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毎日のことこと
¥1,980
著者:高山なおみ 発行元:信陽堂 192ページ 166mm × 116mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 暮らすこと、食べること、季節のこと からだの奥でおぼえているちいさな「ことこと」を大切にひらく36のエッセイ。 「この本には、2021年の春からはじまる季節が三めぐり分収められています。慣れ親しんだ東京を離れてのひとり暮らしはまだ心もとなく、それでも月日を重ねるごとに、私の気持ちは少しずつ外に向かって開かれていきます。その間、世のなかでもさまざまなことが起こりました。ひさしぶりに読み返してみたら、そういうことも文の呼吸に表れていて、なるほどなあと思いました。」 料理家でたくさんの著作もある高山なおみさんが、遠くに住む友だちに宛てた手紙のように、神戸での暮らしを3年にわたり綴ったエッセイ集です。 2021年4月〜24年3月、神戸新聞の連載を一冊にまとめました。 【目次】 モビールの鳥 ミルクパンを磨く 雨とアイロン 夏のはじまり 夏休みの坂道 夏休みの思い出 朝の散歩 ディルの苗 六甲の冬 3人のお正月 「ふくう食堂」 三年前の日記 朝の楽しみ 植物の先生たち ネズミモチの垣根 懐かしいメール 幼い自分との再会 夏の終わりの旅 今年初めての栗 神戸の晩秋 ある日の日記から 三年ぶりの帰省 雪じたく 早起きの理由 北九州の家族 みどりのあらし 富良野の友より 古い冷蔵庫 夏休みの国 冷蔵庫が来た日 展覧会の日々 「sana village」 生きている感じ ラジオの声 新しい挑戦 パソコンのない一日 おわりに
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大人ごはん Vol.5 特集:料理がしんどい
¥1,320
発行元:Incline 96ページ 210mm × 148mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 「食」を通して日常のストーリーを描き出す雑誌・第5弾 食を通して、人、社会、文化、を考える雑誌『大人ごはん』。第5号の特集は「料理がしんどい」。 働きながら子育てをする女性たちの座談会「私たちの現実(と理想)」のほか、スープ作家・有賀薫さんや、地域で福祉施設を運営する時田良枝さんにお話を伺いました。 絲山秋子さんによる巻頭エッセイ、柚木麻子さんへのインタビューなど、豪華作家陣も登場。 また、参加者が料理をして話しあう座談会「つくるって何だろう?」、釈徹宗さんの蔵書を納めた「ふるえる文庫」取材記事、マンガ、エッセイなど、今回も盛りだくさんです。 【目次】 ◎巻頭エッセイ 「無性に食べたくなる」 絲山秋子 ◎特集 料理がしんどい 〈座談会〉 「私たちの現実(と理想)」 〈インタビュー〉 「料理はもっと自由であっていい」 有賀薫さん 「『つらい』と口に出すのがスタートだと思う」 時田良枝さん ◎特別企画 「ふるえる文庫」に行ってみた 協力:釈徹宗さん/大智さん/悦代さん ◎グラビア&特別インタビュー 「悪役の解像度を上げるためにラーメンを作ります」 柚木麻子さん ◎つるの漫画コーナー 鶴谷香央理 ◎(新)ぐんぞくあくじゅう相談所 石田智絵 ◎世界の食材 「唐辛子の魅力に夢中」 ダンユキエ ◎手抜きご飯の嗜み 時岡孝行 ◎座談会「つくるって何だろう?」 伊藤雄馬、狩野俊、村上慧 ◎へべれけ飲み食い砲弾 大竹聡、牧野伊佐夫 ◎とるに足らないもの・こと日記 早川百代 ◎まんぷくとまんぞくの間 半井志央 ◎本当に愛着のあるモノと暮らし 飯田昭雄
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誕生日のアップルパイ
¥2,420
SOLD OUT
著者:庄野千寿子 発行元:夏葉社 224ページ 190mm × 150mm 仮フランス装 *********************** 出版社紹介文より *********************** 庄野潤三(1921-2009)が残した小説のほとんどには、作家の家族が登場します。 彼らは明るく、快活で、ユーモア精神にあふれ、ときに作家に小説の話題を提供し、ときに小説の主人公となります。子どもたちの生命力があふれる初期の作品もいいですが、老夫婦日々を描いた晩年の連作もまた、庄野文学の大きな魅力といっていいと思います。なかでも、作家の生活を陰でささえる千寿子夫人(1925-2017)は、連作のなかで特別な存在です。 本書はこれまで発表されてこなかった千寿子夫人から長女夏子さんへの書簡です。手紙をいろどるたくさんの料理と、娘への感謝の気持ちを綴った数々の手紙は庄野潤三の文学そのもので、読んでいるこちらも幸せな気持ちになります。手紙は昭和 48 年に始まり、作家が亡くなった 2009 年に終わります。日々のよろこびを反芻するために綴った、家族の些細な記録は、庄野文学を読み解くヒントであり、同時に、毎日の生活を楽しむためのヒントになっています。 *********************** 店主コメント *********************** 嬉しいことがあったら喜びが減らないうちにお礼の手紙をしたためる。 この本は、そのような信条のもとに書かれた130通の手紙を収めた書簡集です。 小説家・庄野潤三の妻として夫の創作活動を支えた千寿子夫人が、実家を離れて暮らす長女へ宛てた手紙は日常のさまざまな喜びにあふれています。そして、小説の作品世界と地続きになっているような家族風景を見ることができます。 新鮮な喜びに満ちた瑞々しい文章は、庄野作品を知らない読者の日常にも彩りを与えてくれるはずです。
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踊る幽霊
¥1,650
著者:オルタナ旧市街 発行元:柏書房 168ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 巣鴨で踊る老婆、銀座の魔法のステッキ男、流通センターのゆで太郎から始まる妄想、横浜中華街での怪異、不穏な水戸出張……街をめぐる断片的な21篇。 わたしたちは瑣末なことから日々忘れて暮らしている。忘れないと暮らしていけないとも思う。わたしとあなたの断片をみっともなく増やしていこう。何度でも覚え直せばいいし、何度でも忘れていい。 インディーズシーンで注目を集める謎多き匿名作家・オルタナ旧市街が、空想と現実を行き来しながら編み出した待望のデビュー・エッセイ集。 “誰の記憶にも残らなければ、書き残されることもない。それはそれで自然なのかもしれないけれど、身の回りに起こったことの、より瑣末なほうを選び取って記録しておく行為は、未来に対するちょっとしたプレゼントのようなものだと思う。”(表題作「踊る幽霊」より) 誰にでも思いあたる(いや、もしかしたらそれはあなたのものだったのかもしれない)この記憶のスクラップ帳は、書かれるべき特異な出来事も起きなければ、特殊な事情を抱えた個人でもない「凡庸」な人々にこそ開かれている。 【目次】 踊る幽霊[巣鴨] されども廻る[品川] 反芻とダイアローグ[水戸] スクラップ・スプリング[御茶ノ水] 午前8時のまぼろし[駒込] 老犬とケーキ[東陽町] タチヒの女[立川] 麺がゆでられる永遠[流通センター] アフターサービス[横浜] 大観覧車の夜に[お台場] ウィンドウショッピングにはうってつけの[五反田] おひとりさま探偵クラブ[銀座] 白昼夢のぱらいそ[箱根] 聖餐[吉祥寺] 愛はどこへもいかない[小岩] 猫の額でサーカス[浅草] がらんどう[南千住] さよなら地下迷宮[馬喰町] (not) lost in translation[渋谷] 見えざる眼[秋葉原] テールランプの複製[八重洲] *********************** 店主コメント *********************** ネットプリントマガジンや自主制作本、文芸誌への寄稿など徐々に活動の場を広げるオルタナ旧市街の商業出版デビュー作。 著者が日常の中で目にした些末な情景。それは文章を媒体にして、読者の記憶や思い出とシンクロする。そういう意味で、著者と読者は互いにオルタナティブな存在なのだ。 流れるような筆致はメロディをつけたらそのまま歌になってしまいそうな読み心地。俗っぽい言い方だけどエモい。不思議な読後感のエッセイです。
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犬ではないと言われた犬
¥1,760
著者:向坂くじら 発行元:百万年書房 216ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 初小説『いなくなくならなくならないで』が、第171回芥川賞候補作品に。 今もっとも注目を集める詩人の、「言葉」をめぐるエッセイ集。 【目次】 くちぶえ、ソロで 犬ではないと言われた犬 とありますが、どんなこころですか 矮小な手のひら しゃべれない ひとりで学ぶことについて ほら、フレディ ドアノブのないドア ひとの子に お前とポエムやるの息苦しいよ 微調整、微調整 雲のかよひ路 事象がわたしを 湯船に浸かる かわいくはないよそもの 後ろ歩き ミケ あとがき
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ぼくがゆびをぱちんとならして、きみがおとなになるまえの詩集
¥1,320
著者:斉藤倫 画:高野文子 発行元:福音館書店 160ページ 189mm × 131ページ 仮フランス装 *********************** 出版社紹介文より *********************** わからなくたって、好きになっていいんだよ きみはいつものように、あけっぱなしの玄関から、どんどんぼくの部屋にあがりこみ、ランドセルをおろしながらこういった。「せんせいが、おまえは本を読めっていうんだ。ことばがなってないから」。ぼくは一冊の詩集をきみに手渡す。「ここんとこ、読んでみな」。詩は、おもしろい。そして、詩はことばを自由にし、ことばはわたしたちを自由にする。20篇の詩を通して、詩人斉藤倫と楽しみ、考える、詩のことそしてことばのこと。 *********************** 店主コメント *********************** 「ぼく」の家へ遊びに来る小学生の「きみ」。 「ぼく」は他愛のない会話から思いついた詩集を、いつものように本の山から引っ張り出して「きみ」に差し出す ―― 詩を読んだ「きみ」の反応と屈託のない感想が、この本の読者に詩とことばの楽しさを教えてくれます。 詩的に描かれる二人の交流とその中で引用される詩によって編まれたこの詩集は、ひとつの物語でありアンソロジーでもあります。
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からくり玩具世界一周
¥3,300
著者:山口照二 発行元:大福書林 160ページ 215mm × 155mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 現代では数少なくなった職人・工人の技術が光る「からくり玩具」。紙や木など身近で安価な素材でできた、しかし工夫の凝らされた動くおもちゃを美しい紙面で紹介する。世界五大陸の玩具と、日本の貴重なからくり郷土玩具が満載。 本書には、茶運び人形のような高価で複雑なからくり玩具・オートマタは登場しない。著者が愛するのは、日本では戦後子どものころに触れたような、安価な素材とシンプルなからくりで作られた素朴で知的な玩具である。手にとって遊んでみるととても楽しい。知財などの概念がない時代のからくり玩具は、世界中で見ることができる。自分で作れるものも多いので、ぜひ作ってみてほしい。 【目次】 もくじ はじめに ヨーロッパ ドイツ 4 / イギリス 38 / イタリア 46 / 南欧 56 / スイス 58/ チェコ 61 / 東欧 66 / ロシア 70 / スウェーデン 74 / フィンランド 76 アメリカ アメリカ 77 / メキシコ 84 / コロンビア 93 / ペルー 94 / ブラジル 95 アフリカ諸国 96 アジア 中国 100 / インドネシア 110 / カンボジア・スリランカ 112 / ベトナム 113 / タイ 114 / 韓国 116 / ミャンマー 117 / インド 118 / 日本 126 オーストラリア 158 コラム ドイツのからくり玩具 26 その他の国の砂からくり 36 世界の「ついばむ鳥」 68 アジアの影絵人形 98 世界の運動人形 124 日本のからくり玩具 142 本書に登場する主なからくり玩具 159
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オアハカの動物たち VINTAGE OAXACAN WOOD CARVING
¥2,750
著者:岩本慎史 写真:安彦幸枝 発行元:大福書林 160ページ フルカラー 215mm × 155mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** オアハカン・ウッド・カーヴィング 初期の色彩と造形 手工芸の宝庫といわれるメキシコ・オアハカ州。20世紀半ば、一人の男が作りはじめた木彫りの動物たちに、ミッドセンチュリーを代表するデザイナー、アレキサンダー・ジラードが早くから注目した。今ではメキシコを代表する工芸品となったオアハカン・ウッド・カーヴィングだが、初期のものはマチェテ(山刀)を使った粗い彫りと、釘で打ちつけただけの手足や尻尾、アニリン染料の味わい深い褪色など、なんとも言えずおおらかで、日本でも多くの作り手に愛された。 本書では、濱田庄司・堀内誠一・柚木沙弥郎・柳宗理・山本教行らの蒐集品を含む130点の動物たちを紹介する。 *********************** 店主コメント *********************** メキシコ南部に位置するオアハカ州で、お土産用として売られている木彫りの工芸品「オアハカン・ウッド・カーヴィング」。動物をモチーフにしたものが多く、カラフルに彩色されていいます。 本書で紹介されているのは、60~80年代の比較的初期の作品。 現在の物より簡素な作りで削りも荒いそうですが、それがぬくもりある風合いを生み出しています。 陶芸家の濱田庄司や染色家の柚木沙弥郎など、多くの芸術家とデザイナーにも愛されたというオアハカン・ウッド・カーヴィングの魅力を存分に堪能できる一冊。
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漫画選集 ザジ Vol.2
¥1,540
編者:点滅社編集部 発行元:点滅社 280ページ 210mm × 148mm ソフトカバー ************************* 出版社紹介文より ************************* マイナーな短編読み切り漫画を22作品収録。オルタナティブを模索し迷走し続ける漫画選集シリーズ第二弾。 【漫画執筆者&作品】 亜蘭トーチカ 『Hype Boy』 ゐ忌レ 『魔王』 市村柚芽 『星の散歩』 いましろたかし 『撮影会』 大橋裕之 『音』 沖永和架奈 『浦島太郎深海記』 鬼霧繭乃 『フイヨラ』 もちだころ 『靴下を裏がえせ!』 おんちみどり 『ふりむき峠』 ゴム製のユウヤ 『ナカノタワーの事件』 杉作J太郎 『ブラジャー男』 terayama 『エメラルドは不定形の探偵』 トミムラコタ 『オオサンショウウオくん』 七野ワビせん 『さよなら…母さん』 花園照輝 『コルネット』 久宿純 『歌うカビクリームコロッケ星人』『うそつき』 日野健太郎 『トレイル』 HOSHI368 『天使は誰だ。』『サタニックブンブンヘッド』 松本剛 『13』 まんきつ 『恋のスナイパー』 【エッセイ執筆者&作品名】 屋良朝哉&ゴム製のユウヤ 『アメリカン・ニューシネマについてうだうだ喋る会』 切通理作 『バカボンの強迫観念』 倉島一樹 『いつか行きたいアイランド』 ゴム製のユウヤ 『垣根の見張り』 黒澤千春 『「またあした!」に、しみじみ。』 輝輔 『泣かないでほしかった』
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漫画選集 ザジ Vol.1
¥1,320
編者:点滅社編集部 発行元:点滅社 172ページ 210mm × 148mm ソフトカバー ************************* 出版社紹介文より ************************* 何度でも衝動を。何度でも実験を。何度でも私たちのやりきれなさを。 参加者 大橋裕之 亜蘭トーチカ 無 日野健太郎 うみにく 森井暁正 松本剛 ヤシ 森井崇正 ゴム製のユウヤ ウィスット・ポンニミット Orion terayama 三本美治 沖永和架奈 yozorart ゐ忌レ 能町みね子 輝輔 すいそう HOSHI いましろたかし 杉作J太郎 *********************** 店主コメント *********************** 往年の漫画雑誌『ガロ』への憧れから生まれた漫画選集。 作家さんたちの〝切実な〟表現が凝縮されています。 それぞれの作品が秘めた熱量は、内容や画風に関わらず読者を虜にします。
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ひとり
¥1,980
発行元:誠光社 160ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** クラブで踊るためでもなければ、ライヴハウスで騒ぐためでもない、ひとりの雰囲気を持つ音楽。かといってひとりよがりの、半径数メートル閉塞感もりもりのマニアックな選盤というわけではない。音盤収集学とレコード詩学を絶妙にブレンドしてカフェ・ミュージックを擬態し、よく知られた盤もあまり知られていない盤も何食わぬ様子で並み居る約500枚。みんなにとっては重要かもしれない再生回数だの影響力(インプレッション)だのといったあらゆる序列は、たった「ひとり」の前で完全に無効化する。 (本書解説文より) ひとりで聴きたいレコード、ひとりで奏でられた音楽、聴けばひとりを感じる調べ。 1999年の終わり、過ぎ去りつつあった大衆(みんな)で音楽を聴く時代を惜しみつつ、ひとりの時間をいかに大切に過ごすかを考え始めた人たちによるディスクガイド。「何を」ではなく「どのように」聴くのかを問い、21世紀の始まりを予見した一冊がついに新装復刊。
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ヒッピーの教科書
¥1,980
原作:赤田祐一 作画:関根美有 発行元:エディトリアル・デパートメント 110ページ(一部カラーページ) 248mm × 188mm ハードカバー *********************** 店主コメント *********************** みなさんは「ヒッピー」という言葉から何を連想しますか? 長髪、フレアパンツ、ドラッグ、性の解放など・・・反体制的で自由に生きる俗世離れした人たちをイメージするのではないでしょうか? この本ではヒッピーの前身となったビート・ジェネレーションから現在のヒッピーまでマンガ形式で解説。その歴史を読み解くと、退廃的なイメージとは違った〝生産的でクリエイティブ〟な一面が見えてきます。 2019年に刊行された雑誌『スペクテイター』44号に掲載された記事のうち「ヒッピーの歴史」というマンガ記事を抜粋し再編集。さらに、書き下ろしの記事が追加されています。 基になった雑誌の方は古書価が高騰。なかなか入手しづらい状況ですので、こちらの再編集版をこの機会にぜひ!
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シン・ファイヤー
¥2,200
SOLD OUT
著者:稲垣えみ子/大原扁理 発行元:百万年書房 352ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 『家事か地獄か』(稲垣えみ子)✖️『年収90万円で東京ハッピーライフ』(大原扁理)の最強タッグに学ぶ、シン(真/新)のFIREへの道――。 インフレだ、円安だ、老後不安だ、という「お金の心配」から自由になるための、誰にでもできる、たったひとつの冴えたやり方。 【目次】 はじめに 1 FIREってウチらのことなんじゃ? みんなFIREを目指しているのか FIREは幸せ? FIREど真ん中世代 隠居はFIREか? 仕事をしないって、つまらんことだな お金には全賭け(ルビ・フルベット)しない へぇ~、そういう土俵があるんだ~ さまざまな投資 ほんわかした幸せ コスパ返し 主語の小ささ 2 FIRE前夜を振り返る 大原扁理、世界一周の旅 人間の機械化 スタバでMac広げているような人たちでしょ? 投資だけがFIREなのか お金をたくさん稼げば幸せになれる? 無い面白さ貯金 買う・作る・もらう もうこんな生活は嫌! 自分にとって必要な収入額 3 何からリタイアすべきか 料理本からのリタイア 苦しさが無いとつまらない 観光旅行からのリタイア 街と仲良くなる方法 総合力が試される 無理は良くない 親の介護を考える 4 ふたりのFIRE生活 自分を幸せにすることはできなくても マネーロンダリング チーム稲垣えみ子 余ったお金の使い方 ウチらは小さいビル・ゲイツ すべてが投資になる 稲垣えみ子の一日 節約する気はない 250年前の音楽 それは会社員の発想 大原扁理の一日 隠居の定義 「理想の生活」 安いけどもったいない/高いけどもったいなくない エスケープ・フロム節約 家事ができる、という財産 FIREは遠回り 不都合なセルフラブ お金の人格化 ヨガは哲学 盗まれないことも社会貢献 生き方が美しいかどうか ポートフォリオの見直し 5 「働く」と「稼ぐ」を再定義する 富裕層の生態観 虚業の墓場 土日がなくなる 自発的にやる 100の仕事があれば お金をもらう仕事、もらわない仕事 捨てること 明るい諦め 経済的な不老不死 人間だもの 6 支出を減らすことは惨めなのか こうしてFIREくんは幸せになりました ぼんやりした不安 ダウンサイザー 自己責任論、肯定派 自分が変われば世界が変わる 工夫は楽しいはずなのに 節税はしない 複利の力 7 「投資」は必要か このつまんない社会を変えるために 貯金よりは投資 「ワンランク上」の罠 ペットボトルの水買わなきゃいけない強迫観念 ワンランク上 VS ワンランク下 欲しいのはお米じゃなかった 輝かなきゃいけない圧 8 本当に幸せになるたったひとつの方法 この世の最大価値 友達と他人の中間領域 地域猫と同じポジション もらう力 この世界はひとつしかない 世界に対する信頼 FIREで友達を失くす人、増える人 人生を自分の手元に取り戻す 片方が死んでいる 夢のある老後を目指して おわりに *********************** 店主コメント *********************** 経済的に独立し早期リタイアするライフスタイル「FIRE」。 投資で稼いで働かずに生活するというのが一般的な定義ですが、この本ではオルタナティブなFIRE生活について稲垣えみ子と大原扁理が語り尽くします。 2人が考える「働く」ことの意味、誰にでもできる投資とは、そして本当の幸せとは ―― 読みながら「そういう解釈もあるのか」と感動しつつ、「それこそが本来の社会なのでは?」という思いも芽生える。マイペースな対談とは裏腹になかなか刺激的な一冊です。 ベストセラーになった田内学『きみのお金は誰のため』(東洋経済・2023年刊)は「お金の奴隷」から解放されるためにお金の正体を知ることが主な内容でした。一方、『シン・ファイヤー』はすでにお金から解放された2人が、より生活に密着した内容で自分なりのFIRE生活を語ります。 あくまでもこの本は参考書として、自分に合ったFIREを見つけ出すことが最終目的です。 自分の生き方を模索している方はぜひ!
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バビロンを夢見て 私立探偵小説1942年(新潮・現代世界の文学)
¥3,500
著者:R・ブローティガン 訳者:藤本和子 発行元:新潮社 発行年:1978年8月20日 241ページ 195mm × 140mm ハードカバー 【状態】 表紙カバーの縁にヤケ(写真1~2枚目) 三方にヤケ(3~5枚目) 背にヤケ(写真6枚目) ※こちらの商品は店頭でも販売しております。品切れの場合もございますので予めご了承くださいませ。
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渋谷公園通り
¥900
著者:中川五郎 発行元:KSS出版 発行年:1999年2月26日 第1刷 245ページ 194mm × 128mm ハードカバー 【状態】 三方にシミ(写真3~5枚目) それ以外に目立った汚れや傷みはありません。 ※こちらの商品は店頭でも販売しております。品切れの場合もございますので予めご了承くださいませ。
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つげ義春日記
¥1,300
著者:つげ義春 発行元:講談社 発行年:昭和58年12月15日 第1刷 244ページ 188mm × 128mm ソフトカバー 【状態】 三方にヤケ(写真3~5枚目) 背にヤケ(写真6枚目) ※こちらの商品は店頭でも販売しております。品切れの場合もございますので予めご了承くださいませ。
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サブカル・スーパースター鬱伝
¥1,100
SOLD OUT
著者:吉田豪 リリー・フランキー/大槻ケンヂ/川勝正幸/杉作J太郎/菊地成孔/みうらじゅん/ECD/松尾スズキ/桝野浩一/唐沢俊一/香山リカ/岩淵徹 発行元:徳間書店 発行年:2012年8月15日 第3刷 240ページ 188mm × 128mm ソフトカバー 【状態】 目立った汚れや傷みはなく全体的にキレイです。 ※こちらの商品は店頭でも販売しております。品切れの場合もございますので予めご了承ください。
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SUPER ART GOCOO(スーパーアート・ゴクー)1980年11月号
¥1,500
発行元:パルコ出版 発行年:1980年11月1日 116ページ 273mm × 205mm 【状態】 目立った汚れや傷みはなく年代の割に状態は良好です。 ※こちらの商品は店頭でも販売しております。品切れの場合もございますので予めご了承ください。
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BRUTUS(ブルータス)112号 ウィークエンド・バチェラー 湘南不動産情報 1985年6月1日
¥400
発行元:平凡出版株式会社 発行年:昭和61年6月1日 166ページ 285mm × 210mm 【状態】 三方にヤケ それ以外に目立った傷みや汚れはなく、年代の割に状態は良好です。 ※こちらの商品は店頭でも販売しております。品切れの場合もございますので予めご了承ください。
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BRUTUS(ブルータス)110号 ああ快感 気分をだしてSEX特集 1985年5月1日
¥400
発行元:平凡出版株式会社 発行年:昭和60年5月1日 178ページ 285mm × 210mm 【状態】 三方にヤケ それ以外に目立った傷みや汚れはなく、年代の割に状態は良好です。 ※こちらの商品は店頭でも販売しております。品切れの場合もございますので予めご了承ください。
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COWBOY KATE & OTHER STORIES(ペーパーバック版)
¥5,500
著者:Sam Haskins 発行元:Bantam Book 発行年:1967年 180mm × 105mm ソフトカバー 【状態】 角に擦れ(写真6~8枚目) それ以外に目立った汚れや傷みはなく、年代の割に状態は良いです。 ※こちらの商品は店頭でも販売しております。品切れの場合もございますので予めご了承ください。
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ヴォルフガング・ティルマンス インタビュー
¥5,500
インタヴュアー:ホルガ―・リープス/ハンス・ウルリッヒ・オブリスト 訳者:清水穣/和光環 発行元:ワコウ・ワークス・オブ・アート 発行年:2010年4月20日 95ページ 190mm × 115mm ソフトカバー 【状態】 目立った汚れや傷みはなく、全体的にキレイな状態です。 ※こちらの商品は店頭でも販売しております。品切れの場合もございますので予めご了承ください。
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SURVIVED!
¥9,900
発行元:TAKA ISHII GALLERY 発行年:2019年 257ページ 240mm × 180mm ソフトカバー 【状態】 目立った汚れや傷みは無く、キレイな状態です。 ※こちらの商品は店頭でも販売しております。品切れの場合もございますので予めご了承ください。
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小さな手袋/珈琲挽き 《大人の本棚》
¥1,200
著者:小沼丹 編者:庄野潤三 発行元:みすず書房 発行年:2002年5月15日 第2刷 264ページ 195mm × 135mm ハードカバー 【状態】 表紙カバーに汚れ(写真2枚目) カバーのそでに薄汚れ(写真3枚目) ※こちらの商品は店頭でも販売しております。品切れの場合もございますので予めご了承ください。
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小笠原鳥類詩集(現代詩文庫 222)
¥5,500
著者:小笠原鳥類 発行元:思潮社 発行年:2016年4月1日 160ページ 189mm × 125mm ソフトカバー 【状態】 目立った汚れや傷みは無く全体的にキレイです。 ※こちらの商品は店頭でも販売しております。品切れの場合もございますので予めご了承ください。
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花と空と祈り(新装版) 八木重吉詩集
¥2,200
著者:八木重吉 発行元:彌生書房 発行年:平成5年5月30日 第3版 248ぺージ 177mm × 135mm ハードカバー 【状態】 背にヤケ(写真2枚目)それ以外に目立った汚れや傷みはありません。 ※こちらの商品は店頭でも販売しております。品切れの場合もございますので予めご了承ください。
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タゴール詩集(岩波文庫)
¥800
著者:ラビンドラナート・タゴール 訳者:渡辺照宏 発行元:岩波書店 発行年:2008年7月10日 第14刷 390ページ 文庫判 148mm × 105mm 【状態】 目立った汚れや傷みはなく全体的にキレイです。 ※こちらの商品は店頭でも販売しております。品切れの場合もございますので予めご了承ください。
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ヘルダーリン詩集(岩波文庫)
¥800
SOLD OUT
著者:フリードリヒ・ヘルダーリン 訳者:川村二郎 発行元:岩波文庫 発行年:2011年6月6日 第7刷 271ページ 文庫判 148mm × 105mm 【状態】 目立った汚れや傷みはなく全体的にキレイです。 ※こちらの商品は店頭でも販売しております。品切れの場合もございますので予めご了承ください。
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妖魔の戯れ(ハヤカワ文庫FT)
¥3,300
著者:タニス・リー 訳者:浅羽莢子 発行元:早川書房 発行年:1990年7月31日 391ページ 文庫判 148mm × 105mm 【状態】 三方にヤケ(写真3~5枚目) それ以外に目立った汚れや傷みはなく年代の割に状態は良好です。 ※こちらの商品は店頭でも販売しております。品切れの場合もございますので予めご了承くださいませ。
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地球最後の男 モダンホラー・セレクション(ハヤカワ文庫NV)
¥800
著者:リチャード・マシスン 訳者:田中小実昌訳 発行元:早川書房 発行年:昭和63年8月31日第4刷 259ぺージ 文庫判 148mm × 128mm 【状態】 三方にヤケ(写真3~5枚目) それ以外に目立った汚れや傷みはなく年代の割に状態は良好です。 ※こちらの商品は店頭でも販売しております。品切れの場合もございますので予めご了承くださいませ。
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伏字の文化史 検閲・文学・出版
¥3,300
著者:牧義之 発行元:森話社 発行年:2016年2月8日 初版第2刷 443ページ 215mm × 155mm ハードカバー 【状態】 目立った汚れや傷みはなく全体的にキレイです。 ※こちらの商品は店頭でも販売しております。品切れの場合もございますので予めご了承ください。
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ヴァルター・ベンヤミンの墓標 (〔叢書〕人類学の転回 )
¥2,200
著者:マイケル・タウシグ 訳者:金子遊/井上里/水野友美子 発行元:水声社 発行年:2016年3月30日 第1版第1刷 385ページ 195mm × 130mm ハードカバー 【状態】 目立った汚れや傷みはなく全体的にキレイです。 ※こちらの商品は店頭でも販売しております。品切れの場合もございますので予めご了承ください。
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たちどまって考える
¥2,400
著者:矢内原伊作 発行元:みすず書房 発行年:1984年4月20日 236ページ 195mm × 135mm ハードカバー 【状態】 背に褪色(写真2枚目) ヤケによる変色(写真3枚目) それ以外に目立った汚れや傷みはなく年代の割に状態は良好です。 ※こちらの商品は店頭でも販売しております。品切れの場合もございますので予めご了承ください。
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ネガティブ・ケイパビリティで生きる 答えを急がず立ち止まる力
¥800
著者:谷川嘉浩/朱喜哲/杉谷和哉 発行元:さくら舎 発行年:2023年2月10日第1刷 285ページ 188mm × 128mm ソフトカバー 【状態】 ページの角に折った跡が数か所あります。 それ以外に目立った汚れや傷みはなく全体的にキレイです。 ※こちらの商品は店頭でも販売しております。品切れの場合もございますので予めご了承ください。
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青森の怖い話(竹書房怪談文庫)
¥781
SOLD OUT
著者:高田公太/鶴乃大助 発行元:竹書房 224ページ 文庫判 148mm × 105mm *********************** 出版社紹介文より *********************** 地元出身在住の作家が徹底取材! 津軽、南部、下北、県内全域を網羅。 神と魂の近いクニ、青森県のご当地怪談! 【白神山地】マタギと六尾の狐の祟り 【青森市】国道路肩に佇む灰色の霊 【むつ市】変化する座敷わらし 【八戸市】海から訪れる亡者の列 【十和田湖】湖に現れる神様の使い 【鰺ヶ沢町】シンメイ様の宵宮の怪 西の津軽、東の南部、北の下北と独自の風土と歴史文化を有する青森県の怪を、 地元出身在住の著者が県内を隈なく取材して集めたご当地怪談集。 ■八甲田山の雪中行軍に参加して死ぬ夢を毎晩見る男。ある日夢に変化が…(青森市) ■震災前夜に海のほうからやってきて部屋をすり抜けた亡者の列…(八戸市) ■恐山から憑いてきた三人の霊が家族に異変をもたらす…(むつ市) ■子どもを持たないまま死んだ妻の霊が赤子を抱いて夫の前に…(弘前市) ■洋上に忽然と現れ沈みゆく幽霊漁船…(おいらせ町) ■山で作業する測量士の目に次々と襲い来る異変。山の神の祟りが…(県内) ■焼け跡から燃えずに出てきたオシラ様。着物を脱がすと驚きの中身が…(弘前市) ■死んだ母が遺児に逢いに来る家。そこには不気味な因果が…(五所川原市近郊) ■名産のニンニクに手をかざすと掌から無数の糸が出る母子。その意味は…(田子町) ■幼馴染に彼女を紹介するからと連れてこられた山の祠。そこにいたのは…(平内町) 他、収録。 *********************** 店主コメント *********************** 2人の作家が青森県内で収集した怪談集。 得体の知れないものや不可解な事象、輪郭のはっきりしない朧げな恐怖がじわりと迫ります。 現世と常世の境は、意外と身近にあるのかも。
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私が愛するあなたの凡庸のすべて
¥1,650
著者:古賀及子 発行元:私家版 209ページ 182mm × 128mm ソフトカバー *********************** 店主コメント *********************** 平凡な日常のおもしろさと温かさが際立った日記エッセイ。 やっぱり、息子さんと娘さんの言動に思わず口が緩んでしまう笑 そのおもしろさは文芸の技量だけではなく、著者が2人に注ぐ愛情の賜物なのだなとしみじみと思いました。 日常にぽっと現れる情緒が詰まった一冊です。
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取り戻す旅
¥1,650
SOLD OUT
著者:藤本智士 発行元:藤本智士(有限会社りす) 247ページ 文庫判 148mm × 128mm ※表紙カラーは「青」「緑」「茶」3種あります *********************** 出版社紹介文より *********************** 旅に大切なのは「余白」。 20年地方を旅し、本をつくり続けてきた編集者による旅の作法が詰まった一冊。 ゴールを決めずにまずは青森空港へ。 行き当たりばったりだからkそ訪れる、奇跡の出会いの連続。 著者がこの度を通して「とりもどしたかったもの」とは? 青森―岩手のたった4日間の旅の記録に散りばめられた、地方の声。 編集者として数々の書籍を生み出してきたローカル編集者の矜持と、旅人としての作法が、きっとあなたを新たな旅に掻き立てる。 【目次】 序 なにをとりもどすのか。 第一章 百年食堂たれ(青森県五所川原市) 第二章 成長ストア(青森県五所川原市~青森市) 第三章 DERECTION(青森市) 第四章 善知鳥神社とギフト(青森市) 第五章 蔵書票と五戸のペガサス(青森県五戸町) 第六章 アンドブックス(青森県八戸市) 第七章 久助編集者(青森県八戸市) 第八章 青いクルマ(青森県八戸市~岩手県盛岡市) 第九章 早速が重なる夜(岩手県盛岡市) 第十章 さいごのキセキ(岩手県盛岡市) 終 なにをとりもどしたのか。 *********************** 店主コメント *********************** かつて自身で雑誌を立ち上げ、その取材を兼ねた自由気ままな旅が人生の転機となった著者。 自分の原点であるゴールのない旅を忘れつつある今、失いかけている何かを取り戻すため向かったのは青森だった・・・。 青森から岩手に至る4日間の旅で、現地の人たちからもらったさまざまなギフト。 その記録は読者にとってもかけがえのない贈り物になるかもしれません。
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観光地ぶらり
¥2,750
著者:橋本倫史 発行元:太田出版 384ページ 195mm × 135mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 話題作『ドライブイン探訪』の著者が、各地の「観光地」を巡り、日本の近代の歩んできた足跡をたどる傑作ノンフィクション・エッセイ。旅とは、生活とは、歴史とは、世界とは、生きることとは。 絶景のなかに、何を見るか。 わたしたちの目は、絶景を見慣れている。どんなに美しい景色でも、1時間、2時間と見惚れることは稀で、しばらく眺めたあと、写真を撮って立ち去る場合がほとんどだ。わたしたちは、ちゃんと景色を見つめられているだろうか? 絶景を前に立ち止まり、目を凝らすことで、見えてくる姿がある。じっと耳を澄ますことで、聴こえてくる声がある。そんな偶然の出会いに、「ささやかな未知」が詰まっている。ここではないどこかに、わたしとは違う人生を生きている誰かがいる。そんな誰かを想像することは、世界に触れようとすることであり、それこそが「観光」なのではないかと、僕は思う。(「あとがき」より) 【目次】 プロローグ わたしたちの目はどんなひかりを見てきたのだろう? 道後温泉 いつか旅は終わる 竹富島 人間らしさを訪ねる旅 摩耶山 ひとつひとつの電灯のなかにある生活 猪苗代 結局のところ最後は人なんですよ 羅臼 人が守ってきた歴史 横手 店を選ぶことは、生き方を選ぶこと しまなみ海道 昔ながらの商店街にひかりが当たる 五島列島 世界は目に見えないものであふれている 広島 この街にいた誰かを思い出す 登別・洞爺 絶景、記憶をめぐる旅 あとがき
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別れを告げない
¥2,750
SOLD OUT
著者:ハン・ガン 訳者:斎藤真理子 発行元:白水社 320ページ 195mm × 135mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 際ブッカー賞受賞作家、待望の最新長篇 韓国で発売後1か月で10万部突破のベストセラー! 韓国人として初のメディシス賞受賞作 作家のキョンハは、虐殺に関する小説を執筆中に、何かを暗示するような悪夢を見るようになる。ドキュメンタリー映画作家だった友人のインソンに相談し、短編映画の制作を約束した。 済州島出身のインソンは10代の頃、毎晩悪夢にうなされる母の姿に憎しみを募らせたが、済州島4・3事件を生き延びた事実を母から聞き、憎しみは消えていった。後にインソンは島を出て働くが、認知症が進む母の介護のため島に戻り、看病の末に看取った。キョンハと映画制作の約束をしたのは葬儀の時だ。それから4年が過ぎても制作は進まず、私生活では家族や職を失い、遺書も書いていたキョンハのもとへ、インソンから「すぐ来て」とメールが届く。病院で激痛に耐えて治療を受けていたインソンはキョンハに、済州島の家に行って鳥を助けてと頼む。大雪の中、辿りついた家に幻のように現れたインソン。キョンハは彼女が4年間ここで何をしていたかを知る。インソンの母が命ある限り追い求めた真実への情熱も…… いま生きる力を取り戻そうとする女性同士が、歴史に埋もれた人々の激烈な記憶と痛みを受け止め、未来へつなぐ再生の物語。フランスのメディシス賞、エミール・ギメ アジア文学賞受賞作。
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実存と人生[新装版]
¥3,080
著者:フランツ・カフカ 編訳:辻瑆 発行元:白水社 250ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** カフカの世界、それは名状しがたい不安の告白であり、日常生活における〈ある闘い〉の記録である。深い実存の寓意は、あらゆる解釈を受け入れると同時に鋭く拒否する。それは一面では、難解さを表わすものかもしれないが、汲めどもつきぬ豊かさ、魅惑の証でもある。 本書はブロート版全集の『田舎の婚礼準備』と『日記』の巻から、アフォリズムのすべてと、比喩、そして生活表明に関する文章を訳者によるオリジナル編集でおくる。カフカのテクストは、長いものにせよ短いものにせよそれぞれが独自の振幅と強度を有すると同時に、それらすべてに「カフカ的」としか言いようのない何かが通底している。本書に収められた小さなことばの群れもまた、そうした「カフカ的」なものの結晶である。生きることと書くこととが相即不離のカフカにとって、本書はいわば、「彼自身によるカフカ」であり、その箴言と比喩の迷宮へとわたしたちをいざなう。
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虹の戦士 (ポケット版)
¥1,760
翻案:北山耕平 発行元:太田出版 200ページ 155mm × 110mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 30年間静かに読み継がれるロングセラー、待望のポケット版。 アメリカ・インディアンが信じつづけてきた、希望と再生の物語 「地球が病んで/動物たちが/姿を/消しはじめるとき/まさにそのとき/ みんなを救うために/虹の戦士たちが/あらわれる」 ――アメリカ・インディアンに古くから残る言い伝えより ※本書は弊社刊「虹の戦士」(1999年)、「定本 虹の戦士」(2017年)を再編集のうえ、ポケット版として新装したものです。 【目次】 第一章 大きな疑問 第二章 内側を見つめる 第三章 自然にさわる 第四章 恐怖に打ち勝つ 第五章 技をものにする 第六章 死を敬う 第七章 痛みを知る 第八章 ヴィジョンを求める
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ぼくは川のように話す
¥1,760
SOLD OUT
著者:ジョーダン・スコット 絵:シドニー・スミス 訳者:原田勝 発行元:偕成社 42ページ 260mm × 240mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 「朝、目をさますといつも、ぼくのまわりはことばの音だらけ。そして、ぼくには、うまくいえない音がある」 苦手な音をどもってしまうぼくは、クラスの朝の発表でもまったくしゃべることができなかった。放課後にむかえにきたお父さんは、そんなぼくを静かな川べりにつれていって、ある忘れられない言葉をかけてくれた。 吃音をもつカナダの詩人、ジョーダン・スコットの実体験をもとにした絵本。 デビュー以来、作品を発表するごとに数々の賞を受賞して注目を集めるシドニー・スミスが、少年の繊細な心の動きと、父親の言葉とともに彼を救ってくれた美しい川の光景を瑞々しいタッチで描いている。 *********************** 店主コメント *********************** 単調なサイクルを繰り返しているように見える自然も、よく観察してみると不規則で偶発的な現象が繰り広げられている。そのような自然の魅力は、人の個性にも見出すことができるかもしれません。
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おばあちゃんのにわ
¥1,760
SOLD OUT
著者:ジョーダン・スコット 絵:シドニー・スミス 訳者:原田勝 発行元:偕成社 41ページ 250mm × 250mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 数々の賞を受賞した名作『ぼくは川のように話す』のコンビによる心温まる絵本。著者であるカナダの詩人、ジョーダン・スコットの祖母との思い出がもとになっています。ポーランドからの移民で、あまり英語がうまくしゃべれないおばあちゃんと「ぼく」は、身ぶりや手ぶりで、そして、さわったり、笑ったりして、いいたいことを伝えあいます。言葉にたよらない二人の親密さを描くシドニー・スミスの情感あふれる絵が、懐かしい記憶を呼びさまして胸を打ちます。 ぼくのおばあちゃんは、もとはニワトリ小屋だった家にすんでいる。毎朝、お父さんの車でおばあちゃんの家にいくと、おばあちゃんは庭でとれた野菜をつかって、朝ごはんをつくってくれる。長いあいだ食べものがなくてこまったことがあるおばあちゃんは、ぼくが食べこぼしたオートミールをひろいあげると、それにキスして、ぼくのおわんにもどす。 雨の日には、おばあちゃんはゆっくり道を歩く。それはミミズをつかまえるため。ぼくたちは、つかまえたミミズをおばあちゃんが野菜を育てている庭にはなつ。いつも、二人でそうしていた。おばあちゃんがあの家を出るまでは……。
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ねえ、おぼえてる?
¥1,760
著者:ジョーダン・スコット 絵:シドニー・スミス 訳者:原田勝 発行元:偕成社 40ページ 260mm × 240mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 「ねえ、おぼえてる? パパと3人で、野原へピクニックにいったときのこと」 明かりを消したあとのベッドでかわされる母と子の親密な会話。 喜びと痛みをともなう思い出を受けとめて、新しい人生を歩みはじめる2人をてらす朝の光。 絵本の可能性をきりひらく作品で、世界から注目を集めるシドニー・スミスが、自らの子ども時代の体験を3年がかりで描いた、心ゆさぶる絵本。
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ファッションヒストリー 1850–2020
¥4,180
SOLD OUT
監修:成実弘至 発行元:ブックエンド 288ページ 257mm × 182mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 本書は、近代ファッション(モード)が誕生した19 世紀後半から、21 世紀初めにいたる170 年間の服飾の変遷をたどるものです。この歴史を6つの時期に区分し、重要な41項目について解説することで、ファッションの大きな流れをおさえつつ、主要な人物、服装、芸術運動、社会や文化の動向が把握できるように構成しています。とくに、アート、デザイン・装飾、メディア、音楽、若者風俗、消費・流通など同時代の出来事に注目し、オートクチュールからストリートまで、ファッション文化をグローバルに、領域横断的に描き出しています。 ファッションはデザイナーの創造力がゼロから生み出したものではなく、クリエイティブ、ビジネス、社会などの動きからも影響を受けています。そうした多様な人々のダイナミックな交流、アートなど異分野との関係のなかで、服飾が発展してきたプロセスに光をあてているのが本書の大きな特徴です。 【目次】 第1章 ファッションの誕生 1850–1900 ファッションの変遷と女性の身体/ブランドの起源とその発展/消費社会の誕生/スーツ、黒服、メイド/アメリカのメデイアと既製服/日本の洋装化 第2章 新世紀 1900–1919 デザイナーの時代/ファッション・イラストレーションの黄金期/「新しい芸術」の時代へ/モダン・デザインの源流/アメリカのファッションデザイン運動/トレンチコート、迷彩/日本の消費社会と百貨店 第3章 モダンファッション 1920–1939 女性デザイナーの活躍/アール・デコとヴァナキュラー・モダン/先進的モダニズムとモダン・アート/ファッションと前衛芸術/モダンガール/大正・昭和初期の和装ファッション/生活改善と洋裁学校 第4章 ポピュラー 1940–1969 ディオールとバレンシアガの造形/アメリカン・フィフティーズ/ミニスカートと若者文化/ビートルズとファッション/イヴ・サン= ローランとポップ・アート/戦後の洋裁学校/森英恵と戦後デザイナーの第一世代 第5章 デザイナーズ 1970–1989 アメリカのブランド・マーケティング/イタリアン・ファッションの誕生と発展/アメリカの若者サブカルチャー/ロンドン・パンクとDIY 精神/アメリカのファッション雑誌の隆盛/東京DC デザイナー/建築やデザインにみるポストモダンの潮流 第6章 グローバル 1990–2020 グローバル化するブランド/現代アートとファッション/アントワープ6 と王立芸術アカデミー/東京ストリートファッションの時代/ポストDC ブランドと90 年代の日本/ファストからエシカルへ/デジタル・テクノロジーの可能性
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ミニシアター再訪〈リヴィジテッド〉 都市と映画の物語 1980-2023
¥3,850
著者:大森さわこ 発行元:アルテスパブリッシング 604ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 1980年代初頭、 「ミニシアター」が日本の映画界に大きく花開いた。 バブル崩壊、シネコン襲来、リーマンショック、コロナ禍と、 逆風に翻弄されながらも、 新宿・六本木・渋谷・銀座・神保町・恵比寿などの街とともに 生きつづけてきたミニシアター。 同時代を並走してきた映画評論家が、 劇場や配給会社など当時の関係者たちの証言を集め、 彼らの情熱と映画への愛、数々の名画の記憶とともに、 都市と映画の「物語」をたどる渾身の書! ◉本書に登場するおもな映画館 シネマスクエアとうきゅう、岩波ホール、シネ・ヴィヴァン六本木、シネマライズ、ユーロスペース、Bunkamuraル・シネマ、シネスイッチ銀座、シネセゾン渋谷、銀座テアトルシネマ、シアター・イメージフォーラム、恵比寿ガーデンシネマ、シネクイント、シャンテ・シネ、吉祥寺バウスシアター、俳優座シネマテン…… ◉本書に登場するおもな映画 『ミツバチのささやき』『ストップ・メイキング・センス』『眺めのいい部屋』『ゆきゆきて、神軍』『ベルリン・天使の詩』『八月の鯨』『バグダッド・カフェ』『ニュー・シネマ・パラダイス』『ナイト・オン・ザ・プラネット』『ポンヌフの恋人』『さらば、わが愛/覇王別姫』『トレインスポッティング』『バッファロー’66』『アメリ』『アメリカン・ユートピア』……
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最後の音楽:|| ヒップホップ対話篇
¥2,200
SOLD OUT
著者:荘子it/吉田雅史 発行元:DU BOOKS 448ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 逸脱こそ王道! J・ディラ、RZA、カニエ・ウェストほか ヒップホップの偉人/異人から考える「新しい」の創り方 ■ヒップホップ・グループDos Monosのメンバーとして、台湾のIT大臣オードリー・タンや小説家の筒井康隆との共演歴もあるトラックメイカー/ラッパーの荘子itと、『J・ディラと《ドーナツ》のビート革命』の翻訳者としても知られる批評家/ビートメイカー/MCの吉田雅史が、生誕50周年を迎えたヒップホップの核心に迫る対談・鼎談集。 ■J・ディラ、マッドリブ、カニエ・ウェストらのビートメイクの革新性や、2017年作『DAMN.』でピューリッツァー賞の音楽部門を受賞したケンドリック・ラマーのリリックなどを取り上げ、ヒップホップの面白さ・特異性・人気の秘密ほかについて徹底議論。また、荘子itによる自曲解説も交えた創作論も読みどころのひとつ。 ■ゲンロンカフェで行われた白熱のトークイベントを再構成したものに、新規対談や書きおろしコラムを追加収録。 ■豪華鼎談ゲスト:さやわか、菊地成孔、後藤護、Illicit Tsuboi 【目次】 序 What's dope? 〈かっこいい〉ってどういうこと? 一章 ヒップホップとキャラクター──なぜラッパーはアメコミのヒーローになりきるのか? feat. さやわか 二章 ヒップホップと文学──ケンドリック・ラマーの多声性、キングギドラの模範的押韻、KOHHの逸脱、金原ひとみのウェッサイ feat. 菊地成孔 三章 ヒップホップと記名性──J・ディラに学ぶ、テンプレ氾濫時代に抗う“様子のおかしい”創作のすすめ column 放蕩息子のロック帰還 文◉荘子it 四章 ヒップホップと道化──社会的抹殺が跋扈する時代にオルタナティヴな表現は可能か? feat. 後藤護 五章 ヒップホップと「良い音」──音を視る魔術 feat. Illicit Tsuboi 六章 ヒップホップと前衛──アヴァンギャルドとポップの二項対立を超えた第三項 column ズレ者たちの系譜 アヴァンギャルド・ビートメイキングの美学 文◉吉田雅史 跋 ヒップホップその可能性の中心
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J・ディラと《ドーナツ》のビート革命
¥1,980
SOLD OUT
著者:ジョーダン・ファーガソン 訳者:吉田雅史 発行元:DU BOOKS 256ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** Q・ティップ、クエストラヴ、コモンほか 盟友たちの証言から解き明かす、天才ビートメイカーの創作の秘密。 地元デトロイトのテクノ~ヒップホップシーン/スラム・ヴィレッジ結成/ Q・ティップ(ア・トライブ・コールド・クエスト)との出会い/ソウルクエリアンズでの制作秘話、同志マッドリブとの邂逅/そして病魔と闘いながら作り上げた《ドーナツ》まで、 32歳の若さでこの世を去った天才ビートメイカー、J・ディラが駆け抜けた短い生涯とその音楽に迫る。 日本語版のみ、自身もビートメイカーとして活動する本書訳者・吉田雅史による解説(1万2千字)&ディスクガイドを追加収録。 【目次】 序文 文:ピーナッツ・バター・ウルフ 第1章 Welcome to the Show――《Donuts》の世界へようこそ 第2章 The Diff'rence――デトロイト・テクノからヒップホップへ 第3章 Hi――スラム・ヴィレッジ結成 第4章 Waves――ビートメイキングは連鎖する 第5章 Stop!――批評とは何か? 解釈とは何か? 第6章 The Twister (Huh, What)――グループからソロへ、デトロイトからLAへ 第7章 Workinonit――車椅子の偉大な男 第8章 Two Can Win――「これはハイプではない」 第9章 Geek Down――ビートを通して死に触れる 第10章 The New――ディラ流「晩年のスタイル」 第11章 Bye――《Donuts》という永遠の環 解説――《Donuts》をよりおいしく味わうために ディスクガイド A-side ディラ・ビーツの基本を知る10枚 B-side ディラ・ビーツの深層に触れる10枚