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さよなら、俺たち
¥1,870
著者:清田隆之(桃山商事) 発行元:スタンド・ブックス 304ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 俺たちはこのままでいいのか。 これからの時代私たちに必要なことは、甘えや油断、無知や加害者性など、自分の見たくない部分と向き合いながら、「俺たち」にさよならすることだ。 1200人を超える女性の恋愛相談に耳を傾けた結果、見えてきたのは男たちの幼稚で狡猾な姿だった。恋バナ収集ユニット「桃山商事」代表として恋愛と性差の問題を発信してきた著者による、初の本格的ジェンダー・エッセイ集。 失恋、家事、性的同意、風俗、夫婦別姓、マンスプレイニングからコロナ離婚まで、様々なテーマに根づく男性問題を掘り下げていく。 【目次】 さよなら、俺たち 1 あの人がいない人生を生きるのだ――失恋による小さな死 あの人がいない人生を生きるのだ 失恋による“小さな死”を乗り越えるには こじらせ男子の当事者研究――失恋ホストの現場から 2 俺たちは全然客観的で中立的なんかじゃない ――男の幼稚さ 「気づかない男たち」 ――ハラスメント・スタディーズ 俺たちは全然“客観的”で“中立的”なんかじゃない―― セカンドレイプ ボクたちはいつ大人になれるのだろうか ――大根仁作品における「男の幼稚さ」について 『ラブライブ!サンシャイン!!』のPRイラスト論争。批判の声に怒っているのは誰なのか 女子小学生にまで求められる“男ウケ”のモテ技。俺たち男はなぜ「さしすせそ」で気持ち良くなってしまうのか 世界で進む「性的同意」の議論。俺たちはその意味を理解できているのか 3 私たちはすれ違ってすらいないのかもしれない――コミュニケーションと聞く力 「男をひと括りにするな!」から進むために 我々が“聞ける男”になるために必要なこと 「コロナ離婚」の背景にある絶望感の正体 私たちは“すれ違ってすらいない”のかもしれない 4 生理が〝自己責任〟になってしまうディストピア――強固な男性優位の社会構造 田嶋陽子が再ブーム。“日本でいちばん誤解されたフェミニスト”はこんなにカッコ良かった エロ本の作り手にお話を伺う中で見えてきた巨大構造 生理が“自己責任”になってしまうディストピア doing偏重社会に生きる私たちに突きつけられた“ミラー小説” 「子どもを産まなかったほうが問題」は失言ではない。現政権の本音だ 「夫婦別姓は犯罪が増える」というトンデモ発言は“男性特権”が生んだ無知の末路 5 加害者性に苦しむ男たち――抑圧と孤独 女性の恋愛相談を聞きまくった結果、過剰に抑圧されるようになった私の性欲 “加害者性”に苦しむ男たち 内面の孤独 性欲は“本能”って言うけれど……男性にとって風俗とはどういう場所なのか 6 生まれたからにはまだ死ねない――beingから「私」へ 矛盾への恐怖と恋愛相談 「だったらひとりで生きればいいのでは?」と絶望される前に 家に一冊も本がなかった 自分を掘れば他者とつながる ぺこぱ“NEO優しい”の衝撃 「優しいのにおもしろい」という革命 笑いと脱力をもたらすbeingの世界――さくらももこ論 生まれたからにはまだ死ねない
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言葉のズレと共感幻想
¥2,200
著者:細谷 功/佐渡島 庸平 発行元:dZERO 288ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 「具体と抽象」深掘り編! 「人は言葉を過信している」「スティーブ・ジョブズも歴史に残らない気がする」――「思考」テーマの著作を出し続ける著述家・細谷功と、メガヒットを飛ばし続ける漫画編集者・佐渡島庸平という異色の取り合わせ。 言葉、物語、お金、労働、ルール、いいねエコノミー(共感資本主義・格差)、VR(仮想現実)などを俎上にのせ、現代社会を覆う「共感幻想」を「具体と抽象」の往来問答によって深く掘り下げていく。 【目次】 第1章 「言葉」という砂上の楼閣 第2章 抽象度は自由度 第3章 会話がもたらす孤独 第4章 勘違いのコミュニケーション 第5章 引いた目で見れば 第6章 だれもが暇になる時代 第7章 「無知」を知る 第8章 現在と過去、成功と失敗 第9章 具体の観察力 第10章 物語の近未来 第11章 共感エコノミーと共感格差 第12章 お金と居場所 第13章 幻想と妄想と虚構 第14章 虚無主義にならないために 第15章 そして一年後 第16章 逆転の世界
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14歳からの哲学
¥1,320
SOLD OUT
著者:池田晶子 発行元:トランスビュー 209ページ 210mm × 148mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 人には14歳以後、一度は考えておかなければならないことがある。 言葉、自分とは何か、死、心、他人、家族、社会、理想と現実、友情と愛情、恋愛と性、仕事と生活、本物と偽物、メディアと書物、人生、善悪、自由など、30のテーマを取り上げる。 【目次】 Ⅰ 14歳からの哲学[A] 1 考える[1] 2 考える[2] 3 考える[3] 4 言葉[1] 5 言葉[2] 6 自分とは誰か 7 死をどう考えるか 8 体の見方 9 心はどこにある 10 他人とは何か Ⅱ 14歳からの哲学[B] 11 家族 12 社会 13 規則 14 理想と現実 15 友情と愛情 16 恋愛と性 17 仕事と生活 18 品格と名誉 19 本物と偽物 20 メディアと書物 Ⅲ 17歳からの哲学 21 宇宙と科学 22 歴史と人類 23 善悪[1] 24 善悪[2] 25 自由 26 宗教 27 人生の意味[1] 28 人生の意味[2] 29 存在の謎[1] 30 存在の謎[2] *********************** 店主コメント *********************** 世の中に溢れる様々な情報のおかげで私たちは話題や議論に事欠かきません。 企業や役所の過失、芸能人の不倫、炎上事件など…。 その多くは個々の事案であるにも関わらず、周囲はその真理の追究に執心します。 一方で、万人に共通する普遍的な真理には無頓着な場合が多いのではないでしょうか。 「考える」について考えることから始まる本書は、私たちにとって最も身近なことの真理を追究していきます。 語りかけるような筆致は優しく、時に力強くもあります。
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人生のほんとう
¥1,320
著者:池田晶子 発行元:トランスビュー 191ページ 193mm × 135mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 大事なことを正しく考えれば惑わされない、迷わない。 「常識」「社会」「年齢」「宗教」「魂」「存在」のテーマで行われた6つの連続講義。 生と世界の謎を探求する、明晰で感動的な人生論。大勢を前に肉声で語った唯一の本。 【目次】 1.常識—生死について 処世訓よりもっとずっと大事なこと 根本にある、ある謎 人生を見直す視点 常識とは何か 当たり前を生きる強さ なぜ生きて死ぬのか 存在の謎に気づく 人生の見方が逆転する 人の死は悲しいだけではない 一期一会ということ 死ぬのに死なない私 問うている私とは誰か 人生を公式で考える 言葉の問題 ライフプランという枠 たかが人生という覚悟 覚めてみる夢 真面目に考えると冗談になる 2.社会—その虚構を見抜く 「国家」はどこにあるか 「思い込み」と「作りごと」 戦争はなぜ最大の愚行なのか 社会と個人は対立しない 私は本当は「日本人」ではない お金というフィクション 会社のせいにはできない 血縁の考え方 親子という不思議 「あそこんちの晶子は非常に変わり者だ」 「世間」という名の自己規制 「皆」と「世論」は内容がない 虚構と自覚して生活する 心理的な落とし穴 愛と孤独は同じもの 理想の共同体 社会革命ではなく精神の革命を 3.年齢—その味わい方 アンチエイジングの浅薄さ 鶴亀だって年をとる 隠居・長老はなぜいなくなったのか 「ピンピンコロリ」とはいかない 人生の皮肉 年齢とは自分を越えた何ものかである 経験の意味 形而中の味わい 過去はどこにあるのか 物語化したいという欲望 中年期以降の楽しみ 「時熟」は蜜の味がする 内省する習慣 思索の合わせ鏡の構造 なぜ歴史が面白くなるのか 意識の歴史としての宇宙史 ボケていく私 4.宗教—人生の意味 宗教はいかがわしいか 本物・偽物の見分け方 なぜ宗教は求められるのか 一神教とは何か 神の超越性のパラドックス 一神教の限界 禅の面白さ 自分の意志で生きているのではない 信じる宗教から気がつく宗教へ 科学的般若心経の間違い 論理では語り得ないもの 救いが問題にならない世界 自分は何ものでもないという原点 本当の大安心とは色即是空の意味 宗教はメタファーである 解脱に逢うては解脱を殺せ お釈迦様は本当に覚ったか 意味が崩れてゆく一休さんの人生 5.魂—自己性の謎 哲学の向こう側 私の嗜好はどこから来たか 魂という言葉のイメージ 心理学における魂 ユングの語り方 エゴとセルフ 「胡蝶の夢」 魂はそれ自体が宇宙である アニミズムとしての唯魂論 自我という錯覚 ヘラクレイトスの断片 不気味な科学的アニミズム キャラクターの不思議 「運命は性格にあり」 俗流・亜流はなぜつまらないか 魂の声を聞くのは難しい 輪廻転生という根強い型 語りの水平方向と垂直方向 カルマの物語に巻き込まれないために 実体ではなく関係性 元型としての神話を超えて ピュタゴラスの悪口を言うヘラクレイトス プラトンの苦心 物語という形式を自覚して生きる 6.存在—人生とはなにか いよいよ人間が崩れてきた ネット社会の悪弊 脳ブームと痴呆化 多勢に無勢 無意識がカタストロフを望む 自分さえ善ければという生き方 「欲をかくな」が通じない 大きな捉え方としての「時代精神」 現代の時代精神とは 宇宙史における不可知のX 語りのさまざまなレベル 謎を生きているという自覚 池田は死ぬが私は死なない 縁起と空 言葉は沈黙を伝える 死者の言葉 無へ語りかける 若い人は勘がいい 十七歳の読者からの手紙 「メビウスの帯」 垂直的な精神 人生を可能な限り深く味わいたい
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あたりまえなことばかり
¥1,980
SOLD OUT
著者:池田晶子 発行元:トランスビュー 219ページ 193mm × 135mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 言葉は命である!幸福、癒し、老いの意味から哲学と笑いのツボまで、疾駆する思考が世の常識を徹底的に覆す。 雑誌連載の「幸福はどこにあるのか−わが幸福論」を中心に、ときにギリシャ哲学、ときに時事問題にも及ぶ14のエッセイ。 【目次】 Ⅰ 走りながら考える 善悪を教えるよりも 生命操作の時代 プラトン、ロゴスの果て 哲学と笑い Ⅱ 考えるとはどうういうことか 生きているとはどういうことか Ⅲ 幸福はどこにあるのか どうすれば癒されるのか 孤独は苦しいものなのか 本当の自分はどこにいるのか 死ぬのは不幸なことなのか 他者の死はなぜ悲しいか 老いは個人の生を超え
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観察の練習
¥1,760
SOLD OUT
著者:菅 俊一 発行元:NUMABOOKS 256ページ 148mm × 105mm ハードカバー ************************ 出版社紹介文より ************************ 駅やオフィス、街や家の中で出くわす、小さな違和感。あるいは、市井の人々が生み出すささやかな工夫や発明のようなもの。著者が日々収集し続けている数多の「観察」の事例を読み解く思考の追体験をしていくことで、読み手にもアイデアの種を与えてくれる。 過去の膨大な量のリサーチの中から50あまりの「観察」の成果を厳選し、テキストはまるごと書き下ろし。著者のこれまでの人気連載コラム「AA'=BB'」(modernfart)、「まなざし」(DOTPLACE)を愛読していた方も必読の、初の単著にして決定版的な一冊。 【目次】 はじめに/この本の読み方 第1章「痕跡から推測する」 1‐1 平らに見える歩道の正体 1‐2 無意識に取る最短経路 1‐3 整列されたゴミ 1‐4 箱の中の記録 1‐5 最低価格の掘り出し物 1‐6 自力で動きを予測する 1‐7 現場検証の限界 第2章「先入観による支配に気づく」 2‐1 見慣れた組み合わせ 2‐2 ソースの描く軌跡 2‐3 最短ルートは店の中 2‐4 胃内皮、腸フ、科科科 2‐5 泡立たない洗剤 2‐6 無表情なボタンが生む不安 2‐7 デフォルトの逆転 第3章「新しい指標で判断する」 3‐1 センサーに反応させるための指 3‐2 おいしさの定義 3‐3 音による手がかり 3‐4 単位が変わると見えてくる 3‐5 ◯◯として、見てください 3‐6 システムの裏をかく工夫 3‐7 後付けの目印 第4章「その環境に適応する」 4‐1 薄いゴミ箱の設計理念 4‐2 窓から見えた看板 4‐3 雪国に最適化されたゴミ収集所 4‐4 シャッターの内側は 4‐5 駐輪場の使い方 4‐6 物言うシャツ 4‐7 三つの顔を使い分ける 第5章「世界の中から構造を発見する」 5‐1 一度の操作で二つの機能 5‐2 作り足されたレイヤー 5‐3 「いらっしゃいませ」が含む意味 5‐4 赤青鉛筆の秘密 5‐5 エラーの生まれ方 5‐6 冬の夜のサイレン 5‐7 包み紙によるメッセージ 第6章「理解の速度を推し量る」 6‐1 顔に見えるメールアドレス 6‐2 「普通」が分からなくなるとき 6‐3 お釣りの渡し方 6‐4 「使用禁止」の伝え方 6‐5 白線の中と外 6‐6 とっさに押す方のボタンは 6‐7 誰でも分かるエラーの形 第7章「リアリティのありかを突き止める」 7‐1 生々しさの発生 7‐2 シワの取られた千円札 7‐3 理想の風の姿を見る 7‐4 因果関係をでっち上げるタイミング 7‐5 記憶の糸口 7‐6 風を増幅する装置 7‐7 潜在的にある記憶 第8章「コミュニケーションの帯域を操作する」 8‐1 地下を流れる綺麗な液体 8‐2 新しい注意の作り方 8‐3 騒音をすり抜ける声 8‐4 強引な解釈を要求する矢印たち 8‐5 見慣れた言葉が指し示すもの 8‐6 串焼きメニューのプロトコル 8‐7 先回りして用意された注意 おわりに 初出一覧/著者プロフィール
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ナンシー関の耳大全77(朝日文庫)
¥924
SOLD OUT
著者:ナンシー関 発行元:朝日新聞社 360ぺージ 文庫判 148mm × 105mm *********************** 出版社紹介文より *********************** ナンシー関に“賞味期限”はない 特定の時代のテレビが作り出す空気について書いているのに、 それが半永久的な説得力を持つという摩訶不思議。 2002年、39歳で急逝した消しゴム版画家・ナンシー関。 その言葉は今なお、テレビの中に漂う違和感に答え続けてくれる。 彼女の大ファンで、日常の違和感を小気味よい筆致であぶり出す武田砂鉄氏が 『週刊朝日』の伝説的コラム「小耳にはさもう」から選び抜いた ベスト・オブ・ベスト! 連載462回分のハンコも壮観です。
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こんなコラムばかり新聞や雑誌に書いていた(ちくま文庫)
¥1,200
SOLD OUT
著者:植草甚一 発行元:筑摩書房 発行年:2014年9月10日 第1刷 590ページ 文庫判 148mm × 105mm 【状態】 表紙カバーに傷み(写真2枚目) 帯に傷み(写真3枚目) ※こちらの商品は店頭でも販売しております。品切れの場合もございますので予めご了承ください。
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映画術 その演出はなぜ心をつかむのか
¥2,530
SOLD OUT
著者:塩田 明彦 発行元:イースト・プレス 255ページ 193mm × 135mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 視線、表情、声、動きはここまで計算されていた! 観る者を魅了する人物は、どのように作られるのか? 映画監督の著者が、偏愛するさまざまなシーンを取り上げながら、心をつかむ<演技と演出>の核心に迫る連続講義。 【目次】 第一回 動線 第二回 顔 第三回 視線と表情 第四回 動き 第五回 古典ハリウッド映画 第六回 音楽 第七回 ジョン・カサヴェテスと神代辰巳 あとがき
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すべての月、すべての年 ルシア・ベルリン作品集
¥2,640
著者:ルシア・ベルリン 訳者:岸本佐知子 発行元:講談社 376ページ 188mm × 128mm 仮フランス装 ~出版社紹介文より~ 魂の作家による19の短編。 ロングセラー『掃除婦のための手引き書』のルシア・ベルリン、待望の新邦訳作品集。 『掃除婦のための手引き書』の底本である短編集 A Manual for Cleaning Women より、同書に収録しきれなかった19編を収録、今回も傑作ぞろいの作品集です。 〈収録作品〉 虎に噛まれて/エル・ティム/視点/緊急救命室ノート、一九七七年/失われた時/すべての月、すべての年/メリーナ/ 友人/野良犬/哀しみ/ブルーボネット/コンチへの手紙/泣くなんて馬鹿/情事/笑ってみせてよ/カルメン/ ミヒート/502/B・Fとわたし
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モンテレッジォ 小さな村の旅する本屋の物語(文春文庫)
¥935
SOLD OUT
著者:内田洋子 発行元:文藝春秋 336ページ 文庫判 148mm × 105mm ~出版社紹介文より~ 各紙誌から絶賛、書店員からの熱い応援を得たロングセラーが、 リニューアル+パワーアップして待望の文庫化。 きっかけはヴェネツィアの古書店だった。客たちのどんな難しい注文にも応じ、頼まれた本は必ず見つけてくる。(ただ者ではないな)と修業先を聞いてみると、「代々、本の行商人でした」 トスカーナの山奥のその村、モンテレッジォでは、何世紀にもわたり村の人が本の行商で生計を立て、籠いっぱいの本を担いでイタリアじゅうを旅した。各地に書店が生まれ、「読む」ということが広まった。 わずかに生存している子孫たちを追いかけ、消えゆく話を聞き歩き、歴史の積み重なりを感じながら、突き動かされるように書かれた奇跡のノンフィクション。 *********************** 店主コメント *********************** ヴェネツィアの古書店から拓けた山村モンテレッジォへの道。 それは本を売り歩いた古の行商人との出会いでもあった。その存在に惹かれた著者は歴史を遡ってゆく。紀行と文化史、いずれの面でも楽しめるエッセイです。 「本は必ず町の真ん中で売ること」 露天商だった先人の言葉を受け継いだ子孫は、本屋として街に根を下ろす。 そして本屋は、街の人にとって日常の場となる。 やはり本屋というのは街の歴史とともにあるものなのかもしれないですね。
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わたしの嫌いな桃源郷
¥1,870
SOLD OUT
著者:初谷むい 発行元:書肆侃侃房 144ページ 193mm × 135mm ハードカバー ~出版社紹介文より~ 不完全なぼくらの、完全な世界へのわるぐち。 ─────志磨遼平(ドレスコーズ) 『花は泡、そこにいたって会いたいよ』の初谷むい、待望の第二歌集。 【収録歌より】 それはたとえば、百年育てて咲く花を信じられるかみたいな話? そばにいるだけがすべてじゃないぜ月は光るだけがすべてじゃないぜ もちもちの愛 もちもちの逃避行 どこまでを希望と呼ぶのだろう 風が強い、でも諦めないフリスビー楽しい 祈りぐせのあった頃 爪切りを貸したら爪と爪が混ざる爪切りの中 永く 生きてね
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成分表
¥1,760
SOLD OUT
著者:上田信治 発行元:素粒社 224ページ 182mm × 128mm ソフトカバー ~出版社紹介文より~ 有名漫画『あたしンち』の共作者にして俳人、漫画家のオットでもある著者による、初のエッセイ本。 漫画のネタを考え、俳句を書き・読みつづけてきた日々の暮らしから抽出された、この世界の「成分」。 いくつものディテールをみつめる、愉快な日常と思索の数々―― こんな書き手が、まだいたんだ。 【目次】 泡 指 偶然 妻の友人 鳥たち 座敷犬 足りない 正規分布 栄光の記憶 似合う ・ ・ ・ ほか
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万感のおもい
¥1,760
SOLD OUT
著者:万城目学 発行元:夏葉社 176ページ 135mm × 193mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 奇想天外な小説の書き手として知られる万城目学さんにはもうひとつの顔があります。それは、エッセイの名酒という顔。鋭い視点を持ちながら、ユーモアを忘れない、小気味よいエッセイは、小説作品同様、多くのファンから支持されています。本作『万感のおもい』は、2017年から2021年の間に発表されたエッセイの中から、42篇をよりすぐった一冊です。ゲラゲラ笑えるものから、思わず泣いてしまう一品まで、さまざまなタイプのエッセイを収録しています。判型は四六版を横にした形で、カバーはついておりません。デザインの意味は、本を読むとわかるようになっています。
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宮本常一 伝書鳩のように(STANDARD BOOKS)
¥1,540
SOLD OUT
著者:宮本常一 発行元:平凡社 224ページ 182mm × 115mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 日本各地を歩き、漂泊民や被差別民、歴史の表舞台に姿を現さない無名の人々に光を当てた野の学者。膨大な著作のエッセンスを集成。 STANDARD BOOKSは、百科事典の平凡社が提案する新しい随筆シリーズです。 科学と文学、双方を横断する知性を持つ科学者・作家の珠玉の作品を集め、一作家を一冊で紹介します。 今の世の中に足りないもの、それは現代に渦巻く膨大な情報のただなかにあっても、確固とした基準となる上質な知ではないでしょうか。自分の頭で考えるための指標、すなわち「知のスタンダード」となる文章を提案する。そんな意味を込めて、このシリーズを「STANDARD BOOKS」と名づけました。
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柳田國男 ささやかなる昔(STANDARD BOOKS)
¥1,540
SOLD OUT
著者:柳田國男 発行元:平凡社 224ページ 182mm × 115mm ハードカバー ~出版社紹介文より~ 知と文芸を横断するスタンダードブックス待望の第3期刊行開始! 民俗学の父が全国を渉猟して見出した、いにしえと今の日本の足跡。 STANDARD BOOKSは、百科事典の平凡社が提案する新しい随筆シリーズです。 科学と文学、双方を横断する知性を持つ科学者・作家の珠玉の作品を集め、一作家を一冊で紹介します。 今の世の中に足りないもの、それは現代に渦巻く膨大な情報のただなかにあっても、確固とした基準となる上質な知ではないでしょうか。自分の頭で考えるための指標、すなわち「知のスタンダード」となる文章を提案する。そんな意味を込めて、このシリーズを「STANDARD BOOKS」と名づけました。 【目次】 伝説とその蒐集 夢と文芸 熊谷弥惣左衛門の話 天狗の話 木地屋物語 秋の山のスケッチ * 猫の島 海女部史のエチュウド 海に沿いて行く 美しき村 * 木綿以前の事 酒の飲みようの変遷 * ブランコの話 峠に関する二三の考察 熙譚日録 ささやかなる昔 著者略歴 もっと柳田國男を知りたい人のためのブックガイド
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考現学入門(ちくま文庫)
¥1,100
著者:今 和次郎 編者:藤森 照信 432ページ 文庫判 148mm × 105mm *********************** 出版社紹介文より *********************** 震災後の東京の町を歩き、バラックのスケッチから始まった〈考現学〉。その創始者・今和次郎は、これを機に柳田民俗学と袂をわかち、新しく都市風俗の観察の学問をはじめた。ここから〈生活学〉〈風俗学〉そして〈路上観察学〉が次々と生まれていった。本書には、「考現学とは何か」をわかりやすく綴ったもの、面白く、資料性も高い調査報告を中心に収録した。 【目次】 ブリキ屋の仕事 路傍採集 焼トタンの家 東京銀座街風俗記録 本所深川貧民窟付近風俗採集 郊外風俗雑景 下宿住み学生持物調べ 新家庭の品物調査 井の頭公園春のピクニック 井の頭公園自殺場所分布図 郊外住居工芸 宿屋の室内・食事一切調べ二つ カケ茶碗多数 洋服の破れる個所 露店大道商人の人寄せ人だかり 女の頭 学生ハイカラ調べ 住居内の交通図 机面の研究 レビュー試験場はさまざまである 物品交換所調べ 考現学とは何か 考現学総論 「考現学」が破門のもと
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アクティブ・メジャーズ 情報戦争の百年秘史
¥4,950
著者:トマス・リッド 訳者:松浦 俊輔 発行元:作品社 560ページ 193mm × 135mm ハードカバー ~出版社紹介文より~ 私たちは、偽情報の時代に生きている――。 ポスト・トゥルース前史となる情報戦争の100年を描出する歴史ドキュメント。 解説=小谷賢(日本大学危機管理学部教授) 情報攪乱、誘導、漏洩、スパイ活動、ハッキング……現代世界の暗部では、激烈な情報戦が繰り広げられてきた。ソ連の諜報部の台頭、冷戦時のCIA対KGBの対決、ソ連崩壊後のサイバー攻撃、ウィキリークスの衝撃、そして2016年アメリカ大統領選―安全保障・サイバーセキュリティーの第一人者である著者が、10以上の言語による膨大な調査や元工作員による証言などをもとに、米ソ(露)を中心に情報戦争の100年の歴史を描出する。 【目次】 はじめに――偽情報とは何か 第1部 一九二一―四五年―偽計 トレスト作戦/日本版『我が闘争』/ウェイレン捏造文書 第2部 一九四五―六〇年―偽造 アメリカの偽情報/カンプグルッペ/LC-カソック社/騙し返す/戦闘集団/赤いスワスティカ/人種操作 第3部 一九六一―七五年―競争 ソ連偽情報の成長/書籍戦争/Oプラン10-1/X/フィフス・エステート 第4部 一九七五―八九年―強化 野戦教本30-31B/A局/中性子爆弾/平和戦争/核凍結/核の冬/アメリカ製のエイ/「AM」の哲学 第5部 一九九〇―二〇一四年―侵入 デジタル工作/最初のデジタルリーク/アノニマス/ソファシー 第6部 二〇一五―一七年―漏洩 選挙リーク/Guccifer 2.0/トロール/影のブローカーたち おわりに――偽情報の一世紀
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世界の台所探検
¥2,200
SOLD OUT
著者:岡根谷実里 発行元:青幻舎 192ページ 210mm × 148mm ソフトカバー ~出版社紹介文より~ 世界の台所探検家による、初のエッセイ。世界16カ国/地域の台所を紹介! インドネシア山奥の台所でココナッツオイルを作る幸福な香りに包まれ、オーストリアの台所で自慢のチョコケーキの秘密を教わる。中東パレスチナでは停電の中でチキン料理を仕上げるのに奮闘し、南米コロンビアではふわふわのホットチョコレートにうっとり————。 「世界の台所探検家」として世界各地の台所をめぐっている著者が、現地の人と一緒に料理や食事をして体験した、リアルな暮らしと文化のストーリーをたくさんの写真と共に紹介。コラムでは、台所を飛び出して、市場や調理道具、その地域ならではの食習慣も味わえます。 家庭の台所と食卓からは、その土地の歴史や社会背景までもが見えてきます。 観光ガイドブックとは違う、その国に住む“普通の人々の暮らし"の旅へ! 現地家庭で教わった、料理レシピ13品も収録しています。 【訪問国】 インドネシア・タイ・インド・中国・オーストリア・コソボ・ブルガリア・モルドバ・ウクライナ・キューバ・コロンビア・スーダン・ボツワナ・イスラエル・パレスチナ・ヨルダン 【レシピ】 ●ココナッツオイルとタイミニャのサンバル/インドネシア ●レーリュッケン/オーストリア ●リュテニツァ/ブルガリア ●フリホーレス/キューバ ●フラン/キューバ ●チョコラテ/コロンビア ●バミヤ/スーダン ●チキンスープ/イスラエル ●モロッカンフィッシュ/イスラエル ●スィニア・ダジャージ・オ・バタタ/パレスチナ ●マクルーバ/パレスチナ ●マンサフ/ヨルダン ●モロヘイヤ/ヨルダン
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神谷美恵子 島の診療記録から(STANDARD BOOKS)
¥1,540
SOLD OUT
著者:神谷美恵子 発行元:平凡社 224ページ 182mm × 115mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** ハンセン病患者に寄り添い続けた精神科医・神谷美恵子。瀬戸内の療養施設の経験、使命感、心に残る人々…たおやかに生きた人の随想。 STANDARD BOOKSは、百科事典の平凡社が提案する新しい随筆シリーズです。 科学と文学、双方を横断する知性を持つ科学者・作家の珠玉の作品を集め、一作家を一冊で紹介します。 今の世の中に足りないもの、それは現代に渦巻く膨大な情報のただなかにあっても、確固とした基準となる上質な知ではないでしょうか。自分の頭で考えるための指標、すなわち「知のスタンダード」となる文章を提案する。そんな意味を込めて、このシリーズを「STANDARD BOOKS」と名づけました。
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美術手帖 1989年7月 特集:1999年のためのアート
¥500
発行元:美術出版社 306ページ 210mm × 145mm 【状態】 目立った汚れや傷みははなく、年代の割に状態は良いです。 ※こちらの商品は店頭でも販売しております。品切れの場合もございますので予めご了承ください。
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美術手帖 1988年6月 特集:美術に出会う 気になるQ&A
¥400
発行元:美術出版社 257ページ 210mm × 145mm 【状態】 目立った汚れや傷みははなく、年代の割に状態は良いです。 ※こちらの商品は店頭でも販売しております。品切れの場合もございますので予めご了承ください。
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美術手帖 1988年2月 特集1:ファイバー・ウェイヴ 特集2:ロシア・アヴァンギャルド
¥500
発行元:美術出版社 289ページ 210mm × 145mm 【状態】 目立った汚れや傷みははなく、年代の割に状態は良いです。 ※こちらの商品は店頭でも販売しております。品切れの場合もございますので予めご了承ください。
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美術手帖 1988年1月 特集:ロバート・ロンゴ/アルチンボルド
¥500
発行元:美術出版社 295ページ 210mm × 145mm 【状態】 目立った汚れや傷みははなく、年代の割に状態は良いです。 ※こちらの商品は店頭でも販売しております。品切れの場合もございますので予めご了承ください。