包む 1キロ超えのライ麦弁当 エマダツィ/ブータン 見つからない竹籠弁当箱と唐辛子煮 チーズサンド/オランダ シンプルなチーズサンドへの絶対の信頼 揚げバナナ/パプアニューギニア バナナを揚げて山道を下る アーロールとボルソック/モンゴル 仕事をしながらいつでも 遊牧民のカチカチ乳製品 トナカイの干し肉/ノルウェー 北極圏の放牧には凍らない弁当を ●第2章 スタイルに注目 世界のお弁当 おかず棚/インドネシア 弁当も食事もガラス棚からセルフで シェアスタイル/トンガ のんびり南の島国の分け合う昼食 ダッバー/インド 三段ランチボックスの用途は弁当以外? ディジョスタンド/ボツワナ 昼どきのオフィス街に登場 練り粥ずっしりつゆだく弁当 ラクダ乳とデーツ/ヨルダン 砂漠の遊牧民の生きた携帯食 ●第3章 お弁当持たずにソトごはん ピエチョンキ/ポーランド 焚き火専用鍋で雪の中の外時間 マッカラ/フィンランド 森でもサウナ後でもソーセージさえあれば大丈夫 ワティア/ペルー 畑仕事の昼食は現地調達のイモで アルブード/ヨルダン 粉を携え窯のない砂漠でパンを焼く カザンカバブ/ウズベキスタン ピクニックは油を飛ばしてあつあつの肉じゃがを ポンセン/インド 竹筒で蒸される川魚と唐辛子の共演 ●日本で作る世界のお弁当レシピ エマダツィ/ブータン サンバル/インド チュオゲトシラク(思い出のお弁当)/韓国 カラクッコ/フィンランド ピエチョンキ/ポーランド ●特集 街なかで買って路上でぱくり 世界のサンドイッチ 道端で食事を調達する 世界のストリートフード お隣の国のお弁当事情 台湾編 お隣の国のお弁当事情 韓国編 留学生が語る私のお弁当 ●コラム アルミの丸盆であつあつをお届け 市場のご近所デリバリー 単なる「弁当代わり」にあらず 世界あちこち給食模様 世界で進化する日本のおにぎり 米は主役かクッションか?
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KISSA BY KISSA 路上と喫茶ー僕が日本を歩いて旅する
¥2,500
SOLD OUT
著者:クレイグ・モド 訳者:今井栄一 発行元:BOOK NERD 160ページ 186mm × 130mm 仮フランス装 *********************** 出版社紹介文より *********************** 東京から京都を結ぶ、全長一千キロの旧中山道を徒歩で歩いた。 東海道を歩いた。熊野古道を、伊勢路を、歩いた。いつも一人で。 郊外の寂れた町々、農村、パチンコ・ロード、そして喫茶店と人びととの会話。 失われゆく日本の姿を写真とテキスト、そしてたくさんのコーヒーとピザ・トーストとともに文化考現学的視点で捉えた、まったくあたらしいロード・エッセイ。 喫茶店。パチンコ店。田園。山道。シャッターの降りた商店街。 アメリカ人である著者が徒歩で古き良き日本の街道を歩き、見つめた失われゆく日本の姿を、写真とテキスト、そしてたくさんのコーヒーとピザ・トーストとともに文化考現学的視点で捉えた、日本在住の作家・ライター、クレイグ・モドによる、徒歩旅行と喫茶店、そして日本文化についてのユニークなエッセイ。2020年に彼が英語版で自費出版した『KISSA BY KISSA』を、当店出版部より装いも新たに日本語版として刊行。日本版独自のあとがきを追加。 *********************** 店主コメント *********************** 著者はアメリカ出身。日本に住み始めてから20年以上経つが、日本についての知見を深めるため、徒歩のみの移動で旧中山道を旅した。 「昭和の時代」の象徴であった喫茶店、そして定番メニューのピザトーストを旅のキーポイントに据え、行く先々で出会った風景や地元民との交流を綴る。コントラストが映える風景写真とポートレイトも添えられた旅の記録。 どこか侘しさが漂う旅の情景は、ブルース・チャトウィンの紀行文を彷彿とさせる。
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ヨルダンの本屋に住んでみた
¥1,980
著者:フウ 発行元:産業編集センター 300ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 「ここで働かせてください!」 アラビア語はおろか、中東・ヨルダンの場所すら知らないのに、行ってみた日本人がいるらしい。私である。 「うわ、何この本屋・・・」。ネットで一目惚れした中東の本屋に長文メールを送ると、その返事は「OK」の2文字。意を決してヨルダンに飛んだジャパニーズガールが、ヘンテコ店長&多国籍書店員と繰り広げるエキゾチックで痛快な日々。 【目次】 はじめに:ヨルダンってどこ?/1:本屋との出会い/2:店長との面接/3:渡航費を稼いで出国/4:ヨルダンに到着/5:ラウラとの出会い/6:本の仕分け業務/7:大工と素人/8:キッチンと丸バツ/9:クッキー作りと人生/10:接客と後悔/11:バイトリーダーのアリス/12:英国紳士 デイビッド/13:チェコからの来客/14:常連の学生カップル/15:日本人vsアラビア語/16:ハビービー/17:ヨルダンで耳にした日本語/18:アラビア語の発音/19:何気ない日常/20:閉店後の過ごし方/21:まかない/22:看板作り/23:バスで怪我/24:絶対説明ドライブ/25:死海/26:温泉作り/27:壷の弁償/28:旅行計画/29:遺跡/30:ヒッチハイクの創意工夫/31:ヒッチハイクの三人目/32:砂漠に到着・星空/33:砂漠でドライブ
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谷川俊太郎のあれやこれや
¥2,530
著者:谷川俊太郎 発行元:筑摩書房 336ページ 210mm × 148mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 魅力全開! 単行本初収録のエッセー、詩、パロディから、亡き友への追悼、資料付き「自伝風の読む年譜」までを詰め込んだ、欲張りで楽しいヴァラエティブック。 【目次】 エッセー・コレクション 私とことば 二つの詩から 私の十七歳 詩と時間 一粒の砂に 昨日読んだ文庫 子どもの読みもの 朝の寝床から 私の「童謡」 「みんなのうた」 かりんとをかじりながら 懐かしい人たち 平塚綾子 思い出の本 室生犀星 犀星さんからの葉書 三好達治 三好さん/詩「空のなぎさ」/三好達治さんの三冊/「冬の日」/詩「冬の日」 中勘助 愛の人・中さん 寺山修司 何度でも会える/透明人間になって/詩「五月に」/詩「寺山修司への七〇行」 堀内誠一 カルバドスの香り/詩「幽霊」 永瀬清子 ひとりの日本の女/詩「永瀬清子さんのちゃぶだい」 武満徹 希望という言葉/詩「音の河」 茨木のり子 初々しさ/詩「いなくならない」 河合隼雄 おはな「し」/詩「かわいのいわい」/詩「来てくれる」 吉野弘 いないのに居る/詩「人間吉野と詩人吉野」 まど・みちお 私のまどさんファイル/詩「まどさんね……」 大岡信 大岡の知/詩「大岡信を送る」/詩「微醺をおびて」 和田誠 終始一貫和田誠/詩「Natural」 辻征夫 辻さんの言葉を頼りに 戯文五つと戯詩ひとつ YELLOW SUBMARINE 内蔵されたことば 春を待つ手紙 死して首相は愚痴を残す 1対1 牛の涎 戯曲 お芝居はおしまい 喜劇三幕 お芝居はおしまい 自作について 小詩集 石牟礼道で石蹴り 読むこと アトムの今 新聞はコトバだ 朝日とともに 私語 今朝 当たり前 雑誌考 身籠る 初夏のハムレット ごめんね 朝 ごはんが食べたい えほんのくに えほんのふるさと 至福 数小節 サティ風の気晴らし 自伝風の読む年譜 一九三一年~二〇二五年 自伝風の読む年譜 編集後記
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ゼロからの読書教室
¥1,760
SOLD OUT
著者:読書猿 発行元:NHK出版 208ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 読書猿、初の「薄い」本?! 秘伝の読書術をどこまでもやさしく、深く 読むのが遅い、面倒くさい、何を読んだらいいのかわからない……読書にあこがれはあっても、悩みは尽きないものです。そんな、読書にまつわる悩みの数々を、「正体不明の読書家」読書猿が一挙に解決! 「本は最初から最後まで通読しなくてはならない」「内容をしっかり理解しなくてはならない」など読書への固定観念が、読書に苦手意識を生む原因。そこから自由になる方法をやさしく伝えます。 大ベストセラー『独学大全』をはじめ、圧巻の「大全」を著してきた著者が、自身の「核」となる読書術を、かつてなく薄く読みやすく、それでいてどこまでも深くお届けします。「本は好きだけど読書は苦手……」読書への片想いはもう終わりです! 【目次】 第1部 本となかよくなるために……しなくてもいいこと、してもいいこと 第1回 全部読まなくてもいい 第2回 はじめから読まなくてもいい 第3回 最後まで読まなくてもいい 第4回 途中から読んでもいい 第5回 いくつ質問してもいい 第6回 すべてを理解できなくてもいい 第7回 いろんな速さで読んでいい 第8回 本の速さに合わせてもいい 第9回 経験を超えてもいい 第10回 小説なんて読まなくていい 第11回 物語と距離をおいていい 第12回 小説はなんでもありでいい 第2部 出会いたい本に出会うために……してみるといいこと、知っておくといいこと 第13回 いろんな本を知ろう 第14回 本の海「図書館」へ行こう 第15回 レファレンスカウンターに尋ねよう 第16回 百科事典から始めよう 第17回 百科事典を使いこなそう 第18回 書誌はすごい道具 第19回 書誌を使ってみよう 第20回 件名を使いこなそう 第21回 上位概念を考えよう 第22回 リサーチ・ナビを活用しよう 第23回 青空文庫に浸ろう 第24回 デジコレにもぐろう
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文豪と犬と猫 偏愛で読み解く日本文学
¥1,760
著者:宮崎智之/山本莉会 発行元:アプレミディ 162ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** こんな読み方があったのか! 文豪と作品の、意外な姿が見えてくる。 犬派と猫派、気鋭の文筆家ふたりが往復書簡で語り合う ニャンともワンダフルな文学世界、ここに誕生。 犬好き文芸評論家・エッセイスト宮崎智之(『平熱のまま、この世界に熱狂したい』)と、猫好き日本文学マニアの文筆家・山本莉会による、文豪×犬・猫トークが炸裂! 犬も猫も日本文学ももっと大好きになる、最高に面白い往復書簡です。 ■文豪ラインナップ 夏目漱石/内田百閒/志賀直哉/谷崎潤一郎/川端康成 森茉莉/幸田文/室生犀星/坂口安吾/三島由紀夫 遠藤周作/二葉亭四迷
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私の小さな日本文学
¥1,760
編者:チェ・スミン 発行元:夏葉社 208ページ 文庫判 148mm × 105mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** ソウルでひとり出版社「夜明けの猫」と、書店「セゴ書林」を営むチェ・スミンさんは、2010年に明治大学に入学しました。そこで日本の近代文学のおもしろさを知り、韓国に戻ってから、「あまり知られていない作家の作品を掘り出して翻訳することを決意し」、ひとり出版社を立ち上げます。 彼女は、芥川龍之介や萩原朔太郎といったメジャーな作家だけでなく、伊藤野枝、片山廣子、豊島与志雄、牧野信一、田中貢太郎、渡辺温らの掌編小説を韓国語に翻訳し、印刷して、販売しはじめました。そのユニークな活動は韓国のリトルプレス周辺ではよく知られ、日本でも、岡山市で開催されている「おかやま文芸小学校」に毎年招かれ、自身で製作した冊子や文学グッズを販売しています。 弊社もまた、「おかやま文芸小学校」に毎年出店し、そこで彼女の活動を知りました。16 編の近代文学の掌篇を集めた瀟洒な本です。装画は恩地孝四郎、長いあとがきはチェ・スミンが日本語で書いています。これまでにない、あたらしい日本近代文学入門です。
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上林曉の本 海と旅と文と
¥2,640
編者:山本善行 写真:鈴木理策 発行元:夏葉社 240ページ 193mm × 135mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 弊社はこれまで、『星を撒いた街』、『故郷の本箱』、『孤独先生』と 3 冊の上林暁(1902―1980)の本を刊行してきました。 太宰治と同時期にデビューした作家は、心を病んだ妻を見つめ、のちに脳溢血によって半身不随となったあとも、震える左手で小説を書き続けました。本書『海と旅と文と』はその作家の波乱に満ちた生涯と作品を紹介する、読み応えたっぷりの「作家案内」です。 冒頭の 32 ページでは、写真家・鈴木理策さんが作家の故郷である高知県の海沿いの町を撮影しています。その他、上林の小説が 4 本、震える手で書いた直筆原稿が 12 ページ、全小説集案内、木山捷平、野呂邦暢、関口良雄らが書いたエッセイが掲載されています。編者は、これまでの 3 冊と同じく、京都の古書店善行堂の山本善行さんがつとめてくださいました。 ずっと大切にしたくなる、美しい本です。