-
三十路の逆立ち
¥1,760
著者:くどうれいん 発行元:講談社 188mm × 128mm 192ページ ************************* 出版社紹介文より ************************* 書きたくてたまらない日々。 忘れたくないあの瞬間、飛び込んできたこの気持ち。 くどうれいんの真骨頂! 「人生の機微」をいっぱいに詰め込んだ傑作エッセイ集。 骨董屋で出会った金言/北上川って龍みたい/買い過ぎたコーヒー/感動のドラム式洗濯機/実家に飾られる「絵に描いた餅」/初めての乳がん検診/戒めの「うなぎ地蔵」/そして迎えた厄年ーー。 「生活」に訪れる光景、瞬間、出会いの数々。 明日もまた読みたくなる23編。
-
気づいたこと、気づかないままのこと
¥1,760
SOLD OUT
著者:古賀及子 発行元:シカク出版 182ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 他にはない味わいの名作日記を日々生み出すweb日記の第一人者、古賀及子さん初の本格エッセイ集! シカクのnoteで連載していたエッセイに、過去にブログで発表したものや書き下ろしを加えた1冊。 人生のあらゆる場面を縦横無尽に切り取った、日記とは違う古賀さんの魅力や人間性が詰まった渾身の作品だよ。 めちゃくそかわいいカバーイラストはしまむらひかりさん、解説文は作家の長嶋有さんに書いてもらったよ(うれし〜!!) *********************** 店主コメント *********************** 日記エッセイ『ちょっと踊ったりすぐにかけ出す』『おくれ毛で風を切れ』が好評の著者による初の本格エッセイ集。 帯文のとおり、向田邦子や武田百合子の随筆と同じ味わいを持っているけど現代らしさも感じる。そして思わず口元が綻ぶユーモアも。 幅広い世代の方に読んで頂けそうなエッセイです。
-
文通 答えのない答え合わせ
¥1,870
SOLD OUT
著者:古賀及子/スズキナオ 発行元:シカク出版 256ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 「感情的」という言葉は子どもや若者の特徴のように扱われがち。 しかし大人だからこそ振り回されたり、大人になったから知る感情もあります。 切実なのに軽んじられがちな大人の感情を見つめ、それぞれの目線で汲み上げて綴った ちょっと弱気な対話の記録。 本書の前半部分を収めたZINE『青春ばかり追いかけている、何もかも誰より一番慣れない』は、独立書店と即売会だけで1300部を半年間で完売。 読書好きの間で密かな話題となりました。 本書ではZINEに収録された以降のやりとりも加え、倍のボリュームで装いも新たに書籍化。 答えは出ないけれど、読むと自分の感情を見つめなおしたり、漠然と抱えていた気持ちに気付けるかもしれない。そんな1冊です。
-
名前のないカフェ(新潮クレスト・ブックス)
¥2,255
著者:ローベルト・ゼータラー 訳者:浅井晶子 発行元:新潮社 193mm × 133mm 仮フランス装 224ページ *********************** 出版社紹介文より *********************** 戦争の名残をとどめるウィーンで、孤児院で育った男が開いた小さなカフェ。市場で身を粉にして働く者、盛りをすぎたプロレスラーなどそれぞれ孤独を抱えた人々が、束の間の居場所を求めて集まる。ドイツ語圏のミリオンセラー『ある一生』の著者が描く、働くことと生きることのかすかな輝きが静かな感動を呼ぶ長篇小説。 *********************** 店主コメント *********************** 960年代のウィーンで、庶民の生活とともに息づく名前のないカフェを舞台にした群像劇。カフェに集う客たちにあまり干渉しない店主のまなざしや、それぞれが抱える生活を静謐な文章で描き出す。 店主が客とともに過ごした数年間を追体験するような読み心地で、いつの間にか長い年月が経っていたかような読後感にしみじみとさせられる。
-
デッドエンドで宝探し あんたは青森のいいとこばっかり見ている
¥2,200
著者:能町みね子 発行元:hayaoki books 210mm × 148mm 156ページ ************************* 出版社紹介文より ************************* 青森県庁が運営するWEBメディア「まるごと青森」で不定期連載中の「あんたは青森のいいとこばかり見ている」がついに書籍化! 公開されるたびに県境を飛び越えて大バズりしたあの記事やこの記事も収録。本州のデッドエンド・青森を、隅々まで(というか主に隅々だけを)散策し、著者にとっての宝物のようなできごと(?)を書いた、矮小的冒険エッセイ。 能町みね子ならではの視点と軽快な筆致で綴られた面白エピソードと写真多数で、青森に全く関係ない人もしっかり楽しめる一冊です。 青森は、本州の行き止まりです。日本全体で言うとまだその先に北海道がありますが、歴史的経緯からすると青森は日本文化の行き止まりであるように思います。さらに言えば、その青森の中には地形的にも行き止まりがたくさんあります。地図で見たら青森はとんがりだらけでしょう。それらは全部行き止まり。 ---------------------------- 行き止まりという言葉はネガティブなイメージがあるけど、行き止まりにはいろいろなものがたまって、積み重なって、濃くなる。いろんな要素がぎっしり凝縮して化学反応を起こす。そう私は信じています。四方八方が見える開けた場所よりも、へりの、隅っこの、先っぽの、この先どこにも行けない、という行き止まり(英語で言うと、デッドエンド)にこそ宝があると信じて、私は青森をおもしろがっているのです。 ということで、デッドエンドばかり狙って青森を探索したら、こんな本になってしまいました。 (まえがきより)
-
光と糸
¥2,200
著者:ハン・ガン 訳者:斎藤真理子 発行元:河出書房新社 192mm × 130mm ハードカバー 214ページ ************************* 出版社紹介文より ************************* 2024年にノーベル文学賞受賞後に韓国で刊行された初の単行本。受賞記念講演・エッセイ・詩を著者本人が編んだ、光と命をめぐる祈りのメッセージ。 世界は、なぜこれほど暴力的で、同時に、なぜこれほど美しいのか? 著者自身が構成を編み上げた、ノーベル文学賞受賞後初の作品がついに刊行。光へ向かう生命の力への大いなる祈り。 【目次】 光と糸 いちばん暗い夜にも 本が出たあと 小さな茶碗 コートと私 北向きの部屋 (苦痛に関する瞑想) 声(たち) とても小さな雪のひとひら 北向きの庭 庭の日記 もっと生き抜いたあとで 訳者あとがき
-
お金信仰さようなら
¥1,980
著者:ヤマザキOKコンピュータ 発行元:穴書 188mm × 128mm ビニールカバー 224ページ ************************* 出版社紹介文より ************************* 働いて働いて働いて働いて働いて、 収入を伸ばし、貯蓄を増やし、経済最優先の社会の中で、 労働と成長ばかり求められてきた。 私たちは、「お金信仰の時代」に生まれ育った。 しかし、一部の間ではもう新たな時代が始まっている。 ーーーーー ・どれだけの資産があれば人は幸せになれるのか? ・売れないものには価値がないのか? ・経済成長すれば私たちの暮らしは豊かになるのか? 金融界のみならず、国内外のパンク・シーンや多種多様な地下カルチャーを渡り歩いてきた著者が、そこで培った独自の視点でひとつひとつの疑問を解き、貯蓄でもなく、選挙でもない、新しい選択肢を提示する。 『くそつまらない未来を変えられるかもしれない投資の話』(6刷)で話題をさらった、 投資家でパンクスの著者による最新作。 今度こそ、くそつまらない未来は変えられる。 お金信仰が終わったあとの時代で、何を指針に生きるのか? まだ名前の付いてない、新たな時代へと突き進む私たちのための入門書。 【目次】 この本を書くにあたって 第1章 自分の〈いま〉に名前を付ける お金を信仰する時代 退屈で残酷な、グローバル資本主義社会 お金の大小しか見ない、一次元的な世界観 ①市場信仰 ②貨幣信仰 お金ではなく、お金信仰に別れを告げる 第2章 未来に不要なものは置いていく 新しい時代の歩き方 ハードコアパンクバンドが示してくれたアンサー お金持ちになったら幸せになる? 国が豊かになったら貧困問題は解決する? 〈見えざる手〉は人々の理想を実現できる? 私たちの暮らしは本当に豊かになっている? お金がここまで強く信仰される理由 第3章 新しい価値観に名前を付ける 新たな世代の、新たな価値観 アメリカのFIREムーブメント 中国の寝そべり主義者宣言 パラレルワールドをいまからやる 欧州パンクの共同体における知性あふれる価値観の共有 昔の商店街に見る、活気主義の世界 自分が本当に価値を感じるもの 接続性=人や社会とのつながり×文脈としてのつながり ①社会的接続価値 ②文脈的接続価値 お金信仰は終わらせる力、接続性はつなぐ力 お金信仰に別れを告げるときが来た さいごに 私が出した、ひとつの答え *********************** 店主コメント *********************** 「豊かさ」とはどういうものだろうか。 高い賃金とか数値的なことではなく、本質的な意味での豊かさとはなんだろう? 手取りが増えたところで、サービスやインフラの市場拡大は止まらない。 私たちは豊かな生活を目指して、ただひたすらお金を増やすことに専念しなければならないのだろうか? 本書ではお金信仰の現状を確認しつつ、私たちの手元にあるリソースをどこに向けるべきなのかを明らかにしてゆく。富める者がさらに富めるだけの経済成長に異を唱え、オルタナティブな豊かさを探るお金の思想書。
-
光子ノート
¥3,850
著者:やべみつのり 発行元:たろう社 992ページ 182mm × 130mm ソフトカバー ************************* 出版社紹介文より ************************* 矢部太郎の父・やべみつのりが描いた38冊の子育て日記から厳選 姉・光子と弟太郎のささやかで瑞々しい日々 ひとり娘の光子ちゃん、外へ働きに出るお母さん、家にいるお父さん。 その日常を手書きの絵と少しの文章で、来る日も来る日も描き続けたお父さん。 「おとうさんはまいにちなにをしてるの」(本文 光子ちゃんからお父さんへの手紙より) 1970年代はじめ、高度成長期の東京、娘を見つめ、自分をもういちど生き直す父の記録。 「どんづまりだった」父は、娘が世界と出会うその過程のすべてを記録しようとするかのようにノートを描き続けます。 お友達と遊んだり、保育園に行ったり、 はじめて字を書いたり、動物園に行ったり、 お誕生日が来たり、お風呂屋さんに行ったり、 プールに行ったり、お友達と遊んだり、お誕生日が来たり……。 そんな一瞬一瞬を誰かに読んでもらうためでもなく、ただ描かれ続けたノート。 父はやがて絵本作家になり、お母さんは赤ちゃんが産まれると光子ちゃんに伝えます。 生きている、それが続いていく、そのかけがえのなさを。 *********************** 店主コメント *********************** 絵本作家・やべみつのりが長女・光子の誕生を機に描き始めた絵日記。 誰かに見せるために描かれたわけではないその日記は、ノートの冊数にして38冊にも及ぶそうです。 本書は著者の息子である矢部太郎が、ノートの中から厳選した日記を一冊にまとめ上げたもので、総ページ数は900ページ超え!父親の日記は自身にとってマンガを描くきっかけになったとのこと。 そして、娘の成長がつぶさに記録された日記からは、父・みつのりの愛情に満ちた眼差しを感じ取ることもできます。 矢部家の愛情の深さがそのまま本の厚みとなって生まれた日記集です。
-
アニータの夫
¥1,870
著者:坂本泰紀 発行元:柏書房 188mm × 128mm ソフトカバー 266ページ ************************* 出版社紹介文より ************************* 青森14億円横領事件。何もかも「アニータ」に捧げた男。 「誠意を持って真実をお話しします」。新聞社に勤める記者のもとに、一通の手紙が届く。差出人は、青森県住宅供給公社から14億5000万円を横領し、そのうち少なくとも8億円を妻アニータに送金した千田郁司(ちだ・ゆうじ)だった。 なぜ、千田は公金を自在に動かすことができたのか。 なぜ、その金は海を越え、チリへ送られたのか。 朝日新聞連載時から大きな反響を呼んだ「事件のその後」がついに書籍化。 青森からサンティアゴへ、地球の表と裏を往還しながら、記者はふたりの数奇な人生を追う。 「めまいがしそうな夫婦の大逆転劇。結婚後、ここまで明暗が分かれた夫婦が、ほかにいるだろうか」(本書より) 犯罪史に残る巨額横領事件の渦中にいた「夫婦」の深淵に迫る、圧巻のノンフィクション。 【目次】 プロローグ 《Side A》 1 キャンディ 2 ウエディング・ベル 3 MONEY 4 少年時代 5 異邦人 6 ラヴ・イズ・オーヴァー 7 逃亡者 8 酒と泪と男と女 9 息子 10 逆流 11 碧い瞳のエリス 《Side B》 12 初恋 13 銃爪 14 津軽平野 15 Geisha 16 Yes‒No 17 失恋レストラン 18 腕に虹だけ 19 黒い瞳のアニータ エピローグ あとがき 付録
-
もうしばらくは早歩き
¥1,760
著者:くどうれいん 発行元:新潮社 208ページ 四六変形判 ************************* 出版社紹介文より ************************* この世はわたしを動かすものばかり! 豊かでいとおしいムーブの日々。新幹線、車、飛行機、ローラースケート、台車、たらい船、象、そして自分の足――多彩な移動手段を使った先に立ち現れるさまざまな風景。教習所の教官とのやり取りには笑いがこぼれ、自転車と紡いだ学生時代の思い出には切なさがあふれる。短歌から小説まで、言葉と心を通わせてきた書き手が贈る、一歩ふみ出すエッセイ集。
-
ふつうに働けないからさ、好きなことして生きています。
¥1,760
SOLD OUT
著者:平城さやか 発行元:百万年書房 240ページ 188mm × 128mm ソフトカバー ************************* 出版社紹介文より ************************* 手元には三百円しかなかった。 それでも、今度こそ自分が心底望む生き方がしたかった。 「ふつうに働けない」と弱り果てているあなたが、好きなことで生きていくための100の心得(tips)。 【目次】 はじめに 年表 序章 1 ただ休みたい 2 最高の職場で元気を取り戻す 3 所持金三百円でも 第1章 仕事の話 4 アトリエ風戸のスタート 5 自転車の補助輪を外す 6 行動はとことん休んでから 7 好き嫌いを活かす 8 弱さを細かく見る 9 やりたいことの見つけ方 10 自由業に向く人・向かない人 11 できることではなく、好きなことを 12 やりたいことをひとつに絞らなくていい 13 いびつな形の三色パン 14 好きの精度を上げる練習 15 私のアイデアは枯れない泉 16 パッチワーク思考 17 不満をアイデアで解決する 18 初期衝動 19 実験魂 20 なぞるのは嫌い 21 時代遅れでも 22 イラスト仕事 23 「もったいない」から生まれた作品 24 どんな届き方が嬉しいか 25 自己満足ありき 26 販売してもらえるありがたみ 27 私が本屋を助ける 28 結果なんて存在しない 29 望みと方法を切り離す 30 一度ダメでもあきらめない 31 くやしい? 32 SNSは自分好みのタイプだけ 33 名刺は必要ない 34 本棚の向こうと繋がる 35 人に頼る 36 つまずきの後に新しい物語が始まる 37 「ある」ものに目を向ける 38 波打ち際のワークショップ 39 やってみて気づく 第2章 お金と時間の話 40 稼ぎたい 41 小商いのキャッシュフロー 42 夏が怖い 43 イベント出店料はどこまで? 44 価格設定は自分と相談 45 簿記のすすめ 46 在庫は資産です 47 道具を買うべきか 48 在庫管理をどうするか 49 お金がないからこそ生まれる工夫 50 お金と引き換えにしない 51 不安からくる行動をやめる 52 節約は楽しくない 53 把握すると不安は減る 54 母からのお米 55 五百円のカレンダーとお赤飯 56 お時給マインド卒業 57 手間と時間をかけてこそ 58 息つぎ 59 「世間」より「自分」を知る時間を 60 出来事を点ではなく線で捉える 61 「今」を細かく捉える 62 五分あったら 63 年齢を重ねること 第3章 暮らしの話 64 勇気じゃなくて覚悟 65 理想の一日 66 ルーティン 67 衣食住のバランス 68 コンパクトな暮らし 69 アトリエ活用法 70 一器多用 71 いらない理由 72 離れたところで考える 73 どの街に住むか 74 寝袋生活 75 山の上なら…… 76 歯と同じバランスで食べる 77 土鍋ごはんで元気に 78 「まごわやさしい」お味噌汁 79 結局ぬか漬けが一番 80 不安になる食べ物を控える 81 フィーリング・クッキング 82 医食同源とブレサリアン 83 自分との会話は日常のスーパーから 84 服なんて後まわし 85 肌断食 86 やっぱりきれいでいたい 第4章 心と身体の話 87 悲しみを食べたがっている 88 ひとりになりたい 89 身体という確かなもの 90 いじめのトラウマ 91 恋の話を少し 92 映画のワンシーンと思って 93 命をつなぐ方法 94 死にたいと思った瞬間 95 やきもちの正体 96 いい人をあきらめる 97 言いたいことが言えるか 98 うぐいすの盗作疑惑 99 ワンマンタイプ 100 ただそれだけ
-
アーティストが服を着る理由 表現と反抗のファッション
¥3,080
SOLD OUT
著者:チャーリー・ポーター 訳者:清水玲奈 発行元:フィルムアート社 376ページ 188mm × 120mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** アトリエで絵具にまみれながら制作するとき、 自分の姿を作品に取り入れるとき、公の場に出るとき、 彼らは何を着て、どのように自らを表現するのか? 70人超のアーティストの日々の装いと制作から考える、わたしたちと衣服の関係 私たちは日々、どのように服を着ているでしょうか? 通勤には妥協したコーディネートで、フォーマルな場ではふさわしい服装で。そして遊びに行くときには、別の自分になれるような装いで。何気なく着ているように思えても、そこには社会の不文律やジェンダー規範、そしてアイデンティティや自己認識が関係しています。 いっぽう美術の世界で活動するアーティストたちは、好きな服装で、自由な働き方をすることができます。しかし彼らは、服を着た自らの姿を作品に取り入れたり、自分のアーティストとしてのイメージを確立するために服を利用したりすることもあります。彼らの服装は、先進性を求めながらも保守的な業界に対して、時に抵抗のメッセージを表明してもいます。服はアーティストにとって、自分を表現するための、そして体制に反抗するための手段となるのです。こうした彼らの態度は翻って、制作に最適で機能的な服の選択や、絵具にまみれた靴にも見ることができるでしょう。 本書では70名を超える現代美術のアーティストに注目し、豊富な図版とともに彼らと衣服の関係を解き明かします。前半では、スーツ、デニム、作業着など、アーティストが「何を」着るかに注目。後半では「どう」着るかにフォーカスし、ある種のパフォーマンスとして服を着るアーティストや、服を通して自分が属する文化や環境について考察するアーティストの実践を紹介します。 たとえば、服を作品の素材とし、晩年にはヘルムート・ラングと友情を育んだルイーズ・ブルジョワ。つねにジーンズを履き、時代のアイコンとして名声を得たアンディ・ウォーホル。同じ服、メイク、ウィッグで5年間ひとりの人物を演じつづけたリン・ハーシュマン・リーソン。同性愛が違法だったイギリスでクィアを貫き、服装で個性を表現したデイヴィッド・ホックニー。サッカー・サポーターのあいだで起こった「カジュアル」ムーブメントを経験し、階級と服装に関する探求を続けるマーク・レッキー。思い思いの服装で2019年のターナー賞を共同受賞した4名のアーティストたち……。それぞれの多様で切実な「着る理由」は、私たちと衣服の日常的な関係をもう一度考えるきっかけを与えてくれます。 <本書が取り上げるアーティストたち> ルイーズ・ブルジョワ|ギルバート&ジョージ|イヴ・クライン|アルベルト・ジャコメッティ|チャールズ・ホワイト|ジョージア・オキーフ|フリーダ・カーロ|ローリー・アンダーソン|ポール・テック|ジェフ・クーンズ|ジャン゠ミシェル・バスキア|アグネス・マーティン|バーバラ・ヘップワース|デレク・ジャーマン|ルーシー・リー|濱田庄司|エル・アナツイ|グレース・ハリガン|サラ・ルーカス|アンディ・ウォーホル|デイヴィッド・ハモンズ|デイヴィッド・ヴォイナロヴィッチ|ナンシー・ホルト|ジェニー・ホルツァー|ブリンキー・パレルモ|ジョン・マクラッケン|メルヴィン・エドワーズ|リチャード・ハミルトン|ロバート・ラウシェンバーグ|ピーター・ヒュージャー|ニコール・アイゼンマン|アン・トゥルイット|フィリダ・バーロウ|ジャック・ウィッテン|ジャクソン・ポロック|リー・クラズナー|シャンタル・ヨッフェ|ケイ・ドナキー|マット・コナーズ|フランシス・ベーコン|ヨーゼフ・ボイス|リン・ハーシュマン・リーソン|土屋麗|シンディ・シャーマン|ゲタ・ブラテスク|シェ・ダーチン|マリーナ・アブラモヴィッチ|シャロン・ヘイズ|センガ・ネングディ|リチャード・タトル|アンドレア・ツィッテル|ツァオ・フェイ|ゼイディ・チャ|マルティーヌ・シムズ|デイヴィッド・ホックニー|草間彌生|タブー!|ルイーズ・ニーヴェルスン|レイチェル・ファインスタイン|アトリエE.B|アンシア・ハミルトン|プレム・サヒブ|トウコ・ヴァリオ・ラークソネン|アルヴィン・バルトロップ|ダンカン・グラント|ソンドラ・ペリー|マーク・レッキー|ライアン・トレカーティン|ヒラリー・ロイド|メアリー・マニング|ポール・ムパギ・セプヤ|マーク・ハンドリー|アルバロ・バーリントン|デイヴィッド・ロビリアード|ローレンス・アブ・ハムダン|ヘレン・カモック|オスカー・ムリーリョ|タイ・シャニ 【目次】 「5月のある水曜日の夕方……」 ルイーズ・ブルジョワ テーラリング ジャン゠ミシェル・バスキア 作業着 サラ・ルーカス デニム ニコール・アイゼンマン 「私はいま、ひどい格好で……」 服に付いた絵具 ヨーゼフ・ボイス アートにおける服 マルティーヌ・シムズ ファッションとアート シャーロット・プロジャー カジュアル 参考文献 スペシャル・サンクス 謝辞 図版出典
-
涙の箱
¥1,650
SOLD OUT
著者:ハン・ガン 訳者:きむふな 発行元:評論社 88ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** ノーベル文学賞作家ハン・ガンがえがく、大人のための童話 この世で最も美しく、すべての人のこころを濡らすという「純粋な涙」を探して 昔、それほど昔ではない昔、ある村にひとりの子どもが住んでいた。その子には、ほかの子どもとは違う、特別なところがあった。みんながまるで予測も理解もできないところで、子どもは涙を流すのだ。子どもの瞳は吸い込まれるように真っ黒で、いつも水に濡れた丸い石のようにしっとりと濡れていた。雨が降りだす前、やわらかい水気を含んだ風がおでこをなでたり、近所のおばあさんがしわくちゃの手で頬をなでるだけでも、ぽろぽろと澄んだ涙がこぼれ落ちた。 ある日、真っ黒い服を着た男が子どもを訪ねてくる。「私は涙を集める人なんだ」という男は、大きな黒い箱を取り出し、銀の糸で刺繍されたリボンを解くと、大小、かたちも色もさまざまな、宝石のような涙を子どもに見せた。そして、このどれでもない、この世で最も美しい「純粋な涙」を探していると話す。男は子どもがそれを持っているのではないかと言うのだが――。 「過去のトラウマに向き合い、人間の命のもろさを浮き彫りにする強烈な詩的散文」が評価され、2024年にノーベル文学賞を受賞したハン・ガン。本書は童話と銘打ちながらも、深い絶望や痛みを描き、そこを通過して見える光を描くハン・ガンの作品世界を色濃く感じられる作品です。 幸せな出会いが実現し、日本語版の絵はハン・ガン自身、長年ファンだったというjunaidaさんが担当。ハン・ガンが、「読者それぞれのなかにある希望の存在」としてえがいた主人公や、どこともいつとも特定しない本作の世界を美しく描き、物語とわたしたちをつないでくれます。 2008年、韓国で発売され、本国では子どもから大人まで幅広い年齢層に愛されている本作。ハン・ガン作品との出会いにもおすすめの一冊です。 *********************** 店主コメント *********************** 目から溢れ出る涙、そして胸に沸き起こる感情には、豊かな色彩があることを教えてくれるファンタジー童話。 世界に先駆けて翻訳された邦訳版の装画と挿絵は、絵本作家のjunaidaが手掛ける。
-
みえないもの
¥1,980
著者:イリナ・グリゴレ 発行元:柏書房 240ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** デビュー作『優しい地獄』で読書界に衝撃を与えた、ルーマニア出身の文化人類学者イリナ・グリゴレ、最新作。 娘たちと過ごす青森の日々。ふとよみがえる故郷ルーマニアの記憶。そして、語られてこなかった女たちの物語――。 「彼女の人生をスクリーンのようなものでイメージとして見せられたら、彼女の語らなかったことが見えて、あの夜ニュースを見た人たちも彼女を理解できたかもしれない」(本書より) 虚実を超えて、新たな地平を切り開く渾身のエッセイ。 今までに書かれたどんな日本語よりも、鮮烈なことばをあなたに。 【目次】 ■コロナくんと星の埃 ■鬼は来ない日も来る ■蛍が光る場所 ■逃げたパン ■天王星でルビーの雨が降っている ■団地ラボラトリー ■ダンゴムシに似ている ■ナメクジの世界 ■野良犬 ■ドリームタイム ■綿飴、いちご飴とお化け屋敷 ■きのこ雲 ■狼が死んでいた ■死んでも生きる ■葡萄の味 ■結婚式と葬式の間 ■ゴダールが死んだ年に ■みえないもの ■何も意味しないとき、静かに朝を待つ ■何も意味しないとき、燃えている森の中を裸足で歩いて、静かに朝を待つ ■卵を食べる女 ■蜘蛛を頭に乗せる日 ■初恋と結婚した女 ■Ghosted ■果実の身代わり ■あとがき
-
文豪と犬と猫 偏愛で読み解く日本文学
¥1,760
著者:宮崎智之/山本莉会 発行元:アプレミディ 162ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** こんな読み方があったのか! 文豪と作品の、意外な姿が見えてくる。 犬派と猫派、気鋭の文筆家ふたりが往復書簡で語り合う ニャンともワンダフルな文学世界、ここに誕生。 犬好き文芸評論家・エッセイスト宮崎智之(『平熱のまま、この世界に熱狂したい』)と、猫好き日本文学マニアの文筆家・山本莉会による、文豪×犬・猫トークが炸裂! 犬も猫も日本文学ももっと大好きになる、最高に面白い往復書簡です。 ■文豪ラインナップ 夏目漱石/内田百閒/志賀直哉/谷崎潤一郎/川端康成 森茉莉/幸田文/室生犀星/坂口安吾/三島由紀夫 遠藤周作/二葉亭四迷
-
坂本龍一のプレイリスト
¥2,970
著者:吉村栄一 発行元:イースト・プレス 320ページ 188mm × 128mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 坂本龍一は、どんな音楽を愛したのか。 コンピレーションアルバム、ラジオ番組、書籍などで 坂本龍一がセレクトした楽曲からひもとく。 クラシック、現代音楽からロック、ソウルミュージック、クラブミュージックにいたるまで、 坂本龍一はその生涯で新しい音楽を求め続けた。 その音楽体験が、革新的な作品を生み出す源泉だった。 本書では、コンピレーションアルバム、ラジオ番組、書籍などで 坂本龍一自身がセレクトした楽曲を、『坂本龍一 音楽の歴史』の著者がレビューする。 【本書で取り上げたアーティスト(一部)】 ジャパン/スクリッティ・ポリッティ/韓国国立国楽院/テイ・トウワ/加藤登紀子/クラフトワーク/スライ&ファミリー・ストーン/ミシェル・ルグラン/ヴァン・ダイク・パークス/クラウス・オガーマン/ジョン・コルトレーン/シュトックハウゼン/アントニオ・カルロス・ジョビン/ニーナ・シモン/ジョン・ケージ/武満徹/フィリップ・グラス/J・S・バッハ/マックス・リヒター/エリック・サティ/ドビュッシー......etc *********************** 店主コメント *********************** 坂本龍一がラジオ番組やコンピレーションアルバムでセレクトした曲の中から、著者に強い印象を残した150曲を関連楽曲とともに紹介。ポップスやクラシック、さらには民俗音楽などそのジャンルは多岐にわたる。 さまざまなジャンルがひしめき合う広大なフィールドから曲を拾い上げ、幅広い視野で音楽探究を続けた坂本。そして、豊富な知識で坂本自身の作品と結び付けながらレビューを展開する著者。二人の音楽的感性と知が凝縮された一冊。
-
私の孤独な日曜日
¥1,980
SOLD OUT
編者:月と文社 発行元:月と文社 184ページ 182mm × 118mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 映えないからこそ、愛おしい。自分を見つめる17人の休日ひとり時間の過ごし方 休日のひとり時間、あなたは何をして過ごしますか?――世代やバックグラウンドの異なる17人による、ひとりで過ごす休日についてのエッセイ・アンソロジー。20代から50代まで、独自の視点と感性で文章を書く人たちに執筆を依頼。書き手の肩書きは、事務職、マーティング職、システムエンジニア、バリスタ、専門紙記者、大学院生、イラストレーター、書店店長、ライター、ひとり出版社経営者など。無名でありながらも、その人ならではの「孤独」の風景を持つ方々から、魅力あふれるエッセイが届きました。 誰かの「映えない」休日の裏にあるさまざまな孤独に触れることで、あなた自身の平凡な休日も、不思議と味わい深く感じられるかもしれません。 【目次】 休日のショッピングモールのことは大好きだけどたぶん僕とは相性が悪い…上ネズミ 渡り廊下…小黒悠 真夜中宇宙航海日誌…みすみ 脱衣…shun 何もしない。それもいい。…西谷恭兵 バーで孤独と乾杯したい…三毛田 中規模イオンで妄想する未来…澁谷玲子 僕と他人事と気分転換…中野 丁寧な暮らしはサザエさん症候群を打破できるのか…のろのろな野呂 布団のなかにいる…勝本育実 二十五時の国…青野朝 人が嫌いなわけではなくて…タムラ 出不精の言い訳…きのこやろう 社会から切り離された、いくつもの休日…鈴木豊史 さてどうしたものか…。…宇佐見明日香 日曜日の内野指定席B…伊野尾宏之 その舞台裏が愛おしい…藤川明日香
-
好きよ、トウモロコシ。
¥1,650
著者:中前結花 発行元:hayaoki books 154ページ 182mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 「ほぼ日」「TBSラジオ」「DRESS」などさまざまなWebメディアで大反響! 「ともだちになりたいような本、ここにありますよ」(糸井重里) 「たまご雑炊をレンゲで少しずつ口に運んでるかのような一話一話の味わい。ぼくの大好物です」(麒麟・川島明) 人の心の機微やノスタルジーを繊細に描く文章に定評があり、Webメディアを中心に人気を集めるエッセイスト 中前結花の初エッセイ集。 書き下ろしを含む全14編を収録。 装画、挿絵は、イラストレーターの北村人。 【目次】 「ぼく、賛成です」 赤に光る回鍋肉 わたしのタイプライター 踊るほっぺ ミイラの朝 真夜中はヒーロー プールの底で考え中 ここは下北沢 宇宙のカレ ラジオのスター ホワイトアスパラふたつ ベンッ お住まいはどちら? 好きよ、トウモロコシ。
-
湯気を食べる
¥1,760
著者:くどうれいん 発行元:オレンジページ 212ページ 188mm × 128mm ソフトカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 幅広い分野で活躍する注目の作家・くどうれいんによる「食べること」にまつわるエッセイ集。「オレンジページ」の人気連載と河北新報での東北エッセイ連載に書き下ろしを多数加えた、心にひびく48編。
-
USO 6
¥1,760
編者:rn press 発行元:rn press 375ページ 文庫判 148mm × 105mm *********************** 出版社紹介文より *********************** 「あなたの嘘を教えてください」 年に一度の文芸誌「USO」の最新刊。 6年目6号目となる本作のテーマは「我儘・わがまま」 新たな執筆陣を迎え、本作も<心の奥>にせまります。 【目次】 Wagamama 我儘 わがまま 『冒険』トヤマタクロウ 『Nの起源』野口理恵 『好きに書いていい』若林 恵 『ラジオ体操伝道師』今日マチ子 『時の旅』新津保建秀 『なまホット・なまドライ』なま×少年アヤ 『告白』辻山良雄 『僕は本当は漫画家になりたかったんだ』旦 悠輔 特別寄稿 丘田ミイ子 USO 嘘 うそ 『嘘ではないけれど、』和田夏実 『爆弾インマイハウス』チェム 『「元気じゃない」と答えていた』鶴見 済 『偽善者の言い分を』丹澤弘行 『誰かたちの地』栗栖丈璽 『髪を切る時間』柏井優佳 『草津』のもとしゅうへい 『色んなことがあるよねって言いたい』藤田裕美 『猫の瞳の中に自分が(どうしても)うつっていて欲しい』長崎訓子 特別寄稿 太田るなシャワ 特別寄稿 大浦 彩
-
ワンルーム ワンダーランド ひとり暮らし100人の生活
¥2,200
SOLD OUT
編者:落合加依子/佐藤友理 発行元:小鳥書房 231ページ 182mm × 128mm ソフトカバー *********************** 店主コメント *********************** ひとり暮らしにまつわる100人のエッセイと生活感あふれる部屋の写真を収めたエッセイアンソロジー。 ページをめくるたびに立ち上がってくる個々の生活風景は、まさに百人百様。 整頓され一寸の隙も感じさせない部屋もあれば、無造作に物が置かれどことなく無防備な感じの部屋も。部屋の思い出や日常を綴ったエッセイと相まって、そこに住む人の等身大の姿を映し出しています。
-
失われた創造力へ ブルーノ・ムナーリ、アキッレ・カスティリオーニ、エンツォ・マーリの言葉
¥3,300
著者:多木陽介 発行元:どく社 112ページ 191mm × 121mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 「好奇心がないようなら、おやめなさい」 ーアキッレ・カスティリオーニ 「知識とは、生の現実に基づいているものなんだ」 ーエンツォ・マーリ 「聞いたことは忘れる、みたものは覚えている、やったことは理解できる」 ーブルーノ・ムナーリ つくる・育む、すべての人へ。 アキッレ・カスティリオーニの思想を日本に紹介したローマ在住の批評家・多木陽介が、デザイン界の巨匠の言葉に、これからの創造力を導く思想を探る。 完全新訳。 【目次】 PROGETTAZIONE—イタリアンデザインの思想と方法論の回帰 Bruno Munari ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・ものからものが生まれる ・ファンタジア/発明/創造力/想像力 ・子どもの心を自分のなかに/一生もちつづけるということは/知ろうとする好奇心/理解する愉しみ/人に伝えたくなる気持ちを/大事にすることを意味する。 ・一切無駄がないこと ・スタイリングはデザインではない。 ・規則と偶然 ・その重力そのものがこのランプのフォルムを決定する。 ・「種」の自覚をもつと、いつしか他者のために働き、隣人(それもわれわれ自身である)を助けてみんなで大小の問題を解決するようになる。 ・生而不有/為而不恃/功成而弗居 ・静かな革命 ・聞いたことは忘れる、見たものは覚えている、やったことは理解できる 。 ・明らかにそうだとわかっていないものについては、絶対に鵜呑みにしないこと ・美しさは正しさの結果である。 ・贅沢さとは、愚かさの自己顕示である。 ・デザイナーに何か夢があるとすると、それはあらゆる社会階層からできるだけ文化的な無知をなくすことです。 ・プロジェッティスタの多くは、問題を解決するようなアイデアをすぐに見つけようとする。 ・多くの物は作者の名前なしに売られている。 Achille Castiglioni・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・好奇心がないようなら、おやめなさい。 ・私のデザインした作品がどこかのミュージアムに私の名前とともに飾られているというのは嬉しいが—— ・偽りのニーズ、偽りの目標 ・正当なデザイン/不当なデザイン ・形態的表現と内容の選択のあいだにある論理的な厳密さ ・筋が通っている ・最も目立たない(humble)物にもストーリーがあるという ・良いプロジェクトとは、自分がやったぞ、という徴を残そうとする野心ではなく、あなたたちがデザインした物を使うことになる、見ず知らずの誰かと、ほんの些細なことでもいいから、何かを取り交わそうという、その気持ちから生まれるのです。 ・人の家のインテリアをつくるって ? そりゃあほとんど無理な 話ですよ。 ・とんだ勘違いをしていなければ ・あと何が取れるかな ? ・インテグラルプロジェクト ・進化 ・何を、どのように、どれだけ見たいか ・もしこのテーブルの上にある物すべてがテーブルなしでもこの高さにとどまり、ランプなしで光が出てきたら、こりゃあ、悪くないよ ……いや、なかなか悪くないぞ …… ・音楽が音と休止で成り立っているように、照明は光と影からできている。光だけでは音楽にならないよ。 ・デザインとは、一つの専門分野であるというよりは、むしろ人文科学、テクノロジー、政治経済などについての批評能力を個人的に身につけることから来るある態度のことなのです。 ・ファンタジアとはジャムのようなもので、固い一切れのパンに塗る必要があります。 Enzo Mari・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・デザインが本来もっていたユートピア志向を取り戻さねばならない。 ・かたちのクオリティ ・ブーメラン。経験だけが頼りだったとはいえ、何世代もかけたこのオブジェの弾道精度の探求は、現代の科学的探求に匹敵するものである。 ・プトレッラ( H鋼 ) ・百姓というのは、終わりのない、素晴らしいプロジェッタツィオーネの仕事です。 ・知識とは、生の現実に基づいているものなんだ。 ・自分で考えてつくること、それが 、他人に自分の生き様を設計されてしまわないための最良の方法なのだ。 ・すべてはもう存在している。 ・職人たちは、みな手の技術には優れているが、脳の技術が足りない。 ・消費者のためではなく、職人や工場の職工など、物づくりの担い手のためにデザインするべきである。 出典 忘れっぽい私たちへ—原田祐馬(UMA/design farm代表)
-
土と脂 微生物が回すフードシステム
¥3,520
著者:デイビッド・モントゴメリー/アン・ビクレー 訳者:片岡夏実 発行元:築地書館 416ページ 195mm × 138mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 今も売れているベストセラー『土と内臓』の著者による最新作!! 内臓にある味覚細胞、健康な土、 身体に良い脂肪・悪い脂肪から、コンビニ食の下に隠された飢餓まで、 土にいのちを、作物に栄養を取り戻し、食べものと身体の見方が変わる本。 前著に続き、目からうろこが落ちる記述が満載! ◎相乗的に作用しあうファイトケミカル、ミネラル、脂肪。 ◎植物は、体外に胃袋を持つ。 外部の胃袋としての根圏マイクロバイオームによって、体外で消化を行うのだ。 ◎非菌根型菌類は有機物を分解し、植物が吸収できる形で栄養を放出する。 ◎育種のベクトルを、収量から菌根菌、細菌との協力関係にシフトさせる。 ◎農業政策は、公衆衛生と医療の重要な一分野。 【目次】 序章 「土壌の健康が食物の質に影響する」は本当か? 土壌生物がもたらす作物の健康 健康な土と良い食べものをつなぐ科学的な根拠 ジャンクフードの下に隠された飢餓 第1章 健康というパズルの重要なピース 食べものの役割に関心が薄い医学 「正しい食べもの」がかつて含んでいた栄養 収量という罠 隠れた飢餓─親より寿命が短くなるアメリカ人 食べものの栄養素密度を予防医学として考える 土壌の健康を通して農法を考える 土 SOIL 第2章 人は岩でできている 店頭のニンジンとホウレンソウの栄養価 岩を食べた植物を食べる人間 植物の生長と健康を支える極小のパートナー 土壌微生物の植物学的重要性に気づく 微生物は日和見主義の政治的同盟者 品種改良によるミネラル低下 単純な実験─ミネラルを土から作物へ運ぶ微生物の育て方 第3章 生きている土 食べものを疑ったイギリス人 農業慣行がつくる作物の健康と食品の栄養価 非現実的な神秘主義と合理的思考 緑の女王バルフォア 自分の農場を一大実験場に 有機農地のウシとニワトリ 微生物生態学の進歩が明かしたバルフォアの洞察の正しさ 第4章 慣行農業の行きづまり 土壌の健康は世代を超えた信託物 耕起による土壌生態系の破壊 耕起がもたらす菌根菌・細菌へのインパクト 土壌のジャンクフード─窒素肥料 植物の防御システムを解除する化学肥料 はびこる問題15年で広がった除草剤耐性雑草 グリホサート─鉱物元素を奪い植物を枯らす もう一つの道─土づくりから始める 第5章 農民の医師 植物の根と菌根菌 作物の健康は菌類と腐植で成り立つ ビタミンBを含まない化学肥料施肥の種 全粉粒パンには鉄が3倍、ビタミンBが7倍 白米の普及と脚気、2型糖尿病 手がかりを追って 戦時中に英国人の食事を変えた科学者 野菜や飲料水を汚染する硝酸塩 大量の窒素施肥がもたらすもの 植物 PLANT 第6章 植物の身体 土がなくても作れる有機作物? 植物の錬金術師─ファイトケミカル 作物の生長・収量と健康を混同する研究者 議論が終わらない理由 ファイトケミカルが有意に多い有機作物 農法による収量差と収益性 第7章 偉大なる園芸家 私たちの手作り野菜の栄養組成 タバコ・ロード農場の不耕起集約的野菜栽培 裸地を作らず、常に何かを栽培する キノコが生える畑─森から土を入れる 歌うカエル(シンギング・フロッグズ)農場─アグロフォレストリーの野外実験 固定資産税を支払うため、不耕起栽培で年3回収穫 不耕起─土壌からの窒素流亡が起こらないわけ 慣行ブドウ園との土壌比較 土づくり─畑の生命の躍動を見守る 成功事例を小規模農場で再現する 第8章 堆肥が育てる地下社会 農業コンサルタントへの疑問 土壌比較調査 堆肥の力 ジョンソン=スー・バイオリアクターの発明 生産性をつかさどる菌類・細菌比 多様な菌類群集の速い推移 高まる関心 第9章 多様な植物由来の見過ごされた宝石 ワシントン大学薬草園 ファイトケミカルの種類は5万種 フラボノイド、カロテノイド、フェノール ヒト細胞を浄化する抗酸化物質 抗酸化物質含有食品を健康のために食べる 食べる薬 薬理効果とトマト、チョコレート 動物 ANIMAL 第10章 沈黙の畑 農薬への曝露 農家以外の農薬曝露は食事から 害虫への対抗手段としてのファイトケミカル 抵抗の根─多様性で病害虫防除 農務省を辞めて自分で研究農場を始めた昆虫学者 昆虫群衆の相互関係 農学の研究制度の壊滅を思い知る そろそろ変わるときだ 生き物の賑わいが戻った研究農場 第11章 地の脂 マイクロバイオームの大部分を収めた生態系 脂肪が人体を支配する 地の脂が乳となり人間になる トウモロコシを食べるウシ 食餌で変わる牛乳の中身 オメガ6と共役リノール酸 バターとチーズとファイトケミカル 乳牛の健康問題 第12章 肉の中身 脂肪悪玉説のはじまり 食事─心臓仮説がもたらした混乱 肉について考える イヌイット食の謎の脂肪 アザラシ肉に匹敵するDPAの摂取源 草を食わせろ 肥育場病─食餌と生活環境が引き起こすもの 第13章 身体の知恵 多種を少量ずつ食べる草食動物 草と牛─マルチパドック輪換放牧を生んだ着想 土壌中のミネラルバランスに注目する 野生動物が知っている薬効植物 身体の知恵の3本の柱 味のフィードバック、もしくは植物と踊るダイナミックなダンス 平均という問題─費用対効果の真実 正常な満腹信号を歪める食味増強剤 永続する多様性─適応と回復力を生む群れの中の変わり者 人間 PEOPLE 第14章 健康の味 脳のそばの隠された細胞 味は単色タイル、風味は複雑なモザイク 腸内の神経細胞にもある味覚受容体 喉にある苦味受容体の役割 壊れた羅針盤─身体の知恵を狂わせる甘味、塩味、うま味 食の相乗効果 栄養研究の難しさ 健康のための食事指針は、食べものが何を食べてきたのかを考えない 第15章 バランスの問題 『美味礼讃』が伝えたかったこと 低脂肪食品の効能は薄い─ボーイング社員で徹底研究 よい脂肪、共役リノール酸 太古の脂肪 炎症のバランスを取る脂肪 オメガ3とオメガ6のバランスのよい蓄え オメガ3サプリの効果 脂肪と心の健康 日本食の評価 第16章 作物に栄養を取り戻す 本場フランスのバゲットがおいしくなかった理由 パン研究所で学ぶコムギ製粉の歴史 コムギの育種─貯蔵寿命と収量の最大化 世界から集めた1000種類のコムギ 必要な多様性がすべて揃った畑 化学肥料を与えない畑に合うコムギの育種 穀物に足りないもの─栄養より収量でいいのか 近代の品種と古代の品種 食べものに栄養を取り戻す 主要作物の復活─SRIによるコメ栽培 第17章 畑の薬 超加工食品を食べない人々の歯はなぜ健康か 伝統食と栄養 健康のための農業 栄養素欠乏が引き起こすもの 菌類からの化合物の活躍 新しい栄養学のススメ 食の多様性 第18章 健康を収穫する 土地をどう扱うかで人間の健康が決まる 新たな方向性─土壌に必要な生物も育てる農業 選択肢は慣行農法か有機か、ではない 不耕起、被覆作物、多様な作物の輪作で1セット 未来の農業 未来の選択─農業のやり方が人間のありようを形作る 謝辞 訳者あとがき 参考文献 索引
-
土と内臓 微生物がつくる世界
¥2,970
SOLD OUT
著者:デイビッド・モントゴメリー/アン・ビクレー 訳者:片岡夏実 発行元:築地書館 392ページ 195mm × 138mm ハードカバー *********************** 出版社紹介文より *********************** 肥満、アレルギー、コメ、ジャガイモ―― みんな微生物が作り出していた! 植物の根と、人の内臓は、豊かな微生物生態圏の中で、 同じ働き方をしている。 マイクロバイオーム研究で解き明かされた人体での驚くべき微生物の働きと、 土壌根圏での微生物相の働きによる豊かな農業とガーデニング。 農地と私たちの内臓にすむ微生物への、医学、農学による無差別攻撃の正当性を疑い、 地質学者と生物学者が微生物研究と人間の歴史を振り返る。 微生物理解によって、たべもの、医療、私達自身の体への見方が変わる本。 【目次】 はじめに――農地と土壌と私たちのからだに棲む微生物への無差別攻撃の正当性が疑われている 第1章 庭から見えた、生命の車輪を回す小宇宙 死んだ土 堆肥を集める 夢にみた庭づくり 夏の日照りと冬の大雨 スターバックスのコーヒーかすと動物園の糞 手品のように消える有機物 花開く土壌生物の世界 5年間でできた沃野 庭から見えた「自然の隠れた半分」旅する胞子 第2章 高層大気から胃の中までどこにでもいる微生物 どこにでもいる微生物 生き続ける原始生物 遺伝子の水平伝播もしくはセックスによらない遺伝的乱交 牛力発電度 第3章 生命の探究生物のほとんどは微生物 名前――リンネの分類法 ちっぽけな動物たち――顕微鏡の発見 発酵する才能――パスツールが開いた扉 生命の木を揺さぶる手――ウーズの発見 ウイルスの分類 第4章 協力しあう微生物 なぜ「種」という概念が疑わしくなるのか 微生物の共生 細胞の一部でありながら一部ではない――ミトコンドリアと葉緑体 マーギュリスとグールド シンビオジェネシス――別個の微生物が合体する 生命の組み立て 第5章 土との戦争 氷期のあとで 光合成の発見 最少律 小さな魔法使い 還元の原則――ハーバーボッシュ法とハワードの実践的実験 化学肥料はステロイド剤 触媒としての微生物 「農業聖典」とアジアの小規模農業 土壌の肥沃度についてのパラダイムシフト 第二次大戦と化学肥料工場マッシュルーム栽培の始まり 第6章 地下の協力者の複雑なはたらき 土中の犬といそがしい細菌 太古のルーツ 根圏と微生物 食べ物の力 植物と根圏微生物の多彩な相互作用 菌類を呼ぶ――植物と菌類のコミュニケーション 沈黙のパートナー――土壌生態学が解明する地下の共生・共進化著者のつぶやき 第7章 ヒトの大腸微生物と免疫系の中心地 がんが見つかる 手術後に考えたこと――がんと食生活 サケの遡上と川の環境 コーヒーとスコーンの朝食 がん予防の食事――ハイジの皿 美食の海で溺れる 食事をラディカルに見直す ヒトマイクロバイオーム・プロジェクト 人体の中の微生物 大腸はなぜ免疫系の中心なのか 第8章 体内の自然 減った病気と増えた病気 免疫の二面性 過ぎたるはなお 二つの免疫 恐れ知らずの探検家 抗原という言語 炎症のバランス 微生物の協力者 共生生物の種 バクテロイデス・フラギリスの奇妙な事例 ちょうどよい炎症 太古からの味方癌の治療法はすでに存在している 第9章 見えない敵細菌、ウイルス、原生生物と伝染病然 ポリオ 天然痘 センメルワイス反射 第10章 反目する救世主コッホとパスツール シルクとパスツール 顕微鏡とコッホ 細菌の分離 細菌論のルーツ――培養できる微生物に限定される 奇跡の薬 奇跡の値段 第11章 大腸の微生物相を変える実験 内側からの毒――腸内微生物と肥満 脂肪の二つの役割 腸内細菌相の移植 消化経路――胃・小腸・大腸の役割 ゴミを黄金に――大腸での発酵細菌の活躍 第12章 体内の庭 プレバイオティクス 婦人科医療と細菌のはたらき 糞便微生物移植の効果 穀物の問題――完全だった栄養パッケージをばらばらにする 内なる雑食動物躍 食生活を変えて腸内の微生物ガーデニングを意識する 第13章 ヒトの消化管をひっくり返すと植物の根と同じ働き 自然の預言者 減った栄養素 諸刃の遺産 ミクロの肥料 見えない境界線――根と大腸は同じはたらき 第14章 土壌の健康と人間の健康おわりにかえて 謝辞 訳者あとがき キーワード解説 (巻末より)原註 参考文献 索引
